JP3691924B2 - トンネルライナの施工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート製の複数の円弧状セグメントを1リングの円筒状に組立ててなるトンネルライナをトンネル内面に内張りするトンネルライナの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
円形断面のトンネルをシールド工法等により前進掘削しながら、その断面の内面を被覆するために、プレキャストコンクリート製の複数の円弧状セグメントからなるトンネルライナを円筒状に組立ててライニングし、内径が数m程度のトンネルを構築することが行われている。このようなトンネルライナのセグメントは、例えば、遠心成形によって、寸法精度が高く強度が大きい、優れたプレキャスト製品として製造することができ、本出願人等によって供給されている。このような遠心成形品では、セグメントの周端面には、正確な寸法の凹凸条からなる蟻溝も形成されている。
【0003】
このようなトンネルライナを円筒状に組立てる時は、複数の円弧状セグメントを円筒状に組立ててゆき、最後にトンネル長手方向にテーパ端面を有するキーセグメントをトンネル長手方向から差し込んで、テーパによりセグメント全体を締め上げて円筒状のトンネルライナを組立てる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような高強度コンクリートセグメントを組合わせてキーセグメントで締め上げる時、隣接コンクリートセグメント同士の当接面に生ずる局部応力により、セグメントに欠けやクラックが発生するという問題があった。
【0005】
本発明はこのような問題点を解決したトンネルライナの施工方法を開発し、これを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するために、次の技術手段を講じたことを特徴とするトンネルライナの施工方法である。
【0007】
すなわち、本発明は、複数枚の円弧状セグメントからなる1リングのトンネルライナをトンネル内面に施工するに当たり、各セグメントの周縁の隅角部近傍にコンクリート面を部分的に凹ませて面の高さを低くする加工を施し、かつ面取りを施すと共に、隣接セグメントとの当接面に厚さ0.3mm〜1.5mmの弾塑性材を介装することを特徴とするトンネルライナの施工方法である。
【0008】
この方法において、前記円弧状セグメントが遠心成形品であると好適である。
【0009】
コンクリート面を部分的に凹ませて面の高さを低くした部分は、いわゆる「ぬすみ」である。また面取りとは隅角部の稜線を斜面あるいは丸みを有する形状の面とすること、又はその形状を言う。ぬすみや面取りの施工は、コンクリート型枠にそのような形状を付与しておくこともできるが、製品コンクリートを削整、修正、研削することによって、実情に適した形状を形成することもできる。この場合に、砥石を用いてコンクリート面の研磨仕上及び隅角部の面取り仕上を行うと作業が能率的になり好ましい。コンクリートは外形形状を精密な型枠を用いて製造しても、それだけでは、コンクリート同士が接触する当接面の局部的な応力集中を防止することは必ずしも容易ではない。特にコンクリート同士が接触する隅角部では、応力集中によるクラックの発生や破損が生じやすい。このような応力集中は、寸法精度が低く、低強度のコンクリートでは、局部的な当接部がつぶれて応力集中が緩和されるのに対し、高強度で精密な寸法のコンクリートでは、わずかな捩れや歪に起因して、当接部に大きな圧縮力が生じた時、コンクリートが局部破損することなく却って、コンクリート内に引張力を生じ、クラックを生ずる問題がある。
【0010】
なお、前記弾塑性材としては、天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂、アスファルト瀝青材、皮革及び不織布からなる群から選ばれた単独材又は2以上の組合材を用いるとよい。
【0011】
合成ゴムとしてはポリブタジェン、ブタジェンスチレンゴム、ブタジェンアクリロニトリルゴム、ポリクロロプレン、イソブチレンイソプレンゴム(ブチルゴム)、ウレタンゴムなどがあり、合成樹脂としては、塩化ビニル、ポリプロピレン、発泡ウレタンなどを用いることができる。
【0012】
弾塑性材の厚さは、0.3mm未満では薄過ぎて目的を達成することが困難になることと、取扱上困難性が伴うので、厚さ0.3mm以上とする。一方、厚さが1.5mmを越えると、強い圧縮によっても十分に薄くなるように変形しないので、コンクリート間に隙間が生じ好ましくない。従って、1.5mmを上限とした。上記観点から、さらに好ましくは0.7mm〜1.2mmとするのが最適である。
【0013】
また、前記弾塑性材は、各セグメントのトンネル長手方向に沿う端面の両端部近傍にのみ、部分的に介装すれば、加圧面積が小さくなるので押圧により容易に薄膜化し、隣接コンクリート同士の接触を容易に得ることができ、効果的である。
【0014】
【発明の実施の形態】
図8に2リング分のトンネルライナの展開図を、図9にトンネルライナの正面図を示した。図9(a)は図8の掘進方向110の後方から見た図8のトンネルライナ102を示し、図9(b)は図8の掘進方向(矢印110)の後方から見た図8のトンネルライナ101を示している。図8において、矢印110はトンネルの掘削進行方向を示すもので、トンネルライナ101が施工された後、掘削進行し、次のトンネルライナ102を施工する。トンネルライナ101、102は、円周を複数分割した円弧板状のセグメント1A、1Bを据えつけ、最後に、テーパを有するキーセグメント1Cをトンネルの掘削切羽側から挿入し、テーパによってセグメント1A、1B、1C相互間にフープ圧縮力を与えて締め上げ円形のトンネルライナを形成する。キーセグメントの位置は、図8、図9に示すように、トンネルの鉛直中心線から交互に左右に同じ角度θだけ偏っている。
【0015】
図1は本発明方法の実施に用いるコンクリートセグメント1の一例を示したものである。このコンクリートセグメント1は、円周を複数に分割したものの1枚で、円弧平板状をなしている。このセグメント1は遠心成形品で、外面6が型枠に接触して強固に締め固められ、内面7が自由面となっている。
【0016】
キーセグメント1Cでは、図2に示すように、トンネル長手方向に沿う端面2、3には凸条(凸ほぞ)11が精密に形成されており、それぞれ隣接セグメント1Bの端面に形成された凹条12と係止する。
【0017】
セグメント1A、1Bではトンネル長手方向に沿う端面2、3には、一方の面に凸条(凸ほぞ)11が設けられ、他方の面はキーセグメント1Cに接する面を除き、凸条(凸ほぞ)11に当接するフラットな形状となっている。
【0018】
なお、トンネル横断方向に沿う端面4、5にはそれぞれ凸条8とこれに係合する凹条が形成されている。
【0019】
トンネルライナの施工時には、このコンクリートセグメント1を円筒状に組立ててゆき、最後に、端面にテーパを有するキーセグメント1C(図8、図9参照)をトンネル長手方向から差し込んで、テーパによりセグメント全体を締め上げて円筒状の1リングのトンネルライナを組立てる。この時、各セグメントには、キーセグメントのテーパによりフープ圧縮力が作用し、各セグメントのトンネル長手方向に沿う端面2、3には大きな圧縮力が作用する。コンクリート面の接触が一様でない時にはこの圧縮力によって、当接面に局部的に集中応力が発生する。強度の低いコンクリートでは、コンクリートの凸部が部分的に圧壊し、順次広い面積で接触するようになるが、高強度のコンクリートでは、局部集中応力により、その部分が圧縮破壊せず、この圧縮力に起因する引張力が発生しコンクリートにクラックが生ずる原因となる。
【0020】
そこで本発明では、セグメントのトンネル長手方向に沿う端面2、3にぬすみ及び面取りを施すと共に、隣接セグメントとの当接端面に弾塑性材の薄い部材21を介装することとした。図2は周方向に隣接するキーセグメント1Cと隣接セグメント1Bとの当接部を示す断面の部分拡大図である。隣接するコンクリートセグメント1C、1Bのトンネル長手方向に沿う端面2、3は、凸条11と凹条12とがかみ合って組み合わされている。パッキン溝13中には、図示省略したリングパッキングが装入されている。
【0021】
キーセグメント1C以外のセグメント1A、1Bは、図1に示すように、セグメントのトンネル長手方向に沿う端面2、3に弾塑性材21として50mm×100mm×厚さ1mmのブチルゴムの薄板を貼着した。隣接コンクリートセグメント1A、1Bの当接部では、特にその両端部すなわち、セグメントのトンネル長手方向に沿う端面の前端部と後端部において強く当たることが多く、セグメントの隅角部近傍に局部応力が発生し、コンクリートに欠けやクラックが生ずる場合が多い。従って、図1に示すように、この部分に弾塑性材21、例えば、ブチルゴムの薄板状片を介装しておく。弾塑性材21は、急激な変位に対しては大きく抵抗するが、荷重速度の遅い荷重に対してはほとんど抵抗なくほぼ完全につぶれ変形する。従って、周方向に隣接するセグメントとの間の接触圧力は最終的に広いコンクリート面積で均等的に負担するようになり、局部的なクラックの発生は全くなくなる。
【0022】
【実施例】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0023】
図1に示す内半径5mの実施例セグメントのX部、Z部の拡大斜視図をそれぞれ図3、図6に示した。
【0024】
図3はセグメント1A又は1Bの凸ほぞ8,11の隅角部のぬすみ31及び面取り32を示している。図4は図3のP−P矢視断面図、図5は図3のQ−Q矢視断面図である。ぬすみ31は凸ほぞ8の台形の外面より2〜5mm小さくなるように形成されており、ぬすみ31の表面の縦横寸法は、ほぼ50mm×50mmである。また面取り32は稜線を滑らかなアール形状に形成したものである。この実施例では、ぬすみ31及び面取り32は、成形されたコンクリート外面をグラインダーで研削仕上加工することによって施されている。
【0025】
図6は図3と左右対称の関係にあり、凸ほぞ11の隅角部のぬすみ31及び面取り32は図3で説明したものと同様である。なお図6の隣接セグメントとの当接凸ほぞ11の表面には、セグメント組み立て前に、図1に示すように、隅角部近傍に弾塑性材21として厚さ1mmのブチルゴムシートを貼着した。
【0026】
図7はキーセグメント1Cの斜視図である。このキーセグメント1Cも凸ほぞ8の隅角部近傍にぬすみ31及び面取り32を施す。その寸法等は図3、図6で説明したものと同様である。なおキーセグメント1Cでは、隣接セグメントとの当接端面の内、テーパの縮小端部近傍の面に、ぬすみ33を設ける。このぬすみ33の寸法は実施例では、テーパ面に沿う寸法が約30mm、ぬすみの面高さの低下量は2〜5mmとした。
【0027】
遠心成形された高強度のコンクリートセグメントを地下トンネルのライニング施工に使用したところ、従来、時々セグメントの隅角部近傍等にクラックが生ずる問題があったが、本発明の加工を施したセグメントの施工では、このような問題は皆無となった。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、遠心成形の高強度コンクリートセグメントを用いたトンネルライナの施工において、ライナの締め上げ段階におけるコンクリートに欠けやクラックを生ずることが全くなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法の実施に用いるコンクリートセグメントの斜視図である。
【図2】 キーセグメントの当接部の部分拡大図である。
【図3】 本発明方法の実施に用いるコンクリートセグメントの部分拡大図である。
【図4】 図3のP−P矢視断面図である。
【図5】 図3のQ−Q矢視断面図である。
【図6】 本発明方法の実施に用いるコンクリートセグメントの斜視図である。
【図7】 キーセグメントの斜視図である。
【図8】 トンネルライナの展開図である。
【図9】 トンネルライナの正面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B セグメント
1C キーセグメント
2、3 トンネル長手方向に沿う端面
4、5 トンネル横断方向に沿う端面
6 外面
7 内面
8 凸条
11 凸条(凸ほぞ)
12 凹条(凹ほぞ)
13 パッキング溝
21 弾塑性材
31 ぬすみ
32 面取り
33 ぬすみ
101、102 トンネルライナ
110 掘進方向(矢印)
Claims (4)
- 複数枚の円弧状セグメントからなる1リングのトンネルライナをトンネル内面に施工するに当たり、各セグメントの周縁の隅角部近傍にコンクリート面を部分的に凹ませて面の高さを低くする加工を施し、かつ面取りを施すと共に、隣接セグメントとの当接面に厚さ0.3mm〜1.5mmの弾塑性材を介装することを特徴とするトンネルライナの施工方法。
- 前記円弧状セグメントが遠心成形品であることを特徴とする請求項1記載のトンネルライナの施工方法。
- 前記弾塑性材は、天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂、プラスチックエラストマー、アスファルト瀝青材、皮革及び不織布からなる群から選ばれた単独材又は2以上の組合材であることを特徴とする請求項1記載のトンネルライナの施工方法。
- 前記弾塑性材は、各セグメントのトンネル長手方向に沿う端面の両端部近傍に介装することを特徴とする請求項1記載のトンネルライナの施工方法。
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