JP2696742B2 - 推進掘削工法及び推進管 - Google Patents

推進掘削工法及び推進管

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JP2696742B2
JP2696742B2 JP27896193A JP27896193A JP2696742B2 JP 2696742 B2 JP2696742 B2 JP 2696742B2 JP 27896193 A JP27896193 A JP 27896193A JP 27896193 A JP27896193 A JP 27896193A JP 2696742 B2 JP2696742 B2 JP 2696742B2
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恵光 服部
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中川ヒューム管工業株式会社
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル掘削のため土
中に推進される推進管及びそれを使用した推進掘削工法
に関し、特にカーブを有するトンネルを推進掘削するの
に好適な推進管と推進工法に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心力鉄筋コンクリート管、いわゆるヒ
ューム管等からなる推進管を土中に推進しながら、その
先端で切り羽を掘削し、水路やケーブル敷設路等のトン
ネルを構築する推進掘削工法が広く採用されている。こ
のような推進掘削工法は、例えば実公昭59−4126
9号公報、や実開昭64−39996号公報に示されて
いる。
【0003】この推進掘削工法では、立抗からトンネル
を構築する地盤まで推進管を降ろし、そこから元押しジ
ャッキや中間ジャッキ等を使用して推進管を地盤の中に
押し進めながら、最も先の推進管の先端で切り羽を掘削
していく。このような推進工法において、土中に推進さ
れる推進管の端部の継ぎ合わせ状態を図7に示す。すな
わち、推進管1a、1bは、その一方の推進管1bの端
部外周に止水用のゴムリング3を嵌め込み、他方の推進
管1aの端部外周から鋼製のカラー4を延ばしている。
そして、このカラー4の中に前記ゴムリング3を嵌め込
んだ推進管1bの端部を嵌合した状態で両推進管1a、
1bの端部が長手方向に突き合わせられる。このように
して継ぎ合わせられた前後の推進管1a、1bの端面の
突合せにより、前記ジャッキからの推進力が後方の推進
管1bから前方の推進管1aに伝達される。
【0004】このような推進掘削工法によりトンネルを
掘削するに当り、掘削するトンネルに曲線部がある場
合、その曲線部の部分では、前後の推進管1a、1b
を、その突き合わせた部分で折り曲げて推進する工法が
行われている。この場合、前後の推進管1a、1bの端
面に楔を打ち込んで推進する方法や、推進管1a、1b
の端面の間にヒンジを設けて屈曲する方法等が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の推
進掘削工法において、曲線部推進時の前後の推進管1
a、1bの屈曲は、カラー4と推進管1bの端部との余
裕の範囲で行われている。ところが、このカラー4は、
本来、推進管1bの端部外周に嵌め込まれたゴムリング
3との接触により、推進管1a、1bの内部への土砂や
水の浸入の防止を図るものであり、現実には止水性の観
点から、カラー4と推進管1bの端部とに大きな余裕を
与えることはできない。
【0006】さらに、前記従来の推進管では、推進管1
bから推進管1aの伝達される推力を均等化するため、
それら推進管1a、1bの間に目地材としてクッション
材2を挿入している。これは、推進管1a、1bの端面
に局部的に大きな応力が作用するのを避けるためであ
る。しかし、曲線部分では、曲線の内側となる部分や楔
を打ち込んだ部分に推力による応力が集中する。これら
の理由から、前後の推進管1bの継ぎ合わせ部分で、そ
れらを屈曲できる角度に自ずと限度がある。
【0007】推進管1a、1bは、通常の長さが200
0〜2500mmであるが、曲線部の曲率半径が小さい
場合、このように長い推進管を使用すると、曲線部の曲
率に前記推進管1a、1bの曲げ角度が対応できない場
合がある。そのため、曲線部の曲率半径が小さい場合、
従来の推進掘削工法では、特に短い推進管を使用して、
その曲率半径に対応させる必要があった。
【0008】しかし、短い推進管を使用する場合は、立
抗から頻繁に推進管を降ろさなければならず、ヒンジも
それだけ多くの個所に設けなければならないため、施工
に手数がかかるという課題があった。本発明は、前記従
来の推進管及びそれを使用した推進掘削工法の課題に鑑
み、通常の長さの推進管を使用しながら、より小さな曲
率半径の曲線部推進に対応を可能とすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明では、
前記の目的を達成するため、推進管を土中に推進しなが
らトンネルを掘削する推進掘削工法であって、長手方向
に順次突合せられ、且つ一体に連なった複数の管体11
a、11b…と、これら管体11a、11b…の突き合
わせた端面の間に径方向に対向して挿入された一対の第
一の目地材14、14と、これら第一の目地材14、1
4が対向した方向と直交する方向に対向させて前記管体
11a、11b…の端面の間に挿入され、前記第一の目
地材14、14より圧縮変形容易な第二の目地材15、
15とからなる推進管を用い、前記第一の目地材14、
14の両側の第二の目地材15、15の一方を圧縮させ
て管体11a、11b…を屈曲させながら土中に推進す
ることを特徴とする曲線部における推進掘削工法を提供
する。
【0010】さらに、本発明では、土中に推進されてト
ンネルを掘削する推進管であって、長手方向に順次突合
せられた複数の管体11a、11b…と、これら管体1
1a、11b…の突き合わせた端面の間に径方向に対向
して挿入された一対の第一の目地材14、14と、これ
ら第一の目地材14、14が対向した方向と直交する方
向に対向させて前記管体11a、11b…の端面の間に
挿入され、前記第一の目地材14、14より圧縮変形容
易な第二の目地材15、15と、管体11a、11b…
の端部にわたってこれらの外周部に嵌め込まれ、前記目
地材14、15の外周縁を挟持する弾性筒体13と、こ
の弾性筒体13の外周に嵌め込まれた剛性を有する保護
管12とからなることを特徴とする推進管を提供する。
【0011】なお、この推進管において、第一と第二の
目地材14、15は、中央部17、19が厚く、両端部
18、20がそれより薄いセグメント状の部材で、リン
グ状に継ぎ合わせられたとき、そのリングの厚みが周方
向に沿って均一となっているのが好ましい。これらの第
一と第二の目地材14、15は、例えば、圧縮変形強度
が異なる部材により作ることができる。また、弾性筒体
13と管体11a、11bの端部とは、内外周面に設け
た凹凸面により、それらの径方向及び中心軸方向に互い
に固定されているのがよい。
【0012】
【作用】本発明による推進工法では、前記第一の目地材
14、14の両側の第二の目地材15、15の一方を圧
縮させて、長手方向に順次突合せられ、且つ一体に連な
った複数の管体11a、11b…を屈曲させながら土中
に推進するので、第一の目地材14、14のほぼ中心を
支点として管体11a、11b…を所定の方向に屈曲さ
せることができる。従って、一体となった1本の推進を
その途中の複数個所で屈曲させながら推進することが可
能となる。これにより、通常の長さの推進管を使用しな
がら、より曲率半径の小さな曲線に沿って推進させるこ
とができるようになる。
【0013】さらに、本発明による前記の推進管は、長
手方向に突き合わせた複数の管体11a、11b…から
なっているが、これら管体11a、11b…の突き合わ
せた端面の間には、互いに直交する方向に対向させて第
一の目地材14、14と、より圧縮変形容易な第二の目
地材15、15とが挿入されているので、前記の推進掘
削工法を実施するに当り、管体11a、11b…を特定
の方向、つまり圧縮変形容易な第二の目地材15、15
が挿入された方向に屈曲させることができる。
【0014】そして、これらの管体11a、11b…に
は、その端部にわたって外周部に弾性筒体13が嵌め込
まれ、さらにその外周側に剛性を有する保護管12が嵌
め込まれているため、弾性筒体13が管体11a、11
b…と保護管12との間で変形し、管体11a、11b
…の前記の屈曲を可能とする。また、複数の管体11
a、11b…が一連のものとして連結され、一体の管と
して取り扱うことが可能である。
【0015】さらに、本発明の推進管では、管体11
a、11b…の端面の全体面積の約半分の目地材14、
15を圧縮しながら曲線部を推進するので、目地材1
4、15の圧縮率や硬度の差による応力の差は生じる
が、局部的に楔を打ち込む場合に比べて、はるかに大き
な面積で推進力を受けることができる。このため、管体
11a、11b…の端面に極端な応力集中が起こらず、
曲線部分の推進中の管の破損等が起こらない。
【0016】なお、この推進管において、中央部17、
19が厚く、両端部18、20がそれより薄いセグメン
ト状の目地材14、15をリング状に継ぎ合わせ、その
全体の厚みが径方向に沿って均一にすれば、目地材1
4、15が管体11a、11b…の端面の継目を隙間な
く埋めるため、目地材1、15が止水性を向上させるパ
キッング材としても機能する。また、リング状に継ぎ合
わせた目地材14、15は、その周方向に沿って圧縮変
形性が段階的に異なるので、管体11a、11bの屈曲
が容易となる。
【0017】これらの第一と第二の目地材14、15
を、圧縮変形強度が異なる部材で作ることで、それらの
圧縮変形性の違いを与えることができる。弾性筒体13
と管体11a、11b…の端部とを、その内外周面に設
けた凹凸面により、それらの径方向及び中心軸方向に互
いに固定すると、弾性筒体13の抜けや外れが無く、管
体11a、11bの一体性を向上させることができる。
【0018】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について詳細に説明する。図4に示すように、本発明の
実施例による推進管は、或る程度長さの短い複数の管体
11a、11b…を長手方向に継ぎ合わせたもので、図
4では、4つの管体11a〜11dにより推進管が構成
されている。この管体11a〜11dは、鉄筋コンクリ
ート管やレジンコンクリート管等で作られる。
【0019】図1は、管体11aと11bとを継ぎ合わ
せた部分の平面図である。管体11a、11bは、その
端面が互いに突き合わせられているが、その端面の間に
セグメント状の目地材14、15が全体としてリング状
に組み立てられて挿入されている。図示の場合、上下に
目地材14が挿入され、その両側に目地材15が挿入さ
れており、各々の目地材14、14及び15、15は管
体11a、11bの径方向に対向している。
【0020】図2は、この目地材14、15を分解して
示しているが、目地材14は、中央部17が厚く、その
両側の端部18が薄くなったリングのセグメント状部材
である。この目地材14の中央部17には、後述するジ
ョイント部材16を通すための通孔21が開設されてい
る。目地材15も、中央部19が厚く、その両側の端部
20が薄くなったリングのセグメント状部材である。こ
れらの目地材14、15を各々2つずつ用意し、それら
の薄い両端部18、20を重ね合わせて継ぎ合わせる
と、全体がリング状に組み立てられる。その内径は管体
11a、11bの内径と同じであり、外径は管体11
a、11bの外径よりやや小さい。
【0021】目地材14、15は、管体11a、11b
の上下に挿入される目地材14より、管体11a、11
bの両側に挿入される目地材15の方が圧縮変形が容易
となっている。具体的には、目地材14、15の硬度
を、管体11a、11b…の圧縮強度の1/5〜1/2
程度で圧縮変形する材質とする。例えば、管体11a、
11b…が鉄筋コンクリート管からなる場合、目地材1
4の圧縮変形応力が150〜250Kgf/cm2 、目
地材15の圧縮変形応力が50〜150Kgf/cm2
程度がよい。
【0022】例えば、これらの目地材14、15を、各
々その弾性係数の異なる材質で形成することで、それら
の硬度を異ならせる。また、発泡スチロール、発泡ポリ
ウレタン、発泡ゴム等の発泡成形体で目地材14、15
を成形し、それらの発泡率を異ならせることで、両者の
硬度を異ならせ、目地材15を目地材14より圧縮変形
容易とすることもできる。また、発泡成形体はその初期
圧縮率に違いがあると硬度が異なるため、例えば、目地
材14の中央部17の厚みを特に厚くし、その部分に充
分な初期圧縮応力を与えた状態で管体11a、11bの
間に挿入してもよい。さらに、目地材14、15は、発
泡成形体の他、合板、繊維板、パーティクルボード等を
使用することもできる。
【0023】なお、図2に示すように、目地材14、1
5の中央部17、19を厚くし、その両端部18、20
を薄くし、薄い両端部18、20を重ね合わせて継ぎ合
わせると、リング状に継ぎ併せられた目地材14、15
は、円周方向に段階的に硬度が変わる。すなわち、目地
材14の中央部17が単独で存在する部分の硬度が最も
高く、目地材15の中央部19が単独で存在する部分の
硬度が最も低い。そして、目地材14と15の両端部1
8、20が重なり合った部分の硬度は、全体としてその
中間の硬度となる。
【0024】図1に示すように、前記の目地材14、1
5を介して端面が突き合わせられた管体11a、11b
の端部の外周にわたって、ゴムや樹脂等の弾性体からな
る弾性筒体13が嵌め込まれている。図5に示すよう
に、この弾性筒体13は、その内周面に凹凸の溝を有
し、これを後述するようにして型枠内に配置し、管体1
1a、11b…を成形することで、この凹凸の溝が管体
11a、11bの端部外周の凹凸溝に嵌合され、管体1
1a、11b…が一体化される。この状態では、弾性筒
体13が、管体11a、11bの径方向及び中心軸方向
に弾性筒体13が抜けないように固定されている。ま
た、この弾性筒体13は、その内周中央部の溝に、前記
目地材14、15の外周部分を挟持している。この弾性
筒体13は、その中央部と両側部の幅方向への変形を容
易にするため、中央部外周側に溝22が形成され、両端
部に孔23が形成されている。
【0025】この弾性筒体13の外周の全周にわたっ
て、その両側部を除く中央部に凹溝が形成され、これに
鋼等の金属或は強化樹脂等からなる円筒形状の保護管1
2が嵌め込まれている。さらに、図1に示すように、前
記管体11a、11bの端部の上下の部分は、前記目地
材14の中央部17の孔21を通して同管体11a、1
1bに埋設されたジョイント16で連結されている。図
示のジョイント16は、例えば図6に示すようにボルト
からなっている。ジョイント16の頭部は、蓋26で閉
じた円筒形のケース25に挿入され、管体11aの端部
に埋設されている。さらに、このジョイント16の頭部
より先端の部分が前記目地材14の中央部17の孔21
に通され、さらにナット24がねじ込まれると共に、管
体11bの端部に埋設されている。なお、ジョイント1
6は、ボルトではなく、両端が広がった鋼棒等を用いて
もよい。
【0026】このような、目地材14、15、弾性筒体
13、保護管12及びジョイント16を有する管体11
a〜11dは、同じ型枠内で同時に成形して製造され
る。すなわち、円筒形の型枠の円筒成形面の所定の位置
に保護管12を張り、その内側に弾性筒体13を張る。
さらに、この弾性筒体13の内周中央の溝に沿って前述
のようにして継ぎ合わせながら目地材14、15を嵌め
込む。さらに、図6に示すように、容器25にボルトで
あるジョイント16を通し、その頭部を収納した後、容
器25を蓋26で閉じる。このジョイント16を目地材
14の中央部の孔21に通し、ナット24をねじ込ん
で、そのナット24と容器25との間に目地材14を挟
み、ジョイント16を仮止めする。また、型枠内に鉄筋
(図示せず)を組み立てる。そして、型枠を回転ローラ
に乗せて回転しながら、その中に生コンクリートを投入
し、回転による遠心力で締め固めると共に、脱水し、推
進管を成形する。これにより、目地材14、15により
互いに分離された管体11a、11b…が成形され、弾
性筒体13は、その内周の凹凸がそれら管体11a、1
1b…の端部外周に埋め込まれる形で隣接する管体11
a、11b…の端部にわたって嵌め込まれる。
【0027】このようにな構成を有する推進管を用い
て、曲線部分を推進する場合、図3に示すように、硬度
の高い上下の目地材14を支点として、その両側の目地
材15、15の一方を圧縮させることで、管体11a、
11b…を折り曲げる。これによって、全体として図4
で示すように、推進管が数カ所で折り曲げられ、曲線部
分での推進が可能となる。
【0028】図5は、目地材15や弾性筒体13が直線
部分あるいは曲線部分で変形する様子を示している。図
5(a)は、推進管が直線部分を推進している状態であ
り、目地材15及び弾性筒体13は、均等に圧縮されて
いる。図5(b)は、推進管が曲線部分を推進中の状態
で、図示されている目地材15及び弾性筒体13側が曲
線部の内側に入った状態である。ここでは目地材15及
び弾性筒体13が管体11a、11bの長手方向に圧縮
され、目地材15が薄くなると共に、弾性筒体13の特
に中央部分と両端部分が圧縮される。他方、図5(c)
は、15及び弾性筒体13側が曲線部の外側に入った状
態である。ここでは弾性筒体13が管体11a、11b
の長手方向に引き延ばされると共に、目地材15と管体
11a、11bの端面との間に若干の隙間が生じる。な
お、この隙間部分に楔を打ち込むことで、その曲げ角度
を正確に保持することもできる。
【0029】なお、前記の実施例では、推進管を用いて
横方向に曲がった曲線部推進を行う場合について説明し
たが、推進管を前述の状態から90°回転させた配置と
すれば、縦方向に曲がった曲線部の推進も行うことがで
きることはもちろんである。さらに、図示してないが、
推進管を構成する管体11a、11b…の中央にクレー
ンで吊り上げるためのアイナット等を取り付けておき、
これにワイヤーを掛けて推進管をクレーンで吊り、搬送
や立抗への吊り降ろし等を行えば、推進管を容易に搬
送、設置できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、長
手方向に突き合わせた複数の管体11a、11b…を、
圧縮変形容易な第二の目地材15、15が挿入された方
向に屈曲させることができる。しかも、これらの管体1
1a、11b…は、弾性筒体13と保護管12とによ
り、一体の管として取り扱うことが可能である。これに
より、通常の長さの推進管を使用しながら、より小さな
曲率半径の曲線部推進に対応が可能となる。また、第一
の目地材14、14のほぼ中心を支点として管体11
a、11b…を所定の方向に屈曲させるので、正確な方
向へ推進管を屈曲推進することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である推進管を一部切り欠いた
要部平面図である。
【図2】同実施例に使用される目地材の分解斜視図であ
る。
【図3】同実施例である推進管を屈曲した状態の要部平
面図である。
【図4】同実施例である推進管を屈曲した状態の全体平
面図である。
【図5】同実施例である推進管を真直にした状態及び屈
曲した状態の要部拡大横断平面図である。
【図6】同実施例である推進管の要部拡大縦断側面図で
ある。
【図7】従来例である推進管を屈曲した状態の要部平面
図である。
【符号の説明】
11a 管体 11b 管体 14 目地材 15 目地材 13 弾性筒体 12 保護管 17 目地材の中央部 19 目地材の中央部 18 目地材の両端部 20 目地材の両端部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進管を土中に推進しながらトンネルを
    掘削する推進掘削工法であって、長手方向に順次突合せ
    られた複数の管体(11a)、(11b…)と、これら
    管体(11a)、(11b)…の突き合わせた端面の間
    に径方向に対向して挿入された一対の第一の目地材(1
    4)、(14)と、これら第一の目地材(14)、(1
    4)が対向した方向と直交する方向に対向させて前記管
    体(11a)、(11b)…の断面の間に挿入され、前
    記第一の目地材(14)、(14)より圧縮変形容易な
    第二の目地材(15)、(15)とからなる推進管を用
    い、前記第一の目地材(14)、(14)の両側の第二
    の目地材(15)、(15)の一方を圧縮させて管体
    (11a)、(11b)…を屈曲させながら土中に推進
    することを特徴とする曲線部における推進掘削工法。
  2. 【請求項2】 土中に推進されてトンネルを掘削する推
    進管であって、長手方向に順次突合せられた複数の管体
    (11a)、(11b)…と、これら管体(11a)、
    (11b)…の突き合わせた端面の間に径方向に対向し
    て挿入された一対の第一の目地材(14)、(14)
    と、これら第一の目地材(14)、(14)が対向した
    方向と直交する方向に対向させて前記管体(11a)、
    (11b)…の端面の間に挿入され、前記第一の目地材
    (14)、(14)より圧縮変形容易な第二の目地材
    (15)、(15)と、管体(11a)、(11b)…
    の端部にわたってこれらの外周部に嵌め込まれ、前記目
    地材(14)、(15)の外周縁を挟持する弾性筒体
    (13)と、この弾性筒体(13)の外周に嵌め込まれ
    た剛性を有する保護管(12)とからなることを特徴と
    する推進管。
  3. 【請求項3】 前記請求項2において、第一と第二の目
    地材(14)、(15)は、中央部(17)、(19)
    が厚く、両端部(18)、(20)がそれより薄いセグ
    メント状の部材で、リング状に継ぎ合わせられたとき、
    そのリングの厚みが周方向に沿って均一となっているこ
    とを特徴とする推進管。
  4. 【請求項4】 前記請求項2または3において、第一と
    第二の目地材(14)、(15)は、圧縮変形強度が異
    なる部材からなることを特徴とする推進管。
  5. 【請求項5】 前記請求項〜4の何れかにおいて、弾
    性筒体(13)と管体(11a)、(11b)の端部と
    は、内外周面に設けた凹凸面により、それらの径方向及
    び中心軸方向に互いに固定されていることを特徴とする
    推進管。
JP27896193A 1993-10-12 1993-10-12 推進掘削工法及び推進管 Expired - Fee Related JP2696742B2 (ja)

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