JP3691329B2 - ガス濃度測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体レーザを光源とし、光の吸収を利用して光学的にガス濃度を測定して例えば都市ガス、化学プラント等のガス漏洩を検出するにあたり、測定系を乱すことなくガス濃度測定時や測定システム構築時等の定期的なガス濃度の校正が行えるガス濃度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
メタン、二酸化炭素、アセチレン、アンモニア等の気体には、分子の回転や構成原子間の振動等に応じて特定波長の光を吸収する吸収帯があることは既に知られている。例えば、メタンの場合には、1.7μm、3.3μm、7.7μm帯等に吸収帯を有している。この吸収帯を利用したガス濃度測定装置では、所定距離(この距離によって測定光路長が確定される)隔てて光源部と受光部を配置し、光源部の半導体レーザ(LD)より周波数変調されたレーザ光を測定対象ガスの雰囲気に通し、その透過光を受光部のフォト検出器で受けたときの出力信号から測定対象ガスのガス濃度を測定している。
【0003】
ここで、受光部の出力信号から検出される変調周波数の基本波位相敏感検波信号(1f信号)には、強度変調に起因する大きなオフセットが生じるため、特に微少なガス濃度を高感度で測定するには、f信号に比べてオフセットのかなり小さい2倍波位相敏感検波信号(2f信号)が用いられる。
【0004】
実際にガス濃度を測定するにあたっては、測定ガス吸収線に合わせた波長の測定光が測定ガス雰囲気中を通ると、測定ガスにより測定光が吸収され、濃度に応じた強度で変調周波数の2倍の周波数の強度変化、すなわち2fが生成される。この2fともとの変調周波数fの強度変化の比率2f/fを測定してガス濃度が測定される。上記2f/fの値は、ガス濃度に比例するので、この値に係数をかければガス濃度になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のガス濃度測定装置では、フォト検出器で受光した受光信号電流を受光電圧信号に変換して増幅する機能を有する受光プリアンプを受光部に備えている。この種の従来の受光プリアンプは、入力される信号を一定の増幅度で増幅するため、検出したガス濃度信号のfと2fではf信号強度に対して2f信号強度の方がはるかに小さい。そこで、2f信号強度を大きくするため、受光プリアンプの増幅度大きく設定すると、f信号強度も大きくなり信号回路が飽和してしまうこともあり、これらf信号と2f信号の強度差がその後の処理に影響し、結果として濃度測定誤差を招くという問題があった。このため、この種のガス濃度測定装置では、初段のプリアンプで信号強度を測定濃度範囲において最適な比にしておくことが望まれていた。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、従来に比べて濃度測定誤差が小さく、測定精度の向上を図ることができるガス濃度測定装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、周波数変調されたレーザ光を出射する半導体レーザ24を有する光源部2と、該光源部から測定対象ガスの雰囲気を通ったレーザ光を受光する受光部32と、該受光部の受光信号から前記半導体レーザの変調周波数の基本波位相敏感検波信号および2倍波位相敏感検波信号を検出する受信信号検出部5と、該受信信号検出部が検出する前記基本波位相敏感検波信号および2倍波位相敏感検波信号の比に基づいて前記測定対象ガスのガス濃度を演算する演算部13とを備えたガス濃度測定装置1において、
前記基本波位相敏感検波信号よりも前記2倍波位相敏感検波信号のゲインが大きくなるように前記受光部からの受光信号を増幅して出力する測定光増幅部4を備え、
前記受光部は、受光したレーザ光を受光電流に変換するフォトダイオードからなり、
前記測定光増幅部は、前記受光部で生成した受光電流を受光電圧に変換する電流電圧回路4aと、該電流電圧回路からの信号のうち前記2倍波位相敏感検波信号をそのまま通過させ、それ以外の信号を減衰させるバンドパスフィルター4bと、該バンドパスフィルターを通過した受光信号を所定の増幅度で増幅する信号増幅器4cとを備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるガス濃度測定装置の実施の形態を示し、反射型のガス濃度測定装置の全体構成図、図2は図1における測定光増幅部の内部構成の一例を示す図、図3は図1の装置に適用される半導体レーザモジュールの内部構造を示す平面図、図4は図3の半導体レーザモジュールの内部構造を示す側面図、図5は図1における2倍波信号増幅器および信号同期検出器の構成例を示すブロック図、図6は図1における基本波信号増幅器および信号微分検出器の構成例を示すブロック図、図7は図1における温度安定化PID回路の構成例を示すブロック図、図8は図1における電流安定化回路の構成例を示すブロック図、図9は図1における受光系の構成例を示すブロック図である。
【0011】
図1に示すガス濃度測定装置1は、光源ユニット(光源部)2、測定光集光部3、測定光増幅部4、受信信号検出部5、基本波信号増幅器7A、2倍波信号増幅器7B、信号微分検出器8A、信号同期検出器8B、波長安定化制御回路9、温度安定化PID回路10、電流安定化回路11、演算部13から概略構成される。
【0012】
光源ユニット2は、測定ガス特有の吸収線に合致した波長のレーザ光を発生するものであり、図3および図4に示すように、金属パッケージからなる箱型形状のケース本体の内部に、半導体レーザモジュール21A(21)、参照ガスセル22、フォト検出器(受光部)23が収容されている。
【0013】
半導体レーザモジュール21Aのケース内には、周波数変調されたレーザ光を両面から出射する半導体レーザ(レーザダイオード)24が配設されている。ケース21aからはコネクタ25aを備えた光ケーブル25が延出されており、半導体レーザ24から出射される一方の光が光ケーブル25を介して測定光集光部3より外部(測定対象ガスの雰囲気)に出射されるようになっている。
【0014】
ケース本体26の底面には、冷却用フィン27が取り付けられた温度制御素子(ペルチェ素子)28が配設されている。半導体レーザ24は、動作温度、動作電流により発振波長が変化する性質があるため、温度制御素子28により動作温度を一定温度に制御することにより発振波長が制御される。
【0015】
半導体レーザ24の前後両側の光軸上には、半導体レーザ24の出射光を集光するための平な面を持たない非球面レンズ29(29a,29b)が配設されている。非球面レンズ29は、平らな面を持たないため、集光用レンズとして使用することにより半導体レーザ24に光が反射して戻るのを防止することができる。
【0016】
半導体レーザ24の前後両側の光軸上で、非球面レンズ29a,29bの外側には光アイソレータ30(30a,30b)が配設されている。光アイソレータ30は、90°の偏波面の光のみを通す偏光子と、45°の偏波面の光のみを通す検光子との間に配置された結晶に磁力を印加することで、結晶中を透過する光の偏波面を回転させて偏光子での反射光の通過を阻止し、半導体レーザ24に反射光が戻るのを防止している。
【0017】
参照ガスセル22は、半導体レーザ24の後ろ側の光路上に配設されている。参照ガスセル22は、測定光発振波長安定化に用いられるもので、内部が空洞の金属胴22aの対向する面に光を通過させる貫通穴が形成され、内部に測定対象ガスと同等の参照ガスが封入された後、貫通穴がガラス窓22bによって封止されている。
【0018】
参照ガスセル22は、非球面レンズ29bの後ろ側に、後方出射光が入射しやすい位置に固定される。参照ガスセル22を通過したレーザ光は、参照ガスセル22の後ろ側に配設されたフォト検出器23によって受光検出される。
【0019】
なお、上記参照ガスセル22は、後述する他の構成の半導体レーザモジュール21B,21C,21Dのように、半導体レーザ24への戻り光を低減するため、光が通過する両端面を斜め(例えば射光軸に対して約6°)に形成するのが好ましい。
【0020】
測定光集光部3は、光源ユニット2の半導体レーザ24からの光を外部に出射し、測定対象となるガス配管などから反射した測定光をレンズ31で集光し、この集光した光をフォト検出器(受光部)32で受光検出し、電気信号(受光電流)に変換して出力している。
【0021】
測定光増幅部4は、プリアンプで構成され、測定光集光部3のフォト検出器32で検出出力される測定光信号の受光電流を受光電圧に変換し、さらに設定された増幅度で増幅して出力している。
【0022】
図2を例にとって測定光増幅部4の構成について説明すると、図2に示す測定光増幅部4は、電流電圧変換回路4a、バンドパスフィルター4b、信号増幅器4cを備えて構成される。
【0023】
電流電圧変換回路4aは、フォト検出器(受光フォトダイオード)32に接続され、フォト検出器32から入力される受光電流を受光電圧に変換している。
【0024】
バンドパスフィルター4bは、電流電圧変換回路4aから入力される受光電圧のうち、2倍波信号(2f信号)をそのまま通過させ、それ以外の信号を減衰させている。例えば基本波信号(f信号)を百分の一に減衰させている。
【0025】
信号増幅器4cは、バンドパスフィルター4bを通過した受光信号を適切な大きさまで増幅して出力する。
【0026】
受信信号検出部5は、測定光増幅部4で増幅された測定光信号を信号処理し、基本波信号(f信号)、2倍波信号(2f信号)、2f/f信号を検出している。
【0027】
ここで、戻り光の影響を受けない状態で、基本波信号、2倍波信号を検出し、発振波長を精度よく安定化する手段について説明する。
【0028】
図8において、信号重畳手段としての電流安定化回路11は、LDバイアス電流を設定するバイアス電流生成回路11a,11b,11cと、変調周波数の基本波であるFmのレベルを設定する基本波変調電流生成回路11d,11e,11fと、変調周波数の2倍波(2Fm)のレベルを設定する抑圧電流生成回路11g,11h,11i,11j,11k,11l,11mと、基本波変調周波数のn倍(例えばn=50〜500倍程度)の変調周波数(nFm)のレベルを設定する受光レベル変動抑圧電流生成回路11p,11qと、これら各回路で設定された電流を加算する加算回路11nと、加算された電流を増幅し、この増幅された電流により半導体レーザを駆動する半導体レーザ駆動アンプ11oとを備えて構成される。
【0029】
電流安定化回路11では、半導体レーザバイアス電流、半導体レーザ変調電流(基本波変調電流)、LD抑圧電流、LD受光レベル変動抑圧電流をそれぞれ設定し、これらの電流設定値を加算して半導体レーザ電流として半導体レーザ24に流す。半導体レーザモジュール21Aを例にとって説明すれば、半導体レーザ24に電流が流れると、半導体レーザ24の前方、後方にレーザ光を出射する。前方に出射したレーザ光は非球面レンズ29aにより集光され光アイソレータ30aを通過し、光ケーブル25を通して測定光集光部3より外部に放射する。この際、光アイソレータ30aによって半導体レーザ24への戻り光を低減している。後方に出射したレーザ光は非球面レンズ29bにより集光され光アイソレータ30bを通過し参照ガスセルに導かれる。この際、光アイソレータ30bによって半導体レーザ24への戻り光を低減している。参照ガスセル22を通過したレーザ光はフォト検出器23で検出され電流電圧変換プリアンプ35により増幅される。
【0030】
参照ガスセル22内部には参照ガスが封入されており、その吸収線によりレーザ光が吸収され2倍波が生成される。電流電圧変換プリアンプ35により増幅された信号(S1)は、基本波信号増幅器7Aで増幅され(S2)、信号微分検出器8Aにより位相微分検波され(S3)、図16(b)破線に示す出力波形になる。また、2倍波は、2倍波信号増幅器7Bで増幅され(S5)、信号同期検出器8Bによりレベル検出され(S6)、図16(b)実線に示す出力波形になる。
【0031】
温度安定化PID回路10は、温度センサ28aの誤差入力をPID演算し、その演算結果を温度制御素子28に出力し、半導体レーザ24の動作温度を所定の温度に設定する。波長安定化制御回路9は、マイクロプロセッサ、メモリ等を使用し、以下に説明する図10等の処理を実行し、半導体レーザ24が出射するレーザ光の発振波長を測定ガス吸収線の中心波長に発振安定化する機能を有している。この中心波長に常に安定して発振することにより、測定光のガス検出レベルを安定化でき、正確なガス濃度を測定できることを保証している。
【0032】
(設定温度の検索)
まず、温度を設定する処理を説明する。温度安定化PID回路10は、温度センサ28aの誤差入力をPID演算し、その演算結果を温度制御素子28に出力し、半導体レーザ24の動作温度を所定の温度に設定している。すなわち、この温度安定化PID回路10は、半導体レーザ24の温度設定値が吸収線の中心波長に一致する温度、例えば26℃に設定する。この際、波長安定化制御回路9から入力したデジタル信号をD/A変換器(DAC)でアナログ信号に変換する。また、電流安定化回路11により半導体レーザ24のバイアス電流を、例えば100mAに、半導体レーザ24の変調電流を、例えば25mAに設定する。
【0033】
次に、温度安定化PID回路10で、動作温度バイアス値を徐々に高くし、そのときの信号微分検出器8Aの信号強度を測定し、図17(b)破線に示す出力波形を得る。なお、本設定温度の検索は、半導体レーザ24の動作条件、例えばバイアス電流を変更した際に行えばよい。
【0034】
(初期設定の説明)
次に、半導体レーザ発振波長初期設定処理を図10のフローチャートを用いて説明する。半導体レーザ動作温度をB点の温度に設定する(a)。つぎにC点の温度まで徐々に変えていく(b)。B点の動作温度からC点の動作温度まで変える(e)間に信号微分検出器8Aの出力を監視し(c)、出力が最大値および最小値となる半導体レーザ24の動作温度を記憶する(d)。最小値の動作温度と最大値の動作温度とのちょうど中間の動作温度を算出し(f)、その動作温度を温度安定化PID回路10に設定する(g)。動作温度を設定した後、信号微分検出器8Aの出力がほぼ零であることを確認する(h)。つぎに動作温度を少し高く設定し、信号微分検出器8Aの出力が下がりマイナス方向に変動することを確認し、反対に温度を低く設定すると出力が上がりプラス方向に変動することを確認する(i)。この確認が終了した後、スイッチ36をオンにして温度安定化PID回路10にフィードバックする(j)。その後、半導体レーザ24の温度が安定していることを確認する(k)。温度が安定していればフィードバックが正しく動作していることになる。
【0035】
このとき、図17のようにフィードバック信号が変動していると、半導体レーザ24の発振波長は変動するが、本例ではフィードバック信号が滑らかなため、半導体レーザ24の発振波長は安定する。
【0036】
(2倍波ピーク安定化の説明)
続いて処理する、半導体レーザ24の発振波長の2倍波ピーク安定化処理を説明する。温度安定化PID回路10の動作温度バイアス値を増減する(l)。信号同期検出器8Bの出力を監視し、出力が最大値になる動作温度バイアス値を温度安定化PID回路10に設定する(m)。その後、信号ピーク検出出力値を常に監視し(n)、常に極大値になるように動作温度バイアス値を変化させ温度安定化PID回路10に設定する。この処理を短い間隔で繰り返すことにより測定対象ガスの最大吸収点(波長λ0 )に半導体レーザ24の発振波長を維持し安定にすることができる。設定温度の検索、および初期設定をした後、2倍波ピーク安定化の処理をするため、半導体レーザ24の発振波長を、所定の吸収線の最大吸収点に安定化することができる。
【0037】
(信号同期検出器の説明)
信号同期検出器8Bの詳細を、図5に基づいて説明する。フォト検出器23で受けた信号を増幅器7Baで増幅する。混合器7Bcは、その信号と、電圧制御発振器(VCO)7Biで発振させた周波数信号と混合し、中間周波数を生成する。本例では、局部発振器7Baの周波数を455kHz−2Fmとし、中間周波数を455kHzとした。これを狭帯域フィルタ7Bdに通し、位相同期検波器8Bgで同期検波する。同期検波した信号を低域フィルタ8Bhを経て直流アンプ8Biで増幅する。この増幅された信号の最大値が2倍波のピークとなる。ここで、位相シフト器8Bbで、光学系等で遅延した信号の位相と、発振器8Baの2Fmの位相とを調整する。
【0038】
(2倍波歪抑圧動作の説明)
電流安定化回路11の2倍波歪抑圧動作を図8で説明する。電流安定化回路11は、波長安定化制御回路9からの制御信号(S9)により、半導体レーザ24に駆動電流(S12)を発生する。LDバイアス電流値により、半導体レーザ24のバイアス電流を設定する。基本波変調電流値により、変調周波数の基本波であるFmのレベル(電流値)を設定する。LD抑圧電流値により、変調周波数の2倍波(2Fm)のレベル(電流値)を設定する。LD受光レベル変動抑圧電流値により、基本波変調周波数のn倍波(nFm、n=50〜500)のレベル(電流値)を設定する。
【0039】
なお、抑圧電流生成回路におけるLD抑圧電流値、受光レベル変動抑圧電流生成回路における発振器11pの倍率nおよびアッテネータの出力電流値は、使用される半導体レーザ24によって周波数特性が異なるため、ある程度の可変範囲を持っており、使用される半導体レーザ24に応じて最適な値に設定される。具体的な可変範囲は、基本波変調電流値を20mAppとしたとき、LD抑圧電流値0.1〜0.5mA、n=50〜500、出力電流値5〜20mAppである。
【0040】
そして、上記設定による電流は加算器11nで重畳され、バッファ11oを介して半導体レーザ24に供給される。戻り光の影響を無くしても、半導体レーザ24により変調波2倍波歪が出る場合には、2倍波歪抑圧電流を設定して、基本波に重畳し、2倍波歪が最小になるようにする。具体的には、発振器11gの2Fmの位相を、位相シフト器11hで逆相にして、基本波に重畳する。その際、重畳するレベルを、基本波から発生する2倍波の歪をキャンセルするように、減衰器(ATT)11mを調整する。
【0041】
演算部13は、受信信号検出部5からの基本波信号(f信号)、2倍波信号(2f信号)を入力とし、その比に基づいて測定対象ガスのガス濃度を演算している。
【0042】
次に、上記のように安定化されたレーザ光を測定対象ガスの雰囲気に通してガス濃度を測定する構成および動作を説明する。図9は本例のガス濃度測定装置における受信系のブロック図である。
【0043】
受信系をなす受信信号検出部5は、電流電圧変換器5A、LD変調基本波増幅回路5B、LD変調2倍波増幅回路5C、除算器5Dを備えて構成される。この受信信号検出部5では、測定光増幅部4から入力される信号から基本波信号(1f信号)と2倍波信号(2f信号)を検波し、基本波信号と2倍波信号の比(2f/f)から演算部13が測定対象ガスのガス濃度を計測を行っている。
【0044】
LD変調基本波増幅回路5Bは、バンドパスフィルタ5a、増幅器5b、基本波ローカル信号発生器5c、位相敏感検波器5d、増幅器5eを備えて構成され、電流電圧変換器5Aからの電圧信号をバンドパスフィルタ5aに通して増幅器5bで増幅した後、基本波ローカル信号発生器5cからの信号により位相敏感検波器5dにおいて基本波信号を位相敏感検波し、増幅器5eで増幅して除算器5Dに出力している。
【0045】
LD変調2倍波増幅回路5Cは、バンドパスフィルタ5f、増幅器5g、2倍波ローカル信号発生器5h、位相敏感検波器5i、増幅器5jを備えて構成され、電流電圧変換器5Aからの電圧信号をバンドパスフィルタ5fに通して増幅器5gで増幅した後、2倍波ローカル信号発生器5hからの信号により位相敏感検波器5iにおいて2倍波信号を位相敏感検波し、増幅器5jで増幅して除算器5Bdに出力している。
【0046】
除算器5Dは、LD変調2倍波増幅回路5Cからの2倍波信号の振幅を、LD変調基本波増幅回路5Bからの基本波信号の振幅で除算してガス濃度に比例した信号検出出力を得ている。
【0047】
上記構成によるガス濃度測定装置では、電源が投入されると、半導体レーザ24から出射される一方の光が光ケーブル25を介して測定光集光部3から外部に測定光として出射される。この測定光の出射に伴って測定対象ガスの雰囲気を通り反射してくる光は、測定光集光部3のレンズ31で集光されてフォト検出器32で受光検出される。このフォト検出器32が受光検出した電気信号は、測定光増幅部4により所定の増幅度で増幅された後、受信信号検出部5に入力される。受信信号検出部5では、入力される信号からf、2fを検出して演算部13に入力する。演算部13では、受信信号検出部5から入力されるf、2fの比(2f/f)に基づいて測定対象ガスのガス濃度を演算する。
【0048】
ところで、上述したガス濃度測定装置では、反射型の半導体レーザモジュール21Aを用いた構成としているが、透過型の半導体レーザモジュールを用いた構成としてもよい。
【0049】
図11〜図13は本例のガス濃度測定装置に適用できる透過型の半導体レーザモジュール(光源部)の構成例を示している。なお、図1、図3及び図4に示す半導体レーザモジュール21Aと同一の構成要素には同一番号を付して説明する。
【0050】
図11に示す半導体レーザモジュール21B(21)では、傾斜した前面に保護ガラス41が固着された円筒型ケース42の中心軸線上に半導体レーザ24が配設されている。半導体レーザ24は温度コントロールを可能とするため、円筒型ケース42内の基板43上の基台44表面に取り付けられた温度制御素子(ペルチェ素子)28の上に搭載されている。半導体レーザ24の前後両側の光軸上には、平な面を持たない非球面レンズ29(29a,29b)が配設されている。これら非球面レンズ29は半導体レーザ24の出射光を集光するために位置を調整後、半導体レーザ24と共に温度制御素子28上の取付台45に固定される。このとき、平らな面を持たない非球面レンズ29を集光用レンズとして使用することにより、半導体レーザ24に光が反射し戻ることを防止できる。
【0051】
半導体レーザ24の前側の光軸上で、保護ガラス41と非球面レンズ29aとの間には、半導体レーザ24に反射光が戻るのを防止するための光アイソレータ30aが配設されている。
【0052】
半導体レーザ24の後ろ側の光路上には参照ガスセル22が配設されている。参照ガスセル22は、半導体レーザ24への戻り光を低減するために両端面22c,22dが斜めに(例えば射光軸に対して約6度)形成されている。そして、参照ガスセル22は、非球面レンズ29bの後ろ側に、後方出射光が入射しやすい位置に固定され、参照ガスセル22の後ろ側に置かれたフォト検出器23に光が入射する構造とされている。また、半導体レーザ24の後ろ側の光路上で、非球面レンズ29bと参照ガスセル22との間には、半導体レーザ24に反射光が戻るのを阻止するための光アイソレータ30bが配設されている。
【0053】
次に、図12に示す半導体レーザモジュール21C(21)は、図11のフォト検出器23を、射光軸に対して約10度角度を付けたものである。図12は半導体レーザモジュールの具体的数値を示したものであり、(a)は平面図、(b)は側面図を示す。非球面レンズ29aは、焦点距離が約0.7mmであり、外周には外径2.5mmの金属性の円筒が取りつけてある。この非球面レンズ29aは、半導体レーザ24の発光点より0.2mm離れた位置で出射光が平行光になるように位置調整され、金属性の円筒部分で温度制御素子28上の取付台45にYAGレーザ溶接で固定する。また、非球面レンズ29bは、焦点距離が約3mmであり、半導体レーザ24の発光点より3mm離れた位置で出射光が平行光になるように位置調整されて取付台45にYAGレーザ溶接で固定する。
【0054】
光アイソレータ30aは、その中心が半導体レーザ24の光軸と一致するように基板45上の取付台45に固定し、保護ガラス41と非球面レンズ29aとの間の光路上に配置する。また、光アイソレータ30bは、その中心が半導体レーザ24の光軸と一致するように基台44上の取付台45に固定し、非球面レンズ29bと参照ガスセル22との間の光路上に配置する。
【0055】
参照ガスセル22は、直径10mm、長さ20mmの円筒型で、材質ガラスで構成されている。両端面22c、22dのガラス窓は、反射した戻り光を少なくするために約6度傾けてあり、半導体レーザ24の後方出力光が効率よく内部を透過するように非球面レンズ29bのすぐ後方に参照ガスセル22の中心と光軸が一致するように配置する。また、フォト検出器23を、光軸面に対して約10°角度を付けて円筒型ケース42に取りつけてあるため、半導体レーザ24への戻り光を少なくできる。
【0056】
次に、図13に示す半導体レーザモジュール21D(21)は、上面側が開口した箱型形状のケース本体51の内部に、各部品(基台44に設けられた非球面レンズ29a,29b、半導体レーザ24、温度制御素子28をはじめ、取付台52,53に設けられた光アイソレータ30a,30bや参照ガスセル22、フォト検出器23)を収容したものである。開口したケース本体51の上面はカバー部材54が溶接封止されており、光アイソレータ30aの前方の光路上に位置してケース本体51の側面に形成されたレーザ出射窓55の結露を防ぐことができる。
【0057】
なお、ケース本体51に収容される内部構成については、前述した図11および図12の半導体レーザモジュール21B,21Cと同一なので、その構成部品には同一番号を付し、詳細な説明については省略している。
【0058】
次に、図14(a),(b)は図3の半導体レーザモジュール21Bが接続される光路長可変型のガス濃度測定装置の構成例を示している。
【0059】
この光路可変型のガス濃度測定装置の光学計測部61は、レール62が形成された保持部材63に対して移動可能に保持された2つの筐体64,65を備えている。一方の筐体64は、光ケーブル25を介して半導体レーザモジュール21Bとの間に接続することにより光源部67を構成している。他方の筐体65は、受光部68を構成している。
【0060】
図14(a)に示すように、光源部67の筐体64には、アダプタを備えたL字状の支持部材69が固定されている。この支持部材69のアダプタには、光ケーブル25のコネクタ25aが着脱可能に取り付けられる。また、コネクタ25aの出射端面の光軸上には、平な面を持たない非球面レンズ70が取り付けられたホルダ71が配設されている。
【0061】
図14(b)に示すように、受光部68の筐体65には、光源部67側の非球面レンズ70と対向する光軸上に、同様の平な面を持たない非球面レンズ72が配設されている。この非球面レンズ72後方の筐体65内には、光軸上にフォト検出器23が取り付けられたL字状の支持部材73が配設されている。
【0062】
それぞれの筐体64,65の底面側部には、レール62の側面に対して取付片74が取り付けられている。取付片74には筐体64,65をレール62に対して固定するための固定ネジ75が取り付けられている。各筐体64,65は、固定ネジ75を緩めた状態で光軸に沿った方向(図14(b)の矢印X方向)にレール62上を移動する。これにより、光源部67と受光部68との間の測定光路長を任意に可変できる。そして、光源部67と受光部68とは、測定光路長が一度調整設定されると、その後は固定して使用される。
【0063】
なお、光学計測部61の光源部67としては、図3の半導体モジュール2Bに限定されるものではなく、半導体レーザモジュール21A,21C,21Dなどを用いることもできる。
【0064】
次に、図15は多重セル型ガス濃度測定装置の一例を示している。この多重セル型ガス濃度測定装置は、多重セル81と光学系(光源部67および受光部68)が筐体82内に配設されて一つのユニットを構成している。なお、光学系である光源部67および受光部68は、図14に示すものと同一構成なので、同一の構成要素には同一番号を付し、その説明については省略する。
【0065】
多重セル81は、基部が気密構造の円筒型形状の管83で構成されている。管83の内壁面両端部には、複数の反射ミラー(図15の例では、管83の左側部に一つ、右側部に二つ)84(84a,84b,84c)が配置されている。管83の左側部の上部には光源部67が着脱可能に取り付けられている。また、管83の左側部の下部には、光源部67と光軸が平行となるように受光部68が着脱可能に取り付けられている。管83の上部には、測定対象ガスの注入、排出を行うためのガス取入パイプ85とガス排出パイプ86とが並設されている。この多重セル81では、光源部67からの光が管83内の複数の反射ミラー84により多重反射されて受光部68に導かれる。
【0066】
この多重セル型ガス濃度測定装置によれば、多重セル81と光学系67,68が同一箇所に配置されるので、単一の振動機構を用いて筐体82を光軸方向に振動させることにより、光源部67と受光部68との間の測定光路長を変更することができる。しかも、装置全体の小型化が図れ、小さいスペースで測定光路長を長く設定して測定感度を向上させることができ、特に低濃度のガスを測定する場合に最適である。
【0067】
以上説明した本例のガス濃度測定装置において、測定光増幅部4は、ガス濃度測定範囲を0〜1000ppm−mの範囲とすると、基本波信号(f信号)の増幅度に比べて、2倍波信号(2f信号)の増幅度を100倍程度大きく設定するのが好ましい。すなわち、測定光増幅部4のf、2fのゲイン比設定は、測定濃度範囲にしたがって最適値にすればよい。
【0068】
図1に示す構成の反射型のガス濃度測定装置の場合、基本波信号(f信号)の増幅度を100000倍に設定し、2倍波信号(2f信号)の増幅度を10000000倍に設定すると、最適値の濃度検出信号2f/fの値(1に近い値)が得られる。
【0069】
また、例えば測定光増幅部4の2fとfのゲイン比を100に設定してデータを取得すると、図18に示すようなガス濃度と2f/fの関係が得られ、測定濃度範囲が100〜1000ppm−mにおいて2f/fが1に近い値となる。
【0070】
このように、本例のガス濃度測定装置によれば、測定光増幅部4のゲインを基本波信号(f信号)より2倍波信号(2f信号)のゲインを大きく設定し、基本波信号と2倍波信号で異なったゲインとする構成としたので、基本波信号に対してはるかに強度の低い2倍波信号の強度を大きくして基本波信号と2倍波信号の強度を略同程度とすることができ、従来に比べて濃度測定誤差が小さくなり、測定精度の向上を図ることができる。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明のガス濃度測定装置によれば、測定光増幅部をなすプリアンプのゲインを基本波信号より2倍波信号のゲインを大きく設定し、基本波信号と2倍波信号で異なったゲインとし、基本波信号に対してはるかに強度の低い2倍波信号の強度を大きくして基本波信号と2倍波信号の強度を略同程度とすることができるので、従来に比べて濃度測定誤差を小さくでき、測定精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス濃度測定装置の全体構成図
【図2】図1における測定光増幅部の内部構成の一例を示す図
【図3】図1の装置に適用される半導体レーザモジュールの内部構造を示す平面図
【図4】図3の半導体レーザモジュールの内部構造を示す側面図
【図5】図1における2倍波信号増幅器および信号同期検出器の構成例を示すブロック図
【図6】図1における基本波信号増幅器および信号微分検出器の構成例を示すブロック図
【図7】図1における温度安定化PID回路の構成例を示すブロック図
【図8】図1における電流安定化回路の構成例を示すブロック図
【図9】図1における受信系の構成例を示すブロック図
【図10】本装置における半導体レーザ発振波長安定化の処理を示すフローチャート
【図11】本装置に適用できる半導体レーザモジュールの他の構成例を示す図
【図12】(a),(b)本装置に適用できる半導体レーザモジュールの他の構成例を示す図
【図13】(a),(b)本装置に適用できる半導体レーザモジュールの他の構成例を示す図
【図14】(a),(b)図2の半導体レーザモジュールが接続される光路長可変型のガス濃度測定装置の構成例を示す図
【図15】多重セル型のガス濃度測定装置の構成例を示す図
【図16】(a)参照ガスセル内の測定対象ガスのレーザ光吸収波形を示す図
(b)信号微分波形(破線)および2f信号のピーク検出波形(実線)を示す図
【図17】従来の半導体レーザモジュールを用いた電流電圧変換プリアンプの出力波形を示す図
【図18】本装置において測定光増幅部の2fとfのゲイン比を100にしたときのガス濃度と2f/fの関係を示す図
【符号の説明】
1…ガス濃度測定装置、2…光源部(光源ユニット)、4…測定光増幅部、4a…電流電圧変換回路、4b…バンドパスフィルター、4c…信号増幅器、5…受信信号検出部、13…演算部、21…半導体レーザ、32…受光部(フォト検出器)。

Claims (1)

  1. 周波数変調されたレーザ光を出射する半導体レーザ(24)を有する光源部(2)と、該光源部から測定対象ガスの雰囲気を通ったレーザ光を受光する受光部(32)と、該受光部の受光信号から前記半導体レーザの変調周波数の基本波位相敏感検波信号および2倍波位相敏感検波信号を検出する受信信号検出部(5)と、該受信信号検出部が検出する前記基本波位相敏感検波信号および2倍波位相敏感検波信号の比に基づいて前記測定対象ガスのガス濃度を演算する演算部(13)とを備えたガス濃度測定装置(1)において、
    前記基本波位相敏感検波信号よりも前記2倍波位相敏感検波信号のゲインが大きくなるように前記受光部からの受光信号を増幅して出力する測定光増幅部(4)を備え、
    前記受光部は、受光したレーザ光を受光電流に変換するフォトダイオードからなり、
    前記測定光増幅部は、前記受光部で生成した受光電流を受光電圧に変換する電流電圧回路(4a)と、該電流電圧回路からの信号のうち前記2倍波位相敏感検波信号をそのまま通過させ、それ以外の信号を減衰させるバンドパスフィルター(4b)と、該バンドパスフィルターを通過した受光信号を所定の増幅度で増幅する信号増幅器(4c)とを備えたことを特徴とするガス濃度測定装置。
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