JP3690635B2 - ドッキングユニットおよび携帯型情報機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モバイルPCやパームトップ型計算機等の携帯型情報機器およびこの携帯型情報機器を着脱自在に装着して携帯型情報機器の機能を拡張するドッキングユニットに係わり、特に、携帯型情報機器の携帯性の向上とドッキングユニットの利便性の向上とを図ったものである。
【0002】
【従来の技術】
いわゆる手のひらサイズのパームトップコンピュータやA5サイズのモバイルPC等の携帯型の情報機器は、小型化が要求される。そのため、一般的に、情報機器としての機能の内、一部の機能、例えば、公衆電話回線やISDN回線等を利用してシステムセンタとの間で情報の授受を行う機能等、限定された機能のみを有する構成となっている。従って、携帯型の情報機器のみを用いて、デスクトップ型PC(パーソナルコンピュータ)のように、一つの情報機器として機能させるには限界がある。
【0003】
そこで、情報機器の電子回路部分をべースとしたドッキングユニットを用意し、このドッキングユニットに携帯型情報機器を装着することにより、ドッキングユニットに装備されている各拡張装置を携帯型情報機器で利用できるようにしている。
ドッキングユニットに装備されている拡張装置としては、標準サイズのキーボード、マウス、タブレット、スキャナ等の入力装置、CD−ROMドライブやFDD(Flexible Disk Drive unit)、拡張HDD(Hard Disk Drive unit)等の外部記憶装置などがある。
【0004】
このように、携帯型情報機器をドッキングユニットに装着して使用することにより、オフイスなどでの通常時には、デスクトップあるいはノート型のコンピュータ(情報機器)としての使用が可能である。
しかし、拡張したい装置は、携帯型情報機器の使用状況により異なり、例えば、CD―ROMドライブを使いたい時にドッキングユニットを接続すると、その他の不要なFDDや拡張HDD、拡張電池(バッテリ)、外部キーボード等の各装置まで装着されることになる。
【0005】
この結果、機能拡張した携帯型情報機器を、屋外等で携帯して使用したい場合には、使わない拡張装置まで持ち歩くことになり、機器全体が大きく、重くなり、さらに、消費電力も増えるので、携帯型情報機器の携帯性が大きく損なわれる。
【0006】
また、従来の携帯型情報機器には、ドッキングユニットを介することなく直接、CD―ROMドライブやFDD、拡張HDD、拡張電池(バッテリ)、外部キーボード等の各拡張装置を接続して用いるものもある。
しかし、このような携帯型情報機器では、各拡張装置を接続するための専用のインタフェース部を個別に設ける必要があり、その分、携帯型情報機器のサイズが大きくなり、携帯性が損なわれ、かつ、コストアップにもなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、従来の技術では、携帯型情報機器から、ドッキングユニットが有する複数の拡張装置をそれぞれ単体で利用することができない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、携帯型情報機器の携帯性を損なうことなく、その携帯型情報機器の機能を拡張することを可能とするドッキングユニットと、携帯性がさらに向上した携帯型情報機器とを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のドッキングユニットは、各拡張装置および携帯型情報機器とのインタフェース部を、物理的に取外し可能(着脱自在)な構造とし、さらに、そのインタフェース部には、各拡張装置を個別に着脱自在に接続するインタフェースを設けた構成とする。このことにより、ドッキングユニットが具備する各拡張装置の内の1つを、ドッキングユニットから分離させて携帯型情報機器に接続することができ、携帯型情報機器には、必要最低限の拡張装置のみが付設されることとなり、携帯性を著しく損なうことを回避できる。
【0009】
また、携帯型情報機器側も、ドッキングユニットと接続するためのインタフェース部を1つだけ持てば良く、各拡張装置専用のインタフェースを個別に設ける必要も無く、携帯型情報機器側のサイズの肥大化を回避することができる。
さらに、ドッキングユニットは、携帯型情報機器の未装着状態では、自ユニットに拡張機能として設けられている入力装置や外部記憶装置、表示装置等を用いて通常の情報処理装置として機能するが、拡張機能の幾つかが取外された場合、その都度、ドッキングユニットのシステム構成を再編成する。これにより、ドッキングユニットは、具備した拡張機能が取外されても、残された拡張装置からなるシステム構成で動作するので、機能は制限されるが、ユーザの利用が可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図1、図3、図5は本発明のドッキングユニットと携帯型情報機器の第1〜第3の外観構成例を示す斜視実体図であり、図2,図4、図6は、それぞれ、図1、図3、図5におけるドッキングユニットと携帯型情報機器の機能構成例を示すブロック図である。
【0011】
まず、図5を用いて、ドッキングユニットと携帯型情報機器のそれぞれの構造を説明する。図3は、ドッキングユニットに携帯型情報機器を装着した状態を示しており、本図において、1は携帯型情報機器、2はドッキングユニットであり、携帯型情報機器1には、LCD(Liquid Crystal Display)からなる表示装置1iとキーボードからなる入力装置1kが設けられ、また、ドッキングユニット2には、LCDからなる補助表示装置3と、それぞれ補助入力装置としてのキーボード4、マウス5、タブレット6が設けられている。
【0012】
このように、携帯型情報機器1をドッキングユニット2に装着した状態では、ユーザは、ドッキングユニット2のキーボード4やマウス5、タブレット6を利用して、データ等の入力操作を行なうことができる。携帯型情報機器1に装備されている入力装置1k(キーボード)はサイズが小さく、操作性が悪いが、ドッキングユニット2のキーボード4は、通常のフルキーサイズのキーボードであり、このキーボード4を用いることにより、ユーザは、効率的な入力操作が可能となる。
【0013】
また、このように携帯型情報機器1をドッキングユニット2に装着した状態では、キーボード4やマウス5、タブレット6からの入力結果は、ドッキングユニット2の補助表示装置3ではなく、サイズの大きい携帯型情報機器1の表示装置1iに出力する。尚、ドッキングユニット2にはCRT等のデイスプレイも接続可能な構成とすることにより、携帯型情報機器1をドッキングユニット2に装着した状態では、通常のデスクトップ型の情報機器として使用することができる。
【0014】
このように携帯型情報機器1をドッキングユニット2に装着した状態では、ユーザは、ドッキングユニット2のキーボード4やマウス5、タブレット6からの入力結果を、携帯型情報機器1の表示装置1iで確認する操作を行なうことができる。
次に、図3を用いて、この携帯型情報機器1をドッキングユニット2から取り外した状態を説明する。
【0015】
図3では、図5において一体化されていたドッキングユニット2と携帯型情報機器1を分離状態とした場合の構成を示している。
図3において、7はドッキングユニット2側のインタフェース部であり、このインタフェース部7には、コネクタ7aが設けられている。そして、このコネクタ7aに対応したコネクタが携帯型情報機器1側にも設けられており、携帯型情報機器1をドッキングユニット2に装着すると、これらのコネクタが接続され、携帯型情報機器1とドッキングユニット2間で電気信号が伝達される。
【0016】
本図3で示すように、携帯型情報機器1をドッキングユニット2から取り外した状態で利用する場合、ユーザは、携帯型情報機器1に装備されている入力装置1kを用いてデータ等の入力操作を行なう。その入力結果は、表示装置1iに出力される。
【0017】
また、携帯型情報機器1が取り外された状態のドッキングユニット2は、図4,6に示すように、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等からなる一般的なコンピュータ処理機能を有しており、キーボード4やマウス5、タブレット6からの入力信号を処理して、その結果を補助表示装置3に表示する。
このように、携帯型情報機器1が取外された状態では、ドッキングユニット2を、フル機能の情報機器として使用することができる。
【0018】
尚、ドッキングユニット2には、商用周波数の100Vなどが供給される主電源部が設けられている。
また、ドッキングユニット2から取り外された状態の携帯型情報機器1は、内臓された電池等によって動作する。
【0019】
以下、このような、携帯型情報機器1をドッキングユニット2に装着した状態、および、携帯型情報機器1をドッキングユニット2から取外した状態での、各処理と操作を可能とするための携帯型情報機器1およびドッキングユニット2の内部構成を図4,6に基づき説明する。
【0020】
図4,6に示すように、携帯型情報機器1には、CPUからなる中央処理部1aと、各部の動作をコントロールして携帯型情報機器全体としての動作制御を行なう主制御部1b、装置の基本動作手順等が記述されたプログラムを記憶するROM等からなるシステムプログラム記憶部(図中、「システムプログラム」と記載)1c、RAM(Random Access Memory)等からなりシステムプログラム記憶部1cのプログラム等がロードされる主記憶部(図中、「主記憶」と記載)1d、レジスタ等からなり携帯型情報機器1とドッキングユニット2との装着状態を記憶する設定情報記憶部1e、通信装置等の接続制御を行う周辺制御部1f、HDD等の外部記憶装置1g、LCDの駆動制御を行なう表示制御部1h、LCDからなる表示装置1i、表示装置1iに表示するデータを格納する表示バッファ1j、キーボードからなる入力装置1k、入力装置1kからの入力信号を取り込む入力制御部1m、ドッキングユニット2への装着を検出する装着検出部1n、および、ドッキングユニット2との接続制御を行なう共通インタフェース部1o(図中、「インタフェース部」と記載)が設けられている。
【0021】
また、ドッキングユニット2には、CPUを具備してドッキングユニット2の全体動作制御を行なう装置制御部2aと、RAM等からなりドッキングユニット側のメインメモリとしての拡張記憶装置2b、放送電波を受信するデジタル放送チューナ部2c、携帯型情報機器1の装着を検出する装着検出部2d、LCDからなる補助表示装置3、キーボード4,マウス5,タブレット6からなる拡張入力装置(4〜6)、携帯型情報機器1との信号の接続制御を行なうインタフェース部7、インタフェース部7のドッキングユニット2側の各部の接続先を制御する切替え制御部8、および、CD−ROMドライバやFDD等の拡張外部記憶装置9が設けられている。
【0022】
携帯型情報機器1とドッキングユニット2とは、それぞれの共通インタフェース部1oとインタフェース部7を介して着脱自在な構成となっている。
このような構成により、携帯型情報機器1は、携帯時には、ドッキングユニット2から取り外すことによって、独立の情報機器として使用できるようになっている。また、携帯型情報機器1が取り外されたドッキングユニット2も、独立の情報機器として使用できる。
【0023】
携帯型情報機器1において、主制御部2および周辺制御部6は、ドッキングユニット2も含むシステム全体の制御および接続された外部装置の制御を行う機能を有している。この周辺制御部6は、携帯式無線通信装置、例えばPHS等や、プリンタなど、システムに接続された周辺機器の制御を行ない、この場合のインタフェース(I/F信号)は共通とし、システムバス(データ線路、クロック信号、アドレス信号、制御信号)、識別信号、電源供給回路等を使用する。
【0024】
共通インタフェース部1oとインタフェース部7を介して、装着された携帯型情報機器1とドッキングユニット2は、情報のやり取りを行なう。
携帯型情報機器1側の装着検出部1n、および、ドッキングユニット2側の装着検出部2dは、携帯型情報機器1がドッキングユニット2に、共通インタフェース部1oとインタフェース部7を介して装着されているか否かを検出し、検出信号を出力する。この信号によって、携帯型情報機器1側では、設定情報部記憶部1eに設定情報が保持され、主制御部1bで分離状態を識別し、また、ドッキングユニット2側では、装置制御部2aで分離状態を識別する。
【0025】
そして、図3,4に示すように携帯型情報機器1がドッキングユニット2から取り外されている状態では、携帯型情報機器1は、機能が制限された独立した情報処理装置としての動作を行なう。すなわち、周辺制御部1fによって外部記憶装置1gを、表示制御部1hによって表示装置1iを、入力制御部1mによって入力装置1kを制御する。また、ドッキングユニット2は、切替え制御部8により、各装置がインタフェース部7を介さず装置制御部2aで直接制御されるように切り替えられ、単独での動作を行なう。
【0026】
これに対して、図5,6に示すように携帯型情報機器1がドッキングユニット2に装着された状態では、携帯型情報機器1は、ドッキングユニット2に付設された拡張外部記憶装置9や拡張入力装置(キーボード4,マウス5,タブレット6)を使用する。
すなわち、携帯型情報機器1がドッキングユニット2にセットされた状態では、ドッキングユニット2側の切替え制御部8により、携帯型情報機器1側からドッキングユニット2側の各装置が制御できるよう共通インタフェース部1oとインタフェース部7が切り替え制御される。
【0027】
これにより、入力制御部1mは、ドッキングユニット2側の拡張入力装置(キーボード4,マウス5,タブレット6)と接続され、これらのキーボード4,マウス5,タブレット6からの入力情報が主制御部1bに入力される。
同様に、周辺制御部1fはドッキングユニット2側の拡張外部記憶装置9等と接続され、主制御部1bから拡張外部記憶装置9やデジタル放送チューナ部2c等の制御が可能となる。
【0028】
次に、図1および図2を用いて、特に本例のドッキングユニット2の特徴を顕著に示す技術を説明する。
図1においては、ドッキングユニット2の拡張装置の一部、すなわち、ドッキングユニット2に付設されたCD−ROMドライブ等の拡張外部記憶装置9のみをドッキングユニット2から取外して携帯型情報機器1側に装着する例を示している。
【0029】
このように、拡張外部記憶装置9を携帯型情報機器1側に装着する場合、拡張外部記憶装置9と共に、インタフェース部7とこのインタフェース部7に付設された切替え制御部8がドッキングユニット2から取り外される。
また、拡張外部記憶装置9はケーブル10を有し、このケーブル10により、インタフェース部7に、インタフェース部7上のコネクタ7bを介して接続されている。
【0030】
携帯型情報機器1は、装着検出部1nにより、インタフェース部1nとインタフェース部7との接続を検出して、その接続情報を設定情報記憶部1eに登録し、拡張外部記憶装置9を制御する。
このように、ドッキングユニット2に付設された各拡張装置の内の拡張外部記憶装置9のみをドッキングユニット2から取り外して、携帯型情報機器1側に装着することができるので、携帯性を著しく損なうことなく、携帯型情報機器1を機能拡張することができる。
【0031】
また、インタフェース部7上のコネクタ7bは、拡張外部記憶装置9専用であり、他の拡張装置(キーボード4、マウス5、タブレット6など)用にもそれぞれに対応したコネクタがインタフェース部7に設けられている。このことにより、携帯型情報機器1側では、インタフェース部7のコネクタ7aに対応するコネクタの共通インタフェース部1oを有するだけで、ドッキングユニット2側の取外し可能な全ての拡張機能を、個別にあるいは任意の組合せで接続して利用することができる。
【0032】
図2は、図1で示す部分的機能拡張を行なった状態の携帯型情報機器1とドッキングユニット2の機能構成例を示しており、ドッキングユニット2の拡張外部記憶装置9とインタフェース部7(切替え制御部8を含む)がドッキングユニット2から取り外され、携帯型情報機器1側に接続されている状態である。
このように、インタフェース部7は携帯型情報機器1に接続されているので、切替え制御部8により、拡張外部記憶装置9に対する制御は、携帯型情報機器1からの制御に切り替わる。これにより、携帯型情報機器1から拡張外部記憶装置9が使用可能となる。
【0033】
携帯型情報機器1では、通常、OS(オペレーティングシステム)等の基本ソフトウェアが、自動的にシステム構成の変化を認識して装置を初期化する。
本例では、ドッキングユニット2においても、主記憶装置としての拡張記憶装置2bに同様のソフトウェアを格納し、中央処理装置機能を有する装置制御部2aにより、次の図7に示す手順で、システム構成の変化を認識して装置の再編成を行なう。
【0034】
図7は、図2におけるドキュメントユニットの本発明に係わる処理動作例を示すフローチャートである。
本例は、ドッキングユニット2から拡張外部記憶装置9を取り外した後のドッキングユニット2の処理動作を示すものであり、拡張外部記憶装置9が取り外された後(ステップ701)、ドッキングユニット2に電源が入ると(ステップ702)、装置制御部2aにより、各装置構成を調べる。
【0035】
この時、拡張外部記憶装置9が取り外されているので、装着検出部2dが、拡張外部記憶装置9がないことを検出して(ステップ703)、装置制御部2aに通知する。これにより、装置制御部2aは、拡張外部記憶装置9が取り外されているとの装置情報を取得し(ステップ704)、ドッキングユニット2内に存在している装置のみの初期化を行い、システム構成を再編成して、使用可能な状態にする(ステップ705)。
【0036】
以上、図1〜図7を用いて説明したように、本例のドッキングユニットおよび携帯型情報機器では、ドッキングユニット2側に装備されているキーボード4や、マウス5、タブレット6、CD−ROM等の拡張外部記憶装置9など、一部の拡張装置のみを個別に、ドッキングユニット2から取外して携帯型情報機器1に装着して、携帯型情報機器1側で使用することができるので、携帯型情報機器1の機能を拡張する場合にも、必要最低限の装置追加ですみ、携帯型情報機器1の携帯性を損なうことはない。
【0037】
また、携帯型情報機器1のドッキングユニット2の各拡張装置への接続は、通常のドッキングユニット2と携帯型情報機器1との接続に用いている共通インタフェース部1oを用いるので、携帯型情報機器1側に、各拡張装置別専用に特別なインタフェースを設ける必要がなく、携帯型情報機器1のサイズを小さく抑えることができる。
また、ドッキングユニット2側においても、一般の情報処理装置と同様に、システムの再構成が可能であり、携帯型情報機器1用に拡張装置が取外されても、残っている各拡張装置の構成での動作利用ができる。
【0038】
尚、本発明は、図1〜図7を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、携帯型情報機器1における装着検出部1n、および、ドッキングユニット2における装着検出部2dの構成に関して特に具体的に述べていないが、それぞれ、物理的にスイッチ等を設けた構成で良い。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯型情報機器から、ドッキングユニットが有する複数の拡張装置をそれぞれ単体で利用することができ、携帯型情報機器の携帯性を損なうなく、その携帯型情報機器の機能を拡張することが可能であり、また、携帯型情報機器においては、各拡張装置の接続に共通のインタフェース部を用いるので、携帯型情報機器の携帯性をさらに向上させることが可能である。また、ドッキングユニットにおいては、各拡張装置が取り外された状態でも、ドッキングユニット単体で情報機器として利用でき、ドッキングユニットの利便性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドッキングユニットと携帯型情報機器の第1の外観構成例を示す斜視実体図である。
【図2】図1におけるドッキングユニットと携帯型情報機器の機能構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明のドッキングユニットと携帯型情報機器の第2の外観構成例を示す斜視実体図である。
【図4】図3におけるドッキングユニットと携帯型情報機器の機能構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明のドッキングユニットと携帯型情報機器の第3の外観構成例を示す斜視実体図である。
【図6】図5におけるドッキングユニットと携帯型情報機器の機能構成例を示すブロック図である。
【図7】図2におけるドキュメントユニットの本発明に係わる処理動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:携帯型情報機器、1a:中央処理部、1b:主制御部、1c:システムプログラム記憶部、1d:主記憶部、1e:設定情報記憶部、1f:周辺制御部、1g:外部記憶装置、1h:表示制御部、1i:表示装置、1j:表示バッファ、1k:入力装置、1m:入力制御部、1n:装着検出部、1o:共通インタフェース部、2:ドッキングユニット、2a:装置制御部、2b:拡張記憶装置、2c:デジタル放送チューナ部、2d:装着検出部、3:補助表示装置、4〜6:拡張入力装置(キーボード4、マウス5、タブレット6)、7:インタフェース部、7a,7b:コネクタ、8:切替え制御部、9:拡張外部記憶装置、10:ケーブル。
Claims (1)
- 入力装置と外部記憶装置を含む拡張装置を有し、着脱自在に装着された携帯型情報機器から各拡張装置を利用させるドッキングユニットであって、
中央処理装置および主記憶装置を具備して上記携帯型情報機器が取り外された状態で単体の情報処理装置として動作し、
上記各拡張装置のそれぞれを個別にドッキングユニット本体から着脱自在に設けると共に、
装着された上記携帯型情報機器との電気信号の伝達を行なうインタフェース手段をドッキングユニット本体から着脱自在に設け、
かつ、該インタフェース手段には、上記ドッキングユニット本体から取り外された状態で、該ドッキングユニット本体から取り外された上記各拡張装置を個別に着脱自在に接続するコネクタ手段を設け、
上記ドッキングユニット本体から取り外された上記インタフェース手段に装着された上記携帯型情報機器から、該インタフェース手段に接続された上記ドッキングユニット本体から取り外された上記各拡張装置を利用させることを特徴とするドッキングユニット。
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