JP3688621B2 - 取引情報処理装置、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品又はサービス(以下、「商品等」という)の受注、発注に関する情報を処理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、商品等の受注、発注情報を処理するシステムが構築されている。この従来の取引情報の処理システムの一例として、データ共有型の取引情報処理システムがある。このような従来システムの例を図27に示す。
図27において、受発注システムを構成するセンタ100は、所定のコンピュータにより構成されており、受発注データテーブル101と、受発注品目データテーブル102を有している。
受発注データテーブル101は、発注案件ごとに発注IDに関連付けて、受注、請求、支払の各情報を管理するテーブルであって、図27に示すように、発注IDに関連付けて、発注日、納入完了日、請求日、請求金額、発注先の企業名などが記憶されている。
受発注品目データテーブル102は、発注案件ごとに発注、受注、納入、請求、支払の各内容を記憶するテーブルであって、図27に示すように、発注IDに関連付けて、明細番号、品名、品番、数量などが記憶されている。
【0003】
このように構成されたセンタ100では、発注者から発注がされると、センタ100が発注案件に対して発注IDを発行し、この発注IDに関連付けて上記受発注データテーブル101及び受発注品目明細テーブル102に、発注、受注、納入、請求、支払の各処理状況や処理内容を記憶するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】
上述の従来システムでは、1つの発注案件に対して、受注案件、納入案件、請求案件、支払案件がそれぞれ1対1に対応付けられて管理されていた。
そのため、例えば、ある製品を製造するなどの所定の目的のため、複数の発注先に商品等を発注する場合には、複数の発注案件に分けるため発注処理を複数回にわたって行う必要があった。
また、発注者が、ある商品等を大量に発注する場合、1回の納入の限度量があるため、発注者はこの納入限度量を考慮して、複数の発注案件に分けるため発注処理を複数回にわたって行う必要があった。
これらの場合、複数回にわたって発注処理を行わなければならないばかりか、発注者は各発注案件を並行して管理しなければならず、この処理が煩雑であるために発注漏れや支払漏れが発生する原因となる場合もあった。
【0005】
また、例えば、1回の納入限度量を超えてしまうなどの理由から、1回の発注に対して受注者が複数回に分けて納入する場合がある。
このような場合、発注案件に対する請求案件が1対1として管理されているため、受注者は、全ての商品等の納入が完了するまでは請求を行うことができず、受注者にとっては納入してから、請求を行うまでの間の資金回収のリスクを負わなければならないという問題があった。
【0006】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、効率的に受注、発注などに関する処理を行うことができる仕組みを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点にかかる取引処理装置は、商品等の発注、受注、納入、請求、支払に関する情報を処理する装置であって、発注、受注、納入、請求、支払を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する案件識別情報発行手段と、発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて記憶する案件情報記憶手段と、上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を、発注、受注、納入、請求、支払の別を示す処理案件の種別ごとに記憶する処理内容記憶手段と、上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記案件情報記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記処理内容記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新し、上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する案件処理手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の観点にかかる取引処理装置は、商品等の受注、発注に関する情報を処理する装置であって、受注、発注を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する案件識別情報発行手段と、発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて記憶する案件情報記憶手段と、上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を受注、発注の別を示す処理案件の種別ごとに記憶する処理内容記憶手段と、上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記案件情報記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記処理内容記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新し、上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する案件処理手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の第3の観点にかかる取引処理装置は、商品等の発注、納入に関する情報を処理する装置であって、発注、納入を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する案件識別情報発行手段と、発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて記憶する案件情報記憶手段と、上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を発注、納入の別を示す処理案件の種別ごとに記憶する処理内容記憶手段と、上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記案件情報記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記処理内容記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新し、上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する案件処理手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
本発明の第4の観点にかかる取引処理装置は、商品等の発注、請求に関する情報を処理する装置であって、発注、請求を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する案件識別情報発行手段と、発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて記憶する案件情報記憶手段と、上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を発注、請求の別を示す処理案件の種別ごとに記憶する処理内容記憶手段と、上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記案件情報記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記処理内容記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新し、上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する案件処理手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
本発明の第5の観点にかかる取引処理装置は、商品等の発注、請求、支払に関する情報を処理する装置であって、発注、請求、支払を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する案件識別情報発行手段と、発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて記憶する案件情報記憶手段と、上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を発注、請求、支払の別を示す処理案件の種別ごとに記憶する処理内容記憶手段と、上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記案件情報記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記処理内容記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新し、上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する案件処理手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
本発明の第1の観点にかかる取引情報処理方法は、第1の記憶手段と第2の記憶手段とを有するコンピュータが商品等の発注、受注、納入、請求、支払に関する情報を処理する方法であって、上記コンピュータが、発注、受注、納入、請求、支払を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する処理と、発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて上記第1の記憶手段に記憶する処理と、上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を、発注、受注、納入、請求、支払の別を示す処理案件の種別ごとに第2の記憶手段に記憶する処理と、上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記第1の記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記第2の記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新する処理と、上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する処理と、を行うことを特徴とする。
【0014】
本発明の第2の観点にかかる取引情報処理方法は、第1の記憶手段と第2の記憶手段とを有するコンピュータが商品等の受注、発注に関する情報を処理する方法であって、上記コンピュータが、受注、発注を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する処理と、発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて上記第1の記憶手段に記憶する処理と、上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を、受注、発注の別を示す処理案件の種別ごとに第2の記憶手段に記憶する処理と、上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記第1の記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記第2の記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新する処理と、上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する処理と、を行うことを特徴とする。
【0015】
本発明の第1の観点にかかるコンピュータプログラムは、第1の記憶手段と第2の記憶手段とを有するコンピュータを、取引情報処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって、上記コンピュータに対して、発注、受注、納入、請求、支払を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する処理と、発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて上記第1の記憶手段に記憶する処理と、上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を、発注、受注、納入、請求、支払の別を示す処理案件の種別ごとに第2の記憶手段に記憶する処理と、上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記第1の記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記第2の記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新する処理と、上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する処理と、を実行させることを特徴とする。
【0016】
本発明の第2の観点にかかるコンピュータプログラムは、第1の記憶手段と第2の記憶手段とを有するコンピュータを、取引情報処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって、上記コンピュータに対して、受注、発注を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する処理と、発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて上記第1の記憶手段に記憶する処理と、上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を、受注、発注の別を示す処理案件の種別ごとに第2の記憶手段に記憶する処理と、上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記第1の記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記第2の記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新する処理と、上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する処理と、を実行させることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかる実施形態を説明する。
図1に本発明にかかる受発注処理装置を商品等の取引情報の処理を行うシステムに適用した実施形態について説明する。
本発明にかかかる受発注処理装置は、図1の受発注処理センタ1により実現される。
この受発注処理センタ1には、所定のネットワークを介して発注者が使用する端末2及び受注者が使用する端末3がそれぞれ複数接続可能となっている。
これら端末2及び端末3は、コンピュータにより構成され、所定のネットワークを介して受発注センタ1と通信を行い、受発注センタ1から送信された情報を出力したり、発注者又は受注者が入力した情報を受発注センタ1に送信する機能を有する。
【0018】
受発注処理センタ1は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するコンピュータプログラムを記憶する、RAM、ROM等の内部メモリ及びハードディスクドライブなどの外部記憶装置により図1に示す機能ブロックを構成する。
この機能ブロックとしては、案件情報記憶部11、発注情報記憶部12、受注情報記憶部13、納入情報記憶部14、請求情報記憶部15、支払情報記憶部16、案件ID発行部17、受発注処理部18、納入処理部19、請求処理部20、支払処理部21、表示制御部22がある。
【0019】
案件情報記憶部11は、発注、受注、納入、請求、支払の各処理案件に対して発行された案件IDに関連付けて、当該処理案件に関連する他の処理案件の案件ID等を記憶する記憶部である。
案件情報記憶部11に記憶されるデータの一例を図2に示す。
図2に示すように、案件情報記憶部11には、案件IDに関連付けて、当該処理案件の処理状態と、処理案件の種別と、関連IDが記憶できるようになっている。
案件の種類としては、例えば、発注、受注、納入、請求、支払などである。
案件IDは、各処理内容を識別するための識別情報であって、案件ID発行部17により発注、受注、納入、請求、支払の各処理案件ごとに発行される。
また、関連IDは、当該処理案件と関連する案件IDであり、本実施形態では、当該処理案件の元となる処理案件の案件ID(例えば、受注案件の関連案件IDとしては発注案件案件の案件ID)が記憶されている。なお、関連IDはこれに限定されるものではなく、関連を有する他の処理案件の案件IDを記憶してもよい。
【0020】
発注情報記憶部12は、発注案件の案件ID(発注案件ID)に関連付けて発注案件の内容を記憶する記憶部である。
この発注情報記憶部12は、発注項目セットテーブル12aと発注明細テーブル12bから構成されている。
発注項目セットテーブル12aは、各発注案件に共通する項目に関するデータを記憶したテーブルであって、例えば、図3に示すように、各発注案件IDに対応づけて、共通情報、発注者を特定するための発注者情報、納入先を特定するための納入先情報が記憶できるようになっている。
共通情報としては、例えば、発注日、納入完了日、支払完了日、納入希望日、件名、発注金額などの情報がある。発注者情報としては、例えば、企業コード、企業グループ名、企業名、組織名、役割、担当者氏名、担当者電話番号、担当者メールアドレスなどの情報がある。また、納入先情報としては、例えば、納入先郵便番号、納入先住所、納入先電話番号、納入先担当者氏名などの情報がある。
【0021】
また、発注明細テーブル12bは、発注案件ごとに固有のデータを記憶したテーブルであって、例えば、図4に示すように、発注案件IDに関連付けて、発注した各商品等の内容を表す品目データが記憶されている。
品目データとしては、例えば、発注した商品等の品名、品番、仕様・規格、単価、数量、当該商品等の発注先である売り手(受注者)、売り手コード、メーカー名、科目名、科目コード、合価、案件の処理状態に関する情報、関連する案件IDの情報などが含まれる。
なお、発注明細テーブル12bは、一つの発注案件IDに関連付けて複数の品目データを記憶できるようになっている。
【0022】
受注情報記憶部13は、受注案件の案件ID(受注案件ID)に関連付けて受注案件の内容を記憶する。
この受注情報記憶部13は、受注項目セットテーブル13aと受注明細テーブル13bから構成される。
受注項目セットテーブル13aは、各受注案件に共通する項目に関するデータを記憶したテーブルであって、図5に示すように、各受注案件IDに対応づけて、受注コードなどの共通情報、買い手である発注者を特定するための発注者情報、納入完了日などの納入先情報を記憶できるようになっている。
【0023】
また、受注明細テーブル13bは、発注案件ごとに固有のデータを記憶したテーブルであって、例えば、図4に示すように、発注案件IDに関連付けて、受注した各商品等の内容を表す品目データが記憶できるようになっている。
品目データとしては、図6に示すように、受注した商品等に関する情報や、納入数量、当該受注案件に関連する関連案件IDなどが含まれる。
なお、受注明細テーブル13bは、一つの受注案件IDに関連付けて複数の品目データを記憶できるようになっている。
【0024】
納入情報記憶部14は、納入案件の案件ID(納入案件ID)に関連付けて納入案件の内容を記憶する記憶部である。
この納入情報記憶部14は、納入項目セットテーブル14aと納入明細テーブル14bから構成されている。
納入項目セットテーブル14aは、各納入案件に共通する項目のデータを記憶したテーブルであって、例えば、図7に示すように、各納入案件IDに対応づけて、共通情報、買い手である発注者を特定するための発注者情報、売り手である受注者を特定するための受注者情報、納入先を特定するための納入先情報、未納入の数量を表す未納入量情報が記憶できるようになっている。
受注者情報としては、例えば、受注者の企業コード、企業グループ名、企業名、組織名、役割、担当者氏名、担当者電話番号、担当者メールアドレスなどが含まれる。
【0025】
また、納入明細テーブル14bは、納入案件ごとに固有のデータを記憶したテーブルであって、例えば、図8に示すように、各納入案件IDに関連付けて、納入した品目データが記憶できるようになっている。
この品目データとしては、例えば、納入された商品等の品名、品番、仕様・規格、単価、数量、当該商品等の発注先である売り手(受注者)、売り手コード、メーカー名、科目名、科目コード、合価、案件の処理状態に関する情報、関連する案件IDの情報などが含まれる。
【0026】
請求情報記憶部15は、請求案件の案件ID(請求案件ID)に関連付けて請求案件の内容を記憶する。
この請求情報記憶部15は、請求項目セットテーブル15aと請求明細テーブル15bから構成されている。
請求項目セットテーブル15aは、各請求案件に共通の項目に関するデータを記憶するテーブルであって、例えば、図9に示すように、請求案件IDに対応づけて、共通情報、発注者情報、受注者情報、振込先を特定するための振込先情報を記憶することができる。
振込先情報としては、例えば、口座名義、銀行名、支店名、口座種別、口座番号などがある。
【0027】
また、請求明細テーブル15bは、請求案件ごとに固有のデータを記憶するテーブルであって、図10に示すように、請求案件IDに関連付けて、各請求案件の品目データが記憶できるようになっている。この品目データとしては、例えば、請求の対象となった商品等の品名、品番、仕様・規格、単価、数量、当該商品等の発注先である売り手(受注者)、売り手コード、メーカー名、科目名、科目コード、合価、案件の処理状態に関する情報、関連する案件IDの情報などが含まれる。
【0028】
支払情報記憶部16は、支払案件の案件ID(支払案件ID)に関連付けて各支払案件の内容を記憶する。
この支払情報記憶部16は、支払項目セットテーブル16aと支払明細テーブル16bから構成されている。
支払項目セットテーブル16aは、各支払案件に共通する項目に関するデータを記憶したテーブルであって、例えば、図11に示すように、各支払案件IDに対応づけて、共通情報、発注者情報、受注者情報、振込先情報を記憶することができる。
【0029】
また、支払明細テーブル16bは、支払案件ごとに固有のデータを記憶するテーブルであって、例えば、図12に示すように、各支払案件IDに関連付けて、各支払案件の品目データが記憶できるようになっている。この品目データとしては、例えば、支払の対象となった商品等の品名、品番、仕様・規格、単価、数量、当該商品等の発注先である売り手(受注者)、売り手コード、メーカー名、科目名、科目コード、合価、案件の処理状態に関する情報、関連する案件IDの情報などが含まれる。
【0030】
なお、上述の各記憶部の発注項目テーブル及び発注明細テーブルに記憶する項目は任意であり、発注者、受注者等により適宜追加・変更してもよい。
【0031】
案件ID発行部17は、各処理案件を識別するための識別情報である案件IDを発行する。
案件ID発行部17は、所定の規則に従い、各案件が処理される毎に案件IDをそれぞれ発行する。この案件IDは、各処理案件を識別できるものであればよく、例えば、数字、文字、記号や、またこれらの組み合わせなどにより構成してもよい。
【0032】
受発注処理部18は、商品等の受注や発注に関する処理を行う。
具体的には、受発注処理部18は、例えば、発注案件に対して発行された案件ID(発注案件ID)に関連付けて、当該処理状態等を案件情報記憶部11に記憶すると共に、発注案件IDに関連付けて当該発注内容を発注情報記憶部12に記憶する。
また、受発注処理部18は、発注内容から特定した受注者に対して受注案件の情報を生成し、当該受注案件の案件ID(受注案件ID)に関連付けて処理状態、及び関連IDとしての請求案件IDを案件情報記憶部11に記憶する。また、受発注処理部18は、当該受注案件の内容を受注案件IDに関連付けて受注情報記憶部13に記憶する。
また、受発注処理部18は、案件情報記憶部11に記憶されている関連IDを参照して、当該受注案件に対応する発注案IDを特定し、当該発注案件IDの処理状態を「受注」に更新する。また、受発注処理部18は、発注情報記憶部12に記憶されているデータのうち、受注処理により更新されたデータがある場合には、当該データを更新する。
【0033】
納入処理部19は、受注者からの商品等の納入に応じて、納入に関する情報の処理を行う。
具体的には、納入処理部19は、例えば、納入案件に対して発行された案件ID(納入案件ID)に関連付けて、当該処理状態等及び関連IDとしての受注案件IDを案件情報記憶部11に記憶するとともに、納入案件IDに関連付けて当該納入の内容を納入情報記憶部14に記憶する。また、納入注処理部19は、発注情報記憶部12、受注情報記憶部13に記憶されているデータのうち、納入処理により更新されたデータがある場合には、当該データを更新する。
また、納入処理部19は、受注者により納入がされたときに、当該納入数量から未納入数量を算出し、納入情報記憶部14に記憶するとともに、納入数量の合計が発注数量に達した場合は、納入が完了したものとして当該納入完了日を発注項目記憶部11、受注情報記憶部13に記憶する。
【0034】
請求処理部20は、受注者からの要求に応じて、発注者に対する請求処理を行う。
具体的には、請求処理部20は、例えば、請求案件IDに関連付けて、当該処理状態等及び関連IDとしての納入案件IDを案件情報記憶部11に記憶する。
また、請求処理部20は、受注者により納入された商品等の納入量に応じて、発注者に対して請求情報を発行し、当該請求の内容を請求案件IDに関連付けて請求情報記憶部15に記憶する。
また、納入注処理部19は、発注情報記憶部12、受注情報記憶部13に記憶されているデータのうち、請求処理により更新されたデータがある場合には、当該データを更新する。
【0035】
支払処理部21は、発注者からの要求に応じて、商品等の代金の支払処理を行う。
具体的には、支払処理部21は、発注者が支払を行った支払情報を受付け、当該支払情報の振込先情報に基づいて、指定されている金融機関等に対して決済処理を指示すると共に、当該支払案件に対して発行された案件ID(支払案件ID)に関連付けて、当該処理状態等と、関連IDとしての支払案件IDを案件情報記憶部11に記憶する。
また、支払処理部21は、発注情報記憶部12、受注情報記憶部13、納入情報記憶部14に記憶されているデータのうち、支払処理により更新されたデータがある場合には、当該データを更新する。
【0036】
表示制御部22は、発注者又は受注者からの要求に応じて、案件情報記憶部11及び発注情報記憶部12などをを参照して、各処理案件の処理内容と処理状態などを端末2,3に表示させることができる。
また、表示制御部22は、発注者、受注者の端末2及び3に対して、各処理の所定の入力画面を表示させるなど処理を行う。
【0037】
次に、上述の取引情報処理システムを用いた受発注処理方法について、図面を参照して説明する。
本実施形態にかかる受発注処理システムを用いた発注処理について、図13を参照して説明する。
まず、発注者が受発注処理センタ1に対して発注の要求を行うと、表示制御部22が、案件情報記憶部11及び発注情報記憶部12を参照して、当該発注者の企業コード等を含む発注案件を抽出し、当該発注案件の処理状態や、発注内容などの一覧を表示する(S101)。
この発注案件の一覧としては、例えば、図14に示すように、当該発注者が発注した発注案件の状態、発注コード、発注日、納入完了日、支払完了日、件名、発注金額などを発注案件毎に表示させるようにしてもよい。
【0038】
この状態で、発注者が新たな発注を行うために、「発注」のアイコンをクリックすると、受発注処理部18は、発注者に対して新規発注内容の入力を要求する(S102)。
この際、入力を要求する項目としては、例えば、図15に示すように共通情報、買い手(受注者)情報、納入先情報、品目明細などであり、品目明細については、「品目追加」を行うことにより、複数の品目データを入力することができる。
なお、納入先等に関する情報などの規定値は、受発注情報処理部18により受発注情報記憶部12等に既にあるデータを参照して自動入力してもよい。
【0039】
発注者が、発注を行う商品等の情報を品目明細表の欄に入力し、「発注」のアイコンを指示すると、受発注処理部18は当該発注案件を受付ける(S103)。
発注案件を受付けると、案件ID発行部17は、当該発注案件に対して案件IDを発行する(S104)。
案件IDが発行されると、受発注処理部18は、当該案件IDに関連付けてその処理状態「発注」、処理種別としての「発注」を案件情報記憶部11に記憶すると共に、当該案件IDに関連付けて発注案件の内容と発注日などの発注内容を発注情報記憶部12の発注項目セットテーブル12a及び発注明細テーブル12bに記憶する(S105)。
【0040】
また、受発注処理部18は、受付けた発注案件の内容から必要な情報を抽出することにより、各品目の各受注先に応じて受注案件の情報を生成する(S106)。
受注案件が生成されると、案件ID発行部17は、生成された受注案件ごとに、案件IDを発行する(S107)。この場合、案件ID発行部17は、1件の発注案件の中で、複数の品目が指定されている場合には、各品目に対して受注案件IDを発行する。
【0041】
受発注処理部18は、案件情報記憶部11に受注案件IDを記憶すると共に、各受注案件の処理状態を「受注」、処理種別を「受注」、その関連IDとして発注案件IDを記憶する(S108)。
また、受発注処理部18は、関連IDである発注案件IDに基づいて、案件情報記憶部11に記憶されている当該発注案件を特定し、当該発注案件の処理状態を「受注」に更新する(S109)。
【0042】
受発注処理部18は、発行された各受注案件IDに関連付けて、当該受注案件の内容や、関連案件IDとしての発注案件IDなどを受注情報記憶部13の受注項目セットテーブル13a及び受注明細テーブル13bに記憶する(S110)。
また、受発注処理部18は、当該関連IDである発注IDに基づいて、発注情報記憶部12に記憶されている当該発注案件を特定し、当該発注案件の処理状態等の関連項目のデータを更新するとともに、関連案件IDとして受注案件IDを記憶する(S111)。
これらの処理が終了すると、受発注処理部18は、受注者に対して新規な発注があった旨を、メール等により通知して(S112)、処理を終了する。
【0043】
なお、発注後、図16に示すように、品目明細票の操作列に参照ボタンを表示し、発注者がこの参照ボタンを指示することにより、表示制御部22が受注情報記憶部13を参照して、各受注案件の内容を表示させるようにしてもよい。
これにより、発注者は、受注案件の内容を確認することができる。
【0044】
次に、図17を参照して、受注及び納入の処理について説明する。
まず、受注者が通知メール等を受信したことにより、当該通知の内容に基づいて受発注センタ1にアクセスすると、表示制御部22は、案件情報記憶部11及び受注情報記憶部13を参照して、当該受注者の案件ID、企業コード等に基づいて当該受注者に対する受注案件を抽出し、抽出した受注案件の処理状態と所定の内容を抽出して一覧表示する(S201)。
この受注一覧としては、図18に示すように、各受注案件の状態、受注コード、受注日、納入完了日、支払完了日回収日、品番、品名、納入数量、請求金額、発注コード、買い手コード、買い手名などを一覧表示する。
【0045】
この状態で、受注者が新規な受注を表す「受注」と表示されている案件を特定すると、受発注処理部18は、案件情報記憶部11及び受注情報記憶部13を参照して当該受注内容を表示する(S202)。このとき表示する項目としては、例えば、共通情報と、また品目明細として当該受注者へ発注があった商品等に関する情報、発注者に関する情報、納入先情報などを表示する。
【0046】
受注者が表示された受注案件の内容に基づいて納入を行い、受発注処理センタ1に対して納入情報の入力を要求すると、納入処理部19は納入情報の入力画面を表示させ、納入情報の入力を要求する(S203)。
このとき受注者は、例えば、図19に示した項目のうち、少なくとも納入数量を入力し、その他の共通情報、発注者情報、受注者情報、納入先情報、品目情報については、納入者が入力してもよいし、又は納入処理部19が受注情報記憶部13を参照して、自動的に入力するようにしてもよい。
【0047】
受注者が納入数量等を入力して図19の「納入報告」を指示すると、納入処理部19は納入報告を受付ける(S204)。
納入報告を受付けると、案件ID発行部17が当該納入案件に対して案件ID(納入案件ID)を発行する(S205)。
【0048】
納入案件IDが発行されると、納入処理部19は、当該納入案件IDに関連付けて、処理種別を「納入」、関連IDとしての「受注案件ID」を案件情報記憶部11に記憶する(S206)。
納入処理部19は、当該納入報告の納入数量と、納入情報記憶部14に記憶されている未納入数量を比較し、当該受注者に対する受注案件の納入が完了したか否かを判別する(S207)。
判別の結果、納入が完了している場合は、納入処理部19は、納入情報記憶部14に、当該納入案件IDに対応つけて、納入完了日と、処理状態を納入完了と記憶するとともに、当該納入内容を記憶する(S208)。
また、判別の結果、納入完了でない場合には、当該納入案件IDに関連付けて、納入内容を納入情報記憶部14にする(S209)。
【0049】
納入処理部19は、案件情報記憶部11に記憶されている関連IDを辿って、納入案件IDの関連IDである受注案件ID、受注案件IDの関連IDである発注案件IDを特定する(S210)。
納入処理部19は、特定された発注ID及び受注IDから、発注情報記憶部12、受注情報記憶部13を参照して、当該発注ID及び受注IDに関連付けて納入日等の関連する項目のデータを更新する(S211)。
【0050】
また、納入処理部19は、特定された発注IDから、当該発注案件により発注された全ての商品等が納入完了となっているか否かを判別する(S212)。
具体的には、納入処理部19が、案件情報記憶部11を参照して、特定された発注IDから、当該発注案件に基づいて成されたすべての受注案件を特定し、当該受注案件により成された全ての納入案件を特定して、当該納入案件の処理状態が全て「納入完了」となっているか否かを判別することなどにより行う。
判別の結果、納入が完了していない品目がある場合には、そのまま処理を終了する。
【0051】
また、判別の結果、今回の納入により、発注された全ての商品等が納入完了となる場合には、関連する発注案件ID、受注案件ID、納入案件IDの案件情報記憶部11の処理状態を「納入完了」に更新する(S213)。
また、発注情報記憶部12、受注情報記憶部13、納入情報記憶部14の納入完了日に、当該日付を記憶して(S214)、処理を終了する。
【0052】
次に、請求処理について図20を参照して説明する。
受注者が受発注処理センタ1に対して請求の要求を行うと、表示制御部22が、案件情報記憶部11及び納入情報記憶部14を参照して、当該受注者の企業コード等を含む納入案件を抽出し、当該納入案件の処理状態や、納入内容などの一覧を表示する(S301)。
この納入案件の一覧としては、例えば、図21に示すように、当該受注者が納入した納入案件の状態、発注コード、発注日、納入完了日、支払完了日、件名、発注金額などを納入案件毎に表示させるようにしてもよい。
【0053】
この状態で、受注者が請求を行う案件を特定し、「請求」のアイコンをクリックすると、請求処理部20は、納入情報記憶部14の当該納入内容を参照して、請求情報を生成し、当該請求情報を発注者に対して提供する(S302)。
請求情報としては、例えば、図22に示すように共通情報、買い手(受注者)情報、納入先情報、品目明細などである。
【0054】
受注者が、請求内容を確認し、「請求送信」のアイコンを指示すると、受発注処理部は当該請求案件を受付ける(S303)。
【0055】
請求案件を受付けると、案件ID発行部17は、当該請求案件に対して案件ID(請求案件ID)を発行する(S304)。
請求案件IDが発行されると、請求処理部20は、当該請求案件IDに関連付けて、当該請求案件の処理状態「請求中」、処理種別「請求」、関連IDとして納入案件IDをそれぞれ案件情報記憶部11に記憶する(S305)。
請求処理部20は、請求案件IDに関連付けて、当該請求内容及び関連IDとしての納入IDなどを請求情報記憶部15の請求項目セットテーブル15a及び請求明細テーブル15bに記憶する(S306)。
【0056】
また、請求処理部20は、案件情報記憶部11を参照して、関連IDを辿ることにより、納入案件IDに対応付けられて記憶されている関連IDとしての受注案件ID、及び当該受注案件IDに対応付けられて記憶されている関連IDとしての発注案件IDをそれぞれ特定する(S307)。
請求処理部20は、案件情報記憶部11に記憶されている、これら関連する発注案件ID、受注案件ID及び納入案件IDの処理状態を「請求中」に更新する(S308)。
また、請求処理部20は、発注情報記憶部12及び受注情報記憶部13に記憶されている、これら発注ID、受注ID、納入案件IDの各処理状態を「請求中」に更新するとともに、当該請求日等の更新された情報を記憶する(S309)。
そして、請求処理部20は、メール等により請求があった旨の請求通知を発注者に対して行い(S310)、処理を終了する。
【0057】
なお、図23に示すように、品目明細票の操作列に「納入参照」「請求参照」の各ボタンを表示し、発注者がこの参照ボタンを指示することにより、表示制御部22が納入情報記憶部14、請求情報記憶部15を参照して、各納入案件、請求案件の内容を表示させるようにしてもよい。
これにより、発注者は、各納入案件、請求案件の内容を確認することができる。
【0058】
次に、支払処理について、図24を参照して説明する。
図24において、発注者が請求通知等に従って支払処理を行う旨の要求を行うと、表示制御部22は、案件情報記憶部11及び請求情報記憶部15を参照して、当該発注者の企業コード等に基づき、当該発注者に対して請求されている請求案件を抽出し、各案件の処理状態とその内容を一覧表示する(S401)。
この際、図25に示すように、表示制御部22は、発注者に対して処理状態、発注コード、発注日、納入日などの情報を表示させるようにしてもよい。
【0059】
この状態で、発注者が「請求中」の案件の中から、支払いを行う案件を特定すると、支払処理部21は請求情報記憶部15を参照して、当該特定された案件の内容を抽出して発注者に提供する(S402)。
この際、図26に示すように、支払処理部21は、共通情報、買い手情報、売り手情報、振込先情報、品目情報を表示し、請求情報記憶部15等を参照して、規定値を入力した状態で表示する。
この状態で、発注者が提供された請求内容を確認し、「支払」のアイコンをクリックするなどして支払の指示を行うと、支払処理部21は当該支払指示を受付ける(S403)。
【0060】
発注者からの支払指示を受付けると、支払処理部21は、当該請求案件の振込先に指定されている金融機関等に対して、口座振替処理などの支払の決済処理を指示する(S404)。
支払の決済処理が行われると、案件ID発行部17は、当該支払案件に対して案件ID(支払案件ID)を発行する(S405)。
【0061】
支払処理部21は、納入情報記憶部14を参照して、当該支払により受注案件の未納入数量がゼロで、かつ、支払情報記憶部16を参照して今回の支払で当該受注案件に対する全ての支払が完了したか否を判別する(S406)。
判別の結果、未納入数量がゼロで、かつ、支払も全て完了した場合には、支払処理部21は、当該支払案件IDに関連付けて、当該案件の処理状況として「支払完了」を記憶すると共に、当該支払完了支払内容及び関連IDとしての納入案件IDなどを支払情報記憶部16の支払項目セットテーブル16a及び支払明細テーブル16bに記憶する(S408)。
【0062】
また、判別の結果、支払い完了ではないときには、支払処理部21は、当該支払案件IDに関連付けて、当該支払の内容および関連IDとしての納入案件IDなどを支払情報記憶部16の支払項目セットテーブル16a及び支払明細テーブル16bに記憶する(S409)。
【0063】
支払処理部21は、案件情報記憶部11の関連IDを辿って、請求案件IDの関連IDである納入案件ID、当該納入案件IDの関連IDである受注案件ID、当該受注案件IDの関連IDである発注案件IDをそれぞれ特定する(S409)。
そして、支払処理部21は、特定された当該支払案件に関連する発注案件ID、受注案件ID、納入案件ID、請求案件IDに基づいて、発注情報記憶部12、受注情報記憶部13、納入情報記憶部14、請求情報記憶部15の関連する項目データを更新する(S410)。
【0064】
また、支払処理部21は、特定された発注IDから、当該発注案件により発注された全ての品目の商品等が支払完了となったか否かを判別する(S411)。
具体的には、支払処理部21が、案件情報記憶部11を参照して、特定された発注IDから、当該発注案件に基づいて成されたすべての受注案件を特定し、当該受注案件に対する支払が「支払完了」となっているか否かを判別することなどにより行う。
【0065】
判別の結果、支払が完了していない品目がある場合には、そのまま処理を終了する。
また、判別の結果、発注された全ての品目について支払が完了している場合には、案件情報記憶部11の関連する処理状態を発注案件ID,受注案件ID,納入案件ID、請求案件ID,支払案件IDの処理状態を「支払完了」に更新する(S412)。
そして、支払処理部21は、発注情報記憶部12、受注情報記憶部13、納入情報記憶部14、請求情報記憶部15の各案件IDに関連付けて、処理状況として「支払完了」を記憶すると共に、「支払完了日」を記憶して(S413)、処理を終了する。
【0066】
このように、本実施形態によれば、受発注に伴う処理案件の種別ごとに、発注情報記憶部12、受注情報記憶部13、納入情報記憶部14、請求情報記憶部15、支払情報記憶部16を構成し、これらに記憶されたデータを案件情報記憶部11の案件ID及び関連IDにより関連性を持たせて管理するようにしたことから、一つの発注に基づいて複数の受注が発生した場合や、一つの受注案件に対して複数の納入案件が発生した場合であっても、各案件の内容を案件IDに関連付けて該当する情報記憶部に記憶すると共に、案件情報記憶部11の案件IDと関連IDにより、関係する案件同士を関連付けて管理できる。
【0067】
これにより、例えば、1回の納入限度量を超える場合などに、受注者が複数回に分けて納入した場合であっても、発注者にとってはこれを1つの発注案件として管理することができるし、受注者は納入毎に請求を行うことができ、資金回収のリスクを低減することができる。
また、例えば、発注者が、ある目的の下に、複数の発注先に発注を行う場合であっても、発注者はこれらの発注案件を一つの発注案件として管理することができる。
【0068】
各処理案件の種別ごとに情報記憶部を構成したことから、システム的にも、各情報記憶部の項目等を自由に追加、変更することができ、拡張性に優れたシステムを提供することができる。
【0069】
案件情報記憶部11に各案件IDに関連付けて当該処理案件の処理状況を記憶し、ある案件に関する処理が行われた場合に、関連IDを辿って、関連する他の案件の処理状況等を更新するようにしたことから、どの種別の案件IDからでも当該案件の処理状態を簡単に把握することができる。
【0070】
表示制御部22により、案件情報記憶部11及び各処理情報記憶部を参照して、処理案件の処理内容と処理状態とを表示するようにしたことから、発注者にとっては、一覧表示から納入未完了案件、未払い案件などを一目で確認することができるし、受注者にとっては、新規受注案件、納入未完了案件、未請求案件、未払い案件などを一目で確認することができる。
【0071】
本システムの受発注処理センタ1は、専用装置であってもよいし、また、汎用のコンピュータとコンピュータプログラムを用いて実現してもよい。汎用のコンピュータを利用して実現する場合には、例えば、汎用のコンピュータに対して上述の動作を実行するためのコンピュータプログラムやこれを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体(FD、CD−ROM等)からコンピュータプログラムをインストールすることにより上述の処理を実行する受発注処理センタ1を構成するようにしてもよい。なお、上述の機能をOS(Operating System)が分担又はOSとアプリケーションプログラムの共同により実現する場合等には、OS以外の部分のみをコンピュータプログラムとして、またこのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な媒体に格納してもよい。
【0072】
また、受発注処理センタ1用のコンピュータプログラムを搬送波に重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して配信するようにしてもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OS制御下で他のアプリケーションプログラムと同様に実行させることにより上述の処理を実行させるようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、受発注に関する処理を効率的に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる受発注処理センタを用いた受発注処理システムの概略構成を示した図。
【図2】 本発明の一実施形態にかかる案件管理テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図3】 本発明の一実施形態にかかる発注項目テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図4】 本発明の一実施形態にかかる発注明細テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図5】 本発明の一実施形態にかかる受注項目テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図6】 本発明の一実施形態にかかる受注明細テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図7】 本発明の一実施形態にかかる納入項目テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図8】 本発明の一実施形態にかかる納入明細テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図9】 本発明の一実施形態にかかる請求項目テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図10】 本発明の一実施形態にかかる請求明細テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図11】 本発明の一実施形態にかかる支払項目テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図12】 本発明の一実施形態にかかる支払明細テーブルのデータ構成の例を示した図。
【図13】 本発明の一実施形態にかかる発注及び受注処理の処理フローを示した図。
【図14】 本発明の一実施形態にかかる発注案件一覧の表示例を示した図。
【図15】 本発明の一実施形態にかかる発注情報の入力画面の例を示した図。
【図16】 本発明の一実施形態にかかる受注案件を参照する際の画面の例を示した図。
【図17】 本発明の一実施形態にかかる受注及び納入処理の処理フローを示した図。
【図18】 本発明の一実施形態にかかる受注案件一覧の表示例を示した図。
【図19】 本発明の一実施形態にかかる納入情報の入力画面の例を示した図。
【図20】 本発明の一実施形態にかかる請求処理の処理フローを示した図。
【図21】 本発明の一実施形態にかかる納入案件一覧の表示例を示した図。
【図22】 本発明の一実施形態にかかる請求情報の入力画面の例を示した図。
【図23】 本発明の一実施形態にかかる納入案件、請求案件を参照する際の画面の例を示した図。
【図24】 本発明の一実施形態にかかる支払処理の処理フローを示した図。
【図25】 本発明の一実施形態にかかる支払案件一覧の表示例を示した図。
【図26】 本発明の一実施形態にかかる支払情報の入力画面の例を示した図。
【図27】 従来の受発注処理システムのテーブル構成の例を示した図。
【符号の説明】
1 受発注処理センタ
11 案件情報記憶部
12 発注情報記憶部
13 受注情報記憶部
14 納入情報記憶部
15 請求情報記憶部
16 支払情報記憶部
17 案件ID発行部
18 受発注処理部
19 納入処理部
20 請求処理部
21 支払処理部
22 表示制御部
Claims (9)
- 商品等の発注、受注、納入、請求、支払に関する情報を処理する装置であって、
発注、受注、納入、請求、支払を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する案件識別情報発行手段と、
発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて記憶する案件情報記憶手段と、
上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を、発注、受注、納入、請求、支払の別を示す処理案件の種別ごとに記憶する処理内容記憶手段と、
上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記案件情報記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記処理内容記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新し、
上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する案件処理手段と、
を有することを特徴とする取引情報処理装置。 - 商品等の受注、発注に関する情報を処理する装置であって、
受注、発注を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する案件識別情報発行手段と、
発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて記憶する案件情報記憶手段と、
上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を受注、発注の別を示す処理案件の種別ごとに記憶する処理内容記憶手段と、
上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記案件情報記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記処理内容記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新し、
上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する案件処理手段と、
を有することを特徴とする取引情報処理装置。 - 商品等の発注、納入に関する情報を処理する装置であって、
発注、納入を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する案件識別情報発行手段と、
発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて記憶する案件情報記憶手段と、
上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を発注、納入の別を示す処理案件の種別ごとに記憶する処理内容記憶手段と、
上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記案件情報記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記処理内容記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新し、
上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する案件処理手段と、
を有することを特徴とする取引情報処理装置。 - 商品等の発注、請求に関する情報を処理する装置であって、
発注、請求を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する案件識別情報発行手段と、
発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて記憶する案件情報記憶手段と、
上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を発注、請求の別を示す処理案件の種別ごとに記憶する処理内容記憶手段と、
上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記案件情報記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記処理内容記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新し、
上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する案件処理手段と、
を有することを特徴とする取引情報処理装置。 - 商品等の発注、請求、支払に関する情報を処理する装置であって、
発注、請求、支払を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する案件識別情報発行手段と、
発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて記憶する案件情報記憶手段と、
上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を発注、請求、支払の別を示す処理案件の種別ごとに記憶する処理内容記憶手段と、
上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記案件情報記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記処理内容記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新し、
上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する案件処理手段と、
を有することを特徴とする取引情報処理装置。 - 第1の記憶手段と第2の記憶手段とを有するコンピュータが商品等の発注、受注、納入、請求、支払に関する情報を処理する方法であって、
上記コンピュータが、
発注、受注、納入、請求、支払を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する処理と、
発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて上記第1の記憶手段に記憶する処理と、
上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を、発注、受注、納入、請求、支払の別を示す処理案件の種別ごとに第2の記憶手段に記憶する処理と、
上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記第1の記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記第2の記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新する処理と、
上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する処理と、
を行うことを特徴とする取引情報処理方法。 - 第1の記憶手段と第2の記憶手段とを有するコンピュータが商品等の受注、発注に関する情報を処理する方法であって、
上記コンピュータが、
受注、発注を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する処理と、
発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて上記第1の記憶手段に記憶する処理と、
上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を、受注、発注の別を示す処理案件の種別ごとに第2の記憶手段に記憶する処理と、
上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記第1の記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記第2の記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新する処理と、
上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する処理と、
を行うことを特徴とする取引情報処理方法。 - 第1の記憶手段と第2の記憶手段とを有するコンピュータを、取引情報処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって、
上記コンピュータに対して、
発注、受注、納入、請求、支払を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する処理と、
発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて上記第1の記憶手段に記憶する処理と、
上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を、発注、受注、納入、請求、支払の別を示す処理案件の種別ごとに第2の記憶手段に記憶する処理と、
上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記第1の記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記第2の記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新する処理と、
上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。 - 第1の記憶手段と第2の記憶手段とを有するコンピュータを、取引情報処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって、
上記コンピュータに対して
受注、発注を行う各処理案件に対して、前記各処理案件を識別するための案件識別情報を発行する処理と、
発行された案件識別情報に対して、当該処理案件の処理状態情報と、当該処理案件に関連する処理案件の案件識別情報である関連案件識別情報と、を関連付けて上記第1の記憶手段に記憶する処理と、
上記案件識別情報に関連付けて各処理案件の処理内容情報を、受注、発注の別を示す処理案件の種別ごとに第2の記憶手段に記憶する処理と、
上記処理案件のうちいずれかの処理案件の案件識別情報が指定されると、上記案件識別情報に対応した上記第1の記憶手段に記憶されている処理状態情報及び上記第2の記憶手段に記憶されている当該処理案件の処理内容情報を更新する処理と、
上記案件識別情報に関連付けて記憶されている上記関連案件識別情報に基づいて、関連 する案件識別情報を特定し、上記関連する案件識別情報に関連付けて記憶されている処理状態情報を、更新された上記案件識別情報に対応付けて記憶されている処理状態情報に一致するように更新する処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
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-
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- 2001-10-18 JP JP2001320962A patent/JP3688621B2/ja not_active Expired - Lifetime
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