JP2003108849A

JP2003108849A - 取引支援システム及び取引支援方法

Info

Publication number: JP2003108849A
Application number: JP2001304062A
Authority: JP
Inventors: Haruo Kamimoto; 治男紙本; Kenji Kuwana; 健司桑名
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2001-09-28
Filing date: 2001-09-28
Publication date: 2003-04-11
Also published as: KR20030027808A; CN1410929A; KR100697781B1

Abstract

(57)【要約】【課題】中古品の再利用を支援する取引支援システム
を提供する。【解決手段】取引支援システムは、製品の販売時に回
収した使用済機器を集積するための回収センタ２０と、
回収された使用済機器の情報を登録する回収管理端末２
１と、登録された使用済機器の情報を販売対象機器の情
報としてネットワーク上に公開し、注文をネットワーク
を介して受け付けるサイト１１を備える。サイト１１
は、登録があると整備会社に整備を依頼する情報を送信
する。サイト１１は、一般のユーザからの中古機器の登
録も受け付け、登録があると、運送会社に回収を指示す
る。また、サイト１１は、公開している中古機器の購入
申し込みがあると、注文された機器の配送を業者に依頼
するための情報を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、取引支援システム
に関し、特に、中古製品の流通を容易にするための技術
に関する。

【０００２】

【従来の技術】近時、環境問題がクローズアップされて
いる。環境問題に対処する手法の１つとして、不要とな
った工業製品を中古品として流通させることが考えられ
る。しかし、中古品の製品の回収、販売等には、多大な
コストと労力が必要であり、効率的に機能できていない
という実状がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みて成されたものであり、中古品の再利用を支援する
取引支援システムと方法を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる取引支援システムは、製品の販売時
に回収した使用済機器を集積するための回収センタと、
前記回収センタに回収された使用済機器の情報を登録す
る登録手段と、登録された使用済機器の情報を販売対象
機器の情報としてネットワーク上に公開する公開手段
と、前記公開手段により公開された機器の注文をネット
ワークを介して受け付ける受付手段と、前記受付手段に
よる受け付けに従って、注文された機器を配送するため
の配送業者に通知する通知手段と、を備えることを特徴
とする。

【０００５】販売を希望する機器の情報を前記公開手段
に登録する登録手段を配置してもよい。

【０００６】前記登録手段による登録に応答して、所定
の運送業者に、機器の回収を依頼するための情報をネッ
トワークを介して送信する手段を配置してもよい。

【０００７】前記回収センタは、回収された機器の修理
を修理担当者に依頼するための情報をネットワークを介
して送信する手段を備えてもよい。

【０００８】前記公開手段により販売対象として公開さ
れた機器の購入申込を受け付ける手段と、受け付けた購
入申込に応答して、所定の運送業者に、購入された機器
の配送を依頼するための情報をネットワークを介して送
信する手段を配置してもよい。

【０００９】前記公開手段により販売対象として公開さ
れた機器の購入申込を受け付ける手段と、ユーザ別に、
売上金額と購入金額とを集計する集計手段と、前記集計
手段により集計された売上金額と購入金額との差額を請
求又は支払うための処理を行う決済手段と、を配置して
もよい。

【００１０】例えば、前記回収センタは、回収された機
器の修理を所定のメンテナンス業者に依頼するための情
報をネットワークを介して送信する手段を備え、前記公
開手段は、各機器に所定のメンテナンス業者との保守契
約が付与されていることを購入希望者に明示する手段を
備える。

【００１１】上記目的を達成するための、この発明の第
２の観点にかかる取引支援方法は、製品の販売時に回収
した使用済機器を集積し、集積された使用済機器の情報
をコンピュータに登録し、回収された機器の修理を修理
担当者に依頼するための情報をネットワークを介して修
理担当者に送信し、修理の結果に関する情報を前記コン
ピュータに登録し、登録された修理済みの使用済機器の
情報を販売対象機器の情報としてネットワーク上に公開
し、公開した使用済機器の注文をネットワークを介して
受け付け、受け付けた注文に従って、注文された機器を
配送するための情報を配送業者にネットワークを介して
通知する、ことを特徴とする。

【００１２】さらに、この発明の第３の観点にかかるコ
ンピュータプログラムは、コンピュータ又はコンピュー
タ群に、製品の販売時に回収された使用済機器に関する
機器情報の登録を受け付け、登録済みの使用済機器の修
理に関する情報の登録を受け付け、登録された修理済み
の使用済機器の情報を販売対象機器の情報としてネット
ワーク上に公開し、公開した使用済機器の注文をネット
ワークを介して受け付ける、ための処理を実行させる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、詳細に説明する。この実施の形態に係る取引支援
システムは、図１に示すように、インターネットＩＮ上
に配置されたサイト１１と、インターネットＩＮに、直
接、或いは、社内ＬＡＮ、インターネットゲートウエ
イ、アクセスポイント等を介して接続された回収管理端
末２１と、整備管理端末３１と、流通管理端末４１と、
ユーザ端末５１（５１_１〜５１_ｎ）とから構成される。

【００１４】サイト１１は、サイバー市場を提供するた
めのものであり、図２に示すように、サーバ１１１と、
利用者情報ＤＢ（データベース）１１２と、機器情報Ｄ
Ｂ１１３と、管理用端末１１４とを備える。

【００１５】サーバ１１１は、ＷＷＷサーバとしての機
能（ウエッブ制御機能）とデータベースサーバとしての
機能（ＤＢ制御機能）とを備える。なお、サーバ１１１
は、物理的に１台のコンピュータ装置で構成される必要
はなく、複数台のコンピュータから構成されてもよい。

【００１６】サーバ１１１は、ＷＷＷサーバとして、イ
ンターネットＩＮを介して他の端末からのアクセスを受
け付けて、認証処理を行い、さらに、処理選択画面を提
供し、選択された処理に応じて、データベース１１２、
１１３から情報を抽出してホームページを動的に作成
し、アクセス元のユーザ端末に提供する。また、他の端
末から入力された情報を受信する。

【００１７】サーバ１１１は、ＤＢサーバとして、利用
者情報ＤＢ１１２と機器情報ＤＢ１１３とにアクセス
し、情報の読み出し、登録、更新などを行う。

【００１８】利用者情報ＤＢ１１２は、図３に示すよう
に、このサイト１１へのアクセスが認められている各登
録ユーザについて、ＩＤ、パスワード、種別、氏名・名
称、担当者名、連絡先（住所、電話番号、ファクシミリ
番号）ｅ−メールアドレス、取引履歴、売掛金又は買掛
金の残高、などの情報を記憶する。

【００１９】ここで、「ＩＤ」はサイト１１により割り
当てられた識別子である。「パスワード」は、サイト１
１をアクセスする際に要求される認証情報である。「種
別」は、その利用者が一般の利用者なのか、このシステ
ムの運営に携わっている回収センタ、販売会社、整備会
社、運送会社等であるのかを示す情報である。サイト１
１は、ＩＤにより、アクセス者を識別し、ＩＤとパスワ
ードとの対によりアクセス者を認証する。「氏名・名
称」はアクセス者の氏名又は名称であり、個人名、会社
名、研究所名、大学名等である。「担当者名」は、利用
者が法人、団体などである場合に、サイト１１を担当す
る人物の氏名である。また、「連絡先」は、利用者自体
又は担当者の連絡先であり、住所、電話番号、ファクシ
ミリ番号等を含む。ｅ−メールアドレスは利用者又は担
当者の電子メールのアドレスである。「取引履歴」は、
サイト１１を介して中古ＯＡ機器を取引した履歴であ
る。「売掛金／買掛金」は、サイト１１を介して取引し
た中古ＯＡ機器の売掛金又は買掛金である。

【００２０】機器情報ＤＢ１１３は、サイト１１を介し
て（サイト１１が提供するサイバー市場で）取引の対象
となっている中古ＯＡ機器に関する情報を記憶する。

【００２１】機器情報ＤＢ１１３に登録される情報は、
図４に示すように、商品ＩＤ、出品年月日、出品者、種
別、製品名、型式、製造年月日、メーカ、使用年数、メ
ンテナンス、メンテナンス内容、ランク、価格、画像等
の情報を含む。ここで、「商品ＩＤ」とは、取引されて
いる中古ＯＡ機器に固有の識別情報である。「出品年月
日」とは、その機器がこのサイト１１に登録された日で
ある。出品者は、中古ＯＡ機器を出品した業者又は個人
を特定する情報である。「種別」は、登録された機器の
商品ジャンルを示す。「製品名」、「型式」、「製造年
月日」、「メーカ」は、登録されている機器を特定する
ための情報である。「使用年数」は、そのＯＡ機器がど
の程度の期間使用されたかを示す情報である。「メンテ
ナンス」は、整備会社によるメンテナンスが完了してい
るか否かを示す情報である。「メンテナンス内容」は、
メンテナンスが完了した機器について、メンテナンスの
内容（部品交換、修理、補強など）を示す情報である。
「ランク」は、メンテナンス後の、機器のランクであ
る。「価格」は販売価格であり、使用年数やランクなど
に応じて、回収センタにより客観的な判断に基づいて設
定される。「画像」は、その機器の画像データである。

【００２２】図２の管理用端末１１４は、利用者情報Ｄ
Ｂ１１２と機器情報ＤＢ１１３とに新たに情報を登録す
るとともに、登録されている情報を更新するための端末
である。

【００２３】図１に示す回収センタ２０は、中古のＯＡ
機器が回収・集積される施設である。図５に示すよう
に、回収センタ２０には、各販売会社（図面では、Ａ，
Ｂ，Ｃ）が、顧客より回収したＯＡ機器が搬入される。
各ＯＡ機器は、例えば、各販売会社が、新規商品を顧客
に販売した際に、顧客より下取り・回収した機器であ
る。

【００２４】また、回収センタ２０には、一般のユーザ
から回収された中古のＯＡ機器も搬入される。

【００２５】回収センタ２０に搬入された中古ＯＡ機器
は、整備（修理）された後、サイト１１が提供するサイ
バー市場で販売される。販売された中古ＯＡ機器は、購
入者に向けて搬出される。

【００２６】回収管理端末２１は、パーソナルコンピュ
ータ、ワークステーションなどから構成され、通信部、
表示部、入力部、制御部等を備え、回収センタ２０に搬
入された中古ＯＡ機器に関する情報をサイト１１に登録
する。

【００２７】整備会社３０は、回収センタ２０に回収さ
れた中古ＯＡ機器を整備すると共にサイト１１で販売さ
れたＯＡ機器にメンテナンス（整備、修理）を施す。整
備管理端末３１は、通常のパーソナルコンピュータや携
帯端末から構成され、サーバ１１にアクセスし、回収セ
ンタ２０に回収されたＯＡ機器の情報等を参照する。

【００２８】運送会社４０は、一般ユーザが提供した中
古ＯＡ機器を回収して回収センタ２０に搬送し、また、
一般ユーザがサイト１１で購入した中古ＯＡ機器を回収
センタ２０から購入者に搬送する。流通管理端末４１
は、運送会社４０等に設置され、搬送依頼を確認し、搬
送結果を登録する。

【００２９】ユーザ端末５１（５１_１〜５１_ｎ）は、一
般ユーザの保有するパーソナルコンピュータや携帯端末
から構成され、販売希望情報や購入希望情報を、サーバ
１１１にアップロード或いは参照する。

【００３０】次に、上記構成のシステムの動作を説明す
る。（ユーザ登録）サイト１１が提供するサイバー市場で活
動するためには、ユーザ登録を行う必要がある。ユーザ
登録により、利用者情報ＤＢ１１２にそのユーザの情報
が登録される。なお、回収センタ２０に中古ＯＡ機器を
搬入する各販売会社と、回収センタ２０と、整備会社３
０と、運送会社４０と、については、事前にユーザ登録
が完了している。

【００３１】（販売会社によるＯＡ機器回収処理）複数
の販売会社は、自己の事業活動において回収した中古Ｏ
Ａ機器を回収センタ２０に搬入・集積する。回収センタ
２０には、複数の販売会社から、様々な種類の様々なメ
ーカ製のＯＡ機器が集積される。

【００３２】回収センタ２１の担当者は、図８のフロー
チャートに示す処理を開始し、まず、回収管理端末２１
から、回収された中古ＯＡ機器について、入庫情報を登
録する（ステップＳ１１）。即ち、担当者は、入庫され
た中古ＯＡ機器について、商品ＩＤ（機器番号などをそ
のまま使用してもよい）を付し、そのＯＡ機器を回収し
て来た販売会社名、そのＯＡ機器の種別、製品名、型
式、製造年月日、メーカ、使用年数などを入力する。

【００３３】回収管理端末２１は、入力された情報を、
サーバ１１１にアップロードし（ステップＳ１２）、販
売会社別にソートして、各販売会社に確認用に、例え
ば、電子メールや電子掲示板の形式で送付する（ステッ
プＳ１３）。なお、アップロード時には、必要に応じ
て、一定の認証処理を行う。

【００３４】サーバ１１１は、例えば、回収管理端末２
１からのアクセスを受け付け、所定の認証処理を行っ
て、利用者情報ＤＢ１１２の内容から、アクセス元が回
収管理端末２１であると判別する。続いて、アップロー
ドされた回収情報を受信し（ステップＳ２１）、機器情
報ＤＢ１１３に追加（新規）登録する（ステップＳ２
２）。さらに、サーバ１１１は、今回新たに登録された
機器情報を、整備情報として整備会社３０に電子メール
や電子掲示板の形式で送付する（ステップＳ２３）。

【００３５】販売会社別は、自己が回収センタ２０に搬
入した記録と、回収センタ２０からステップＳ２２で通
知された記録とを対照して、その内容を確認し、誤りが
ある場合には、回収センタ２０に通知する。回収センタ
２０の担当者は、内容を確認して、必要があれば、サー
バ１１１に修正情報をアップロードする。

【００３６】（一般ユーザによる商品のアップロード）
一般の利用者も、自己の使用したＯＡ機器をサイバー市
場にあげることができる。この場合、ユーザは、ユーザ
登録を済ませ、続いて、使用中のＯＡ機器の情報をサー
バ１１１にアップロードする。

【００３７】この操作のため、ユーザは、ブラウザを起
動して、ＩＳＰなどを介して、サーバ１１１にアクセス
し、図６に示す認証ページにＩＤ、パスワードなどを入
力する。サーバ１１１は、通知されたＩＤとパスワード
との対が利用者情報ＤＢ１１２に登録されているか否か
を判別し、登録されていなければ、その旨のエラーメッ
セージを返送する。一方、登録されていれば、ログイン
を認め、図７に示す処理選択画面をユーザ端末５１に送
信する。

【００３８】ユーザは、ユーザ端末５１上で、「中古Ｏ
Ａ機器のアップロード」を選択する。すると、サーバ１
１１は、装置情報入力用のテンプレートをユーザ端末５
１に送信する。

【００３９】ユーザは、図９のフローチャートに示すよ
うに、テンプレートをユーザ端末５１で開き、これに、
機器の種別製品名、型式、製造年月日、メーカなどの機
器情報を分かる範囲で入力し（ステップＳ３１）、サー
バ１１１にアップロードする（ステップＳ３２）。

【００４０】サーバ１１１は、機器情報を受信する（ス
テップＳ２５）。そして、認証時の情報と利用者情報Ｄ
Ｂ１１２の内容から、アクセス元が一般のユーザで、か
つ、選択された処理が「中古ＯＡ機器のアップロード」
が選択されていることから、アップロードされた機器情
報を機器情報ＤＢ１１３の仮登録エリアに登録する（ス
テップＳ２６）。続いて、サーバ１１１は、仮登録され
た内容を、電子メールや電子掲示板により、回収センタ
２に事前確認用に通知し（ステップＳ２７）、さらに、
運送会社４０に、ユーザの情報を付加して機器の回収を
指示する電子メールや電子掲示板を生成して送信する
（ステップＳ２８）。

【００４１】運送会社４０は、このメールを受信し、ユ
ーザと連絡を取りながら、自己の運行計画に沿って、Ｏ
Ａ機器を回収し、回収センタ２０に搬送する。回収セン
タ２０の担当者は、運送会社４０が、搬入した装置につ
いて、回収管理端末２１により、先に受信していた確認
用情報と対応付けながら、商品ＩＤ、機種、製品名、型
式、製造年月日、メーカ使用年数などの情報を、サーバ
１１１にアップロードする。

【００４２】また、仮登録されている商品で、回収セン
タ２０に回収された機器については、仮登録を抹消する
処理を行う。

【００４３】サーバ１１１は、アップロードされた情報
を機器情報ＤＢ１１３に追加登録する。登録の内容は、
販売会社により回収された機器の登録情報と実質同一で
ある。但し、販売会社の欄は空欄となる。

【００４４】（整備処理）整備会社３０は、回収センタ
２０からの整備情報を、整備管理端末３１により確認
し、整備要員の人員配置、機材の準備、交換用部品等を
用意し、適当なタイミングで、回収センタ２０に派遣す
る。

【００４５】整備担当者は、回収センタ２０に回収され
ている各機器をチェックし、中古品として再可能なもの
を選択し、整備を行う。整備担当者又は回収センタ２０
の担当者は、図１０に示すように、回収管理端末２１か
ら、整備が完了した端末については、整備が完了したこ
と、整備の内容、ランク等の情報を回収管理端末２１に
入力し（ステップＳ３５）、入力したこれらの情報をサ
ーバ１１にアップロードする（ステップＳ３６）。

【００４６】サーバ１１１は、整備内容等情報を受信す
ると（ステップＳ４１）、機器情報ＤＢ１１３に登録さ
れている該当する機器情報に受信した整備内容等情報を
記憶する（ステップＳ４２）。

【００４７】さらに、回収センタ２０の担当者は、整備
結果、市場動向、商品を提供したユーザの意見などを考
慮して、販売価格を決定し、決定した販売価格を入力す
るとともに、回収センタ２０がディジタルカメラで撮影
した画像等の販売価格等情報を入力（ステップＳ３
７）、サーバ１１１に販売価格等情報をサーバ１１１に
アップロードする（ステップＳ３８）。

【００４８】サーバ１１１は、販売価格等情報を受信し
（ステップＳ４３）、受信した販売価格等情報を、機器
情報ＤＢ１１３に登録されている機器情報に追加して機
器情報を更新する（ステップＳ４４）。

【００４９】また、回収センタ２０の担当者は、整備不
能又は商品価値無しと判断した機器について削除するよ
うにとの削除情報を回収管理端末２１に入力し（ステッ
プＳ３９）、サーバ１１１に削除情報をアップロードす
る（ステップＳ４０）。サーバ１１１は、削除情報を受
信し（ステップＳ４５）、受信した削除情報に該当する
機器情報を、機器情報ＤＢ１１３から削除する（ステッ
プＳ４６）。

【００５０】（一般ユーザによる商品の購入）一般ユー
ザは、サイト１１が提供するサイバー市場を通じて、中
古ＯＡ機器を購入することができる。この場合、ユーザ
は、図１１に示すように、ブラウザを起動して、ＩＳＰ
などを介して、サーバ１１１にアクセスし、図６に示す
認証ページにＩＤ、パスワードなどの認証情報を入力し
（ステップＳ５１）、認証情報をサーバ１１１にアップ
ロードする（ステップＳ５２）。

【００５１】サーバ１１１は、認証情報を受信し（ステ
ップＳ６１）、ＩＤとパスワードとの対が利用者情報Ｄ
Ｂ１１２に登録されているか否かを判別し（ステップＳ
６２）、登録されていなければ（ステップＳ６２；Ｎ
Ｏ）、その旨のエラーメッセージをユーザ端末５１に返
送する（ステップＳ６４）。一方、登録されていれば
（ステップＳ６２，ＹＥＳ）、一般ユーザであることを
判別し、一般ユーザ用の処理選択画面である図７に示す
処理選択画面をユーザ端末５１に送信する（ステップＳ
６３）。

【００５２】ユーザ端末５１は、処理選択画面を受信し
（ステップＳ５３）、この処理選択画面を表示する。ユ
ーザが「中古ＯＡ機器の選択・購入」を選択すると（ス
テップＳ５４）、ユーザ端末５１は、選択内容をサーバ
１１１に送信する（ステップＳ５５）。

【００５３】すると、サーバ１１１は、選択内容を受信
し（ステップＳ６５）、ＣＧＩ（Common Gateway Inter
face）を起動する等して、機器情報ＤＢ１１３に登録さ
れている情報に基づいて、ジャンル別、価格帯別、メー
カ別などに整理された商品情報ページを生成して（ステ
ップＳ６６）、生成した商品情報ページをユーザ端末５
１に送信する（ステップＳ６７）（予め生成しておいた
ページを提示するだけでもよい）。即ち、サーバ１１１
は、機器情報ＤＢ１１３に登録されている機器の情報を
インターネット上に公開する。この際、例えば、価格が
設定されている機器のみを販売対象として公開対象とす
る。なお、機器情報ＤＢ１１３に、公開対象とするか否
かの特定のフラグを設定するようにしてもよい。また、
個々の機器の紹介ページでは、使用年数、整備後のラン
ク、価格、写真画像等を公開する。サーバ１１１は、通
常知られた、ショッピングカートモデル等を用いて、ユ
ーザのサイバー市場での買い物を援助する。

【００５４】その後、ユーザ端末５１は、商品情報ペー
ジを受信する（ステップＳ５６）。ユーザが商品を選択
し、選択した商品を購入する旨の申し込みをユーザ端末
５１を利用してサーバ１１１にアップロードする（ステ
ップＳ５７）。

【００５５】サーバ１１１は、図１２に示すように、商
品を購入する旨の申し込みを受信すると（ステップＳ６
８）、その商品に「売約済」等の符号を付すと共に、回
収センタ２０に成約情報（機器を特定する情報と価格情
報等）を送信する（ステップＳ６９）。回収センタ２０
では、その機器を倉庫から搬出する等の処理を適宜開始
する。ユーザ端末５１は、回収センタ２０から成約情報
を受信する（ステップＳ５９）。

【００５６】その後、サーバ１１１は、ユーザ端末５１
に成約情報を送信すると、今回購入した顧客に売掛金残
高、又は、買掛金残高があるか否かを判別し（ステップ
Ｓ７０）、残高がある場合には（ステップＳ７０；ＹＥ
Ｓ）、今回の請求額を反映した新たな請求データを生成
して、電子メール等で顧客に確認し、或いは、郵送用に
印刷する（ステップＳ７１）。ユーザ端末５１は、請求
データを受信する（ステップＳ６０）。

【００５７】サーバ１１１は、請求データをユーザ端末
５１に送信すると、利用者情報ＤＢ１１２のその顧客の
履歴欄に、今回の取引の内容を追加する（ステップＳ７
２）。さらに、サーバ１１１は、運送会社４０に、顧客
への商品の配送を依頼する（ステップＳ７３）。

【００５８】運送会社４０は、このメールを受信し、ユ
ーザと連絡を取りながら、自己の運行計画に沿って、回
収センタでＯＡ機器を受け取り、顧客に輸送し。顧客
は、商品を受け取ると、その旨を回収センタ２０とサー
バ１１１に通知する。

【００５９】ステップＳ７０において、売掛金残高又は
買掛金残高がない場合には（ステップＳ７０；ＮＯ）の
場合には、ステップＳ７３に処理を移行し、上述したと
同様な処理を行う。

【００６０】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、様々なルートで回収された使用済製品を、中古品
として市場にのせ、再利用することが可能となる。しか
も、中古製品を販売するための、営業担当者を余り抱え
る必要がなく、中古品を比較的低下価格で販売すること
ができる。

【００６１】また、サイバー市場で取引される中古ＯＡ
機器は、企業または個人ユーザから回収され、整備済み
のものであり、一般顧客も安心して購入・使用すること
ができる。

【００６２】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、販売
される製品に、整備会社３０の保守契約を自動的に付す
ようにしてもよい。この場合には、サーバ１１１は、一
般ユーザの購入は、保守契約の付加が前提になり、購入
契約が成立すると自動的にユーザと整備会社の間の保守
契約が締結され、保守のため、機器情報ＤＢ１１３に格
納されているその装置に関する履歴等に関する情報は、
保守会社３０に通知される。

【００６３】また、図１では、回収センタ２０、整備会
社３０，運送会社４０を１つずつ示したが、回収センタ
２０を例えば地域毎などに複数箇所設けるものとしても
よい。この場合に、それぞれの箇所で入庫、保管、出庫
される複写機に関する情報は、サーバ１１１で、一元管
理することができ、整備会社や運送会社も回収センタ２
０の設置個所に対応するものが用意される。

【００６４】また、回収センタ２０に、中古ＯＡ機器を
回収・集積する者は、リサイクル業者などであってもよ
い。

【００６５】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、取引
対象商品は、中古ＯＡ機器に限定されず、自動車、貴金
属、等でもよい。また、上記実施の形態では、情報の伝
達のためにウエッブページや電子メールを使用したが、
他の伝達手法も利用可能である。

【００６６】なお、この発明のシステムは、専用のシス
テムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実
現可能である。例えば、コンピュータに上述の動作を実
行するためのプログラムを格納した媒体（ＦＤ、ＣＤ−
ＲＯＭ、ＭＯ等）から該プログラムをインストールする
ことにより、上述の処理を実行するサーバ等を構成する
ことができる。なお、上述の機能を、ＯＳが分担又はＯ
Ｓとアプリケーションの共同により実現する場合等に
は、ＯＳ以外の部分のみを媒体に格納してもよい。

【００６７】なお、搬送波にプログラムを重畳し、通信
ネットワークを介して配信することも可能である。例え
ば、通信ネットワークの掲示板（ＢＢＳ）に該プログラ
ムを掲示し、これをネットワークを介して配信してもよ
い。そして、このプログラムを起動し、ＯＳの制御下
で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行させ
ることにより、上述の処理を実行することができる。

【００６８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中古製品の商取引を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態に係る中古製品の取引支援シ
ステムの構成を示す図である。

【図２】図１に示すサイト１１の構成例を示す図であ
る。

【図３】利用者情報ＤＢの記憶内容の例を示す図であ
る。

【図４】機器情報ＤＢの記憶内容の例を示す図である。

【図５】回収センタの構成と機能を説明するための図で
ある。

【図６】ログイン画面の一例を示す図である。

【図７】処理選択画面の一例を示す図である。

【図８】中古品回収時のシステムの動作を説明するため
のフローチャートである。

【図９】中古品アップロード時のシステムの動作を説明
するためのフローチャートである。

【図１０】整備処理時のシステムの動作を説明するため
のフローチャートである。

【図１１】一般ユーザによる商品購入時のシステムの動
作を説明するためのフローチャートである。

【図１２】一般ユーザによる商品購入時のシステムの動
作を説明するためのフローチャートである。

【符号の説明】

１１サイト１１１サーバ１１２利用者情報ＤＢ１１３機器情報ＤＢ１１４管理用端末２０回収センタ２１回収管理端末３０整備会社３１整備管理端末４０運送会社４１流通管理端末

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 17/60 ＺＡＢＧ０６Ｆ 17/60 ＺＡＢＺＥＣＺＥＣ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】製品の販売時に回収した使用済機器を集積
するための回収センタと、前記回収センタに回収された使用済機器の情報を登録す
る登録手段と、登録された使用済機器の情報を販売対象機器の情報とし
てネットワーク上に公開する公開手段と、前記公開手段により公開された機器の注文をネットワー
クを介して受け付ける受付手段と、前記受付手段による受け付けに従って、注文された機器
を配送するための配送業者に通知する通知手段と、を備えることを特徴とする取引支援システム。
【請求項２】販売を希望する機器の情報を前記公開手段
に登録する登録手段をさらに備えることを特徴とする請
求項１に記載の取引支援システム。
【請求項３】前記登録手段による登録に応答して、所定
の運送業者に、機器の回収を依頼するための情報をネッ
トワークを介して送信する手段を備える、ことを特徴と
する請求項２に記載の取引支援システム。
【請求項４】前記回収センタは、回収された機器の修理
を修理担当者に依頼するための情報をネットワークを介
して送信する手段を備える、ことを特徴とする請求項
１，２又は３に記載の取引支援システム。
【請求項５】前記公開手段により販売対象として公開さ
れた機器の購入申込を受け付ける手段と、受け付けた購入申込に応答して、所定の運送業者に、購
入された機器の配送を依頼するための情報をネットワー
クを介して送信する手段を備えることを特徴とする請求
項１乃至４のいずれか１項に記載の取引支援システム。
【請求項６】前記公開手段により販売対象として公開さ
れた機器の購入申込を受け付ける手段と、ユーザ別に、売上金額と購入金額とを集計する集計手段
と、前記集計手段により集計された売上金額と購入金額との
差額を請求又は支払うための処理を行う決済手段と、ことを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１項に記載
の取引支援システム。
【請求項７】前記回収センタは、回収された機器の修理
を所定のメンテナンス業者に依頼するための情報をネッ
トワークを介して送信する手段を備え、前記公開手段は、各機器に所定のメンテナンス業者との
保守契約が付与されていることを購入希望者に明示する
手段を備える、ことを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項に記載
の取引支援システム。
【請求項８】製品の販売時に回収した使用済機器を集積
し、集積された使用済機器の情報をコンピュータに登録し、回収された機器の修理を修理担当者に依頼するための情
報をネットワークを介して修理担当者に送信し、修理の結果に関する情報を前記コンピュータに登録し、登録された修理済みの使用済機器の情報を販売対象機器
の情報としてネットワーク上に公開し、公開した使用済機器の注文をネットワークを介して受け
付け、受け付けた注文に従って、注文された機器を配送するた
めの情報を配送業者にネットワークを介して通知する、
ことを特徴とする取引支援方法。
【請求項９】コンピュータ又はコンピュータ群に、製品の販売時に回収された使用済機器に関する機器情報
の登録を受け付け、登録済みの使用済機器の修理に関する情報の登録を受け
付け、登録された修理済みの使用済機器の情報を販売対象機器
の情報としてネットワーク上に公開し、公開した使用済機器の注文をネットワークを介して受け
付ける、ための処理を実行させるコンピュータプログラ
ム。