JP3688369B2 - 炭酸飲料押出し用ガス供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、炭酸飲料が充填された大型炭酸飲料容器から炭酸飲料を注出するために、この大型炭酸飲料容器内にガス圧を供給する炭酸飲料押出し用ガス供給装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、炭酸飲料である生ビールが充填された生樽やタンク等の大型容器からジョッキ等の小型容器への生ビールの注出は、ディスペンスヘッドを介して大型容器内にガス圧を印加し、そのガス圧によって生ビールを押し出すことにより行われる。
【0003】
この生ビールの注出のために大型容器に供給されるガスには、一般に、炭酸ガスが使用されている。これは、生ビールにはもともと炭酸ガスが溶解されており、また生ビールを酸化する虞がないこと等の理由によるものである。
【0004】
この炭酸ガスは、温度、圧力条件によってビールへの溶解量が決まっているが、一定条件下で大型容器に平衡圧力以上に印加された場合には、その圧力によって生ビールに炭酸ガスが溶解され、ジョッキ等に注出される生ビールの炭酸ガスの含有量を高めてしまうことになる。
【0005】
生ビールの味は溶解されている炭酸ガスの含有量によって変るため、注出時に溶解する炭酸ガスの量も考慮して、工場出荷時に生ビールにおける炭酸ガスの含有量が調整されている。
【0006】
しかしながら、大型容器から生ビールを注出する際の環境は販売店ごとに異なり、例えば、大型容器を冷蔵庫で冷却しておき、この冷蔵庫から離れた場所に設置してあるタップと冷蔵庫内の大型容器を接続して生ビールを注出する場合もあり、このような場合には、大型容器に高い炭酸ガス圧を印加しなければならない。このような場合には、必要な注出速度(例えば、3l/分)を得るために、注出される生ビールに予定された以上の炭酸ガスが溶解されることとなり、生ビールの香味が損なわれてしまう虞がある。
【0007】
近年、上記のように注出の際の炭酸ガスの溶解によって生ビールの味が損なわれるのを防止するために、炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスを使用して生ビールを注出する方法が採られてきている。
【0008】
これは、窒素ガスが不活性でビールに溶解し難く生ビールの香味に影響をほとんど与える虞がないからである。
この窒素ガスは、炭酸ガスと同様に、ガスボンベを用意しておいてこのガスボンベから供給するようにしてもよいが、ビアホール等において炭酸ガスボンベと一緒に窒素ガスボンベを何本も用意しておく場合には、その保管スペースや取扱い等に種々の問題が生じてくる。更に、窒素ガスは液化せずに気体のままでボンベに充填されているために充填量が少なく、そのためボンベの交換頻度が多くなってしまうという問題もある。
【0009】
このため、窒素ガスは空気中に無尽蔵に存在しているものであることから、生ビールの大型容器に窒素ガス発生機を接続して窒素ガスを供給することが考えられている。そして、この場合に、窒素ガスの純度を維持しながら窒素ガス発生機の小型化(コンプレッサの小型化)を図るために、発生した窒素ガスまたはこの窒素ガスと炭酸ガスの混合ガスを一旦バッファタンクに溜めておいて、このバッファタンクから生ビールの大型容器に供給することが考えられている。
【0010】
しかし、上記のように窒素ガス発生機によって窒素ガスを発生させ、さらにこの窒素ガスまたは窒素ガスと炭酸ガスとの混合ガスをバッファタンクに溜めておく場合には、この窒素ガス発生機の初動時やバッファタンクからのガス供給開始時に、窒素ガス発生機またはバッファタンク内に残留している不純ガスが生ビールの大型容器に供給されてしまい、生ビールの香味に悪影響を与えてしまうという問題が生じて来る。
【0011】
この発明は、上記窒素ガスを使用して大型炭酸飲料容器から炭酸飲料を注出する場合の問題点を解決するために為されたものである。すなわち、この発明は、窒素ガス発生機の初動時やバッファタンクからのガス供給開始時に、窒素ガス発生機またはバッファタンク内に残留している不純ガスが大型炭酸飲料容器に供給されることがなく、炭酸飲料の香味に悪影響を与える虞のない炭酸飲料押出し用ガス供給装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置は、炭酸ガス供給源から供給される炭酸ガスと窒素ガス供給源から供給される窒素ガスとをガス混合部において混合し、この炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスを炭酸飲料容器に供給してこの炭酸飲料容器内に充填された炭酸飲料を押し出すことにより注出する炭酸飲料押出し用ガス供給装置において、窒素ガス供給源が圧縮空気から窒素ガスを分離する窒素ガス発生部材を有し、この窒素ガス発生部材によって発生した窒素ガスをガス混合部に供給する窒素ガス供給配管の途中に、この窒素ガス供給配管内を大気に開閉自在に連通するブロー弁とこのブロー弁よりも下流側において窒素ガス供給配管を開閉する窒素ガス供給弁が接続され、この窒素ガス供給弁とブロー弁に、窒素ガス発生部材による窒素ガス発生作動開始直後の所定時間、窒素ガス供給弁を閉じるとともにブロー弁を開放して窒素ガス供給配管内を大気に連通させ、所定時間経過後に窒素ガス供給弁を開いて窒素ガス発生部材からガス混合部への窒素ガスの供給を許容するとともにブロー弁を閉じる制御手段が接続されていることを特徴としている。
【0013】
上記第1の発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置は、窒素ガス供給源の窒素ガス発生部材によって発生した窒素ガスが窒素ガス供給配管を通ってガス混合部に供給される際に、制御手段が、窒素ガス発生部材による窒素ガス発生作動開始直後の所定時間、窒素ガス供給弁を閉じて窒素ガス発生部材からガス混合部への窒素ガスの供給を遮断するとともに、ブロー弁を開放して窒素ガス供給配管内を大気に連通させる。
【0014】
これによって、窒素ガス発生部材の作動開始直後にこの窒素ガス発生部材から最初に供給されるガスは、ガス混合部には供給されず、ブロー弁を介して大気中に放出される。これによって、窒素ガス発生部材の停止中にこの窒素ガス発生部材の内部に溜まっていた空気、すなわち、純粋な窒素でない不純ガスがガス混合部には供給されず、所定時間内に大気中に放出される。
【0015】
そして、窒素ガス発生部材の作動開始から所定時間が経過すると、ブロー弁が閉じられて窒素ガス発生部材からのガスの放出が遮断される。そして、窒素ガス供給弁が開かれて、窒素ガス発生部材からガス混合部への窒素ガスの供給が許容され、ガス混合部において、炭酸ガス供給源から供給される炭酸ガスと所定の比率によって混合される。この混合ガスは炭酸飲料容器に供給されて、この炭酸飲料容器に充填された炭酸飲料を押し出して注出する。
【0016】
以上のように、上記第1の発明の炭酸飲料押出し用ガス供給装置によれば、窒素ガス発生部材の作動開始時に、窒素ガス発生部材の停止中にこの窒素ガス発生部材内部に溜まっていた純粋な窒素でない不純ガスが大気中に放出されてガス混合部への供給が遮断されることにより、純粋な窒素ガスのみがガス混合部に供給され、これによって、炭酸飲料容器から注出される炭酸飲料が窒素ガスおよび炭酸ガス以外の不純ガスによりその味が変化するといった虞が無くなる。
【0017】
前記目的を達成するために、第2の発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置は、炭酸ガス供給源から供給される炭酸ガスと窒素ガス供給源から供給される窒素ガスとをガス混合部において混合し、この炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスを混合ガスタンクに溜めた後この混合ガスタンクから炭酸飲料容器に供給して、炭酸飲料容器内に充填された炭酸飲料を押し出すことにより注出する炭酸飲料押出し用ガス供給装置において、混合ガスタンクから炭酸飲料容器に炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスを供給する混合ガス供給配管の途中にこの混合ガス供給配管内を大気に開閉自在に連通させるタンクブロー弁が接続され、このタンクブロー弁に、混合ガスタンクへの混合ガスの供給が開始された直後の所定時間、タンクブロー弁を開放して混合ガス供給配管内を大気に連通させ、所定時間経過後にタンクブロー弁を閉じる制御手段が接続されていることを特徴としている。
【0018】
この第2の発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置は、窒素ガスと炭酸ガスの混合ガスを溜めておく混合ガスタンクから炭酸飲料容器に混合ガスが供給される際に、制御手段が、混合ガスタンクから炭酸飲料容器への混合ガスの供給開始直後の所定時間、タンクブロー弁を開放して混合ガスタンクから炭酸飲料容器に混合ガスを供給する混合ガス供給配管を大気に連通させ、混合ガスタンクから最初に流出されるガスを大気中に放出する。
【0019】
これによって、混合ガスタンク内に窒素ガスと炭酸ガスの混合ガス以外の不純ガスが溜まっていた場合に、この不純ガスは大気中に放出されて炭酸飲料容器に供給されることはない。
【0020】
そして、この混合ガスタンク内の不純ガスが完全に大気中に放出される所定時間が経過すると、タンクブロー弁が閉じられ混合ガス供給配管と大気の連通が遮断されることにより、混合ガスタンクにその後充填された純粋な窒素ガスと炭酸ガスの混合ガスが供給される。
【0021】
以上のように、上記第2の発明の炭酸飲料押出し用ガス供給装置によれば、窒素ガスと炭酸ガスの混合ガスが一旦混合ガスタンクに溜められた後この混合ガスタンクから炭酸飲料容器に供給される場合に、この混合ガスタンクから最初に炭酸飲料容器側に供給されるガスが、炭酸飲料容器には供給されず大気中に放出されるので、炭酸飲料押出し用ガス供給装置の作動開始の初期状態において、もし混合ガスタンク内に窒素ガスと炭酸ガスの混合ガスでない不純ガスが溜まっていた場合であっても、この不純ガスが炭酸飲料容器に供給されてこの炭酸飲料容器から注出される炭酸飲料の味に悪影響を与える虞が無くなる。
【0022】
前記目的を達成するために、第3の発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置は、上記第2の発明の構成に加えて、窒素ガス供給源が圧縮空気から窒素ガスを分離する窒素ガス発生部材を有し、この窒素ガス発生部材によって発生した窒素ガスを前記混合ガスタンクに供給する窒素ガス供給配管の途中に、この窒素ガス供給配管内を大気に開閉自在に連通させるブロー弁とこのブロー弁よりも下流側において窒素ガス供給配管を開閉する窒素ガス供給弁が接続され、制御手段が窒素ガス供給弁とブロー弁に接続されて、この制御手段が、窒素ガス発生部材による窒素ガス発生作動開始直後の所定時間、窒素ガス供給弁を閉じるとともにブロー弁を開放して窒素ガス供給配管内を大気に連通させ、所定時間経過後に窒素ガス供給弁を開いて窒素ガス発生部材から混合ガスタンクへの窒素ガスの供給を許容するとともにブロー弁を閉じることを特徴としている。
【0023】
この第3の発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置は、窒素ガス供給源の窒素ガス発生部材によって発生した窒素ガスが窒素ガス供給配管を通ってガス混合部に供給される際に、制御手段が、窒素ガス発生部材による窒素ガス発生作動開始直後の所定時間、窒素ガス供給弁を閉じて窒素ガス発生部材からガス混合部への窒素ガスの供給を遮断するとともに、ブロー弁を開放して窒素ガス供給配管内を大気に連通させる。
【0024】
これによって、窒素ガス発生部材の作動開始直後にこの窒素ガス発生部材から最初に供給されるガスは、ガス混合部には供給されず、ブロー弁を介して大気中に放出される。これによって、窒素ガス発生部材の停止中にこの窒素ガス発生部材の内部に溜まっていた空気、すなわち、純粋な窒素でない不純ガスがガス混合部には供給されず、所定時間内に大気中に放出される。
【0025】
そして、窒素ガス発生部材の作動開始から所定時間が経過すると、ブロー弁が閉じられて窒素ガス発生部材からのガスの放出が遮断される。そして、窒素ガス供給弁が開かれて、窒素ガス発生部材からガス混合部への窒素ガスの供給が許容され、ガス混合部において、炭酸ガス供給源から供給される炭酸ガスと所定の比率によって混合される。
【0026】
以上のように、上記第3の発明の炭酸飲料押出し用ガス供給装置によれば、混合ガスタンクから炭酸飲料容器への混合ガスの供給開始直後に混合ガスタンク内の不純ガスが大気中に放出されるとともに、窒素ガス発生部材の作動開始時に、窒素ガス発生部材の停止中にこの窒素ガス発生部材内部に溜まっていた純粋な窒素でない不純ガスが大気中に放出されてガス混合部への供給が遮断されることにより、純粋な窒素ガスのみがガス混合部に供給される。
【0027】
これによって、炭酸飲料押出し用ガス供給装置の作動開始時に、窒素ガス発生部材および混合ガスタンク内から不純ガスが供給される虞が無くなり、従って、炭酸飲料容器から注出される炭酸飲料が窒素ガスおよび炭酸ガス以外の不純ガスによってその味が変化するといった虞が無くなる。
【0028】
前記目的を達成するために、第4の発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置は、窒素ガス供給源から供給される窒素ガスを窒素タンク内に溜めた後この窒素タンクから窒素ガスをガス混合部に供給しこのガス混合部において炭酸ガス供給源から供給される炭酸ガスと混合し、この炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスを炭酸飲料容器に供給して炭酸飲料容器内に充填された炭酸飲料を押し出すことにより注出する炭酸飲料押出し用ガス供給装置において、窒素タンクからガス混合部に窒素ガスを供給する第1窒素ガス供給配管の途中に、この第1窒素ガス供給配管内を大気に開閉自在に連通させるタンクブロー弁とこのタンクブロー弁よりも下流側において第1窒素ガス供給配管を開閉する第1窒素ガス供給弁が接続され、この第1窒素ガス供給弁とタンクブロー弁に、窒素タンクからガス混合部への窒素ガス供給開始直後の所定時間、第1窒素ガス供給弁を閉じるとともにタンクブロー弁を開放して第1窒素ガス供給配管内を大気に連通させ、所定時間経過後に第1窒素ガス供給弁を開いて窒素タンクからガス混合部への窒素ガスの供給を許容するとともにタンクブロー弁を閉じる制御手段が接続されていることを特徴としている。
【0029】
この第4の発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置は、窒素タンクから窒素ガスをガス混合部に供給して炭酸ガスと混合させる際に、制御手段が、窒素タンクからガス混合部への窒素ガスの供給開始直後の所定時間、第1窒素ガス供給弁を閉じて窒素タンクからガス混合部へのガスの供給を遮断するとともに、タンクブロー弁を開放して窒素タンクからガス混合部に窒素ガスを供給する第1窒素ガス供給配管を大気に連通させることにより、窒素タンクから最初に流出されるガスを大気中に放出する。
【0030】
これによって、窒素タンク内に窒素ガス以外の不純ガスが溜まっていた場合に、この不純ガスは大気中に放出されてガス混合部に供給されることはない。
そして、この窒素タンク内の不純ガスが完全に大気中に放出される所定時間が経過すると、第1窒素ガス供給弁を開いて窒素タンクからガス混合部への窒素ガスの供給を許容するとともに、タンクブロー弁を閉じて第1窒素ガス供給配管と大気の連通を遮断することにより、窒素タンクにその後充填された純粋な窒素ガスをガス混合部に供給する。
【0031】
以上のように、上記第4の発明の炭酸飲料押出し用ガス供給装置によれば、窒素ガスが一旦窒素タンクに溜められた後この窒素タンクからガス混合部に供給される場合に、この窒素タンクから最初にガス混合部側に供給されるガスが、ガス混合部には供給されず大気中に放出されるので、炭酸飲料押出し用ガス供給装置の作動開始の初期状態において、もし窒素タンク内に窒素ガスでない不純ガスが溜まっていた場合であっても、この不純ガスがガス混合部に供給され、さらには炭酸飲料容器に供給されてこの炭酸飲料容器から注出される炭酸飲料の味に悪影響を与える虞が無くなる。
【0032】
前記目的を達成するために、第5の発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置は、上記第4の発明の構成に加えて、窒素ガス供給源が圧縮空気から窒素ガスを分離する窒素ガス発生部材を有し、この窒素ガス発生部材によって発生した窒素ガスを前記窒素タンクに供給する第2窒素ガス供給配管の途中に、この第2窒素ガス供給配管内を大気に開閉自在に連通させるブロー弁とこのブロー弁よりも下流側において第2窒素ガス供給配管を開閉する第2窒素ガス供給弁が接続され、制御手段が、第2窒素ガス供給弁とブロー弁に接続されて、この制御手段が、窒素ガス発生部材による窒素ガス発生作動開始直後の所定時間、第2窒素ガス供給弁を閉じるとともにブロー弁を開放して第2窒素ガス供給配管内を大気に連通させ、所定時間経過後に第2窒素ガス供給弁を開いて窒素ガス発生部材から窒素タンクへの窒素ガスの供給を許容するとともにブロー弁を閉じることを特徴としている。
【0033】
この第5の発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置は、窒素ガス供給源の窒素ガス発生部材によって発生した窒素ガスが第2窒素ガス供給配管を通って窒素タンクに供給される際に、制御手段が、窒素ガス発生部材による窒素ガス発生作動開始直後の所定時間、第2窒素ガス供給弁を閉じて窒素ガス発生部材から窒素タンクへの窒素ガスの供給を遮断するとともに、ブロー弁を開放して第2窒素ガス供給配管内を大気に連通させる。
【0034】
これによって、窒素ガス発生部材の作動開始直後にこの窒素ガス発生部材から最初に供給されるガスは、窒素タンクには供給されず、ブロー弁を介して大気中に放出される。これによって、窒素ガス発生部材の停止中にこの窒素ガス発生部材の内部に溜まっていた空気、すなわち、純粋な窒素でない不純ガスが窒素タンクには供給されず、全て所定時間内に大気中に放出される。
【0035】
そして、窒素ガス発生部材の作動開始から所定時間が経過すると、ブロー弁が閉じられて窒素ガス発生部材からのガスの放出が遮断される。そして、第2窒素ガス供給弁が開かれて、窒素ガス発生部材から窒素タンクへの窒素ガスの供給が許容され、窒素タンクに純粋な窒素ガスが充填される。
【0036】
以上のように、上記第5の発明の炭酸飲料押出し用ガス供給装置によれば、窒素タンクからガス混合部への窒素ガスの供給開始直後に窒素タンク内の不純ガスが大気中に放出されるとともに、窒素ガス発生部材の作動開始時に、窒素ガス発生部材の停止中にこの窒素ガス発生部材内部に溜まっていた純粋な窒素でない不純ガスが大気中に放出されて窒素タンクへの供給が遮断されることにより、純粋な窒素ガスのみが窒素タンクに充填される。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の最良と思われる実施形態について、図面を参照しながら説明を行う。
【0038】
図1において、Aは炭酸ガスと窒素ガスを所定の比率で混合するガス混合ユニット、Bは空気から窒素ガスを発生させる膜ユニット、Cはコンプレッサユニット、Dは炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスを溜めておくバッファタンク、Eは炭酸ガスボンベ、Fは生ビール樽、Gはディスペンスヘッド、Hは生ビールをジョッキ等に注出するタップ、Iは制御部である。
【0039】
コンプレッサユニットCは、フィルタ1を介して空気を吸引してこの空気を圧縮するコンプレッサ2と、コンプレッサ2から圧縮空気を冷却する冷却コイル3とを備えている。コンプレッサ2と冷却コイル3との間にはサイレンサ6aを介して圧縮空気を大気に放出する背圧抜弁7が接続されて入る。
【0040】
冷却コイル3の吐出側には水分除去用のフィルタ9が接続され、このフィルタ9には水分をドレンに排出するための電磁弁8が接続されている。また、フィルタ9の下流側には、圧力計4とこの圧力計4側に導入された圧縮空気を大気に放出するための背圧弁5およびサイレンサ6bが接続されている。
【0041】
膜ユニットBは、圧縮空気から窒素ガスを分離する膜モジュール11を備えており、この膜モジュール11にコンプレッサユニットCから圧縮空気がフィルタ10を介して供給されるようになっている。フィルタ10は、ドレン排出口に接続されている。
【0042】
膜モジュール11は、図2に示されるように、ケーシング11A内に収容された中空糸膜11Bを透過する気体の膜透過速度の違いを利用して、空気中の窒素ガスを分離するものであり、ポート11Cから導入された空気のうち、膜透過速度の遅い窒素ガスがポート11Dから流出され、窒素ガスが分離された酸素富化空気がポート11Eから排出されるようになっている。
【0043】
ガス混合ユニットAは、膜ユニットBにおいて発生した窒素ガスと炭酸ガスボンベEから圧力調整弁E1を介して供給される炭酸ガスとの混合を行うものであり、膜ユニットBの接続ポートP1とバッファタンクDへの出力ポートP2との間に、接続ポートP1側から順に逆止弁14,窒素ガス圧力調整弁16,窒素ガス供給弁12,窒素ガス定流量バルブ18,窒素ガス流量計19および逆止弁20が接続されている。
【0044】
接続ポートP1と逆止弁14との間にはブロー弁24が接続されていて、接続ポートP1から供給されたガスを定流量バルブ25およびサイレンサ26を介して大気中に放出するようになっている。また、窒素ガス圧力調整弁16と窒素ガス供給弁12との間には、圧力計17が接続されている。
【0045】
炭酸ガスボンベEの接続ポートP3とバッファタンクDへの出力ポートP2との間には、接続ポートP3側から順に、炭酸ガス供給弁27,炭酸ガス定流量バルブ21,炭酸ガス流量計22および逆止弁23が接続されている。
【0046】
窒素供給側の逆止弁20の下流側と炭酸ガス供給側の逆止弁23の下流側とは、出力ポートP2の上流側の合流点Qにおいて合流されており、この合流点Qと出力ポートP2との間に圧力スイッチPSが接続されている。
【0047】
この圧力スイッチPSは、バッファタンクD内の圧力が所定値以下の場合にオンし、所定値以上の場合にオフするようになっている。
ガス混合ユニットAの出力ポートP2には、バッファタンクDの流入側が接続されており、このバッファタンクDの流出側は、混合ガス圧力調整弁32とフィルタ28を介して生ビール樽Fが接続される接続ポートP4に接続されている。
【0048】
接続ポートP4にはディスペンスヘッドGが接続され、このディスペンスヘッドGが生ビール樽Fに連結されて、バッファタンクDから後述するように窒素ガスと炭酸ガスとの混合ガスを供給されることにより、タップHから生ビールを注出するようになっている。
【0049】
コンプレッサ2,背圧抜弁7,ブロー弁24,窒素ガス供給弁12,窒素ガス供給弁27および圧力スイッチPSには、制御部Iが接続されており、この制御部Iは圧力スイッチPSからの圧力検出信号を入力されて、背圧抜弁7,ブロー弁24,窒素ガス供給弁12および炭酸ガス供給弁27の開閉制御とコンプレッサ2の駆動制御を行う。
【0050】
次に、図3に示すフローチャートに基づいて、上記炭酸飲料押出し用ガス供給装置の作動を説明する。
制御部Iは、炭酸飲料押出し用ガス供給装置の電源がオンされたか否かを判断し(ステップ1)、電源がオンされた場合には、コンプレッサ2を停止させたままブロー弁24,炭酸ガス供給弁27,窒素ガス供給弁12および背圧抜弁7をそれぞれ閉にするとともに制御部Iに内蔵されたブロータイマと背圧抜タイマをリセットする(ステップ2)。
【0051】
この後、圧力スイッチPSがオンしているか否かの判断を行い(ステップ3)、圧力スイッチPSがオンしている場合、すなわちバッファタンクD内の圧力が所定値よりも低下している場合に、背圧抜タイマをオンするとともに背圧抜弁7を開にする(ステップ4)。
【0052】
圧力スイッチPSがオフしている場合には、バッファタンクD内には既に所定圧以上の混合ガスが充填されているので、電源がオンされても以下の作動は行われず、従ってコンプレッサ2は駆動されない。
【0053】
次に、背圧抜タイマがタイムアップしたか否かの判断を行い(ステップ5)、背圧抜タイマがタイムアップすると、コンプレッサ2の駆動を開始して背圧抜弁7を閉にするとともに、ブロータイマをオンにしブロー弁24を開にする(ステップ6)。
【0054】
上記において、コンプレッサ2の始動前に背圧抜弁7を開にするのは、コンプレッサ2内の圧力をあらかじめ背圧抜弁7を介して大気に逃しておくことにより、コンプレッサ2の始動時のショックからコンプレッサ2を保護するためである。
【0055】
ブロータイマがオンされた後、このブロータイマがタイムアップしたか否かの判断を行い(ステップ7)、ブロータイマがタイムアップすると、ブロー弁24が閉じられるとともに窒素ガス供給弁12および炭酸ガス供給弁27が開にされる(ステップ8)。
【0056】
上記において、コンプレッサ2の駆動開始後、所定時間(ブロータイマの設定時間)だけブロー弁24が開かれることにより、膜ユニットBから接続ポートP1を介して供給されるガスが定流量バルブ25およびサイレンサ26を介して大気中に放出される。これは、コンプレッサ2の駆動開始と同時に膜ユニットBから供給されるガスをバッファタンクDに導入すると、コンプレッサ2が停止中に膜ユニットBの膜モジュール11内に充満されている空気、すなわち純粋な窒素でないガスがバッファタンクDに導入されることになるからである。従って、制御部Iのブロータイマは、膜モジュール11内の空気が完全に排除されて純粋窒素ガスが供給されるようになるまでの十分な時間が確保されるように設定されている。
【0057】
ブロータイマがタイムアップし、ブロー弁24が閉じられて窒素ガス供給弁12および炭酸ガス供給弁27が開かれると、膜ユニットBから供給される窒素ガスは、逆止弁14を介して窒素ガス圧力調整弁16に流れ、この窒素ガス圧力調整弁16においてあらかじめ設定された圧力に調節された後、窒素ガス供給弁12,窒素ガス定流量バルブ18,窒素ガス流量計19および逆止弁20を介して合流点Qに供給される。
【0058】
また、炭酸ガス供給弁27が開かれることによって、炭酸ガスボンベEから圧力調整弁E1を介して所定の圧力に調節された炭酸ガスが、接続ポートP3から炭酸ガス供給弁27,炭酸ガス定流量バルブ21,炭酸ガス流量計22および逆止弁23を介して合流点Qに供給される。
【0059】
そして、合流点Qにおいて、窒素ガスと炭酸ガスとがそれぞれの圧力(分圧)に応じた比率によって混合され、この混合ガスがバッファタンクD内に充填される。
【0060】
圧力スイッチPSは、バッファタンクD内の圧力を継続して検知しており(ステップ9)、バッファタンクD内の圧力が混合ガスの充填によって所定値以上になったときには、ステップ2に戻って、コンプレッサ2を停止させ、ブロー弁24,炭酸ガス供給弁27,窒素ガス供給弁12および背圧抜弁7をそれぞれ閉にするとともに制御部Iに内蔵されたブロータイマと背圧抜タイマをリセットする。そして、ステップ3においてバッファタンクD内の圧力が、混合ガスの消費によって所定値以下に低下(圧力スイッチPSがオン)した場合には、再度ステップ4以下の作動制御を行ない、バッファタンクDへの混合ガスの充填を再開する。
【0061】
以上のようにして、バッファタンクDには常に所定値以上の圧力が充填され、このバッファタンクDから窒素ガスと炭酸ガスの混合ガスが混合ガス圧力調整弁32によって所定の圧力に調整された後、ディスペンスヘッドGを介して生ビール樽Fに供給される。そして、この混合ガスによって押し出された生ビールがディスペンスヘッドGを介してタップHに供給され、このタップHからジョッキ等の小型容器に注出される。
【0062】
図4は、この発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置の他の実施態様を示している。
この実施態様におけるガス供給装置は、図1のガス供給装置の構成に加えて、バッファタンクDと混合ガス圧力調整弁32との間にバッファタンクD内のガスを大気中に放出するためのタンクブロー弁29が接続されており、このタンクブロー弁29の開閉によってバッファタンクD内のガスが、定量バルブ30およびサイレンサ31を介して大気中に放出されるようになっている。
【0063】
制御部Iは、図1のガス供給装置の制御部Iの場合に加えて、さらにタンクブロー弁29に接続されていて、このタンクブロー弁29の開閉を行なうようになっている。
【0064】
このガス供給装置の他の構成については図1のガス供給装置と同様であり、同一の符号が付してある。
図5は、図4の炭酸飲料押出し用ガス供給装置の作動を示すフローチャートであり、以下、このフローチャートに基づいて上記ガス供給装置の作動を説明する。
【0065】
制御部Iは、ガス供給装置の電源がオンされたか否かを判断し(ステップ10)、電源がオンされた場合には、コンプレッサ2を停止させたままブロー弁24,炭酸ガス供給弁27,窒素ガス供給弁12,背圧抜弁7およびタンクブロー弁29をそれぞれ閉にするとともに制御部Iに内蔵されたブロータイマ,タンクブロータイマおよび背圧抜タイマを何れもリセットする(ステップ11)。
【0066】
次に、電源投入後のガス供給装置の作動が初期作動か否かが判断される(ステップ12)。この初期作動とは、ガス供給装置の電源がオンにされた後の最初の作動のことをいう。
【0067】
このステップ12において、そのときのガス供給装置の作動が初期作動でない場合、すなわち、電源がオンにされた後、既にコンプレッサ2が繰り返し駆動されている場合には、バッファタンクDには窒素ガスと炭酸ガスとの混合ガスが充満されているので、図1のガス供給装置と同様に、この後、圧力スイッチPSがオンしているか否かの判断を行い(ステップ13)、圧力スイッチPSがオンしている場合、すなわちバッファタンクD内の圧力が所定値よりも低下している場合には、背圧抜タイマをオンするとともに背圧抜弁7を開にする(ステップ14)。
【0068】
次に、背圧抜タイマがタイムアップしたか否かの判断を行い(ステップ15)、背圧抜タイマがタイムアップすると、コンプレッサ2の駆動を開始して背圧抜弁7を閉にするとともに、ブロータイマをオンしてブロー弁24を開にする(ステップ16)。
【0069】
上記において、コンプレッサ2の始動前に背圧抜弁7を開にするのは、図1のガス供給装置の場合と同様に、コンプレッサ2の始動時における保護のためである。
【0070】
ブロータイマがオンされた後、このブロータイマがタイムアップしたか否かの判断を行い(ステップ17)、ブロータイマがタイムアップすると、ブロー弁24を閉じるとともに窒素ガス供給弁12および炭酸ガス供給弁27を開にする(ステップ18)。
【0071】
上記において、コンプレッサ2の駆動開始後、所定時間(ブロータイマの設定時間)だけブロー弁24が開かれて、膜ユニットBから接続ポートP1を介して供給されるガスが定流量バルブ25およびサイレンサ26を介して大気中に放出される。これは、図1のガス供給装置の場合と同様に、コンプレッサ2の停止中に膜モジュール11内に残留していた不純ガスを大気に放出するためである。
【0072】
ブロータイマがタイムアップし、ブロー弁24が閉じられて窒素ガス供給弁12および炭酸ガス供給弁27が開かれると、膜ユニットBから供給される窒素ガスは合流点Qに供給される。また、炭酸ガス供給弁27が開かれることによって、炭酸ガスボンベEから炭酸ガスが合流点Qに供給される。
【0073】
そして、合流点Qにおいて、窒素ガスと炭酸ガスとがそれぞれの圧力(分圧)に応じた比率によって混合され、この混合ガスがバッファタンクD内に充填される。
【0074】
圧力スイッチPSは、バッファタンクD内の圧力を継続して検知しており(ステップ19)、バッファタンクD内の圧力が所定値以上になったときには、ステップ11に戻りコンプレッサ2の駆動を停止する。
【0075】
ステップ12において、ガス供給装置の作動が初期作動であると判断された場合、すなわちガス供給装置が電源投入後、最初に作動される場合には、さらに、圧力スイッチPSがオンしているか否かの判断を行なう(ステップ20)。
【0076】
これは、ガス供給装置の初期作動時において圧力スイッチPSがオンしている場合には、バッファタンクD内の圧力が所定値以下であり、従って、バッファタンクD内に不純ガスが入っている場合があると考えられるからである。また、圧力スイッチPSがオフしている場合には、バッファタンクD内の圧力が所定値以上になっていることにより、窒素ガスと炭酸ガスの混合ガスが既に充満されていると判断されるからである。
【0077】
従って、ステップ20において圧力スイッチPSがオフしている場合には、ステップ13において圧力スイッチPSがオフであると判断された場合と同様に、以下の作動は行なわない。
【0078】
ステップ20において圧力スイッチPSがオンしている場合には、背圧抜タイマをオンするとともに背圧抜弁7を開にする(ステップ21)。
次に、背圧抜タイマがタイムアップしたか否かの判断を行い(ステップ22)、背圧抜タイマがタイムアップすると、コンプレッサ2の駆動を開始して背圧抜弁7を閉にする(ステップ23)。さらに、ブロータイマをオンしてブロー弁24を開にするとともに、制御部I内蔵のタンクブロータイマをオンしてタンクブロー弁29を開にする(ステップ24)。
【0079】
そして、ブロータイマがタイムアップしたか否かの判断を行い(ステップ25)、ブロータイマがタイムアップすると、次に、タンクブロータイマがタイムアップしたか否かの判断を行い(ステップ26)、ブロータイマがタイムアップすると、ブロー弁24およびタンクブロー弁29が閉じられるとともに窒素ガス供給弁12および炭酸ガス供給弁27が開にされる(ステップ27)。
【0080】
上記において、コンプレッサ2の駆動開始後に所定時間(ブロータイマの設定時間)だけブロー弁24が開かれるのは、前述したように、膜ユニットBから接続ポートP1を介して供給される不純ガスを大気中に放出するためである。そして、コンプレッサ2の駆動開始後に所定時間(タンクブロータイマの設定時間)だけタンクブロー弁29が開かれるのは、ガス供給装置の初期作動時にバッファタンクD内に残留していた不純ガスを放出するためである。
ブロータイマおよびタンクブロータイマのタイムアップによって、ブロー弁24およびタンクブロー弁29が閉じられ、窒素ガス供給弁12および炭酸ガス供給弁27が開かれると、膜ユニットBから供給された窒素ガスと炭酸ガスボンベEから供給された炭酸ガスが合流点Qに供給され、この合流点Qにおいて、窒素ガスと炭酸ガスとがそれぞれの圧力(分圧)に応じた比率によって混合され、バッファタンクD内に充填される。
【0081】
バッファタンクD内の圧力は圧力スイッチPSによって継続して検知されており(ステップ28)、バッファタンクD内の圧力が所定値以上になったときには、ステップ11に戻ってコンプレッサ2が停止される。
【0082】
図4のガス供給装置は、上記のようにして、ガス供給装置が初期作動である場合には、図1のガス供給装置の作動に加えて、コンプレッサ2の始動時にバッファタンクD内の不純ガスを放出することによって、生ビール樽Fへの純粋な窒素ガスの供給を確保するようになっている。
【0083】
図6は、この発明による炭酸飲料押出し用ガス供給装置のさらに他の実施態様を示すものである。
この実施態様におけるガス供給装置は、図1および図4のガス供給装置が窒素ガスと炭酸ガスの混合ガスをバッファタンクに溜めておくようになっているのに対し、窒素ガスをバッファタンクに溜めておいて、このバッファタンクから供給される窒素ガスを炭酸ガスと混合するようになっているものである。
【0084】
図6において、ガス混合ユニットA’の接続ポートP1と逆止弁14の間の窒素ガス供給回路にはブロー弁24の接続部の下流側に電磁弁40が接続され、逆止弁14の下流側は出力側バッファタンク接続ポートP5に接続されている。また、逆止弁14と出力側バッファタンク接続ポートP5との間には、圧力スイッチPS’が接続されている。
【0085】
窒素ガス圧力調整弁16の上流側は入力側バッファタンク接続ポートP6に接続されており、この入力側バッファタンク接続ポートP6と窒素ガス圧力調整弁16との間に窒素ガス供給弁44が接続されている。
【0086】
窒素ガス供給弁44と入力側バッファタンク接続ポートP6との間に、出力側バッファタンク接続ポートP5と入力側バッファタンク接続ポートP6に接続される後述するバッファタンクJ内のガスを大気中に放出するためのタンクブロー弁41が接続されており、このタンクブロー弁41の開閉によってバッファタンクJ内のガスが、定量バルブ42およびサイレンサ43を介して大気中に放出されるようになっている。
【0087】
このガス供給装置の他の部分の構成は、合流点Qがフィルタ28を介して出力ポートP2に直接接続されており、また接続ポートP3と炭酸ガス定流量バルブ21との間に炭酸ガス供給弁が接続されていない点を除いて、図1または4のガス供給装置と同様であり、同一の構成部分については同一の符号が付してある。
【0088】
出力側バッファタンク接続ポートP5と入力側バッファタンク接続ポートP6には、バッファタンクJが接続されており、出力側バッファタンク接続ポートP5から供給される窒素ガスがバッファタンクJに流入されて充填され、このバッファタンクJ内に充填された窒素ガスが入力側バッファタンク接続ポートP6から合流点Q側に流出されるようになっている。
【0089】
制御部Iは、コンプレッサ2,背圧抜弁7,ブロー弁24,電磁弁40,タンクブロー弁41,窒素ガス供給弁44および圧力スイッチPS’に接続されており、圧力スイッチPS’からの圧力検出信号を入力されて、背圧抜弁7,ブロー弁24,電磁弁40,タンクブロー弁41および窒素ガス供給弁44の開閉制御およびコンプレッサ2の駆動制御を行う。
【0090】
次に、図7に示すフローチャートに基づいて、上記炭酸飲料押出し用ガス供給装置の作動を説明する。
制御部Iは、炭酸飲料押出し用ガス供給装置の電源がオンされたか否かを判断し(ステップ30)、電源がオンされた場合には、コンプレッサ2を停止させたままブロー弁24,電磁弁40,窒素ガス供給弁44,背圧抜弁7およびタンクブロー弁41をそれぞれ閉にするとともに制御部Iに内蔵されたブロータイマ,タンクブロータイマおよび背圧抜タイマを何れもリセットする(ステップ31)。
【0091】
次に、電源投入によるガス供給装置の作動が初期作動か否かの判断を行なう(ステップ32)。この初期作動とは、ガス供給装置の電源の投入後の最初の作動のことをいう。
【0092】
このステップ32において、そのときのガス供給装置の作動が初期作動でない場合、すなわち、電源投入後に既にコンプレッサ2の駆動が繰り返されている場合には、バッファタンクJには窒素ガスが充満されているので、次に、圧力スイッチPSがオンしているか否かの判断を行い(ステップ33)、圧力スイッチPSがオンしている場合、すなわちバッファタンクJ内の圧力が所定値よりも低下している場合に、背圧抜タイマをオンするとともに背圧抜弁7を開にする(ステップ34)。
【0093】
次に、背圧抜タイマがタイムアップしたか否かの判断を行い(ステップ35)、背圧抜タイマがタイムアップすると、コンプレッサ2の駆動を開始して背圧抜弁7を閉にするとともにブロータイマをオンしてブロー弁24を開にする(ステップ36)。
【0094】
上記において、コンプレッサ2の始動前に背圧抜弁7を開にするのは、図1および4の各ガス供給装置の場合と同様に、コンプレッサ2の始動時における保護のためである。
【0095】
ブロータイマがタイムアップすると(ステップ37)、ブロー弁24を閉じるとともに電磁弁40および窒素ガス供給弁44を開にする(ステップ38)。
上記において、コンプレッサ2の駆動開始後、所定時間(ブロータイマの設定時間)だけブロー弁24が開かれて、膜ユニットBから接続ポートP1を介して供給されるガスが大気中に放出されるのは、図1および4の各ガス供給装置の場合と同様に、コンプレッサ2の始動時において膜モジュール11内に残留している不純ガスを排出するためである。
【0096】
ブロータイマがタイムアップし、ブロー弁24が閉じられるとともに電磁弁40および窒素ガス供給弁44が開かれると、膜ユニットBから供給される窒素ガスは、逆止弁14および出力側バッファタンク接続ポートP5を介してバッファタンクJ内に流入され、さらにこのバッファタンクJから入力側バッファタンク接続ポートP6および窒素ガス供給弁44を介して窒素ガス圧力調整弁16に流れ、この窒素ガス圧力調整弁16においてあらかじめ設定された圧力に調節された後、窒素ガス定流量バルブ18,窒素ガス流量計19および逆止弁20を介して合流点Qに供給される。
【0097】
この合流点Qには、炭酸ガスボンベEから圧力調整弁E1を介して所定の圧力に調節された炭酸ガスが接続ポートP3から炭酸ガス定流量バルブ21,炭酸ガス流量計22および逆止弁23を介して供給されている。
【0098】
そして、合流点Qにおいて、窒素ガスと炭酸ガスとがそれぞれの圧力(分圧)に応じた比率によって混合され、フィルタ28および出力ポートP2を介してディスペンスヘッドGに供給される。
【0099】
圧力スイッチPSは、バッファタンクJ内の圧力を継続して検知しており(ステップ39)、バッファタンクJ内の圧力が所定値以上になったときにはステップ31に戻ってコンプレッサ2の駆動を停止する。そして、ステップ33において、窒素ガスの消費によりバッファタンクJ内の圧力が所定値以下まで低下(圧力スイッチPS’がオン)したときには、再度ステップ34以下の作動制御を行なって、バッファタンクJへの窒素ガスの充填を行う。
【0100】
ステップ32において、ガス供給装置の作動が初期作動であると判断した場合、すなわちガス供給装置の電源投入後、コンプレッサ2が駆動されていない場合には、次に圧力スイッチPS’がオンしているか否かを判断する(ステップ40)。
【0101】
ステップ40において圧力スイッチPS’がオフしている場合には、ステップ33において圧力スイッチPS’がオフしている場合と同様に、以下の作動は行なわない。
【0102】
ステップ40において圧力スイッチPS’がオンしている場合には、背圧抜タイマをオンするとともに背圧抜弁7を開にする(ステップ41)。
背圧抜タイマがタイムアップすると(ステップ42)、コンプレッサ2の駆動を開始するとともに背圧抜弁7を閉じ、さらに、ブロータイマをオンしてブロー弁24を開にする(ステップ43)。
【0103】
ブロータイマがアップすると(ステップ44)、ブロー弁24を閉じ、電磁弁40およびタンクブロー弁41を開にするとともに制御部I内蔵のタンクブロータイマをオンする(ステップ45)。
【0104】
そして、ブロータイマがタイムアップすると(ステップ46)、タンクブロー弁41を閉じるとともに窒素ガス供給弁44を開にする(ステップ47)。
上記において、コンプレッサ2の駆動開始後に所定時間(ブロータイマの設定時間)だけブロー弁24が開かれるのは、前述したように、膜ユニットB内に残留している不純ガスを大気中に放出するためであり、また、コンプレッサ2の駆動開始後に所定時間(タンクブロータイマの設定時間)だけタンクブロー弁41が開かれるのは、ガス供給装置の初期作動時にバッファタンクJ内に残留している不純ガスを大気中に放出するためである。
【0105】
ブロータイマおよびタンクブロータイマのタイムアップによって、ブロー弁24およびタンクブロー弁41が閉じられ、窒素ガス供給弁44が開かれると、前述したように、膜ユニットBから供給される窒素ガスはバッファタンクJ内に充填されるとともに合流点Qに供給されて、この合流点Qにおいて炭酸ガスとそれぞれの圧力(分圧)に応じた比率によって混合される。
【0106】
そして、バッファタンクJ内の圧力は、前述したように、圧力スイッチPS’によって継続して検知しており(ステップ48)、バッファタンクJ内の圧力が所定値以上になったときにはステップ11に戻り、コンプレッサ2の駆動を停止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の最良の形態の一例を示す回路図である。
【図2】同例における膜モジュールを示す概略断面図である。
【図3】同例の作動を示すフローチャートである。
【図4】本発明の最良の形態の他の例を示す回路図である。
【図5】同例の作動を示すフローチャートである。
【図6】本発明の最良の形態のさらに他の例を示す斜視図である。
【図7】同例の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A…ガス混合ユニット
B…膜ユニット(窒素ガス供給源)
C…コンプレッサユニット
D…バッファタンク(混合ガスタンク)
E…炭酸ガスボンベ(炭酸ガス供給源)
F…生ビール樽
G…ディスペンスヘッド
H…タップ
I…制御部
J…バッファタンク(窒素タンク)
Q…合流点(ガス混合部)
11…膜モジュール(窒素ガス供給部材)
12…窒素ガス供給弁
24…ブロー弁
29…タンクブロー弁
40…電磁弁(第2窒素ガス供給弁)
41…タンクブロー弁
44…窒素ガス供給弁(第1窒素ガス供給弁)
Claims (3)
- 炭酸ガス供給源から供給される炭酸ガスと窒素ガス供給源から供給される窒素ガスとをガス混合部において混合し、この炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスを炭酸飲料容器に供給してこの炭酸飲料容器内に充填された炭酸飲料を押し出すことにより注出する炭酸飲料押出し用ガス供給装置において、
前記窒素ガス供給源が圧縮空気から窒素ガスを分離する窒素ガス発生部材を有し、
この窒素ガス発生部材によって発生した窒素ガスを前記ガス混合部に供給する窒素ガス供給配管の途中に、この窒素ガス供給配管内を大気に開閉自在に連通するブロー弁とこのブロー弁よりも下流側において窒素ガス供給配管を開閉する窒素ガス供給弁が接続され、
この窒素ガス供給弁とブロー弁に、窒素ガス発生部材による窒素ガス発生作動開始直後の所定時間、窒素ガス供給弁を閉じるとともにブロー弁を開放して窒素ガス供給配管内を大気に連通させ、所定時間経過後に窒素ガス供給弁を開いて窒素ガス発生部材からガス混合部への窒素ガスの供給を許容するとともにブロー弁を閉じる制御手段が接続されている、
ことを特徴とする炭酸飲料押出し用ガス供給装置。 - 炭酸ガス供給源から供給される炭酸ガスと窒素ガス供給源から供給される窒素ガスとをガス混合部において混合し、この炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスを混合ガスタンクに溜めた後この混合ガスタンクから炭酸飲料容器に供給して、炭酸飲料容器内に充填された炭酸飲料を押し出すことにより注出する炭酸飲料押出し用ガス供給装置において、
前記混合ガスタンクから炭酸飲料容器に炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスを供給する混合ガス供給配管の途中にこの混合ガス供給配管内を大気に開閉自在に連通させるタンクブロー弁が接続され、
このタンクブロー弁に、混合ガスタンクヘの混合ガスの供給が開始された直後の所定時間、タンクブロー弁を開放して混合ガス供給配管内を大気に連通させ、所定時間経過後にタンクブロー弁を閉じる制御手段が接続されており、
前記窒素ガス供給源が圧縮空気から窒素ガスを分離する窒素ガス発生部材を有し、
この窒素ガス発生部材によって発生した窒素ガスを前記混合ガスタンクに供給する窒素ガス供給配管の途中に、この窒素ガス供給配管内を大気に開閉自在に連通させるブロー弁とこのブロー弁よりも下流側において窒素ガス供給配管を開閉する窒素ガス供給弁が接続され、
前記制御手段が窒素ガス供給弁とブロー弁に接続されて、この制御手段が、窒素ガス発生部材による窒素ガス発生作動開始直後の所定時間、窒素ガス供給弁を閉じるとともにブロー弁を開放して窒素ガス供給配管内を大気に連通させ、所定時間経過後に窒素ガス供給弁を開いて窒素ガス発生部材から混合ガスタンクヘの窒素ガスの供給を許容するとともにブロー弁を閉じる
ことを特徴とする炭酸飲料押出し用ガス供給装置。 - 窒素ガス供給源から供給される窒素ガスを窒素タンク内に溜めた後この窒素タンクから窒素ガスをガス混合部に供給しこのガス混合部において炭酸ガス供給源から供給される炭酸ガスと混合し、この炭酸ガスと窒素ガスの混合ガスを炭酸飲料容器に供給して炭酸飲料容器内に充填された炭酸飲料を押し出すことにより注出する炭酸飲料押出し用ガス供給装置において、
前記窒素タンクからガス混合部に窒素ガスを供給する第1窒素ガス供給配管の途中に、この第1窒素ガス供給配管内を大気に開閉自在に連通させるタンクブロー弁とこのタンクブロー弁よりも下流側において第1窒素ガス供給配管を開閉する第1窒素ガス供給弁が接続され、
この第1窒素ガス供給弁とタンクブロー弁に、窒素タンクからガス混合部への窒素ガス供給開始直後の所定時間、第1窒素ガス供給弁を閉じるとともにタンクブロー弁を開放して第1窒素ガス供給配管内を大気に連通させ、所定時間経過後に第1窒素ガス供給弁を開いて窒素タンクからガス混合部への窒素ガスの供給を許容するとともにタンクブロー弁を閉じる制御手段が接続されており、
前記窒素ガス供給源が圧縮空気から窒素ガスを分離する窒素ガス発生部材を有し、
この窒素ガス発生部材によって発生した窒素ガスを前記窒素タンクに供給する第2窒素ガス供給配管の途中に、この第2窒素ガス供給配管内を大気に開閉自在に連通させるブロー弁とこのブロー弁よりも下流側において第2窒素ガス供給配管を開閉する第2窒素ガス供給弁が接続され、
前記制御手段が第2窒素ガス供給弁とブロー弁に接続されて、この制御手段が、窒素ガス発生部材による窒素ガス発生作動開始直後の所定時間、第2窒素ガス供給弁を閉じるとともにブロー弁を開放して第2窒素ガス供給配管内を大気に連通させ、所定時間経過後に第2窒素ガス供給弁を開いて窒素ガス発生部材から窒素タンクヘの窒素ガスの供給を許容するとともにブロー弁を閉じる
ことを特徴とする炭酸飲料押出し用ガス供給装置。
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