JP3687423B2 - 二次電池の負極板の製造方法 - Google Patents

二次電池の負極板の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ニッケル水素電池等の二次電池負極板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず、二次電池の構造を、ニッケル水素電池を例にとって図によって説明する。
図6に示すものは、ニッケル水素電池の一例を示すもので、図中符号1は、水素吸蔵合金(負極活物質)を有する負極板(電極)であり、符号2は、絶縁材からなるセパレータ、符号3は、ニッケル(正極活物質)を有する正極板(電極)を示している。
【0003】
負極板1と正極板2とは、セパレータ3を介在させることにより絶縁された状態に螺旋状に巻回されて電槽4(負極端子)内に収容されて電解液に浸漬され、電槽4の一端側(図中の上側)の開口部の中央に正極端子5が設けられた封口板6によって封鎖された構造とされており、水素イオンを介して負極側から放出される電子を正極側で受け入れる形で直流回路が形成されている。
【0004】
上記構成のニッケル水素電池を構成する負極板1は、図7に示すように、鉄箔11の表面にニッケルメッキ12を施した芯材13と、この芯材13の表面に塗布された水素吸蔵材14とから構成されている。水素吸蔵材14は、ニッケルを主成分としたランタンニッケル(LaNi5)系からなる水素吸蔵合金(Metal Hydride)粉末15を有するもので、この水素吸蔵合金粉末15に樹脂からなる有機バインダーを混ぜてペースト状として芯材13の表面に塗布している。
なお、芯材13には、孔部16が形成されており、この孔部16を水酸化カリウム溶液等の電解液が通過するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、水素吸蔵材14に用いられる有機バインダーは、樹脂からなる絶縁材であるため内部抵抗が高いという問題があった。
このため、電池の内部抵抗を低減させて電流値を高めるために、ニッケル粉末をバインダーとして用いることが考えられているが、水素吸蔵合金粉末15とニッケル粉末からなるバインダーとを混合させた水素吸蔵材14にあっては、有機バインダーを用いた場合と比較して、芯材13との密着性が低いため、負極板1を巻回する際に、芯材13から剥離・脱落する恐れがあった。
また、芯材13に用いられている鉄箔11に換えて、さらに電気抵抗が低い金属を用いて集電性能の向上が望まれているのが現状である。
【0006】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、水素吸蔵材等の物質を剥離・脱落させることなく巻回させることができ、しかも、内部抵抗を低減させて集電性能を向上させることが可能な二次電池負極板の製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の二次電池の負極板の製造方法は、二次電池の芯材を、その表面に水素吸蔵合金粉末または該水素吸蔵合金粉末とバインダーとを混合させた混合材からなる水素吸蔵材を介在させ、一対のローラ間へ通すことにより加圧し、前記芯材の表面に前記水素吸蔵材を付着せた後に、電圧が印加された一対のローラ間へ通して通電加熱させることにより、前記水素吸蔵合金粉末同士及び前記水素吸蔵合金粉末と芯材とを拡散接合させることを特徴とする。
【0021】
このように、二次電池の芯材を、水素吸蔵材を介在させて一対のローラ間に通すことにより、極めて容易に、芯材の表面に水素吸蔵材が高い密着性にて付着されて、巻回時に水素吸蔵材の剥離・脱落が生じる恐れのない負極板を製造することができる。
また、水素吸蔵合金粉末同士及び水素吸蔵合金粉末と芯材とが拡散接合されて、芯材の表面への水素吸蔵材の付着強度がさらに高められて、さらに巻回時に水素吸蔵材の剥離・脱落が生じる恐れのない負極板を製造することができる。
【0022】
請求項2記載の二次電池の負極板の製造方法は、請求項1記載の二次電池の負極板の製造方法において、前記水素吸蔵材を前記一対のローラ間で加圧する前に、該ローラと該ローラの上部側に設けられた粉末供給用ローラとの間にあいた隙間から送り出されるようにしたことを特徴としている。
これにより、水素吸蔵材を二次電池の芯材の両面側へ所定量ずつ送り出すことができる。
【0024】
請求項記載の二次電池の負極板の製造方法は二次電池の芯材を、その表面に水素吸蔵合金粉末または該水素吸蔵合金粉末とバインダーとを混合させた混合材からなる水素吸蔵材を介在させ、電圧が印加された一対のローラ間へ通すことにより加圧するとともに通電加熱させ、前記芯材の表面に前記水素吸蔵材を付着させるとともに前記水素吸蔵合金粉末同士及び前記水素吸蔵合金粉末と芯材とを拡散接合させることを特徴としている。
【0025】
すなわち、芯材を、水素吸蔵材を介在させて電圧が印加された一対のローラ間に通すことにより、芯材の表面に水素吸蔵材を高い密着性にて付着させることができ、しかも、芯材への水素吸蔵材の付着と同時に、水素吸蔵合金粉末同士及び水素吸蔵合金粉末と芯材とを拡散接合させることができ、極めて容易にかつ短時間にて巻回時に水素吸蔵材の剥離・脱落が生じる恐れのない負極板を製造することができる
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の二次電池負極板の製造方法を図によって説明する。
図1において、符号21は、負極板である。この負極板21は、ニッケル箔からなる芯材22と、この芯材22の表面に塗布された水素吸蔵材23とから構成されている。芯材22は、図2に示すように、その表裏の面に、複数の突起部24が形成されている。これら突起部24は、表裏に貫通する孔部25の周縁部を一方の面から盛り上げることにより形成されている。つまり、この芯材22は、その表面が突起部24によって非平面形状とされている。
【0027】
これら孔部25は、平面視長孔形状に形成されており、この孔部25は、その長さ方向が、電池を組み立てる際の芯材22の巻回方向である長手方向に対して直交する幅方向に沿って整列されて複数配列されている。
これにより、芯材22の長手方向における突起部24の占有率よりも芯材22の長手方向に直交する幅方向における突起部24の占有率が高くされている。
【0028】
また、これら突起部24は、略等間隔に整列状態に配列されており、芯材22の一方の面から突出した突起部24の列と、芯材22の他方の面から突出した突起部24の列とが、芯材22の長手方向に沿って交互に表裏から突出するように形成されている。
さらに、芯材22の一方の面に形成された突起部24と、他方の面に形成された突起部24とは、芯材22の幅方向に向かって千鳥状に配設されている。
【0029】
上記のように形成されたニッケル箔からなる芯材22の表裏に設けられた水素吸蔵材23は、水素吸蔵合金粉末26とニッケル粉末からなるバインダーとを混合させたもので、この水素吸蔵材23が、芯材22に圧延されて付着され、その後、通電することにより、水素吸蔵合金粉末26同士及び芯材22と水素吸蔵合金粉末26とが拡散接合されている。
【0030】
ここで、上記構成の負極板21を構成する芯材22を製造する場合について説明する。
図3において、符号31は、圧延ローラであり、この圧延ローラ31の一方には、ドクターブレード32が表面に近接させて所定の隙間をあけて配設されており、このドクターブレード32と一方の圧延ローラ31とから形成された溝部に、ニッケル粉末33が投入されている。
【0031】
そして、このドクターブレード32と一方の圧延ローラ31との隙間から、圧延ローラ31同士の間へニッケル粉末33が所定量ずつ送り出され、これにより、このニッケル粉末33が圧延ローラ31によって圧延されて所定厚さの板状に成形されて焼結炉34に送り込まれ、この焼結炉34にて焼結され、多孔質のニッケル箔として送り出されるようになっている。
また、この焼結炉34の下流側には、突起部成形機構35が設けられており、この突起部成形機構35にて、ニッケル箔に突起部24及び孔部25が形成されて芯材22とされるようになっている。
【0032】
つまり、芯材22は、ニッケル粉末33を圧延して板状に成形する成形工程と、この成形工程によって圧延されて板状に成形された芯材材料を焼結する焼結工程とによりニッケル箔とし、さらに、このニッケル箔に突起部24及び孔部25を形成して非平面形状とする形成工程を行うことにより製造される。
なお、この例では、焼結後のニッケル箔に突起部24及び孔部25を形成したが、焼結前に、突起部24及び孔部25を形成しても良い。
【0033】
次に、二次電池を構成する負極板21を製造する場合について説明する。
図4において、符号41及び符号42は、それぞれ一対一組の圧延ローラ(ローラ)であり、それぞれ互いに所定間隔をあけて配設され、その間に芯材22が通されるようになっている。
【0034】
圧延ローラ41には、それぞれその上部側に、圧延ローラ41の周面との間に隙間をあけて粉末供給用ローラ43が設けられており、これら圧延ローラ41と粉末供給用ローラ43とから形成された溝部には、それぞれホッパ44が設けられている。
そして、これらホッパ44には、水素吸蔵材23が投入されて、この水素吸蔵材23が圧延ローラ41と粉末供給用ローラ43との隙間から芯材22の両面側へ所定量ずつ送り出されるようになっている。
【0035】
また、下流側に設けられた圧延ローラ42には、電源装置45が接続されており、圧延ローラ42間にて所定の電圧が印加されるようになっている。
なお、粉末供給用ローラ43の圧延ローラ41との隙間や粉末供給用ローラ43の回転を調整することにより、芯材22の両面側へ送り出される水素吸蔵材23の供給量を調整することができるようになっている。
【0036】
そして、上記装置によれば、圧延ローラ41と粉末供給用ローラ43との隙間から送り出される水素吸蔵材23が、圧延ローラ41によって芯材22へ加圧されて、芯材22の両面に水素吸蔵材23が一体的に付着した負極板21とされる。
その後、この負極板21が、電源装置45によって電圧が印加されている圧延ローラ42間へ送り込まれると、これら圧延ローラ42によってさらに加圧され、そのとき、負極板21に電流が流されて通電加熱されることにより、水素吸蔵材23を構成する水素吸蔵合金粉末26同士及び芯材22と水素吸蔵合金粉末26とが拡散接合される。
【0037】
なお、上記の例では、芯材22に水素吸蔵材23を加圧して付着させる圧延ロール41と、水素吸蔵合金粉末26同士及び芯材22と水素吸蔵合金粉末26とを拡散接合させる圧延ロール42とを別個に設けたが、図5に示すように、水素吸蔵材23を芯材22に付着させる圧延ロール41に電源装置45を接続し、この圧延ロール41によって芯材22に水素吸蔵材23を加圧して付着させると同時に、水素吸蔵合金粉末26同士及び芯材22と水素吸蔵合金粉末26とを通電加熱により拡散接合させても良い。
【0038】
以上説明したように、上記二次電池の芯材22によれば、ニッケルからなる金属板の表面が突起部24によって非平面形状とされたものであるので、周囲の物質との密着性が高められ、これにより、例えば、この芯材22を負極板21の芯材22として用いた上記の場合は、巻回時に、例えクラックが生じてもその表裏の水素吸蔵材23の剥離・脱落を防止することができる。
【0039】
また、突起部24が直接形成されているので、別体の突起部を表面に設ける場合と比較して、容易に成形することができる。
しかも、突起部24の占有率が長手方向よりも幅方向が高くされているので、芯材22の水素吸蔵材23との幅方向への密着性が高められ、これにより、長手方向への巻回時にて周囲の水素吸蔵材23に幅方向に沿ってクラックが生じても、幅方向への密着性が高いので、長手方向にはクラックが生じず、水素吸蔵材23の剥離・脱落を確実に防止することができる。
【0040】
また、突起部24が等間隔に整列状態に配列されているので、周囲の物質との密着性のばらつきをなくし、均等に密着させることができ、さらには、突起部24が表裏に形成されているので、水素吸蔵材23との密着性を表裏にて確実に高めることができる。
また、突起部24が巻回方向である長手方向に沿って交互に表裏へ突出されているので、水素吸蔵材23との密着性を表裏にて確実にかつ均等に高めることができる。
【0041】
さらに、金属板に形成された孔部25の盛り上がった縁部が突起部24とされているので、水素吸蔵材23を孔部25に入り込ませることができ、さらに密着性を高めることができる。また、孔部25が電解液の通過用孔部とされるので、この電解液の通過用孔部を別個に形成する手間を省くことができる。
【0042】
また、この芯材22を有する負極板21によれば、芯材22の表面が、複数の突起部24によって非平面形状とされているので、芯材22の表面に設けられる水素吸蔵合金粉末26とニッケル粉末からなるバインダーとを混合させた混合材からなる水素吸蔵材23を確実に密着させることができ、巻回時における水素吸蔵材23の剥離・脱落を防止させることができる。
【0043】
また、芯材22がニッケルから形成されているので、水素吸蔵材23との密着性をさらに高めることができる。そして、従来のように鉄の表面に水素吸蔵材23との密着性を高めるためにニッケルメッキを施す場合と比較して、芯材22の厚さを薄くすることができ、電池内のスペースを有効に用いて、集電性能を向上させることができる。
【0044】
しかも、水素吸蔵合金粉末26に混合されるバインダーとして、ニッケル粉末が用いられているので、例えば、バインダーとして樹脂の粉末を用いた場合と比較して、内部抵抗を低くすることができ、これにより、集電性能をさらに向上させることができる。
【0045】
また、上記の芯材22の製造方法によれば、圧延ローラ31によって板状に圧延された芯材材料を焼結炉34によって焼結する前もしくは焼結した後に、突起成形機構35によって突起部24及び孔部25を形成することにより、突起部24及び孔部25が形成されて表面が非平面形状とされた芯材22を容易に製造することができる。
【0046】
また、上記の負極板21の製造方法によれば、芯材22を、水素吸蔵材23を介在させて一対の圧延ローラ41間に通すことにより、極めて容易に、芯材22の表面に水素吸蔵材23が高い密着性にて付着させ、その後、電圧を印加させた一対の圧延ローラ42間に通すことにより、水素吸蔵合金粉末26同士及び水素吸蔵合金粉末26と芯材22とを拡散接合させ、芯材22の表面への水素吸蔵材23の付着強度が極めて高く、巻回時における水素吸蔵材23の剥離・脱落が生じる恐れのない負極板21を製造することができる。
【0047】
なお、水素吸蔵材23を芯材22に付着させる圧延ローラ41に電圧を印加させておくことにより、芯材22の表面への水素吸蔵材23の付着及び水素吸蔵合金粉末26同士及び水素吸蔵合金粉末26と芯材22との拡散接合を同時に行うことができる。
【0048】
なお、上記の例では、負極板21の芯材22について説明したが、正極板の芯材も同様にその表面に突起部を形成して非平面形状としても良い。
また、上記の例では、芯材22をニッケルから形成したが、ニッケル合金でも同様な効果を得ることができるのは勿論である。さらには、水素吸蔵材23の水素吸蔵合金粉末26に混合されるバインダーとしては、ニッケル合金粉末が用いられる場合もある。
【0049】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の二次電池の負極板の製造方法によれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1記載の二次電池の負極板の製造方法によれば、二次電池の芯材を、水素吸蔵材を介在させて一対のローラ間に通すことにより、極めて容易に、芯材の表面に水素吸蔵材が高い密着性にて付着されて、巻回時に水素吸蔵材の剥離・脱落が生じる恐れのない負極板を製造することができる。
また、水素吸蔵合金粉末同士及び水素吸蔵合金粉末と芯材とが拡散接合されて、芯材の表面への水素吸蔵材の付着強度がさらに高められて、さらに巻回時に水素吸蔵材の剥離・脱落が生じる恐れのない負極板を製造することができる。
【0062】
請求項2記載の二次電池の負極板の製造方法によれば、水素吸蔵材を一対のローラ間で加圧する前に、ローラとローラの上部側に設けられた粉末供給用ローラとの間にあいた隙間から送り出されるようにすることにより、水素吸蔵材を二次電池の芯材の両面側へ所定量ずつ送り出すことができる。
【0063】
請求項記載の二次電池の負極板の製造方法によれば、二次電池の芯材を、水素吸蔵材を介在させて電圧が印加された一対のローラ間に通すことにより、芯材の表面に水素吸蔵材を高い密着性にて付着させることができ、しかも、芯材への水素吸蔵材の付着と同時に、水素吸蔵合金粉末同士及び水素吸蔵合金粉末と芯材とを拡散接合させることができ、極めて容易にかつ短時間にて巻回時に水素吸蔵材の剥離・脱落が生じる恐れのない負極板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二次電池の芯材及び負極板の構成及び構造を説明する負極板の断面図である。
【図2】二次電池の芯材の構造及び形状を説明する芯材の斜視図である。
【図3】二次電池の芯材の製造方法を説明する製造装置の概略構成図である。
【図4】二次電池の負極板の製造方法を説明する製造装置の概略構成図である。
【図5】二次電池の負極板の他の製造方法を説明する製造装置の概略構成図である。
【図6】二次電池の構成及び構造を説明する二次電池の分解斜視図である。
【図7】従来の負極板の構成及び構造を説明する負極板の断面図である。
【符号の説明】
21…負極板、 22…芯材、 23…水素吸蔵材 26…水素吸蔵合金粉末、 41,42…圧延ローラ(ローラ)、 43…粉末供給用ローラ

Claims (3)

  1. 二次電池の芯材を、その表面に水素吸蔵合金粉末または該水素吸蔵合金粉末とバインダーとを混合させた混合材からなる水素吸蔵材を介在させ、一対のローラ間へ通すことにより加圧し、前記芯材の表面に前記水素吸蔵材を付着せた後に、
    電圧が印加された一対のローラ間へ通して通電加熱させることにより、前記水素吸蔵合金粉末同士及び前記水素吸蔵合金粉末と芯材とを拡散接合させることを特徴とする二次電池の負極板の製造方法。
  2. 前記水素吸蔵材は、前記一対のローラ間で加圧する前に、該ローラと該ローラの上部側に設けられた粉末供給用ローラとの間にあいた隙間から送り出されることを特徴とする請求項1記載の二次電池の負極板の製造方法。
  3. 二次電池の芯材を、その表面に水素吸蔵合金粉末または該水素吸蔵合金粉末とバインダーとを混合させた混合材からなる水素吸蔵材を介在させ、電圧が印加された一対のローラ間へ通すことにより加圧するとともに通電加熱させ、前記芯材の表面に前記水素吸蔵材を付着させるとともに前記水素吸蔵合金粉末同士及び前記水素吸蔵合金粉末と芯材とを拡散接合させることを特徴とする二次電池の負極板の製造方法。
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