JP3687147B2 - 遠心機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ロータを回転駆動するモータとして誘導電動機を用いた、モータの速度制御装置を有する遠心機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の速度制御装置に於て、ロータを回転駆動する誘導電動機の回転数を時間の経過と共に変化する目標回転数に沿わせる制御を行なう場合、例えば5,000min~1で回転しているロータを目標とする2次曲線に沿って減速停止させる場合は、5,000min~1の減速開始点でその2次曲線による減速がロータの自然減速によるカーブよりも減速の度合が速いか遅いかを判断し、遅く減速させる必要があると判断した場合には誘導電動機に若干の加速トルクを加え減速の度合を緩和し、逆に速く減速させる必要があると判断した場合には直流制動を加え減速の度合を増加し、更に上記の目標とする2次曲線に沿わせるためにいずれの減速の場合も誘導電動機には一定のすべり周波数を与えておき、誘導電動機の回転数の時間変化量と目標回転数の時間変化量、即ち角加速度量同志を比較し誘導電動機に印加する電圧の電圧フィードバックの制御を行ない回転数を制御していた。
【0003】
また、誘導電動機の回転数を上昇或いは下降し所定の高速な回転数に整定させる制御を行なう場合は、例えばすべり周波数を上昇させて所定目標回転数に整定させる時、すべり周波数が整定回転数を維持する所定のすべり周波数に達するとすべり周波数はそのまま固定し、誘導電動機の回転数が漸増を待ちその後、整定回転数よりも若干低い所定の回転数に到すると目標となる整定回転数と誘導電動機の回転数の偏りから誘導電動機に印加する電圧の電圧フィードバック制御を行ない整定制御を行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のかかるこの種の速度制御装置では、上述した方法により誘導電動機の回転数制御を行なっているため、時間の経過と共に変化する目標回転数に沿わせる制御を行なう場合、5,000min~1の減速開始時に自然減速カーブとの比較判断を行なうために若干の時間を必要としこの間は目標となる2次曲線による減速カーブからはずれる欠点があり、更に減速途上では回転数の時間変化量の把握のため計測に時間遅れを生じこれもまた減速カーブからはずれる欠点となっていた。
【0005】
一方、誘導電動機の回転数を上昇させて所定高速目標回転数に整定させる制御を行なう場合には、誘導電動機の回転数に対応したすべり周波数を与え回転数を上昇させていく途上で、与えるすべり周波数が整定回転数を維持する所定のすべり周波数に達するとすべり周波数はそのまま固定する制御を行なうため、特に慣性モーメントが大きいロータではその後、回転数の上昇が鈍り整定状態に達するのに長い時間を費やすという欠点があった。
【0006】
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、目標回転数に高い精度で回転数を沿わせることができ、また整定時間を短縮したモータの制御装置を有する遠心機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、ロータを回転駆動する誘導電動機の回転数を時間の経過と共に変化する目標回転数に沿わせる制御を行なう遠心機に於て、前記誘導電動機を駆動するインバータ変換器と、前記インバータ変換器に対してすべり周波数制御及びPWM制御を行う制御装置を備え、該制御装置は、前記目標回転数に対する実回転数の偏差を基にフィードバック演算を実行し、前記フィードバック演算値の極性に従い前記誘導電動機を加速させるPWM制御と、前記誘導電動機を減速させる直流制動PWM制御を選択し、さらに前記フィードバック演算の値の大きさに従いPWM制御のデューティを決定し、前記インバータ変換器を制御することを特徴とする制御装置を有することで、達成される。
【0008】
また上記目的は、ロータを回転駆動する誘導電動機の駆動源となるインバータ変換器とこのインバータ変換器に対してすべり周波数及びPWM制御を行う制御装置を備え、目標整定回転数に対して若干低い所定の回転数範囲に達する以前、達した後及び整定制御の3段階に分けた制御を行なうことにより達成される。
【0009】
【作用】
上記のように構成されたモータの制御装置を有する遠心機は、ロータを回転駆動する誘導電動機の回転数を時間の経過と共に変化する目標回転数に沿わせる制御を行なう遠心機に於て、前記誘導電動機を駆動するインバータ変換器と、前記インバータ変換器に対してすべり周波数制御及びPWM制御を行う制御装置を備え、該制御装置は、前記目標回転数に対する実回転数の偏差を基にフィードバック演算を実行し、前記フィードバック演算値の極性に従い前記誘導電動機を加速させるPWM制御と、前記誘導電動機を減速させる直流制動PWM制御を選択し、さらに前記フィードバック演算の値の大きさに従いPWM制御のデューティを決定し、前記インバータ変換器を制御するように動作する。
【0010】
またロータを回転駆動する誘導電動機を高速回転域で回転数の整定制御を行なうために、上記制御装置は上記インバータ変換器に対して誘導電動機の回転数が目標整定回転数に接近し約300min~1程度の所定の回転数範囲内に到達すると所定すべり周波数に向ってすべり周波数を時間の経過に従って段階的に近づけると共に、パルス幅も所定PWMに向ってパルス幅を段階的に絞り、この後、すべり周波数が減少し上記所定のすべり周波数に達し、また一方パルス幅も同様にして所定PWMに達すると以後パルス幅は所定パルス幅を維持し、すべり周波数は誘導電動機の回転数と目標整定回転数の偏りからすべり周波数をフィードバック制御するように動作する。
【0011】
【実施例】
本発明の具体的実施例を以下図面に就き詳細に説明する。本発明の具体的実施例となる図1に示すブロック図に於て、21は交流電源、22は交流側はリアクトル23を介して交流電源21に接続され、直流側は平滑用コンデンサ24に接続される還流整流回路に、該還流整流回路を構成する夫々の整流素子に逆方向並列にバイポーラトランジスタIGBT、FET等のスイッチング素子を接続した昇圧コンバータとなる電源用双方向電力変換器であり、25はリアクトル23と平滑用コンデンサの間に介して接続された平滑用コンデンサの充電電圧を位相制御により調節するトライアック、サイリスタ等の交流位相制御素子から成る電圧調節器となるスイッチング素子であり、26は交流側は誘導モータ等の遠心分離用ロータ27を駆動する誘導電動機となるモータ28に接続され直流側は平滑用コンデンサ24に接続される還流整流回路に、該還流整流回路を構成する夫々の整流素子に電源用双方向電力変換器22と同様の種類のスイッチング素子を接続したインバータ変換器となるモータ用双方向電力変換器である。
【0012】
モータ用双方向電力変換器26のスイッチング素子のPWMインバータコントロール、即ちインバータ変換器26のPWM制御に於て、29は上記スイッチング素子のオン・オフのパルスパターンを記憶しているROMであり、ROM29のデータ出力ラインの出力データの「1」「0」の論理値がパルスパターンとなっており、これらのデータはそのアドレスラインに接続されたカウンタ30の出力により逐次読み出され、カウンタ30のクロックは、発振器となるPLLパルスジェネレータ31のクロック出力により印加されるようになっており、タイマLSI32によりPLLパルスジェネレータ31のクロック出力周波数が制御される。従ってタイマLSI32によりROM29の読み出し速度が変化し、即ちすべり周波数が変えられるようになっている。33はROM29から読み出されるデータの時間不揃いを防止し同期をかけるラッチであり、34はラッチ33の出力論理に対応してフォトカプラ35をドライブするゲート・ドライバであり、フォトカプラの信号出力によりモータ用双方向電力変換器26の6コのスイッチング素子26u,26v,26w,26x,26y,26zのオン・オフが制御される。平滑用コンデンサ24の陽極側のラインを24a、陰極側のラインを24bで示す。電源用双方向電力変換器22のスイッチング素子のコントロールに於て、36は例えば富士電機(株)製のFA5331のような力率改善制御用ICであり、このICのパルス幅制御出力はパターン切換器37を介してゲート・ドライバ38で増幅されフォトカプラ39をドライブする。フォトカプラ39の信号出力により電源用双方向電力変換器22の4コのスイッチング素子22u,22v,22x,22yのオン・オフが制御される。力率改善制御用IC36は電源用双方向電力変換器22がリアクトル23と協同して交流電源21の電圧波形に相似な高調波電流含有量が低い電流で、モータ28が力行中に平滑用コンデンサ24を一定の電圧に充電する昇圧コンバータとなる順方向運転及びモータ28が回生中に平滑用コンデンサ24を放電し一定の電圧に保つ降圧コンバータとなる逆方向運転が行なえるよう絶縁トランス等によるVセンサ40により電源電圧波形を、ホールカレントセンサ等によるIセンサ41により電源電流波形を、更に例えばフォトカプラ等で絶縁されたV−F,F−Vコンバータの組合わせによるCVセンサ42により平滑用コンデンサ24の充電電圧信号がセンサ入力信号として入力されるようになっている。43はアナログスイッチであり、電源用双方向電力変換器22の上記の順方向運転、逆方向運転が力率改善制御用IC36の同一の制御作用により行なえるよう、Iセンサ41の信号出力は、減衰器44により信号の大きさの切換選択ができ、CVセンサ42の信号出力は差動増幅器45により基準電圧源46を基準にした引算信号との切換選択が可能となるように設けられており、I/O LSI47の信号出力により、パターン切換器37と連動して切換えが行なわれる。
【0013】
48は交流電源21の正・負のサイクル状態を検出し、論理信号をパターン切換器37に出力する電源の正・負サイクル検出器であり、49はその信号出力をI/O LSI47に出力する交流位相制御素子25の位相制御のため、交流電源21の0クロス信号を出力する0クロス回路であり、51はその信号出力をタイマLSI32に出力するPLLパルスジェネレータ31等の基準クロック源となる発振器である。交流位相制御素子25は、フォトカプラ50を介してタイマLSI32の信号出力によって制御される。電源コントロール回路52は、ゲート・ドライバ34、38にドライブ電力を供給する回路であり、双方向電力変換器22、26の過電流、アーム短絡等の異常発生時、或いは交流電源21の電源投入後制御装置全体の動作準備が完了するまで、また、その他運転中のコントロール状態の切換時に双方向電力変換器22、26のスイッチング素子にオン信号が加えられるのを防止するために設けてある。
【0014】
53はロータ27の回転数を検知する回転センサ、54はロータ27の回転数を計測するためのカウンタ回路であり、55はタイマLSI32,I/O LSI47、カウンタ回路54を制御する遠心機制御用CPUである。モータ用双方向電力変換器26に対してすべり周波数制御及びPWM制御を行ない且つ電圧調節器25に対して導通角を制御する制御装置を1で示す。
【0015】
なお、上述の如く、Vセンサ40、Iセンサ41、CVセンサ42、フォトカプラ35、39、50の絶縁信号伝達手段により、電力回路となる双方向電力変換器22、26のいわゆるパワーグランドと制御手段1のいわゆる信号グランドの間には基準電位の分離絶縁が図られており、交流位相制御素子25或いは双方向電力変換器22、26内のスイッチング素子の高速スイッチング動作に伴ない発生するノイズによって制御装置1が誤動作等の悪影響を受けるのを防止している。
【0016】
続いて本発明の動作について図2〜図12を参照して説明する。なお、図2〜図12に於ては、図1と同一の機能の部分には同一の番号が符してあり、説明しない部分があれば、その部分は本件出願人が既に出願した特願平6−49204号の実施例の説明に依る。
【0017】
まず、ロータ27を回転駆動する誘導電動機28の回転数Nを図8に示すような台形状の時間tの経過と共に変化する目標回転数N(t)に沿わせるいわゆるスローアクセル,スローデクセルと呼ばれる制御を行なう動作について説明すると、この場合N(t)を0min~1から徐々に例えば2次曲線に従って5,000min~1まで上昇させ、5,000min~1でしばらく整定させた後再び2次曲線に従って0min~1まで下降させる運転例を示したものであり、▲1▼,▲2▼,▲3▼の制御ステップをたどり、図9に各制御ステップ▲1▼,▲2▼,▲3▼に対応させて、CPU55の制御によりモータ用双方向電力変換器26から誘導電動機28に加えられるパルス幅の制御段階PWM,すべり周波数f,平滑用コンデンサ24の充電電圧Vの制御内容をまとめて示す。
【0018】
制御ステップ▲1▼はロータ27を静止状態からスローアクセルにて徐々に加速する過程であり、目標回転数N(t)は極めて小さい値から始まり、一方モータ回転数Nは回転による機械損、制御上の最小回転数などの制約により初めのうちは目標回転数N(t)よりも大きな値となってしまうため、N(t)がNを上回るまでは起動後Nが減少しないように回転数が横ばい或いは漸増となるように制御し、一例としてパルス幅PWMの選択段階はn0PWM12段、すべり周波数fは600min~1で一定とし、充電電圧Vはモータ28が起動後漸次増加させ、PWM制御のみでは滑らかな起動及び上記の制御が行なえないため、充電電圧Vも制御するいわゆるPAM制御を併用する。PAM制御中は、電源用双方向電力変換器22のスイッチング素子22U,22V,22X,22Yのスイッチング制御は休止され、並列に接続されている還流整流素子による整流回路と交流位相制御素子25の位相制御動作により平滑用コンデンサ24の充電電圧が調節され遠心機制御用CPU55がI/O LSI47を介して0クロス回路49から得られる交流電源21の0クロス点に同期した信号を基準信号としタイマLSI32に時間tphcの遅延トリガ動作を行なわせ、時間tphcを変化させ所望の導通角にて交流位相制御素子25にトリガ信号を与え交流位相制御素子25に位相制御された電流が流れ平滑用コンデンサ24の充電電圧が調節されることによりPAM制御が行なわれる。
【0019】
PWM制御は、図11の三相PWMインバータの波形の例に示すように、三角搬送波64と正弦波信号波65から6コのスイッチング素子26u,26v,26w,26x,26y,26zのオン・オフパターンを予め求め、ROM29に記憶しておきこれを読み出すことにより行なわれる。Eun66,Evn67,Ewn68は夫々スイッチング素子26u,v,wのオン信号、逆に上下に対応するスイッチング素子x,y,zのオフ信号となり、eUV69,eVW70,eWU71は夫々モータ28に接続される線UV,VW,WV相間に出力される電圧波形を表わす。図11では、三角搬送波64と正弦波信号波65の組み合わせに於て21キャリアデューティ50%の場合を例示する。
【0020】
図7を用いてPWM制御に関する制御装置1の動作について説明すると、ROM29に記憶されているデータは、ラッチ・ゲートドライバ33、34となる例えば74HC374等のDタイプフリップフロップでPLLパルスジェネレータ31の出力信号73をノットゲート20で論理を反転し、この反転信号72でCK端子で同期ラッチされフォトカプラ35をドライブし双方向電力変換器26の各スイッチング素子26u,26v,26w,26x,26y,26zをオン・オフする。ROM29のデータ出力端子O1〜O6が、図示の如くラッチ・ゲートドライバ33、34の1D〜6Dに対応し更に1Q〜6Qに対しそれらは26u〜26zに対応しており例えばROM29のO1端子が論理の「0」レベルになると、ラッチ・ゲートドライバ33、34の1Q端子も論理「0」になり抵抗器80を介してLED35がオンし、スイッチングトランジスタ26uがオンする。ラッチ・ゲートドライバ33、34のOC端子は、その0出力をハイインピーダンスに切り換えるものであり、I/O LSI47の出力制御線85が「Hi」の場合、ハイインピーダンスとなり、フォトカプラ35は全てオフする。
【0021】
ROM29のデータの読み出しは、例えば74HC193を3コカスケード接続したカウンタ30がPLLパルスジェネレータ31のパルス出力信号73の立ち上がりでカウントアップし、Q0〜Q10のカウント端子の信号出力をROM29のA0〜A10のアドレスラインに出力することによりなされ、ROM29の読み出し速度、即ちPLLパルスジェネレータ31のパルス出力信号73の同期がすべり周波数fに比例することになる。この場合、図11で360度分のオン・オフパターンを2048分割し駆動するため11本のアドレスラインを使用しており、上記のようにラッチ・ゲートドライバ33、34でPLLパルスジェネレータ31のパルス信号73の立ち下がり信号72でラッチ動作を加えるのは、ROM29のO1〜O6のPLLパルスジェネレータ31のパルス信号73の立ち上がりで読み出されるデータ読み出し出力の微妙なタイミングのずれにより、オン・オフパターンがくずれ双方向電力変力素子25の同一アームのスイッチング素子、例えば26uと26xが同時にオンするようないわゆるアーム短絡現象が起きるのを避けるためである。カウンタ30のCLR端子はROM29のデータをアドレス0から読み出すためのカウントクリア端子であり、I/O LSI47の制御線86が「Hi」の場合、クリアされる。PLLパルスジェネレータ31のパルス出力信号73は、74HC4046等のPLL素子によりVCOOUT端子から出力され、μPD8253等のタイマLSI32が発振器51の発振出力を分周機能により分周し、基準信号19としてPLLパルスジェネレータ31のSIN端子に出力し、一方PLLパルスジェネレータ31のパルス出力信号73をタイマLSI32が分周機能により分周し比較信号18としてPLLパルスジェネレータ31のCIN端子に出力し、以下周知の様にPLL素子に内蔵されているフェイズコンパレータによりエラーシグナルをPC端子から出力し、抵抗器、コンデンサの組み合わせから成るローパスフィルタを介してVCOIN端子に電圧バイアスが与えられボルテイジコントロールオシレータにより発振出力として得られるようになっており、基準信号19の周波数に分周機能の分周比の逆数を掛けた周波数の発振出力となる。
【0022】
PLLパルスジェネレータ31の発振周波数範囲は、超遠心機の場合0〜200Kmin~1の範囲でモータ28を回転させる必要があり、望ましくは10KHzから6.9MHzの広い周波数範囲をカバーする必要があり、PLL素子の発振用外付けコンデンサの容量も数種類切り換えて用いる必要があり、この目的のためにI/O LSI47からPLLパルスジェネレータ31のCSEL端子に制御線17が接続されている。
【0023】
次にROM29のPWM選択段階の選択について説明すると、図6は、ROM29に記憶してあるブロックの内容を示したものであり、小ブロックn0PWMOが最小のデューティとなりn0PWM31最大のデューティとなる32段階のPWM制御を行なう例であり、一方中ブロックn0PWMとn1PWMの違いは図11の三角搬送波64のキャリア数の違いであり、モータ28の回転数が上昇するに従い双方向電力変換器26のスイッチング素子のスイッチング回数が不適当に大きくなり過ぎ、スイッチング損失に伴う素子の温度上昇を適切に管理する必要があり、モータ28の回転数が上昇するに従い、三角搬送波64のキャリア数を減少させn0に対してn3のキャリア数は小さく設定されている。なお、n0に対してn3は高速回転域で使用するため、PWM制御のパルスONデューティに関しPWM0〜PWM31のONデューティの範囲も高い部分の分割設定内容となる。小ブロックの読み出しブロックの変更は、図7のI/O LSI47からROM29のアドレスラインのA11〜A15ラインVSELに接続されている制御線16により選択され、同様にして中ブロックの読み出しブロックの変更は、アドレスラインのA16〜A18ラインFSELに接続されている制御線15により選択されるようになっている。従ってパルス幅PWMの選択段階n0PWM12段は、中ブロックn0PWMの0〜31段階のうち低い方から13段目のパルス幅制御を選択していることを示す。
【0024】
制御ステップ▲2▼は、スローアクセルにて起動後漸増するモータ28の回転数Nに対して目標回転数N(t)が追いつき追い越した状態から5000回転での整定状態、更にはスローデクセルにてモータ28の回転数が100min~1まで低下するまでの状態にある時の制御内容を示したものであり、一例としてパルス幅PWMの選択段階はモータ28の回転数Nと目標回転数N(t)の回転数の偏り即ち両者の回転数の差に対応して回転数差を打ち消すようにパルス幅PWMの選択段階をPiDフィードバックにより選択するフィードバック制御を行ない、すべり周波数fはモータ28の回転数の1.3倍を与え、平滑用コンデンサ24の充電電圧Vはモータ28の回転数Nに対応して予め定められた目標電圧V(N)と充電電圧Vの偏り、即ち両者の電圧差に対応して電圧差を打ち消すように交流位相制御素子25の導通角を制御するものである。なお、図10にモータ28の回転数Nに対応する目標電圧V(N)の曲線例を示す。
【0025】
上記のPWMの選択段階を求めるPiDフィードバック演算は例えば下記の数式(1)を用いる。
【0026】
【数1】
【0027】
数式(1)の演算により求められる算出値APWMの大きさに対応して中ブロックn0PWM中のブロックn0PWM0からn0PWM31の範囲でPWMが選択される。ただし上記は算出値APWMが正の場合であり、負の場合はその絶対値の大きさにより小さい順に中ブロックBPWM中のブロックBPWM0からBPWM31が選択される。
【0028】
中ブロックBPWMは、モータ28に直流制動を掛けるインバータのパルスパターンであり、図12の双方向電力変換器26のスイッチング素子に出力されるオン・オフパターンの一例で示すように直流制動力を調節するため三角搬送波14と比較信号13の対応を変え予め計算しその結果がROM29に書き込まれており、BPWM0が最小のデューティで最小の制動力、BPWM31が最大のデューティで最大の制動力が発揮されるようになっている。更に算出値APWMが0の場合は小ブロックARMPATがROM29から選択される。ARMPATは、双方向電力変換器26がモータ28を駆動も直流制動も加えない双方向電力変換器26のスイッチング素子のオン・オフパターンであり、双方向電力変換器26の上アームのスイッチング素子26u、26v、26wのスイッチング制御のための電源の供給を下アームのスイッチング素子26x、26y、26zのスイッチング制御のための電源と基準電位を共用して用いる場合に備えて、上アームのスイッチング素子26u、26v、26w常時オフ、下アームのスイッチング素子26x及び26zが26yと交互にオン・オフを繰り返すオン・オフパターンで構成される。
【0029】
交流位相制御素子25の導通角のPiDフィードバック制御も数式(1)と同様の方法により行なわれ、PWMの変更はロータ27の回転数を計測する周期に合わせ、導通角の変更は交流電源21のサイクルごとの周期で実施される。
【0030】
また図8の2点鎖線で示すデクセルカーブはDEC1がロータ27のロータイナーシャが大きい場合、DEC2はロータイナーシャが小さい場合の自然減速による回転数の減速カーブを示すものであるが、上記の目標回転数N(t)と現在の回転数Nの偏りからフィードバック制御によりROM29のn0PWM或いはBPWMから駆動及び制動制御が自動的に選択されてロータ27の回転数を制御するものであるから、ロータイナーシャが大きい場合にはROM29のBPWMがもっぱら選択され逆にロータイナーシャが小さい場合にはn0PWMが選択され、電圧Vに対するフィードバック制御とあいまって、装着されるロータ27のイナーシャ、交流電源21の電源電圧及び周波数更には遠心機の機械損がある程度変化しても安定してしかも精度よく目標回転数N(t)に倣ったモータ28の回転数Nの制御が行なわれている。
【0031】
制御ステップ▲3▼はモータ28の回転数がスローデクセルカーブN(t)に従って下降して行く過程で一例として100min~1以下になった状態にある時の制御内容を示したものであり、この状態ではロータ27の回転数が低く回転数を計測する周期もこれに呼応して長くなるため制御ステップ▲2▼の制御を加えると制御の時間遅れの影響が顕著になり回転数が上昇・下降して乱れるいわゆるハンチング現象が発生し易くなるためロータ27を自然減速させる。従って図9に示すようにPWMはARMPATを選択し、すべり周波数fは2,500min~1で一定とし、電圧Vも交流位相制御素子25を常時オフさせて0Vとする。
【0032】
次にロータ27を回転駆動する誘導電動機28の回転数を急速に上昇させながらしかも所定の一例として150Kmin− 1の高速な目標回転数に速やかに整定させる制御動作について説明すると、図2は整定目標回転数N0に整定する際の本発明の制御動作をI、II、IIIの3つのステップに分けて模擬的に示したグラフであり、図4はこれに対応するCPU55の制御処理フローである。図2に於て、tは時間経過、Nは誘導電動機28の回転数、fはすべり周波数、PWMはパルス幅制御の選択段階を示し、foは整定目標回転数に対応する目標すべり周波数、同様にしてn3PWM20は目標PWM選択段階を示している。
【0033】
この状態では、図1に於て、交流位相制御素子25は常時点孤状態にあり電源用双方向電力変換器22のスイッチング素子22X、22Yは力率改善制御用IC36の制御によりオン・オフ動作し、交流電源21に系統連係し該電源の電圧波形に相似な電流が流れるよう昇圧コンバータとして動作し平滑用コンデンサ24を一定の電圧に充電する順方向運転を行なう。即ち制御装置1では、力率改善制御用IC36から昇圧コンバータとして動作するためのPWM制御信号がパターン切換器37に出力され、この信号と電源正・負サイクル検出器48の出力がパターン切換器37内で論理積を取り、交流電源21のa端が高電位、b端が低電位となる正サイクルではスイッチング素子22Xに上記のPWM制御信号が加えられ、逆の場合の負サイクルではスイッチング素子22YにPWM制御信号が加えられる。
【0034】
図2の制御動作を図4のフローに従って説明すると、ステップIは一例として目標整定回転数N0よりも300min~1低い回転数である所定の回転数範囲内となるPACC点に到達するまで回転数を上昇させる制御内容を示しており、判断100により処理102に分岐し、PWMパルス幅制御及びプラスのすべり周波数fによるV/f制御によりモータ28の回転数は急速に上昇し、PACC点に達した後はステップIIに移行し判断100により処理101に分岐し、目標整定回転数N0に対応したすべり周波数fo及び目標PWM選択段階n3PWM20を定める。ステップIIでは判断104及び106により処理103の存在により一定の例えば20msecの周期でPWMパルス幅制御の減段とすべり周波数fから所定の減算周波数△fの減算を繰り返し実行し、判断108によりPWM及びfの減段、減算のいずれもが完了すると、処理109に進みこれがステップIIIとなり、以後処理109に於て、PWM選択段階はn3PWM20に固定し、すべり周波数fをフィードバック制御しモータ28の回転数Nを目標整定回転数N0に維持する。すべり周波数fのフィードバック制御は数式(1)と同様にN0−NのPiD演算によりすべり周波数fを求め行なうものである。なお、モータ28の回転数Nを目標整定回転数N0に維持する際のPWM選択段階の一例となるn3PWM20は、通常この回転数N0を通過してより高い回転数に加速中のPWM選択段階と比較すると、整定時のモータ28の励磁鉄損を極力抑制しモータ28の巻線の温度上昇引いてはモータ28の軸受部の温度上昇を抑えるためモータ28に印加される実効電圧に換算するとかなり低い値とする。ここで、モータ28の回転数Nを目標整定回転数N0に維持する際のPWM選択段階n3PWM20は固定されたものであり、一方上述の様にモータ28の励磁鉄損を抑えるためにPWMとして低いデューティにセットするため、例えばモータ軸受部の機械損の大小、制御装置1の固体差による平滑用コンデンサ24の充電電圧のバラツキ等によりPWM選択段階n3PWM20によるモータ28への印加電圧ではすべり周波数fをどのように大きくしてもモータ28の出力トルクが小さくモータ28の回転数Nを目標整定回転数N0に維持できず、図2のステップIIIに於て回転数がN0に到達しないという現象が起こる場合がある。そこでこの現象を回避するために、図4のフローの処理109内に於てPWM選択段階を適宜上昇させモータ28へ印加される電圧を増加させる処理を実行する。この時の図2の制御動作に対応させ図13に制御動作を模擬的に示し、更に図14に図13の制御動作に対応するCPU55の制御処理フローを示す。
【0035】
図13に於ては図2とステップIIまでは同様であり、図4のフローに於ても判断108で処理109に向い、処理109の替わりに図14の処理125以下を実行する。図13の制御動作のステップIII以降について図14のフローに従って説明すると、ステップIIからステップIIIに移った時点では、この場合モータ28の回転数Nは目標回転数N0よりも下回っている。処理125により、処理128のためのPiD制御のために特に積分フィードバック項に初期値を与え、PiD制御開始時にそれまでのすべり周波数fに対する変化を少なくし滑らかにすべり周波数が変化するようにし、判断126により処理128に進みN0−NのPiD演算によりすべり周波数fを求めフィードバック制御を行ない、その後処理129の20msecタイマを経て再び判断126に戻る約20msec周期のフィードバック制御を繰り返し実行する。この時モータ28の回転数Nは例えばモータ軸受部の機械損が大きいため序々に低下し、一方すべり周波数fはモータ28の回転数Nが低下するため序々に増加し、その後、すべり周波数の所定MAX値に達しその値のまま推移する。ステップIIIの(a)に於てモータ28の回転数Nは目標回転数N0よりも例えば500min~1低い回転数まで低下すると、判断126に於て判断127に分岐し判断127では処理130に分岐する。処理130に於てPWMの選択段階を一段増やしそれまでのn3PWM20からn3PWM21が選択され、一方すべり周波数fについては判断131,処理132,処理133によりすべり周波数fを20msec周期で△fづつfoになるまで序々に減らす処理を行ない、これが完了すると判断131により処理134に分岐し、処理134,判断135,処理130,判断131のルートにより、500msec周期ですべり周波数がfoに保たれたままモータ28の回転数NがN0−500min~1以上になるまでPWMの選択段階が一段づつ増加する処理が行なわれこれがステップIIIの(b)に相当する。この後、ステップIIIの(c)の如くモータ28の回転数NがN0−500min~1以上になると判断135に於て処理125に分岐し、PiD制御開始の初期化を行ない判断126により処理128に分岐し、処理128,処理129,判断126のルートでPWMの選択段階はn3PWM22を選択しこの段階に固定された状態で上記と同様のすべり周波数fをフィードバック制御しモータ28の回転数Nを目標整定回転数N0に維持する制御を行なう。なお、後述のモータ28の回転数を急速に下降させたあと所定の目標回転数に速やかに整定させる制御動作に於ても、図5の処理123の替わりに図14で示すフローとし、上記の問題を解消できることは勿論である。
【0036】
次にロータ27を回転駆動する誘導電動機28の回転数を急速に下降させながらしかも所定の一例として100Kmin− 1の高速な目標回転数に速やかに整定させる制御動作について説明すると、図3は図2と同様にして整定目標回転数N0に整定する際の本発明の制御動作をI、II、III、IVの4つのステップに分けて模擬的に示したグラフであり、図5はこれに対応するCPU55の制御処理フローである。この状態に於てまずステップI、II、IIIに於てはモータ28は回生制動動作となるため図1の交流位相制御素子25は常時点孤状態にあり、電源用双方向電力変換器22は交流電源21に系統連係し該電源の電圧波形に相似な電流が電源に戻るよう降圧コンバータとして動作し、モータ28の発電による平滑用コンデンサ24の充電電圧の上昇を抑え一定の電圧に保つ逆方向運転を行ない、制御装置1では力率改善制御用IC36から降圧コンバータとして動作するためのPWM制御信号がパターン切換器37に出力され、この信号と電源正・負サイクル検出器48の出力がパターン切換器37内で論理積を取り、交流電源21が正サイクルにあると、スイッチング素子22Yに上記のPWM制御信号が加えられ、また同時に22Uもオンし、逆の場合の負サイクルではスイッチング素子22XにPWM制御信号が加えられ同時に22Vもオンする。この場合アナログスイッチ43からは順方向運転の場合と異なり、逆方向運転のためCVセンサ42の反転信号を力率改善制御用IC36に印加する必要があり、差動増幅器45の出力が選択され、一方センサ41の信号は減衰器44を介したものが選択される。
【0037】
図3の制御動作を図5のフローに従って説明すると、ステップIは一例として目標整定回転数N0よりも500min~1高い回転数である所定の回転数範囲内となるPDEC1点に到達するまで回転数を回生制動により下降させる制御内容を示しており判断110により処理112に分岐し、PWMパルス幅制御及びマイナスのすべり周波数fによるV/f制御によりモータ28の回転数は急速に下降し、PDEC1点に達した後はステップIIに移行し判断110により処理111に分岐し、目標回転数N0に対応したすべり周波数fo及び目標PWM選択段階n2PWM9を定める。
【0038】
ステップIIでは目標整定回転数N0よりも100min~1高い回転数である所定回転数範囲内となる点PDEC2点に到達するまで判断114,判断115及び判断116により処理113の存在により一定の例えば、20msecの周期で目標すべり周波数foに対してステップIIに達した時点のすべり周波数fと目標すべり周波数foを比較して減少が必要であれば所定の減算周波数△fの減算を、逆に増加が必要であれば△fの加算を繰り返し実行し、判断119によりPDEC2点に達するとステップIIIの制御に移行し、処理120によりまず目標PWMとなるn2PWM9と現在のPWMを比較しその中間のPWMを選択出力し、次に処理121により整定制御に備えて電源用双方向電力変換器22の運転をそれまでの逆方向運転から順方向運転に切り換え、処理122により目標PWM選択段階n2PWM9を出力し、その後ステップIVの制御を実行し、前述の図4の処理109と同様の処理123を実行し、目標回転数N0に整定制御する。
【0039】
なお、上記の加速整定及び減速整定の際の目標すべり周波数fo及び目標PWM選択段階は目標整定回転数N0によって異なる最適な値を予め実験等により定めておくことが可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明によればロータを回転駆動する誘導電動機の回転数を時間の経過と共に変化する目標回転数に沿わせるため、インバータ変換器に対し誘導電動機の現在回転数に対応した所定のすべり周波数を与え、現在回転数と目標回転数の偏りからこの偏りを0にするPWMの選択段階を選ぶフィードバック制御を行ない、平滑用コンデンサの充電電圧を誘導電動機の回転数に対応した電圧となるようこれらの電圧の偏りからこの電圧の偏りを0にするフィードバック制御を交流位相制御素子に対して行なうようにしたので、ロータイナーシャ,遠心機の機械損の大小,電源電圧等に影響されず安定して高精度な目標回転数に倣った回転数制御が行える。
【0041】
また本発明によれば、ロータを回転駆動する誘導電動機の高速回転域での回転数の整定制御を行なうため、誘導電動機の回転数が目標回転数に接近し所定の回転数範囲内に達すると所定すべり周波数及び所定PWMパルス幅制御に向って段階的に上記両者を目標に近づけ、上記所定値に達するとすべり周波数を目標整定回転数と誘導電動機の現在回転数の偏りからこの回転数の偏りを0にするすべり周波数のフィードバック制御を行なうようにしたので、ロータの回転数は速やかに目標整定回転数に達しその後は安定した整定制御特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる速度制御装置の一実施例を示す回路図である。
【図2】 本発明の制御動作を模擬的に示すグラフである。
【図3】 本発明の制御動作を模擬的に示すグラフである。
【図4】 図2の制御動作に対応したCPUの制御処理フローを示すフローチャートである。
【図5】 図3の制御動作に対応したCPUの制御処理フローを示すフローチャートである。
【図6】 ROMの記憶内容を示す説明図である。
【図7】 図1の詳細な実施例を示す回路図である。
【図8】 本発明の制御動作を模擬的に示すグラフである。
【図9】 本発明の制御内容を示す表である。
【図10】 モータの回転数に対応する目標電圧の曲線例を示すグラフである。
【図11】 PWMインバータの波形の例を示すグラフである。
【図12】 PWMインバータの直流制動のオン・オフパターンを示すグラフである。
【図13】 本発明の制御動作を模擬的に示すグラフである。
【図14】 図13の制御動作に対応したCPUの制御処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1は制御装置、21は交流電源、25は電圧調整器、26はインバータ変換器、27はロータ、28は誘導電動機である。
Claims (1)
- ロータを回転駆動する誘導電動機の回転数の整定制御を行なう遠心機に於て、前記誘導電動機を駆動するインバータ変換器と、該インバータ変換器に対してすべり周波数制御及びPWM制御を行なう制御装置を備え、該制御装置は前記インバータ変換器に対して前記誘導電動機の回転数が目標整定回転数に接近し所定の範囲内に到達すると、所定の目標すべり周波数に向ってすべり周波数を段階的に近づけると共に、所定の目標パルス幅に向ってパルス幅を段階的に近づけ、すべり周波数及びパルス幅が目標値に到達した後、前記誘導電動機の回転数と目標整定回転数の偏りからすべり周波数フィードバック制御することを特徴とするモータの速度制御装置を有する遠心機。
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