JP3360400B2 - 遠心機 - Google Patents

遠心機

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JP3360400B2
JP3360400B2 JP05587494A JP5587494A JP3360400B2 JP 3360400 B2 JP3360400 B2 JP 3360400B2 JP 05587494 A JP05587494 A JP 05587494A JP 5587494 A JP5587494 A JP 5587494A JP 3360400 B2 JP3360400 B2 JP 3360400B2
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貴弘 藤巻
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心分離用ロータを駆
動するモータの制御装置に於て、特にモータのあらゆる
運転状態に於て交流電源を通過する電流の高調波成分を
抑制し、電流波形歪み、力率を改善した制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の交流電源を通過する電流の高調波
成分を抑制した遠心機用モータの制御装置は、交流源と
直流源の間の電力の変換は交流源から直流源への変換は
昇圧コンバータとして作用し、直流源から交流源への変
換は降圧コンバータとして作用する電源用双方向電力変
換器と、直流源を電力源としロータを回転駆動するモー
タを力行・回生運転するモータ用インバータ変換器を備
え、モータを力行させロータの回転数を上昇させる時は
上記電源用双方向電力変換器で昇圧した直流電源により
モータ用インバータ変換器を介してPWM制御及びプラ
スのすべり制御によりモータを駆動し、一方モータを回
生制動させロータの回転数を下降させる時はモータ用イ
ンバータ変換器を介してPWM制御及びマイナスの滑り
制御によりモータを駆動し直流電源に回生された電気エ
ネルギーを電源用双方向電力変換器で昇圧し交流電源に
戻すようにさせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のこの種の
遠心機用モータの制御装置は、モータを力行させる時
は、電源用双方向電力変換器は昇圧コンバータとして作
用するため、モータを停止状態から起動させる場合、モ
ータ用インバータ変換器によるPWM制御ではモータに
印加する電圧の抑制が不十分であり滑らかな回転数の立
ち上げが困難であるため、やむなくこの状態に於ては電
源用双方向電力変換器の昇圧コンバータとしての動作を
停止させ、交流位相制御素子による位相制御により出力
される直流電圧を調節するPAM制御を組み合わせ起動
させている。従って位相制御時に高調波電流成分の低減
が図れず、また、電源電圧波形が大きく歪む場合、一時
的に適切な点孤信号が得られず位相制御が不能となりス
イッチング素子に過大な電流が流れ起動失敗に至るとい
う欠点があった。更に一方、モータを回生制動させる時
は、電源用双方向電力変換器は降圧コンバータとして作
用するため、モータが低回転領域に減速されるとモータ
用インバータ変換器から電源電圧を上回わる回生電圧が
発生せず電源に電力が変換されないという不具合があっ
た。
【0004】本発明は、上記した従来技術の欠点を排除
するためになされたものであり、その目的は、モータの
力行に於ては電源用双方向電力変換器を動作させたまま
位相制御によらずモータを停止状態から滑らかに起動可
能な、かつモータの回生制動に於ては低速回転領域まで
電源に電力回生が可能な遠心機用モータの制御装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、交流電源に
系統連係し、電源を通過する電流の高調波成分の含有量
が低下するように動作し交流源から直流源に順変換する
時は昇圧コンバータとなり、一方直流源から交流源に逆
変換する時は降圧コンバータとして動作する電源用双方
向電力変換器と、直流源に対し電力を入出力する、モー
タを力行・回生運転するモータ用インバータ変換器を備
えたものに於て、上記電源用双方向電力変換器と上記モ
ータ用インバータ変換器の間に、電源用双方向電力変換
器の出力をモータ用インバータ変換器に供給する時は降
圧コンバータとなり、逆にモータ用インバータ変換器の
出力を電源用双方向電力変換器に供給する時は昇圧コン
バータとして動作する直流電力変換器と、これら3つの
変換器を制御する制御装置を設けることにより達成され
る。
【0006】
【作用】上記のように構成された遠心機用モータの制御
装置は、モータの力行時の停止状態からの起動時は、直
流電力変換器が電源用双方向電力変換器の直流出力を降
圧コンバータ作用により低減し、モータ用インバータ変
換器のPWM制御と共同してモータに印加される電圧を
調節し滑らかに加速し、加速途上では、直流電力変換器
は電源用双方向電力変換器の直流出力を徐々に上昇させ
ると共に整定時には電源用双方向電力変換器の直流出力
をそのままモータ用インバータ変換器に出力するように
制御装置が動作する。
【0007】また、高速回転中のモータが回生制動によ
り減速停止する場合、モータが高速回転領域にある時は
直流変換器がモータ用インバータ変換器から出力される
直流電力を昇圧コンバータ作用により若干昇圧して電源
用双方向電力変換器に出力し、モータの減速に伴ないモ
ータが低速回転領域に達するとモータ用インバータ変換
器から出力される低い電圧の回生直流電力を交流変換器
が昇圧コンバータ作用により大幅に昇圧して電源用双方
向電力変換器に出力するように動作する。
【0008】
【実施例】本発明の具体的実施例を以下図面に就き詳細
に説明する。本発明の具体的実施例となる図1に示すブ
ロック図に於て、21は交流電源、22は交流側はリア
クトル23を介して交流電源21に接続され、直流側は
平滑用コンデンサ24に接続される還流整流回路に、該
還流整流回路を構成する夫々の整流素子に逆方向並列に
トランジスタ、iGBT、FET、GTO等のスイッチ
ング素子を接続した電源用双方向電力変換器であり、2
6は交流側は誘導モータ等の遠心分離用ロータ27を駆
動するモータ28に接続され直流側は平滑用コンデンサ
151に接続される還流整流回路に、該還流整流回路を
構成する夫々の整流素子に電源用双方向電力変換器22
と同様の種類のスイッチング素子を接続したモータ用イ
ンバータ変換器であり、159は平滑用コンデンサ24
と151の間の双方向の直流電力の電圧変換を行なう直
流電力変換器であり平滑用コンデンサ24の陽極性ライ
ン24aと陰極性ライン24bに互いに直列に接続され
夫々還流整流器を持つ電源用双方向電力変換器22と同
様の種類のスイッチング素子から成るスイッチング素子
を並列に接続し、その直列接続の接続点と平滑用コンデ
ンサ151の陽極性ライン151aの間にはチョークコ
イル150が設けられている。
【0009】モータ用インバータ変換器26の6コのス
イッチング素子、26u、26v、26w、26x、2
6y、26zのPWMインバータコントロールに於て、
29は上記スイッチング素子のオン・オフのパルスパタ
ーンを記憶しているROMであり、ROM29のデータ
出力ラインの出力データの「1」、「0」の論理値がパ
ルスパターンとなっており、これらのデータはそのアド
レスラインに接続されたカウンタ30の出力により逐次
読み出され、カウンタ30のクロックは、PLLパルス
ジェネレータ31のクロック出力により印加されるよう
になっており、タイマLSI32によりPLLパルスジ
ェネレータ31のクロック出力周波数が制御される。3
3はROM29から読み出されるデータの時間不揃いを
防止し同期をかけるラッチであり、34はラッチ33の
出力論理に対応してフォトカプラ35をドライブするゲ
ート・ドライバであり、フォトカプラの信号出力により
モータ用双方向電力変換器26の6コのスイッチング素
子のオン・オフが制御される。
【0010】電源用双方向電力変換器22の4コのスイ
ッチング素子22U、22V、22X、22Yのコント
ロールに於て、36は力率改善制御用iCであり、この
iCのパルス幅制御出力は、パターン切換器37を介し
てゲート・ドライバ38で増幅されフォトカプラ39を
ドライブする。フォトカプラ39の信号出力により、電
源用双方向電力変換器22の4コのスイッチング素子の
オン・オフが制御される。力率改善制御用iC36は、
電源用双方向電力変換器22がリアクトル23と協同し
て交流電源21の電圧波形に相似な高調波電流含有量が
低い電流でモータ28が力行中に平滑用コンデンサ24
を一定の電圧に充電する昇圧コンバータとなる順方向運
転及び、モータが回生中に平滑用コンデンサ24の充電
電荷を放電し一定の電圧に保つ降圧コンバータとなる逆
方向運転を行なう。そのため、絶縁トランス等によるV
センサ40により電源電圧波形が、ホールカウントセン
サ等によるiセンサ41により電源電流波形が、フォト
カプラ等で絶縁されたV−F、F−Vコンバータの組み
合わせによるCV1センサ42による平滑用コンデンサ
24の充電電圧信号がセンサ入力信号として与えられて
いる。43はアナログスイッチであり、電源用双方向電
力変換器22の上記の順方向運転、逆方向運転が力率改
善制御用iCの同一の制御作用により行なえるようiセ
ンサ41の信号出力は減衰器44により信号の大きさを
切換選択し、CV1センサ42の信号出力は差動増幅器
45により基準電圧源46を基準にした引算信号との切
換選択ができるようにするために設けられており、I/
O LSI47の信号出力によりパターン切換器37と
連動して切換が行なわれる。
【0011】48は交流電源21の正・負のサイクル状
態を検出し論理信号をパターン切換器37に出力する電
源の正・負サイクル検出器であり、51はその信号出力
をタイマLSI32に出力するPLLパルスジェネレー
タ31等の基準クロック源となる発振器である。
【0012】直流電力変換器159の2コのスイッチン
グ素子159A、159Bのコントロールに於て、15
7はスイッチング素子159Bのオン・オフを制御する
昇圧コンバータiC、156はスイッチング素子159
Aのオン・オフを制御する降圧コンバータiCであり、
152はCV1センサ42と同様の手段により平滑用コ
ンデンサ151の充電電圧を計測するCV2センサであ
り、CV1センサ42、CV2センサ152の信号出力
は夫々昇圧コンバータiC157及び降圧コンバータi
C156に直流電圧制御用フィードバック信号として入
力されると共にD−A変換、A−D変換機能を有するD
−A/A−D LSI158のA−D変換端子に入力さ
れ、一方、このLSI158のD−A変換端子からは夫
々昇圧コンバータiC157、降圧コンバータiC15
6に直流電圧制御用基準信号として出力され、遠心機制
御用CPU55から昇圧コンバータiC157、降圧コ
ンバータiC156を介して平滑用コンデンサ24の昇
圧制御、平滑用コンデンサ151の降圧制御が行なえる
ようになっている。昇圧コンバータiC157、降圧コ
ンバータiC156のパルス幅制御出力は昇降圧切換器
155に出力され、ここで昇圧、降圧動作を選択し、ゲ
ート・ドライバ154に送られフォトカプラ153の信
号出力により、2コのスイッチング素子159A、15
9Bが選択されオン・オフが制御され、平滑用コンデン
サ24の直流電圧を降圧し平滑用コンデンサ151に充
電する場合はスイッチング素子159Aが動作し、平滑
用コンデンサ151の直流電圧を昇圧し平滑用コンデン
サ24に充電する場合はスイッチング素子159Bが動
作する。
【0013】電源コントロール回路52は、ゲート・ド
ライバ34、38、154にドライブ電力を供給する回
路であり、モータ用インバータ変換器26、直流電力変
換器159、電源用双方向電力変換器22を構成するス
イッチング素子の過電流、アーム短絡等の異常発生時、
或いは交流電源21の電源投入後制御装置全体の動作準
備が完了するまで、またその他運転中のコントロール状
態の切換時に上記変換器を構成するスイッチング素子に
オン信号が加えられるのを防止するために設けてある。
53はロータ27の回転を検知する回転センサ、54は
ロータ27の回転数を計測するためのカウンタ回路であ
り、55はタイマLSI32、I/OLSI47、D−
A/A−D LSI158、カウンタ回路54を制御す
る遠心機制御用CPUである。モータ用インバータ変換
器26、直流電力変換器159、電源用双方向電力変換
器22のスイッチング素子のオン・オフ制御を行なう制
御装置を100で示す。
【0014】なお、上述の如く、Vセンサ40、iセン
サ41、CV1センサ42、CV2センサ152、フォ
トカプラ35、39、153の信号アイソレーション手
段により、電力回路となるモータ用インバータ変換機2
6、直流電力変換機159、電源用双方向電力変換器2
2と信号回路となる制御手段100の間には基準電位の
絶縁が図られており、上記変換器内のスイッチング素子
の高速スイッチング動作に伴ない発生するノイズにより
制御装置100が誤動作等の影響を受けるのを防止して
いる。更に交流電源21に接続される他の機器へ悪影響
を与えるのを防止するため、本発明の部分的な他の実施
例を示す図2に於て、図1と同一の機能の部分には同一
の番号が符してあり、交流電源21にこれらのノイズが
伝達されるのを防止するため、リアクトル23を交流電
源21の両ラインに設け、またコモンモードチョークコ
イルの低周波用フィルタ56、同じく高周波用フィルタ
57と共通接続端を接地60に接続されたコモンモード
ノイズバイパス用コンデンサ58a、58bとノルマル
モードバイパス用コンデンサ59a、59b等を用い
る。
【0015】続いて、本発明の動作について、更に図3
〜図15を参照して説明する。なお図3〜図15に於て
は、図1と同一の機能の部分には同一の番号が符してあ
る。
【0016】図5は本発明になる遠心機用モータの制御
装置に好適なロータ27の回転数、すなわちモータ28
の回転数の時間経過を表わしたグラフであり、モードI
はロータ27を静止状態からスローアクセルにて徐々に
加速する過程でありこのスローアクセルに対応するため
電源用双方向電力変換器22の順方向運転により交流電
源21の電源電圧を昇圧した電圧で充電される平滑用コ
ンデンサ24の充電電圧をそのままモータ用インバータ
変換器26に入力し、該変換器26のPWM制御により
モータ28に印加される電圧を調節しても電圧がしぼり
切れず滑らかな起動が行えないため、直流電力変換器1
59の降圧コンバータ作用により、平滑用コンデンサ2
4の電圧を下げ平滑用コンデンサ151に充電し、平滑
用コンデンサ151の充電電圧をモータ28の回転数の
増加に対応して上昇させる。
【0017】電源用双方向電力変換器22の動作につい
て説明すると、該変換器はこのモードIに於ては、交流
電源21に系統連係し該電源の電圧波形に相似な高調波
電流成分の含有量が低下するように電流が流れる昇圧コ
ンバータとして動作し、平滑用コンデンサ24を一定の
電圧に充電する順方向運転を行なう。図4の詳細なブロ
ック図を用いて上記の動作に関する制御装置100の動
作について説明すると、力率改善制御用IC36のO端
子から昇圧コンバータとして動作するためのPWM制御
信号88がパターン切換器37に出力され、該信号88
と電源正・負サイクル検出器48の正サイクル時論理
「1」となるP端子と負サイクル時論理「1」となるN
端子の信号出力をアンドゲート89、90、91、92
で論理積を取った信号が例えば74HC158等のデー
タセレクタ93に出力され、I/OLSI47のセレク
ト信号線94はこの場合「0」レベルに保たれるので入
力端A群の信号がY群端子から論理を反転して出力さ
れ、ゲート・ドライバ38はドライブ電流制限用抵抗器
95を介してフォトカプラ39をドライブする。パター
ン切換器37から電源用双方向電力変換器22のスイッ
チング素子22U、22V、22X、22Yに出力され
るオン・オフのパルスパターンを図9に示し、フォトカ
プラ39と該スイッチング素子のドライブ回路は、後で
詳述する図8と同様なものとなる。なお、正サイクルは
図1に於て、交流電源のa端が高電位、b端が低電位と
なる場合を言う。
【0018】次にPWM制御信号88の生成について説
明すると、力率改善制御用iC36のコントロールiC
96は例えば富士電機製のFA5331等を用いる例を
示すと、図10の機能ブロック図に示すように、図10
に於て図1、図4と同じ機能の部分には同一の番号が符
してあり、Vセンサ40の出力を全波整流回路97を通
してV端子に基準となるプラス極性の交流電源21の電
圧波形177が与えられ、一方iセンサ41からは全波
整流回路98を通し更に抵抗器99、101の分圧出力
となる分圧器102で分圧された電流フィードバック信
号が例えば74HC4053等のアナログスイッチ43
のXA端子に入力されX端子から出力され、CV1セン
サ42から平滑用コンデンサ24の充電電圧信号がフィ
ードバック信号としてアナログスイッチ43のYA端子
に入力されY端子から出力される。CV1センサ42は
抵抗器103、123による平滑用コンデンサ24の分
圧出力をV/Fコンバータ104により電圧に比例した
周波数のパルス出力に変換し、この信号をホトカプラ1
05で信号のグランドレベルを絶縁し、F/Vコンバー
タ106により周波数に比例した電圧信号に戻し、絶縁
を保ちながら平滑用コンデンサ24の電圧をアナログス
イッチ43のYA端子に出力するものである。アナログ
スイッチ43は上記の如くセレクト信号線94の論理レ
ベル「0」であるためXA信号入力がX端子にYA信号
入力がY端子に伝達される。平滑用コンデンサ24の充
電電圧が抵抗器160、107、フィルタコンデンサ1
08とオペアンプ109により基準電圧110と比較増
幅され、平滑用コンデンサ24の充電電圧は例えば交流
電源21の電圧が100Vの場合、その波高ピーク値1
41Vよりも数10V高い170〜180Vに昇圧され
て一定に保たれ、その時の電源電流は電源電圧波形に相
似になる。すなわちオペアンプ109による誤差信号出
力VFBが電源電圧Vと乗算器MUL111により掛算
され、この掛算出力IiNに178で示す全波整流後極
性を反転した電源電流iが等しくなるよう抵抗器11
2、113、コンデンサ114、115とオペアンプ1
16による増幅作用によりその出力iFB179が抵抗
器117、コンデンサ118から成る発振器119の鋸
歯状波信号180とPWM比較器120により比較され
O端子からPWM信号として出力される。従って例えば
交流電源21が正サイクルの場合、電源用双方向電力変
換器22のスイッチング素子22XがO端子より出力さ
れるPWM制御信号88に対応してオン・オフすること
により、リアクトル23と平滑用コンデンサ24を含む
回路に於て昇圧コンバータが形成され、平滑用コンデン
サ24の充電電圧は、電源電圧、モータ26の駆動とな
る負荷の大小にかかわらず一定に保たれ、しかも電源電
流は交流電源21の正弦波電圧波形と相似になり、高調
波成分含有量がほとんどない電流が流れる。図9に電源
用双方向電力変換器22の順方向動作時のスイッチング
素子22U、22V、22X、22Yのオン・オフパタ
ーンを示す。分圧器102によりiセンサ41の信号出
力を分圧するのは、モータ28の損失により力行電力よ
りも回生電力の方が小さいため、特に回生時にコントロ
ールIC96のi入力を大きく取り、微小な回生電流に
対して電源電流波形の歪みを小さくするためである。な
お、121はノットゲートであり、I/O LSI47
の制御信号線122の論理出力「0」によりデータセレ
クタの出力及びコントロールiC96の動作がイネーブ
ルとなる。
【0019】次にモータ用インバータ変換器26の動作
について説明すると、モータ用インバータ変換器26に
於けるPWM制御は、図7に示す三相PWMインバータ
の波形の例のように、三角搬送波64と正弦波信号波6
5から該インバータを構成する6コのスイッチング素子
26u、26v、26w、26x、26y、26zのオ
ン・オフパターンをあらかじめ求め、ROM29にその
内容を記憶してあり、Eun66、Evn67、Ewn
68は夫々スイッチング素子26u、26v、26wの
オン信号、逆に上下に対応するスイッチング素子26
x、26y、26zのオフ信号となり、euv69、e
vw70、ewl71は夫々モータに接続される線のu
v相、vw相、wv相間に出力される電圧波形を表わ
す。図7では三角搬送波64と正弦波信号波65の組み
合わせに於て、21キャリアデューティー50%の場合
を例示する。キャリア数を変更する時は、三角搬送波6
4の図示の正弦波信号波の1周期となる0度から360
度に入る周期の数を変更し、デューティを変更する時
は、正弦波信号波65の振幅を変更することは周知の通
りである。図3の詳細なブロック図を用いてPWM制御
に関する制御装置100の動作について説明すると、R
OM29に記憶されているデータは、ラッチ・ゲートド
ライバ33、34の機能を兼ね備えた、例えば74HC
374等のDタイプフリップフロップでPLLパルスジ
ェネレータ31の出力信号の反転信号72でCK端子で
同期ラッチされフォトカプラ35をドライブし、双方向
電力変換器26の各スイッチング素子26u、26v、
26w、26x、26y、26zをオン・オフする。1
82はノットゲートである。ROM29のデータ出力端
子O1からO6が図示の如くラッチ・ゲート・ドライバ
33、34の1Dから6Dに対応し、更に1Qから6Q
に対してそれらは夫々u、v、w、x、y、zに対応し
ており、例えばROM29のO1端子が論理の「0」レ
ベルになるとラッチ・ゲート・ドライバ33、34の1
Q端子も論理「0」になり、抵抗器80を介してLED
35がオンし、スイッチング素子26uがオンする。ラ
ッチ・ゲート・ドライバ33、34のOC端子は、その
Q端子の出力をハイインピーダンスに切換えるものであ
り、I/O LSI47の出力制御線85が論理「1」
の場合ハイインピーダンスとなり、フォトカプラ35は
全てオフする。一例としてスイッチング素子26uと該
スイッチング素子のフォトカプラ35uの間のドライブ
回路は図8に示すように、スイッチング素子26uのエ
ミッタEを基準電位GNDUとする適当な電源VCCU
が設けられ、フォトカプラ35uの発光ダイオードに電
流が流れると対向するホトトランジスタがオンし、ノッ
トゲート75は抵抗器74のバイアスが無くなりその出
力が「Hi」レベルになり抵抗器76を介してトランジ
スタ77にベース電流が流れ、制動抵抗78を介してス
イッチング素子26uのゲートGに電圧バイアスが加え
られ該素子がオンし、逆に発光ダイオード35uの電流
が消失すると、同様にしてノットゲート75の出力は
「Lo」レベルに反転しトランジスタ79を介してゲー
トGの電荷が放電されスイッチング素子26uはオフす
る。ドライブ回路の部分を132で示す。ROM29の
データの読み出しは、例えば74HC193を3コカス
ケード接続したカウンタ30がPLLパルスジェネレー
タ31のパルス出力信号73の立ち上がりエッジでカウ
ントアップし、Q0からQ10のカウント端子の信号出
力をROM29のA0からA10のアドレスラインに出
力することによりなされ、この場合、図7で360度分
のオン・オフパターンを例えば2048分割し駆動する
ため11本のアドレスラインを使用しており上記のよう
にラッチ・ゲート・ドライバ33、34でPLLパルス
ジェネレータ31のパルス信号73の反転信号72の立
ち上がりエッジでラッチ動作を加えるのは、ROM29
のO1からO6のPLLパルスジェネレータ31のパル
ス信号73の立ち上がりの部分で同期して読み出される
データ読み出し出力の微妙なタイミングのずれによりオ
ン・オフパターンに時間的なズレを生じ、モータ用イン
バータ変換器26の同一アームのスイッチング素子、例
えば26uと26xが同時にオンするような、いわゆる
アーム短絡現象が起きるのを避けるためである。カウン
タ30のCLR端子はROM29のデータをアドレス0
から読み出すためのカウントクリア端子であり、I/O
LSI47の制御線86が「Hi」の場合クリアされ
る。PLLパルスジェネレータ31のパルス出力信号7
3は、74HC4046等のPLL素子69によりVC
OOUT端子から出力され、uPD8253等のタイマ
LSI32が発振器51の発振出力を分周機能32aに
より分周し基準信号70としてPLL素子69のSIN
端子に出力し、一方PLLパルスジェネレータ31のパ
ルス出力信号73をタイマLSI32が分周機能32b
により分周し比較信号71としてPLL素子69のCI
N端子に出力し、フェイズコンパレータによりエラーシ
グナルをPC端子から出力し、抵抗器、コンデンサの組
み合わせから成るローパスフィルタ81を介してVCO
IN端子に電圧バイパスが与えられボルテイジコントロ
ールオシレータVCO82により発振出力として得られ
るようになっており、基準信号70の周波数に分周機能
32bの分周比の逆数をかけた周波数の発振出力とな
る。VCO82の発振出力は、超遠心機の場合0〜20
0kmin~1の範囲でモータを回転させる必要があり、
望ましくは10KHZから6.9MHZの広い発振周波
数範囲をカバーする必要があり、PLL素子69の外付
けコンデンサ容量も数種類切り換えて用い、この目的の
ために例えば74HC4051等のアナログマルチプレ
クサ83によりX1からX5端子に夫々一端を接続され
たコンデンサC1、C2、C3、C4、C5のうちの一
つをX端子から選択しPLL素子69に接続する。なお
コンデンサC0は上記コンデンサの接続切り換え途上で
PLL素子69の発振出力が大きく変動しないように常
時接続されるものである。モードIの場合には、モータ
28の回転数は低いからパルスジェネレータ31のパル
ス出力信号の周波数も低く、I/O LSI47からコ
ンデンサ接続切換線信号84を介してアナログマルチプ
レクサ83のCSEL端子に選択信号が与えられ、この
場合最も容量の大きいコンデンサC1が選択される。
【0020】次に直流電力変換器159の動作について
説明すると、図6の機能ブロック図に示すように、図6
に於て、図1と同じ機能の部分には同一の番号が符して
あり、降圧コンバータIC156は日立HA17524
等の周知のDC−DCコンバータ用ICを用いる例を示
したものであり、平滑用コンデンサで151の充電電圧
を降圧調節するため、CV2センサ152からのフィー
ドバック信号とD−A/A−DLSI158から出力さ
れる充電電圧設定信号161が誤差増幅器162で差動
増幅され、その信号出力は鋸歯状波を出力する発振器1
63の信号出力と比較器164で比較され、その結果比
較器164からは直流電力変換器159のスイッチング
素子159Aのオン・オフ制御信号165が例えば74
HC158等のデータセレクタから成る昇降圧切換器1
55の1A端子に出力される。従ってこのように構成さ
れた上述の降圧コンバータ回路は、遠心機制御用CPU
55とI/O LSI47、D−A/A−DLSI15
8、タイマLSI32を結ぶ双方向のアドレス・データ
・コントロール信号線を含むコントロールライン166
により、遠心機制御用CPU55の指令によってD−A
/A−DLSI158の充電電圧設定信号161のアナ
ログ信号出力により平滑用コンデンサ151の充電電圧
が制御され、充電電圧設定信号161の出力電圧を増加
すると、平滑用コンデンサ151の充電電圧も増加し、
電源用双方向電力変換器22の順方向運転により一定の
電圧に充電された平滑用コンデンサ24を電源として平
滑用コンデンサ151の電圧はモータ用インバータ変換
器26によりモータ28が停止状態から滑らかに起動可
能な低い電圧から、ほぼ平滑用コンデンサ24の元の充
電電圧付近までの範囲で任意に制御することができるよ
うになっている。一方、昇圧コンバータIC157も同
様にして、降圧コンバータIC156と同様の種類で同
様の構成になっており、平滑用コンデンサ24の充電電
圧を昇圧調節するため、CV1センサ42からのフィー
ドバック信号と、D−A/A−DLSI158から出力
される充電電圧設定信号167が誤差増幅器168で差
動増幅され、その信号出力は鋸歯状波を出力する発振器
172の信号出力と比較器173で比較され、その結果
該比較器173からは直流電力変換器159のスイッチ
ング素子159Bのオン・オフ制御信号174が昇降圧
切換器155の2B端子に出力される。従ってこのよう
に構成された上述の昇圧コンバータ回路は、遠心機制御
用CPU55の指令によって充電電圧設定信号167の
アナログ信号出力により平滑用コンデンサ24の充電電
圧が制御され、充電電圧設定信号167の出力電圧を増
加すると、平滑用コンデンサ24の充電電圧も増加し、
後述するように、電源用双方向電力変換器22の逆方向
運転時のモータ用インバータ変換器26がモータ28を
減速する際の回生制動に於て、モータが低速回転域の回
生された直流電力により平滑用コンデンサ151が低い
電圧にしか充電されない場合でも、直流電力変換器の昇
圧動作により平滑用コンデンサ24は十分高い電圧に充
電され、電源用双方向電力変換器22により、回生され
た電力は交流電源21に戻される。なお、CV1センサ
42及びCV2センサ152のアナログ出力は、遠心機
制御用CPU55が、これらの制御を行なう間に平滑用
コンデンサ24、151の夫々の電圧を監視できるよう
に、D−A/A−DLSI158にも入力されている。
昇降圧切換器155に於て、図18の直流電力変換器1
59の降圧コンバータ、昇圧コンバータモードに於るス
イッチング素子159A、159Bのオン・オフ制御パ
ターンに示すようにI/OLSI47の制御出力によ
り、昇降圧切換器155のセレクトS端子の「1」、
「0」の論理がコントロールされ、上記モードが選択さ
れる。すなわち、S端子が「0」の場合は、1A、2A
の入力端の出力が1Y、2Y端子に反転して出力される
から、スイッチング素子159Aはオン・オフPWM制
御信号165で制御され、スイッチング素子159Bは
オフ状態を保ち、降圧コンバータモードとなり、同様に
してS端子が「1」の場合は、1B、2Bの入力端の出
力が1Y、2Y端子に反転して出力され、スイッチング
素子159Aはオフ状態を保ち、スイッチング素子15
9Bはオン・オフPWM制御信号174で制御され昇圧
コンバータモードとなる。175、176はフォトカプ
ラ電流制限用の抵抗器である。
【0021】上述のようにモードIに於ては、電源用双
方向電力変換器22は交流電源21に系統連係し該電源
の電圧波形に相似な高調波電流成分の含有量が低下する
ように電流が流れる昇圧コンバータとして動作し、平滑
用コンデンサ24は交流電源21のピーク値よりも高い
一定の電圧に充電されるが、直流電力変換器159は、
遠心機制御用CPU55により電圧可変降圧コンバータ
として動作し、平滑用コンデンサ151の充電電圧が制
御され、モータ用インバータ変換器26のROM29に
記憶されたパルスパターンによるPWM制御によるモー
タ28への印加電圧の調節と協同して動作し、V/f制
御の電圧Vの制御が協同して行なわれると共に、周波数
fの制御に於ては、PLLパルスジェネレータにより適
切なすべり周波数f1がモータ28へ与えられ、滑らか
にロータ27がスローアクセルにて図5の曲線に沿って
徐々に加速される。なお、このモードIに於て、図5で
示すロータ27の回転数の時間経過にモータ28の実際
の回転数を合わせる制御方法は、遠心機制御用CPU5
5が、あらかじめ決められた回転数の時間経過と現在の
モータ28の回転数の差からPID演算等により、直流
電力変換器159の降圧電圧V1とPLLパルスジェネ
レータ31によるすべり周波数f1とモータ用インバー
タ変換器26のPWM制御のデューティD1を求めV/
f制御とするフィードバック制御の周知の制御方法によ
る。
【0022】次に図5のモードIIは、ロータ27を目
標整定回転数N0まで急速に加速する過程であり、電源
用双方向電力変換器22はモードIと同様の昇圧コンバ
ータとして動作し、平滑用コンデンサ24は交流電源2
1のピ−ク値よりも高い一定の電圧に充電され、直流電
力変換器159は降圧コンバータとして動作し、平滑用
コンデンサ24の元の充電電圧にほぼ等しい電圧に平滑
用コンデンサ151を充電する。従ってこのモードに於
てモータ28に対するV/f制御は図7の三相PWMイ
ンバータの波形の例に示すように正弦波信号波65の振
幅すなわちモータに印加される電圧のデューティを段階
的に変え、ROM29にブロックごとに記憶してあるパ
ターン読み出しブロックを変えることによりV/fの制
御を行ない、fの制御はタイマLSI32の分周機能3
2bの分周比を逐次増加させると共に181で示すよう
にPLL素子69に接続されるコンデンサC1〜C5を
選択切り換えモータ28にその回転数に対応した適切な
プラスの滑り周波数を与え、目標整定回転数N0まで加
速する。
【0023】図11は、ROM29に記憶してあるブロ
ックの内容を示したものであり、小ブロックn0PWM
0が最小のデューティとなりn0PWM31が最大のデ
ューティとなる32段階のV制御を行なう例であり、一
方中ブロックn0PWMとn1PWMの違いは、図7の
三角搬送波64のキャリア数の違いであり、モータ28
の回転数が上昇するに従ってモータ用インバータ変換器
26のスイッチング素子26u、26v、26w、26
x、26y、26zのスイッチング回数が不適当に大き
くなり過ぎるため、スイッチング損失に伴なう素子の温
度上昇を適切に管理する必要があり、モータ28の回転
数が上昇するに従い、三角搬送波64のキャリア数を減
少させn0に対してn3のキャリア数は小さく設定され
ている。なお、n0に対してn3は高速回転域で使用す
るため、デューティPWM0〜PWM31の範囲も高い
部分の分割内容となる。小ブロックの読み出しブロック
の変更は、図3のI/OLSI47からROM29のア
ドレスラインのA11〜A15ラインVSELに接続されて
いる制御線124により選択され、同様にして中ブロッ
クの読み出しブロックの変更は、図3のI/OLSI4
7からROM29のアドレスラインのA16〜A18ライン
FSEL に接続されている制御線125により選択される
ようになっている。
【0024】図12はfの制御に関しPLLパルスジェ
ネレータ31内のPLL素子69に接続されるコンデン
サ181のC1〜C5をパラメータとしてリニアスケー
ルの電圧バイアスVCOINに対してVICOOUT7
3から出力される周波数を対数スケールで示したもので
あり、モータを静止状態から最高回転数にまで加速・整
定するには、コンデンサC1から順にC2、C3、C
4、C5と選択・切り換えて用い、PLLパルスジェネ
レータ31の発振周波数を増加させる。また、この場合
各コンデンサの発振周波数範囲は互いにオーバーラップ
させてあり、例えば上記の最高回転数まで加速・整定す
る際にC1からC3からC5の飛び飛びのコンデンサの
選択・切り換えも可能である。例えばモータ28の制御
回転数がNaとNbの間にあれば、コンデンサC2を選
択しf制御に必要な周波数を出力する様子を表わしたも
のであり、制御整定回転数がちょうどNbの場合には加
速整定の際若干の回転数のオーバシュートを伴い目標回
転数に落ち着くことを考慮し、コンデンサC2の実際に
カバー可能な回転数範囲Na´〜Nb´よりもNa〜N
bが内側になるように使用範囲を限ると共に、選択する
コンデンサの接続切り換え時に安定した周波数の発振出
力がすみやかに得られるようVCOINの変化をなるべ
く抑制するため互いのコンデンサのカバー可能な回転数
範囲は十分にオーバラップさせてある。コンデンサの選
択は、I/OLSI47のコンデンサ接続切換信号84
により行なうことは前述の通りである。
【0025】なお、このモードIIに於て、V/f制御の
V制御をROMN29に記憶してあるパターンデータに
よるPWMではなく、直流電力変換器159の降圧コン
バータの電圧出力調整機能により平滑用コンデンサ15
1の充電電圧を調節して行なうことも可能である。
【0026】次に図5のモードIVは、ロータ27を目標
整定回転数N0に一定に維持する過程であり、モードII
と同様電源用双方向電力変換器22は昇圧コンバータと
して動作し、平滑用コンデンサは一定の電圧に充電さ
れ、直流電力変換器159は降圧コンバータとして動作
し、平滑用コンデンサ24の充電電圧にほぼ等しい電圧
に平滑用コンデンサ151を充電する。そして例えば目
標整定回転数N0が本遠心機の最高運転回転数であれば
ROMの小ブロックは最小キャリア数で最大デューティ
のn3PWM31が選択されると共に、PLL素子69
に接続されるコンデンサはC5が選択され高周波の周波
数fが出力される。モータ28の回転数を目標整定回転
数N0に一定に保持する制御は、目標回転数N0とモー
タ28の現在の回転数の差を遠心機制御用CPU55が
PID演算し、その結果からモータ28の滑り周波数f
1 を決定し、これに対応するタイマLSI32の分周機
能32bに分周比を指令して制御する。
【0027】次に図5のモードIVは回生制動によりロー
タ27を急速に減速する過程であり、図4に示す電源用
双方向電力変換器22は交流電源21に系統連係し、交
流電源21の電圧波形に相似な電流が電源に戻るように
降圧コンバータとして動作し、平滑用コンデンサ24の
充電電圧の上昇を抑え一定の電圧に維持する逆方向運転
を行ない、モータ用インバータ変換器26は、マイナス
滑り周波数制御及びPWM制御のV/f制御によりモー
タ28の機械的エネルギを電気エネルギに回生変換し、
平滑用コンデンサ151を充電し、直流電力変換器15
9は昇圧コンバータとして動作し、平滑用コンデンサ1
51の直流電力を昇圧し平滑用コンデンサ24に充電す
る。
【0028】従って、モータ28の回生制動に伴ないモ
ータ28の回転数が低下し平滑用コンデンサ151の充
電電圧が低下しても直流電力変換器159の昇圧作用に
より平滑用コンデンサ24は電源用双方向電力変換器2
2が交流電源21に電力の回生が可能な電圧に常に昇圧
充電されるので、モータ28が極低速回転領域に低下す
るまで回生制動が行え、モータ28の機械的エネルギは
効率良く電力として生れ換わることが可能となる。
【0029】図4を用いて、電源用双方向電力変換器2
2の逆方向運転と上記制御に関する制御装置100の動
作を説明すると、I/O LSI47のセレクト信号線
94はこの場合論理「1」に保たれるので、データセレ
クタ93の入力端Bの信号がY端子から論理反転して出
力され、パターン切変器37から電源用双方向電力変換
器22のスイッチング素子22U、22V、22X、2
2Yに図13に示すパターンの信号が出力される。
【0030】PWM制御信号88の生成について説明す
ると、アナログスイッチ43のS入力端も論理「1」レ
ベルであるからiセンサ41からは全波整流回路98を
通って直接XB端子に入力された信号がX出力端子から
出力され、CV1センサ42からは平滑用コンデンサ2
4の充電電圧信号を差動増幅器45により基準電圧12
6から引算した信号がアナログスイッチ43のYB端子
に入力され、Y端子から平滑用コンデンサ24の充電電
圧のフィードバック信号として力率改善制御用IC36
に入力される。127は差動増幅器45の中のオペアン
プ、128、129、130、131は差動増幅回路を
構成する抵抗器であり、平滑用コンデンサ24の充電電
圧が上昇すると差動増幅器45の出力電圧は低下し、図
10に於て、CV1センサ42の出力をここでは上記の
差動増幅器45の出力と入れ換えると、オペアンプ10
9により基準電圧110と比較増幅され、平滑用コンデ
ンサ24の充電電圧が例えば交流電源21の100Vの
場合160〜170Vに一定に保たれ、その時の電源に
戻る電流は前述と同様のコントロールIC96の制御作
用によりPWM制御信号88が出力され、従って例えば
交流電源21が正サイクルの場合、電源用双方向電力変
換器22のスイッチング素子22YがコントロールIC
96のO端子から出力されるPWM制御信号88に対応
してオン・オフし、この極性のサイクルではスイッチン
グ素子22Uがオン状態を保つから、リアクトル23と
平滑用コンデンサ24を含む回路に於て降圧コンバータ
が形成され、交流電源21に回生される電流は交流電源
21の電圧波形と相似になり正弦波に近い高調波電流含
有量のほとんど無い電流が流れる。
【0031】次にモードVは、モードIVのロータ27の
急減速過程のあと、ロータ27を回転状態から静止状態
へスローデクセルにて徐々に減速停止する過程であり、
モータ28の回転数が低いため、モータ28は回生制動
ではなく直流制動により減速力を与え滑らかに停止させ
る制御を行なう。従って電源用双方向電力変換器22は
昇圧コンバータとして動作し順方向運転を行ない、直流
電力変換器159は降圧コンバータとして動作し、直流
制動のためにモータ用インバータ変換器26のスイッチ
ング素子26u、26v、26w、26x、26y、2
6zに出力されるオン・オフパターンの一例を図14に
示す。制動力を調節するため直流電力変換器159は平
滑用コンデンサ24の充電電圧を降圧コンバータの任意
の電圧に調節する作用により降圧して平滑用コンデンサ
151を充電すると共に、モータ用インバータ変換器2
6に於ては、三角搬送波145と比較信号146との対
応に於て比較信号146のレベルを変え適切なPWMデ
ューティのものが任意に選択可能になっており、図11
に於てROM29に記憶されているBPWM0〜PPW
M31の中ブロックが直流制動の部分に当たり、32段
階のデューティが選択できる。図14では、キャリア数
16、デューティ40%の場合の例を示す。同図に於
て、ハッチングの種類で分けた26vに対応する26x
又は26zの素子がオンして制動力が生れる。なお、モ
ードVに於ては、遠心分離する試料の種類、分離条件に
よっては、図15に示すように自然減速による減速より
も更に緩やかなデクセルパターンAで示すような減速曲
線により減速する場合があり、この時は上記の直流制動
ではなく前述のモードIと同様にして電源用双方向電力
変換器22は順方向運転とし、直流電力変換器159の
降圧コンバータ作用により平滑用コンデンサ151の充
電電圧を調節しながらモータ用インバータ変換器26に
よりモータ28を駆動し、滑らかに徐々に減速する運転
方法を用いる。
【0032】本発明の実施例の説明では、電源用双方向
電力変換器22は単相交流に接続する場合を例に取って
説明したが、三相交流の場合にもスイッチング素子を2
コ追加し、Vセンサ40、iセンサ41、リアクトル2
3も夫々の相に対応して設けることにより、同様の構成
によりその機能が実現可能なことは当業者に於ては容易
に理解できよう。また本発明の実施に於て、電源用双方
向電力変換器22、直流電力変換器159、モータ用イ
ンバータ変換器26の還流整流回路は、該変換器を構成
するスイッチング素子に構造上寄生して存在するか、或
いは意図的に内蔵されて設けられている整流器によるも
のでも使用可能であるし、また外付けにて構成するもの
でも良い。また上記スイッチング素子は、トランジスタ
等の自己消弧能力を有するものでも、サイリスタ等の素
子に適切なターンオフ回路を付加して構成しても本発明
の思想を逸脱するものではないことは明らかである。
【0033】本発明に於て、電源用双方向電力変換器2
2及びモータ用インバータ変換器26の上アームのスイ
ッチング素子22U、22V及び26u、26v、26
wのスイッチング制御のための電源の供給を、夫々対向
する下アームのスイッチング素子22X、26Y及び2
6x、26y、26zのスイッチング制御のための制御
と基準電位を共用する実施例を図16に示す。図16
は、モータ用インバータ変換器26の場合について示し
たものであり、図1及び図8と同一の機能の部分には同
一の番号が符してあり、スイッチング素子26uのドラ
イブ回路132を一例に説明すると、133は平滑用コ
ンデンサ24の陰極正ライン24bを基準電位とするド
ライブ回路132及び他のスイッチング素子のドライブ
回路134、135、136、137、138の共通な
制御電源となる共通な電源であり、逆阻止用ダイオード
139及びドライブ回路132を駆動するための電気エ
ネルギを蓄積する、例えばアルミ電解のコンデンサ14
0が直列に接続され、該コンデンサ140の他端はスイ
ッチング素子26uのエミッタEに接続されており、ド
ライブ回路132の電源VCCuGNDuはコンデンサ
140の両端に並列に接続されている。従って、スイッ
チング素子26xのオンに伴ない、共通電源133から
ダイオード139、コンデンサ140スイッチング素子
26xのルートを通してコンデンサ140が充電され、
スイッチング素子26xのオフに従いコンデンサ140
の陰極性側は共通電源133と基準電位を異にするフロ
ーティング状態となり、スイッチング素子26xとコン
プリメンタリペアで動作するスイッチング素子26uの
ドライブ回路132の駆動電気エネルギがコンデンサ1
40に蓄積される。スイッチング素子26yと26v、
26zと26wについても同様であり、夫々逆阻止ダイ
オード141、142、コンデンサ143、144が図
示のように接続され構成されている。なお、上記の説明
の通り、上アームのドライブ回路132、134、13
5は夫々コンデンサ140、143、144の充電電荷
で駆動されるものであるから、下アームのスイッチング
素子26x、26y、26zのオン・オフ動作が休止す
ることなく頻繁に該動作を繰り返す必要があり、図14
に示した直流制動のオン・オフパターンは上記の制約条
件を満たす工夫が加えられている。更に本発明に於て
は、モータ28に滑りを与えるfの制御に関し、PLL
パルスジェネレータ31内のPLL素子69に接続され
るコンデンサ181のC1〜C5を選択切り変える際に
過渡的にローパスフィルタ81の時定数或いは周波数応
答特性等によりパルス出力信号73の出力周波数が変動
するため、双方向電力変換器26内の例えば上アームの
スイッチング素子26uに対向する下アームのスイッチ
ング素子26xのオン・オフに関し、通常の周波数で
は、アーム短絡を起こさないように設定されたデットタ
イムに不足を生じ上・下アームのスイッチング素子が同
時にオンしてアーム短絡現象を起こす場合があるため、
図17に示すように、コンデンサを切り変える際は、切
り変え直前から切り変え直後のパルス出力信号73の周
波数が安定する間、所定時間、例えば約200mSEC
に渡り、上アームのスイッチング素子26u、26v、
26wは全てオフ状態とし、一方下アームのスイッチン
グ素子26x、26y、26zは休止することなく頻繁
にスイッチング動作を繰り返すパターンによりモータ用
インバータ変換器26を一時的に駆動制御する。なお、
このスイッチングパターンは図11のROM29の記憶
内容を示した説明図のARMPAT150で示す位置の
中ブロックに書き込まれている。電源用双方向電力変換
器22に関しても同様であり、図9及び図13に示すよ
うに順方向運転、逆方向運転に際し、下アームのスイッ
チング素子22X、22YにPWM信号88を加えるの
は下アームのスイッチング素子のオン・オフを休止する
ことなく頻繁にスイッチング動作を繰り返すためであ
る。本実施例によれば、上アームのドライブ回路の電源
を互いに独立させた基準電位とする電源を夫々設ける必
要が無くなり、制御部を簡素化することができるため、
ひいては機器の小形化に効果がある。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、電源を通過する電流の
高調波成分の含有量が低下するように動作し、交流電源
から直流電源に順変換する時は昇圧コンバータとなり、
直流電源から交流電源に逆変換する時は降圧コンバータ
として動作する電源用双方向電力変換器と、直流電源に
対して電力を入出力しモータを力行・回生運転するモー
タ用インバータ変換器の間に介して、直流電力変換器を
設け、この直流電力変換器は電源用双方向電力変換器の
出力をモータ用インバータ変換器に供給する時は降圧コ
ンバータとして動作し、逆にモータ用インバータ変換器
の出力を電源用双方向電力変換器に供給する時は昇圧コ
ンバータとして動作するようにしたので、モータの力行
に於ては電源用双方向電力変換器を動作させたままモー
タを停止状態から滑らかに起動することができ、かつモ
ータの回生制動に於ては、低速回転領域まで交流電源へ
の電力の回生が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体的実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1の部分的な他の実施例を示す電気回路図
である。
【図3】 図1の詳細な実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】 図1の詳細な実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】 モータの回転数の時間経過を示す説明図であ
る。
【図6】 直流電力変換器の機能ブロック図である。
【図7】 三相PWMインバータの波形の例を示す説明
図である。
【図8】 スイッチング素子のドライブ回路図である。
【図9】 電源用双方向電力変換器の力行動作時のスイ
ッチング素子のオン・オフパターン説明図である。
【図10】 コントロールICの機能ブロック図であ
る。
【図11】 ROMの記憶内容を示した説明図である。
【図12】 コンデンサの容量をパラメータとしたVC
Oの入力バイアス電圧に対する出力周波数の関係を示し
た説明図である。
【図13】 電源用双方向電力変換器の回生動作時のス
イッチング素子のオン・オフパターン説明図である。
【図14】 三相PWMインバータの直流制動のオン・
オフパターン説明図である。
【図15】 減速パターンの説明図である。
【図16】 ドライブ回路の電源供給回路を示す実施例
図である。
【図17】 コンデンサ切換時のオン・オフ制御パター
ン図である。
【図18】 直流電力変換器のスイッチング素子のオン
・オフ制御パターン図である。
【符号の説明】
21は交流電源、22は電源用双方向電力変換器、26
はモータ用インバータ変換器、159は直流電力変換
器、100は制御装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松藤 徳康 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株 式会社内 (72)発明者 飛田 芳則 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−47660(JP,A) 特開 平7−246351(JP,A) 特開 平7−256147(JP,A) 特開 平1−259702(JP,A) 特開 平5−56661(JP,A) 実開 平1−93993(JP,U) 実開 平6−66204(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B04B 9/10 H02M 7/48 H02P 7/63 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に系統連係し交流源を通過する
    電流の高調波電流成分の含有量が低下するように動作
    る電源用双方向電力変換器と、モータに対して力行また
    は回生するためのモータ用インバータ変換器と、該モー
    タ用インバータ変換器と前記電源用双方向電力変換器と
    の間に設ける直流電力変換器と、該直流電力変換器と前
    記電源用双方向電力変換器と前記モータ用インバータ変
    換器とを制御するための制御装置とを備えた遠心機に於
    て、力行時に前記電源用双方向電力変換器の出力を前記
    モータ用インバータ変換器に供給すると降圧コンバータ
    として動作すると共に、回生時に前記モータ用インバー
    タ変換器の出力を前記電源用双方向電力変換器に供給す
    ると昇圧コンバータとして動作する前記電源用双方向電
    力変換器を前記制御装置により制御する構成であること
    を特徴とする遠心機
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