JPH1014222A - 電源回生対応降圧形dc−dcコンバータ - Google Patents

電源回生対応降圧形dc−dcコンバータ

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JPH1014222A
JPH1014222A JP8185334A JP18533496A JPH1014222A JP H1014222 A JPH1014222 A JP H1014222A JP 8185334 A JP8185334 A JP 8185334A JP 18533496 A JP18533496 A JP 18533496A JP H1014222 A JPH1014222 A JP H1014222A
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JP
Japan
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switching element
voltage
diode
converter
inductance
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JP8185334A
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Inventor
Shinichi Kono
新一 河野
Hajime Makita
肇 牧田
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 降圧形DC−DCコンバータにおいて、電圧
の高い1次側にモータ減速時等に発生するエネルギーを
回生することができるようにする。 【解決手段】 スイッチング素子Tr1をオンにしてイ
ンダクタンスLを介してコンデンサC2を充電し、電圧
が規定値になるとスイッチング素子Tr1をオフにし、
ダイオードD2を介して還流電流を流す。2次側の電圧
が所定値以下になると再びスイッチング素子Tr1をオ
ンとし、上記動作を繰り返し、2次側に降圧した電圧を
得る。モータの減速等によって2次側の電圧が所定値以
上に高くなると、スイッチング素子Tr2をオンとして
コンデンサC2を放電しインダクタンスLにエネルギを
蓄積する。次にスイッチング素子Tr2をオフにする
と、ダイオードD1のアノード側の電圧が高くなり該ダ
イオードD1を介して1次側に電流が戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DC−DCコンバ
ータに関し、特に一次側に電力を回生できるDC−DC
コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械の送り軸モータ等の駆動装置に
おいては、該モータの速度制御を行うためにインバータ
装置を備えている。このインバータ装置は交流の三相商
用電源を直流に変換するコンバータ部と、この直流電圧
を可変電圧、可変周波数の交流に変換するインバータ部
を備えている。
【0003】インバータ装置には、モータの減速エネル
ギーを消費する方法として、抵抗回生方式と電源回生方
式とがある。
【0004】図6は、上記抵抗回生方式のイバータ装置
の一例である。交流の三相商用電源をダイオードブリッ
ジ回路で構成されるコンバータ部1で直流に変換し、変
換された直流電圧をスイッチング素子Tr(図6ではI
GBT:Insulated Gate Bipolar Transistor を使用)
とダイオードDで構成されるインバータ部2で、スイッ
チング素子TrをPWM制御等によって切り替えて、モ
ータMの速度を制御している。又、モータの制動時に
は、モータを発電機として機能させモータをも含めた負
荷の回転エネルギーをインバータ部2の入力側に返還さ
せ、回生放電回路3のスイッチング素子Tr3をオンと
し、回生電流を抵抗Rに流すことによって、制動時の回
転エネルギーを吸収するようにしている。なお、C1は
平滑コンデンサである。
【0005】この抵抗回生方式では、減速エネルギーを
抵抗で全て消費するために減速エネルギーが大きいもの
の、減速頻度が高い場合には、容量の大きい抵抗器が必
要となり、コスト及び実装面積が増大するという欠点を
有している。
【0006】図7は、電源回生方式のイバータ装置の一
例である。三相の各相毎にスイッチング素子Trとダイ
オードDの並列回路が2組設けられたコンバータ部1´
と図6と同様のインバータ部2(この図7ではインバー
タ部2の詳細は省略している)で構成されている。な
お、C1は平滑コンデンサである。モータの回転方向と
トルク方向が一致する力行時には、コンバータ部1のス
イッチング素子Trは全てオフで、ダイオードDによる
ダイオードブリッジ回路で図6に示すコンバータ部1と
同一の動作を行って三相交流電源を直流に変換し、イン
バータ部2で図6のインバータ部2と同様にこの直流を
交流に変換してモータMを駆動する。又、モータの回転
方向とトルク方向が逆となる回生時には、図6のインバ
ータ装置で説明したように、減速エネルギーがインバー
タ部2の入力側に返還され、平滑コンデンサC1を充電
する。この充電電圧が所定値以上になると、スイッチン
グ素子Trを動作させコンバータ部2の電源側に電流を
戻すようにしている。
【0007】この電源回生方式の場合、減速エネルギー
を電源に帰す働きをするため抵抗は不要となり、減速エ
ネルギーの大きいもの、減速頻度が高い場合でも有効に
機能する。
【0008】一方、インバータ部の定格電圧より高い電
圧が発生する電源電圧においてインバータ装置を作動さ
せる場合には、インバータ部の入力側にはインバータ部
の定格電圧以下の電圧を印加しなければならない。例え
ば、定格電圧が200Vのインバータ装置の場合で供給
電源が三相400Vであるような場合、図3に示すよう
に、トランス10によって定格電圧の三相200Vにお
とし、該三相200Vをコンバータ部1(1´)で直流
に変換し、インバータ部2で交流に変換してモータMを
駆動する方法が一般的に採用されている。しかし、この
方法では、トランス10の実装面積が大きくなるという
欠点がある。
【0009】又、別の方法として、図4に示すように、
三相400VをAC−DCコンバータ20によって、ま
ず直流電圧に変換し、この直流電圧をDC−DCコンバ
ータ30によって任意の直流電圧に変換してインバータ
部2に入力する方法がある。この降圧形DC−DCコン
バータ30をモータの駆動装置に用いる場合、入力側が
出力側よりも電圧が高いことから、モータの減速時のエ
ネルギー消費は回生放電回路3による抵抗回生方式をと
ることになる。
【0010】図2は、上記降圧形DC−DCコンバータ
30として一般的に使用される降圧形チョッパ回路の例
である。高直流電圧(21/2 ×400V)が入力される
一次側の一方の端子にはスイッチング素子Tr1の一方
の端子(IGBTのコレクタ端子)が接続されスイッチ
ング素子Tr1の他方の端子(IGBTのエミッタ端
子)には、インダクタンスL接続され、該インダクタン
スLの他端には平滑コンデンサC2が接続され、該コン
デンサC2の他端は1次側の他方の端子に接続され、上
記平滑コンデンサC2の両端が2次側出力端子となって
いる。又、上記インダクタンスLと平滑コンデンサC2
の直列回路と並列にダイオードD2がスイッチング素子
Tr1がオンしたときには電流のが流れない向き、即ち
インダクタンスL側をカソードにして接続されている。
以上の構成によってDC−DCコンバータ30としての
降圧形チョッパ回路を構成している。
【0011】この降圧形チョッパ回路は、スイッチング
素子Tr1をオンとすると、インダクタンスLを通って
コンデンサC2を充電し、2次側の電圧が上昇する。2
次側の電圧が任意の電圧(例えば、21/2 ×200V)
に達すると、スイッチング素子Tr1をオフにし、代わ
ってダイオードD2を介して、インダクタンスLに蓄積
されたエネルギーによる還流電流を流す。2次側の電圧
が低下すると、再度スイッチング素子Tr1をオンとし
上述した方法によって2次側の電圧を上昇させる。この
繰り返しによって、2次側に1次側よりも低圧の直流電
圧を得ることができる。
【0012】モータの減速時には、回転エネルギーを電
源に帰す回路がこのDC−DCコンバータ30としての
降圧形チョッパ回路にはないことから、抵抗回生方式が
とられ、図に示すように抵抗Rとスイッチング素子Tr
3の直列回路からなる回生放電回路3が平滑コンデンサ
C2と並列に付加されている。モータの減速時におい
て、2次側の電圧が所定値(例えば、21/2 ×200×
1.2V程度)以上になると、スイッチング素子Tr3
をオンとし、コンデンサC2を放電させ2次側電圧を所
定値まで低下させる。上述したように、抵抗回生方式で
あると、減速時のエネルギーを抵抗Rで全て消費するも
のであることから、減速エネルギーの大きいモータや加
減速頻度が高い使用条件の場合には、容量の大きい抵抗
器が必要となり、コスト及び実装面積が増大するという
欠点が生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、インバータ部の定格電圧より高い電圧が発生する電
源電圧を使用する場合においても、抵抗回生方式を採用
せずに、モータ減速時に発生するエネルギーを電源に回
生することができる電源回生対応降圧形DC−DCコン
バータを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、降圧形コンバ
ータ回路内に昇圧形チョッパ回路を設け、降圧形コンバ
ータ回路の1次側に電流を戻すようようにした。降圧形
コンバータ回路内の平滑コンデンサを放電させインダク
タンスにエネルギを蓄積させるためのスイッチング素子
を設け、該インダクタンスに蓄積されたエネルギによっ
て降圧形コンバータ回路の入力1次側よりも高い電圧を
発生させて1次側に電流を戻すようにした。
【0015】具体的構成として、第1のスイッチング素
子とインダクタンス及び平滑コンデンサの直列回路の両
端を入力1次側とし、上記インダクタンスと平滑コンデ
ンサの直列回路と並列に該インダクタンスと平滑コンデ
ンサとで閉回路をなし還流電流を流す第1のダイオード
を接続し、上記平滑コンデンサの両端を2次側出力端子
として降圧形コンバータ回路を構成する。さらに、上記
第1のダイオードと並列に第2のスイッチング素子を接
続し、かつ上記第1のスイッチング素子と並列に該第1
のスイッチング素子の電流の流れとは逆方向に電流を流
す向きに接続された第2のダイオードを接続して、上記
第2のスイッチング素子と第2のダイオードによって昇
圧形チョッパ回路を構成する。該昇圧形チョッパ回路に
よって1次側より高い電圧を上記第1のダイオードと第
2のスイッチング素子の並列回路の両端に発生させ、1
次側に電流を戻すことができるようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の電
源回生対応降圧形DC−DCコンバータの回路図であ
る。図2に示す従来のDC−DCコンバータと比較し、
回生放電回路3の抵抗Rとスイッチング素子Tr3の代
わりに、ダイオードD2と並列に導通時にはダイオード
とは逆方向に電流を流すスイッチング素子(IGBT)
Tr2が接続され、かつスイッチング素子(IGBT)
Tr1と並列に該スイッチング素子Tr1の導通時とは
逆方向に電流を流すダイオードD1が接続され、このス
イッチング素子Tr2とダイオードD1によって構成さ
れる昇圧チョッパ回路を付加した点で相違するものであ
る。
【0017】一次側に直流電圧(例えば21/2 ×400
V)が入力され、スイッチング素子Tr1をオンとする
と、インダクタンスLを通ってコンデンサC2を充電
し、2次側の電圧が上昇する。2次側の電圧が任意の電
圧(例えば、21/2 ×200V)に達すると、スイッチ
ング素子Tr1をオフにし、代わってダイオードD2を
介して、インダクタンスLに蓄積されたエネルギーによ
る還流電流を流す。2次側の電圧が低下すると、再度ス
イッチング素子Tr1をオンとし上述した方法によって
2次側の電圧を上昇させる。この繰り返しによって、2
次側に1次側よりも低圧の直流電圧を供給する点におい
ては、図2に示す従来のDC−DCコンバータと同一で
ある。
【0018】一方、2次側の電圧(コンデンサC2の充
電電圧)が回生電流等によって所定値よりも上昇したと
きは、スイッチング素子Tr2をオンにすることによっ
て、コンデンサC2、インダクタンスL、スイッチング
素子Tr2の閉回路を形成し、インダクタンスLに充電
エネルギを蓄積する。そして、スイッチング素子Tr2
をオフにすると、ダイオードD1のアノード側がカソー
ド側よりも電圧が高いのでインダクタンスLに蓄積され
たエネルギーはダイオードD1を介して1次側に流れ返
還される。このように、スイッチング素子Tr2とダイ
オードD1によって昇圧チョッパ回路として機能するも
のである。
【0019】図5は、上述した電源回生対応降圧形DC
−DCコンバータ40をモータ駆動装置のインバータ装
置に適用した時のブロック図である。三相400VをA
C−DCコンバータ20によって、直流電圧(21/2 ×
400V)に変換し、この直流電圧を電源回生対応降圧
形DC−DCコンバータ40によって上述した方法によ
り任意の直流電圧(例えば、21/2 ×200V)に変換
し、この直流電圧をインバータ部2によって交流に変換
してモータMを駆動制御する。モータの制動時には、モ
ータが発電機として機能しモータをも含めた負荷の回転
エネルギーがインバータ部2の入力側に返還される。そ
のため、DC−DCコンバータ40の2次側が所定値よ
りも上昇した際には、上述したようにDC−DCコンバ
ータ40のスイッチング素子Tr2をオンとしてインダ
クタンスLに充電エネルギーを蓄積する。そして、上記
スイッチング素子Tr2をオフとするとダイオードD1
のアノード側の電圧が高くなっているからダイオードD
1を介して、AC−DCコンバータ20内にある平滑コ
ンデンサを充電し、この平滑コンデンサの充電電圧が所
定値以上になると、図7の電源回生方式のイバータ装置
で説明したように、さらに電源側に電流を戻す。
【0020】
【発明の効果】本発明は、降圧形DC−DCコンバータ
回路において2次側から1次側に電流を戻すことができ
るので、直流電源電圧を降圧してインバータ部に入力し
てモータを駆動する場合に、モータを減速される時に発
生する減速エネルギーを消費させるための回生放電抵抗
を必要とせず、1次側の電源まで戻すことによって減速
エネルギーを吸収するようにしたから、モータの減速条
件も回生放電抵抗の容量等によって制限を受けず、かつ
回生放電抵抗を設ける必要がない分だけコスト及び実装
面積を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態の回路図である。
【図2】図2は、従来の回生放電抵抗を有する降圧形D
C−DCコンバータの回路図である。
【図3】トランスを用いて高い交流電圧を直流に変換す
ると共に降圧してインバータ部に入力してモータを制御
する従来の方法を説明する説明図である。
【図4】DC−DCコンバータを用いて高い交流電圧を
直流に変換すると共に降圧してインバータ部に入力して
モータを制御する従来の方法を説明する説明図である。
【図5】本発明を適用したモータの駆動制御方法の説明
図である。
【図6】抵抗回生方式のイバータ装置の従来例の一例を
示す回路図である。
【図7】電源回生方式のイバータ装置の従来例の一例を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 コンバータ部 2 インバータ部 3 回生放電回路 Tr,Tr1,Tr2,Tr3 スイッチング素子 D,D1,D2 ダイオード L インダクタンス C1,C2 コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 降圧形DC−DCコンバータ回路内の平
    滑コンデンサを放電させインダクタンスにエネルギを蓄
    積させるためのスイッチング素子を設け、該インダクタ
    ンスに蓄積されたエネルギによって降圧形コンバータ回
    路の入力1次側よりも高い電圧を発生させて1次側に電
    流を戻すように構成された電源回生対応降圧形DC−D
    Cコンバータ。
  2. 【請求項2】 第1のスイッチング素子とインダクタン
    ス及び平滑コンデンサの直列回路の両端を入力1次側と
    し、上記インダクタンスと平滑コンデンサの直列回路と
    並列に該インダクタンスと平滑コンデンサとで閉回路を
    なし還流電流を流す第1のダイオードを接続し、上記平
    滑コンデンサの両端を2次側出力端子として降圧形DC
    −DCコンバータ回路を構成し、上記第1のダイオード
    と並列に第2のスイッチング素子を接続し、かつ上記第
    1のスイッチング素子と並列に該第1のスイッチング素
    子の電流の流れとは逆方向に電流を流す向きに接続され
    た第2のダイオードを接続して、上記第2のスイッチン
    グ素子と第2のダイオードによって昇圧形チョッパ回路
    を構成し、該昇圧形チョッパ回路によって1次側より高
    い電圧を上記第1のダイオードと第2のスイッチング素
    子の並列回路の両端に発生させ、1次側に電流を戻すこ
    とができるようにした電源回生対応降圧形DC−DCコ
    ンバータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19842444A1 (de) * 1998-09-16 2000-03-30 Siemens Nixdorf Inf Syst Überspannungsabschaltung
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