JP3687018B2 - 配線用ダクト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、机等において、各種電気機器のコード類を体裁よく纏めるための配線用ダクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置としては、本願と同一出願人による実公昭63−18346号公報および実公平7−11633号公報等に開示されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記の従来の装置においては、配線用ダクトの配線収容部分の断面積が小さいため、収容できる配線の本数が限定され、配線が多数の場合には、収容し切れない配線が露呈して見苦しくなり、また、人や物の邪魔になることが多かった。
【0004】
また、配線や点検の作業に際しては、配線数に拘わりなく、配線カバーをその都度着脱する必要があるため、煩わしかった。
【0005】
さらに、前記の実公昭63−18346号公報記載の配線用ダクト装置では、ダクト本体とカバーとが別体であるため、作業に際しては、両者の着脱作業が必要であり、面倒であった。
【0006】
また、従来の多くの配線用ダクト装置では、ダクト部分と、それと対向するカバー部分とが、ほぼ同長であるため、不要部分や加工部分が多くなり不経済であった。
【0007】
さらにまた、従来の多くの配線用ダクト装置では、カバーを閉じるとき、カバーが他の部分に強く当たって大きな音を出すことが多かった。
【0008】
本発明は、従来の配線用ダクト装置における上記のような問題点を排除し、配線本数の多少に関係なく、すべての配線を体裁よく収容することが出来、しかも作業が容易で、加工工程が少なく、したがって経済的であり、しかも閉鎖時の騒音が抑制されるようにした配線用ダクト装置を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)ほぼコの字形断面を有する配線用ダクトの一方の側片に、長手方向を向く軸受孔を設け、かつ他方の側片に、係合突起を設け、かつ前記軸受孔に嵌入して、前記配線用ダクトを、軸受孔を中心として回動可能に支承する支軸を有する左右1対の取付具を机側に固着し、さらに、前記配線用ダクトの開閉時に伴い、配線用ダクトの前記係合突起と弾性的に係脱しうる係合片を、前記取付具に設け、前記左右1対の取付具における係合片の背後に、配線用ダクトを閉じた際に配線用ダクトが当接して、その運動のエネルギーを減殺する制音用突片を設ける。
【0010】
(2)上記 ( 1 )項において、前記制音用突片と机との間に、若干の間隙を設ける。
【0011】
(3)上記 ( 1 ) 項または ( 2 ) 項において、前記配線用ダクトの係合突起を形成した側片の外面に、手掛け用段部を形成する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例を備える机の正面図であり、(1)は机、(2)は天板、(3)は支持脚、(4)は、支持脚(3)(3)間の空間部の後側に取付けられた目隠し板、(5)〜(8)は抽斗である。
【0013】
図2以下は、目隠し板(4)の上端に取付けられた本発明の配線用ダクト装置(10)を示し、(11)は、後向きに開口する、ほぼコの字形断面をなす例えば合成樹脂製の配線用ダクトである。
【0014】
配線用ダクト(11)の下方の側片(12)の後端部には、左右方向を向く軸受孔(13))が設けられている。また、同じく上方の側片(14)の後端部の内側、すなわち下側には、左右方向に延びる係合突起(15)が、同じく上側には手掛け用段部(16)が形成されている。
係合突起(15)を前記側片(14)の外面に設けてもよい。
【0015】
図1では、本発明の配線用ダクト装置(10)が、目隠し板(4)の上端に左右方向に取付けられ、かつ目隠し板(4)の左端に上下方向に取付けられているが、その構造は同じである。
【0016】
(20)は、目隠し板(4)に取付けられ、配線用ダクト(11)の左右両端を支持する
左右対称の1対の取付具で、例えば合成樹脂で一体に成形されている。
【0017】
取付具(20)の垂直の基片(21)には、上下2個の皿孔(22)が設けられ、基片(21)は、皿孔(22)へ通した止めねじにより、目隠し板(4)に固定されている。基片(21)の下部外側には、前方へ突出する支持片(23)が設けられ、支持片(23)には、内方へ突出する支軸(24)が固着されている。左右に並ぶ取付具(20)の支軸(24)は、同一軸線上にあり、また左右に並ぶ支持片(23)間には、配線用ダクト(11)を嵌入しうる距離が保たれている。
【0018】
取付具(20)の基片(21)の上端には、前記係合突起(15)が係合しうる前向きの係合片(25)が設けられている。
【0019】
同じく基片(21)の上面には、係合片(25)の両側に位置する2個の制音用突片(26)が突設されている。この制音用突片(26)は、配線用ダクト(11)を閉じるとき、これが目隠し板(4)に直接当たって騒音が発生するのを防ぐためのものであり、防音効果を確実とするために、制音用突片(26)の後面と目隠し板(1)との間には、若干の間隙(27)が設けられている。
【0020】
この配線用ダクト装置(10)を、机(2)に取付けるには、まず、左右1対の取付具(20)の支軸(24)を、配線用ダクト(11)の両端に設けた軸受孔(13)に嵌入してから、取付具(20)の基片(21)を、接着剤その他により、目隠し板(4)の所要の個所へ止着する。
【0021】
配線用ダクト(11)を支軸(24)まわりに回動させて閉じると、図2に示すように、配線用ダクト(11)の上方の側片(14)に形成された係合突起(15)は、取付具(20)の上端部における係合片(25)と弾性的に係止する。
【0022】
手掛け用段部(16)に指を掛けて、図3に示すように、配線用ダクト(11)を最大限に開くと、多数の配線を整理したり、配線を点検したりするのに便利となり、作業が容易となる。
【0023】
【発明の効果】
(a)コの字形断面を有する開閉可能の配線用ダクトを備えているため、多数の配線を、容易に、かつ体裁よく収容することができる。
【0024】
(b)配線用ダクトは単一の部材からなっているため、製作上並びにコスト的に有利である。
【0025】
(c)取付具は、配線用ダクトの長短に関係なく使用しうるので経済的である。
【0026】
(d)閉鎖する際に発生する騒音を大幅に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の配線用ダクト装置の一実施例を備える机の正面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿って切断した一部切断拡大側面図である。
【図3】 図2の実施例において、配線用ダクトを開いた状態の一部切断側面図である。
【図4】 本発明の配線用ダクト装置の開閉状態を示す一部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
(1)机
(2)天板
(3)支持脚
(4)目隠し板
(5)〜(8)抽斗
(10)配線用ダクト装置
(11)配線用ダクト
(12)側片
(13)軸受孔
(14)側片
(15)係合突起
(16)手掛け用段部
(20)取付具
(21)基片
(22)皿孔
(23)支持片
(24)支軸
(25)係合片
(26)制音用突片
(27)間隙
Claims (3)
- ほぼコの字形断面を有する配線用ダクトの一方の側片に、長手方向を向く軸受孔を設け、かつ他方の側片に、係合突起を設け、かつ前記軸受孔に嵌入して、前記配線用ダクトを、軸受孔を中心として回動可能に支承する支軸を有する左右1対の取付具を机側に固着し、さらに、前記配線用ダクトの開閉時に伴い、配線用ダクトの前記係合突起と弾性的に係脱しうる係合片を、前記取付具に設け、前記左右1対の取付具における係合片の背後に、配線用ダクトを閉じた際に配線用ダクトが当接して、その運動のエネルギーを減殺する制音用突片を設けたことを特徴とする配線用ダクト装置。
- 前記制音用突片と机との間に、若干の間隙を設けた請求項1記載の配線用ダクト装置。
- 前記配線用ダクトの係合突起を形成した側片の外面に、手掛け用段部を形成した請求項1または2記載の配線用ダクト装置。
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1996
- 1996-09-20 JP JP25028696A patent/JP3687018B2/ja not_active Expired - Fee Related
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