JP3687002B2 - 断面多角形中空釣竿 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、断面が多角形で中空を持つ棒状体の断面多角形中空釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】
釣愛好家のために、釣具店には釣竿一つ取上げても釣人の好みに応じて沢山の種類の釣竿が用意されている。その種類の中には、かなり高価な竹竿で手工芸のような使いこなす上で慎重を要するものから、最近では全般的に調子が安定していて使いやすく、丈夫で比較的安価で入手できるカーボン製の釣竿等があり、ありとあらゆる釣竿の入手が可能である。
【0003】
ちなみに、カーボン製の釣竿の場合、先細りの芯金に所定幅のカーボンを巻付け、エポキシ樹脂でそのカーボンを硬化させた後に芯金を抜き、外表面に発生している段差を丁寧に研磨して凹凸を無くし、きれいに仕上げ、塗装を施すようにしている。これにより、軽量で十分な弾発力を持った円形中空断面構造の釣竿が制作される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した円形中空断面構造の釣竿は、キャスティングをしても分るように、外部の力により、上下左右に意識にかかわらず容易に曲るという特性を持っている。そのため、たとえば釣竿のしなりとテグスの重さを利用するフライフィッシングにおいては釣針が目的の場所に真っ直ぐに飛んでくれないという致命的な状態になったり、弾発性が全般にありすぎるため、魚を引上げようとしたときに魚の動きに釣竿が追随できず、釣針が外れてしまったり、テグスの切断が生じたりする等の不測の事態を招くおそれがあり、釣味を損うことになる。
【0005】
また、釣味を楽しみ魚を生きたまま元に戻すスポーツフイッシングと呼ばれる魚釣では、最小限、魚をキズつけないように、先端に返しが無い釣針を用いている。その場合にも上記同様に、魚の動きに追随できず、バラシが多くなるため、釣味を損うことになる。このような釣味は、何れも釣竿の操作性の低下によって損われるものと考えられる。
【0006】
また、円形中空断面構造の釣竿は、曲げ荷重の増減に対して一定の調子で曲るため、釣愛好家は調子の違う釣竿を何本か所有する必要があり、持運びや保管に不便を感じることがある。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、操作性を高めることができるとともに、持運びや保管の不便さを解消することができる断面多角形中空釣竿を提供することができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の断面多角形中空釣竿は、カーボン素材からなる釣竿本体を備え、釣竿本体の基端から先端にかけて中空が設けられているとともに、釣竿本体の断面が多角形状となっていることを特徴とする。
また、断面は、四角形状であるようにすることができる。
また、断面は、六角形状であるようにすることができる。
また、中空は、釣竿本体の長手方向の中心軸に対して偏芯しているようにすることができる。
また、釣竿本体は、一端に継ぎ部を有する複数の竿部からなり、それぞれの継ぎ部は継ぎ足される竿部の多角形状に合わせて加工された振出しによる継ぎ方とされているようにすることができる。
また、釣竿本体は、一端に継ぎ部を有する複数の竿部からなり、それぞれの継ぎ部は継ぎ足される竿部の多角形状に合わせて加工されているとともに、それぞれの継ぎ部の所定の深部にストッパーが設けられた並み継ぎによる継ぎ方とされているようにすることができる。
本発明に係る断面多角形中空釣竿においては、カーボン素材からなる釣竿本体の基端から先端にかけて中空を設けるとともに、釣竿本体の断面を多角形状となるようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の断面多角形中空釣竿の第1の実施の形態を示す図、図2は、図1の断面多角形中空釣竿の作用を説明するための図である。
【0011】
図1に示す断面多角形中空釣竿は、中空2を有するカーボン素材からなる釣竿本体1を備えている。中空2は、釣竿本体1の基端から先端にかけて設けられている。このように、釣竿本体1が中空2を有するとともに、カーボン素材からなることで、軽量化が図れ、さらには必要かつ十分な弾発力が得られるようになっている。釣竿本体1は、断面六角形状であり、しかも先細り形状となっている。釣竿本体1は、先細りの芯金に所定幅のカーボンを巻付け、そのカーボンをエポキシ樹脂で硬化させた後、芯金を抜き、外表面を六角形に研磨することで制作される。
【0012】
このような断面多角形中空釣竿は、次のような作用を有している。
【0013】
つまり、図2(a)に示すように、釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにして用いた場合、釣竿本体1に対し上下に加わる力は平面部1aと中空2との肉厚の薄い部分で受けられる。これに対し、図2(b)に示すように、釣竿本体1の角部1bが上下に位置するようにして用いた場合、釣竿本体1に対し上下に加わる力は角部1bと中空2との肉厚の厚い部分で受けられる。
【0014】
よって、釣竿本体1の調子を変える場合には、図2(a)又は図2(b)に示すように、釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにするか又は釣竿本体1の角部1bが上下に位置するようにすればよい。また、釣竿本体1は、断面六角形状であるため、釣竿本体1を30度程度回転させることで、その調子が変えられる。また、釣竿本体1におけるねじれに対しては、断面六角の形状によりその剛性が高められる。
【0015】
このように、第1の実施の形態では、釣竿本体1を中空2を有する断面六角形状としたので、軽量であるにもかかわらず、釣竿本体1のねじれ剛性が高められ、釣竿本体1の不要な振動が抑えられるので、操作性を高めることができる。また、釣竿本体1の不要な振動が抑えられるので、釣針を目的の場所に容易にキャスティングすることができ、特にフライフィッシングのように腕を前後に真っ直ぐ振り、腕の力を無駄なく釣竿本体1に伝える際に有効である。また、釣竿本体1の不要な振動が抑えられるので、魚を引上げようとしたときに、魚の動きに対する追随が容易となり、釣針が外れてしまったり、テグスの切断が生じたりする等の不測の事態を避けることができる。
【0016】
また、釣竿本体1を断面六角形状としたので、図2(a),(b)に示したように、釣竿本体1を30度程度回転させることで、その調子を変えることができることから、釣愛好家は調子の違う釣竿を必要最小限だけ所有すればよく、持運びや保管を容易に行うことができる。
【0017】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の断面多角形中空釣竿の第2の実施の形態を示す図、図4は、図3の断面多角形中空釣竿の作用を説明するための図である。なお、以下に説明する図において、図1及び図2と共通する部分には同一符号を付すものとする。
【0018】
図3に示す断面多角形中空釣竿の釣竿本体1は、上記同様に、中空2を有し、カーボン素材からなり、しかも先細り形状となっているものであるが、その断面は四角形状となっている。このような釣竿本体1は、上記同様に、先細りの芯金に所定幅のカーボンを巻付け、そのカーボンをエポキシ樹脂で硬化させた後、芯金を抜き、外表面を四角形に研磨することで制作される。
【0019】
このような断面多角形中空釣竿は、次のような作用を有している。
【0020】
つまり、図4(a)に示すように、釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにして用いた場合、釣竿本体1に対し上下に加わる力は平面部1aと中空2との肉厚の薄い部分で受けられる。これに対し、図4(b)に示すように、釣竿本体1の角部1bが上下に位置するようにして用いた場合、釣竿本体1に対し上下に加わる力は角部1bと中空2との肉厚の厚い部分で受けられる。
【0021】
よって、釣竿本体1の調子を変える場合には、図4(a)又は図4(b)に示すように、釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにするか又は釣竿本体1の角部1bが上下に位置するようにすればよい。また、釣竿本体1は、断面四角形状であるため、釣竿本体1を45度程度回転させることで、その調子が変えられる。また、釣竿本体1におけるねじれに対しては、断面四角の形状によりその剛性が高められる。
【0022】
このように、第2の実施の形態では、釣竿本体1を中空2を有する断面四角形状としたので、軽量であるにもかかわらず、釣竿本体1のねじれ剛性が高められ、釣竿本体1の不要な振動が抑えられるので、操作性を高めることができることから、上記同様の効果を奏する。
【0023】
また、釣竿本体1を断面四角形状としたので、図4(a),(b)に示したように、釣竿本体1を45度程度回転させることで、その調子を変えることができることから、上記同様に、釣愛好家は調子の違う釣竿を必要最小限だけ所有すればよく、持運びや保管を容易に行うことができる。
【0024】
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の断面多角形中空釣竿の第3の実施の形態を示す図、図6は、図5の断面多角形中空釣竿の作用を説明するための図である。
【0025】
図5に示す断面多角形中空釣竿の釣竿本体1は、上記同様に、中空2を有し、カーボン素材からなり、しかも先細り形状となっているものであるが、その断面は八角形状となっている。このような釣竿本体1は、上記同様に、先細りの芯金に所定幅のカーボンを巻付け、そのカーボンをエポキシ樹脂で硬化させた後、芯金を抜き、外表面を八角形に研磨することで制作される。
【0026】
このような断面多角形中空釣竿は、次のような作用を有している。
【0027】
つまり、図6(a)に示すように、釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにして用いた場合、釣竿本体1に対し上下に加わる力は平面部1aと中空2との肉厚の薄い部分で受けられる。これに対し、図6(b)に示すように、釣竿本体1の角部1bが上下に位置するようにして用いた場合、釣竿本体1に対し上下に加わる力は角部1bと中空2との肉厚の厚い部分で受けられる。
【0028】
よって、釣竿本体1の調子を変える場合には、図6(a)又は図6(b)に示すように、釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにするか又は釣竿本体1の角部1bが上下に位置するようにすればよい。また、釣竿本体1は、断面八角形状であるため、釣竿本体1を20度程度回転させることで、その調子が変えられる。また、釣竿本体1におけるねじれに対しては、断面八角の形状によりその剛性が高められる。
【0029】
このように、第3の実施の形態では、釣竿本体1を中空2を有する断面八角形状としたので、軽量であるにもかかわらず、釣竿本体1のねじれ剛性が高められ、釣竿本体1の不要な振動が抑えられるので、操作性を高めることができることから、上記同様の効果を奏する。
【0030】
また、釣竿本体1を断面八角形状としたので、図6(a),(b)に示したように、釣竿本体1を20度程度回転させることで、その調子を変えることができることから、上記同様に、釣愛好家は調子の違う釣竿を必要最小限だけ所有すればよく、持運びや保管を容易に行うことができる。
【0031】
(第4の実施の形態)
図7は、本発明の断面多角形中空釣竿の第4の実施の形態を示す図である。
【0032】
図7(a)〜(c)に示す断面多角形中空釣竿の釣竿本体1は、図1と同様に断面六角形状となっているが、その中空2を偏芯させるようにしている。このような釣竿本体1は、たとえば先細りの芯金に所定幅のカーボンを厚めに巻付け、そのカーボンをエポキシ樹脂で硬化させた後、芯金を抜き、外表面を六角形に研磨する。その際、中空2を偏芯させるように、釣竿本体1の外表面を研磨するようにする。
【0033】
このような断面多角形中空釣竿は、次のような作用を有している。
【0034】
つまり、図7(a)に示すように釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにして用いる場合と、図7(a)の状態から時計回りに30度程度回転させて図7(b)に示すように釣竿本体1の角部1bが上下に位置するようにして用いる場合と、図7(b)の状態からさらに時計回りに30度程度回転させて図7(c)に示すように釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにして用いる場合とで、上述した理由からその調子が3通りに変えられる。
【0035】
このように、第4の実施の形態では、上述した効果に加え、さらに調子を3通りに変えることができるとした効果がある。
【0036】
(第5の実施の形態)
図8は、本発明の断面多角形中空釣竿の第5の実施の形態を示す図である。
【0037】
図8(a)〜(c)に示す断面多角形中空釣竿の釣竿本体1は、図3と同様に断面四角形状となっているが、その中空2を釣竿本体1の長手方向の中心軸に対して偏芯させるようにしている。このような釣竿本体1は、上記同様に、外表面を四角形に研磨する際、中空2を偏芯させるように、釣竿本体1の外表面を研磨するようにする。
【0038】
このような断面多角形中空釣竿は、次のような作用を有している。
【0039】
つまり、図8(a)に示すように釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにして用いる場合と、図8(a)の状態から時計回りに45度程度回転させて図8(b)に示すように釣竿本体1の角部1bが上下に位置するようにして用いる場合と、図8(b)の状態からさらに時計回りに45度程度回転させて図8(c)に示すように釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにして用いる場合とで、上述した理由からその調子が3通りに変えられる。
【0040】
このように、第5の実施の形態では、上述した効果に加え、上記同様に、調子を3通りに変えることができるとした効果がある。
【0041】
(第6の実施の形態)
図9は、本発明の断面多角形中空釣竿の第6の実施の形態を示す図である。
【0042】
図9(a)〜(c)に示す断面多角形中空釣竿の釣竿本体1は、図5と同様に断面八角形状となっているが、その中空2を釣竿本体1の長手方向の中心軸に対して偏芯させるようにしている。このような釣竿本体1は、上記同様に、外表面を八角形に研磨する際、中空2を偏芯させるように、釣竿本体1の外表面を研磨するようにする。
【0043】
このような断面多角形中空釣竿は、次のような作用を有している。
【0044】
つまり、図9(a)に示すように釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにして用いる場合と、図9(a)の状態から時計回りに20度程度回転させて図9(b)に示すように釣竿本体1の角部1bが上下に位置するようにして用いる場合と、図9(b)の状態からさらに時計回りに20度程度回転させて図9(c)に示すように釣竿本体1の平面部1aが上下に位置するようにして用いる場合とで、上述した理由からその調子が3通りに変えられる。
【0045】
このように、第6の実施の形態では、上述した効果に加え、上記同様に、調子を3通りに変えることができるとした効果がある。
【0046】
(第7の実施の形態)
図10は、本発明の断面多角形中空釣竿の第7の実施の形態を示す図、図11は、図10の断面多角形中空釣竿の継ぎ方の詳細を説明するための図である。
【0047】
図10に示す断面多角形中空釣竿の釣竿本体1は、上記同様に、たとえば断面六角形状であり、さらに振出しによる継ぎ方となっており、複数の竿部1c〜1fを有している。ここで、たとえば竿部1cの一端の継ぎ部2aは、この継ぎ部2aに継ぎ足される竿部1dの断面六角形状に合わせて加工されている。また、竿部1dの一端の継ぎ部2aも同様に、竿部1eの断面六角形状に合わせて加工されている。竿部1eの一端の継ぎ部2aも同様に、竿部1fの断面六角形状に合わせて加工されている。このような断面多角形中空釣竿は、振出しによるものであるため、竿部1d〜1fが竿部1cに収容されるようになっている。使用の際には、竿部1d〜1fを竿部1cから引出すことで、所定の長さまで延すことができる。
【0048】
このように、第7の実施の形態では、継ぎ方が振出しによる場合であっても、上記同様の効果を得ることができる。また、継ぎ方が振出しによるものであるため、持運びや保管がさらに容易となる。
【0049】
なお、第7の実施の形態では、釣竿本体1がたとえば断面六角形状である場合について説明したが、この例に限らず、上述した断面四角形状や断面八角形状のものでも適用可能である。また、中空2にあっては、上記同様に、釣竿本体1の長手方向の中心軸に対して偏芯させるようにしてもよい。
【0050】
(第8の実施の形態)
図12は、本発明の断面多角形中空釣竿の第8の実施の形態を示す図である。
【0051】
図12に示す断面多角形中空釣竿の釣竿本体1は、上記同様に、たとえば断面六角形状であり、複数の竿部1c〜1fを有しているが、並み継ぎによる継ぎ方となっている。
【0052】
ここで、たとえば竿部1cの一端の継ぎ部2bは、上記同様に、竿部1dの断面六角形状に合わせて加工されている。また、竿部1dの一端の継ぎ部2bも同様に、竿部1eの断面六角形状に合わせて加工されている。竿部1eの一端の継ぎ部2bも同様に、竿部1fの断面六角形状に合わせて加工されている。また、それぞれの継ぎ部2bの所定の深部には、ストッパー2cが設けられている。このような断面多角形中空釣竿は、並み継ぎによるものであるため、それぞれの竿部1c〜1fを分離させることで、持運びや保管が容易となる。使用の際には、それぞれの継ぎ部2bに竿部1d〜1fを継ぎ足すことで、所定の長さまで延すことができる。その際、それぞれの継ぎ部2bに設けられているストッパー2cにより、それぞれの竿部1d〜1fの継ぎ位置が規制される。
【0053】
このように、第8の実施の形態では、継ぎ方が並み継ぎによる場合であっても、上記同様の効果を得ることができる。また、継ぎ方が並み継ぎによるものであるため、持運びや保管が上記同様に容易となる。
【0054】
なお、第8の実施の形態では、釣竿本体1がたとえば断面六角形状である場合について説明したが、この例に限らず、上述した断面四角形状や断面八角形状のものでも適用可能である。また、中空2にあっては、上記同様に、釣竿本体1の長手方向の中心軸に対して偏芯させるようにしてもよい。
【0055】
また、以上の各実施の形態では、断面多角形中空釣竿として、四角形状、六角形状、八角形状について説明したが、これらの例に限らず、断面多角形中空釣竿を五角形状としてもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上の如く本発明に係る断面多角形中空釣竿によれば、カーボン素材からなる釣竿本体の基端から先端にかけて中空を設けるとともに、釣竿本体の断面を多角形状となるようにしたので、操作性を高めることができるとともに、持運びや保管の不便さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面多角形中空釣竿の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】図1の断面多角形中空釣竿の作用を説明するための図である。
【図3】本発明の断面多角形中空釣竿の第2の実施の形態を示す図である。
【図4】図3の断面多角形中空釣竿の作用を説明するための図である。
【図5】本発明の断面多角形中空釣竿の第3の実施の形態を示す図である。
【図6】図5の断面多角形中空釣竿の作用を説明するための図である。
【図7】本発明の断面多角形中空釣竿の第4の実施の形態を示す図である。
【図8】本発明の断面多角形中空釣竿の第5の実施の形態を示す図である。
【図9】本発明の断面多角形中空釣竿の第6の実施の形態を示す図である。
【図10】本発明の断面多角形中空釣竿の第7の実施の形態を示す図である。
【図11】図10の断面多角形中空釣竿の継ぎ方の詳細を説明するための図である。
【図12】本発明の断面多角形中空釣竿の第8の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 釣竿本体
1a 平面部
1b 角部
1c〜1f 竿部
2 中空
2a,2b 継ぎ部
2c ストッパー
Claims (5)
- カーボン素材からなる釣竿本体を備え、前記釣竿本体の基端から先端にかけて中空が設けられいるとともに、前記中空は、前記釣竿本体の長手方向の中心軸に対して偏芯しており、かつ前期釣竿本体の断面が多角形状となっていることを特徴とする断面多角形中空釣竿。
- 前記断面は、四角形状であることを特徴とする請求項1に記載の断面多角形中空釣竿。
- 前記断面は、六角形状であることを特徴とする請求項1に記載の断面多角形中空釣竿。
- 前記釣竿本体は、一端に継ぎ部を有する複数の竿部からなり、それぞれの継ぎ部は継ぎ足される前記竿部の多角形状に合わせて加工された振出しによる継ぎ方とされていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の断面多角形中空釣竿。
- 前記釣竿本体は、一端に継ぎ部を有する複数の竿部からなり、それぞれの継ぎ部は継ぎ足される前記竿部の多角形状に合わせて加工されているとともに、それぞれの継ぎ部の所定の深部にストッパーが設けられた並み継ぎによる継ぎ方とされていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の断面多角形中空釣竿。
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