JP3686960B2 - フィルター装置、フィルター装置を備えた洗濯機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯機等の排水中に含まれる糸屑等の夾雑物を捕獲するフィルター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図17は、従来のフィルター装置を有するドラム式洗濯機を示す断面図である。ドラム式洗濯機は、底台41上に外箱1が配され、外箱1の上面が天板40で覆われている。外箱1は化粧鋼板を板金加工して形成されている。天板40は圧縮ボード等から成り、外箱1にネジ止めされている。外箱1は前面が開閉扉3で開閉できるようになっている。外箱1の前面上部には操作キーを備えた操作パネル11が設けられている。
【0003】
外箱1内には前面に開口部4aを有する有底筒状の水槽4が横設され、水槽4内には有底筒状のドラム5が配されている。水槽4には駆動機構9が一体化されている。ドラム5に固定される軸部5eは駆動機構9のベアリング6に回転自在に支持されており、駆動機構9によりドラム5を回転駆動できるようになっている。
【0004】
ドラム5の周壁には小孔5aが設けられている。小孔5aは洗濯時に水槽4とドラム5との間を洗濯水が流出入できるようにしている。ドラム5の内壁面にはバッフル5bが突出して設けられ、ドラム5の回転により洗濯物を引っかけて持上げ、洗濯水中に落下させることにより洗浄が行われるようになっている。
【0005】
外箱1の前面に設けた洗濯物投入口1aと水槽4の開口部4aの周縁にはゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るパッキン10が洗濯物を出し入れする通路を形成するように取り付けられている。開閉扉3には、ドラム5内を視認できるように透明の部材から成る窓部3aが突設されている。
【0006】
パッキン10は開閉扉3を閉じたときに内周縁10aが窓部3aの周縁に密着して通路を閉塞する構造になっている。これにより、洗濯動作中の防水が行われる。また、パッキン10には蛇腹などが設けられ、水槽4の揺動に応じて撓みを生じて追従するようになっている。
【0007】
外箱1内の上部には水道管に連通する給水パイプ12が配されている。給水パイプ12の途中に設けた給水弁13を開くと、洗剤ケース14を介してドアパッキン10に取り付けられた給水ノズル15から水槽4内に給水される。
【0008】
水槽4の下部より導出された排水ダクト16aには、洗濯水を濾過するフィルター装置17が接続され、排水ダクト16bを介して排水ポンプ18に連通している。排水ポンプ18は外箱1の外側に立設される排水用パイプ33に連結されている。モータ18cの駆動によりポンプ室18a内に配されるインペラ18bを回転させて水槽4から流入する洗濯水を汲み上げて外部への排水を行う。
【0009】
排水ポンプ18は止水できないため、排水用パイプ33は水槽4に供給される洗濯水の水位よりも上方まで立設されている。これにより、漏水を防止し、外部へ排水できるようになっている。
【0010】
排水ダクト16aにはエアートラップ22から導圧パイプ21を介して水位センサー23が設けられている。水位センサー23は、エアートラップ22内の圧力変化に応じて磁性体をコイル内で移動させる。その結果生じるコイルのインダクタンス変化を発振周波数の変化として検出し、水槽4内の水位を検知するようになっている。
【0011】
フィルター装置17は図18、図19の斜視図及び断面図に示すようになっている。また、図20はフィルターケース34の断面図である。筒状のフィルターケース34の前部には、段差部34dを有して拡径された拡径部47が設けられている。拡径部47にはネジ部37が形成され、ネジ部37によりキャップ35が締着されてフィルターケース34の前面が塞がれている。
【0012】
キャップ35には圧縮バネ45を挟んでフィルター体36が係合部35a、36aの係合により一体化されている。把手部35bを持ってキャップ35を回転させることによりキャップ35を脱着し、フィルターケース34からフィルター体36を取り出すことができるようになっている。
【0013】
フィルター体36は図21に示すように構成されている。筒状のフィルター部51には前面を閉塞する前面部43が一体化されている。フィルター部51は樹脂成形品から成り、開口部51aを有するように網状に形成されている。52はフィルター部51の強度を確保するリブである。またフィルター部51は目の細かい繊維をリブ52の周面に貼着して形成してもよい。
【0014】
フィルター部51の後方には、開口部51aが形成されずに周面が塞がれる筒状部53が形成され、筒状部53の端面には、開口部54a(図19参照)を有して径方向に突出する鍔部54が形成されている。また、前面部43にはゴム等の弾性体から成るパッキン42が固着されている。
【0015】
図19において、フィルターケース34の周面には洗濯水が流入する流入口38が設けられ、後部には洗濯水が流出する流出口39が設けらている。流入口38の内径はフィルターケース34の内径よりも小さくなっている。これにより、流入口38を通過できる大きさの夾雑物はフィルターケース34への入り口を閉塞することなくフィルターケース34内に流入することができる。また、フィルターケース34の鍔部54は流出口39に面して配され、開口部54aと流出口39とは略同心状になっている。
【0016】
キャップ35をフィルターケース34に締着すると、圧縮バネ45及びフィルター体36の前面部43を介して段差部34dの内壁面にパッキン42が押しつけられる。これにより、フィルターケース34が封止され、フィルターケース34からの漏水を防止する。
【0017】
段差部34dの内壁面には軸方向に突出する環状の突起部47bが形成されている。これにより、パッキン42が局部的に圧接されるので漏水防止性能をより向上させることができる。
【0018】
また同時に、圧縮バネ45及びパッキン42の弾性力によってフィルター体36の鍔部54が流出口39の周囲に押しつけられる。これにより、鍔部54とフィルターケース34の後端面34aとは密接し、その間から夾雑物が流出できないようになっている。
【0019】
排水ポンプ18が駆動されると、流入口38からフィルター装置17に流入する洗濯水は、フィルター部51により糸屑等の夾雑物が濾過される。そして、該洗濯水は、流出口39から流出して排水ポンプ18のポンプ室18a(図17参照)に導かれる。その後、排水用パイプ33を介して夾雑物の除去された洗濯水が洗濯機の後部から排水されるようになっている。
【0020】
このとき、筒状部53は周面が塞がれているため、フィルター体36から流出する洗濯水を筒状に整流し、排水ポンプ18の排水効率を向上させるようになっている。また、フィルターケース34内に残存する空気は通気孔44から排気されるため、排水ポンプ18のエア噛みを防止できる。通気口44は、フィルターケース34の上部に設けられ、ビニールチューブなどから成る中空管(不図示)により大気と連通して固定される。
【0021】
これによると、洗濯水の流出口39の周囲にフィルター体36の鍔部54を密接しているので、夾雑物を含んだ洗濯水が流出口39から流出することがなくフィルター部51により濾過された洗濯水のみが流出口39から流出する。従って、排水ポンプ18の故障を防止することができる。
【0022】
また、鍔部54はフィルターケース34の内径と略同径に形成されている。この為、キャップ35を取り外して軸方向にフィルター体36を引き出すと鍔部54がフィルターケース34の内周壁34bに摺動し、内周壁34bに付着した付着物を除去することができる。これにより、フィルターケース34内の清掃を簡単に行うことができ、内周壁34bに付着した付着物によるフィルター装置17の閉塞を簡単に防止することができる。
【0023】
このとき、フィルターケース34の内周壁34bから除去された付着物やフィルター体36により除去された夾雑物は、鍔部54によりフィルターケース34内の残存した洗濯水とともに掻き出される。拡径部47の下部には更に拡径したガイド部47cが形成されており、掻き出された洗濯水等はガイド部47cによって狭い範囲に導かれて予め設置されるトレイTに収容される。これにより、キャップ35を開けたときに洗濯水等が散乱して床面等を汚すことを防止することができる。また、34e、34fは、フィルターケース34内に軸方向に突設した複数個のリブであり、フィルター体36をフィルターケース34と同軸に保持している。
【0024】
図18において、フィルターケース34の前面の端面には軸方向前方に突出するストッパー34c、34dが形成されている。キャップ35には軸方向後方に突出する突起部35cが形成されている。ストッパー34dはストッパー34cよりも若干低く形成されており、キャップ35を締め付ける際に突起部35cがストッパー34dを乗り越えてストッパー34cと当接することによってキャップ35が係止される。
【0025】
これにより、一定の位置までキャップ35を締め付けることができ、締めつけすぎによるパッキン42の損傷防止を図ることができるとともに、締め付け不足による漏水を防止できる。また、洗濯機の振動等によるキャップ35のゆるみは、突起部35cがストッパー34dと当接することによって停止され、漏水を防止することができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のドラム式乾燥洗濯機の構成では、キャップ35が充分にネジ込まれていなくても、見かけ上、キャップ35が正しく装着されているようにみなせるため、そのままうっかり洗濯機の運転を開始してしまう恐れがある。この場合、パッキン42が密着してないため、キャップ35から洗濯機の外部へ漏水を起こしてしまう。
【0027】
このような不測の事態は、例えば、キャップ35を装着した者と、洗濯機の使用者とが異なる場合に起こりやすい。しかしながら、従来の構成では、キャップ35の不適切な装着状態を検知する手段がなかったので、使用者の不注意による漏水を防ぎようがなかった。
【0028】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、キャップの装着状態を検知することにより、洗濯時の漏水を未然に防止できるフィルター装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のフィルター装置は、流体が流入する流入口と、前記流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、前記流体中の夾雑物を濾過するために、前記フィルターケースの内部に前記装着用開口部から着脱可能に配されるフィルター体とを備え、前記キャップ装着用開口部に前記キャップを回転させて、適切な装着状態にすることで前記装着用開口部からの漏水を防止するフィルター装置において、前記キャップ装着用開口部の前方に位置する前方開口部と、前記前方開口部を開閉する蓋体とを備え、前記キャップの装着状態が適切でない場合には、前記キャップに当接し、前記蓋体の閉差を阻害する凸部またはフックを前記蓋体に設けたことを特徴とする。
【0030】
上記構成のフィルター装置において、キャップの装着状態が適切である場合には、前記蓋体が閉鎖し、前記凸部または前記フックは、前記キャップの回転を規制する構成とするとよい。
【0031】
また、本発明のフィルター装置は、流体が流入する流入口と、流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、フィルターケースの内部にキャップ装着用開口部から着脱可能に配され、流体の夾雑物を濾過するフィルター体とを備えたフィルター装置において、前記キャップ装着用開口部に前記キャップが適切に装着されているか否かを検知する検知手段を設け、前記検知手段は、前記キャップ装着用開口部に螺合して装着される前記キャップと、前記キャップの前方開口部を開閉する蓋体と、前記キャップの前記蓋体側に突設された把持部と、前記把持部と向かい合うように前記蓋体の前記キャップ側の面から突設されたリブと、から成るものとすることができる。これによると、前記把持部が所定の位置にあるときにのみ、前記把持部と前記リブとが当接することなく前記蓋体が閉じられることになる。
【0032】
この場合、前記蓋体を閉じたとき、前記キャップの緩みが防止される位置や前記蓋体の開放状態で、前記蓋体を伝って流下する水の流れを妨げない方向に前記リブを設けるのがよい。
【0033】
また、本発明のフィルター装置は、流体が流入する流入口と、流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、フィルターケースの内部にキャップ装着用開口部から着脱可能に配され、流体の夾雑物を濾過するフィルター体とを備えたフィルター装置において、前記キャップ装着用開口部に前記キャップが適切に装着されているか否かを検知する検知手段を設け、前記検知手段は、前記検知手段は、前記キャップ装着用開口部に螺合して装着される前記キャップと、前記キャップの前方開口部を開閉する蓋体と、前記キャップの周縁部に形成された凹部と、前記蓋体の前記キャップ側の面から突設されたフックと、前記キャップの周縁部によって少なくとも一部が塞がれるとともに、前記フックが挿通して係止される係止孔と、から成るものとすることができる。これによると、前記キャップの装着状態が適切であるときに、前記凹部と前記係止孔とが合致して前記係止孔を開放することにより、前記蓋体が閉じられることになる。
【0034】
また、本発明のフィルター装置は、流体が流入する流入口と、流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、フィルターケースの内部にキャップ装着用開口部から着脱可能に配され、流体の夾雑物を濾過するフィルター体とを備えたフィルター装置において、前記キャップ装着用開口部に前記キャップが適切に装着されているか否かを検知する検知手段を設け、前記検知手段は、前記検知手段は、前記キャップ装着用開口部に螺合して装着される前記キャップと、前記キャップの前方開口部を開閉する蓋体と、前記キャップの周縁部に形成された凹部と、前記蓋体の前記キャップ側の面から突設され前記凹部と嵌合する凸部と、から成るものとすることができる。これによると、前記キャップの装着状態が適切であるときに、前記凹部と前記凸部とが嵌合することにより、前記蓋体が閉じられることになる。
【0035】
また、本発明のフィルター装置は、流体が流入する流入口と、流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、フィルターケースの内部にキャップ装着用開口部から着脱可能に配され、流体の夾雑物を濾過するフィルター体とを備えたフィルター装置において、前記キャップ装着用開口部に前記キャップが適切に装着されているか否かを検知する検知手段を設け、前記検知手段は、前記キャップ装着用開口部に螺合して装着される前記キャップと、前記キャップの前方開口部を開閉する蓋体と、前記キャップの周縁部に形成された突起部と、前記蓋体の前記キャップ側の面から突設されたフックと、前記フックが挿通して係止される係止孔と、前記係止孔の近傍に回動可能に取り付けられ前記係止孔の少なくとも一部を塞ぐ方向に付勢された移動子と、から成るものとすることができる。これによると、前記キャップの装着状態が適切であるときに、前記突起部が前記移動子を押動して前記係止孔を開放することにより、前記蓋体が閉じられることになる。
【0036】
また、本発明のフィルター装置は、流体が流入する流入口と、流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、フィルターケースの内部にキャップ装着用開口部から着脱可能に配され、流体の夾雑物を濾過するフィルター体とを備えたフィルター装置において、前記キャップ装着用開口部に前記キャップが適切に装着されているか否かを検知する検知手段を設け、前記検知手段は、前記キャップ装着用開口部に螺合して装着される前記キャップと、前記キャップの前方開口部を開閉する蓋体と、前記キャップの周縁部に形成された凹部と、前記蓋体の前記キャップ側の面に設けられた磁石体と、前記キャップの周縁部によって少なくとも一部が覆い隠されるとともに、前記磁石体に吸着される金属片と、から成るものとすることができる。これによると、前記キャップの装着状態が適切であるときに、前記凹部と前記金属片とが合致して前記金属片が露出することにより、前記蓋体が閉じられることになる。
【0037】
また、前記キャップの回転を規制するストッパーを設け、前記キャップの装着状態が適切であるときに、前記ストッパーが作用して前記キャップの回転が規制されるようにすると、ストッパーによってキャップの回転が防止されるため、確実にキャップを装着して蓋体を閉じることができる。
【0038】
尚、前記キャップの螺合時の回転量を1回転以内とすると、キャップをフィルターケースのキャップ装着用開口部に容易に装着できる。
【0039】
そして、前記蓋体の開閉に伴い、ON/OFFされる蓋開閉検知スイッチを設けると、フィルター装置を備えた機器(例えば、ドラム式乾燥洗濯機)の誤動作が防止される。
【0040】
また、前記キャップの装着状態が適切か否かによってON/OFFされるキャップ装着検知スイッチを設けると、フィルター装置を備えた機器(例えば、ドラム式洗濯機)の誤動作が防止される。
また、本願の洗濯機は、上記構成のフィルター装置を備えた構成とすると良い。
【0041】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。説明の便宜上、従来例の図17〜図21と同一の部分については同一の符号を附している。図1は、本発明に係るフィルター装置を備えたドラム式洗濯機の外観斜視図である。図1において、1はドラム式洗濯機の本体、101は本体1の前面右下方に形成された開口部を開閉する蓋体である。
【0042】
図2は、蓋体101周辺の斜視図であり、蓋体101を開放した状態を示している。蓋体101は下端で回動可能に軸支されており、該下端を中心に上端側が開閉されるようになっている。蓋体101の背面には、傾斜して伸びる1条のリブ102と、先端が鉤状に加工されたフック103とが突設されている。
【0043】
また、図2中の破線矢印で示すように、リブ102は、水の流下方向に対して緩やかな傾斜を有するように配されている。そのため、蓋体101を開放してキャップ35を取り外す際、蓋体101の背面を伝って流下する水は妨害されることなく、速やかにトレーT(図17参照)内に回収されることになる。
【0044】
図3は、フィルター装置17の断面図である。キャップ35の蓋体101側には、カップ状に陥没する陥没部351があって、その陥没した略円形の面の中心を通って直径方向に伸びて把持部35bが突設されている。また、本体1の蓋体101のフック103に対応する部分には、フック103が挿通して係止される係止孔104が設けられている。
【0045】
以下、キャップ35を拡径部(キャップ装着用開口部)47のネジ部37に螺合し、把持部35bの中心角θ(図4参照)が略90°になったとき、突起部35c(図18参照)がストッパー34c,34d(図18参照)間に係止され、キャップ35がパッキン42を介してフィルターケース34に適切に装着されるようになっているものとして説明する。
【0046】
図4は、蓋体101周辺の正面図であり、蓋体101を閉じた状態を示している。把持部35bの中心角θが略90°の位置にあるとき、図2のFの方向に蓋体101を閉じていくと、図3及び図4の破線に示すように、リブ102と把持部35bが当接することなく、蓋体101を完全に閉じ切ることができる。同時に、フック103の先端鉤状部が係止孔104に係止されるため、蓋体101は容易に開かないようにロックされることになる。
【0047】
このとき、突起部35cとストッパー34dとの当接によってにキャップ35の時計方向の回転が阻止され、キャップ35の更なる締め付けが防止されるとともに、把持部35bとリブ102との当接によってキャップ35の反時計方向の回転が阻止され、キャップ35の緩みが防止される。
【0048】
これに対し、把持部35bの中心角θが90°以外の位置にあるときは、蓋体101を閉じても、リブ102が把持部35bに当接してしまい、蓋体101を閉じることができなくなる。従って、キャップ35の装着が不十分であることが容易に検知されるため、使用者は把持部35を回転して適切な位置にキャップ35をセットしてから蓋体101を閉じることにより、洗濯時のフィルター装置17からの漏水を未然に防止できる。
【0049】
図5は、本実施形態の他の実施例を示すフィルター装置17の断面図である。図3と同一の部材には同一の符号を附している。この実施例に特徴的な構成は、蓋体101を閉じたとき、フック103の先端によって接点107aが押圧されてONされる蓋開閉検知スイッチ107を設けたことである。
【0050】
これによると、例えば、蓋開閉検知スイッチ107がONされなければ、その旨を報知したり、洗濯機の運転を開始できないようにしたり、運転中、万一蓋体101が開いて蓋開閉検知スイッチ107がOFFになった場合、洗濯機の動作を一時的に緊急停止させるような制御が行え、安全性が向上するとともに、いっそう確実に漏水を防止できるようになる。この場合は、リブ102がなくても同様の効果が得られる。
【0051】
図6は、本実施形態の更に他の実施例を示すフィルター装置17の断面図である。図3と同一の部材には同一の符号を附している。この実施例に特徴的な点は、キャップ35の周縁部の一箇所に内接して磁性材料から成る磁気片109を配設するとともに、フィルターケース34の開拡部47の外周面の一箇所にリードスイッチ108を配設し、キャップ35の装着状態が適切である(把持部35bの中心角θ(図4参照)が略90°の位置にある)とき、前記磁気片109と前記リードスイッチ108とが対向することにより前記リードスイッチ108がONされるようにしたことである。
【0052】
これによると、例えば、リードスイッチ108がONされなければ、洗濯機の運転を開始できないような制御が行え、安全性が向上するとともに、洗濯時の漏水を確実に防止できるようになる。この場合は、リブ102がなくても同様の効果が得られる。
【0053】
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図7は本実施態に係るフィルター装置17の蓋体101周辺の部分断面図であり、図8はそのAの方向から見た矢視正面図である。図1〜図4の第1の実施形態と同一の部材には同一の符号を附している。
【0054】
本実施形態に特徴的な構成は、図7に示すように、蓋体101の背面のフック103側に凸部110を設けるとともに、図8に示すように、キャップ35の周縁部に凸部110が係合される凹部35fを設けたことである。尚、ここでは、凹部35fは、把持部35bの延長線上にあるものとし、凸部110は、キャップ35が適切な位置に装着される時に、前記凹部35fに係合する位置にあるものとする。
【0055】
この構成において、キャップ35を図8(a)のように時計方向に回転してネジ込んでいくと、ストッパー34c,34d(図18参照)によってキャップ35の回転が規制され、図8(b)のように、把持部35bの中心角θ(図4参照)が略90°になる位置でキャップ35の回転は静止される。このとき、凹部35fはキャップ35の上端に位置しているため、蓋体101を図7のFの方向に閉じると、凸部110が凹部35fに嵌合されることになる。
【0056】
これによると、蓋体101を閉じる際、リブ102と把持部35bとの当接の回避、凸部110と凹部35fとの嵌合、並びにフック103の係止孔104への係止によって、キャップ35が適切な装着状態にあるときにのみ、蓋体101を確実に閉じることができるとともに、蓋体101を閉じた後のキャップ35の緩みが防止される。従って、洗濯時の漏水を未然に防止できる。この場合は、リブ102がなくても同様の効果が得られる。
【0057】
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。図9は本実施態に係るフィルター装置17の蓋体101周辺の部分断面図であり、図10はそのBの方向から見た矢視正面図である。図1〜図4の第1の実施形態と同一の部材には同一の符号を附している。
【0058】
本実施形態に特徴的な構成は、図9及び図10に示すように、キャップ35の周縁部に上記と同様の凹部35fを設けるとともに、キャップ35の周縁部によって一部が塞がれる係止孔104を設けたことである。尚、ここでは、凹部35fは、把持部35bの延長線上にあるものとし、凸部101は、キャップ35が適切な位置に装着される時に、前記凹部35fに係合する位置にあるものとする。
【0059】
この構成において、キャップ35を図10(a)のように時計方向に回転してネジ込んでいくと、ストッパー34c,34d(図18参照)によってキャップ35の回転が規制され、図10(b)のように、把持部35bの中心角θ(図4参照)が略90°になる位置でキャップ35の回転は静止される。このとき、凹部35fはキャップ35の上端に位置しているため、凹部35fと係止孔104とが合致して係止孔104が全開に開放される。
【0060】
これによると、蓋体101を閉じる際、リブ102と把持部35bとの当接が回避されるとともに、フック103が係止孔104に係止されることによって、キャップ35が適切な装着状態にあるときにのみ、蓋体101を確実に閉じることができる。従って、洗濯時の漏水を未然に防止できる。この場合は、リブ102がなくても同様の効果が得られる。
【0061】
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について図面を参照して説明する。図11は本実施態に係るフィルター装置17の蓋体101周辺の部分断面図であり、図12はそのCの方向から見た矢視正面図である。図1〜図4の第1の実施形態と同一の部材には同一の符号を附している。
【0062】
本実施形態に特徴的な構成は、図11及び図12に示すように、キャップ35の周縁部から径方向に突出する突起部35gを設けるとともに、本体1の係止孔104の上方に回動軸106によって回動可能に取り付けられバネ111によって係止孔104の一部を塞ぐ方向に付勢された移動子105を設けたことである。尚、ここでは、突起部35gは、把持部35bの延長線上にあるものとし、係止孔104は、キャップ35が適切な位置に装着される時に、前記突起部35gによって開放される位置にあるものとする。
【0063】
この構成において、キャップ35を図12(a)のように時計方向に回転してネジ込んでいくと、ストッパー34c,34d(図18参照)によってキャップ35の回転が規制され、図12(b)のように、把持部35bの中心角θ(図4参照)が略90°になる位置でキャップ35の回転は静止される。このとき、突起部35gが移動子105を押動することにより、移動子105はバネ111の付勢に抗して反時計回りに回動して、係止孔104が全開に開放される。
【0064】
これによると、蓋体101を閉じる際、リブ102と把持部35bとの当接が回避されるとともに、フック103が係止孔104に係止されることによって、キャップ35が適切な装着状態にあるときにのみ、蓋体101を確実に閉じることができる。従って、洗濯時の漏水を未然に防止できる。この場合は、リブ102がなくても同様の効果が得られる。
【0065】
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態について図面を参照して説明する。図13は本実施態に係るフィルター装置17の蓋体101周辺の部分断面図であり、図14はそのCの方向から見た矢視正面図である。図1〜図4の第1の実施形態と同一の部材には同一の符号を附している。
【0066】
本実施形態に特徴的な構成は、図13及び図14に示すように、キャップ35の周縁部に凹部35eを設けるとともに、蓋体101の背面にフック103(図3参照)に替えて磁石体201を設け、また、本体1の磁石体201に対応する位置に係止孔104(図3参照)に替えてキャップ35の周縁部によって一部が覆い隠される金属片202を設けたことである。尚、ここでは、凹部35eは、把持部35bの延長線上にあるものとし、金属片202は、キャップ35が適切な位置に装着される時に、前記凹部35eによって露出される位置にあるものとする。
【0067】
この構成において、キャップ35を図14(a)のように時計方向に回転してネジ込んでいくと、ストッパー34c,34d(図18参照)によってキャップ35の回転が規制され、図14(b)のように、把持部35bの中心角θ(図4参照)が略90°になる位置でキャップ35の回転は静止される。このとき、凹部35eはキャップ35の上端に位置しているため、凹部35eと金属片202とが合致して金属片202が全面露出される。
【0068】
これによると、蓋体101を閉じる際、リブ102と把持部35bとの当接が回避されるとともに、磁石体201が金属片202に吸着されることによって、キャップ35が適切な装着状態にあるときにのみ、蓋体101を確実に閉じることができる。従って、洗濯時の漏水を未然に防止できる。この場合は、リブ102がなくても同様の効果が得られる。
【0069】
<第6の実施形態>
本発明の第6の実施形態について図面を参照して説明する。図15は、本実施形態に係るフィルター装置17のフィルターケース34の断面図であり、図16はフィルター体36及びキャップ35の斜視図である。
【0070】
キャップ35は、開拡部47のネジ部37に螺合されるが キャップ35のネジ込みの回数が多いと、幾度も把持部35bの中心角θ(図4参照)が略90°の位置になることになり、ネジ込み不足であるにも関わらず、キャップ35が正しく装着されたものとみなして、蓋体101を閉じてしまう恐れがある。この場合、パッキン42の圧着が不十分なため、洗濯時に漏水を起こしてしまう。
【0071】
そこで、本実施形態では、図15に示すように、フィルターケース34のネジ部37の溝を部分的に欠落させ、円周方向の長さがL1に選ばれた欠落部37aを設けるとともに、図16に示すように、キャップ35側のネジ部35nを前記L1よりも短い寸法L2で形成する。尚、対応する一対の欠落部37a及びネジ部35nは、所定の間隔で複数箇所に設けられている。
【0072】
これによると、キャップ35を拡径部47のネジ部37に螺合する際、ネジ部35nを欠落部37aに挿入して回転させることにより、キャップ35を1回転以内で適切な位置に装着できる。従って、幾度も把持部35bの中心角θが略90°の位置になることもなく、キャップ35の装着が容易、かつ、確実に行えるとともに、洗濯時の漏水を未然に防止できる。
【0073】
以上、本発明の各種実施形態につき説明したが、これまでに示してきたものは発明の構成の例示であり、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で更に種々の変更を加えて実施することができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のフィルター装置によると、キャップがフィルターケースに適切に装着されているか否かを蓋体の開閉によって容易に検知できる。従って、キャップの装着不十分による漏水を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフィルター装置を備えたドラム式洗濯機の外観斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係るフィルター装置を備えたドラム式洗濯機の蓋体周辺の斜視図であり、蓋体を開放した状態を示している。
【図3】 そのフィルター装置の断面図である。
【図4】 そのドラム式洗濯機の蓋体周辺の正面図であり、蓋体を閉じた状態を示している。
【図5】 そのフィルタ装置の他の実施例の断面図である。
【図6】 そのフィルタ装置の更に他の実施例の断面図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係るフィルター装置の蓋体周辺の部分断面図である。
【図8】 図8のA方向からの矢視図である。
【図9】 本発明の第3の実施形態に係るフィルター装置の蓋体周辺の部分断面図である。
【図10】 図9のB方向からの矢視図である。
【図11】 本発明の第4の実施形態に係るフィルター装置の蓋体周辺の部分断面図である。
【図12】 図11のC方向からの矢視図である。
【図13】 本発明の第5の実施形態に係るフィルター装置の蓋体周辺の部分断面図である。
【図14】 図13のD方向からの矢視図である。
【図15】 本発明の第6の実施形態に係るフィルター装置のフィルターケースを示す断面図である。
【図16】 そのフィルター装置のフィルター体及びキャップを示す斜視図である。
【図17】 従来のフィルター装置を有するドラム式洗濯機を示す断面図である。
【図18】 そのフィルタ装置を示す斜視図である。
【図19】 そのフィルタ装置を示す断面図である。
【図20】 そのフィルタ装置のフィルターケースを示す断面図である。
【図21】 そのフィルター装置のフィルター体及びキャップを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 外箱
3 開閉扉
4 水槽
5 ドラム
9 駆動装置
16a、16b 排水ダクト
17 フィルター装置
18 排水ポンプ
18a ポンプ室
18b インペラ
18c モータ
19 ポンプ装置
33 排水用パイプ
34 フィルターケース
35 キャップ
35b 把持部
35e,35f 凹部
36 フィルター体
38 流入口
39 流出口
42 パッキン
44 通気孔
45 圧縮バネ
47 拡径部
47a 内壁
47b 突起部
51 フィルター部
53 筒状部
54 鍔部
101 蓋体
102 リブ
103 フック
104 係止孔
105 移動子
108 リードスイッチ
109 磁気片
110 凸部
201 磁石体
202 金属片
Claims (14)
- 流体が流入する流入口と、前記流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、前記流体中の夾雑物を濾過するために、前記フィルターケースの内部に前記キャップ装着用開口部から着脱可能に配されるフィルター体とを備え、
前記キャップ装着用開口部に前記キャップを回転させて、適切な装着状態にすることで前記キャップ装着用開口部からの漏水を防止するフィルター装置において、
前記キャップ装着用開口部の前方に位置する前方開口部と、前記前方開口部を開閉する蓋体とを備え、
前記キャップの装着状態が適切でない場合には、前記キャップに当接し、前記蓋体の閉鎖を阻害する凸部またはフックを前記蓋体に設けたことを特徴とするフィルター装置。 - 前記キャップの装着状態が適切である場合には、前記蓋体が閉鎖し、前記凸部または前記フックは、前記キャップの回転を規制することを特徴とする請求項1に記載のフィルター装置。
- 流体が流入する流入口と、前記流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、
前記フィルターケースの内部に前記キャップ装着用開口部から着脱可能に配され、前記流体中の夾雑物を濾過するフィルター体とを備えたフィルター装置において、
前記キャップ装着用開口部に前記キャップが適切に装着されているか否かを検知する検知手段を設け、
前記検知手段は、前記キャップ装着用開口部に螺合して装着される前記キャップと、前記キャップの前方開口部を開閉する蓋体と、前記キャップの前記蓋体側に突設された把持部と、前記把持部と向かい合うように前記蓋体の前記キャップ側の面から突設されたリブと、から成り、
前記把持部が所定の位置にあるときにのみ、前記把持部と前記リブとが当接することなく、前記蓋体が閉じ切られるようになっていることを特徴とするフィルター装置。 - 前記蓋体を閉じたとき、前記キャップの緩みが防止される位置に前記リブを設けたことを特徴とする請求項3に記載のフィルター装置。
- 前記蓋体の開放状態で、前記蓋体を伝って流下する水の流れを妨げない方向に前記リブを設けたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のフィルター装置。
- 流体が流入する流入口と、前記流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、
前記フィルターケースの内部に前記キャップ装着用開口部から着脱可能に配され、前記流体中の夾雑物を濾過するフィルター体とを備えたフィルター装置において、
前記キャップ装着用開口部に前記キャップが適切に装着されているか否かを検知する検知手段を設け、
前記検知手段は、前記キャップ装着用開口部に螺合して装着される前記キャップと、前記キャップの前方開口部を開閉する蓋体と、前記キャップの周縁部に形成された凹部と、前記蓋体の前記キャップ側の面から突設されたフックと、前記キャップの周縁部によって少なくとも一部が塞がれるとともに、前記フックが挿通して係止される係止孔と、から成り、
前記キャップの装着状態が適切であるときに、前記凹部と前記係止孔とが合致して前記係止孔を開放することにより、前記蓋体が閉じ切られるようになっていることを特徴とするフィルター装置。 - 流体が流入する流入口と、前記流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、
前記フィルターケースの内部に前記キャップ装着用開口部から着脱可能に配され、前記流体中の夾雑物を濾過するフィルター体とを備えたフィルター装置において、
前記キャップ装着用開口部に前記キャップが適切に装着されているか否かを検知する検知手段を設け、
前記検知手段は、前記キャップ装着用開口部に螺合して装着される前記キャップと、前記キャップの前方開口部を開閉する蓋体と、前記キャップの周縁部に形成された凹部と、前記蓋体の前記キャップ側の面から突設され前記凹部と嵌合する凸部と、から成り、
前記キャップの装着状態が適切であるときに、前記凹部と前記凸部とが嵌合することにより、前記蓋体が閉じ切られるようになっていることを特徴とするフィルター装置。 - 流体が流入する流入口と、前記流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、
前記フィルターケースの内部に前記キャップ装着用開口部から着脱可能に配され、前記流体中の夾雑物を濾過するフィルター体とを備えたフィルター装置において、
前記キャップ装着用開口部に前記キャップが適切に装着されているか否かを検知する検知手段を設け、
前記検知手段は、前記キャップ装着用開口部に螺合して装着される前記キャップと、前記キャップの前方開口部を開閉する蓋体と、前記キャップの周縁部に形成された突起部と、前記蓋体の前記キャップ側の面から突設されたフックと、前記フックが挿通して係止される係止孔と、前記係止孔の近傍に回動可能に取り付けられ前記係止孔の少なくとも一部を塞ぐ方向に付勢された移動子と、から成り、
前記キャップの装着状態が適切であるときに、前記突起部が前記移動子を押動して前記係止孔を開放することにより、前記蓋体が閉じ切られるようになっていることを特徴とするフィルター装置。 - 流体が流入する流入口と、前記流体が流出する流出口と、着脱可能なキャップが装着されるキャップ装着用開口部とが形成されたフィルターケースと、
前記フィルターケースの内部に前記キャップ装着用開口部から着脱可能に配され、前記流体中の夾雑物を濾過するフィルター体とを備えたフィルター装置において、
前記キャップ装着用開口部に前記キャップが適切に装着されているか否かを検知する検知手段を設け、
前記検知手段は、前記キャップ装着用開口部に螺合して装着される前記キャップと、前記キャップの前方開口部を開閉する蓋体と、前記キャップの周縁部に形成された凹部と、前記蓋体の前記キャップ側の面に設けられた磁石体と、前記キャップの周縁部によって少なくとも一部が覆い隠されるとともに、前記磁石体に吸着される金属片と、から成り、
前記キャップの装着状態が適切であるときに、前記凹部と前記金属片とが合致して前記金属片が露出することにより、前記蓋体が閉じ切られるようになっていることを特徴とするフィルター装置。 - 前記キャップの回転を規制するストッパーを設け、前記キャップの装着状態が適切であるときに、前記ストッパーが作用して前記キャップの回転が規制されるようにしたことを特徴とする請求項3〜請求項9のいずれかに記載のフィルター装置。
- 前記キャップは、1回転以内の回転量によって前記キャップ装着用開口部に螺合して適切な位置に装着されるようにしたことを特徴とする請求項3〜請求項10のいずれかに記載のフィルター装置。
- 前記蓋体の開閉に伴い、ON/OFFされる蓋開閉検知スイッチを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載のフィルター装置。
- 前記キャップの装着状態が適切か否かによってON/OFFされるキャップ装着検知スイッチを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載のフィルター装置。
- 請求項1〜請求項13のいずれかに記載のフィルター装置を備えた洗濯機。
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