JP3686791B2 - シャワーヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内で使用するシャワーヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の浴室のシャワーヘッドは、水道水などの原水中の残留塩素を除去するのに、活性炭や亜硫酸カルシウムなどの還元作用を有する処理材を利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では、処理材層内に原水を全量通過させて残留塩素を除去することを前提としているため、処理材層による圧力損失のため充分なシャワー流量が得られなかったり、また、処理材層の目詰まりにより寿命を短くするという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、処理材層による圧力損失がなく、充分なシャワー流量が得られ、処理材層の目詰まりもなく長期間使用できるようにすべく、胴体部1と散水孔11・11’・11”を有するヘッド部2とよりなり、亜硫酸カルシウムを充填したカートリッジ容器5を胴体部1内にカートリッジ容器5外周面と胴体部1内周面との間に充分な流量の原水が流れる空隙が存在するようにして配置し、カートリッジ容器5の入水口5aから原水の一部をカートリッジ容器5内に導くと共に、残りの原水を前記空隙30に導き、しかる後、カートリッジ容器5内部の通過水と空隙30を通過した原水を混合して吐水させるシャワーヘッドであって、胴体部1下端に円環状の胴体底部16を固定し、上端に孔19・19’、上端壁に開放スリット20、中間外周に操作リング17をそれぞれ有する開閉弁12を胴体底部16に回転自在に設け、胴体部1の下端近傍に筒状で、中央付近に設けた孔10・10’を有する固定部1aを架設し、固定部1aにカートリッジ容器5の入水口5aを内嵌め固定し、固定部1a入水側に通水孔14・14’を有するゴムパッキン13を装填したとした。
【0005】
【発明の実施の態様】
本発明を添付する図面に基づいて、以下詳細に説明する。
図1に、本発明のシャワーヘッドの基本となる実施例を示す。
胴体部1と、散水孔11・11’・11”を有するヘッド部2と、底部24とよりなる。胴体部1とヘッド部2はネジ3結合で、Oリング4を嵌めて水密構造とし、胴体部1の下端には底部24を圧入する。ヘッド部2では散水板25をビス26により螺締する。
【0006】
胴体部1の内部にはカートリッジ容器5を収容し、カートリッジ容器5の外周面と胴体部1の内周面の間は充分な流量の原水が流れるように空隙30を設ける。
カートリッジ容器5には亜硫酸カルシウムを主剤とする処理材6を充填し、カートリッジ容器5の入水口5aと出水口5bには処理材6を保持するための不織布フィルター7aと不織布フィルター7bとをそれぞれ長音波溶着で固定する。
【0007】
胴体部1の下端近傍に筒状の固定部1aを架設し、この固定部1aに前記カートリッジ容器5の入水口5aを内嵌め固定し、カートリッジ容器5はヘッド部2を取り外して胴体部1から取り出したり装着したりする。なお、符号21は取付金具、22はシャワー用ホース、23はOリングである。
【0007】
図1に示すように、シャワー用ホース22から供給する原水の大部分は、カートリッジ固定部1aの外周に設けたスリット8を通り、カートリッジ容器5の外周面と胴体部1の内周面の間の空隙30に導く。一部の原水は固定部1aの中央付近に設けた孔10・10’を通って入水口5aからカートリッジ容器5内の処理材6に浸透する。浸透した水中には亜硫酸イオンが徐々に溶出し、その亜硫酸イオンは出水口5bから出て、カートリッジ容器5の外周面を流れた原水と混合する。
【0008】
カートリッジ容器5内を通過した水は、亜硫酸イオンによる還元作用を有しており、カートリッジ容器5の外周面を大量に流れた原水中の残留塩素を無害な塩素イオンに変換してヘッド部2の散水孔11・11’・11”から吐水させる。 したがって、本発明によれば、カートリッジ容器による圧力損失もほとんどなく、しかもカートリッジ容器通過水に含まれる亜硫酸イオンの還元作用を有効に利用することができる。
【0009】
図2は、カートリッジ固定部1aに開閉弁12の機構を付設した実施例を示す。
図中、概略円盤状のゴムパッキン13は固定部1aの入水側に装填され、ゴムパッキン13には固定部1aの孔10・10’と連通する通水孔14・14’を設ける。
【0010】
一方、開閉弁12は胴体部1の下端部に設け、開閉弁12外周面のOリング15と接する円環状の胴体底部16により胴体部1内の中心軸回りに回転できるように保持する。なお、胴体底部16は胴体部1に超音波溶着などで固定する。また開閉弁12は胴体底部16の下方に位置する操作リング17と一体で中心軸回りに回転できるように外嵌めする。
【0011】
開閉弁12の軸心方向に通路18を形成し、またゴムパッキン13と対向する摺動面に開閉弁12の軸回りの回転操作により通水孔14・14’と連通する孔19・19’を設けるとともに、通路18の出水側には原水を常時通水させる開放スリット20を設ける。
したがって、シャワー用ホース22から供給した原水は通路18から開放スリット20を経て絶えずカートリッジ容器5の外周面と胴体部1の内周面の空隙30に流れるとともに、操作リング17を回転させ、開閉弁12の孔19・19’とゴムパッキン13の通水孔14・14’を連通させた場合(図3の状態)に原水の一部がカートリッジ容器5内に流れる。
【0012】
このように、開閉弁12でカートリッジ容器5内に流れる原水の通水を入断することにより、残留塩素除去作用の有無を確認することができる。すなわち、浴室内の清掃時など消毒のために残留塩素が含まれていた方がよい場合には操作リング17を回して図4の状態(原水のカートリッジ容器5内への流入の遮断)にし、使い分けることによってカートリッジ容器5の寿命を延ばすことにもなり経済的である。
【0013】
本発明に用いる亜硫酸カルシウムを主剤とする処理材6は水の浸透性がある程度必要であるため粉末状よりは顆粒状が望ましい。例えば水に難溶性かつ親水性のバインダーを用いて10メッシュ〜100メッシュ程度に亜硫酸カルシウム粉末を造粒したものが適しているが、本発明の実施は何もこれに限定されるものではない。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、上述のように、胴体部1と散水孔11・11’・11”を有するヘッド部2とよりなり、亜硫酸カルシウムを充填したカートリッジ容器5を胴体部1内にカートリッジ容器5外周面と胴体部1内周面との間に充分な流量の原水が流れる空隙が存在するようにして配置し、カートリッジ容器5の入水口5aから原水の一部をカートリッジ容器5内に導くと共に、残りの原水を前記空隙30に導き、しかる後、カートリッジ容器5内部の通過水と空隙30を通過した原水を混合して吐水させるシャワーヘッドであって、胴体部1下端に円環状の胴体底部16を固定し、上端に孔19・19’、上端壁に開放スリット20、中間外周に操作リング17をそれぞれ有する開閉弁12を胴体底部16に回転自在に設け、胴体部1の下端近傍に筒状で、中央付近に設けた孔10・10’を有する固定部1aを架設し、固定部1aにカートリッジ容器5の入水口5aを内嵌め固定し、固定部1a入水側に通水孔14・14’を有するゴムパッキン13を装填したシャワーヘッドとしたので、処理材層による圧力損失がなく、充分なシャワー流量が得られ、処理材層の目詰まりもなく長期間使用できる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシャワーヘッドの一実施例を説明する縦断面図である。
【図2】 本発明の残留塩素除去作用を制御する開閉弁機構を説明する縦断面図である。
【図3】 開閉弁の作動により原水がカートリッジ容器内に流入する状態を示す底面図である。
【図4】 開閉弁の作動により原水が空隙にのみ流入する状態を示す底面図である。
【符号の説明】
1…胴体部
11・11’・11”…散水孔
2…ヘッド部
5…カートリッジ容器
30…空隙
5a…入水口
12…開閉弁
19・19’…孔
20…スリット
17…操作リング
16…胴体底部
10・10’…孔
1a…固定部
14・14’…通水孔
Claims (1)
- 胴体部1と散水孔11・11’・11”を有するヘッド部2とよりなり、亜硫酸カルシウムを充填したカートリッジ容器5を胴体部1内にカートリッジ容器5外周面と胴体部1内周面との間に充分な流量の原水が流れる空隙が存在するようにして配置し、カートリッジ容器5の入水口5aから原水の一部をカートリッジ容器5内に導くと共に、残りの原水を前記空隙30に導き、しかる後、カートリッジ容器5内部の通過水と空隙30を通過した原水を混合して吐水させるシャワーヘッドであって、胴体部1下端に円環状の胴体底部16を固定し、上端に孔19・19’、上端壁に開放スリット20、中間外周に操作リング17をそれぞれ有する開閉弁12を胴体底部16に回転自在に設け、胴体部1の下端近傍に筒状で、中央付近に設けた孔10・10’を有する固定部1aを架設し、固定部1aにカートリッジ容器5の入水口5aを内嵌め固定し、固定部1a入水側に通水孔14・14’を有するゴムパッキン13を装填したシャワーヘッド。
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