JP3686203B2 - 重荷重用ラジアルタイヤ - Google Patents

重荷重用ラジアルタイヤ Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、重荷重用ラジアルタイヤ、より詳細には建設車両を典型例とする重車両に装着され、重荷重負荷の下で荒れ地走行に供する空気入りラジアルタイヤに関し、特にタイヤの軽量化及び低コストを満たした上で、トレッド部の耐カット貫通性及び耐カットセパレーション性の双方を同時に向上させることが可能な重荷重用ラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
建設車両などの重車両に装着し、荒れ地走行乃至比較的鋭利なエッジをもつ異物が散在する路面走行に供する重荷重用ラジアルタイヤには、トレッド部のカット受傷機会が多いのは止むを得ないところであり、これに対して成るべく致命傷に至らないカット傷に止めるための手段を講じるのは当然であり、それでも往々にして廃品化を余儀なくされるカット貫通(Cut Through 、以下C/Tと略す )に至る場合が多い。
【0003】
またC/Tにまで至らずとも、ベルトの最外側コード層に達するか又は最外側コード層に近い位置まで達するカット傷を受ける機会もかなり多い。これらのカット傷を受けた状態で走行を続けると、タイヤの荷重負荷転動下でカット傷先端に大きな応力が繰り返し作用するのでこのい先端からベルトの最外側コード層表面に沿って亀裂乃至剥離が進展し、いわゆるカットセパレーション(Cut Separa-tion、以下C/Sと略す)故障に至るケースも発生し、この場合も廃品化の道を辿る。いずれにしてもこの種のタイヤは他の舗装路面を走行するタイヤに比し大幅に高価であるから、C/T又はC/Sによる使用途中の廃品化を阻止するのが重要課題である。
【0004】
そこでC/T又はC/Sに対する抵抗力を増すため、換言すれば耐C/T性及び耐C/S性を同時に高めるため、例えば特開平8−58310号公報では、踏面幅の70〜85%の最大幅をもつ3層以上又は4層以上のコード交差層を主体とするベルトを備え、このベルトにつき、3層以上の場合は最内側コード層を除く残余層のうちの一層のコード層を、4層以上の場合は最内側コード層及びこれに隣接するコード層を除く残余層のうちの一層のコード層を、いずれの場合も狭幅剛性強化層として、この層は最大幅の50〜60%の幅とすると共に、タイヤ赤道面に対するコードの傾斜角度を5〜15°とする重荷重用ラジアルタイヤの構成を開示している。
【0005】
また本出願人による特許願の特願平8−189344号に係わる明細書では、上記公報の開示内容をさらに進めて、踏面幅の70〜85%の最大幅を有し、タイヤ赤道面に対しコードを5〜40°の傾斜角度で配列した3層以上のコード交差層をベルトの主体とし、コード交差層のうちの2層を最大幅の50〜65%の幅とする狭幅層とし、この2層の狭幅層のうちの1層を最内側の第一層として残余の1層は第二層を除く第n層とし、コード交差層のコード傾斜角度につき、最も小さい順から並べて順次、第一層、第n層、第一層及び第n層を除く層とするベルト構成を有する重荷重用ラジアルタイヤについて提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した2例は、それまでのベルトを構成するコード層の層数を増すだけに止まり、その結果タイヤの製造工数及び重量の増加と、これらに伴うコスト上昇とが不可避であった手段にに対し、いずれもそれほどコード層数を増すことなく耐C/T性及び耐C/S性の同時向上に著しく有効な手段であると言える。
【0007】
しかし現在一層の厳しさを増しつつある軽量化要求及びコスト低減要望に対し、先に述べた2例でも対応し得ない場合が生じるのは時代の趨勢であり、止むを得ないとして放置することはできないのが現実である。
【0008】
従ってこの発明の請求項1に記載した発明は、先に述べた本出願人による後者の提案をさらに一歩進めて、ベルトのコード層数を増やすことなく、むしろコード層数を減少させて、なおかつ優れた耐C/T性及び耐C/S性の双方を同時に発揮することができる重荷重用ラジアルタイヤを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の請求項1に記載した発明は、トレッド部と、その両側に連なる一対のサイドウォール部及び一対のビード部とからなり、これら各部をビード部内に埋設したビードコア相互間にわたり補強するラジアル配列コードプライのカーカスと、その外周でトレッド部を強化するベルトとを備え、ベルトは3層以上のスチールコード交差層からなり、該コード交差層はトレッド部の踏面幅の70〜85%の範囲内の最大幅を有してベルトの主体を構成し、コード交差層のうち少なくともカーカスに最も近い1層は、コード交差層の最大幅の50〜65%の範囲内の幅を有すると共に踏面幅中央周線に対し5〜15°の傾斜配列コード層になる幅狭強化層である重荷重用ラジアルタイヤにおいて、
上記幅狭強化層の幅内におけるカーカスプライのコードは、タイヤ赤道面を挟んで幅狭強化層のコードと交差する向きにて上記赤道面に対し70〜85°の範囲内の傾斜配列になり、
幅狭強化層の両側縁からビードコアに至る間のカーカスプライのコードは、幅狭強化層の幅内におけるカーカスプライのコードと同じ傾斜方向にてタイヤ赤道面に対し85〜90°の範囲内の傾斜配列になり、
タイヤ赤道面に対する傾斜角度につき、サイドウォール部におけるカーカスプライのコードが、タイヤ赤道面におけるカーカスプライのコードを上回る傾斜角度を有することを特徴とする。
【0010】
ここにベルトはトレッド部に大きな剛性を付与して、タイヤの負荷転動下で接地領域のトレッド部の動きを抑制することでラジアル構造特有の特性を発揮させる役を果たさせるのが本来の機能であり、よって専らこの役を担うコード層をここではベルトの主体と呼び、その他に専らカットに対する保護層の役を果たすコード層、例えばいわゆるハイエロンゲーションコード層もベルトの範疇に含めるので、上記コード交差層をこの保護コード層と区別するためあえてベルトの主体と呼ぶものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態の一例を図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2は重荷重用ラジアルタイヤ(以下タイヤという)の左半要部を線図として模式的にあらわした断面図(上方の図)と、この断面図において踏面側からカーカスのプライコードを透視したコードの平面展開図(下方の図)とを合わせ示す説明図である。
【0012】
まず図1、2のうち上方に示す図において、タイヤは、トレッド部1と、その両側に連なる一対のサイドウォール部(図示省略)及び一対のビード部(図示省略)とからなり、これら各部はビード部内に埋設したビードコア(図示省略)相互間にわたり、この例では1プライのラジアル配列コード、この例ではスチールコード2cのゴム被覆プライからなるカーカス2により補強し、トレッド部1はカーカス2の外周に配置した3層以上(図示例は5層)のコード層になるベルト3により強化する。なおカーカス2の内面はインナーライナ4にて掩う。
【0013】
図示例のベルト3はその主体をなす4層のスチールコード交差層3Mと、その最外側に1層の保護層であるハイエロンゲーションスチールコード層PB(破線にて示す)とを有し、スチールコード層3Mはカーカス2に最も近い順から符号1B、2B、3B、4Bを付して示す。ここにコード交差層とは互いに隣接する層のコードがタイヤ赤道面Eを挟んで互いに交差することを指し、各図にてコードが右上がり配列をR、左上がり配列をLの符号を付した。
【0014】
ベルト3のスチールコード層3Mのうち第二コード層2Bが最大幅Wmax を有し、この最大幅Wmax はトレッド部1の踏面1tの幅TWの70〜85%の範囲内とする。またスチールコード層3Mのうちカーカス2に最も近い第一コード層1Bは、最大幅Wmax の50〜65%の範囲内の幅wを有するものとし、かつ踏面1t幅TW中央周線、すなわちタイヤ赤道面Eに対しコードを5〜15°の傾斜配列してなる幅狭強化層である。この幅狭強化層1Bはスチールコード層3M1B〜4Bのうち最も狭幅にするのが望ましい。
【0015】
次に、図1、2の上方及び下方に示す両図を参照して、幅狭強化層1Bの両側縁1Be間の幅w内に位置するカーカス2のプライコード2cは、タイヤ赤道面Eを挟んで幅狭強化層1Bのコードと交差する向きに傾斜させ、こららのコードはタイヤ赤道面Eに対し70〜85°の傾斜角度αにて配列する。この交差配列は図1で幅狭強化層1Bのコードが右上がり配列であるのに対しカーカス2のプライコード2cは左上がりに形成し、図2では幅狭強化層1Bのコードが左上がり配列であるのに対しカーカス2のプライコード2cは右上がりに形成する、ということである。
【0016】
そして、幅狭強化層1Bの両側縁1Beからビードコア(図示せず)に至る間のカーカス2のプライコード2cは、幅w内に位置するカーカス2のプライコード2cと同じ傾斜方向、すなわち図1は左上がり、図2では右上がりの傾斜方向の下で、タイヤ赤道面Eに対し85〜90°の範囲内の傾斜配列とする(図示例はいずれも約90°)。
【0017】
このとき、サイドウォール部(図示せず)におけるカーカス2のプライコード2cの傾斜角度はタイヤ赤道面Eにおけるプライ2cの傾斜角度αを上回ることが必要である。換言すればカーカス2のプライコード2cを幅狭強化層1Bの幅w内で他の部位より傾けるということであり、しかも幅狭強化層1Bのコードと交差させるということである。
【0018】
このカーカス2の傾斜は以下に述べるようにタイヤ成形時に形成する。
すなわち既知のラジアルタイヤの成型手順に従い、いわゆる第二成型時に膨径させたグリーンケースに張付けるベルトの未加硫部材(製品時にベルトのコード層B1〜B4、PBとなる部材)のうちコード層B1、すなわち幅狭強化層B1となる部材の長手方向(周線)に対するコード角度を21°以下とし、未加硫タイヤの幅狭強化層B1に相当する部材長さをLu、製品タイヤでの幅狭強化層B1の周長さをLとしたとき、
拡径率A={(L−Lu)/Lu}×100>5.5となるように、コード角度と、部材長さLuと、製品タイヤでの周長さLとを適宜設定すれば良い。
【0019】
上記の部材の長手方向(周線)に対するコード角度を21°以下で、かつA>5.5の条件を同時に満たした未加硫タイヤを加硫成型時に金型内で拡径すれば、未加硫タイヤ内面に作用する大きな加硫圧力の下で、特に幅狭強化層B1となる最内コード層部材は大きなせん剪変形力(幅が狭くなる向きの変形力)を生じる。そのとき、大きな圧力の下で幅狭強化層B1となるコード層部材に押圧されるカーカスプライ部材、それは未加硫ゴムに被覆されたスチールコード群の層部材もまた強制的にこのせん断変形力に追随した変形を生じ、コードはせん断変形方向に傾斜する。従って製品タイヤとなったとき幅狭強化層B1のコード傾斜方向と逆の方向にカーカス2のプライコードは傾斜する。
【0020】
コード角度が21°を超えるとA>5.5の関係を満たしてもせん断変形力はそれほど大きくはなく、よって幅狭強化層B1の両側縁から外れたカーカス2のプライコード2cの角度変化量は小さく抑えることができる。上述のプライコード2cの角度変化は溝深さが深い、すなわち拡径変化率が大きい建設車両用タイヤの場合に有利である。
【0021】
さて、まず耐C/T性向上には、突起状異物に乗り上げたとき、この異物を包み込む能力、いわゆるエンベローピングパワ(EP)性を向上させること(端的に言えば柔らかくすること)、又はベルトを切断し難くすること(端的に言えば強くすること)が必要である。この両者を同時に達成する有効手段をすでに本出願人は先に述べた特願平8−189344号に係わる明細書にて提案している。
【0022】
上記提案をさらに一層高度化して効果をより優位に実現するため、カーカス2のプライコードにもEP性及び耐切断性双方の向上に寄与させるのがこの発明の請求項1に記載した発明であり、この点でこれまでのベルト構造や踏面形状の最適化によるEP性及び耐切断性の向上手段とは基本的に技術的思想を異にするものである。
【0023】
すなわち幅狭強化層B1の幅w内に存在するカーカス2のプライコードをタイヤ子午線を含む平面(タイヤ赤道面Eと直交する平面)に対し僅か傾斜させることで、転動するタイヤトレッド部1が異物に乗り上げたとき、トレッド部1におけるカーカス2のプライコードには張力が作用するが、幅w内のプライコードは幅方向に延びる余裕をもたせることができ、その結果EP性を顕著に向上させることができる。それまでの子午線を含む平面にカーカスを配置しているプライコードではこの作用はなく、むしろEP性を劣化させるように働いていた。
【0024】
その一方で、幅狭強化層B1の幅w内に存在するカーカス2のプライコードはカーカスとしての役とベルトのコード層として役の二役を兼ねることになるのでその分、ベルト3のコード層数を減じることができる。逆に言えばベルト3のコード層を1層以上増した効果を得ることができる。
【0025】
次に、耐C/S性向上には、トレッド部1の中央部分の円周に沿う(周方向)曲げ剛性向上が必要であるが、上記のように少なくとも幅狭強化層B1部分におけるカーカス2のプライコードはベルトのコード層としても働くので、ベルトコード層追加なしにトレッド部1の中央部分で円周に沿う曲げ剛性向上に寄与することができ、その結果耐C/S性の一層の向上に大きく寄与することができる。
【0026】
ここに、幅狭強化層B1部分におけるカーカス2のプライコードのタイヤ赤道面Eに対する傾斜角度が85°を超えると、比較的周方向に近い傾斜角度でコードを配列した幅狭強化層B1との連携により上記効果が得られているのに逆行して十分な耐C/T性及び耐C/S性の同時向上の効果を発揮できなくなる一方、70°未満では幅狭強化層B1の両側縁B1e近傍部とカーカス2のプライとの間の層間せん断歪が大きくなり過ぎてセパレーション故障が発生するうれいが生じるため、いずれも不可である。
【0027】
また幅狭強化層B1の幅wをベルト3の最大幅Wmax の50〜65%としたのは、この幅の割合が最も効果を発揮するのは勿論のこと、50%未満ではカーカス2のプライコードの傾斜範囲が狭くなり過ぎて上記効果が十分でなくなる一方、65%を超えると幅狭強化層B1の幅wが広くなり過ぎてEP性が悪化すると共に幅狭強化層B1の両側縁B1e近傍の歪が増大しセパレーションが発生するなどの不具合が生じるためである。
【0028】
【実施例】
建設車両用1種タイヤで、サイズが14.00R25 ☆☆(ツウスター)であり、構成が図1に従う実施例1のタイヤと、図2に従う実施例2のタイヤと、図1、2同様にあらわした図3に示す構成に従う他は実施例1、2に合せた従来例のタイヤとを準備した。カーカス2は1プライのラジアル配列スチールコードのゴム被覆になる。踏面幅TWは330mmとした。なおタイヤ成形時の拡径率Aは5.8%とした。
【0029】
図1〜図3にて、ベルト3のスチールコード交差層3MのB1〜B4のコード配列方向R、Lとタイヤ赤道面Eに対する傾斜角度(°)とを併記して示し、その右隣りに各層の幅を示した。ハイエロンゲーションスチールコード層PBはいずれも幅が330mmであり、傾斜方向及び角度はL68°である。幅狭強化層B1の幅w内のカーカス2のプライコードの傾斜方向及び角度αも図示の通りである(解剖により実測した値)。
【0030】
実施例1、2及び従来例の各タイヤを供試タイヤとして、JATMA YEAR BOOK(1996年)が定める適用リム10.00(リム幅)に組付け、これに上記YEAR BOOKが定める最大負荷能力5600kgに対応する空気圧7.00kgf/cm2 を充てんし、
(1)耐C/T性は図4に斜視図として諸元を示す金属カッタにトレッド部1の中央部を押し当てて貫通させ、貫通に要したエネルギを算出し、その大小を比較評価し、
(2)耐C/S性はトレッド部1の中央部に予めベルト3まで達するカット傷を入れたタイヤを最大負荷能力5600kgに相当する荷重の下でドラムに押し当て、速度10.0km/hで走行させ、所定時間走行後にカット傷からのセパレーション長さを測定し、その長短を比較評価した。比較評価結果はいずれも従来例タイヤを100とする指数にてあらわし、値は大なるほど良いとした。評価結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
Figure 0003686203
【0032】
表1から、実施例1、2共に従来例と対比してベルト3のコード層数を増すことなく耐C/T性及び耐C/S性共に大幅に向上し、特に耐C/S性は著しく向上していることがわかる。なお実際の荒れ地現場で3者のタイヤを20ton ダンプに装着して使用したところ、表1に示す結果と同様な成績を得ることができた。
【0033】
【発明の効果】
この発明の請求項1に記載した発明によれば、少なくともベルトのコード層数を増やすことなく、耐C/T性及び耐C/S性の双方を同時に大幅に向上させることができる長寿命な重荷重用ラジアルタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例タイヤの要部左半断面図である。
【図2】この発明の他の実施形態例のタイヤの要部左半断面図である。
【図3】従来例のタイヤの要部左半断面図である。
【図4】耐カット貫通性テスト用カッタの斜視図である。
【符号の説明】
1 トレッド部
1t 踏面
2 カーカス
2c カーカスにプライコード
3 ベルト
3M ベルトの主体コード交差層
4 インナーライナ
1B 幅狭強化層
1Be 幅狭強化層両側縁
E タイヤ赤道面
TW 踏面幅
Wmax ベルト最大幅
w 幅狭強化層幅

Claims (1)

  1. トレッド部と、その両側に連なる一対のサイドウォール部及び一対のビード部とからなり、これら各部をビード部内に埋設したビードコア相互間にわたり補強するラジアル配列コードプライのカーカスと、その外周でトレッド部を強化するベルトとを備え、ベルトは3層以上のスチールコード交差層からなり、該コード交差層はトレッド部の踏面幅の70〜85%の範囲内の最大幅を有してベルトの主体を構成し、コード交差層のうち少なくともカーカスに最も近い1層は、コード交差層の最大幅の50〜65%の範囲内の幅を有すると共に踏面幅中央周線に対し5〜15°の傾斜配列コード層になる幅狭強化層である重荷重用ラジアルタイヤにおいて、
    上記幅狭強化層の幅内におけるカーカスプライのコードは、タイヤ赤道面を挟んで幅狭強化層のコードと交差する向きにて上記赤道面に対し70〜85°の範囲内の傾斜配列になり、
    幅狭強化層の両側縁からビードコアに至る間のカーカスプライのコードは、幅狭強化層の幅内におけるカーカスプライのコードと同じ傾斜方向にてタイヤ赤道面に対し85〜90°の範囲内の傾斜配列になり、
    タイヤ赤道面に対する傾斜角度につき、サイドウォール部におけるカーカスプライのコードが、タイヤ赤道面におけるカーカスプライのコードを上回る傾斜角度を有することを特徴とする重荷重用ラジアルタイヤ。
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