JP3686039B2 - 半導体集積回路装置およびその使用方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその使用方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SRAM・ROM・DRAMなどメモリーやデータパスなど機能マクロを搭載した半導体集積回路装置およびその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、集積回路に搭載された機能マクロのクロック信号に対する入力信号のセットアップ・ホールドタイミング値を検査・測定するには、機能マクロが正常に動作する、クロック信号のパルスタイミングと、入力信号の変化タイミングを、信号印加している外部の入力信号端子と外部のクロック信号端子で観測し、そのタイミングの時間差で測定している。
【0003】
は従来の半導体集積回路装置の構成例である。図において、101は機能マクロ、102は機能マクロのクロック端子、103は機能マクロの入力端子、104は機能マクロに接続される集積回路装置の外部クロック端子、105は機能マクロに接続される集積回路装置の外部入力端子、106は機能マクロ101の出力端子に接続される集積回路装置の外部出力端子である。
【0004】
さらに図を用いて、従来の半導体集積回路装置における機能マクロの入力信号のセットアップ・ホールドタイミング値の測定について説明する。図は従来の半導体集積回路装置での測定タイミングチャートである。
【0005】
例えば、外部クロック端子104に印加しているクロックパルスタイミングを固定し、機能マクロ101が正常に動作する状態を外部出力端子106から正常な出力信号が出力されることを観測しながら、外部入力端子105に印加する入力信号S105の変化タイミングを徐々にずらしていく。外部出力端子106からの出力信号S106が正常出力から異常出力へ切り替わる限界の外部入力端子105の印加信号S105の切り替わりタイミングを観測し、外部クロック信号S104のパルスタイミングとの時間差を測定し、その時間差を入力セットアップ・ホールドタイミング値として算出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、あくまで外部端子104,105でのタイミング差を測定し、機能マクロ101のクロック端子102および入力端子103の地点でのクロックパルスタイミングと入力信号切り替わりタイミング差の測定は出来なかった。外部入力端子104および外部クロック端子105から機能マクロ101の入力端子102およびクロック端子103までの間には、半導体集積回路装置に付属する外部パッドや配線負荷・バッファー回路など信号の遅延に起因する回路が存在し、外部端子104,105から機能マクロの端子102,103までのクロック信号の伝播遅延時間と入力信号の伝播遅延時間の間には差も生じており、このため機能マクロ自身の真の入力セットアップ・ホールドタイミング値の精度高い評価・測定は困難である、という課題があった。
【0007】
本発明は、そのような半導体集積回路装置に内蔵された機能マクロ自身の入力信号のクロック信号に対する入力セットアップ・ホールドタイミング値を精度高く評価・測定を可能とする、半導体集積回路装置およびその使用方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の半導体集積回路装置は、外部クロック信号端子および外部入力信号端子を備え、外部クロック信号端子に接続されたクロック端子および外部入力信号端子に接続された入力端子を有する機能マクロを内蔵した半導体集積回路装置であって、機能マクロのクロック端子および入力端子を入力に接続し、外部から入力されるセレクタ信号によりクロック端子および入力端子のいずれかの信号を選択して出力するセレクタ回路と、セレクタ回路の出力をデータ入力するフリップフロップ回路と、フリップフロップ回路の出力端子に接続された検査用出力端子と、フリップフロップ回路のクロック入力端子に接続され、外部より検査用クロック信号を入力する検査用クロック端子とを設けたことを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項2記載の半導体集積回路装置の使用方法は、請求項1記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、外部よりセレクタ回路に機能マクロのクロック端子の信号を選択させるセレクタ信号を与えるとともに、検査用クロック端子からフリップフロップ回路に検査用クロック信号を与えて検査用出力端子から出力されるフリップフロップ回路の出力を観測し、検査用クロック信号の位相をずらしながらフリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項3記載の半導体集積回路装置の使用方法は、請求項1記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、外部よりセレクタ回路に機能マクロの入力端子の信号を選択させるセレクタ信号を与えるとともに、検査用クロック端子からフリップフロップ回路に検査用クロック信号を与えて検査用出力端子から出力されるフリップフロップ回路の出力を観測し、検査用クロック信号の位相をずらしながらフリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする。
【0011】
上記の請求項1記載の半導体集積回路装置によれば、機能マクロのクロック端子および入力端子のいずれかの信号を選択して出力するセレクタ回路と、セレクタ回路の出力をデータ入力するFF(フリップフロップ)回路とを設けてあり、機能マクロが正常に動作する状態にして外部クロック信号と外部入力信号のタイミングを固定し、請求項2記載のように、セレクタ回路で機能マクロのクロック端子の信号を選択してFF回路へ入力させるとともに、FF回路に検査用クロック信号を位相をずらしながら与えてFF回路の出力が変移するタイミングを検出し、その時点での検査用クロック信号のクロックパルスタイミング(Tb)を観測し、請求項3記載のように、セレクタ回路で機能マクロの入力端子の信号を選択してFF回路へ入力させるとともに、FF回路に検査用クロック信号を位相をずらしながら与えてFF回路の出力が変移するタイミングを検出し、その時点での検査用クロック信号のクロックパルスタイミング(Ta)を観測し、タイミングTaとTbの時間差を算出することで機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値が求まる。このように、FF回路により機能マクロのクロックおよび入力タイミングを直接観測して、外部クロック信号端子および外部入力信号端子からの伝播遅延時間差の影響を受けずに入力セットアップ・ホールドタイミング値を精度高く測定することができる。
【0012】
本発明の請求項4記載の半導体集積回路装置は、外部クロック信号端子および外部入力信号端子を備え、外部クロック信号端子に接続されたクロック端子および外部入力信号端子に接続された入力端子を有する機能マクロを内蔵した半導体集積回路装置であって、機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のフリップフロップ回路と、第1のフリップフロップ回路の出力端子に接続された第1の検査用出力端子と、機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のフリップフロップ回路と、第2のフリップフロップ回路の出力端子に接続された第2の検査用出力端子と、第1および第2のフリップフロップ回路のクロック入力端子に接続され、外部より検査用クロック信号を入力する検査用クロック端子とを設けたことを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項5記載の半導体集積回路装置の使用方法は、請求項4記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のフリップフロップ回路に検査用クロック端子から検査用クロック信号を与えて第1の検査用出力端子から出力される第1のフリップフロップ回路の出力を観測し、検査用クロック信号の位相をずらしながら第1のフリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項6記載の半導体集積回路装置の使用方法は、請求項4記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のフリップフロップ回路に検査用クロック端子から検査用クロック信号を与えて第2の検査用出力端子から出力される第2のフリップフロップ回路の出力を観測し、検査用クロック信号の位相をずらしながら第2のフリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする。
【0015】
上記の請求項4記載の半導体集積回路装置によれば、機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のFF回路と、機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のFF回路とを設けてあり、機能マクロが正常に動作する状態にして外部クロック信号と外部入力信号のタイミングを固定し、請求項5記載のように、機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のFF回路に検査用クロック信号を位相をずらしながら与えて第1のFF回路の出力が変移するタイミングを検出し、その時点での検査用クロック信号のクロックパルスタイミング(Tb)を観測し、請求項6記載のように、機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のFF回路に検査用クロック信号を位相をずらしながら与えて第2のFF回路の出力が変移するタイミングを検出し、その時点での検査用クロック信号のクロックパルスタイミング(Ta)を観測し、タイミングTaとTbの時間差を算出することで機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値が求まる。このように、第1および第2のFF回路により機能マクロのクロックおよび入力タイミングを直接観測して、外部クロック信号端子および外部入力信号端子からの伝播遅延時間差の影響を受けずに入力セットアップ・ホールドタイミング値を精度高く測定することができる。
【0016】
本発明の請求項7記載の半導体集積回路装置の使用方法は、外部クロック信号端子および外部入力信号端子を備え、外部クロック信号端子に接続されたクロック端子および外部入力信号端子に接続された入力端子を有する機能マクロを内蔵した半導体集積回路装置であって、機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のフリップフロップ回路と、第1のフリップフロップ回路の出力端子に接続された第1の検査用出力端子と、機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のフリップフロップ回路と、第2のフリップフロップ回路の出力端子に接続された第2の検査用出力端子と、第1のフリップフロップ回路のクロック入力端子に接続され、外部より第1の検査用クロック信号を入力する第1の検査用クロック端子と、第2のフリップフロップ回路のクロック入力端子に接続され、外部より第2の検査用クロック信号を入力する第2の検査用クロック端子とを設けたことを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項8記載の半導体集積回路装置の使用方法は、請求項7記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のフリップフロップ回路に第1の検査用クロック端子から第1の検査用クロック信号を与えて第1の検査用出力端子から出力される第1のフリップフロップ回路の出力を観測し、第1の検査用クロック信号の位相をずらしながら第1のフリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項9記載の半導体集積回路装置の使用方法は、請求項7記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のフリップフロップ回路に第2の検査用クロック端子から第2の検査用クロック信号を与えて第2の検査用出力端子から出力される第2のフリップフロップ回路の出力を観測し、第2の検査用クロック信号の位相をずらしながら第2のフリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする。
【0019】
上記の請求項7記載の半導体集積回路装置によれば、第1の検査用クロック信号が供給され機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のFF回路と、第2の検査用クロック信号が供給され機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のFF回路とを設けてあり、機能マクロが正常に動作する状態にして外部クロック信号と外部入力信号のタイミングを固定し、請求項8記載のように、機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のFF回路に第1の検査用クロック信号を位相をずらしながら与えて第1のFF回路の出力が変移するタイミングを検出し、その時点での第1の検査用クロック信号のクロックパルスタイミング(Tb)を観測し、請求項9記載のように、機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のFF回路に第2の検査用クロック信号を位相をずらしながら与えて第2のFF回路の出力が変移するタイミングを検出し、その時点での第2の検査用クロック信号のクロックパルスタイミング(Ta)を観測し、タイミングTaとTbの時間差を算出することで機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値が求まる。このように、第1および第2のFF回路により機能マクロのクロックおよび入力タイミングを直接観測して、外部クロック信号端子および外部入力信号端子からの伝播遅延時間差の影響を受けずに入力セットアップ・ホールドタイミング値を精度高く測定することができる。また、第1および第2のFF回路へ供給する検査用クロック信号を第1と第2の検査用クロック信号に独立させて与えるため、第1のFF回路によるタイミング(Tb)の観測・検出と第2のFF回路によるタイミング(Ta)の観測・検出とを同時に行うことができ、時間短縮を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路装置の構成図である。図1において、1は機能マクロ、2は機能マクロのクロック端子、3は機能マクロの入力端子、4は本集積回路装置の外部クロック端子、5は本集積回路装置の外部入力端子、6は機能マクロ1の出力端子(OUT)に接続された本集積回路装置の外部出力端子、11は機能マクロのクロック信号とその他の入力信号を選択するセレクタ回路、12はFF(フリップフロップ)回路、13は外部測定用クロック端子、14はセレクタ制御端子、15はFF測定出力端子である。セレクタ回路11およびFF回路12は、機能マクロ1のクロック端子2,入力端子3の近傍に設置される。
【0024】
さらに図2および図3を参照して、本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路装置に内蔵された機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値の測定方法について説明する。図2は入力信号のタイミング測定時のもので、(a)はその構成における各信号を示す図であり、(b)は各信号のタイミングチャートである。また、図3はクロック信号のタイミング測定時のもので、(a)はその構成における各信号を示す図であり、(b)は各信号のタイミングチャートである。
【0025】
通常、機能マクロ1の入力信号S3を、クロック信号S2に対し入力セットアップ・ホールドタイムのタイミング制約値を満足して印加することにより、機能マクロ1は正常な動作を行い、出力端子(OUT)より正常出力を得る。一方、入力セットアップ・ホールドタイムのタイミング制約値に違反して入力信号S3を印加した場合は、機能マクロ1は正常動作ができず、出力端子(OUT)から正常出力信号は得られず、異常動作の状態となる。
【0026】
まず、クロック信号S2に対して、入力信号S3が入力セットアップ・ホールドタイム等のタイミング制約を十分満足するように外部入力信号S5を印加して機能マクロ1を正常動作させた後、外部出力端子6の出力信号を監視しながら、徐々に外部入力信号S5の位相をずらし、機能マクロ1がタイミング制約値違反による異常動作に遷移する寸前まで外部入力信号S5の位相を変化させ、その状態で外部入力信号S5の位相を保持する。その状態は、入力信号S3が入力セットアップ・ホールドタイムのタイミング制約値そのものを保ち機能マクロ1を動作させている状態である。
【0027】
次に図2に示すように、セレクタ信号S14を制御してセレクタ回路11で機能マクロの入力信号S3を選択し、FF回路12へ入力する。測定用クロック信号S13のラッチパルスの位相を少しずつずらしながら、FF測定出力S15が入力信号S3の変化により変移するタイミングを見つけ、その時点での測定用クロック信号S13のクロックパルスタイミングTaを観測する。
【0028】
次に図3に示すように、セレクタ信号S14を制御してセレクタ回路12で機能マクロのクロック信号S2を選択しFF回路12へクロック入力する。同様に測定用クロック信号S13のラッチパルス位相を少しずつずらしながら、FF測定出力S15がクロック信号S2のパルスにより変移するタイミングを見つけ、その時点での測定用クロック信号S13のクロックパルスタイミングTbを観測する。その結果TaとTbの時間差が機能マクロ1の入力セットアップ・ホールド時間となり、これを算出することにより、精度高い、機能マクロ1の入力セットアップ・ホールド値を算出することが出来る。なお、TaとTbの観測の順序は逆になってもよい。
【0029】
(第2の実施の形態)
図4は本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路装置の構成図である。図4において、1は機能マクロ、2は機能マクロのクロック端子、3は機能マクロの入力端子、4は本集積回路装置の外部クロック端子、5は本集積回路装置の外部入力端子、6は機能マクロ1の出力端子(OUT)に接続された本集積回路装置の外部出力端子、21は機能マクロのクロック端子2に接続されたFF回路、22は機能マクロの入力端子3に接続されたFF回路、23は外部測定用クロック端子、24はFF測定出力端子、25はFF測定出力端子である。FF回路21は、機能マクロ1のクロック端子2の近傍に設置され、FF回路22は、機能マクロ1の入力端子3の近傍に設置される。
【0030】
さらに図5および図6を参照して、本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路装置に内蔵された機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値の測定方法について説明する。図5は入力信号のタイミング測定時のもので、(a)はその構成における各信号を示す図であり、(b)は各信号のタイミングチャートである。また、図6はクロック信号のタイミング測定時のもので、(a)はその構成における各信号を示す図であり、(b)は各信号のタイミングチャートである。
【0031】
第1の実施の形態と同様に、機能マクロ1のクロック信号S2に対して、入力信号S3が入力セットアップ・ホールドタイム等のタイミング制約を十分満足するように外部入力信号S5を印加して機能マクロ1を正常動作させた後、外部出力端子6の出力信号を監視しながら、徐々に外部入力信号S5の位相をずらし、機能マクロ1がタイミング制約値違反による異常動作に遷移する寸前まで外部入力信号S5の位相を変化させ、その状態で外部入力信号S5の位相を保持する。その状態は、入力信号S3が入力セットアップ・ホールドタイムのタイミング制約値そのものを保ち機能マクロ1を動作させている状態である。
【0032】
次に図5に示すように、入力信号のタイミング測定は、機能マクロの入力信号S3に接続されたFF回路22を用い、測定用クロック信号23のラッチパルスの位相を少しずつずらしながら、FF測定出力S25が入力信号S3の変化により変移するタイミングを見つけ、その時点での測定用クロック信号S23のクロックパルスタイミングTaを観測する。
【0033】
次に図6に示すように、クロック信号のタイミング測定では、機能マクロの入力クロックS2に接続されたFF回路21を用いて同様に、測定用クロック信号23のラッチパルスの位相を少しずつずらしながら、FF測定出力S24がクロック信号S23のパルスにより変移するタイミングを見つけ、その時点での測定用クロック信号23のクロックパルスタイミングTbを観測する。その結果このTaとTbの時間差が機能マクロ1の入力セットアップ・ホールド値となり、このような、直接評価手法で機能マクロ1の入力セットアップ・ホールド値を精度高く算出することが出来る。なお、TaとTbの観測の順序は逆になってもよい。
【0034】
(第3の実施の形態)
図7は本発明の第3の実施の形態の半導体集積回路装置の構成図である。図7において、1は機能マクロ、2は機能マクロのクロック端子、3は機能マクロの入力端子、4は本集積回路装置の外部クロック端子、5は本集積回路装置の外部入力端子、6は機能マクロ1の出力端子(OUT)に接続された本集積回路装置の外部出力端子、31は機能マクロのクロック端子2に接続されたFF回路、32は機能マクロの入力端子3に接続されたFF回路、33はクロック信号を観測するFF回路31の測定用クロック端子、34は入力信号を観測するFF回路32の測定用クロック端子、35はFF回路31のFF測定出力端子、36はFF回路32のFF測定出力端子である。FF回路31は、機能マクロ1のクロック端子2の近傍に設置され、FF回路32は、機能マクロ1の入力端子3の近傍に設置される。
【0035】
本発明の第3の実施の形態の半導体集積回路装置に内蔵された機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値の測定方法について説明する。
【0036】
まず、第1,第2の実施の形態と同様に、機能マクロ1のクロック信号S2に対して、入力信号S3が入力セットアップ・ホールドタイム等のタイミング制約を十分満足するように外部入力信号S5を印加して機能マクロ1を正常動作させた後、外部出力端子6の出力信号を監視しながら、徐々に外部入力信号S5の位相をずらし、機能マクロ1がタイミング制約値違反による異常動作に遷移する寸前まで外部入力信号S5の位相を変化させ、その状態で外部入力信号S5の位相を保持する。その状態は、入力信号S3が入力セットアップ・ホールドタイムのタイミング制約値そのものを保ち機能マクロ1を動作させている状態である。この状態で機能マクロの入力信号S3に接続されたFF回路32を用い、測定用クロック信号S34のラッチパルスの位相を少しずつずらしながら、FF測定出力端子36からの出力S36が入力信号S3の変化により変移するタイミングを見つけ、その時点での測定用クロック信号S34のクロックパルスタイミングTa(図5参照)を観測する。同時に、FF回路31で機能マクロのクロック入力S2のクロックタイミングを同様に測定用クロック信号S33のラッチパルス位相をずらしながら、FF測定出力端子35からの出力S35がクロック信号S2のパルスにより変移するタイミングを見つけ、その時点での測定用クロック信号S33のクロックパルスタイミングTb(図6参照)を観測する。その結果TaとTbの時間差を算出することにより、機能マクロ1の入力セットアップ・ホールドを短期間に精度高く算出することが出来る。
【0039】
第1,第2,第3の実施の形態と同様に、機能マクロ1のクロック信号S2に対して、入力信号S3が入力セットアップ・ホールドタイム等のタイミング制約を十分満足するように外部入力信号S5を印加して機能マクロ1を正常動作させた後、外部出力端子6の出力信号を監視しながら、徐々に外部入力信号S5の位相をずらし、機能マクロ1がタイミング制約値違反による異常動作に遷移する寸前まで外部入力信号S5の位相を変化させ、その状態で外部入力信号S5の位相を保持する。その状態は、入力信号S3が入力セットアップ・ホールドタイムのタイミング制約値そのものを保ち機能マクロ1を動作させている状態である。そのタイミングでの外部クロックS4の位相をTbとする。そのタイミングで機能マクロの入力信号S3に接続されたFF回路41を用い、外部クロック信号S4のラッチパルス位相をずらしながら、FF測定出力S42が入力信号S3の変化により変移するタイミングを見つけ、その時点での外部クロック信号S4のクロックパルスタイミングTaを観測する。その結果TaとTbの時間差を算出することにより、機能マクロ1の入力セットアップ・ホールドを短期間に精度高く算出することが出来る。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、半導体集積回路装置に内蔵された機能マクロ、例えばSRAM・DRAM・ROMなどのメモリーコアやデータパスなど機能マクロのクロック端子ノードおよび入力端子ノードのタイミングを直接測定することが可能になり、その機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値を、精度良く測定することが出来、機能マクロの検査・評価を容易に行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の半導体集積回路装置の構成図
【図2】 本発明の第1の実施の形態における機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値の測定における入力信号のタイミング測定時の構成図およびタイミングチャート
【図3】 本発明の第1の実施の形態における機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値の測定におけるクロック信号のタイミング測定時の構成図およびタイミングチャート
【図4】 本発明の第2の実施の形態の半導体集積回路装置の構成図
【図5】 本発明の第2の実施の形態における機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値の測定における入力信号のタイミング測定時の構成図およびタイミングチャート
【図6】 本発明の第2の実施の形態における機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値の測定におけるクロック信号のタイミング測定時の構成図およびタイミングチャート
【図7】 本発明の第3の実施の形態の半導体集積回路装置の構成図
【図8】 従来の半導体集積回路装置の構成図
【図9】 従来の半導体集積回路装置における機能マクロの入力セットアップ・ホールドタイミング値の測定時のタイミングチャート
【符号の説明】
1 機能マクロ
2 機能マクロのクロック端子
3 機能マクロの入力端子
4 外部クロック端子
5 外部入力端子
6 外部出力端子
11 セレクタ回路
12 FF回路
13 測定用クロック端子
14 セレクタ制御端子
15 FF測定出力端子
21 FF回路
22 FF回路
23 測定用クロック端子
24 FF測定出力端子
25 FF測定出力端子
31 FF回路
32 FF回路
33 測定用クロック端子
34 測定用クロック端子
35 FF測定出力端子
36 FF測定出力端

Claims (9)

  1. 外部クロック信号端子および外部入力信号端子を備え、前記外部クロック信号端子に接続されたクロック端子および前記外部入力信号端子に接続された入力端子を有する機能マクロを内蔵した半導体集積回路装置であって、
    前記機能マクロのクロック端子および入力端子を入力に接続し、外部から入力されるセレクタ信号により前記クロック端子および入力端子のいずれかの信号を選択して出力するセレクタ回路と、
    前記セレクタ回路の出力をデータ入力するフリップフロップ回路と、
    前記フリップフロップ回路の出力端子に接続された検査用出力端子と、
    前記フリップフロップ回路のクロック入力端子に接続され、外部より検査用クロック信号を入力する検査用クロック端子とを設けたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、
    外部よりセレクタ回路に機能マクロのクロック端子の信号を選択させるセレクタ信号を与えるとともに、検査用クロック端子からフリップフロップ回路に検査用クロック信号を与えて前記検査用出力端子から出力される前記フリップフロップ回路の出力を観測し、前記検査用クロック信号の位相をずらしながら前記フリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする半導体集積回路装置の使用方法。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、
    外部よりセレクタ回路に機能マクロの入力端子の信号を選択させるセレクタ信号を与えるとともに、検査用クロック端子からフリップフロップ回路に検査用クロック信号を与えて前記検査用出力端子から出力される前記フリップフロップ回路の出力を観測し、前記検査用クロック信号の位相をずらしながら前記フリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする半導体集積回路装置の使用方法。
  4. 外部クロック信号端子および外部入力信号端子を備え、前記外部クロック信号端子に接続されたクロック端子および前記外部入力信号端子に接続された入力端子を有する機能マクロを内蔵した半導体集積回路装置であって、
    前記機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のフリップフロップ回路と、
    前記第1のフリップフロップ回路の出力端子に接続された第1の検査用出力端子と、
    前記機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のフリップフロップ回路と、
    前記第2のフリップフロップ回路の出力端子に接続された第2の検査用出力端子と、
    前記第1および第2のフリップフロップ回路のクロック入力端子に接続され、外部より検査用クロック信号を入力する検査用クロック端子とを設けたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項4記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、
    機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のフリップフロップ回路に検査用クロック端子から検査用クロック信号を与えて前記第1の検査用出力端子から出力される前記第1のフリップフロップ回路の出力を観測し、前記検査用クロック信号の位相をずらしながら前記第1のフリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする半導体集積回路装置の使用方法。
  6. 請求項4記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、
    機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のフリップフロップ回路に検査用クロック端子から検査用クロック信号を与えて前記第2の検査用出力端子から出力される前記第2のフリップフロップ回路の出力を観測し、前記検査用クロック信号の位相をずらしながら前記第2のフリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする半導体集積回路装置の使用方法。
  7. 外部クロック信号端子および外部入力信号端子を備え、前記外部クロック信号端子に接続されたクロック端子および前記外部入力信号端子に接続された入力端子を有する機能マクロを内蔵した半導体集積回路装置であって、
    前記機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のフリップフロップ回路と、
    前記第1のフリップフロップ回路の出力端子に接続された第1の検査用出力端子と、
    前記機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のフリップフロップ回路と、
    前記第2のフリップフロップ回路の出力端子に接続された第2の検査用出力端子と、
    前記第1のフリップフロップ回路のクロック入力端子に接続され、外部より第1の検査用クロック信号を入力する第1の検査用クロック端子と、
    前記第2のフリップフロップ回路のクロック入力端子に接続され、外部より第2の検査用クロック信号を入力する第2の検査用クロック端子とを設けたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 請求項7記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、
    機能マクロのクロック端子の信号をデータ入力する第1のフリップフロップ回路に第1の検査用クロック端子から第1の検査用クロック信号を与えて前記第1の検査用出力端子から出力される前記第1のフリップフロップ回路の出力を観測し、前記第1の検査用クロック信号の位相をずらしながら前記第1のフリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする半導体集積回路装置の使用方法。
  9. 請求項7記載の半導体集積回路装置の使用方法であって、
    機能マクロの入力端子の信号をデータ入力する第2のフリップフロップ回路に第2の検査用クロック端子から第2の検査用クロック信号を与えて前記第2の検査用出力端子から出力される前記第2のフリップフロップ回路の出力を観測し、前記第2の検査用クロック信号の位相をずらしながら前記第2のフリップフロップ回路の出力が変移するタイミングを検出することを特徴とする半導体集積回路装置の使用方法。
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