JP3685941B2 - 飲料抽出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料を抽出する飲料抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば緑茶および紅茶などの茶葉などの飲料原料を漉し器に供給して湯を注いだり、飲料原料と湯とを混合した混合液を漉し器に供給し、この漉し器で抽出液を漉し、飲料を抽出するようにした飲料抽出装置がある。
【0003】
このような飲料抽出装置では、例えば、実公平1−35692号公報に記載されているように、飲料原料を原料容器に収納するとともにこの原料容器から定量ずつ繰り出す原料供給部、飲料原料と湯とを攪拌混合する攪拌容器、この攪拌容器から排出される混合液を受け入れて飲料原料を受け止めながら抽出液を漉す凹弧状の漉し網を有する漉し器、この漉し器で漉された抽出液を受け入れて抽出口などに配置されるカップに導く抽出液受部が、上下方向に沿って縦配列されている。
【0004】
漉し器内には、抽出後に飲料原料(茶殻など)が残るため、交換手段によって漉し器内の飲料原料が廃棄されるようになっている。この交換手段では、攪拌容器と抽出液受部との間の空間内で、漉し器を反転回動させて、漉し器をストッパに当接させ、その当接による衝撃によって漉し器内に残る飲料原料を確実に廃棄させるようにしている。
【0005】
なお、交換手段には、例えば、実公平5−34068号公報に記載されているように、漉し器に平面状のフィルタを設けておき、抽出後にフィルタ上に残る飲料原料をスクレーパで掻き取るようにした構成もあるが、漉し器のフィルタ上に供給される混合液が漉し器の外縁からこぼれ出る不都合があるとともに、フィルタにへばり付いた状態にある飲料原料を確実に掻き取ることができない不都合があり、このような理由から漉し器を反転回動させる交換手段の構成が一般的に用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の飲料抽出装置では、攪拌容器と抽出液受部との間に、漉し器が反転回動するための空間を必要とし、装置全体の上下方向の寸法が大きく、飲料原料供給部の原料容器の高さが高くなり、飲料原料の補給を行ないずらくなったり、逆に、カップを配置する抽出口が低い位置に位置され、カップの出し入れをかがみながら行なわなければならないなどの不都合がある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、各構成の縦配列によって例えば左右方向の横幅を偏平状に保ったまま上下寸法を小形化できる飲料抽出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の飲料抽出装置は、飲料原料を定量ずつ供給する飲料原料供給部と、この飲料原料供給部の真下位置に配設され、飲料原料供給部から供給される飲料原料と湯水とを攪拌混合して下方へ排出する攪拌容器と、この攪拌容器真下位置に配設され、攪拌容器から下方へ排出された飲料原料を残して抽出液を漉す漉し器と、この漉し器の真下位置に配設され、漉し器で漉された抽出液を受け入れる抽出液受部と、前記漉し器を飲料原料供給部、攪拌容器および抽出液受部とともに上下方向に縦配列される抽出位置とこの抽出位置から後方に離間した廃棄位置との間で前後方向に移動させるとともに、廃棄位置で漉し器内の飲料原料を廃棄させる交換手段とを備えているものである。
【0009】
そして、飲料原料供給部、攪拌容器、漉し器および抽出液受部を上下方向に縦配列し、交換手段により、漉し器を攪拌容器と抽出液受部との間の抽出位置とこの抽出位置から後方に離間した廃棄位置との間で前後方向に移動させるとともに、廃棄位置で漉し器内の飲料原料を廃棄させることにより、各構成の縦配列によって例えば左右方向の横幅を偏平状に保ったまま上下寸法を小形化可能とする。
【0010】
求項記載の飲料抽出装置は、請求項1記載の飲料抽出装置において、交換手段は、漉し器が取り付けられる取付軸と、この取付軸を回転自在に支持して、漉し器の抽出位置および廃棄位置に対応する前後方向にスライド可能に設けられたスライド体と、このスライド体を前後方向にスライドさせるスライド機構と、このスライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置へスライドしたときに取付軸を定回動位置から反転回動させる反転回動機構と、この反転回動機構を介して反転回動された取付軸を定回動位置に復帰回動させる復帰機構とを備えているものである。
【0011】
そして、交換手段では、スライド体のスライドで取付軸に取り付けられた漉し器を前後方向に移動させ、かつ、スライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置へスライドしたときに、反転回動機構で取付軸を定回動位置から反転回動させるとともに、復帰機構で反転回動された取付軸を定回動位置に復帰回動させることにより、漉し器の飲料原料交換動作を確実に可能とする。
【0012】
請求項記載の飲料抽出装置は、飲料原料を定量ずつ供給する飲料原料供給部と、この飲料原料供給部の真下位置に配設され、飲料原料供給部から供給される飲料原料と湯水とを攪拌混合して下方へ排出する攪拌容器と、この攪拌容器真下位置に配設され、攪拌容器から下方へ排出された飲料原料を残して抽出液を漉す漉し器と、この漉し器の真下位置に配設され、漉し器で漉された抽出液を受け入れる抽出液受部と、前記漉し器を飲料原料供給部、攪拌容器および抽出液受部とともに上下方向に縦配列される抽出位置とこの抽出位置から離間した廃棄位置との間で移動させるとともに、廃棄位置で漉し器内の飲料原料を廃棄させる交換手段とを備えた飲料抽出装置において、前記交換手段は、前記漉し器が取り付けられる取付軸と、この取付軸を回転自在に支持して、漉し器の抽出位置および廃棄位置に対応する方向にスライド可能に設けられたスライド体と、このスライド体をスライドさせるスライド機構と、このスライド体が漉し器の廃棄位置に対応する廃棄スライド位置へスライドしたときに取付軸を定回動位置から反転回動させる反転回動機構と、この反転回動機構を介して反転回動された取付軸を定回動位置に復帰回動させる復帰機構とを備えているものである。
【0013】
そして、飲料原料供給部、攪拌容器、漉し器および抽出液受部を上下方向に縦配列し、交換手段により、漉し器を攪拌容器と抽出液受部との間の抽出位置とこの抽出位置から離間した廃棄位置との間で移動させるとともに、廃棄位置で漉し器内の飲料原料を廃棄させることにより、各構成の縦配列によって例えば左右方向の横幅を偏平状に保ったまま上下寸法を小形化可能とする。さらに、交換手段では、スライド体のスライドで取付軸に取り付けられた漉し器を移動させ、かつ、スライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置へスライドしたときに、反転回動機構で取付軸を定回動位置から反転回動させるとともに、復帰機構で反転回動された取付軸を定回動位置に復帰回動させることにより、漉し器の飲料原料交換動作を確実に可能とする。
【0014】
請求項記載の飲料抽出装置は、請求項または記載の飲料抽出装置において、反転回動機構は、取付軸に設けられた取付軸ギヤと、スライド体に揺動可能に軸支されるとともに復帰機構に連結され、前記取付軸ギヤに噛合する揺動ギヤを有する揺動体と、この揺動体を前記取付軸の反転回動方向に対応する揺動方向に付勢する付勢手段と、前記スライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置以外のスライド位置にあるときに取付軸が定回動位置に位置する揺動位置に揺動体の揺動を規制するとともに、スライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置にあるときに揺動体の揺動を許容するガイド体とを備え、前記復帰機構は、前記取付軸の定回動位置への復帰回動時に付勢手段による付勢に抗して揺動体を揺動させるものである。
【0015】
そして、反転回動機構では、スライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置にスライドしたとき、揺動が許容された揺動体を付勢手段の付勢によって揺動させ、揺動体の揺動ギヤと取付軸の取付軸ギヤとの噛合を介して取付軸を急激に反転回動させることにより、漉し器内の飲料原料を確実に廃棄させ、しかも、復帰機構により、付勢手段による付勢に抗して揺動体を揺動させ、取付軸を定回動位置に復帰回動させる。
【0016】
請求項記載の飲料抽出装置は、請求項記載の飲料抽出装置において、揺動体は、付勢手段の付勢によって揺動される揺動体の揺動を取付軸が反転回転した位置で当接規制するストッパ手段を有しているものである。
【0017】
そして、付勢手段の付勢によって揺動される揺動体の揺動を取付軸が反転回転した位置で当接規制するストッパ手段を、反転回動機構の揺動体に設けることにより、漉し器を直接当接規制することなく、漉し器に衝撃を与えて漉し器内の飲料原料を廃棄させる。
【0018】
請求項記載の飲料抽出装置は、請求項ないしいずれか記載の飲料抽出装置において、交換手段は、スライド機構および復帰機構を連動させる連動機構と、この連動機構を駆動する駆動手段とを備え、これら連動手段および駆動手段がスライド機構および反転回動機構に対して縦列に配設されているものである。
【0019】
そして、1つの駆動手段で、連動機構を介してスライド機構および復帰機構を連動させ、また、連動手段および駆動手段がスライド機構および反転回動機構に対して縦列に配設することにより、交換手段を偏平状に構成する。
【0020】
請求項記載の飲料抽出装置は、請求項1ないしいずれか記載の飲料抽出装置において、少なくとも飲料原料供給部が取り付けられる本体部を有し、交換手段は、前記本体部に取り付けられるケースを有し、このケースの一側面に、漉し器が取り付けられる取付軸が突設されているとともに、抽出液受部が取り付けられる取付部が設けられているものである。
【0021】
そして、少なくとも飲料原料供給部が取り付けられる本体部に交換手段のケースを取り付けるとともに、この交換手段のケースに漉し器および抽出液受部を取り付けることにより、飲料抽出装置を一体的にユニット化する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
図1および図2において、給茶機などの飲料ディスペンサを示し、1は本体で、この本体1の前面に扉体2が開閉可能に取り付けられている。
【0024】
本体1内には、中仕切板3によって前後空間が区画され、後側空間には、湯水を供給する温水器4、冷水を供給する冷水器5がそれぞれ配設され、一方、前側空間には、飲料を抽出する複数の飲料抽出装置6が本体1の前面に対して横幅方向(左右方向)に並列に配設されている。
【0025】
各飲料抽出装置6は、例えば緑茶および紅茶などの茶葉などの飲料原料と湯とを混合して漉すことで、飲料原料のエキスが抽出された抽出液すなわち飲料を提供するように構成されている。
【0026】
各飲料抽出装置6は、飲料原料供給部11、本体部12、攪拌容器13、漉し器14、抽出液受部15および交換手段16を有し、これら飲料原料供給部11、本体部12、攪拌容器13、漉し器14および抽出液受部15が上下方向に沿って順に縦配列されて横幅が狭い偏平状に構成されているとともに、本体部12、攪拌容器13、漉し器14および抽出液受部15の側部に交換手段16が配設され、これらが一体的にユニット化されている。
【0027】
そして、飲料原料供給部11は、飲料原料を収納するとともに定量ずつ供給するもので、原料容器21を有し、この原料容器21の上部には着脱自在の蓋体22によって閉塞される図示しない開口部が形成され、この開口部を通じて原料容器21内に飲料原料を補給可能になっている。原料容器21の下部は繰出機構部23に取り付けられ、この繰出機構部23によって原料容器21内の飲料原料が前端の繰出口部24から繰り出される。繰出機構部23の繰出口部24には繰り出された飲料原料を下方の攪拌容器13に導く原料シュート25が着脱可能に取り付けられている。
【0028】
また、本体部12は、中仕切板3にねじ止めなどによって固定されるもので、下部には攪拌容器13が前方から挿脱可能に取り付けられる攪拌容器取付部27が形成され、内部には攪拌容器13内の後述する攪拌翼を回転駆動するモータなどを有する図示しない攪拌駆動部が配設されている。
【0029】
また、攪拌容器13は、飲料原料供給部11から供給される飲料原料と温水器4または冷水器5から供給される湯水または冷水とを攪拌混合させて漉し器14に排出するもので、下部容器31およびこの下部容器31の上面に着脱可能に取り付けられた蓋体32を有し、蓋体32には、原料シュート25の下部が係合される原料供給口部33、温水器4または冷水器5から温水または冷水が供給される湯水供給口部34、および、飲料抽出時に攪拌容器13内に供給される湯水の湯気を図示しない排気装置で排気するための図示しない排気口部がそれぞれ形成されている。下部容器31には、下面の前後方向略中央に混合液を漉し器14に排出する排出口部35が形成され、この排出口部35の前後に排出口部35に向かって下降傾斜する傾斜部36,37が形成されている。攪拌容器13の内部には、図示しない攪拌翼が排出口部35内に位置して回転自在に配設されており、攪拌容器13を本体部12の攪拌容器取付部27に取り付けた際に本体部12内の攪拌駆動部と攪拌翼とが連結され、攪拌駆動部の駆動によって攪拌翼が回転駆動される。
【0030】
また、漉し器14は、攪拌容器13から排出される混合液を受け入れ、飲料原料を残して抽出液を漉すもので、図8ないし図10に示すように、交換手段16の後述する取付軸62の取付部材63に対して前方から着脱可能に取り付けられるもので、漉し器本体41を有し、この漉し器本体41の前部側には上下に貫通する円筒状の開口部42が形成され、この開口部42の底面部を閉塞して漉し網(フィルタ)43が取り付けられている。漉し器本体41の後部には取付軸62の取付部材63に係合する係合溝44を有する略コ字状の係合部45が形成され、この係合部45の係合溝44内に臨む上下面には前後方向に沿ってリブ46が突出形成されている。
【0031】
漉し器本体41にはロックレバー47が漉し器本体41の両側の支軸48によって揺動可能に軸支され、このロックレバー47の後部には係合部45の係合溝44内に係合された取付軸62の取付部材63に係合状態に係止する爪部49が形成されている。ロックレバー47の前端側下面と漉し器本体41との間には、爪部49が係合溝44の開口側に進入するロック方向にロックレバー47が揺動するように付勢するスプリング50が配設されている。
【0032】
また、抽出液受部15は、図1および図2に示すように、漉し器14で漉された抽出液を受け入れて後述するカップステーション111に配置されるカップ内に注ぐもので、底部に抽出液を排出する排出口部51を有し、底面が排出口部51に向けて傾斜するようにロート状に形成されている。
【0033】
また、交換手段16は、漉し器14を飲料原料供給部11および攪拌容器13と抽出液受部15との間の抽出位置aとこの抽出位置aから後方に離間した廃棄位置bとの間で前後方向に移動させるとともに、廃棄位置bで漉し器14内の飲料原料を廃棄させるものである。
【0034】
交換手段16は、本体部12の側面に取り付けられるケース61を有し、このケース61は飲料抽出装置6の横幅方向に対応して薄形で、その横幅方向にケース部61a,61bが2分割形成されているとともにこれらケース部61a,61bがねじ止めによって一体的に組み合わせて構成されている。
【0035】
ケース61の本体部12に取り付けられる一側面から漉し器14が取り付けられる取付軸62が突設されている。この取付軸62の先端側には、図8ないし図10に示すように、漉し器14が着脱可能に取り付けられる取付部材63を有している。この取付部材63は、断面略長方形状で、その断面略長方形の長辺に沿った方向からのみ漉し器14の係合溝44が係合可能に形成されている。断面略長方形の長辺に対応する両面の中央には漉し器14の係合部45のリブ46が係合する係合溝64が形成されている。取付軸62の基端側は、図3ないし図7に示すように、ケース部61aに前後方向に沿って形成された溝部65に挿通されている。
【0036】
ケース61内には、ケース部61a,61bの内面から前後方向に沿って突出形成された上下のガイドリブ66間に嵌合されるスライド体67が、前後方向に沿ってスライド可能に配設されている。このスライド体67は漉し器14の抽出位置aに対応するスライド位置(以下、前方スライド位置(抽出スライド位置)と呼ぶ)、および漉し器14の廃棄位置bに対応するスライド位置(以下、後方スライド位置(廃棄スライド位置)と呼ぶ)にスライドされる。
【0037】
スライド体67には取付軸62の基端が回転自在に取り付けられ、スライド体67を貫通した取付軸62の基端の端部に取付軸ギヤ68が取り付けられている。
【0038】
スライド体67には、揺動体69が軸体70を支点として揺動可能に軸支されている。この揺動体69は、軸体70を中心とする略扇形に形成され、内側には取付軸ギヤ68が入り込む略扇形の窓部71が形成され、この窓部71の外縁部に取付軸ギヤ68と噛合する揺動ギヤ72が形成されている。そして、揺動体69が軸体70を中心として下方へ揺動する際に揺動ギヤ72と取付軸ギヤ68との噛合を介して取付軸62が定回動位置(漉し器14が抽出時の略水平姿勢にある位置)から反転回動(漉し器14の上下面が反転される)され、下方から上方に揺動する際に反転回動された取付軸62が定回動位置に復帰される。
【0039】
揺動体69のスライド体67とは反対側の側面にはストッパ手段としての突部73が突設されている。この突部73の先端が臨むケース部61bの内面には、スライド体67の後方スライド位置以外のスライド位置で取付軸62が定回動位置に位置する揺動位置に揺動体69の揺動を規制するとともに、スライド体67の後方スライド位置で揺動体69の揺動を許容するガイド体74が設けられている。このガイド体74は、ケース部61bの内面から突設された上下のガイドリブ75を有し、これらガイドリブ75間に突部73が係合して前後方向に移動可能とするガイド溝76が形成されている。下側のガイドリブ75の後端は、スライド体67が後方スライド位置にスライドしたときに突部73が位置されてガイド溝76の後端から外れる切欠部77が形成されている。
【0040】
スライド体67と揺動体69との間には、揺動体67を軸体70を中心として下方へ付勢、すなわち揺動体67を取付軸62の反転回動方向に対応する揺動方向に付勢する付勢する付勢手段としてのスプリング78が張設されている。
【0041】
そして、これら取付軸ギヤ68、揺動体69、ガイド体74およびスプリング78などによって、スライド体67が漉し器14の廃棄位置bに対応する後方スライド位置へスライドしたときに取付軸62を定回動位置から反転回動させる反転回動機構79が構成されている。また、突部73が、スプリング78の付勢によって揺動体69が下方へ揺動されたときに下側のガイドリブ66に当接して、揺動体69の揺動を取付軸62が反転回転した位置で当接規制するストッパ手段として構成されている。
【0042】
また、ケース61内の上部側には駆動手段としてのモータ81が配設され、このモータ81の駆動によって連動機構としてのカム82が回転駆動される。カム82は、モータ81によって回転される回転軸83を中心として飲料原料交換動作時に1回転されるもので、側面にはカム溝84が形成されている。カム82の周面に臨んで、スライド体67が前方スライド位置に位置して漉し器14が抽出時の略水平姿勢にある位置に対応したカム82の定位置(図3に示す位置)を検知するマイクロスイッチ85が配設されている。
【0043】
カム82には、スライド体67を前後方向にスライドさせるスライド機構86が連結されている。このスライド機構86は、リンク87を有し、このリンク87は支軸88を支点として揺動可能に支持され、一端の軸部89がカム溝84内に係合され、他端が軸体70に連結されている。
【0044】
カム82には、反転回動機構79を介して反転回動された取付軸62を定回動位置に復帰回動させる復帰機構、すなわち取付軸62の定回動位置への復帰回動時にスプリング78による付勢に抗して揺動体69を上方へ揺動させる復帰機構91が連結されている。復帰機構91は、レバー92およびリンク93を有し、レバー92が支軸94によって揺動可能に支持され、レバー92の支軸94と反対側の縁部の一端に設けられた軸部95がカム溝84に係合され、他端が軸部96を介してリンク93の一端に回転自在に連結されている。リンク93の他端には長孔97が形成され、この長孔97が揺動体69に設けられた軸部98に係合されている。
【0045】
また、ケース61のケース部61aの外側面には、抽出液受部15が前方から挿脱可能に取り付けられる取付部101が形成されている。
【0046】
また、図1および図2に示すように、本体1内の下部には、扉体2の前面下部に形成される図示しない抽出口に位置してカップステーション111が着脱可能に配設されており、このカップステーション111の上部に抽出液受部15の排出口部51が挿入され、カップステーション111の内底部に配置されるカップに飲料が注がれる。
【0047】
カップステーション111の後側には、廃棄位置bの下方に位置して漉し器14の反転回動によって廃棄される飲料原料を受け入れる廃棄容器112が着脱可能に配設されている。
【0048】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0049】
飲料の抽出時には、飲料原料供給部11から定量の飲料原料が繰り出され、この飲料原料が原料シュート25を通じて攪拌容器13内に供給されるとともに、温水器4から湯水が攪拌容器13内に供給される。攪拌容器13内の攪拌翼を回転駆動によって、攪拌容器13内で飲料原料と湯水とが攪拌混合され、飲料原料のエキス成分が湯水に抽出される。
【0050】
攪拌容器13内で攪拌混合された飲料原料と抽出液との混合液は漉し器14の開口部42内に排出され、この漉し器14の開口部42の底部に配設された漉し網43で飲料原料(茶殻など)を残して漉された抽出液が下方へ流出され、抽出液受部15を介してカップステーション111に配置されたカップ内に注がれる。
【0051】
また、冷たい飲料を提供する場合でも、上述した暖かい飲料を提供する場合と同様に可能であるが、例えば原料によっては、最初に少量の湯を攪拌容器13に供給して飲料原料と攪拌混合させた後、冷水器5から冷水を攪拌容器13に供給することにより提供できる。
【0052】
そして、例えば1回(2回以上連続してもよい)の抽出動作が完了する毎に、漉し器14に残る抽出済みの飲料原料の交換動作が行なわれる。すなわち、図3に示す抽出時の交換手段16の状態において、モータ81が駆動され、カム82が時計回り方向に回動される。
【0053】
図4に示すように、カム82の時計回り方向への回動に伴って、スライド機構86のリンク87が支軸88を支点として反時計回り方向に回動され、このリンク87を介してスライド体67が後方へ向けてスライドされる。このとき、揺動体69の突部73はガイド体74のガイド溝76内を移動されるので、取付軸62は回動されずにスライド体67と一体に後方へ移動され、取付軸62に取り付けられた漉し器14が抽出時の略水平姿勢を保ったまま、攪拌容器13と抽出液受部15との間の抽出位置aから後方の廃棄位置bへ向けて平行移動される。
【0054】
スライド体67が後方スライド位置に達する際、すなわち、漉し器14が廃棄位置bに達する際、図5に示すように、揺動体69の突部73がガイド体74の切欠部77に達してガイド溝76から脱落し、スプリング78の付勢で揺動体69が下方に向けて急激に揺動され、これにより、揺動ギヤ72と取付軸ギヤ68との噛合を介して取付軸62が定回動位置から反転回動され、すなわち、抽出時の略水平姿勢にあった漉し器14の上下面が反転される。さらに、下方へ揺動する揺動体69の突部73が下側のガイドリブ66に当接し、漉し器14の上下面が反転した位置で揺動体69の下方への揺動が規制される。この漉し器14が反転回動されることと、突部73がガイドリブ66に当接したときの衝撃により、漉し器14内の抽出済みの飲料原料が廃棄され、廃棄容器112内に回収される。
【0055】
スライド体67が後方スライド位置に達して揺動体69が下方へ揺動した後、図6に示すように、スライド体67が後方スライド位置に位置したまま、復帰機構91のレバー92およびリンク93を介して、揺動体69がスプリング78の付勢に抗して引き上げられる。引き上げられる揺動体69の突部73はガイド体74のガイド溝76の開口高さまで上昇される。この揺動体69が引き上げられると、揺動ギヤ72と取付軸ギヤ68との噛合を介して反転回動されていた取付軸62が定回動位置に復帰され、すなわち、反転回動されていた漉し器14が抽出時の略水平姿勢に復帰される。
【0056】
復帰機構91で揺動体69が引き上げられた状態で、図7に示すように、スライド機構86を介してスライド体67が前方へスライドされ、揺動体69の突部73がガイド体74のガイド溝76内に係合される。スライド体67の前方へのスライドにより、漉し器14が廃棄位置bから攪拌容器13と抽出液受部15との間の抽出位置aに前進される。
【0057】
その後、カム82が1回転して図1に示す初期状態に復帰され、モータ81の駆動が停止され、交換動作が完了される。
【0058】
このように、飲料原料供給部11、本体部12、攪拌容器13、漉し器14および抽出液受部15を上下方向に配設し、交換手段16により、漉し器14を攪拌容器13と抽出液受部15との間の抽出位置aとこの抽出位置aから後方に離間した廃棄位置bとの間で前後方向に移動させるとともに、廃棄位置bで漉し器14内の飲料原料を廃棄させるので、各構成の縦配列によって横幅を偏平状に保ったまま上下寸法を小形化でき、例えば、飲料原料供給部11の位置を低くして飲料原料の補給を容易にしたり、飲料の抽出位置を高くして飲料を抽出するカップなどの着脱を容易にでき、しかも、本体1内に複数の飲料抽出装置6を本体1の左右方向に並列に配列することにより、種類の異なる飲料を抽出することができる。
【0059】
さらに、交換手段16は、スライド体67のスライドで取付軸62に取り付けられた漉し器14を前後方向に移動させ、かつ、スライド体67が漉し器14の廃棄位置bに対応するスライド位置へスライドしたときに、反転回動機構79で取付軸62を定回動位置から反転回動させるとともに、復帰機構91で反転回動された取付軸62を定回動位置に復帰回動させるので、漉し器14の飲料原料交換動作を確実にできる。
【0060】
反転回動機構79は、スライド体67が漉し器14の廃棄位置bに対応する後方スライド位置にスライドしたとき、揺動が許容された揺動体69をスプリング78の付勢によって揺動させ、揺動体69の揺動ギヤ72と取付軸62の取付軸ギヤ68との噛合を介して取付軸62を急激に反転回動させるため、漉し器14内の飲料原料を確実に廃棄させることができ、しかも、復帰機構79でスプリング78による付勢に抗して揺動体69を揺動させ、取付軸62を定回動位置に復帰回動させるので、例えば漉し器14に衝撃を与えずに緩やかに戻すこともできる。
【0061】
スプリング78の付勢によって揺動される揺動体69の揺動を取付軸62が反転回転した位置で当接規制するストッパ手段として突部73を、反転回動機構79の揺動体69に設けているので、漉し器14を直接当接規制することがなく、漉し器14の破損などの不具合を防止できる。
【0062】
1つのモータ81でカム82を介してスライド機構86および復帰機構91を連動させることができ、構成を簡単にできるとともに、漉し器14の飲料原料交換動作を確実にできる。さらに、モータ81およびカム82がスライド機構86および反転回動機構79に対して縦列に配設されることにより、交換手段16を偏平状に構成できる。
【0063】
飲料原料供給部11および攪拌容器13が取り付けられる本体部12に交換手段16のケース61を取り付けるとともに、この交換手段16のケース61に漉し器14および抽出液受部15を取り付けるので、攪拌駆動する部分や漉し器14を反転回動する部分などを加えた飲料抽出装置を偏平状にユニット化して構成できる。
【0064】
また、漉し器14は前方から取付軸62の取付部材63に容易に着脱することができる。すなわち、茶漉し器14の装着時には、漉し器本体41とロックレバー47の前端とをスプリング50に抗して摘んで、ロックレバー47の後端の爪部49を開き、漉し器本体41の後部に設けられた係合部45の係合溝44を取付部材63の軸方向に対して直角方向から係合する。このとき、係合部45のリブ46を取付部材63の係合溝64に係合させることにより、漉し器14の取付部材63の軸方向に対する位置が位置決めされる。そして、ロックレバー47を摘むのを解除することで、スプリング50によりロックレバー47の後端の爪部49が閉じ、漉し器14が取付部材63をくわえ込んだ状態に取り付けられる。漉し器14を外すときはその逆の操作によって容易にできる。
【0065】
なお、前記実施の形態では、飲料抽出装置6の漉し器14を本体1の前後方向に対応して移動させるように構成されていたが、漉し器14を本体1の左右方向に対応して移動させるように構成してもよく、この場合には、飲料抽出装置6が本体1の前後方向に偏平状に構成されるため、本体1の前後方向の寸法を薄形に構成することができる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1記載の飲料抽出装置によれば、飲料原料供給部、攪拌容器、漉し器および抽出液受部を上下方向に縦配列し、交換手段により、漉し器を攪拌容器と抽出液受部との間の抽出位置とこの抽出位置から後方に離間した廃棄位置との間で前後方向に移動させるとともに、廃棄位置で漉し器内の飲料原料を廃棄させるので、各構成の縦配列によって例えば左右方向の横幅を偏平状に保ったまま上下寸法を小形化でき、例えば、飲料原料供給部の位置を低くして飲料原料の補給を容易にしたり、飲料の抽出位置を高くして飲料を抽出するカップなどの着脱を容易にできる。
【0067】
求項記載の飲料抽出装置によれば、請求項1記載の飲料抽出装置の効果に加えて、交換手段では、スライド体のスライドで取付軸に取り付けられた漉し器を前後方向に移動させ、かつ、スライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置へスライドしたときに、反転回動機構で取付軸を定回動位置から反転回動させるとともに、復帰機構で反転回動された取付軸を定回動位置に復帰回動させるので、漉し器の飲料原料交換動作を確実にできる。
【0068】
請求項記載の飲料抽出装置によれば、飲料原料供給部、攪拌容器、漉し器および抽出液受部を上下方向に縦配列し、交換手段により、漉し器を攪拌容器と抽出液受部との間の抽出位置とこの抽出位置から離間した廃棄位置との間で移動させるとともに、廃棄位置で漉し器内の飲料原料を廃棄させるので、各構成の縦配列によって例えば左右方向の横幅を偏平状に保ったまま上下寸法を小形化でき、例えば、飲料原料供給部の位置を低くして飲料原料の補給を容易にしたり、飲料の抽出位置を高くして飲料を抽出するカップなどの着脱を容易にできる。さらに、交換手段では、スライド体のスライドで取付軸に取り付けられた漉し器を移動させ、かつ、スライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置へスライドしたときに、反転回動機構で取付軸を定回動位置から反転回動させるとともに、復帰機構で反転回動された取付軸を定回動位置に復帰回動させるので、漉し器の飲料原料交換動作を確実にできる。
【0069】
請求項記載の飲料抽出装置によれば、請求項または記載の飲料抽出装置の効果に加えて、反転回動機構では、スライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置にスライドしたとき、揺動が許容された揺動体を付勢手段の付勢によって揺動させ、揺動体の揺動ギヤと取付軸の取付軸ギヤとの噛合を介して取付軸を急激に反転回動させるため、漉し器内の飲料原料を確実に廃棄させることができ、しかも、復帰機構で付勢手段による付勢に抗して揺動体を揺動させ、取付軸を定回動位置に復帰回動させるので、例えば漉し器に衝撃を与えずに緩やかに戻すこともできる。
【0070】
請求項記載の飲料抽出装置によれば、請求項記載の飲料抽出装置の効果に加えて、付勢手段の付勢によって揺動される揺動体の揺動を取付軸が反転回転した位置で当接規制するストッパ手段を、反転回動機構の揺動体に設けているので、漉し器を直接当接規制することがなく、漉し器の破損などの不具合を防止できる。
【0071】
請求項記載の飲料抽出装置によれば、請求項ないしいずれか記載の飲料抽出装置の効果に加えて、1つの駆動手段で連動機構を介してスライド機構および復帰機構を連動させることができ、構成を簡単にできるとともに、漉し器の飲料原料交換動作を確実にでき、さらに、連動手段および駆動手段がスライド機構および反転回動機構に対して縦列に配設されることにより、交換手段を偏平状に構成できる。
【0072】
請求項記載の飲料抽出装置によれば、請求項1ないしいずれか記載の飲料抽出装置の効果に加えて、少なくとも飲料原料供給部が取り付けられる本体部に交換手段のケースを取り付けるとともに、この交換手段のケースに漉し器および抽出液受部を取り付けるので、飲料抽出装置を一体的にユニット化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す飲料抽出装置の側面図である。
【図2】 同上飲料抽出装置の正面図である。
【図3】 同上交換手段の内部機構を示す側面図である。
【図4】 同上図3に続く動作状態にある交換手段の内部機構を示す側面図である。
【図5】 同上図4に続く動作状態にある交換手段の内部機構を示す側面図である。
【図6】 同上図5に続く動作状態にある交換手段の内部機構を示す側面図である。
【図7】 同上図6に続く動作状態にある交換手段の内部機構を示す側面図である。
【図8】 同上取付軸に漉し器を着脱する過程を示す平面図である。
【図9】 同上取付軸に漉し器を着脱する過程を示す側面図である。
【図10】 同上取付軸に漉し器を取り付けた側面図である。
【符号の説明】
11 飲料原料供給部
12 本体部
13 攪拌容器
14 漉し器
15 抽出液受部
16 交換手段
61 ケース
62 取付軸
67 スライド体
68 取付軸ギヤ
69 揺動体
73 ストッパ手段としての突部
74 ガイド体
78 付勢手段としてのスプリング
79 反転回動機構
81 駆動手段としてのモータ
82 連動機構としてのカム
86 スライド機構
91 復帰機構
101 取付部
a 抽出位置
b 廃棄位置

Claims (7)

  1. 飲料原料を定量ずつ供給する飲料原料供給部と、
    この飲料原料供給部の真下位置に配設され、飲料原料供給部から供給される飲料原料と湯水とを攪拌混合して下方へ排出する攪拌容器と、
    この攪拌容器真下位置に配設され、攪拌容器から下方へ排出された飲料原料を残して抽出液を漉す漉し器と、
    この漉し器の真下位置に配設され、漉し器で漉された抽出液を受け入れる抽出液受部と、
    前記漉し器を飲料原料供給部、攪拌容器および抽出液受部とともに上下方向に縦配列される抽出位置とこの抽出位置から後方に離間した廃棄位置との間で前後方向に移動させるとともに、廃棄位置で漉し器内の飲料原料を廃棄させる交換手段と
    を備えていることを特徴とする飲料抽出装置。
  2. 交換手段は、
    漉し器が取り付けられる取付軸と、
    この取付軸を回転自在に支持して、漉し器の抽出位置および廃棄位置に対応する前後方向にスライド可能に設けられたスライド体と、
    このスライド体を前後方向にスライドさせるスライド機構と、
    このスライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置へスライドしたときに取付軸を定回動位置から反転回動させる反転回動機構と、
    この反転回動機構を介して反転回動された取付軸を定回動位置に復帰回動させる復帰機構とを備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の飲料抽出装置。
  3. 飲料原料を定量ずつ供給する飲料原料供給部と、
    この飲料原料供給部の真下位置に配設され、飲料原料供給部から供給される飲料原料と湯水とを攪拌混合して下方へ排出する攪拌容器と、
    この攪拌容器真下位置に配設され、攪拌容器から下方へ排出された飲料原料を残して抽出液を漉す漉し器と、
    この漉し器の真下位置に配設され、漉し器で漉された抽出液を受け入れる抽出液受部と、
    前記漉し器を飲料原料供給部、攪拌容器および抽出液受部とともに上下方向に縦配列される抽出位置とこの抽出位置から離間した廃棄位置との間で移動させるとともに、廃棄位置で漉し器内の飲料原料を廃棄させる交換手段と
    を備えた飲料抽出装置において、
    前記交換手段は、
    前記漉し器が取り付けられる取付軸と、
    この取付軸を回転自在に支持して、漉し器の抽出位置および廃棄位置に対応する方向にスライド可能に設けられたスライド体と、
    このスライド体をスライドさせるスライド機構と、
    このスライド体が漉し器の廃棄位置に対応する廃棄スライド位置へスライドしたときに取付軸を定回動位置から反転回動させる反転回動機構と、
    この反転回動機構を介して反転回動された取付軸を定回動位置に復帰回動させる復帰機構とを備えている
    ことを特徴とする飲料抽出装置。
  4. 反転回動機構は、
    取付軸に設けられた取付軸ギヤと、
    スライド体に揺動可能に軸支されるとともに復帰機構に連結され、前記取付軸ギヤに噛合する揺動ギヤを有する揺動体と、
    この揺動体を前記取付軸の反転回動方向に対応する揺動方向に付勢する付勢手段と、
    前記スライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置以外のスライド位置にあるときに取付軸が定回動位置に位置する揺動位置に揺動体の揺動を規制するとともに、スライド体が漉し器の廃棄位置に対応するスライド位置にあるときに揺動体の揺動を許容するガイド体とを備え、
    前記復帰機構は、前記取付軸の定回動位置への復帰回動時に付勢手段による付勢に抗して揺動体を揺動させる
    ことを特徴とする請求項または記載の飲料抽出装置。
  5. 揺動体は、付勢手段の付勢によって揺動される揺動体の揺動を取付軸が反転回転した位置で当接規制するストッパ手段を有している
    ことを特徴とする請求項記載の飲料抽出装置。
  6. 交換手段は、
    スライド機構および復帰機構を連動させる連動機構と、
    この連動機構を駆動する駆動手段とを備え、
    これら連動手段および駆動手段がスライド機構および反転回動機構に対して縦列に配設されている
    ことを特徴とする請求項ないしいずれか記載の飲料抽出装置。
  7. 少なくとも飲料原料供給部が取り付けられる本体部を有し、
    交換手段は、前記本体部に取り付けられるケースを有し、このケースの一側面に、漉し器が取り付けられる取付軸が突設されているとともに、抽出液受部が取り付けられる取付部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の飲料抽出装置。
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