JP3683702B2 - 配線パターン導通接続構造および導通接続部材 - Google Patents

配線パターン導通接続構造および導通接続部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ハウジング表面に固定された電気回路基板の前記ハウジング表面と反対側に形成した配線パターンの端部相互を導通接続部材によって導通接続する配線パターン導通接続構造および導通接続部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気回路基板において、設計上配線パターンを、交差する他の配線パターンなどによって途中で切断を余儀なくされ、この切断される端部相互を導通接続するために、ジャンパ線を用いることが一般的に行われている。
【0003】
図8は、ジャンパ線を用いた配線パターン端部相互の接続構造を示している。電気回路基板1上に形成された配線パターン3の端部における導電部5上に貫通孔を形成し、この貫通孔に、スズメッキ黄銅線からなるジャンパ線7の端部を、配線パターン3が形成された面と反対側から挿入し、配線パターン3側から半田付けを行っている。
【0004】
図9は、上記ジャンパ線に代えてダイオード9が、配線パターン3の端部相互を導通接続する構造を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような配線パターンの端部相互を接続する構造にあっては、ジャンパ線あるいはダイオードなどの導通接続部材の両端部を電気回路基板の貫通孔に挿入する必要があるため、作業性が悪く、また自動組み付けを実行する上でも対応が困難なものとなっている。
【0006】
また、例えば自動車用計器においては、計器ケースの裏側に、電気回路基板であるフレキシブルプリント配線基板(FPC)が固定されるものがあり、このFPC上の配線パターンは、計器ケースとは反対側の面、すなわちケースに固定した状態で表に露出する面に形成されるものとなる。これにより、文字板などを照明するための光源となるランプを、FPCの裏側から挿入固定すると同時に、その配線パターンの導電部に前記ランプの導電部分が導通するものとなる。
【0007】
ところが、このようなFPCに対し、前記図8および図9に示した構造を適用した場合には、FPCに対しジャンパ線やダイオードを配線パターンと反対側からセットする必要があることから、FPCを計器ケースに固定する前の段階で装着しなければならず、他のランプなどの部品と同様に、FPCを計器ケースに固定した状態で、自動組み付けを行えず、作業効率を向上させる上で、妨げとなっている。
【0008】
そこで、この発明は、配線パターンの端部相互を導通接続するジャンパ線などの導通接続部材の組み付け作業性を向上させることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、ハウジング表面に固定された電気回路基板の前記ハウジング表面と反対側に形成した配線パターンの端部相互を導通接続部材によって導通接続する配線パターン導通接続構造において、前記配線パターンの端部相互間に対応する位置の前記ハウジング表面に、前記導通接続部材を位置決め固定する位置決め固定部を、前記電気回路基板を貫通してその表面に突出して設け、前記導通接続部材は、この位置決め固定部が嵌合する被嵌合部を備えて前記電気回路基板から離反した状態となる中間部と、前記配線パターン端部の導電部に接触して固定される両端固定部とをそれぞれ備えている構成としてある。
【0010】
上記した配線パターン導通接続構造によれば、導通接続部材の被嵌合部を、電気回路基板が固定されたハウジングの位置決め固定部に位置決め固定した状態で、両端固定部を配線パターン端部の導電部に接触させ、このとき被嵌合部を備えた中間部が電気回路基板から離反した状態となり、この状態で導通接続部材の両端固定部を導電部に対して半田付けにより固定する。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、ハウジングは、自動車用計器のケースであり、電気回路基板はフレキシブルプリント配線基板である。
【0012】
上記構成によれば、自動車用計器のケースにフレキシブルプリント配線基板が固定された状態で、その配線パターンの端部相互を導通接続する導通接続部材は、計器ケースの位置決め固定部に位置決め固定した後、両端固定部が配線パターン端部の導電部に半田付けされる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の構成において、導通接続部材は、配線パターンの端部相互を導通させるためのジャンパ部材である。
【0014】
上記構成によれば、ジャンパ部材は、電気回路基板が固定されたハウジングの位置決め固定部に位置決め固定した状態で、両端固定部が配線パターン端部の導電部に半田付けされる。
【0015】
請求項4の発明は、請求項3の発明の構成において、ジャンパ部材は、配線パターン端部の導電部に接触して半田付けされる両端固定部と、この各両端固定部相互間の中間部とから構成され、ハウジングの位置決め固定部は電気回路基板を貫通する突起であり、この突起が、前記中間部に設けた嵌入孔に嵌入固定される。
【0016】
上記構成によれば、ジャンパ部材は、中間部に設けた嵌入孔にハウジング側の突起を嵌入することで、ハウジングに固定されいている電気回路基板に位置決め固定され、この状態で両端固定部が電気回路基板の導電部に半田付けされる。
【0017】
請求項5の発明は、請求項4の発明の構成において、嵌入孔の内周面には、嵌入固定される突起の外周に食い込む凸部が形成されている。
【0018】
上記構成によれば、ハウジング側の突起がジャンパ部材の嵌入孔に嵌入されることで、嵌入孔に設けた凸部がピンに食い込む。
【0019】
請求項6の発明は、請求項4の発明の構成において、ジャンパ部材は、中間部が電気回路基板から離反した状態となるよう中間部と両端固定部との間に屈曲部が形成されいている。
【0020】
上記構成によれば、ジャンパ部材を、中間部の嵌入孔に突起を嵌入して位置決め固定すると、中間部は、電気回路基板に密着せず離反した状態となる。
【0021】
請求項7の発明は、請求項4の発明の構成において、中間部の表裏両面に、絶縁膜が設けられている。
【0022】
上記構成によれば、絶縁膜により中間部の絶縁が確保される。
【0023】
請求項8の発明は、請求項7の発明の構成において、絶縁膜は、テープの貼付によりなされている。
【0024】
上記構成によれば、絶縁膜は、テープの貼付により容易に設けられる。
【0025】
請求項9の発明は、請求項6の発明の構成において、両端固定部は、ジャンパ部材をハウジングの位置決め固定部に位置決め固定する前の状態で、電気回路基板の表面に対してほぼ平行な中間部に対し、先端側が電気回路基板に近づく位置となるよう導電部表面に対して傾斜して形成され、位置決め固定する際に、弾性的に導電部に押し付けられる。
【0026】
上記構成によれば、ジャンパ部材を、中間部の嵌入孔に突起を嵌入して位置決め固定する際に、両端固定部は電気回路基板の導電部表面に対して先端側がまず接触し、さらに押し付けることで全体が接触して導電部表面に対して弾性的に接触する。
【0027】
請求項10の発明は、請求項1または2の発明の構成において、導通接続部材は、ダイオードや抵抗などの電気回路部品である。
【0028】
上記構成によれば、ダイオードなどの電気回路部品は、電気回路基板が固定されたハウジングの位置決め固定部に位置決め固定した状態で、両端固定部が配線パターン端部の導電部に半田付けされる。
【0029】
請求項11の発明は、請求項10の発明の構成において、電気回路部品の両端から引き出されるリード端子に対応する位置のハウジングに、前記電気回路基板を貫通するボスを設け、このボスに、前記リード端子が嵌入される溝を設けてこれを位置決め固定部とした。
【0030】
上記構成によれば、電気回路部品は、そのリード端子をハウジング側のボスに形成した溝に嵌入して位置決め固定し、この状態でリード端子の端部を電気回路基板の配線パターン端部の導電部に接触させて半田付けする。
【0031】
請求項12の発明は、電気回路基板に形成した配線パターンの端部相互を導通接続する導通接続部材において、前記配線パターン端部の導電部に配線パターンが形成された側から接触して半田付けされる両端固定部と、この各両端固定部相互間に位置して前記電気回路基板から離反した状態となる中間部とから構成され、この中間部は、前記電気回路基板が配線パターンを表面に露出した状態で固定されるハウジングに設けた位置決め固定部が、前記電気回路基板を貫通してその表面に突出し嵌合する被嵌合部を備えている。
【0032】
上記構成によれば、導通接続部材は、中間部の被嵌合部にハウジング側の位置決め固定部嵌合し、このとき中間部が電気回路基板から離反した状態となり、この状態で両端固定部を配線パターン端部の導電部に接触させて半田付けし、これにより配線パターンの端部相互が導通接続される。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0034】
図1は、この発明の実施の一形態に係わる導通接続部材としてのジャンパ部材11の使用状態での断面図であり、図2はジャンパ部材11単体の側面図、図3は図2の平面図である。また、図4は、上記したジャンパ部材11および後述するダイオード29が、それぞれ適宜箇所に組み付けられた自動車用計器の裏面図であり、前記図1は、この図4の拡大されたA−A断面図に相当する。
【0035】
自動車用計器におけるハウジングとしての樹脂製計器ケース13の裏面(図1中で上面)には、電気回路基板としてのフレキシブルプリント配線基板(FPC)15が、計器ケース13に一体に設けたピン16が挿入されて位置決めされたた状態で固定されている。このFPC15は、計器ケース13と反対側の面、つまり図1中で上面側のほぼ全域に配線パターンPが形成されている。また、上記FPC15には、文字板などに対する図示しない照明用のランプが、この裏面側から挿入されて固定されるランプ取付孔18が複数形成されており、ランプ取付孔18の周囲には、取り付けられたランプの電極部分と接触して電気的導通がなされる導電部分18aが形成されている。
【0036】
上記配線パターンPは、FPC15上で複雑に入り組んでおり、図4のA−A断面図である図1に示す部位は、実際には相互に接続されるべき配線パターン17,19が、他の配線パターン20が交差する関係上、途中で切断された状態となっており、この切断した端部に形成した導電部17a,19a相互を、ジャンパ部材11によって相互に接続している。
【0037】
ジャンパ部材11は、スズメッキされた黄銅からなる板材をプレス加工によって製造したもので、配線パターン17,19の導電部17a,19aに接触して半田付けされる両端部としての両端固定部11aと、この各両端固定部11aを接続する中間部11bとを備えている。中間部11bは、図3に示すように、両端固定部11aに比べて幅広に形成され、表裏両面に絶縁膜としてのポリエステルフィルムからなるテープ21,23が貼付されている。
【0038】
中間部11bの中央部には、テープ21,23を同時に貫通する被嵌合部としての嵌入孔11cが形成され、この嵌入孔11cの内周面には、周方向等間隔に4つの凸部11dが形成されている。テープ21,23はプレス加工前のジャンパ部材11の母材に貼付しておき、テープ21,23とともに、母材を複数個同時にプレス加工して製造する。
【0039】
一方、上記中間部11bと両端固定部11aとの間には、屈曲部11eが形成され、これにより組み付け時には中間部11bはFPC15から離反した状態となる。上記両端固定部11aは、図2に示すように、組み付け前の状態では、FPC15の表面に対してほぼ平行な中間部11bに対し、先端側がFPC15に近づく位置となるよう導電部17a,19aの表面に対して僅かに傾斜して形成され、組み付ける際に、弾性的に導電部17a,19aに押し付けられる構成となっている。
【0040】
計器ケース13には、前記嵌入孔11cに挿入される位置決め固定部としてのピン状の突起25が一体成形されている。突起25は、FPC15に形成した貫通孔15aを貫通してFPC15の表面から突出しており、最も大径の基部25aと基部25aより小径の中央部25bと中央部25bよりさらに小径の先端部25cとを備えている。基部25aの直径は嵌入孔11cの直径Lより大きく、中央部25bの直径は、嵌入孔11cの直径Lより小さくかつ凸部11d相互間の寸法Mより大きく、また、先端部25cの直径は凸部11d相互間の寸法Mより小さく形成されている。これらの寸法関係により、ジャンパ部材11は、嵌入孔11cの凸部11dが、突起25の中央部25b外周に食い込んだ状態で圧入固定されることになる。
【0041】
次に、中間部11bの表裏両面にテープ21,23が貼付された状態のジャンパ部材11の組み付け作業を説明する。ジャンパ部材11の両端固定部11aが配線パターン17,19の導電部17a,19aに対向する位置となる状態で、嵌入孔11cに突起25を挿入してジャンパ部材11を押し込むことで、凸部11dが突起25の中間部25bに食い込み、圧入固定される。
【0042】
このとき、ジャンパ部材11は、両端固定部11aが、図2に示すように傾斜して形成されているので、上記押し込み作業により弾性変形して導電部17a,19aに弾性的に押し付けられ、導電部17a,19aと両端固定部11aとが確実に密着した状態となる。この状態で、上記両端固定部11a周辺を、半田27により半田付けを行って組み付け作業が完了する。
【0043】
上記した組み付け作業は、ジャンパ部材11を、FPC15の配線パターン17,19が形成された側から行えるので、従来のように配線パターンの裏側からジャンパ線の両端を貫通孔に挿入する作業に比べて容易であり、しかもFPC15を計器ケース13に固定した状態で行えるので、他の照明用ランプなどの組み付け作業と同様に、自動組み付けを行う際に容易に対応でき、作業効率が向上するものとなる。
【0044】
図5ないし図7は、導通接続部材として上記ジャンパ部材11に代えて電気回路部品であるダイオード29を使用した例を示している。図5は図4のB部を拡大して示した平面図、図6は図5のC−C断面図、図7は図5のD−D断面図である。この場合には、ダイオード29の両端から延長されるリード端子29aの先端を、組み付け前の段階で、図6に示すように折り曲げ、この折り曲げた両端部29bを、配線パターン31,33端部の導電部31a,33aに接触させる構造である。
【0045】
一方、計器ケース13のリード端子29aに対応する位置には、ボス35が一体に形成され、ボス35は、FPC15に形成した貫通孔15bを貫通してFPC15の表面から突出している。上記ボス35には、図6中で上端から上下方向ほぼ中央位置付近まで、位置決め固定部としての溝35aが形成されている。溝35aは、リード端子29aが挿入された状態で簡単に抜けないように、幅寸法Eがリード端子29aの直径とほぼ同等としてある。また、溝35aの上端開口は、図7に示すように、幅寸法Eより大きくなるよう面取りが施され、リード端子29aが挿入しやすくなっている。
【0046】
ダイオード29を組み付ける際には、リード端子29aの先端が折り曲げられた両端部29bを有するダイオード29を、リード端子29aをボス35の溝35aに挿入して固定し、両端部29bを配線パターン31,33の導電部31a,33aに接触させる。この状態で、両端部29b周辺を、半田27により半田付けを行って組み付け作業が完了する。
【0047】
上記した組み付け作業においても、前述のジャンパ部材11同様に、FPC15の配線パターン31,33が形成された側から行えるので、作業が容易である上、FPC15を計器ケース13に固定した状態で行えるので、自動組み付けを行う際に容易に対応でき、作業効率が向上するものとなる。
【0048】
なお、電気回路部品としては上記ダイオード29に限らず抵抗あるいはビーズインダクタなどにも適用できる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、導通接続部材の中間部に設けた被嵌合部を、電気回路基板が固定されたハウジングの位置決め固定部に位置決め固定した状態で、両端固定部を配線パターン端部の導電部に接触させ、このとき中間部が電気回路基板から離反した状態となり、この状態で導通接続部材の両端固定部を導電部に対して半田付けにより固定できるので、従来のように配線パターンの裏側から導通接続部材の両端を貫通孔に挿入する作業に比べて容易であり、自動組み付け作業にも容易に対応可能となる。
【0050】
請求項2の発明によれば、自動車用計器のケースにフレキシブルプリント配線基板が固定された状態で、その配線パターンの端部相互を導通接続する導通接続部材は、計器ケースの位置決め固定部に位置決め固定した後、両端固定部を配線パターン端部の導電部に半田付けできるので、他のランプなどの組み付け作業と同様に、自動組み付けを行う際に容易に対応でき、作業効率が向上する。
【0051】
請求項3の発明によれば、ジャンパ部材の電気回路基板に対する組み付け作業性を向上させることができる。
【0052】
請求項4の発明によれば、ジャンパ部材は、中間部に設けた嵌入孔にハウジング側の突起を嵌入することで、ハウジングに固定されいている電気回路基板に容易に位置決め固定することができる。
【0053】
請求項5の発明によれば、ハウジング側の突起がジャンパ部材の嵌入孔に嵌入されることで、嵌入孔の内周に設けた凸部が突起の外周に食い込むので、ジャンパ部材の突起に対する位置決め固定が確実にできる。
【0054】
請求項6の発明によれば、ジャンパ部材を、中間部の嵌入孔に突起を嵌入して位置決め固定した状態で、中間部は電気回路基板から離反した状態となるので、中間部の配線パターンに対する絶縁効果が確実に得られる。
【0055】
請求項7の発明によれば、絶縁膜により中間部の絶縁がより確実なものとなる。
【0056】
請求項8の発明によれば、絶縁膜は、テープの貼付により容易に設けることができる。
【0057】
請求項9の発明によれば、ジャンパ部材を、中間部の嵌入孔に突起を嵌入して位置決め固定する際に、両端固定部は電気回路基板の導電部表面に対して先端側がまず接触し、さらに押し付けることで全体が接触して導電部表面に対して弾性的に接触するので、両端固定部の導電部に対する導通状態を良好に確保することができる。
【0058】
請求項10の発明によれば、電気回路基板に対するダイオードなどの電気回路部品の組み付け作業性が向上する。
【0059】
請求項11の発明によれば、電気回路部品は、リード端子をハウジング側のボスに形成した溝に挿入することで、容易に位置決め固定することができる。
【0060】
請求項12の発明によれば、電気回路基板が固定されたハウジングの位置決め固定部を、中間部の被嵌合部嵌合して位置決め固定した状態で、両端固定部を配線パターン端部の導電部に接触させ、このとき中間部が電気回路基板から離反した状態となり、この状態で両端固定部を導電部に対して半田付けにより固定できるので、従来のように配線パターンの裏側から両端を貫通孔に挿入する作業に比べて容易であり、自動組み付け作業にも容易に対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すジャンパ部材の使用状態での断面図である。
【図2】図1のジャンパ部材単体の側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図1のジャンパ部材が組み付けられた自動車用計器の裏面図である。
【図5】図4のB部の拡大された平面図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】図5のD−D断面図である。
【図8】従来例を示すジャンパ線の使用状態での斜視図である。
【図9】他の従来例を示すダイオードの使用状態での斜視図である。
【符号の説明】
11 ジャンパ部材(導通接続部材)
11a 両端固定部(両端部)
11b 中間部
11c 嵌入孔
11d 凸部
11e 屈曲部
13 計器ケース(ハウジング)
15 フレキシブルプリント配線基板(電気回路基板)
17,19,31,33 配線パターン
17a,19a,31a,33a 導電部
21,23 テープ(絶縁膜)
25 突起(位置決め固定部)
29 ダイオード(導通接続部材)
29a リード端子
29b 両端部
35 ボス
35a 溝(位置決め固定部)

Claims (12)

  1. ハウジング表面に固定された電気回路基板の前記ハウジング表面と反対側に形成した配線パターンの端部相互を導通接続部材によって導通接続する配線パターン導通接続構造において、前記配線パターンの端部相互間に対応する位置の前記ハウジング表面に、前記導通接続部材を位置決め固定する位置決め固定部を、前記電気回路基板を貫通してその表面に突出して設け、前記導通接続部材は、この位置決め固定部が嵌合する被嵌合部を備えて前記電気回路基板から離反した状態となる中間部と、前記配線パターン端部の導電部に接触して固定される両端固定部とをそれぞれ備えていることを特徴とする配線パターン導通接続構造。
  2. ハウジングは、自動車用計器のケースであり、電気回路基板はフレキシブルプリント配線基板であることを特徴とする請求項1記載の配線パターン導通接続構造。
  3. 導通接続部材は、配線パターンの端部相互を導通させるためのジャンパ部材であることを特徴とする請求項1または2記載の配線パターン導通接続構造。
  4. ジャンパ部材は、配線パターン端部の導電部に接触して半田付けされる両端固定部と、この各両端固定部相互間の中間部とから構成され、ハウジングの位置決め固定部は電気回路基板を貫通する突起であり、この突起が、前記中間部に設けた嵌入孔に嵌入固定されることを特徴とする請求項3記載の配線パターン導通接続構造。
  5. 嵌入孔の内周面には、嵌入固定される突起の外周に食い込む凸部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の配線パターン導通接続構造。
  6. ジャンパ部材は、中間部が電気回路基板から離反した状態となるよう中間部と両端固定部との間に屈曲部が形成されいていることを特徴とする請求項4記載の配線パターン導通接続構造。
  7. 中間部の表裏両面に、絶縁膜が設けられていることを特徴とする請求項4記載の配線パターン導通接続構造。
  8. 絶縁膜は、テープの貼付によりなされていることを特徴とする請求項7記載の配線パターン導通接続構造。
  9. 両端固定部は、ジャンパ部材をハウジングの位置決め固定部に位置決め固定する前の状態で、電気回路基板の表面に対してほぼ平行な中間部に対し、先端側が電気回路基板に近づく位置となるよう導電部表面に対して傾斜して形成され、位置決め固定する際に、弾性的に導電部に押し付けられることを特徴とする請求項6記載の配線パターン導通接続構造。
  10. 導通接続部材は、ダイオードや抵抗などの電気回路部品であることを特徴とする請求項1または2記載の配線パターン導通接続構造。
  11. 電気回路部品の両端から引き出されるリード端子に対応する位置のハウジングに、前記電気回路基板を貫通するボスを設け、このボスに、前記リード端子が嵌入される溝を設けてこれを位置決め固定部としたことを特徴とする請求項10記載の配線パターン導通接続構造。
  12. 電気回路基板に形成した配線パターンの端部相互を導通接続する導通接続部材において、前記配線パターン端部の導電部に配線パターンが形成された側から接触して半田付けされる両端固定部と、この各両端固定部相互間に位置して前記電気回路基板から離反した状態となる中間部とから構成され、この中間部は、前記電気回路基板が配線パターンを表面に露出した状態で固定されるハウジングに設けた位置決め固定部が、前記電気回路基板を貫通してその表面に突出し嵌合する被嵌合部を備えていることを特徴とする導通接続部材。
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