JP3683689B2 - ギヤの組み付け不良検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、組み付けたギヤが滑らかに回転するかどうかを調べて、ギヤの組み付け不良を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、ギヤポンプGのボディ1には、ギヤ孔2と、シャフト孔3、4を形成している。ギヤ孔2には、ギヤ5、6を組み込むとともにこれらギヤ5、6のシャフト7、8をそれぞれシャフト孔3、4に挿入している。そして、カバー1aでギヤ孔2を塞いでいる。
このようにギヤ5、6を組み込んだ場合には、例えばギヤ5、6またはギヤのシャフト7、8が、図示していないシールやバックアップリングをかみ込むことがある。もし、これらをかみ込んでしまうと、シャフト7、8が滑らかに回転しなくなったり、全く回転しなくなったりする。また、シール等をかみ込んでいることを知らないでギヤポンプを使用した場合には、このシール等が破損して油漏れの原因になったりもする。そこで、上記のようにギヤ5、6を組み込んだ場合には、シャフト7、8を実際に回してみて、シール等をかみ込んでいるかいないかを調べる必要がある。このようなギヤの組み付け不良を検出する従来の装置を以下に説明する。
【0003】
上記のようにギヤ5、6を組み付けたとき、ボディ1の図中下側からシャフト8が突出する構造にしている。また、このようにしたボディ1の下方には、つかみ装置9を設けている。そして、このつかみ装置9は、シャフト8をつかむためのもので、電動モータMの回転軸10に固定されている。したがって、電動モータMが作動すると、回転軸10とともにつかみ装置9も回転する。
【0004】
また、電動モータMには、回転時の回転トルクを検出するトルクセンサ11を接続している。このトルクセンサ11で検出したトルクを、トルクセンサアンプ12からアナログ信号で出力し、このアナログ信号をA/D変換器13でデジタル信号に変換する。そして、このデジタル信号を制御コントローラ24でスケール処理することで、電動モータMの回転トルクを算出する。
一般に、ギヤ5、6あるいはシャフト7、8が、シール等をかみ込んでいると、シャフト8が回転しにくくなるので、このシャフト8を回す電動モータMの回転トルクが大きくなる。このことを利用して、このトルクセンサ13では、検出した電動モータMの回転トルクが、予め設定した回転トルク以上になると異常と判断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の装置は、ギヤが滑らかに回転するかどうかを電動モータの回転トルクから判断しているため、この回転トルクを検出するトルクセンサ11や制御コントローラ24等が必要になる。しかし、これらの機器を設ける分、部品コストが高くなり、装置が高価になるという問題があった。特に、トルクセンサ11が高価であり、コストアップの主な原因となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、所定のトルクを出力する回転駆動機構と、この回転駆動機構の出力軸に連係した回転体と、この回転体の回転に設けた接触センサーと、上記回転体が回転端まで移動したときに、上記接触センサーから出力される信号を検出する検出器とを備え、上記回転駆動機構の出力軸に、一対のギヤのシャフトを連係する構成にした点に特徴を有する。
第2の発明は、上記第1の発明を前提とし、回転駆動機構を、エアシリンダと、エアを供給するエア供給源と、このエア供給源とエアシリンダとの間に接続したレギュレータと、このレギュレータとエアシリンダとの間に設けるとともにいずれか一方のシリンダ室にエアを供給し、いずれか他方のシリンダ室のエアを排出する切換弁とで構成した点に特徴を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜2に示すこの発明の一実施例は、つかみ装置9を回転型エアシリンダ14の回転軸23に固定している。この回転型エアシリンダ14は、図2に示すように、半円形のケース15と、上記つかみ装置9を固定した回転軸23と、この回転軸23に固定した仕切板16とから構成されている。仕切板16は、ケース15内を2つの室A、Bに区分するとともに、回転軸23が回転するとこの回転軸23を支点にして移動するようになっている。なお、上記仕切板16が、この発明の回転体に相当する。
【0008】
また、室A、Bには、それぞれエアを供給するパイプ17、18を接続している。そして、これらパイプ17、18を、切換弁19に接続するとともに、この切換弁19には減圧弁20およびエアタンク21を介してエアポンプPを接続している。
上記切換弁19は、ノーマル状態で図示する切り換え位置(x)を保ち、減圧弁20とパイプ18とを連通し、排気ポートRとパイプ17とを連通する。また、ソレイノド19aを励磁すると、図中右側の切り換え位置(y)に切り換わり、減圧弁20とパイプ17とを連通し、排気ポートRとパイプ18とを連通する。
【0009】
そして、切換弁19が切り換え位置(x)のとき、室Bにエアを供給すると、仕切板16が矢印a方向に移動するとともに室Aのエアを排出する。上記と反対に、切り換え位置(y)のとき、室Aにエアを供給すると、仕切板16が矢印b方向に移動するとともに室Bのエアを排出する。
上記のように仕切板16がいずれかの方向に移動すれば、この仕切板16を固定した回転軸23も回転する。そして、この回転軸23を回転させるトルクは、室A、Bに供給されるエアの圧力と、仕切板16の受圧面積とによって決まる。また、この供給するエアの圧力は、減圧弁20の設定圧によって決まる。そのため、回転軸23を回わす回転トルクは、減圧弁20の設定圧を変えることによって調節できる。
【0010】
上記回転軸23の設定回転トルクは、正常にギヤを組み込んだときのシャフト8を、滑らかに回すことができるように設定している。そして、ギヤ5、6がシール等をかみ込んでいる組み付け不良時には、シャフト8の回転トルクが大きくなるので、回転軸23が回転しないようにしている。
一方、上記室A、B内には、センサー25、26をそれぞれ仕切板16の回転端に設けるとともに、これらセンサー25、26を検出器22に接続している。そして、仕切板16が回転端まで移動してセンサー25、26に接触すると、センサー25、26は信号を検出器22に出力する。
【0011】
次に、この実施例の作用を説明する。
回転型エアシリンダ14の回転軸23に固定したつかみ装置9によって、シャフト8をつかむとともに、このつかんだ状態で、切換弁19を切り換え位置(x)にして室Bにエアを供給すれば、回転軸23には矢印a方向の回転トルクが発生する。この回転トルクは、つかみ装置9を介してシャフト8に伝わる。このとき、ギヤ5、6またはシャフト7、8が、シール等をかみ込んでいなければ、シャフト8が滑らかに回転する。そして、仕切板16が回転端に移動すると、この仕切板16がセンサー25に接触する。したがって、このセンサー25からの信号が、検出器22に出力される。このように、回転型エアシリンダ14が作動して室Bにエアを供給している状態でセンサー25からの信号が検出器に入力されれば、検出器22がギヤが正常に組み込まれていると判断する。
【0012】
一方、ギヤ5、6またはシャフト7、8が、シール等をかみ込んでいる場合には、シャフト8が滑らかに回転しない。そのため、シャフト8を回転させる回転トルクが、回転型エアシリンダ14の回転軸23に作用させる回転トルクよりも大きくなる。したがって、この場合には、回転軸23が回転しない。当然のこととして、仕切板16が回転せず、センサー25に接触しない。したがって、検出器22では、回転型エアシリンダ14を作動させたにもかかわらず、信号が検出されないので、ギヤの組み付け不良であると判断する。
【0013】
上記と反対に、切換弁19を切り換え位置(y)にして、室Aにエアを供給すれば、回転軸23には矢印b方向の回転トルクが作用する。そして、この場合、上記と反対方向にシャフト8を回す回転トルクが作用する。ただし、検出器22によるギヤの組み付けに不良があるかないかの判断は、上記の場合と同様であるので、ここではその説明を省略する。
なお、回転軸23に作用させる回転トルクは、a方向とb方向とを交互に作用するようにすれば、効率よくギヤ5、6の組み付け不良を検出することができる。
【0014】
この実施例によれば、ギヤ5、6の組み付け不良を、安価な回転型エアシリンダ14と、この回転型エアシリンダ14の作動を検出する簡単なセンサー24,25および検出器22とによって検出できるので、高価なトルクセンサがいらない分、コストダウンできる。
また、この実施例では、ギヤポンプを説明しているが、検査対象はギヤポンプ限らない。ギヤを組み込む際に、このギヤの組み込み不良が考えられる構造のものならこの発明の装置を適用できる。
さらに、この実施例では、回転型エアシリンダ14を用いているが、往復型のエアシリンダ用いることできる。すなわち、往復型エアシリンダのロッドにラックを形成し、かつ、つかみ装置9にピニオンを形成して、これらラックとピニオンとをかみ合わせればよい。
なお、この発明の回転駆動機構としては、回転トルクを所定の値に設定できるものなら、モータでも他のアクチュエータでもよい。
【0015】
【発明の効果】
第1の発明によれば、トルクセンサを用いずに、ギヤの組み付け不良を検出することができるので、装置全体のコストを下げることができる。
第2の発明によれば、回転駆動機構をより安価なエアシリンダで構成しているので、よりコストを安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す全体図である。
【図2】回転型エアシリンダを用いた回転駆動機構の構成を示す図である。
【図3】従来例の装置の全体図である。
【符号の説明】
1 ボディ
5、6 ギヤ
7、8 シャフト
9 つかみ装置
14 回転型エアシリンダ
19 切換弁
20 この発明のレギュレータを構成する減圧弁
22 検出器
P この発明のエア供給源を構成するエアポンプ

Claims (2)

  1. 所定のトルクを出力する回転駆動機構と、この回転駆動機構の出力軸に連係した回転体と、この回転体の回転に設けた接触センサーと、上記回転体が回転端まで移動したときに、上記接触センサーから出力される信号を検出する検出器とを備え、上記回転駆動機構の出力軸に、一対のギヤのシャフトを連係する構成にしたギヤの組み付け不良検出装置。
  2. 回転駆動機構は、エアシリンダと、エアを供給するエア供給源と、このエア供給源とエアシリンダとの間に接続したレギュレータと、このレギュレータとエアシリンダとの間に設けるとともにいずれか一方のシリンダ室にエアを供給し、いずれか他方のシリンダ室のエアを排出する切換弁とで構成した請求項1記載のギヤの組み付け不良検出装置。
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