JP3682692B2 - 電子機器収納ラック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ機器などの電子機器を冷却する冷却装置を備えた電子機器収納ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、サーバなどの電子機器(またはIT機器)は、複数の電子機器を接続して用いるため各電子機器をラックに収納して相互に接続している。かかる電子機器収納ラックにおいて、各電子機器が稼動すると熱が発生してラック内が高温になるおそれがある。電子機器は熱弱く、高温状態のまま稼動すると故障や寿命の低減の原因になるため、ラック内を冷却する必要がある。
【0003】
このような電子機器収納ラック内の冷却方法として、例えば、特開平5−15423号公報には、ラック後部に仕切りを設けてラック内に排気通路を形成し、排気通路の上部に設けた排気ファンによりラック内を減圧にして冷気(ラックの外の空気であり、例えば室内空気)を静圧によりラック内に導入するとともに、冷気が各棚の電子機器と熱交換し、熱交換された空気を排気通路からラック外に排出する技術が開示されている。
【0004】
また、実開昭62−201995号公報には、電子機器を配置した各棚板にフレキシブルダクトの一端を接続し、フレキシブルダクトの他端を上下方向に配置したダクトに連通し、ダクトの上部に設けた排気ファンからラック内の空気を排気するとともに、各フレキシブルダクトには各棚板の電子機器の発熱量に応じて通風量を制御する絞りを設けた技術が開示されている。尚、この公報には、従来技術として各棚毎にファンを設けることが開示されており、このように各棚毎にファンを設けたのではラックの大型化を招くとともにコストが増加するという不都合があることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した前者の従来技術では、排気ファンにより排気通路内を減圧にすることにより各棚における空気の移動を図っているので、各棚に載置される電子機器の種類や大きさ等により各棚における空気抵抗が異なる場合、通風性の高い棚と通風性の低い棚とが生じ、棚によって電子機器の冷却状態が異なるとともに電子機器の冷却が充分にされないという不都合がある。特に、電子機器が載置されていない棚では通気抵抗がほとんどないので、このような棚のみに冷気が流れるという冷却風のショートサッキットが生じるという不都合がある。
【0006】
更に、ラック内に排気通路を形成するため、ラックの構造が複雑になるという不都合がある。
【0007】
一方、後者の技術では、上述した技術と同様な問題点があるとともに、各棚に連通するフレキシブルダクトには絞りを設けているので、冷却風のショートサーキットは防止できるものの各棚毎に絞りの調整が必要な為、構成が複雑になるとともに各棚毎の絞りの調整が面倒になるという問題がある。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みなされたもので、各棚毎に載置した電子機器の冷却を満遍なくでき、簡易な構成で且つ調整に手間のかからない電子機器収納ラックの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、上下方向に間隔をおいて配置して電子機器を載置する複数の棚板を有し且つ上部に換気口を有する電子機器収納ラックが冷却装置を備えており、冷却装置は、ラックの上下方向に設けたダクトと、冷気を取り込んでダクトに送風するファンと、各棚板毎に配置され空気吹出口が形成されたノズルとを備え、ノズルはダクトに連通されており、ダクトは上下方向に沿って設けたガイドレールを備え、ノズルはガイドレールに係合して上下方向にスライド可能な係合部を備え、ガイドレールに係合部をスライドすることにより、ノズルを上下方向の任意の位置に調整可能であり且つ各ノズルはフレキシブルホースによりダクトに連通されていることを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
この請求項1に記載の発明では、ノズルは各棚毎に設けられており、各棚毎にノズルから冷風を送風するので、各棚板に載置された電子機器を漏れなく冷却できる。
【0013】
このように、冷風を各棚毎にノズルから送風する(動圧で送風する)ことにより、従来のような通風路やラック内を減圧(静圧)にして冷気を送風する場合に比較して、ショートサーキットや電子機器の大きさによる通気抵抗の影響がなく、各電子機器を満遍なく冷却することができるものである。
【0014】
また、冷却装置はラックとは別体にしてラック内に配置するので、ラックの構成を複雑にすることがなく、しかも既存のラックにも容易に装着できる。
【0015】
各棚に設けたノズルに冷却風を送風するファンを共通とし、各棚毎にファンを設けていないから、部品点数の削減とラックの小型化及び省力化を図ることができる。
【0016】
【0017】
各棚板に載置する電子機器の大きさが異なる場合には、ノズルの係合部をガイドレールに沿って移動してその上下方向の位置を調整する。これにより、各電子機器の位置に合わせてノズルの位置を簡単に調整することができる。この場合、ノズルはフレキシブルホースによりダクトに接続されているので、ノズルの位置を変更しても冷気の吹出しに影響しない。
【0018】
請求項2に記載の発明は、上下方向に間隔をおいて配置して電子機器を載置する複数の棚板を有し且つ上部に換気口を有する電子機器収納ラックが冷却装置を備えており、冷却装置は、ラックの上下方向に設けたダクトと、冷気を取り込んで送風するファンと、各棚板毎に配置され空気吹出口が形成されたノズルとを備え、送風ファンは複数の送風口を備え、ダクトは上下方向に沿って設けたガイドレールを備え、ノズルはガイドレールに係合して上下方向にスライド可能な係合部を備え、ガイドレールに係合部をスライドすることにより、ノズルを上下方向の任意の位置に調整可能であり、各ノズルはフレキシブルホースによりファンの送風口に接続されており、且つダクト内に各フレキシブルホースを収納していることを特徴とする。
【0019】
この請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏すると共に、各ノズルは送風ファンの送風口にフレキシブルホースを介して直接接続されているので、送風ファンの動圧で各ノズルに冷風を吹出すことができる。また、フレキシブルホースはダクト内に収納しているので、邪魔にならず外観も良い。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明するが、まず、図1〜図3を参照して本発明の第1実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の第1実施の形態にかかる電子機器収納ラック内の概略的構成を示す斜視図であり、図2は図1に示す冷却装置を抜き出して示す斜視図であり、図3は図1に示す電子機器収納ラック内の風の流れを示す縦断面図である。尚、図1では、ラックの正面側にある扉及び扉に隣接する一側面壁を省略して示している。
【0035】
本発明の第1実施の形態に係る電子機器収納ラック1は、ラック3と、ラック3内に装着される冷却装置5とから構成されており、複数の電子機器7を収納するとともに収納された電子機器7から発生する熱をラック3の外に排出するようになっている。
【0036】
ラック3は、底板9、天板11、左右側板13、15、背板17、及び正面に設けた扉(図中省略する)で構成されており、ラック3の内側には上下方向に複数の棚板19が取り付けられている。棚板19は、背面板17及び支柱21に取り付けられており、各棚板19は上下方向における任意の位置で固定できるようになっている。
各棚板19上には、それぞれ電子機器7が載置されており、各電子機器7には必要な電気接続がなされている。
ラック3には、側板15の上部に換気口23が設けてあり、本実施の形態ではこの喚起口23に排気ファン25が取り付けられており、ラック3内の排気を促している。
【0037】
冷却装置5は、ラック3内の底部に設けた送風箱27と、ダクト29と、ダクト29に連通したノズル31とから構成されており、各棚板19上に載置している電子機器7に各ノズル31からそれぞれ冷気を直接吹き付けるようになっている。
【0038】
送風箱27には、複数の送風ファン33が収納されており、ラック3が置かれている室内の床側から冷気(室内の空気)を取り込んでダクト29に送るようになっている。
【0039】
ダクト29はラック3内の背板17側角部に配置されており、その下端は送風箱27に連通されている。ダクト29はラック3内の側部に通風空間Sとして通常設けてあるスペースに配置されて、既存のラック3に収納されるものである。ダクト29の上端はキャップ34により封止されており、送風箱27から送風された冷却用空気をダクトから分岐されているノズル31から吹出すようになっている。ダクト29及び後述するノズル31は、それぞれアルミ合金の押型形材でできており、軽量である。
【0040】
ノズル31は、略円筒形状であり軸線を水平にしてダクト29に取り付けられている。ノズル31は棚の段数に対応した本数が設けてあり、各棚板19に載置された電子機器7に向けてそれぞれ個別に送風するようになっている。
ノズル31の一端はダクト29に連通されており、ダクト29から離れた他端は封止されている。ノズル31の側面には複数の吹出孔35が列状に形成されており、ラック内の左右方向に亘って冷風を送風する。
【0041】
次に、本実施の形態における冷却装置の装着及び作用について説明する。ラック3は既存のものであり、室内に設置されるものである。ラック3内には、冷却装置5を装着するが、冷却装置5の装着はダクト29の下端を接続した送風箱27をラック3の底部に配置し、ラック3内の背面側にノズル31とともにダクト29を設置する。そして、ダクト29及びノズル31をラック3の内側に固定する。このように、冷却装置5は既存のラック3に容易に装着できる。
【0042】
一方、冷却装置5の稼動は、送風箱27内の送風ファン33を駆動する。これにより、送風箱27は床に沿って冷気(室内空気)を取り込み、ダクト29を介して各ノズル31から冷気を送風する。ノズル31から吹出した冷風(図中破線で示す)は、棚板19に載置された電子機器7に直接吹き付けるので、電子機器7周囲の雰囲気にある熱気を吹き飛ばし、あるいは熱交換して、電子機器7及びその周囲を冷却する。
【0043】
電子機器7の周囲から吹き飛ばされた熱気あるいは熱交換された空気は、送風空気とともにラック3の通風空間Sを上昇して、換気口23から排気ファン25を介して排気される。
【0044】
本実施の形態では、各棚毎に設けたノズル31から送風して電子機器7を棚毎に個別に冷却しているので、冷却風のショートサッキットや送風されない電子機器7が生じることなく、ラック3に収納されている電子機器7を満遍なく冷却することができる。
しかも、各電子機器7には、各ノズル31から空気を吹き付けている(動圧を作用させている)ので、冷気による冷却効果が高い。
【0045】
以下に、図4〜図11を参照して本発明の他の実施の形態について説明するが、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、主に第1実施の形態と異なる点を説明する。
【0046】
図4及び図5は、本発明の第2実施の形態を示したものである。この第2実施の形態では、ダクト29の一側面にノズル31を上下にスライド可能に設け、ノズル31の上下方向の位置を変更可能にしている。
即ち、ノズル31にはダクト29との係合部39を設けるとともに、ダクトには上下方向に係合部39を摺動可能に案内するガイドレール41が設けられている。また、ノズル31にはダクト29に連通したフレキシブルホース43が接続されて、ダクト29から冷気の送風を受けるようになっている。
【0047】
また、第2実施の形態では、ノズル31の吹出孔35は、ノズル31の側面の長手方向に沿って溝状に形成されているとともに、ノズル31は、周方向に沿って回転可能に設けており、吹出口35からの冷風の吹出方向を調整可能である。
この第2実施の形態では、各棚板19に載置される電子機器7の種類や大きさが異なる場合に、各棚板19の高さを変えたり、各電子機器7の発熱箇所に応じて、ノズル31の吹出位置及び吹出方向を個別に設定でき、効率良く電子機器7の冷却を図ることができる。
【0048】
図6及び図7に示す第3実施の形態では、上述した第2実施の形態において、各フレキシブルホース43を送風ファン33の送風口45に直接接続するとともに、フレキシブルホース43はダクト29内に収納して外から見えないようにしている。即ち、この第3実施の形態では、上述した第2実施の形態と異なり、送風ファン33はダクト29に送風せずに、直接フレキシブルホース43に送風する。また、ダクト29には、フレキシブルホースの抜き出し穴を形成してあるカバー30を設けて、ダクト29を開閉自在な構成とし、カバー30を閉じることによりダクト29に収納したフレキシブルホース30が外から見えないようにしている。
【0049】
この第3実施の形態によれば、各フレキシブルホース43は直接送風ファンの送風口45に接続しているので、所定の棚板19には電子機器7を載置しない場合に、その棚に設けたノズル31にはフレキシブルホース43を接続しないで且つ余った送風口45には栓47をすることにより、必要なフレキシブルホース43のみに効率良く送風することができる。
【0050】
図8に第4実施の形態を示す。この第4実施の形態では、ラック3の棚板19には、その背面側に下方に凹んだ凹部49を形成しており、この凹部49にノズル31を配置するものである。凹部49の上部には電子機器7の後端を載せる載置部50が形成されており、凹部49は略コ字形状を形成している。
凹部49の両側にはノズル31の保持部51が設けられており、ノズル31はコ字形状の凹部49内に収納されその両端を保持部51に固定されている。その他の構成は、上述した第3実施の形態と略同様である。
【0051】
この第4実施の形態によれば、棚板19に載置された電子機器7は、その底面に向け且つ後方から前方に冷気を送風するので、主に電子機器7の下面側を冷却できる。したがって、底面に回路基板等の発熱部を搭載している電子機器7においては冷却効果が高い。
【0052】
図9は、第4実施の形態の変形例を示すものであり、棚板19の前面側の下面にもノズル31の保持部53を設けてあり、棚板19においてラック3の背面側及び前面側の2箇所にノズル31を配置して、下の棚板19上に載置されている電子機器7の下側のみならず上側からも送風を図り、下にある電子機器7の上下面を同時に冷却しようとするものである。この変形例においては、棚板19の前面側の下面にノズル保持部53を設けているが、全ての棚板19の前面側にノズル31を設けることに限らず、必要に応じて設ければよい。
【0053】
図10及び図11は、第5実施の形態を示すものであり、第3実施の形態において、棚板19の載置面に多数の通気孔55を形成しているとともに、棚板19の左右両側部にノズル保持部56を設け、ノズル保持部56にはノズル31の案内溝57が形成されている。この案内溝57は前後方向に長い長溝であり、この案内溝57にノズル31の両端を係止すると東京都ともに、ノズル31を前後方向に移動してノズル31の位置を調整可能になっている。
【0054】
この第5実施の形態によれば、棚板19に載置する電子機器7の種類(発熱位置が異なっている)や大きさ又は棚板19への載置位置に応じて、ノズル31を棚板19の前後方向に沿って移動して位置を調整することにより、電子機器7の冷却を更に効果的におこなうことができる。
尚、ノズル31は吹出孔35の位置が回転可能であるから、吹出孔35を上方に向けて吹出し、電子機器7の底面側を棚板19の通気孔55を介しておこなってもよいし、ノズル31の吹出孔35を下に向けて、下の棚板19に載置された電子機器をその上方から送風して冷却を図るものであってもよく、いずれの方向に送風することも可能である。更に、図11に示されるように、一つの棚板19に複数のノズル31を設けてもよい。
また、各棚板19に通気孔55を形成することにより、ラック3内に空気が対流しやすく、ラック全体における冷却効果を高めることができる。
【0055】
図12及び図13は、第6実施の形態を示すものであり、この実施の形態では、ダクト29がラック3のフレーム61を構成する柱を兼ねている。ダクト29は図13に断面を示すように中空63となっており、この中空63に送風ファン33から送風するとともに、ダクト29に設けた取付口65にノズル31を装着して、ダクト29からノズル31に送風するようになっている。取付口65はダクト29の上下方向に沿って所定間隔をあけて設けてあり、ノズル31を装着しない箇所ではキャップ67で栓がされている。尚、ラック3のフレーム61の外側には、天板11、左右側板13、15、背板19、及び扉20が取り付けられる。
また、ダクト29において、取付口65の隣の面には棚板19に係合して棚板をガイドするガイドレール69が設けられており、棚板19に設けた係合片70がガイドレール69に移動可能に係合してあり、棚板19は任意の位置で固定される。
【0056】
この第6実施の形態によれば、ダクト29がフレーム61の柱を兼ねているから、フレーム61の構成を簡易にできる。
図14は、上述した第6実施の形態における変形例を示すものであり、図5の第2実施の形態と同様にノズル31のガイドレール41を設け、ノズル31をダクト29に沿って上下に移動自在としている。
【0057】
本発明は、上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、棚板19は、第1〜第4実施の形態においても、第5実施の形態と同様に通気孔55を形成したものを用いてもよい。
換気ファン25はなくてもよく、換気口23のみを形成するものであってもよい。また、換気口23及び換気ファン25は、背板17や天板11に設けるものであってもよい。
棚板19に形成した通気孔55は、板に孔を形成することに限らず、メッシュであってもよい。
【0058】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ノズルは各棚毎に設けられており、各棚毎にノズルから冷風を送風するので、各棚板に載置された電子機器を漏れなく冷却できる。
また、冷却装置のダクトやノズルはラックとは別体にしてラック内に配置するので、ラックの構成を複雑にすることがなく、しかも既存のラックにも容易に装着できる。
各棚に設けたノズルに冷却風を送風するファンを共通とし、各棚毎にファンを設けていないから、部品点数の削減とラックの小型化及び省力化を図ることができる。
【0059】
ノズルはダクトに沿って上下方向にスライド可能とし且つノズルはフレキシブルホースによりダクトに連通されているから、ノズルの位置を簡単に調整することができる。
【0060】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な効果を奏するとともに各ノズルは送風ファンの送風口にフレキシブルホースを介して直接接続されているので、送風ファンの動圧で各ノズルに冷風を吹出すことができる。また、フレキシブルホースはダクト内に収納しているので、邪魔にならず外観も良い。
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施の形態にかかる電子機器収納ラック内の概略的構成を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す冷却装置を抜き出して示す斜視図である。
【図3】 図1に示す電子機器収納ラック内の風の流れを示す縦断面図である。
【図4】 第2実施の形態にかかる電子機器収納ラック内の概略的構成を示す斜視図である。
【図5】 図4に示すダクトとノズルとの連結部分を示す斜視図である。
【図6】 第3実施の形態にかかるダクトとノズルとの連結部分を示す斜視図である。
【図7】 第3実施の形態におけるファンとフレキシブルホースとの接続部分及びダクト内を示す斜視図である。
【図8】 第4実施の形態にかかる電子機器収納ラック内の概略的構成を示す斜視図である。
【図9】 第4実施の形態の変形例を示し、棚板及びノズルの関係を示す斜視図である。
【図10】 第5実施の形態にかかる電子機器収納ラック内の概略的構成を示す斜視図である。
【図11】 図10に示す棚板を下側から見た斜視図である。
【図12】 第6実施の形態にかかる電子機器収納ラック内の概略的構成を示す斜視図である。
【図13】 図12に示すF部分を切断して示す分解斜視図である。
【図14】 第6実施の形態の変形例であり、図13に対応する部分を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 電子機器収納ラック
3 ラック
5 冷却装置
7 電子機器
19 棚板
23 換気口
29 ダクト
31 ノズル
33 送風ファン
35 吹出口
39 係合部
41 ガイドレール
43 フレキシブルホース
49 凹部
51 ノズル保持部
55 通気孔
57 案内溝
Claims (2)
- 上下方向に間隔をおいて配置して電子機器を載置する複数の棚板を有し且つ上部に換気口を有する電子機器収納ラックが冷却装置を備えており、冷却装置は、ラックの上下方向に設けたダクトと、冷気を取り込んでダクトに送風するファンと、各棚板毎に配置され空気吹出口が形成されたノズルとを備え、ノズルはダクトに連通されており、ダクトは上下方向に沿って設けたガイドレールを備え、ノズルはガイドレールに係合して上下方向にスライド可能な係合部を備え、ガイドレールに係合部をスライドすることにより、ノズルを上下方向の任意の位置に調整可能であり且つ各ノズルはフレキシブルホースによりダクトに連通されていることを特徴とする電子機器収納ラック。
- 上下方向に間隔をおいて配置して電子機器を載置する複数の棚板を有し且つ上部に換気口を有する電子機器収納ラックが冷却装置を備えており、冷却装置は、ラックの上下方向に設けたダクトと、冷気を取り込んで送風するファンと、各棚板毎に配置され空気吹出口が形成されたノズルとを備え、送風ファンは複数の送風口を備え、ダクトは上下方向に沿って設けたガイドレールを備え、ノズルはガイドレールに係合して上下方向にスライド可能な係合部を備え、ガイドレールに係合部をスライドすることにより、ノズルを上下方向の任意の位置に調整可能であり、各ノズルはフレキシブルホースによりファンの送風口に接続されており、且つダクト内に各フレキシブルホースを収納していることを特徴とする電子機器収納ラック。
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