JP3682190B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力画像データを複数の記憶領域を有する記憶部の所定の記憶領域に記憶させるようにしたプリンタや複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置は、外部装置等から送信されてきた画像データをハードディスク等の記憶部に一旦記憶させ、必要に応じて記憶部から読み出して記録紙に記録するように構成されている。この場合、記憶部は個人別に割り付けられた複数の記憶領域(バーチャルメールボックス)を有しており、送信されてきた画像データは送信時に指定された所定のバーチャルメールボックスに記憶され、そのバーチャルメールボックスから画像データを読み出して記録紙に記録するときにはパスワードの入力が必要とされている。また、パスワードの入力により画像が記録された記録紙は、用紙後処理部の個人別に設定されたビンに排出されるようになっている。
【0003】
このように構成された画像形成装置では、パスワードをバーチャルメールボックスの利用者だけが知っているようにすることにより機密性を保持することができ、しかも記録紙が個人別のビンに排出されることから誤って他人の記録紙をビンから取り出すといったことを防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、1のバーチャルメールボックスに記憶される属性(送信単位や情報内容単位等の所定の特徴に基づいて区分されるもの)の異なる複数の画像データが存在している場合、パスワードを入力してすべての画像の記録を指示したとき、各画像データが順次読み出されて画像の記録された記録紙が同一のビン上に排出されることになるため、その後に各画像データに対応する記録紙毎に仕分け作業が必要になって記録紙の取り扱いが煩雑になり利便性に欠けるという問題があった。また、上記従来の画像形成装置では、複数のバーチャルメールボックスに記憶されている画像データに基づく画像を記録紙に記録して取り出す必要が生じた場合でも、個々のパスワードを順次入力して取り出すしかないため、記録作業が煩雑になり利便性に欠けるという問題があった。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、利便性に優れた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、送信されてきた画像データを複数の記憶領域を有する記憶手段の所定の記憶領域に記憶させ、この記憶領域から画像データを読み出して画像を記録紙に記録するようにした画像形成装置であって、前記画像データに基づいて画像を記録紙に記録する画像形成手段と、該画像形成手段から排出された記録紙を仕分ける仕分け手段と、該仕分け手段により仕分けられた記録紙を受け取る用紙受取手段と、送信されてきた画像データが前記記憶手段の複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に記憶される毎に該記憶領域内における送信単位別に仕分けるための単位仕分け情報を付与するか、あるいは前記記憶手段の複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に送信単位の異なる複数の画像データが存在し、かつ該記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに該記憶領域の画像データを送信単位別に仕分けるための単位仕分け情報を付与する仕分け情報付与手段と、前記複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に送信単位の異なる複数の画像データが存在し、かつ該記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときには各画像データに対応する画像が記録された記録紙を前記単位仕分け情報に基づいて送信単位別に仕分けるように前記仕分け手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
この構成によれば、複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に送信単位の異なる複数の画像データが存在する場合、その記憶領域の各画像データに基づく画像を記録紙に記録するようにしたとき、各画像データに対応する画像が記録された記録紙は単位仕分け情報に基づいて送信単位別に仕分け手段により仕分けられて用紙受取手段に排出される。このため、各画像データに対応する記録紙が用紙受取手段に排出された後で送信単位別に記録紙を仕分ける必要がなくなり、利便性に優れたものとすることができる。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係るものにおいて、前記仕分け情報付与手段は、前記記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令された場合に各記憶領域の画像データを記憶領域別に仕分けるための領域仕分け情報を付与するものであり、前記制御手段は、前記記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときには各記憶領域の画像データに対応する画像が記録された記録紙を前記領域仕分け情報に基づいて記憶領域別に仕分けるように前記仕分け手段を制御することを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在する場合、その複数の記憶領域の各画像データに基づく画像を記録紙に記録するようにしたとき、各記録領域に対応する画像が記録された記録紙は領域仕分け情報に基づいて記憶領域別に仕分け手段により仕分けられて用紙受取手段に排出される。このため、各記憶領域に対応する記録紙が用紙受取手段に排出された後で記憶領域別に記録紙を仕分ける必要がなくなり、利便性に優れたものとすることができる。
【0010】
また、請求項3に係る発明は、請求項1に係るものにおいて、前記仕分け情報付与手段は、前記記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令された場合に各記憶領域の画像データを 同種情報別に仕分けるための同種仕分け情報を付与するものであり、前記制御手段は、前記記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令されたときには各記憶領域の画像データに対応する画像が記録された記録紙を前記同種仕分け情報に基づいて同種情報別に仕分けるように前記仕分け手段を制御することを特徴としている。
【0011】
この構成によれば、記憶手段の複数の記憶領域に同種情報(例えば、月例報告書や研究報告書等)の画像データが存在する場合、記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像を記録紙に記録するようにしたとき、各記憶領域の同種情報に対応する画像が記録された記録紙は同種仕分け情報に基づいて同種情報別に仕分け手段により仕分けられて(例えば、月例報告書と研究報告書とが存在する場合であれば月例報告書と研究報告書とがそれぞれ一纏めにされて)用紙受取手段に排出される。このため、記録紙が用紙受取手段に排出された後で同種情報別に記録紙を仕分ける必要がなくなり、利便性に優れたものとすることができる。なお、各記憶領域から読み出される同種情報は1種類のみ(例えば、月例報告書のみ)であってもよい。この場合でも、各記憶領域に対応する記録紙は仕分け手段により仕分けられて一纏めにされる。
【0012】
また、請求項4に係る発明は、請求項1に係るものにおいて、前記複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に記憶されている送信単位の異なる複数の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を送信単位別に仕分けした状態で排出させる送信単位別出力モード、前記複数の記憶領域に記憶されている画像データに基づいて画像を記録した記録紙を記憶領域別に仕分けた状態で排出させる記憶領域別出力モード、及び、前記複数の記憶領域に記憶されている同種情報の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を同種情報別に仕分けた状態で排出させる情報別出力モードのうちの1の出力モードを設定する出力モード設定手段を備えたことを特徴としている。
【0013】
この構成によれば、出力モード設定手段により、記憶領域のうちの1の記憶領域に記憶されている送信単位の異なる複数の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を送信単位別に仕分けした状態で排出させる送信単位別出力モード、複数の記憶領域に記憶されている画像データに基づいて画像を記録した記録紙を記憶領域別に仕分けた状態で排出させる記憶領域別出力モード、及び、複数の記憶領域に記憶されている同種情報の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を同種情報別に仕分けた状態で排出させる情報別出力モードのうちの1の出力モードに設定される。このため、いずれの出力モードに設定された場合でも、記録紙が用紙受取手段に排出された後で送信単位別、記憶領域別、あるいは同種情報別に記録紙を仕分ける必要がなくなり、利便性に優れたものとすることができる。
【0014】
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに係るものにおいて、前記複数の記憶領域は、パスワードが設定される記憶領域とパスワードが設定されない記憶領域とからなり、前記パスワードが設定される記憶領域に記憶された画像データは、前記設定されたパスワードと一致するパスワードが入力されたときにのみ読み出し可能にされ、前記パスワードが設定されない記憶領域に記憶された画像データは、該記憶領域に画像データが記憶されたときにパスワードの入力とは無関係に読み出し可能にされることを特徴としている。
【0015】
この構成によれば、パスワードが設定される記憶領域に記憶された画像データについては、予め設定されているパスワードが入力されないと、その画像データに基づく画像が記録できないことになる。このため、機密性に優れたものとすることができる。一方、パスワードが設定されない記憶領域に記憶された画像データについては、記憶領域に画像データが記憶されるとパスワードの入力とは無関係にその画像データに基づく画像の記録が可能になる。
【0016】
すなわち、記憶領域に画像データが記憶されると直ぐに画像が記録紙に記録されて用紙受取手段に排出されるようにしてもよいし、記録開始キー等の操作により記録指令を与えることで画像が記録紙に記録されて用紙受取手段に排出されるようにしてもよい。このため、直ぐに画像が記録されるようにしたときは従来の複写機として利用することができ、記録開始キー等の操作により記録指令を与えることで画像が記録されるようにしたときは利用者全員を対象にしたいわゆる掲示板のような利用が可能になる。
【0017】
また、請求項6に係る発明は、入力画像データを複数の記憶領域を有する記憶手段の所定の記憶領域に記憶させ、この記憶領域から画像データを読み出して画像を記録紙に記録するようにした画像形成装置であって、前記画像データに基づいて画像を記録紙に記録する画像形成手段と、該画像形成手段から排出された記録紙を仕分ける仕分け手段と、該仕分け手段により仕分けられた記録紙を受け取る用紙受取手段と、前記記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各記憶領域の画像データを記憶領域別に仕分けるための領域仕分け情報を付与する仕分け情報付与手段と、前記記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各記憶領域の画像データに対応する画像が記録された記録紙を前記領域仕分け情報に基づいて記憶領域に仕分けるように前記仕分け手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0018】
この構成によれば、記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在する場合、その複数の記憶領域の各画像データに基づく画像を記録紙に記録するようにしたとき、各記録領域に対応する画像が記録された記録紙は領域仕分け情報に基づいて記憶領域別に仕分け手段により仕分けられて用紙受取手段に排出される。このため、各記憶領域に対応する記録紙が用紙受取手段に排出された後で記憶領域に記録紙を仕分ける必要がなくなり、利便性に優れたものとすることができる。
【0019】
また、請求項7に係る発明は、入力画像データを複数の記憶領域を有する記憶手段の所定の記憶領域に記憶させ、この記憶領域から画像データを読み出して画像を記録紙に記録するようにした画像形成装置であって、前記画像データに基づいて画像を記録紙に記録する画像形成手段と、該画像形成手段から排出された記録紙を仕分ける仕分け手段と、該仕分け手段により仕分けられた記録紙を受け取る用紙受取手段と、前記記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各記憶領域の画像データを同種情報別に仕分けるための同種仕分け情報を付与する仕分け情報付与手段と、前記記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各画像データに対応する画像が記録された記録紙を前記同種仕分け情報に基づいて同種情報別に仕分けるように前記仕分け手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0020】
この構成によれば、記憶手段の複数の記憶領域に同種情報(例えば、月例報告書や研究報告書等)の画像データが存在する場合、各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像を記録紙に記録するようにしたとき、各記憶領域の同種情報に対応する画像が記録された記録紙は同種仕分け情報に基づいて同種情報別に仕分け手段により仕分けられて(例えば、月例報告書と研究報告書とが存在する場合であれば月例報告書と研究報告書とがそれぞれ一纏めにされて)用紙受取手段に排出される。このため、記録紙が用紙受取手段に排出された後で同種情報別に記録紙を仕分ける必要がなくなり、利便性に優れたものとすることができる。なお、各記憶領域から読み出される同種情報は1種類のみ(例えば、月例報告書のみ)であってもよい。この場合でも、各記憶領域に対応する記録紙は仕分け手段により仕分けられて一纏めにされる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構成を概略的に示す側面図である。この画像形成装置は、外部装置等から入力された画像データを複数の記憶領域(バーチャルメールボックス)を有するハードディスク(HD)等からなる記憶部の所定のバーチャルメールボックスに一旦記憶させ、パスワード入力によりそのバーチャルメールボックスから画像データを読み出して記録紙に画像を記録(複写)するようにした複写機であり、本来の複写機としての機能の他に、本実施形態では図2に示すように、大きく分類して次の3つの機能を有している。
【0022】
(1)特定の1のバーチャルメールボックスに属性(送信単位や情報内容単位等の所定の特徴に基づいて区分されるもの)の異なる複数の画像データが記憶されている場合、これら各画像データに基づいて画像を記録した記録紙を画像データ別に仕分けて排出する。例えば、図2(a)に示すように、ボックス番号1の文書番号1−1の画像データに基づいて画像を記録した記録紙をビン番号1のビンに、ボックス番号1の文書番号1−2の画像データに基づいて画像を記録した記録紙をビン番号2のビンに、ボックス番号1の文書番号1−3の画像データに基づいて画像を記録した記録紙をビン番号3のビンにそれぞれ排出する。
【0023】
(2)複数のバーチャルメールボックスにそれぞれ画像データが記憶されている場合、これら各画像データに基づいて画像を記録した記録紙をバーチャルメールボックス別に仕分けて排出する。例えば、図2(b)に示すように、ボックス番号1のバーチャルメールボックスの文書番号1−1,1−2,1−3の各画像データに基づいて画像を記録した記録紙をビン番号1のビンに、ボックス番号2のバーチャルメールボックスの文書番号2−1,2−2の各画像データに基づいて画像を記録した記録紙をビン番号2のビンに、ボックス番号3のバーチャルメールボックスの文書番号3−1の画像データに基づいて画像を記録した記録紙をビン番号3のビンにそれぞれ排出する。
【0024】
(3)複数のバーチャルメールボックスに記憶されている画像データのうちの同種情報(例えば、月例報告書や研究報告書等)の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を同種情報別に仕分けて排出する。例えば、図2(c)に示すように、ボックス番号1の文書番号1−1,1−2,1−3の画像データのうちの文書番号1−1の画像データと、ボックス番号2の文書番号2−1,2−2のうちの文書番号2−1の画像データと、ボックス番号3の文書番号3−1の画像データとがそれぞれ同種情報(例えば、月例報告書)の画像データである場合、文書番号1−1,2−1,3−1の各画像データに基づいて画像を記録した記録紙をビン番号1のビンに排出する。
【0025】
図1に戻り、画像形成装置1は、画像形成装置部2と、画像形成装置部2の左方に配設された用紙後処理部3とを備えている。また、画像形成装置部2は、本体部4と、本体部4の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された自動原稿給送部6とを備えている。
【0026】
本体部4は、原稿読取手段41と、光学ユニット42と、感光体ドラム43を有する画像形成部44と、定着部45と、記録紙搬送部46とを備えている。また、本体部4の上部手前側の位置に操作パネル47が配設され、原稿読取手段41の下方に記録紙排出部48が配設されている。
【0027】
原稿読取部5は、本体部4の頂部に装着された第1のコンタクトガラス51と、第1のコンタクトガラス51の左方に配設された第2のコンタクトガラス52とを備えている。この第1のコンタクトガラス51は、静止した原稿に対して原稿読取手段41の後述するスキャナ412を走査させることにより画像を読み取る静止原稿読取領域を構成し、第2のコンタクトガラス52は、その位置に静止したスキャナ412に対して原稿を移動させることにより画像を読み取る搬送原稿読取領域を構成する。
【0028】
自動原稿給送部6は、原稿載置部61と、原稿排出部62と、給紙ローラ63と、搬送ローラ64を有する原稿搬送部65とを備えており、原稿載置部61に載置(セット)された原稿束が給紙ローラ63により繰り出されて原稿1枚ずつが原稿搬送部65により順次第2のコンタクトガラス52の位置に搬送されると共に、原稿画像が第2のコンタクトガラス52の下方に位置するスキャナ412により読み取られ、画像の読み取られた原稿は原稿排出部62に排出されるようになっている。
【0029】
また、原稿載置部61の近傍位置下流側には原稿センサSDが配設されており、原稿載置部61に原稿が載置されているか否かを検出すると共に、原稿載置部61に載置された原稿が原稿センサSDを通過する毎に検知信号が出力され、原稿枚数がカウントされるようになっている。このカウントされた原稿枚数は、後述するRAM85に記憶される。なお、原稿の両面に画像が形成されているときには、第2のコンタクトガラス52を通過した原稿が逆回転する搬送ローラ64により引き戻されて反転された後、再び第2のコンタクトガラス52の位置に給送されることにより反対面の画像の読み取りが行われるようになっている。
【0030】
また、自動原稿給送部6は、図中の奥行側端部を回動支点にして第1のコンタクトガラス51に対し開閉可能に構成されており、第1のコンタクトガラス51上に載置される原稿の押え部を兼ねた構成となっている。
【0031】
原稿読取手段41は、左右方向に配設されたガイドレール411と、ガイドレール411に沿って左右方向に往復動可能に配設された画像読取手段としてのスキャナ412とを備えている。スキャナ412は、原稿面を照明するLED等からなる光源、CCD等からなる原稿読取部、原稿画像を原稿読取部に導くミラー等を備えており、通常は第1のコンタクトガラス51と第2のコンタクトガラス52との中間位置であるホームポジションに待機するようになっている。
【0032】
すなわち、スキャナ412は、第1のコンタクトガラス51上に原稿が載置されてスタートボタンがONにされると、図略の駆動モータが駆動されることによりホームポジションから原稿の先端位置(図中の右端)にまで移動する。そして、スキャナ412は、光源が点灯された状態で原稿の先端位置から後端位置(図中の左端)に移動することにより原稿面を走査して1ライン毎に画像の読み取りを行う。この読み取られた画像は、所定のデータ処理が施された後にデジタル信号に変換され、後述する記憶部87の所定のバーチャルメールボックス等に記憶されるようになっている。スキャナ412は、原稿画像の読み取りが終了すると光源が消灯されてホームポジションに戻る。
【0033】
また、スキャナ412は、原稿載置部61に原稿が載置されて後述するスタートボタン471がONにされると、原稿センサSDの検出信号及びスタートボタン471の操作信号に基づいて図略の駆動モータが駆動されることによりホームポジションから第2のコンタクトガラス52の位置に移動する一方、原稿が原稿搬送部65により搬送されて第2のコンタクトガラス52上を通過するとき、第2のコンタクトガラス52の位置に静止した状態で原稿画像を1ライン毎に読み取る。この読み取られた画像は上記と同様に後述する記憶部87の所定のバーチャルメールボックス等に記憶されるようになっている。また、スキャナ412は、原稿載置部61に載置されたすべての原稿の画像読取が終了した後にホームポジションに戻る。
【0034】
光学ユニット42は、記憶部87から読み出された原稿画像を感光体ドラム43に露光するもので、その画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力する発光部、この発光部からのレーザ光を感光体ドラム43に向けて反射する反射ミラー等を備えている。
【0035】
画像形成部44は、記録紙に画像を記録するもので、感光体ドラム43の周面上部に配設された帯電器、この帯電器の下流側に配設された現像部、この現像部の下流側に配設されたクリーニング部等を有している。感光体ドラム43は、図略の駆動モータの回転駆動により矢印方向に回転され、帯電器と対向する位置で静電領域が形成され、この静電領域に光学ユニット42から出力されるレーザ光により静電潜像が形成され、現像部と対向する位置で静電潜像がトナー像に現像される。感光体ドラム43の対向位置には転写ローラが所定間隔を介して配設されており、トナー像の形成された感光体ドラム43は、その転写ローラと対向する位置で記録紙にトナー像を転写し、クリーニング部と対向する位置で表面に残留しているトナーが除去されるようになっている。なお、トナー像が転写された記録紙は定着部45で加熱されて定着される。
【0036】
記録紙搬送部46は、それぞれサイズの異なる記録紙Pが積層されて収納された複数の給紙カセット461と、給紙カセット461内の記録紙Pを外部に引き出す給紙ローラ462と、給紙カセット461から引き出された記録紙Pを感光体ドラム43に導くと共に、感光体ドラム43でトナー像が形成された記録紙Pを定着部45を経由して用紙後処理部3又は記録紙排出部48に導く記録紙搬送路463と、記録紙搬送路463の適所に配設されて記録紙Pを下流側に搬送する搬送ローラ464とを備えている。
【0037】
記録紙搬送路463における定着部45の下流側位置には記録枚数をカウントするための記録紙センサSPが配設されている。また、給紙カセット461の上方には、バイパス給紙部464が配設されており、バイパス給紙部464に記録紙が載置されると、その記録紙は順に給紙ローラ465により繰り出されて感光体ドラム43側に搬送されるようになっている。
【0038】
なお、第1のコンタクトガラス51上に載置された原稿又は原稿載置部61に載置された原稿を一部だけ記録する場合には、記録された記録紙は記録紙排出部48に排出される。また、画像形成装置1を通常の複写機として使用する場合であって、ソートモード又はグループモードが選択されて記録された記録紙は排出口49から用紙後処理部3側に排出される。ここで、ソートモードとは、複数枚の原稿を複数部記録する場合に記録紙をページ順に揃えて排出する態様をいい、グループモードとは、複数枚の原稿を複数部記録する場合に記録紙を各ページ毎に記録部数ずつ揃えて排出する態様をいう。
【0039】
操作パネル47は、記録動作を開始するためのスタートボタン471と、用紙後処理部3の後述する第1の用紙後処理部3A及び第2の用紙後処理部3Bのいずれか一方を選択する用紙後処理部選択キー472と、特定のバーチャルメールボックス(複数の記憶領域を有する記憶部の1の記憶領域をいう。)に記憶されている複数(同一送信時における画像データの纏りを1単位とする。)の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を画像データ別に仕分けした状態で排出するモード、複数のバーチャルメールボックスに記憶されている画像データに基づいて画像を記録した記録紙をバーチャルメールボックス別(記憶領域別)に仕分けして排出するモード、及び複数のバーチャルメールボックスに記憶されている画像データのうちの同種の情報の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を同種の情報別に仕分けて排出するモードのいずれかのモードを指定する出力モード指定キー473と、パスワードを入力するためのテンキー等のパスワード入力キー474と、記憶部の特定のバーチャルメールボックスを指定するボックス番号指定キー475と、各指定キーによる入力内容を確定するための確定キー476と、設定内容等を表示するための表示部477とが配設されて構成されている。なお、操作パネル47には、図略のパスワード設定キーが配設されており、例えば、このキーをONにすることで上記パスワード入力キー474がパスワード設定キーに変更され、各バーチャルメールボックスのパスワードを設定することができるようになっている。また、操作パネル47には、その他にソートモード及びグループモードのいずれか一方を選択するための記録紙モード選択キー、記録部数を設定するための記録部数設定キー等が配設されているが、それらの図示を省略している。
【0040】
用紙後処理部3は、下部に位置する第1の用紙処理部3Aと、第1の用紙処理部3Aの上部に配設された第2の用紙処理部3Bとを備えている。
【0041】
第1の用紙処理部3Aは、画像形成装置部2の排出口49から排出された記録紙が搬入される搬入口31と、搬入された記録紙を下流側に搬送する記録紙搬送部32と、搬入口31から搬入された複数枚の記録紙を一時的に収納し、所定枚数に達した記録紙束を外部に排出する中間トレイ部34と、この中間トレイ部34の下端部に配設されたステープル処理(用紙綴じ処理)を行う用紙処理部35と、中間トレイ部34から排出(移載)された記録紙束を集積するスタックトレイ部36と、中間トレイ部34の記録紙束をスタックトレイ部36へ排出する搬出口37とを備えている。
【0042】
記録紙搬送部32は、搬入口31から搬入された記録紙を中間トレイ部34に搬送するもので、共通搬送路320と、この共通搬送路320から分岐するメイン搬送路321及びバイパス搬送路322とを備えている。共通搬送路320には、搬入口31から搬入された記録紙を下流側に搬送する搬送ローラ対323と、第1の用紙後処理部3A及び第2の用紙後処理部3Bのいずれか一方に搬送する方向切換弁324とを備えている。この方向切換弁324は、図略のソレノイドにより実線で示す位置及び鎖線で示す位置のいずれか一方に切り換えられるようになっており、実線で示す位置に切り換えられたときには記録紙が第1の用紙後処理部3Aの下流側に送り込まれ、鎖線で示す位置に切り換えられたときには記録紙が第2の用紙後処理部3Bに送り込まれるようになっている。
【0043】
また、共通搬送路320には、搬送ローラ対323により搬送されてきた記録紙をメイン搬送路321及びバイパス搬送路322のいずれか一方に搬送する方向切換弁325とを備えている。この方向切換弁325は、図略のソレノイドにより実線で示す位置及び鎖線で示す位置のいずれか一方に切り換えられるようになっており、実線で示す位置に切り換えられたときには記録紙がメイン搬送路321に送り込まれ、鎖線で示す位置に切り換えられたときには記録紙がバイパス搬送路322に送り込まれるようになっている。
【0044】
メイン搬送路321には、上流側から下流側にかけて順に配設された4組の搬送ローラ対326,327,328,329と、各搬送ローラ対間に配設された方向切換弁330,331,332とを備えている。各方向切換弁330,331,332は、図略のソレノイドにより実線で示す位置及び鎖線で示す位置のいずれか一方に切り換えられるようになっており、実線で示す位置に切り換えられたときには記録紙がその位置で中間トレイ部34に排出され、鎖線で示す位置に切り換えられたときには記録紙はさらに下流側に搬送される。
【0045】
バイパス搬送路322には、搬送ローラ333を備えている。このバイパス搬送路322は、中間トレイ部34に収納された記録紙束に対して用紙処理部35でステープル処理が行われている最中や、中間トレイ部34の記録紙束がスタックトレイ部36へ排出されている最中に選択されるもので、それらの動作中に画像形成装置部2から排出されてきた記録紙を一時的に保管するものである。中間トレイ部34の記録紙束がスタックトレイ部36へ排出されると、バイパス搬送路322に保管されていた記録紙は中間トレイ部34に排出される。
【0046】
中間トレイ部34は、上部側がスタックトレイ部36側に位置し、下端側が画像形成装置部2側に位置するように傾斜して配設されており、画像形成装置部2側から搬入された所定枚数の記録紙を一時的に収納する中間トレイ341と、中間トレイ341上に収納された所定枚数の記録紙からなる記録紙束を鉤部342により外部に排出するもので、駆動モータ343aにより駆動される搬送ベルト等からなる搬送手段343と、中間トレイ341上に収納された記録紙束を中間トレイ341上において左右方向(記録紙の搬送方向と直交する幅方向)に仕分け(オフセット)する幅寄せ部材等からなる仕分け手段344とを備えている。また、中間トレイ部34の上方には、排出路70が配設されると共に、排出路70の先端部には排出ローラ対71が配設されている。
【0047】
仕分け手段344は、中間トレイ部34の平面図である図3に示すように、中間トレイ341上の左側部に転写紙の搬送方向に沿って配設され、転写紙束を排出方向に対して図中の右側に幅寄せする長尺状の左幅寄せ部材344aと、この左幅寄せ部材344aを左右方向(幅方向)に移動させる左部材移動手段344bと、中間トレイ341上の右側部に転写紙の搬送方向に沿って配設され、転写紙束を排出方向に対して図中の左側に幅寄せする長尺状の右幅寄せ部材344cと、この右幅寄せ部材344cを左右方向(幅方向)に移動させる右部材移動手段344dとを備えている。
【0048】
左幅寄せ部材344aは、底面に立直状に取り付けられた支持軸344eが中間トレイ341に形成された左右方向に伸びる左スライド孔344fに嵌合され、左端側と中央部側との間を移動自在とされている。また、左部材移動手段344bは、上面に左幅寄せ部材344aの支持軸344eが取り付けられたラック344gと、このラック344gに噛合されたピニオン344hと、このピニオン344hを駆動する左部材駆動モータ344iとを備え、この左部材駆動モータ344iが正逆両方向に回転することによりラック344gが左スライド孔344fに沿って移動する結果、左幅寄せ部材344aが左端側と中央部側との間を往復動する。
【0049】
右幅寄せ部材344cは、底面に立直状に取り付けられた支持軸344jが中間トレイ341に形成された左右方向に伸びる右スライド孔344kに嵌合され、右端側と中央部側との間を移動自在とされている。また、右部材移動手段344dは、上面に右幅寄せ部材344cの支持軸344jが取り付けられたラック344mと、このラック344mに噛合されたピニオン344nと、このピニオン344nを駆動する右部材駆動モータ344pとを備え、この右部材駆動モータ344pが正逆両方向に回転することによりラック344mが右スライド孔344kに沿って移動する結果、右幅寄せ部材344cが右端側と中央部側との間を往復動する。
【0050】
すなわち、中間トレイ341上に記録紙が排出される度に左部材移動手段344b及び右部材移動手段344dにより左幅寄せ部材344a及び右幅寄せ部材344cが左方向又は右方向に移動されることで記録紙が画像データ単位毎に左右方向に仕分けされることになる。この仕分けされた記録紙は、中間トレイ341からスタックトレイ361上に排出され、この仕分けされた状態でスタックトレイ361上に集積される。
【0051】
用紙処理部35は、中間トレイ341の下端部に図1の紙面を貫く方向に所定間隔で一対のステープラ351が設けられており、中間トレイ341上に排出された記録紙束の端縁にステープル処理を行うものである。なお、ステープラ351には、それぞれ駆動モータ352が設けられており、記録紙束の端縁の1箇所にステイプル処理を施すときは一方のステイプラ351が使用され、記録紙束の端縁の2箇所にステイプル処理を施すときは両方のステイプラ351が使用される。
【0052】
スタックトレイ部36は、スタックトレイ361と、このスタックトレイ361を上下方向(矢印方向)に往復動させる搬送ベルト等からなる移動手段362とを備えている。また、後述する搬出口37の近傍位置には、スタックトレイ361が最上位置にあるか否かを検出する位置センサSTと、スタックトレイ361上の記録紙束の集積高さを検出する集積高さセンサSSとが配設されている。この集積高さセンサSSは、例えば光反射型フォトインタラプタで構成され、位置センサSTは、例えば光透過型フォトインタラプタで構成されている。
【0053】
すなわち、スタックトレイ361上に記録紙束が排出されていない状態では、スタックトレイ361が最上位置(初期位置)に上昇し、スタックトレイ361に取り付けられた遮光板が位置センサSTの光路を遮断することによりスタックトレイ361が最上位置にあることが検知されるようになっている。
【0054】
また、スタックトレイ361上に記録紙束が排出されると集積高さセンサSSがそれを検知することにより移動ベルト駆動モータ363がスタックトレイ361を降下させる方向に駆動される。これにより、スタックトレイ361上の記録紙束上面と搬出口37との間の距離が記録紙束の排出されていないときのスタックトレイ361上面と搬出口37との間の距離に略等しくなる位置にまで降下され、中間トレイ341上からの記録紙束の排出が確実に行われるようになっている。このように、スタックトレイ361が降下することにより遮光板で遮断されていた位置センサSTの光路が形成されるようになる結果、スタックトレイ361上に記録紙束が排出されていると判断されることになる。
【0055】
第2の用紙処理部3Bは、ビンユニット38と、ビン位置検出部39とを備えている。ビンユニット38は、上下方向に配設された複数のビン381と、搬入口31から搬入された記録紙をビン381上に搬送する搬送路382と、各ビン381を上下動させる一対の螺旋カム383(図面を貫く方向に配設されているため、一方のみ図示)と、螺旋カム382を回転駆動する駆動モータ384とを備えている。各ビン381にはビン番号が付与されており、各ビン381は螺旋カム382が1回転する毎に1段ずつ上下動することにより順次搬送路382の搬出口385に対向する位置に移動するようになっている。なお、搬送路382には、方向切換弁324が鎖線で示す位置に移動されることにより搬入口31から搬入された記録紙が送り込まれる。また、搬送路382には搬送ローラ対386が配設され、排出口385には排出ローラ対387が配設されており、搬入口31から送り込まれた記録紙がビン381に排出されるようになっている。
【0056】
なお、各ビン381は、個人別に割り付けられた個人用ビンと共同で使用する共有ビンとに区分けされており、後述するように特定の個人宛の画像データに基づいて画像の記録された記録紙は個人用ビンに排出され、特定の個人宛でない画像データに基づいて画像の記録された記録紙は共有ビンに排出されるようになっている。
【0057】
ビン位置検出部39は、螺旋カム382の回転角度を検出するパルス板391及び回転センサ392により構成されており、螺旋カム382の回転角度を検出することで何番のビン381が搬送路382の搬出口385に対向する位置にあるかを検出できるようになっている。なお、螺旋カム382とビン位置検出部39とは、ビン381を上下動させて記録紙を所定のビン381に排出させることにより記録紙を仕分ける仕分け手段を構成する。
【0058】
図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の主要な制御構成を示すブロック図である。この図において、制御部8は、所定の演算乃至制御処理を行うCPU81と、所定の処理プログラムが記憶されているROM83と、処理データを一時的に記憶するRAM85とを備えている。
【0059】
また、CPU81には、スタートボタン471、用紙後処理部指定キー472、出力モード指定キー473、パスワード入力キー474、ボックス番号指定キー475、及び確定キー476が接続されると共に、図略の原稿センサSDや記録紙センサSP等の種々のセンサが接続されて所定の信号が入力されるようになっている。
【0060】
また、CPU81には、原稿給送部駆動モータM1、画像形成部駆動モータM2、記録紙搬送部駆動モータM3、第1の用紙後処理部駆動モータM4、及び第2の用紙後処理部駆動モータM5が接続されて自動原稿給送部6の給紙ローラ63と搬送ローラ64、画像形成部44の感光体ドラム43、記録紙搬送部46の給紙ローラ462と搬送ローラ464、第1の用紙後処理部3Aの用紙処理部35とスタックトレイ部36、及び第2の用紙後処理部3Bの螺旋カム382等の各動作が制御される一方、スキャナ412と、このスキャナ412により読み取られた画像データを記憶するための記憶部87と、ビン数を順次カウントするビン番号カウンタ89とが接続されている。
【0061】
このビン番号カウンタ89は、特定のビン(例えば、ビン番号1のビン)381を基準にしてビン位置検出部39から出力される信号によりビン数を順次カウントし、記録紙を排出する所定のビン番号のビン381を搬送路382の搬出口385に移動させるためのものである。さらに、CPU81には、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等の外部装置91が接続されており、記憶部87は外部装置91から送信されてくる画像データも記憶することができるようになっている。
【0062】
この記憶部87は、図5に示すように、大容量のハードディスク(HD)等で構成されたもので、個人別に割り付けられた複数の記憶領域(バーチャルメールボックス)を有している。この記憶領域には、それぞれボックス番号(ボックス番号1、ボックス番号2、ボックス番号3、ボックス番号4、……)が付与されており、各番号に対応してAさん用バーチャルメールボックス、Bさん用バーチャルメールボックス、Cさん用バーチャルメールボックス、……というように予め取り決めが行われている。また、個人宛ではない共有の画像データを記憶する記憶領域(バーチャルメールボックス)も設定されており、いずれのバーチャルメールボックスについてもそこに記憶される画像データには入力順に文書番号等の識別符号が自動的に付与されるようになっている。
【0063】
例えば、ボックス番号1のバーチャルメールボックスに記憶された画像データには、属性の異なる画像データに対応して文書1−1、文書1−2、……という番号が付与され、ボックス番号2のバーチャルメールボックスに記憶された画像データには、文書2−1、文書2−2、……という文書番号が付与され、ボックス番号3のバーチャルメールボックスに記憶された画像データには、属性の異なる画像データに対応して文書3−1、……という文書番号が付与されるようになっている。また、上述したように個人用の各バーチャルメールボックスに対応して予めパスワードが各利用者個人により設定されるようになっており、個人用のバーチャルメールボックスに記憶されている画像データを読み出すときにはパスワードを入力し、その入力したパスワードと予め設定したパスワードとが一致したときにだけそのバーチャルメールボックス内の画像データを読み出して画像を記録紙に記録することができるようになっている。
【0064】
また、各画像データには、図6に示すように、文書番号に対応させてボックス番号、情報番号、ビン番号、ファイル形式、全ページ数、記録紙サイズ等の文書管理データが付与されている。これらのデータは、各バーチャルメールボックスに画像データが記憶される毎に予め画像データに付与されているデータやROM83等に記憶されているデータから取り込まれる。
【0065】
なお、ボックス番号は、原稿読取部5で原稿画像を読み取るときや外部装置91から画像データを送信するときにオペレータにより設定されるもので、画像データが特定の個人宛のものでないときには設定されない。ビン番号は、個人用の各バーチャルメールボックスについて、そこに記憶される属性の異なる画像データ毎に順次異なる番号が付与される。これにより、画像の記録された記録紙が第2の用紙後処理部3Bに排出される場合には、文書管理データ中に含まれているビン番号(図6に示す例では、ビン番号1)に対応するビン番号のビンに排出される。すなわち、ここでビン番号は仕分け情報として利用される。
【0066】
また、画像データにボックス番号が付与されていないときには、文書管理データ中のビン番号の領域には共有ビンのビン番号が付与され、その画像データに基づいて画像が記録された記録紙は共有ビンに排出されることになる。情報番号は、月例報告書、研究報告書等の文書内容に応じて予め定められた分類番号であり、その分類番号が外部装置91からの送信時や原稿読取部5での原稿の読み取り時にオペレータにより入力される。この情報番号は、原稿の読み取り時に予め原稿に付与されている識別符号等に基づいて自動的に取り込まれるようにすることもできる。
【0067】
また、CPU81には、画像データ入力判別手段811、第1のボックス番号指定判別手段812、記録終了判別手段813、出力モード設定手段814、出力モード判別手段815、パスワード入力要求手段816、パスワード判別手段817、情報番号指定要求手段818、情報番号指定判別手段819、文書存否判別手段820、ボックス番号指定要求手段821、第2のボックス番号指定判別手段822、及びビン番号指定手段823の各機能実現手段を備えている。
【0068】
ここで、画像データ入力判別手段811は、スキャナ412で読み取られた画像データや外部装置91からの画像データが送信されてきたか否かを判別するものである。この判別は、例えば画像データに付与されている識別コード等を読み取ることによって実行される。第1のボックス番号指定判別手段812は、送信されてきた画像データにバーチャルメールボックスのボックス番号情報が含まれているか否かを判別するものである。この判別結果により、送信されてきた画像データが個人宛のものか共有のものかを知ることができる。
【0069】
記録終了判別手段813は、設定した記録部数だけ記録紙が排出されて記録動作が終了したか否かを判別するもの、出力モード設定手段814は、出力モード指定キー473が操作されたことに応じて所定の出力モードに設定するものである。設定し得る出力モードとしては、特定の1のバーチャルメールボックスに記憶されている属性の異なる複数の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を画像データ毎に仕分けした状態で排出させるもの(画像データ別出力モード)、複数のバーチャルメールボックスに記憶されている画像データに基づいて画像を記録した記録紙をバーチャルメールボックス毎に仕分けして排出させるもの(ボックス別出力モード)、及び、複数のバーチャルメールボックスに記憶されている同種の情報の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を同種の情報別に仕分けして排出させるもの(情報別出力モード)がある。
【0070】
出力モード判別手段815は、設定された出力モードが画像データ別出力モード、ボックス別出力モード及び情報別出力モードのうちのいずれのモードかを判別するものである。パスワード入力要求手段816は、特定のバーチャルボックス内の画像データを記録紙に記録しようとするオペレータに対し、そのバーチャルボックスに対応したパスワードの入力を要求するものである。この要求は、例えば、表示部477に表示され、オペレータは表示部477を見ながらパスワードを入力することができる。
【0071】
パスワード判別手段817は、オペレータが入力したパスワードと、予め設定されているパスワードとが一致するか否かを判別するもの、情報番号指定要求手段818は、複数のバーチャルボックス内の同種の情報の画像データを記録紙に記録しようとするオペレータに対し、その情報に対応した情報番号の指定を要求するものである。この要求は、例えば、表示部477に表示され、オペレータは表示部477を見ながら情報番号を入力することができる。情報番号指定判別手段819は、情報番号が指定されたか否かを判別するものである。
【0072】
文書存否判別手段820は、記憶部87内にまだ読み出していない画像データが存在しているか否かを判別するもの、ボックス番号指定要求手段821は、特定の1のバーチャルメールボックスに記憶されている属性の異なる複数の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を画像データ毎に仕分けした状態で排出させる場合にそのバーチャルメールボックスのボックス番号の指定を要求するものである。この要求は、例えば、表示部477に表示され、オペレータは表示部477を見ながらボックス番号を入力することができる。
【0073】
第2のボックス番号指定判別手段822は、特定の1のバーチャルメールボックスに記憶されている属性の異なる複数の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を画像データ毎に仕分けした状態で排出させる場合にそのバーチャルメールボックスのボックス番号が指定されたか否かを判別するもの、ビン番号指定手段823は、記録した記録紙を排出すべきビン381を特定するために、そのビン番号を文書管理データ中のデータを読み出して自動的に指定するものである。
【0074】
次に、図4に示す制御構成を有する画像形成装置1の画像データ入力時の動作を図7に示すフローチャートを参照して説明する。まず、画像データが入力されたかか否かが画像データ入力判別手段811により判別される(ステップS1)。この判定が肯定されると、画像データを記憶させるべき記憶部87のボックス番号が指定されているか否かが第1のボックス番号指定判別手段812により判定される(ステップS3)。
【0075】
この判定が肯定されると、その画像データが記憶部87の指定されたボックス番号のバーチャルメールボックスに記憶されて保存される(ステップS5)。ステップS1で判定が否定されたときは、画像データが入力されるまで待機する。また、ステップS3で判定が否定されたときは、画像データは共有ボックスに記憶されると共に、すぐに読み出されて画像が記録紙に記録され(ステップS7)、この記録された記録紙は共有のビン381に排出される(ステップS9)。
【0076】
そして、記録動作が終了したか否かが記録終了判別手段813により判別され(ステップS11)、判定が否定されたときはステップS7に移行して以降の動作が繰り返し実行される。また、ステップS11で判定が肯定されたときは、記録作業が終了する。
【0077】
本発明の画像形成装置1では、上記のように送信されてきた画像データにボックス番号が指定されていないときには(すなわち、ステップS3で判定が否定されたとき)、すぐに記録紙に画像が記録されて共有のビン381に排出されるので、画像データが外部装置91から送信されるものでは共有ボックスを掲示板のように使用することができる。また、画像データがスキャナ412から送信されるものでは共有ボックスを通常の複写機のメモリとして用いることができる。
【0078】
次に、図4に示す制御構成を有する画像形成装置1の画像を記録紙に記録するときの動作を図8に示すフローチャートを参照して説明する。この記録作業に先立ち、用紙後処理部指定キー472により用紙後処理部3の指定が行われると共に(ここでは、用紙後処理部3Bが指定されたものとする。)、出力モード指定キー473が操作されて出力モード設定手段814により所定の出力モードが設定され、スタートボタン471がONにされる。
【0079】
これにより、画像データ別出力モード(すなわち、特定の1のバーチャルメールボックスに記憶されている属性の異なる複数の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を画像データ毎に仕分けして排出させるモード)が指定されたか否かが出力モード判別手段815により判別され(ステップS15)、この判定が肯定されると画像データ別出力(すなわち、特定の1のバーチャルメールボックスに記憶されている属性の異なる複数の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を画像データ毎に仕分けした状態で排出)が実行される(ステップS17)。
【0080】
また、ステップS15で判定が否定されると、ボックス別出力モード(すなわち、複数のバーチャルメールボックスに記憶されている画像データに基づいて画像を記録した記録紙をバーチャルメールボックス毎に仕分けして排出させる出力モード)が指定されたか否かが出力モード判別手段815により判別される(ステップS19)。この判定が肯定されると、ボックス別出力(すなわち、複数のバーチャルメールボックスに記憶されている画像データに基づいて画像を記録した記録紙をバーチャルメールボックス毎に仕分けして排出)が実行される(ステップS21)。
【0081】
また、ステップS19で判定が否定されると、情報別出力(すなわち、複数のバーチャルメールボックスに記憶されている同種の情報の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を同種の情報別に仕分けするモード)が指定されているものと判断されて情報別出力(すなわち、複数のバーチャルメールボックスに記憶されている同種の情報の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を情報別に仕分けして排出)が実行される(ステップS23)。
【0082】
次に、図8に示すフローチャートにおけるステップS19の画像データ別出力の動作について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。まず、パスワードの入力要求がパスワード入力要求手段816により行われる(ステップS31)。この要求は表示部477に表示されることにより実行され、オペレータがこの要求に応じてパスワードを入力することにより、その入力されたパスワードが予め設定されているパスワードと一致しているか否かがパスワード判別手段817により判別される(ステップS33)。この判定が肯定されると、ビン番号カウンタ89の初期化が行われる(ステップS35)。これにより、基準となるビン381(ビン番号1のビン)が搬送路382の搬出口385の位置に移動される。
【0083】
次いで、パスワードにより指定された該当するバーチャルメールボックスに画像データが記憶されているか否かが文書存否判別手段820により判別され(ステップS37)、判定が肯定されるとその画像データに基づいて画像が記録された記録紙が排出されるビンが指定される(ステップS39)。このビンの指定は、画像データに含まれている文書管理データの中のビン番号が読み出されることにより実行される。
【0084】
次いで、該当するバーチャルメールボックスの画像データが読み出されて画像形成部44で画像が記録紙に記録され、定着部で定着された後に用紙後処理部3Bに搬送されて指定されたビンに排出される(ステップS41)。そして、その画像データについての記録動作が終了したか否かが記録終了判別手段813により判別され(ステップS43)、判定が否定されたときはステップS41に移行して以降の動作を繰り返し実行する。
【0085】
また、ステップS43で判定が肯定されたときには、ステップS37に移行して以降の動作を繰り返し実行する。すなわち、同一のバーチャルメールボックスに識別符号の異なる画像データが残っているときには、その画像データに基づいて画像の記録された記録紙が排出されるビン381が先の場合と同様にして指定され、画像の記録された記録紙がそのビン381に排出される。なお、ステップS33及びステップS37で判定が否定されたときは、メインフローに戻って記録作業が終了する。
【0086】
本発明の画像形成装置1では、上記のように同一のバーチャルメールボックスに属性の異なる複数の画像データが記憶されており、画像データ別出力が指定されたときには、各画像データに基づいて画像の記録された記録紙が画像データ毎(すなわち、文書毎)に指定されたビン381(すなわち、個人別に指定されたビン381)に排出されるので、ビン381に排出された記録紙を後で文書毎に仕分ける必要がなくなることから利便性に優れたものとなる。
【0087】
次に、図8に示すフローチャートにおけるステップS23のボックス別出力の動作について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。まず、パスワード(管理者パスワード)の入力要求がパスワード入力要求手段816により行われる(ステップS51)。この要求は表示部477に表示されることにより実行され、オペレータがこの要求に応じてパスワードを入力することにより、その入力されたパスワードが予め設定されているパスワードと一致しているか否かがパスワード判別手段817により判別される(ステップS53)。
【0088】
この判定が肯定されると、画像データの読み出しを行う複数のバーチャルメールボックスのボックス番号の指定要求がボックス番号指定要求手段821により行われる(ステップS55)。この要求は表示部477に表示されることにより実行され、オペレータがこの要求に応じて一定時間内に画像データの読み出しを行う複数のバーチャルメールボックスのボックス番号を入力することになる。そして、一定時間が経過すると、ボックス番号の指定が行われたか否かが第2のボックス番号指定判別手段822により判別される(ステップS57)。この判定が肯定されると、ビン番号カウンタ89の初期化が行われ(ステップS59)、同時に基準となるビン381(ビン番号1のビン)が搬送路382の搬出口385の位置に移動される。
【0089】
次いで、指定された最初の該当するバーチャルメールボックスに画像データが記憶されているか否かが文書存否判別手段820により判別され(ステップS61)、判定が肯定されるとその画像データに基づいて画像の記録された記録紙が排出されるビンが指定される(ステップS63)。このビンの指定は、文書管理データ中のボックス番号毎に同一のビン番号が指定される。例えば、ROM83にボックス番号とビン番号との対比表を持たせておき、このROM83からボックス番号に対応するビン番号を読み出すことにより実行される。この場合、対比表から読み出されたビン番号は仕分け情報として利用される。
【0090】
次いで、該当するバーチャルメールボックスの画像データが読み出されて画像形成部44で画像が記録紙に記録され、定着部で定着された後に用紙後処理部3Bに搬送されて指定されたビンに排出される(ステップS65)。そして、その画像データについての記録動作が終了したか否かが記録終了判別手段813により判別され(ステップS67)、判定が否定されたときはステップS65に移行して以降の動作を繰り返し実行する。
【0091】
また、ステップS67で判定が肯定されたときには、指定されたバーチャルメールボックスのうちの残りのバーチャルメールボックスに画像データが記憶されているか否かが文書存否判別手段820により判別される(ステップS69)。この判定が肯定されると、次のバーチャルメールボックスが指定され(ステップS71)、その後にステップS63に移行して以降の動作を繰り返し実行する。すなわち、他のバーチャルメールボックスに画像データが残っているときには、その画像データに基づいて画像の記録された記録紙が排出されるビン381が先の場合と同様にして指定され、画像の記録された記録紙がそのビン381に排出される。なお、ステップS53及びステップS69で判定が否定されたときは、メインフローに戻って記録作業が終了する。
【0092】
本発明の画像形成装置1では、上記のように複数のバーチャルメールボックスにそれぞれ画像データが記憶されており、ボックス別出力が指定されたときには、各画像データに基づいて画像の記録された記録紙がバーチャルメールボックス毎に指定されたビン381(すなわち、個人別に指定されたビン381)に排出されるので、ビン381に排出された記録紙を後で個人別に仕分ける必要がなくなることから利便性に優れたものとなる。
【0093】
次に、図8に示すフローチャートにおけるステップS25の情報別出力の動作について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。まず、パスワード(管理者パスワード)の入力要求がパスワード入力要求手段816により行われる(ステップS81)。この要求は表示部477に表示されることにより実行され、オペレータがこの要求に応じてパスワードを入力することにより、その入力されたパスワードが予め設定されているパスワードと一致しているか否かがパスワード判別手段817により判別される(ステップS83)。
【0094】
この判定が肯定されると、画像データの読み出しを行うべき情報(例えば、月例報告書)についての情報番号の指定要求が情報番号入力要求手段818により行われる(ステップS85)。この要求は表示部477に表示されることにより実行され、オペレータがこの要求に応じて一定時間内に画像データの読み出しを行うべき情報についての情報番号を入力(この動作説明例では、1の情報番号を入力)することになる。そして、一定時間が経過すると、情報番号の指定が行われたか否かが情報番号指定判別手段819により判別される(ステップS87)。この判定が肯定されると、ビン番号カウンタ89の初期化が行われ(ステップS89)、同時に基準となるビン381(ビン番号1のビン)が搬送路382の搬出口385の位置に移動される。
【0095】
次いで、最初(例えば、ボックス番号の最も小さいもの)のバーチャルメールボックスに指定された情報番号の画像データが記憶されているか否かが文書存否判別手段820により判別され(ステップS91)、判定が肯定されるとその画像データに基づいて画像の記録された記録紙が排出されるビンが指定される(ステップS93)。この場合のビンの指定は、例えば、ROM83に記憶されている情報番号とビン番号との対比表から読み出されることにより実行される。この場合、対比表から読み出されたビン番号は仕分け情報として利用される。
【0096】
次いで、そのバーチャルメールボックスの該当する情報の画像データが読み出されて画像形成部44で画像が記録紙に記録され、定着部で定着された後に用紙後処理部3Bに搬送されて指定されたビンに排出される(ステップS95)。そして、その画像データについての記録動作が終了したか否かが記録終了判別手段813により判別され(ステップS97)、判定が否定されたときはステップS95に移行して以降の動作を繰り返し実行する。
【0097】
また、ステップS97で判定が肯定されたときには、残りのバーチャルメールボックスに該当する情報の画像データが記憶されているか否かが文書存否判別手段820により判別される(ステップS99)。この判定が肯定されると、該当する次のバーチャルメールボックスが指定され(ステップS101)、その後にステップS95に移行して以降の動作を繰り返し実行する。すなわち、他のバーチャルメールボックスに該当する情報の画像データが存在するときには、その画像データに基づいて画像が記録紙に記録され、その記録紙が先と同一のビン381に排出される。なお、ステップS83及びステップS99で判定が否定されたときは、メインフローに戻って記録作業が終了する。
【0098】
本発明の画像形成装置1では、上記のように複数のバーチャルメールボックスに該当する情報の画像データが記憶されており、情報別出力が指定されたときには、各画像データに基づいて画像の記録された記録紙が情報番号別に指定された同一のビン381に排出されるので、ビン381に排出された記録紙を後で同種の情報毎に取り纏める必要がなくなることから利便性に優れたものとなる。
【0099】
なお、本発明に係る画像形成装置1は、上記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、以下に述べるような種々の変形態様を採用することができる。
【0100】
(1)上記実施形態では、個人用の各バーチャルメールボックスにはパスワードが設定され、画像データ別出力モードが指定された場合、このパスワードと一致するパスワードを入力しないと、そのバーチャルメールボックスに記憶されている画像データを読み出すことができないように設定されているが、パスワードを設定せずに画像データを読み出すようにすることもできる。例えば、図6に示す文書管理データのうちのボックス番号を指定することにより対応するバーチャルメールボックスの画像データが読み出せるようにしてもよい。勿論、パスワードを入力するようにした場合は、機密性を保持することができるという利点があることはいうまでもない。
【0101】
(2)上記実施形態では、画像データの文書管理データ中にビン番号が予め設定されており、画像データ別出力モードが指定された場合、各画像データに基づいて画像が記録された記録紙は予め設定されたビン番号のビン381に排出されるようになっているが、このビン番号は必ずしも予め設定しておく必要はない。例えば、記録紙の排出時にその排出順にビン番号が順次付与されるようにしてもよい。また、最初の画像データに対応する記録紙はその記録紙の排出時に搬送路382の搬出口387に位置している不特定のビン381に排出されるようにし、その後に続く画像データに対応する記録紙は先のビン381に順次続くビン番号のビン381に排出されるようにすることもできる。
【0102】
(3)上記実施形態では、ボックス別出力モード又は情報別出力モードが指定されたとき、管理者パスワードを入力することにより複数のバーチャルメールボックスに記憶されている画像データを読み出すようにしているが、例えば、管理者パスワード代わる指令キーを設けておき、このキーを操作することで管理者パスワードを入力せずに複数のバーチャルメールボックスの画像データを読み出すようにすることも可能である。
【0103】
(4)上記実施形態では、情報別出力モードが指定されたとき、予め情報別に排出先のビン番号が設定されるようになっているが、このビン番号は必ずしも予め設定しておく必要はない。例えば、記録紙の排出時に搬送路382の搬出口387に位置している不特定のビン381に排出されるようにしてもよい。
【0104】
(5)上記実施形態では、情報別出力モードが設定されたとき、1の情報のみを指定するようにしているが、複数の情報を同時に指定することも可能である。この場合、バーチャルボックス順に該当する1の情報を読み出し、各バーチャルボックスの1の情報を読み終えた段階で次の該当する情報をバーチャルボックス順に読み出すようにしてもよいし、各バーチャルボックス毎に複数の情報を順次読み出すようにしてもよい。
【0105】
この場合、各画像データに対応する記録紙は、予め情報別に設定されたビン番号のビンに排出されるようにしてもよいし、最初の1の情報についての画像データに対応する記録紙はその記録紙の排出時に搬送路382の搬出口387に位置している不特定のビン381に排出されるようにし、その後に続く別の情報についての画像データに対応する記録紙は先のビン381に順次続くビン番号のビン381に排出されるようにしてもよい。
【0106】
(6)上記実施形態では、画像形成部44で画像を記録した記録紙を用紙後処理部3Bに送り込み、ビン381に排出することで記録紙の仕分けを行うようにしているが、画像形成部44で画像を記録した記録紙を用紙後処理部3Aに送り込み、中間トレイ341上で記録紙の排出方向と直交する左右方向に位置をずらせることにより仕分けを行ってスタックトレイ361上に排出するようにすることもできる。
【0107】
すなわち、各画像データに基づいて画像が記録された記録紙を中間トレイ341上で仕分け手段344を構成する左右の幅寄せ部材344a,344cにより画像データ単位で左右に仕分け、この左右に仕分けた状態でスタックトレイ361上に排出すればよい。図12は、この仕分けられた状態のスタックトレイ361上の記録紙を示す図で、記録紙P1,P3は図示の右方向に仕分けられ、記録紙P2,P4は図示の左方向に仕分けられている。
【0108】
このように、中間トレイ341上で記録紙を仕分ける場合、画像データ別出力モードにあっては、例えば、図6に示す文書管理データ中のビン番号に代えて左位置及び右位置を指定するデータ(すなわち、仕分け情報)を付与しておけばよい。この場合、図9に示すフローチャートのステップS35に対応するステップでは中間トレイ341の動作位置の初期化が行われ、ステップS39に対応するステップでは左右位置の指定が行われることになる。
【0109】
また、ボックス別出力モードにあっては、例えば、排出時にバーチャルメールボックス順に左位置及び右位置が順次指定されるようにしておけばよい。この場合、図10に示すフローチャートのステップS59に対応するステップでは中間トレイ341の動作位置の初期化が行われ、ステップS63に対応するステップでは左右位置の指定が行われることになる。
【0110】
また、情報別出力モードにあっては、複数の情報が指定されるときは、排出時に情報順に左位置及び右位置が順次指定されるようにしておけばよい。また、1の情報が指定されるときは左方向及び右方向のいずれか一方の方向が指定される。すなわち、各バーチャルメールボックスの同種情報に対応する記録紙をスタックトレイ361の同一の位置に排出されるようにすればよい。なお、左右方向の2種類だけではなく、例えば、中央位置と左右方向の3種類の仕分けを行うようにすることも可能である。
【0111】
(7)上記実施形態では、画像形成装置1は複写機を構成したものであるが、プリンタ、ファクシミリ装置、それらの複合機等として構成することも可能である。
【0112】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、画像データに基づいて画像を記録紙に記録する画像形成手段と、画像形成手段から排出された記録紙を仕分ける仕分け手段と、仕分け手段により仕分けられた記録紙を受け取る用紙受取手段と、送信されてきた画像データが前記記憶手段の複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に記憶される毎に該記憶領域内における送信単位別に仕分けるための単位仕分け情報を付与するか、あるいは前記記憶手段の複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に送信単位の異なる複数の画像データが存在し、かつ該記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに該記憶領域の画像データを送信単位別に仕分けるための単位仕分け情報を付与する仕分け情報付与手段と 複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に送信単位の異なる複数の画像データが存在し、かつ該記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときには各画像データに対応する画像が記録された記録紙を単位仕分け情報に基づいて送信単位別に仕分けるように仕分け手段を制御する制御手段とを備えているので、各画像データに対応する記録紙が用紙受取手段に排出された後で送信単位別に記録紙を仕分ける必要がなくなる結果、利便性に優れたものとすることができる。
【0113】
また、請求項の発明によれば、制御手段は、記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときには各記憶領域の画像データに対応する画像が記録された記録紙を領域仕分け情報に基づいて記憶領域別に仕分けるように仕分け手段を制御するので、各記憶領域に対応する記録紙が用紙受取手段に排出された後で記憶領域に記録紙を仕分ける必要がなくなる結果、利便性に優れたものとすることができる。
【0114】
また、請求項の発明によれば、制御手段は、記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令されたときには各記憶領域の画像データに対応する画像が記録された記録紙を同種仕分け情報に基づいて同種情報別に仕分けるように仕分け手段を制御するので、記録紙が用紙受取手段に排出された後で記録紙を仕分けて同種情報別に一纏めにする必要がなくなる結果、利便性に優れたものとすることができる。また、各記憶領域から読み出される同種情報が1種類のみの場合、各記憶領域に対応する記録紙は仕分け手段により仕分けられて一纏めにされるので、記録紙を用紙受取手段から取り出すだけでよいことになる結果、利便性に優れたものとすることができる。
【0115】
また、請求項4の発明によれば、複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に記憶されている送信単位の異なる複数の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を送信単位別に仕分けした状態で排出させる送信単位別出力モード、複数の記憶領域に記憶されている画像データに基づいて画像を記録した記録紙を記憶領域別に仕分けた状態で排出させる記憶領域別出力モード、及び、複数の記憶領域に記憶されている同種情報の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を同種情報別に仕分けた状態で排出させる情報別出力モードのうちの1の出力モードに設定されるので、いずれの出力モードに設定された場合でも、記録紙が用紙受取手段に排出された後で送信単位別、記憶領域別、あるいは同種情報別に記録紙を仕分ける必要がなくなる結果、利便性に優れたものとすることができる。
【0116】
また、請求項5の発明によれば、複数の記憶領域はパスワードが設定される記憶領域とパスワードが設定されない記憶領域とからなり、パスワードが設定される記憶領域に記憶された画像データは、設定されたパスワードと一致するパスワードが入力されたときにのみ読み出し可能にされ、パスワードが設定されない記憶領域に記憶された画像データは、該記憶領域に画像データが記憶されたときにパスワードの入力とは無関係に読み出し可能にされるものであるため、パスワードが設定される記憶領域に記憶された画像データについては機密性に優れたものとすることができ、パスワードが設定されない記憶領域に記憶された画像データについては不特定の者であっても記録することができる結果、目的に応じて記憶領域を使い分けることができ、利便性に優れたものとすることができる。
【0117】
また、請求項6の発明によれば、画像データに基づいて画像を記録紙に記録する画像形成手段と、画像形成手段から排出された記録紙を仕分ける仕分け手段と、仕分け手段により仕分けられた記録紙を受け取る用紙受取手段と、記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各記憶領域の画像データを記憶領域別に仕分けるための領域仕分け情報を付与する仕分け情報付与手段と、記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各記憶領域の画像データに対応する画像が記録された記録紙を領域仕分け情報に基づいて記憶領域に仕分けるように前記仕分け手段を制御する制御手段とを備えているので、各記憶領域に対応する記録紙が用紙受取手段に排出された後で記憶領域に記録紙を仕分ける必要がなくなる結果、利便性に優れたものとすることができる。
【0118】
また、請求項7の発明によれば、画像データに基づいて画像を記録紙に記録する画像形成手段と、画像形成手段から排出された記録紙を仕分ける仕分け手段と、仕分け手段により仕分けられた記録紙を受け取る用紙受取手段と、記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各記憶領域の画像データを同種情報別に仕分けるための同種仕分け情報を付与する仕分け情報付与手段と、記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各画像データに対応する画像が記録された記録紙を同種仕分け情報に基づいて同種情報別に仕分けるように前記仕分け手段を制御する制御手段とを備えているので、記録紙が用紙受取手段に排出された後で記録紙を仕分けて同種情報別に一纏めにする必要がなくなる結果、利便性に優れたものとすることができる。また、各記憶領域から読み出される同種情報が1種類のみの場合、各記憶領域に対応する記録紙は仕分け手段により仕分けられて一纏めにされるので、記録紙を用紙受取手段から取り出すだけでよいことになる結果、利便性に優れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置の有する機能を説明するための図で、(a)は画像データ別出力の機能、(b)はボックス別出力の機能、(c)は情報別出力の機能を説明するものである。
【図3】 図1に示す画像形成装置に用いられる中間トレイの平面図である。
【図4】 図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示す制御構成における記憶部の構造を説明するための図である。
【図6】 図5に示す記憶部の画像データに付与される文書管理データの構造を示す図である。
【図7】 図4に示す制御構成を有する画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】 図4に示す制御構成を有する画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】 図4に示す制御構成を有する画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】 図4に示す制御構成を有する画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】 図4に示す制御構成を有する画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】 図1に示す画像形成装置のスタックトレイ上に排出される記録紙の集積状態を説明するための図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 画像形成装置部
3 用紙後処理部
4 本体部
5 原稿読取部
6 自動原稿給送部
8 制御部(制御手段)
39 ビン位置検出部(仕分け手段)
44 画像形成部(画像形成手段)
87 記憶部(記憶手段)
344 仕分け手段
361 スタックトレイ(用紙受取手段)
381 ビン(用紙受取手段)
383 螺旋カム(仕分け手段)

Claims (7)

  1. 送信されてきた画像データを複数の記憶領域を有する記憶手段の所定の記憶領域に記憶させ、この記憶領域から画像データを読み出して画像を記録紙に記録するようにした画像形成装置であって、前記画像データに基づいて画像を記録紙に記録する画像形成手段と、該画像形成手段から排出された記録紙を仕分ける仕分け手段と、該仕分け手段により仕分けられた記録紙を受け取る用紙受取手段と、送信されてきた画像データが前記記憶手段の複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に記憶される毎に該記憶領域内における送信単位別に仕分けるための単位仕分け情報を付与するか、あるいは前記記憶手段の複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に送信単位の異なる複数の画像データが存在し、かつ該記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに該記憶領域の画像データを送信単位別に仕分けるための単位仕分け情報を付与する仕分け情報付与手段と、前記複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に送信単位の異なる複数の画像データが存在し、かつ該記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときには各画像データに対応する画像が記録された記録紙を前記単位仕分け情報に基づいて送信単位別に仕分けるように前記仕分け手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記仕分け情報付与手段は、前記記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令された場合に各記憶領域の画像データを記憶領域別に仕分けるための領域仕分け情報を付与するものであり、前記制御手段は、前記記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときには各記憶領域の画像データに対応する画像が記録された記録紙を前記領域仕分け情報に基づいて記憶領域に仕分けるように前記仕分け手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記仕分け情報付与手段は、前記記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令された場合に各記憶領域の画像データを同種情報別に仕分けるための同種仕分け情報を付与するものであり、前記制御手段は、前記記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令されたときには各記憶領域の画像データに対応する画像が記録された記録紙を前記同種仕分け情報に基づいて同種情報別に仕分けるように前記仕分け手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の記憶領域のうちの1の記憶領域に記憶されている送信単位の異なる複数の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を送信単位別に仕分けした状態で排出させる送信単位別出力モード、前記複数の記憶領域に記憶されている画像データに基づいて画像を記録した記録紙を記憶領域別に仕分けた状態で排出させる記憶領域別出力モード、及び、前記複数の記憶領域に記憶されている同種情報の画像データに基づいて画像を記録した記録紙を同種情報別に仕分けた状態で排出させる情報別出力モードのうちの1の出力モードを設定する出力モード設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の記憶領域は、パスワードが設定される記憶領域とパスワードが設定されない記憶領域とからなり、前記パスワードが設定される記憶領域に記憶された画像データは、前記設定されたパスワードと一致するパスワードが入力されたときにのみ読み出し可能にされ、前記パスワードが設定されない記憶領域に記憶された画像データは、該記憶領域に画像データが記憶されたときにパスワードの入力とは無関係に読み出し可能にされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 入力画像データを複数の記憶領域を有する記憶手段の所定の記憶領域に記憶させ、この記憶領域から画像データを読み出して画像を記録紙に記録するようにした画像形成装置であって、前記画像データに基づいて画像を記録紙に記録する画像形成手段と、該画像形成手段から排出された記録紙を仕分ける仕分け手段と、該仕分け手段により仕分けられた記録紙を受け取る用紙受取手段と、前記記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各記憶領域の画像データを記憶領域別に仕分けるための領域仕分け情報を付与する仕分け情報付与手段と、前記記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ画像データが存在し、かつ各記憶領域の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各記憶領域の画像データに対応する画像が記録された記録紙を前記領域仕分け情報に基づいて記憶領域に仕分けるように前記仕分け手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 入力画像データを複数の記憶領域を有する記憶手段の所定の記憶領域に記憶させ、この記憶領域から画像データを読み出して画像を記録紙に記録するようにした画像形成装置であって、前記画像データに基づいて画像を記録紙に記録する画像形成手段と、該画像形成手段から排出された記録紙を仕分ける仕分け手段と、該仕分け手段により仕分けられた記録紙を受け取る用紙受取手段と、前記記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令されたときに各記憶領域の画像データを同種情報別に仕分けるための同種仕分け情報を付与する仕分け情報付与手段と、前記記憶手段の複数の記憶領域に同種情報の画像データが存在し、かつ各記憶領域の同種情報の画像データに基づく画像の記録が指令されたときには各画像データに対応する画像が記録された記録紙を前記同種仕分け情報に基づいて同種情報別に仕分けるように前記仕分け手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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