JP3602976B2 - 画像形成装置における用紙排出機構 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、プリンタ、アナログ複写機、デジタル複写機等の画像形成装置における用紙排出機構に係わり、特に、スタッカへの用紙束の排出をユーザーの手を煩わせることのない様に排出する用紙排出機構に関する。
【従来の技術】
上記したような画像形成装置における用紙排出機構に関し、図1の画像形成・用紙排出機構1を参照すると、例えば、アナログ複写機2のADF3上に置かれた複写原稿は、ユーザーによる複写モード選択の後、必要部数が複写される。 ソータによる分類仕分け、グループ仕分け等が選択されている場合は、ソータビン4上に設定部数の複写物が供給される。 さらにスタッカ9への排出が設定されている場合は、上記ソータビン4上への供給が終了するのを待って、スタッカ9への排出が開始される。図2にスタッカ排出部の概略図が示されている。スタッカ開口部13の近くには、用紙束を掴み易くするための用紙束取り出し口14が設けられ、用紙束積載後の取り出しを容易にしている。ソータビン4上の複写物は、使用が設定されたソータビンの中で高さが最も低いものから順にスタッカ9へ排出される。用紙束排出の機構が、図3と図4に示されている。
そこでは、ピックアップアーム21の開閉がスタッカ9への用紙束排出を直接制御する。ソータビン42は、使用が設定されたビンの中で高さが最も低いソータビンを示し、ソータビン43が、その次に低いソータビンを示している。ここでは図示されていないアームソレノイドがオンとなることで、図4に記載されているピックアップアーム21が、ソータビン側に傾倒され、ピックアップアームが開状態となる。そして、ビンユニット上下駆動部5が駆動されることで、ソータビンが下降し、スタッカ9への搬送が開始する。最初、ソートビン上の用紙束41がピックアップアームに乗り掛かり、さらなる下降で、用紙束41は搬送路に落下する。用紙束41がスタックトレイ7に積載された後、続いてソータビン43上の用紙束44が搬送路に導かれる。積載動作が続行されて、最後に全てのビン上の用紙束がスタックトレイ7に積載されると、アームソレノイドがオフとなり、ピックアップアームが元のピックアップ閉状態に移動する。
一方、スタックトレイ7は、用紙束の積載が始まる直前に図1記載の位置8まで昇降し、積載動作を補助する構成である。また、最初に搬送される用紙束41は、搬送路を通過し、中間トレイ6に導かれる。中間トレイ6は、用紙サイズごとに受け取り位置を変え、スタックトレイ7への積載タイミングを計る構成となっている。
図3と図6に、中間トレイ上の用紙束を狭持するハンド部22が示されている。ハンド部22は、用紙束を狭持して、スタックトレイ7上の積載位置まで移動する。ここで示された矢印23は、ソータービンから中間トレイへ用紙束が搬送される方向を示し、図3と図6で統一して番号が付与され、ハンド部22と中間トレイ6の位置関係を示している。また、図5には、中間トレイ6が用紙束を受け取る際の移動機構が示されている。中間トレイモータ53の回転がテーブルベルト54を介して伝えられ、中間トレイ6の移動が制御される。51,52が中間トレイ移動ギヤであり、55が中間トレイのホームポジションを検知する中間トレイホームポジションスイッチを示している。また、ここでは図示されていない検知スイッチが、各用紙サイズの受け取り位置を検知している。
図6と図7、図8〜図12を用いてハンド部22の動きを説明する。先ず、中間トレイ6がホームポジションの位置から用紙サイズごとの受け取り位置へ移動する。このとき、図6に示されたハンドレバー61,62は、図7のAの状態にある。 そして、ハンドソレノイド2(図6の64)がオンされることで、ハンドレバーが退避位置から用紙狭持位置へ移動する。つまり、図7のAの状態からBの状態へ、ハンドレバーが動作する。 そして、搬送路から中間トレイ上に用紙束を排出した後、ハンドソレノイド1(図6の63)がオンとなり、ハンドレバーが中間トレイ上の用紙束を狭持する。図7のCの状態がその状態を示している。中間トレイ6、積載される用紙束81、ハンドレバー82との関係を示した場合、この状態は図8のの状態となる。 この状態からハンドモータ67が正転することで、ハンドユニット83が前シフト位置84、または後シフト位置85まで移動し、図9の状態となる。その後、中間トレイ6がホームポジションまで移動し、図10の状態となる。ハンドレバー61、62の状態は、この時、まだ図7のCの状態であるが、中間トレイ6がホームポジションに移動し、ハンドソレノイド1がオフされることによって、用紙束81がハンドレバー82から解放される。その後、ハンドソレノイド2がオフされて、ハンドレバー82がハンド部22内に退避する。このとき、用紙束が完全にスタックトレイ87上に積載され、図11の状態となる。さらに中間トレイ6、ハンド部ユニット83、ハンドレバー61,62の各々が動作開始前のホームポジションに戻り、次の積載に備える状態となる。その状態が図12である。 そして、次に積載される用紙束が中間トレイに搬送されて用紙束の積載が継続する。積載動作が継続中、中間トレイ6、ハンド部ユニット83、ハンドレバー61、62は、上記の動作を繰り返し、ソータビン上にあった用紙束を順次スタックトレイ87に積載する。 最後の用紙束がスタックトレイ87上に運ばれて、用紙束の積載動作は終了する。
このように従来技術では、前シフト位置84と後シフト位置85で、積載を交互に振り分けることで、スタックトレイ上の用紙束の端面が容易に確認できるような配慮がなされている。
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来の用紙排出機構では、ソータビン4から搬送される用紙束は、スタックトレイ87上の前シフト位置84、
あるいは後シフト位置85に端面を合わせて積載される。先ず、最初の用紙束の端面を前シフト位置に合わせると、2番目の用紙束は、後シフト位置に合わされる。その後はシフト位置が交互に設定され、積載が継続される。つまり、スタッカからユーザーが用紙束を取り出す際、シフト位置が同じとならないよう制御し、
各用紙束の境目をわかり易くしていた。つまり、用紙束積載の順に従い、シフト位置を交互に変更することで、各用紙束の端面の区別を可能にしていた。しかしながら、上記積載手法を用いた場合でも、ユーザーが満足できないケースがあり、
さらなるユーザーフレンドリー化を目指す意味で、その問題の克服が求められていた。例えば、図13(B)に、5部の用紙束が積載されている。従来技術で説明した手法で積載されており、最初に積載される用紙束を前シフト位置に設定した。図13(A)は、ユーザーがスタッカ開口部から原稿束を取り出そうとしている状態を示している。ユーザー側から見える用紙束の端面は、用紙束の積載順に言えば、1部め、3部め、5部めである。2部め、4部めは、どの位置に端面があるか確認できない状態である。このとき、ユーザーが注意を怠れば、図14に示したような掴み方をしてしまい、2部め、4部めの用紙束を複写場所に散乱させてしまうことがあった。この問題は用紙束の端面の全てを確認できる偶数部数の積載では発生の可能性が極めて低い。部数が偶数であるか、あるいは奇数であるかによって、ユーザーに要求される注意力が変わり、非常にわずらわしい問題となっていた。 偶数部数積載の様子は、4部の場合を例として、図15が示している。ユーザーがスタッカ排出口方向(図1の例では、アナログ複写機を機械前側からユーザーが見た方向に一致している。)から見ても、用紙束の端面が容易に確認できる様子が示されている。
このように偶数部数積載時の扱い易さと、奇数部数積載時の扱いの悪さが、従来の画像形成・用紙排出機構のシステムには問題として包含されていた。 従って、本発明の目的は、簡単な構成により、上記問題点を克服し、ユーザーにわずらわしさを感じさせることのない用紙排出機構の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明が採用する主たる手段は、その要旨とするところが、画像形成後の出力物を分類仕分けするソート手段と、前記ソート手段上に蓄えられた1ないし複数の用紙束をスタッカに排出するスタッカ排出手段と、スタッカへの用紙束排出を、ある定められた方向に従って交互にシフトさせる用紙束積載手段とを有する用紙排出機構において、1ないし複数の用紙束の総数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかによって用紙束積載開始位置を変えて積載することを特徴とする用紙排出機構である。
【作用】
本発明に係わる用紙排出機構は、ユーザの設定した用紙束の部数を認識し、用紙束の総数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかによって、スタックトレイ上の用紙束積載位置を変える構成を有するので、スタックトレイ上に積載された用紙束をユーザーが取り除く際、いつも積載された各用紙束の端面が確認できる用紙排出機構である。この用紙排出機構を採用することで、従来技術で問題となっていた取り扱いのわずらわしさを軽減し、複写場所における用紙束の散乱等を防止することができる。
【実施例】
以下添付図面を参照して、本発明を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施例は、本発明を具体化した一例であって、
本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここに、図16は本発明の一実施例に係わる画像形成・用紙排出機構のブロック図を示す。(101)は複写機内部に配された制御手段、(102)は複写機操作パネル、(103)は画像入力手段、(104)は画像出力手段を示している。また、ソータ制御手段111は、複写機制御手段101と電気的に接続され、画像出力に対応したソータ制御を可能とする。そして、(112)は中間トレイ駆動手段、(113)はオートスタッカ設定キー入力手段、(114)はハンドソレノイド駆動手段1、(115)はハンドソレノイド駆動手段2を各々示している。(116)はソータビン上の用紙束をスタッカに導くピックアップアーム駆動手段、(117)はビンユニット上下駆動手段、(118)はハンド部駆動手段を示している。 ユーザーが複写機操作パネル102を操作し、設定モード、設定部数等を入力する。ソータ制御、スタッカへの排出制御等を希望する場合は、このとき同時に設定入力する。そして、ユーザーが画像形成・用紙搬送の設定を確認し、複写機操作パネル102上のプリントボタンを押すことで、画像入力手段103から読見込まれたアナログ画像、またはデジタル画像の複写を開始する。そして、ソータの使用が設定されていた場合は、出力された複写物を各ソータビンに仕分けして搬送を行う。さらに、オートスタッカへの搬送が設定されていた場合には、ソータビンへの搬送が終了するのを待って、スタッカへの搬送を行う。ビンユニット上下駆動手段117を駆動し、仕分けされたソータビンの中で最も低い位置にあるソータビン上の複写物から、スタッカへの搬送を開始する。ピックアップアームがソータビン側に傾倒され、オートスタッカまでの搬送路を規制する。複写物はビンユニット上下駆動手段117の下降に従って、ピックアップアーム上に乗っ掛かり、さらなる下降で搬送路内に導かれる。中間トレイは搬送されてくる複写物のサイズに合わせて受け取り位置を変える。複写物が中間トレイに搬送されると、ハンド部駆動手段118が駆動され、複写物狭持位置までハンド部を移動させる。
ハンドソレノイド駆動手段2(115)を駆動することで、ハンドレバーが退避位置から用紙狭持位置へ移動する。さらに、ハンドソレノイド駆動手段1(114)を駆動することで、ハンドレバーが中間トレイ上の複写物を狭持する。その後、ハンド部駆動手段118が駆動され、狭持された複写物をスタックトレイの前シフト位置、または後シフト位置まで移動させる。そして、ハンドソレノイド駆動手段1をオフすることで、狭持されていた複写物をスタックトレイ上に積載する。ハンドソレノイド駆動手段2をオフし、ハンド部、中間トレイをホームポジションに戻し、次の複写物の積載に備える。ビンユニット上下駆動手段がさらに下降し、次の複写物がピックアップアームにより、搬送路内に導かれる。中間トレイ駆動手段112、ハンド部駆動手段118、ハンドソレノイド駆動手段114、ハンドソレノイド駆動手段115が上記した動きを繰り返すことで、スタックトレイへの積載が継続する。スタックトレイ上に最後の複写物を積載すると、
ピックアップアーム駆動手段116をオフし、ピックアップアームを複写物搬送を開始する前の状態、すなわちホームポジションの状態に戻す。ビンユニット上下駆動手段を作動させ、ソータビンの位置をホームポジションに戻して、画像形成・搬送処理を終了する。このように、本発明の機械構成は、本明細書で記載した従来技術と同じ構成となっている。また、図16で示した画像形成・用紙排出機構のブロック図も詳細は別として、従来技術の構成と同じものである。本発明の特徴は、作用の欄で記載したように、ユーザーの設定した用紙束の部数を認識し、用紙束の総数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかによって、スタックトレイ上の用紙束積載位置を変える構成を有する画像形成装置における用紙排出機構である。
図17は本発明における一実施例に係わるスタックトレイ上の積載手法をフローチャートとして示している。搬送されてくる用紙束の順番(n1)を認識し、前シフト位置に用紙束を積載するか、あるいは後シフト位置に用紙束を積載するか、その判断を行う。この判断は図14記載のソータ制御手段111の中で行われる。
電気的に繋がれている複写機側の設定データ、あるいは、ビンユニット上下駆動手段の制御情報等を参照してこの判断がなされる。先ず、中間トレイに配された図示しない用紙束検知スイッチにより、用紙束の存在を確認する(ステップ1…S1)。 中間トレイに用紙束が存在すれば、複写機側の設定データを参照して設定部数を確認する。原稿に対する複写枚数が設定部数であり、その設定部数分の原稿束がソータービン上に載置されていたことになる。そして、確認した設定部数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかが判断される(ステップ2…S2)。 偶数部数であれば、n0=0として処理する(ステップ3…S3)。 また、奇数部数であれば、n0=1として処理する(ステップ4…S4)。 次に、ソータビンから搬送されてきた用紙束が、何番目のものであるかを確認して、その値をn1として処理する(ステップ5…S5)。 ビンユニット上下駆動手段117が、ソータを1ビンずつ下降させ、用紙束を搬送路に導く構成である。このため、ソータ制御手段111のビンユニット上下駆動手段117のデータを確認することで、用紙束が何番目に位置するかが確認できる。次にn1+n0を、nとして処理する(ステップ6…S6)。 そして、nが偶数であるか、あるいは奇数であるかが判断される(ステップ7…S7)。 nが偶数であれば、スタックトレイの後シフト位置に用紙束を積載する(ステップ8…S8)。 また、nが奇数であれば、前シフト位置に用紙束を積載する(ステップ9…S9)。 スタックトレイへの積載が終わると、n1が設定部数であるか否かを確認する(ステップ10…S10)。 n1が設定部数であれば用紙束の積載動作を終了し、設定部数でなければ積載動作を続行する。設定部数でなく積載動作を継続する場合は、次に搬送される用紙束を搬送路に導くため、ビンユニット上下駆動手段117を駆動し、ビンユニットを1ビン分下方向に移動させる。 この後、ステップ1(S1)に戻り、積載処理が続行する。上記構成に従って積載動作を実施することで、設定部数が偶数部数であるときは、最初の積載束を前シフト位置に、奇数部数であるときは後シフト位置に各々積載する。この構成による用紙束積載が終了すると、設定部数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかに関わらず、結果として用紙束の端面はスタッカ排出口から見て容易に確認できる状態となる。
【発明の効果】
本発明によれば、ソータビン上の用紙束の数が、偶数部数であるか、奇数部数であるかによって、スタッカ上の用紙束積載開始位置を変えるので、
積載された用紙束をユーザーが取り除く際、いつも積載された用紙束の端面を確認でき、簡単な構成でユーザーフレンドリーな用紙排出機構を提供できる。 明細書記載の実施例によれば、偶数部数であるときは、最初の用紙束をスタッカ開口面と垂直な方向に沿って、より開口面に近い位置にある前シフト位置に積載し、
奇数部数であるときは、スタッカ開口面に遠い後シフト位置に積載する。このような構成とすることで、従来問題となっていた偶数部数積載時と奇数部数積載時の用紙束端面の確認の難しさ、あるいはその違いを容易に補うことができる。尚、
実施例では、積載部数が偶数であるとき、最初の用紙束を前シフト位置に積載し、
積載部数が奇数であるとき、最初の用紙束を後シフト位置に積載した。しかし、これらの構成は発明を限定するものではなく、説明の都合上、これらの構成を用いたものである。つまり、画像形成・用紙排出機構の構成が変われば、それに従い変更されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる画像形成・用紙排出機構を示す概略構成図。
【図2】上記用紙排出機構(スタッカ排出部の概念図。)を示す斜視図。
【図3】上記用紙排出機構を示す断面図。
【図4】ソータビン上の用紙束を、ピックアップアームの開閉で搬送路に導く概念図。
【図5】用紙排出機構における中間トレイ移動手段を示す斜視図。
【図6】用紙束を狭持するハンド部を示す斜視図。
【図7】ハンドレバーの動作状態を示す概略図。
【図8】中間トレイ、ハンド部の動きとスタッカへの排出状態を示す概略図であって、中間トレイが用紙サイズごとの受け取り位置へ移動し、ハンドレバーが用紙を狭持した状態を示す概略図。
【図9】図8に示した状態の後、ハンドレバーが用紙を狭持した後ハンドユニットが前シフト位置または後シフト位置に移動した状態を示す概略図。
【図10】図9に示した状態の後、中間トレイがホームポジションまで退避した状態を示す概念図。
【図11】図10に示した状態の後、ハンドレバーが用紙束を解放し、スタックトレイ上に用紙束を積載した状態を示す概念図。
【図12】図11に示した状態の後、ハンドユニットがホームポジションに移動した状態を示す概念図。
【図13】スタッカトレイ上に奇数部数積載されるときの状態を示すものであって、(A)が、ユーザーによる用紙束の代表的な掴み方を示す概略図、(B)はスタックトレイ上の積載状態を示す概略図。
【図14】奇数部数積載されたときの代表的な取り出し方を示す概略図。
【図15】スタックトレイ上に偶数部数積載されるときの状態を示すものであって、(A)が、ユーザーによる用紙束の代表的な掴み方を示す概略図、(B)はスタックトレイ上の積載状態を示す概略図。
【図16】本発明の一実施例に係わる画像形成・用紙排出機構を示す制御ブロック図。
【図17】本発明の一実施例に係わるスタックトレイ上の積載手法のフローチャート図。
【符号の説明】
11 …ノンソートビン
65 …テーブルベルト
66 …幅合わせ駆動プーリー
68 …ハンド部側板
86 …用紙束
本発明は、プリンタ、アナログ複写機、デジタル複写機等の画像形成装置における用紙排出機構に係わり、特に、スタッカへの用紙束の排出をユーザーの手を煩わせることのない様に排出する用紙排出機構に関する。
【従来の技術】
上記したような画像形成装置における用紙排出機構に関し、図1の画像形成・用紙排出機構1を参照すると、例えば、アナログ複写機2のADF3上に置かれた複写原稿は、ユーザーによる複写モード選択の後、必要部数が複写される。 ソータによる分類仕分け、グループ仕分け等が選択されている場合は、ソータビン4上に設定部数の複写物が供給される。 さらにスタッカ9への排出が設定されている場合は、上記ソータビン4上への供給が終了するのを待って、スタッカ9への排出が開始される。図2にスタッカ排出部の概略図が示されている。スタッカ開口部13の近くには、用紙束を掴み易くするための用紙束取り出し口14が設けられ、用紙束積載後の取り出しを容易にしている。ソータビン4上の複写物は、使用が設定されたソータビンの中で高さが最も低いものから順にスタッカ9へ排出される。用紙束排出の機構が、図3と図4に示されている。
そこでは、ピックアップアーム21の開閉がスタッカ9への用紙束排出を直接制御する。ソータビン42は、使用が設定されたビンの中で高さが最も低いソータビンを示し、ソータビン43が、その次に低いソータビンを示している。ここでは図示されていないアームソレノイドがオンとなることで、図4に記載されているピックアップアーム21が、ソータビン側に傾倒され、ピックアップアームが開状態となる。そして、ビンユニット上下駆動部5が駆動されることで、ソータビンが下降し、スタッカ9への搬送が開始する。最初、ソートビン上の用紙束41がピックアップアームに乗り掛かり、さらなる下降で、用紙束41は搬送路に落下する。用紙束41がスタックトレイ7に積載された後、続いてソータビン43上の用紙束44が搬送路に導かれる。積載動作が続行されて、最後に全てのビン上の用紙束がスタックトレイ7に積載されると、アームソレノイドがオフとなり、ピックアップアームが元のピックアップ閉状態に移動する。
一方、スタックトレイ7は、用紙束の積載が始まる直前に図1記載の位置8まで昇降し、積載動作を補助する構成である。また、最初に搬送される用紙束41は、搬送路を通過し、中間トレイ6に導かれる。中間トレイ6は、用紙サイズごとに受け取り位置を変え、スタックトレイ7への積載タイミングを計る構成となっている。
図3と図6に、中間トレイ上の用紙束を狭持するハンド部22が示されている。ハンド部22は、用紙束を狭持して、スタックトレイ7上の積載位置まで移動する。ここで示された矢印23は、ソータービンから中間トレイへ用紙束が搬送される方向を示し、図3と図6で統一して番号が付与され、ハンド部22と中間トレイ6の位置関係を示している。また、図5には、中間トレイ6が用紙束を受け取る際の移動機構が示されている。中間トレイモータ53の回転がテーブルベルト54を介して伝えられ、中間トレイ6の移動が制御される。51,52が中間トレイ移動ギヤであり、55が中間トレイのホームポジションを検知する中間トレイホームポジションスイッチを示している。また、ここでは図示されていない検知スイッチが、各用紙サイズの受け取り位置を検知している。
図6と図7、図8〜図12を用いてハンド部22の動きを説明する。先ず、中間トレイ6がホームポジションの位置から用紙サイズごとの受け取り位置へ移動する。このとき、図6に示されたハンドレバー61,62は、図7のAの状態にある。 そして、ハンドソレノイド2(図6の64)がオンされることで、ハンドレバーが退避位置から用紙狭持位置へ移動する。つまり、図7のAの状態からBの状態へ、ハンドレバーが動作する。 そして、搬送路から中間トレイ上に用紙束を排出した後、ハンドソレノイド1(図6の63)がオンとなり、ハンドレバーが中間トレイ上の用紙束を狭持する。図7のCの状態がその状態を示している。中間トレイ6、積載される用紙束81、ハンドレバー82との関係を示した場合、この状態は図8のの状態となる。 この状態からハンドモータ67が正転することで、ハンドユニット83が前シフト位置84、または後シフト位置85まで移動し、図9の状態となる。その後、中間トレイ6がホームポジションまで移動し、図10の状態となる。ハンドレバー61、62の状態は、この時、まだ図7のCの状態であるが、中間トレイ6がホームポジションに移動し、ハンドソレノイド1がオフされることによって、用紙束81がハンドレバー82から解放される。その後、ハンドソレノイド2がオフされて、ハンドレバー82がハンド部22内に退避する。このとき、用紙束が完全にスタックトレイ87上に積載され、図11の状態となる。さらに中間トレイ6、ハンド部ユニット83、ハンドレバー61,62の各々が動作開始前のホームポジションに戻り、次の積載に備える状態となる。その状態が図12である。 そして、次に積載される用紙束が中間トレイに搬送されて用紙束の積載が継続する。積載動作が継続中、中間トレイ6、ハンド部ユニット83、ハンドレバー61、62は、上記の動作を繰り返し、ソータビン上にあった用紙束を順次スタックトレイ87に積載する。 最後の用紙束がスタックトレイ87上に運ばれて、用紙束の積載動作は終了する。
このように従来技術では、前シフト位置84と後シフト位置85で、積載を交互に振り分けることで、スタックトレイ上の用紙束の端面が容易に確認できるような配慮がなされている。
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来の用紙排出機構では、ソータビン4から搬送される用紙束は、スタックトレイ87上の前シフト位置84、
あるいは後シフト位置85に端面を合わせて積載される。先ず、最初の用紙束の端面を前シフト位置に合わせると、2番目の用紙束は、後シフト位置に合わされる。その後はシフト位置が交互に設定され、積載が継続される。つまり、スタッカからユーザーが用紙束を取り出す際、シフト位置が同じとならないよう制御し、
各用紙束の境目をわかり易くしていた。つまり、用紙束積載の順に従い、シフト位置を交互に変更することで、各用紙束の端面の区別を可能にしていた。しかしながら、上記積載手法を用いた場合でも、ユーザーが満足できないケースがあり、
さらなるユーザーフレンドリー化を目指す意味で、その問題の克服が求められていた。例えば、図13(B)に、5部の用紙束が積載されている。従来技術で説明した手法で積載されており、最初に積載される用紙束を前シフト位置に設定した。図13(A)は、ユーザーがスタッカ開口部から原稿束を取り出そうとしている状態を示している。ユーザー側から見える用紙束の端面は、用紙束の積載順に言えば、1部め、3部め、5部めである。2部め、4部めは、どの位置に端面があるか確認できない状態である。このとき、ユーザーが注意を怠れば、図14に示したような掴み方をしてしまい、2部め、4部めの用紙束を複写場所に散乱させてしまうことがあった。この問題は用紙束の端面の全てを確認できる偶数部数の積載では発生の可能性が極めて低い。部数が偶数であるか、あるいは奇数であるかによって、ユーザーに要求される注意力が変わり、非常にわずらわしい問題となっていた。 偶数部数積載の様子は、4部の場合を例として、図15が示している。ユーザーがスタッカ排出口方向(図1の例では、アナログ複写機を機械前側からユーザーが見た方向に一致している。)から見ても、用紙束の端面が容易に確認できる様子が示されている。
このように偶数部数積載時の扱い易さと、奇数部数積載時の扱いの悪さが、従来の画像形成・用紙排出機構のシステムには問題として包含されていた。 従って、本発明の目的は、簡単な構成により、上記問題点を克服し、ユーザーにわずらわしさを感じさせることのない用紙排出機構の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明が採用する主たる手段は、その要旨とするところが、画像形成後の出力物を分類仕分けするソート手段と、前記ソート手段上に蓄えられた1ないし複数の用紙束をスタッカに排出するスタッカ排出手段と、スタッカへの用紙束排出を、ある定められた方向に従って交互にシフトさせる用紙束積載手段とを有する用紙排出機構において、1ないし複数の用紙束の総数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかによって用紙束積載開始位置を変えて積載することを特徴とする用紙排出機構である。
【作用】
本発明に係わる用紙排出機構は、ユーザの設定した用紙束の部数を認識し、用紙束の総数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかによって、スタックトレイ上の用紙束積載位置を変える構成を有するので、スタックトレイ上に積載された用紙束をユーザーが取り除く際、いつも積載された各用紙束の端面が確認できる用紙排出機構である。この用紙排出機構を採用することで、従来技術で問題となっていた取り扱いのわずらわしさを軽減し、複写場所における用紙束の散乱等を防止することができる。
【実施例】
以下添付図面を参照して、本発明を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施例は、本発明を具体化した一例であって、
本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここに、図16は本発明の一実施例に係わる画像形成・用紙排出機構のブロック図を示す。(101)は複写機内部に配された制御手段、(102)は複写機操作パネル、(103)は画像入力手段、(104)は画像出力手段を示している。また、ソータ制御手段111は、複写機制御手段101と電気的に接続され、画像出力に対応したソータ制御を可能とする。そして、(112)は中間トレイ駆動手段、(113)はオートスタッカ設定キー入力手段、(114)はハンドソレノイド駆動手段1、(115)はハンドソレノイド駆動手段2を各々示している。(116)はソータビン上の用紙束をスタッカに導くピックアップアーム駆動手段、(117)はビンユニット上下駆動手段、(118)はハンド部駆動手段を示している。 ユーザーが複写機操作パネル102を操作し、設定モード、設定部数等を入力する。ソータ制御、スタッカへの排出制御等を希望する場合は、このとき同時に設定入力する。そして、ユーザーが画像形成・用紙搬送の設定を確認し、複写機操作パネル102上のプリントボタンを押すことで、画像入力手段103から読見込まれたアナログ画像、またはデジタル画像の複写を開始する。そして、ソータの使用が設定されていた場合は、出力された複写物を各ソータビンに仕分けして搬送を行う。さらに、オートスタッカへの搬送が設定されていた場合には、ソータビンへの搬送が終了するのを待って、スタッカへの搬送を行う。ビンユニット上下駆動手段117を駆動し、仕分けされたソータビンの中で最も低い位置にあるソータビン上の複写物から、スタッカへの搬送を開始する。ピックアップアームがソータビン側に傾倒され、オートスタッカまでの搬送路を規制する。複写物はビンユニット上下駆動手段117の下降に従って、ピックアップアーム上に乗っ掛かり、さらなる下降で搬送路内に導かれる。中間トレイは搬送されてくる複写物のサイズに合わせて受け取り位置を変える。複写物が中間トレイに搬送されると、ハンド部駆動手段118が駆動され、複写物狭持位置までハンド部を移動させる。
ハンドソレノイド駆動手段2(115)を駆動することで、ハンドレバーが退避位置から用紙狭持位置へ移動する。さらに、ハンドソレノイド駆動手段1(114)を駆動することで、ハンドレバーが中間トレイ上の複写物を狭持する。その後、ハンド部駆動手段118が駆動され、狭持された複写物をスタックトレイの前シフト位置、または後シフト位置まで移動させる。そして、ハンドソレノイド駆動手段1をオフすることで、狭持されていた複写物をスタックトレイ上に積載する。ハンドソレノイド駆動手段2をオフし、ハンド部、中間トレイをホームポジションに戻し、次の複写物の積載に備える。ビンユニット上下駆動手段がさらに下降し、次の複写物がピックアップアームにより、搬送路内に導かれる。中間トレイ駆動手段112、ハンド部駆動手段118、ハンドソレノイド駆動手段114、ハンドソレノイド駆動手段115が上記した動きを繰り返すことで、スタックトレイへの積載が継続する。スタックトレイ上に最後の複写物を積載すると、
ピックアップアーム駆動手段116をオフし、ピックアップアームを複写物搬送を開始する前の状態、すなわちホームポジションの状態に戻す。ビンユニット上下駆動手段を作動させ、ソータビンの位置をホームポジションに戻して、画像形成・搬送処理を終了する。このように、本発明の機械構成は、本明細書で記載した従来技術と同じ構成となっている。また、図16で示した画像形成・用紙排出機構のブロック図も詳細は別として、従来技術の構成と同じものである。本発明の特徴は、作用の欄で記載したように、ユーザーの設定した用紙束の部数を認識し、用紙束の総数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかによって、スタックトレイ上の用紙束積載位置を変える構成を有する画像形成装置における用紙排出機構である。
図17は本発明における一実施例に係わるスタックトレイ上の積載手法をフローチャートとして示している。搬送されてくる用紙束の順番(n1)を認識し、前シフト位置に用紙束を積載するか、あるいは後シフト位置に用紙束を積載するか、その判断を行う。この判断は図14記載のソータ制御手段111の中で行われる。
電気的に繋がれている複写機側の設定データ、あるいは、ビンユニット上下駆動手段の制御情報等を参照してこの判断がなされる。先ず、中間トレイに配された図示しない用紙束検知スイッチにより、用紙束の存在を確認する(ステップ1…S1)。 中間トレイに用紙束が存在すれば、複写機側の設定データを参照して設定部数を確認する。原稿に対する複写枚数が設定部数であり、その設定部数分の原稿束がソータービン上に載置されていたことになる。そして、確認した設定部数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかが判断される(ステップ2…S2)。 偶数部数であれば、n0=0として処理する(ステップ3…S3)。 また、奇数部数であれば、n0=1として処理する(ステップ4…S4)。 次に、ソータビンから搬送されてきた用紙束が、何番目のものであるかを確認して、その値をn1として処理する(ステップ5…S5)。 ビンユニット上下駆動手段117が、ソータを1ビンずつ下降させ、用紙束を搬送路に導く構成である。このため、ソータ制御手段111のビンユニット上下駆動手段117のデータを確認することで、用紙束が何番目に位置するかが確認できる。次にn1+n0を、nとして処理する(ステップ6…S6)。 そして、nが偶数であるか、あるいは奇数であるかが判断される(ステップ7…S7)。 nが偶数であれば、スタックトレイの後シフト位置に用紙束を積載する(ステップ8…S8)。 また、nが奇数であれば、前シフト位置に用紙束を積載する(ステップ9…S9)。 スタックトレイへの積載が終わると、n1が設定部数であるか否かを確認する(ステップ10…S10)。 n1が設定部数であれば用紙束の積載動作を終了し、設定部数でなければ積載動作を続行する。設定部数でなく積載動作を継続する場合は、次に搬送される用紙束を搬送路に導くため、ビンユニット上下駆動手段117を駆動し、ビンユニットを1ビン分下方向に移動させる。 この後、ステップ1(S1)に戻り、積載処理が続行する。上記構成に従って積載動作を実施することで、設定部数が偶数部数であるときは、最初の積載束を前シフト位置に、奇数部数であるときは後シフト位置に各々積載する。この構成による用紙束積載が終了すると、設定部数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかに関わらず、結果として用紙束の端面はスタッカ排出口から見て容易に確認できる状態となる。
【発明の効果】
本発明によれば、ソータビン上の用紙束の数が、偶数部数であるか、奇数部数であるかによって、スタッカ上の用紙束積載開始位置を変えるので、
積載された用紙束をユーザーが取り除く際、いつも積載された用紙束の端面を確認でき、簡単な構成でユーザーフレンドリーな用紙排出機構を提供できる。 明細書記載の実施例によれば、偶数部数であるときは、最初の用紙束をスタッカ開口面と垂直な方向に沿って、より開口面に近い位置にある前シフト位置に積載し、
奇数部数であるときは、スタッカ開口面に遠い後シフト位置に積載する。このような構成とすることで、従来問題となっていた偶数部数積載時と奇数部数積載時の用紙束端面の確認の難しさ、あるいはその違いを容易に補うことができる。尚、
実施例では、積載部数が偶数であるとき、最初の用紙束を前シフト位置に積載し、
積載部数が奇数であるとき、最初の用紙束を後シフト位置に積載した。しかし、これらの構成は発明を限定するものではなく、説明の都合上、これらの構成を用いたものである。つまり、画像形成・用紙排出機構の構成が変われば、それに従い変更されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる画像形成・用紙排出機構を示す概略構成図。
【図2】上記用紙排出機構(スタッカ排出部の概念図。)を示す斜視図。
【図3】上記用紙排出機構を示す断面図。
【図4】ソータビン上の用紙束を、ピックアップアームの開閉で搬送路に導く概念図。
【図5】用紙排出機構における中間トレイ移動手段を示す斜視図。
【図6】用紙束を狭持するハンド部を示す斜視図。
【図7】ハンドレバーの動作状態を示す概略図。
【図8】中間トレイ、ハンド部の動きとスタッカへの排出状態を示す概略図であって、中間トレイが用紙サイズごとの受け取り位置へ移動し、ハンドレバーが用紙を狭持した状態を示す概略図。
【図9】図8に示した状態の後、ハンドレバーが用紙を狭持した後ハンドユニットが前シフト位置または後シフト位置に移動した状態を示す概略図。
【図10】図9に示した状態の後、中間トレイがホームポジションまで退避した状態を示す概念図。
【図11】図10に示した状態の後、ハンドレバーが用紙束を解放し、スタックトレイ上に用紙束を積載した状態を示す概念図。
【図12】図11に示した状態の後、ハンドユニットがホームポジションに移動した状態を示す概念図。
【図13】スタッカトレイ上に奇数部数積載されるときの状態を示すものであって、(A)が、ユーザーによる用紙束の代表的な掴み方を示す概略図、(B)はスタックトレイ上の積載状態を示す概略図。
【図14】奇数部数積載されたときの代表的な取り出し方を示す概略図。
【図15】スタックトレイ上に偶数部数積載されるときの状態を示すものであって、(A)が、ユーザーによる用紙束の代表的な掴み方を示す概略図、(B)はスタックトレイ上の積載状態を示す概略図。
【図16】本発明の一実施例に係わる画像形成・用紙排出機構を示す制御ブロック図。
【図17】本発明の一実施例に係わるスタックトレイ上の積載手法のフローチャート図。
【符号の説明】
11 …ノンソートビン
65 …テーブルベルト
66 …幅合わせ駆動プーリー
68 …ハンド部側板
86 …用紙束
Claims (4)
- 画像形成後の出力物を分類仕分けするソート手段と、
前記ソート手段上に蓄えられた1ないし複数の用紙束をスタッカに排出するスタッカ排出手段と、
スタッカへの用紙束排出を、ある定められた方向に従って交互にシフトさせる用紙束積載手段とを有する用紙排出機構において、
1ないし複数の用紙束の総数が偶数部数であるか、あるいは奇数部数であるかによって用紙束積載開始位置を変えて積載することを特徴とする用紙排出機構。 - スタッカへの用紙束排出を、スタッカ開口面に垂直な方向に従って交互にシフトさせる用紙束積載手段である、請求項1記載の用紙排出機構。
- 1ないし複数の用紙束の総数が奇数部数であるとき、スタッカへの用紙束排出を、スタッカ開口面に遠い積載開始位置で積載を開始する、請求項2記載の用紙排出機構。
- 1ないし複数の用紙束の総数が偶数部数であるとき、スタッカへの用紙束排出を、スタッカ開口面に近い積載開始位置で積載を開始する、請求項2記載の用紙排出機構。
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