JP3681880B2 - リムーバブル媒体の処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等のリムーバブルな媒体を用いたリムーバブル装置の電源投入時又は媒体挿入時に上位装置の媒体アクセス機能を立ち上げるためのリムーバブル媒体の処理装置に関し、特にリムーバブル装置のファームウェアがリムーバブル媒体のアクセス開始に必要な媒体情報を読出し解析して上位装置からの媒体情報の要求コマンドに応答するようにしたリムーバブル媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種コンピュータ装置、テレビ、ビデオ等に使用可能な磁気テープ装置、CDドライブ、DVDドライブ、MOドライブ、フロッピー(登録商標)ディスク装置及び大容量フロッピー装置等の各種のリムーバブル装置が出てきている。またIDE、SCSI、UBS、IEEE1394等の各種のインタフェースに対応して1台のドライブで色々な種類の論理フォーマットに対応する必要性が生じている。
【0003】
しかし、リムーバブル装置に挿入された媒体のもつ様々な論理フォーマットに対し、上位装置のOSで論理フォーマットの制御の互換を行うことが容易にはできない状態となっている。
従来、上位装置に設けられた基本入出力システムとして知られた基本入出力システムBIOS(Basic Input Output System)は、どのような基本入出力システムBIOSでも媒体のパーティションテーブルを認識してブートアップ処理を実行し、システムプログラムに制御を引き渡してブート処理を行なわせている。
【0004】
即ち、基本入出力システムBIOSは、自己のセットアップメニューによって媒体の論理フォーマット等のブートアップに必要な媒体情報を固定的に設定している。このためリムーバブル装置に媒体を挿入した状態で上位装置の電源を投入すると、上位装置のマザーボードに実装されている基本入出力システムBIOSがセットアップメニューにより設定された媒体情報に基づき、ブートアップ処理を実行して媒体からブートプログラムを上位装置の主記憶にロードし、OSによるブート処理を実行してリムーバブル装置に対する入出力アクセスの可能状態を確立する。
【0005】
ここで基本入出力システムBIOSがブート処理そのものを実行せず、ブート処理の先頭部分となるブートアップ処理を実行する理由は、基本入出力システムBIOSが実装されているマザーボード上のメモリ容量(ROM要領)が小さいためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、上位装置で動作する複数のオペレーティングシステムOSのもつ複数種類の論理フォーマットを一つのリムーバブル装置でサポートしてきており、セットアップメニューによって媒体情報を固定的に設定した従来の基本入出力システムBIOSによるブートアップでは、多種多様な論理フォーマットに対して容易に対応できない状況となっている。
【0007】
即ち、媒体の論理フォーマットを基本入出力システムBOISのセットアップメニューで固定的に設定しており、媒体フォーマットが異なる場合に基本入出力システムBIOSがブートアップ処理を実行しても、媒体からブートプログラムをロードする際にプログラムリストのメニュー表示でエラーとになり、ブート処理が実行できない。
【0008】
またコンピュータ装置にリムーバブル装置をプラグインして使用する場合、プラグインしているリムーバブル装置の電源を投入して媒体を挿入した場合、オペレーティングシステムOSは、電源投入時の基本入出力システムBIOSによるブートアップ処理とハードディスクドライブHDDのブートプログラムの実行によるブート処理で確立した論理フォーマットをもつ媒体であると認識しており、たのため挿入した媒体の論理フォーマットが異なるとリムーバル装置のアクセスがエラーとなり、サポートできない。
【0009】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、リムーバブル媒体のもつ多種多様な論理フォーマットに対し上位装置が容易に対応できるようにしたリムーバブル媒体の処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【問題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理説明図である。図1(A)は、コンピュータにドライブを内蔵した場合の本発明によるリムーバブル媒体処理装置の原理説明図である。記録再生装置20は、複数種類の論理フォーマットをサポート可能なリムーバブル媒体22を挿入した際に媒体22上に記録されたシステム情報を読出して解析することでブート処理に必要な媒体情報を作成し、上位装置からの媒体情報の要求コマンドに対し前記媒体情報を転送する。
【0011】
上位装置10は電源投入時に、記録再生装置20に媒体情報の要求コマンドを送って媒体情報52を取得し、取得した媒体情報52に基づいてブート処理を実行し、記録再生装置20のアクセス可能状態を確立する。
本発明よれば、装置電源投入時に記録再生装置側で少なくともフォーマット種別を含む媒体情報が作成され、ブートアップ処理を実行する前の上位装置からの媒体情報の要求コマンドに対し作成した媒体情報が送られ、上位装置で媒体の読出解析等の特別な操作を行うことなく媒体情報を取得でき、媒体側の多種多様なフォーマットに対して上位装置が容易に対応できる。
【0012】
記録再生装置20は、装置電源投入時に、リムーバブル媒体の所定領域から予め記録されたシステム情報を読み出すシステム情報読出部44、システム情報を解析して上位装置のブートアップ処理に必要な媒体情報52を作成する媒体情報作成部46、上位装置10から受信した媒体情報要求コマンドに対し媒体情報52を転送するコマンド処理部48を備える。
【0013】
システム情報読出部44は、媒体22の先頭論理ブロックアドレスLBA0を読出してバッファ118上にキャッシュし、媒体情報作成部46は、バッファ118にキャッシュされた媒体の論理ブロックアドレスLBAを解析して媒体情報52を作成する。
このとき媒体情報作成部46は、媒体情報52を1又は複数のパーティションに分けて作成する。パーティションとは、媒体領域を1又は複数の領域二分割して論理的な仮想媒体を定義したものである。
【0014】
媒体情報作成部46は、装置電源投入時に、例えばパーティション領域を示すパーティション情報、パーティションのフォーマット種別を示すフォーマット情報、上位装置にロードして実行するブートプログラムの格納の有無を示すブート情報を作成する。
ここでリムーバブル媒体22は、例えばPC/AT対応の媒体フォーマットであり、媒体情報作成部46は、リムーバブル媒体22の先頭論理ブロックアドレスLBA0のパーティション開始アドレス、パーティション終了アドレス、パーティション先頭物理セクタ、及びパーティション割当てセクタ総数を解析してパーティション情報を作成し、また論理ブロックアドレスLBA0のシステムインジケータを解析してフォーマット情報を作成し、更に論理ブロックアドレスLBAのブートインジケータを解析してブート情報を作成する。
【0015】
媒体情報52に含まれるフォーマット情報は、予め定めたPC/AT対応のフォーマット形式のテーブル情報で定義されたコマンド番号である。
上位装置10は、装置電源投入時に、記録再生装置20に媒体情報要求コマンドを送って媒体情報52を取得し、取得した媒体情報52に含まれるパーティション情報、フォーマット情報、及びブート情報に基づいてブートアップ処理を実行するブートアップ処理部54、ブートアップ処理部54による記録再生装置20からロードされたブートプログラムによりブート処理を実行するブート処理部58、及びブート処理の完了後に前記記録再生装置20に対し入出力アクセスを実行するアクセス処理部60を備える。
【0016】
ブートアップ処理部54は、上位装置10のマザーボードに設けた基本入出力システム(BIOS) 32で実現され、ブート処理部58及びアクセス処理部60は上位装置10のオペレーティングシステム(OS)56で実現される。
記録再生装置20がATAインタフェースをサポートする場合、装置電源投入時に、基本入出力システム(BIOS)32は、媒体情報の要求コマンドとしてアイデンティファイ・コマンド(Identify Command) を発行する。また記録再生装置20がATAPIインタフェースをサポートする場合、装置電源投入時に、基本入出力システム(BIOS)は、媒体情報の要求コマンドとしてインクアリィ・コマンド(Inquiry Command) を発行する。
【0017】
図1(B)は、コンピュータに記録再生装置をプラグインするタイプの原理説明図である。記録再生装置90は、上位装置10に外部接続(プラグイン)され、リムーバブル媒体の挿入時に、媒体上に記録されたシステム情報を読出して解析することで媒体情報を作成し、上位装置からの媒体情報の要求コマンドに対し媒体情報を転送する。上位装置10は、ブート処理後の動作状態で記録再生装置90での媒体挿入を示す接続通知を受領した際に、記録再生装置90に媒体情報の要求コマンドを送って媒体情報を取得し、取得した媒体情報に基づいて記録再生装置20のアクセス可能状態を確立する。
【0018】
このようなプラグインタイプの本発明のリムーバブル媒体処理装置によれば、媒体を挿入した時に、少なくともフォーマット種別を含む媒体情報が作成され、プラグインした装置の接続通知を受けた上位装置からの媒体情報の要求コマンドに対し作成した媒体情報が送られ、上位装置で媒体の読出し解析等の特別な操作を行うことなく媒体情報を取得でき、挿入した媒体側の多種多様なフォーマットに対して上位装置が容易に対応できる。
【0019】
このプラグインタイプの記録再生装置90は、図1(A)の内蔵タイプと同様、媒体挿入時に媒体の所定領域から予め記録されたシステム情報50を読み出すシステム情報読出部44、システム情報50を解析して上位装置10のアクセス処理に必要な媒体情報102を作成する媒体情報作成部98、及び上位装置10から受信した媒体情報要求コマンドに対し媒体情報102を転送するコマンド処理部100を備える。
【0020】
プラグインする記録再生装置90のシステム情報読出部44は、媒体22の先頭論理ブロックアドレスLBA0を読み出してバッファ118上にキャッシュし、媒体情報作成部98は、バッファ118にキャッシュされた媒体の論理ブロックアドレスLBA0を解析して媒体情報102を作成する。
媒体情報作成部98は、媒体情報102を1又は複数のパーティションに分けて作成する。媒体情報作成部102は、媒体挿入時に、パーティション領域を示すパーティション情報、及びパーティションのフォーマット種別を示すフォーマット情報を作成する。
【0021】
プラグインタイプのリムーバブル媒体処理装置においても、PC/AT対応の媒体フォーマットの場合、媒体情報作成部98は、媒体挿入時に、リムーバブル媒体22の先頭論理ブロックアドレスLBAS0のパーティション開始アドレス、パーティション終了アドレス、パーティション先頭物理セクタ、及びパーティション割当てセクタ総数を解析してパーティション情報を作成し、更に先頭論理ブロックアドレスLBA0のシステムインジケータを解析してフォーマット情報を作成する。
【0022】
媒体情報102に含まれるフォーマット情報は、予め定めたPC/AT対応のフォーマット形式のテーブル情報で定義されたコマンド番号である。また媒体情報102に含まれるフォーマット情報は、未フォーマットのコマンド番号を含む。
プラグインタイプのリムーバブル媒体処理装置における上位装置10は、記録再生装置90の接続を認識した際に、記録再生装置20に媒体情報要求コマンドを送って媒体情報102を取得し、取得した媒体情報102に含まれるパーティション情報及びフォーマット情報に基づいて、記録再生装置90に対するアクセス可能状態を確立するアクセ処理部60を備える。
【0023】
アクセス処理部60は、上位装置10のオペレーティングシステムOS58で実現される。またアクセス処理部60は、媒体情報102からアクティブ状態としたパーティションの未フォーマット又は不明なフォーマットを認識した場合、必要に応じてフォーマット処理を実行してアクセス可能状態を確立する。
記録再生装置90がATAインタフェースをサポートする場合、オペレーティングシステムOS56は、記録再生装置90の接続を認識した時に、媒体情報の要求コマンドとしてアイデンティファイ・コマンド(Identify Command) を発行する。またATAPIインタフェースをサポートする場合には、記録再生装置90の接続を認識した時に、媒体情報の要求コマンドとしてインクアリィ・コマンド(Inquiry Command)を発行する。
【0024】
【発明の実施の形態】
<目次>
1.ドライブ内蔵タイプ
2.ドライブ・プラグイン・タイプ
1.ドライブ内蔵タイプ
図2は本発明のリムーバブル媒体の処理装置が適用される装置構成の説明図であり、リムーバブル媒体の記録再生装置として光磁気ディスクドライブを内蔵した場合を例にとっている。
【0025】
図2において、パーソナルコンピュータ10は、パソコン本体12、ディスプレイ14、キーボード16及びマウス18で構成される。パソコン本体12にはMOドライブ(光磁気ディスクドライブ)20が内蔵されており、リムーバブル媒体としてのMOカートリッジ22を挿入して記録再生のためのアクセスを行う。またパソコン本体12にはフロッピーディスクをリムーバブル媒体として使用するFDドライブ(フロッピーディスクドライブ)24も設けられている。
【0026】
図3は、図2のパーソナルコンピュータ10のハードウェア構成のブロック図である。パーソナルコンピュータ10にはCPU26が設けられ、CPU26のバス34に対し、プログラムを格納したROM28、主記憶として動作するRAM30、及びベーシック入出力システムとして知られたBIOS32が接続されている。
【0027】
またバス34に対してはHDDインタフェース36を介してハードディスクドライブ38が接続され、MODインタフェース40を介してMOドライブ20が接続され、更にFDDインタフェース42を介してFDドライブ24が接続されている。
パーソナルコンピュータ10においては、内蔵されたMOドライブ20及びFDドライブ24がリムーバブル媒体を使用した記録再生装置であるが、この実施形態にあっては本発明の対象とするリムーバブル装置としてMOドライブ20を例にとって説明する。
【0028】
図4は図3のパーソナルコンピュータ10に内蔵したMOドライブ20のブロック図である。本発明のMOドライブは、コントロールユニット110とエンクロージャ111で構成される。コントロールユニット110には光ディスクドライブの全体的な制御を行うMPU112、上位装置との間で媒体情報の要求コマンド及びデータのやり取りを行うインタフェース117、光ディスク媒体に対するデータのリード・ライトに必要な処理を行う光ディスクコントローラ(ODC)114、DSP116、及びバッファメモリ118が設けられる。
【0029】
バッファメモリ118は、MPU112、光ディスクコントローラ114、及び上位インタフェース117で共用される。光ディスクコントローラ114には、フォーマッタ114−1とECC処理部114−2が設けられる。ライトアクセス時には、フォーマッタ114−1がNRZライトデータを媒体のセクタ単位に分割して記録フォーマットを生成し、ECC処理部114−2がセクタライトデータ単位にECCコードを生成して付加し、必要ならばCRCコードを生成して付加する。
【0030】
更に、ECCエンコードの済んだセクタデータを例えば1−7RLL符号に変換する。リードアクセス時には、セクタリードデータを1−7RLL逆変換し、次にECC処理部114−2でCRCチェックした後にエラー検出訂正し、更にフォーマッタ114−1でセクタ単位のNRZデータを連結してNRZリードデータのストリームとして上位装置に転送させる。
【0031】
光ディスクコントローラ114に対してはライトLSI回路120が設けられ、ライトLSI回路120にはライト変調部121とレーザダイオード制御回路122が設けられる。レーザダイオード制御回路122の制御出力は、エンクロージャ111側の光学部に設けたレーザダイオード部130に与えられている。
レーザダイオード部130はレーザダイオード130−1とモニタ用ディテクタ130−2を一体に備える。ライト変調部121は、ライトデータをPPM記録またはPWM記録(マーク記録またはエッジ記録ともいう)でのデータ形式に変換する。レーザダイオード部130を使用して記録再生を行う光ディスク、即ち書替え可能なMOカートリッジ媒体として、この実施形態にあっては128MB、230MB、540MB及び640MBのいずれかを使用することができる。
【0032】
このうち128MB及び230MBのMOカートリッジ媒体については、媒体上のマークの有無に対応してデータを記録するピットポジション記録(PPM記録)を採用している。また媒体の記録フォーマットはゾーンCAVであり、ユーザ領域のゾーン数は、128MB媒体が1ゾーン、230MB媒体が10ゾーンである。
【0033】
また、高密度記録となる540MB及び640MBのMOカートリッジ媒体については、マークのエッジ即ち前縁と後縁をデータに対応させるパルス幅記録(PWM記録)を採用している。ここで、640MB媒体と540MB媒体の記憶容量の差はセクタ容量の違いによるもので、セクタ容量が2048バイトのとき640MBとなり、一方、512バイトのときは540MBとなる。
【0034】
また媒体の記録フォーマットはゾーンCAVであり、ユーザ領域のゾーン数は、640MB媒体が11ゾーン、540MB媒体が18ゾーンである。このように本発明の光ディスクドライブは、128MB、230MB、540MB、640MB、更にダイレクト・オーバライト対応の540MB,640MBの各記憶容量のMOカートリッジに対応可能である。
【0035】
したがって光ディスクドライブにMOカートリッジをローディングした際には、まず媒体のID部をリードし、そのピット間隔からMPU12において媒体の種別を認識し、種別結果を光ディスクコントローラ14に通知する。
光ディスクコントローラ114に対するリード系統としては、リードLSI回路124が設けられ、リードLSI回路124にはリード復調部125と周波数シンセサイザ126が内蔵される。リードLSI回路124に対しては、エンクロージャ111に設けたID/MO用ディテクタ132によるレーザダイオード130−1からのビームの戻り光の受光信号が、ヘッドアンプ134を介してID信号及びMO信号として入力されている。
【0036】
リードLSI回路124のリード復調部125には、AGC回路、フィルタ、セクタマーク検出回路等の回路機能が設けられ、入力したID信号及びMO信号よりリードクロックとリードデータを作成し、PPMデータまたはPWMデータを元のNRZデータに復調している。またゾーンCAVを採用していることから、MPU112からリードLSI回路124に内蔵した周波数シンセサイザ126に対しゾーン対応のクロック周波数を発生させるための分周比の設定制御が行われている。
【0037】
周波数シンセサイザ26はプログラマブル分周器を備えたPLL回路であり、媒体のゾーン位置に応じて予め定めた固有の周波数をもつ基準クロックをリードクロックとして発生する。即ち、プログラマブル分周器126はプログラマブル分周器を備えたPLL回路で構成され、MPU112がゾーン番号に応じてセットした分周比(m/n)に従った周波数foの基準クロックを、次式に従って発生する。
【0038】
fo=(m/n)・fi
ここで、分周比(m/n)の分母の分周値nは128MB、230MB、540MBまたは640MB媒体の種別に応じた固有の値である。また分子の分周値mは媒体のゾーン位置に応じて変化する値であり、各媒体につきゾーン番号に対応した値のテーブル情報として予め準備されている。
【0039】
リードLSI回路124で復調されたリードデータは、光ディクスコントローラ114のリード系に与えられ、1−7RLLの逆変換後にECC処理部114−2のエンコード機能によってCRCチェックとECC処理を受けてNRZセクタデータが復元される。続いてフォーマッタ114−1でNRZセクタデータを繋げたNRZリードデータのストリームに変換し、バッファメモリ18を経由して上位インタフェース117により上位装置に転送される。
【0040】
MPU112に対しては、DSP116を経由してエンクロージャ11側に設けた温度センサ136の検出信号が与えられている。MPU112は、温度センサ136で検出した装置内部の環境温度に基づき、レーザダイオード制御回路122におけるリード、ライト、イレーズの各発光パワーを最適値に制御する。MPU112は、DSP116を経由してドライバ138によりエンクロージャ111側に設けたスピンドルモータ140を制御する。MOカートリッジの記録フォーマットはゾーンCAVであることから、スピンドルモータ140を例えば3000rpmの一定速度で回転させる。
【0041】
またMPU112は、DSP116を経由してドライバ142を介してエンクロージャ111側に設けた電磁石144を制御する。電磁石144は装置内にローディングされたMOカートリッジのビーム照射側と反対側に配置されており、記録時及び消去時に媒体に外部磁界を供給する。DSP116は、媒体に対しレーザダイオード130からのビームの位置決めを行うためのサーボ機能を備え、目的トラックにシークしてオントラックするためのシーク制御部及びオントラック制御部として機能する。
【0042】
このシーク制御及びオントラック制御は、MPU112による上位コマンドに対するライトアクセス又はリードアクセスに並行して同時に実行することができる。
DSP116のサーボ機能を実現するため、エンクロージャ111側の光学部に媒体からのビーム戻り光を受光するFES用ディテクタ145を設け、FES検出回路(フォーカスエラー信号検出回路)146が、FES用ディテクタ145の受光出力からフォーカスエラー信号E1を作成してDSP116に入力している。
【0043】
またエンクロージャ111側の光学部に媒体からのビーム戻り光を受光するTES用ディテクタ147を設け、TES検出回路(トラッキングエラー信号検出回路)148がTES用ディテクタ147の受光出力からトラッキングエラー信号E2を作成し、DSP116に入力している。トラッキングエラー信号E2はTZC検出回路(トラックゼロクロス検出回路)150に入力され、トラックゼロクロスパルスE3を作成してDSP116に入力している。
【0044】
エンクロージャ111側には、媒体に対しレーザビームを照射する対物レンズのレンズ位置を検出するレンズ位置センサ52が設けられ、そのレンズ位置検出信号(LPOS)E4をDSP116に入力している。更にDSP116は、媒体上のビームスポットの位置を制御するため、ドライバ158,162,166を介してフォーカスアクチュエータ160、レンズアクチュエータ164及びVCM168を制御駆動している。
【0045】
ここで光ディスクドライブにおけるエンクロージャ111の概略は図5のようになる。ハウジング167内にはスピンドルモータ140が設けられ、スピンドルモータ140の回転軸のハブに対しインレットドア169側よりMOカートリッジ22を挿入することで、内部のMO媒体172がスピンドルモータ140の回転軸のハブに装着されるローディングが行われる。
【0046】
ローディングされたMOカートリッジ22のMO媒体172の下側には、VCM168により媒体のトラックを横切る方向に移動自在なキャリッジ176が設けられている。キャリッジ176上には対物レンズ180が搭載され、固定光学系178に設けているレーザダイオードからのビームを立上げミラー182を介して入射し、MO媒体172の媒体面にビームスポットを結像している。
【0047】
対物レンズ180は図4のエンクロージャ111に示したフォーカスアクチュエータ160により光軸方向に移動制御され、またレンズアクチュエータ164により媒体のトラックを横切る半径方向に例えば数十トラックの範囲内で移動することができる。
このキャリッジ176に搭載している対物レンズ180の位置が、図4のレンズ位置センサ154により検出される。レンズ位置センサ154は対物レンズ180の光軸が直上に向かう中立位置でレンズ位置検出信号を零とし、アウタ側への移動とインナ側への移動に対しそれぞれ異なった極性の移動量に応じたレンズ位置検出信号E4を出力する。
【0048】
図6は、図3のMOドライブ20及びCPU26を対象とした本発明によるリムーバブル媒体の処理装置の機能ブロック図である。
まずMOドライブ20には、MOカートリッジ22に内蔵されたMO媒体172が挿入されており、パーソナルコンピュータ10に設けている装置電源を投入すると、図2のようにパソコン本体12に内蔵しているMOドライブ20にも電源が供給され、図4に示したコントロールユニット110のMPU112のプログラム制御によって、システム情報読出部44、媒体情報作成部46、コマンド処理部48の各機能が実現される。
【0049】
システム情報読出部44は、パーソナルコンピュータ10の装置電源投入時に、MOドライブ20にMOカートリッジ22によって挿入されているMO媒体172のシステム情報を読み出してバッファ118にキャッシュする。ここでMOカートリッジ22としてPC/AT対応の媒体フォーマットを例にとると、システム情報読出部44はMO媒体172の先頭論理ブロックアドレス(以下「LBA0」という)を読み出して、バッファ118にLBA0読出情報50としてキャッシュする。
【0050】
媒体情報作成部46は、バッファ118上にキャッシュされたLBA0読出情報50を解析し、パーソナルコンピュータ10側でのMOドライブ20のブートアップ処理に必要な媒体情報52を作成する。この媒体情報52は、少なくともMO媒体172のフォーマット種別が含まれている。コマンド処理部48は、パーソナルコンピュータ10の装置電源の投入時に上位側から送られてきた媒体情報の要求コマンドを解読し、バッファ118上に作成している媒体情報52を読み出して転送する。
【0051】
一方、上位装置となるパーソナルコンピュータ10には、BIOS32で装置電源投入の際に実行されるブートアップ処理部54と、オペレーティングシステム(以下「OS」という)56の処理機能として実現されるブート処理部58及びMOドライブ20に対するドライバとして機能するアクセス処理部60が設けられる。
【0052】
装置本体に電源を投入すると、BIOS32のブートアップ処理部54が起動し、MODインタフェース40を介してMOドライブ20に対し媒体情報の要求コマンドを発行し、MOドライブ20側で作成されている媒体情報52を取得する。
BIOS32のブートアップ処理部52が発行する媒体情報要求コマンドとしては、MODインタフェース40としてATAインタフェースをサポートしている場合にはアイデンティファイコマンド(Idntify Command)を発行する。またMODインタフェース40としてATAPIインタフェースをサポートしている場合にはインクアリィ・コマンド(Inquiry Command)を発行する。もちろん、これ以外のインタフェースについても、それぞれインタフェースで定義された適宜のコマンドを使用することができる。
【0053】
BIOS32のブートアップ処理部54は、MOドライブ20から媒体情報52を取得すると、取得した媒体情報52に含まれるフォーマット種別に対応したブートアップ処理を実行し、MO媒体172に記録されているブートプログラムをパーソナルコンピュータ10の主記憶上にロードし、OS56のブート処理部58に処理を引き渡してブート処理を実行し、ブート処理の完了によりアクセス処理部60によるMOドライブ20のアクセス可能状態を確立する。
【0054】
図7は、図6のMOドライブ20に設けたシステム情報読出部44によってバッファ118上にキャッシュされるMO媒体172のLBA0読出情報50である。
このLBA0読出情報50は、PC/AT対応の媒体にあっては、図7のLBA0読出情報50のように、16進表示のバイトアドレス1BEから64バイト単位に4つの第1パーティションテーブル62−1,第2パーティションテーブル62−2,第3パーティションテーブル62−3,第4パーティションテーブル62−4を備えており、バイトアドレス1FAの2バイトを加えて合計184バイトの情報となる。
【0055】
第1〜第4パーティションテーブル62−1〜62−4は、第1パーティションテーブル62−1について右側に取り出して示すように、ブートインジケータ64、パーティション開始アドレス66、システムインジケータ68、パーティション終了アドレス70、パーティション先頭物理セクタアドレス72、パーティション割当てセクタ総数74で構成されている。
【0056】
ブートインジケータ64は、第1パーティションテーブル62−1のパーティション開始アドレス66と、パーティション終了アドレス70で指定される第1パーティションにMOドライブをブートするためのブートプログラムが格納されているか否かを表す。
このブートインジケータ64は図8のように、ブートインジケータの16進コード「00h」が非ブータブルパーティションであることを示し、16進コード「20h」がブータブルパーティションであることを示している。例えば、ある論理フォーマットで1つのパーティションを割り当てた場合には、このパーティションは必ずブータブルパーティションとなり、パーティションのブータブルプログラムをBIOS32がブートアップ処理部により主記憶に読み出してOSのブートアップ処理を行わせることでアクセス可能状態に立ち上げることができる。
【0057】
これに対し、ある論理フォーマットに複数のパーティションを割り当てた場合には、先頭に位置するマスタとなるパーティションがブータブルパーティションであり、それ以外の残りのパーティションはブート処理が必要ないことから非ブータブルパーティションとなる。
次に図7のシステムインジケータ68にはパーティションのフォーマット形式を示すコマンド番号が格納されている。図9はPC/AT対応のフォーマット形式テーブル76の具体例であり、16進コードを用いたコマンド番号78に対応してフォーマット形式名80が定義されている。具体的には、16進コマンド番号「00h」は未使用形式名であり、例えばコマンド番号「00h」により未フォーマットのパーティションあるいはフォーマットが不明なパーティションと認識することができる。
【0058】
次の16進コマンド番号「01h」は、「DOS 12−bit FAT」のフォーマット形式名である。このフォーマット形式名FATに属するコマンド番号としては、これ以外に16進コマンド番号「04h」の「DOS 16−bit <32M」や、コマンド番号「06h」の「DOS 16−bit ≧32M」がある。尚、図9のフォーマット形式テーブル76は、PC/AT対応のOSを例にとるものであったが、これ以外のOSについても同様にして、そのOSのサポートするフォーマット形式についてコマンド番号とフォーマット形式名を対応したフォーマット形式テーブルを作成すればよい。
【0059】
図10は、図6のMOドライブ20に設けた媒体情報作成部46によって図7に示したPC/AT対応のLBA0読出情報50の解析により作成される媒体情報52である。この媒体情報52は、図7の第1〜第4パーティションテーブル62−1〜62−4に対応して4つの第1パーティション領域82−1、第2パーティション領域82−2、第3パーティション領域82−3及び第4パーティション領域82−4を有する。
【0060】
第1〜第4パーティション領域82−1〜82−4は、第1パーティション領域82−1について取り出して示すように、パーティション情報84、フォーマット情報86及びブータブル情報88で構成される。パーティション情報84の作成法としては、図7のLBA0読出情報50について、第1パーティションテーブル62−1〜第4パーティションテーブル62−4の順番にテーブル内容をサーチし、パーティションを備えたHDDタイプか、パーティションを持たないスーパーフロッピーディスクタイプ(SFDタイプ)かを判別する。
【0061】
また、パーティションを備えたHDDタイプについては、パーティションの数を判定する。更に、判定したパーティション数が正しいかどうか検証するため、各パーティションテーブルのパーティション開始アドレス66とパーティション終了アドレス70を参照し、実際の媒体アドレスから判断して正しいテーブル値であることを確認する。
【0062】
また別のパーティションの有無の判別方法としては、LBA0読出情報50の36バイト目で判断することもできる。このLBA0読出情報50の36バイト目の16進コードが「00h」であった場合には、パーティションを持たないスーパーフロッピーディスクタイプ(SFDタイプ)であることを示している。また16進コードが「80h」であった場合には、パーティションを備えたHDDタイプであることを表している。
【0063】
もちろん、これ以外にもLBA0読出情報50の解析による適宜の方法でパーティションの有無及びパーティションがある場合のパーティション数を認識できる。またパーティション情報としては、図7に示したパーティション開始アドレス66、パーティション終了アドレス70、パーティション先頭物理セクタアドレス72及びパーティション割当てセクタ総数74を必要に応じてパーティション詳細情報として媒体情報に含めてもよい。
【0064】
尚、パーティション開始アドレス66及びパーティション終了アドレス70は、先頭からヘッドアドレス8ビット、シリンダアドレス上位2ビット、セクタアドレス6ビット、シリンダアドレス下位6ビットで構成されている。このパーティション開始アドレス66及びパーティション終了アドレス70につき、リムーバブル媒体の場合には、ヘッドアドレスは1つしかないことから特に必要なく、例えばパーティション終了アドレス70の先頭の8ビット(1バイト)分をシステムインジケータ68の拡張領域としてシステムインジケータ68を2バイトとし、これによって図9のフォーマット形式テーブルの2バイトのコマンド番号を格納することができる。
【0065】
図10のパーティション情報84の次のフォーマット情報86は、PC/AT対応のOSの場合には、図9のフォーマット形式テーブル76に対応した16進のコマンド番号を設ける。更にブータブル情報88については、図8に示したブートインジケータ64の16進コードをそのまま使用する。即ち、ブータブルパーティションであれば16進コード「20h」を設け、非ブータブルパーティションであれば16進コード「00h」を設ければよい。
【0066】
図11は、図6の機能ブロックにおけるMOドライブ20の装置電源投入時の処理動作のフローチャートである。パーソナルコンピュータ10の装置電源、即ち図1のパソコン本体12に設けている電源スイッチを操作して装置電源を投入すると、図6のMOドライブ20は、システム情報読出部44によりドライブに挿入されているMOカートリッジ22の中のMO媒体172上に記録された媒体情報52の作成に必要な情報、即ちPC/AT対応のOSにあっては、図7のLBA0読出情報50を読み出してバッファ118上にキャッシュする。
【0067】
続いてステップS2で、バッファ118上にキャッシュしたLBA0読出情報50を解析して、図10のようにパーティション情報84、フォーマット情報86及びブータブル情報88を含むパーティション情報を各パーティションごとに作成する。
続いてステップS3で、装置電源により起動したパーソナルコンピュータ10のマザーボードに実装しているBIOS32のブートアップ処理部54のブートアップ処理の実行に伴う媒体情報の要求コマンドの受領をチェックしており、このコマンドを受領するとステップS4で、作成した媒体情報52を上位装置側のBIOS32に転送する。
【0068】
図12は、図6の装置電源投入時の上位装置におけるBIOSの処理動作のフローチャートである。装置電源を投入すると、まずステップS1でBIOS32はブートアップ処理部54を起動し、MOドライブ20に対し媒体情報の要求コマンドを発行し、媒体情報を取得する。続いてステップS2でBIOS32は取得した媒体情報を理解する。
【0069】
即ち、媒体情報に含まれるパーティション情報、フォーマット情報及びブート情報を認識する。次にステップS3で、媒体情報に含まれるブート情報からブートアッププログラムを格納した先頭パーティション(マスタパーティション)がブータブルパーティションか否かチェックする。ブータブルパーティションであればステップS4に進み、フォーマット情報から得られたフォーマット形式に対応したブートプログラムの先頭部分となるBIOS32に予め固定的に記録されたブートアッププログラムを実行し、このブートアップ処理の実行でMO媒体172のアクティブパーティションに格納されているブートプログラムを読み出して主記憶にロードし、ブートアップ処理部54からOS56のブート処理部58に処理を引き渡してブート処理を実行する。
【0070】
一方、ステップS3で媒体情報から非ブータブルパーティションであることを判別した場合には、ブートアップができないことから、ステップS5でエラー処理とする。
2.ドライブ・プラグイン・タイプ
図13は、本発明によるリムーバブル媒体の処理装置が適用されるパーソナルコンピュータの他の実施形態であり、この実施形態にあってはリムーバブル媒体処理装置としてのMOドライブ90を、パーソナルコンピュータに対しコネクタケーブルにより外部接続して使用されるプラグイン・タイプとしたことを特徴とする。
【0071】
即ちパーソナルコンピュータは、パソコン本体12、ディスプレイ14、キーボード16及びマウス18で構成されており、本発明の対象とするMOドライブ90はコネクタケーブル92よりパソコン本体12に対し外部接続されたプラグイン・タイプとなっている。このプラグイン・タイプのMOドライブ90にあっては、パーソナルコンピュータ10の装置電源を投入した運用状態でMOドライブ90を使用する際には、MOドライブ90に設けている電源スイッチのオン操作によりMOドライブ90の電源を投入した後に、MOカートリッジ22を挿入して、パーソナルコンピュータ10によるアクセスを行わせる。
【0072】
このためプラグイン・タイプのMOドライブ90の場合には、図2のパソコン本体内蔵型のような装置電源投入時のブート処理は必要とせず、MOドライブ90の電源を投入してMOカートリッジ22を挿入した際に、パーソナルコンピュータ10側のOSによるMOドライブ90のアクセス可能状態の確立が行われる。
【0073】
図14は、図13のパーソナルコンピュータ10及びプラグインで外部接続したMOドライブ90のハードウェアのブロック図である。パーソナルコンピュータ10は、図3のドライブ内蔵型と同様、CPU26、ROM28、RAM30、BIOS32、バス34、HDDインタフェース36を介して接続したハードディスクドライブ38、FDDインタフェース42を介して接続したFDドライブ24を備える。
【0074】
更に、この実施形態にあっては、MODプラグインインタフェース94に対してコネクタケーブルによってMOドライブ90を外部接続している。MODプラグインインタフェース94としては、通常のインタフェースケーブル以外にパーソナルコンピュータ10のカードスロットにPCカードで接続するものであってもよい。
【0075】
図15は、図14のプラグイン・タイプのドライブを対象とした本発明の上位側及びドライブ側の機能ブロックである。図15において、MOドライブ90は、システム情報読出部44、媒体情報作成部98、コマンド処理部100を備えており、パーソナルコンピュータ10側の装置電源を投入した運用状態において、MOドライブ90の電源を投入してMOカートリッジ22を挿入した時、システム情報読出部44が動作してMO媒体172からシステム情報、例えばPC/AT対応の場合にはLBA0読出情報50を読み出してバッファ118上にキャッシュする。
【0076】
このLBA0読出情報は図7と同じである。媒体情報作成部98は、バッファ118上にキャッシュされたLBA0読出情報50を解析し、媒体情報102を作成する。このプラグイン・タイプのMOドライバ90で作成する媒体情報102は、図16のように例えば4つのパーティションテーブルに基づいて第1パーティション領域104−1から第4パーティション領域104−4のパーティション情報を作成し、第1パーティション領域104−1を取出して示すように、パーティション情報84とフォーマット情報86で構成され、図10のドライブ内蔵タイプで作成したブータブル情報88は除かれている。
【0077】
コマンド処理部100は、MOドライブ90に対するMOカートリッジ22の挿入に伴うパーソナルコンピュータ10からの媒体情報要求コマンドを受けた際に、バッファ118上に作成されている媒体情報102を読み出して転送する。一方、パーソナルコンピュータ10側にあっては、装置電源の投入により既に動作状態にあることから、OS56のアクセス処理部60は装置電源投入時におけるBIOS32のブートアップ処理により、例えば図4のハードディスクドライブ38に格納されているブートプログラムのロードによるブート処理で外部ドライブに対しアクセス可能状態となっている。
【0078】
このため、プラグイン・タイプのMOドライブ90の場合には、BIOS32によるブートアップ処理及びOS56によるブート処理は不要である。その代わり、BIOS32にはプラグイン検出部96が設けられ、インタフェースユニット94を介して外部接続したMOドライブ90の電源投入後にMOカートリッジ22が挿入されたことを検出し、MOドライブ90の接続情報をOS56のアクセス処理部60に通知する。
【0079】
アクセス処理部60は、BIOS32のプラグイン検出部96よりMOドライブ90の接続通知を受けると、媒体情報102を取得するため媒体情報の要求コマンドを発行する。このOS56のアクセス処理部60が発行する媒体情報の要求コマンド、MOドライブ90がATAインタフェースをサポートしている場合はアイデンティファイコマンド(Identify Command )であり、またMOドライブ90がATAPIインタフェースをサポートしている場合はインクアリィ・コマンド(Inquiry Command )である。
【0080】
アクセス処理部60は、媒体情報の要求コマンドの発行によりプラグインされたMOドライブ90から媒体情報102を取得すると、媒体情報102に含まれる図16のパーティション情報84からパーティションの有無、パーティションがある場合にはその数を認識し、同時にフォーマット情報86のコマンド番号から図9に示すようなフォーマット形式を認識し、アクティブ状態とするパーティションについて、認識した論理フォーマットによるMOドライブ90のアクセス可能状態を確立する。
【0081】
図17は、図15のプラグイン・タイプのMOドライブ90で電源を投入して媒体を挿入した時の処理動作のフローチャートである。MOドライブ90の電源を投入してMOカートリッジ22を挿入すると、ステップS1で媒体上に記録された必要なシステム情報、具体的にはLBA0の読出しを行い、バッファ118上にLBA0読出情報50としてキャッシュする。
【0082】
続いてステップS2で、バッファ118上にキャッシュしたシステム情報としてのLBA0読出情報50を解析し、図16のように、パーティション情報84とフォーマット情報86を各パーティションごとに媒体情報102として作成してバッファ118に格納する。続いてステップS3で上位のOS56からの媒体情報の要求コマンドの受領をチェックしており、このコマンドを受領すると、ステップS4で媒体情報102を読み出して上位装置に転送する。
【0083】
図18は、図15のプラグイン・タイプのMOドライブ90を使用した場合の上位装置としてのパーソナルコンピュータ10側の処理動作のフローチャートである。パーソナルコンピュータ側に設けたBIOS32のプラグイン検出部96が、プラグインして使用されているMOドライブ90の電源投入後のMOカートリッジ22の挿入に基づくドライブ接続をプラグイン検出部96で検出すると、OS56のアクセス処理部66にドライブ接続通知が行われ、図18の処理が開始される。
【0084】
まずステップS1でOS56は、MOドライブ90に媒体情報の要求コマンドを発行し、媒体情報として図16のパーティション情報84とフォーマット情報86をパーティションごとに取得する。続いてステップS2でパーティションのフォーマット形式を理解し、ステップS3で不明なフォーマットでなければ、ステップS4に進み、OSはパーティションのフォーマットに対応したMOドライブ90のアクセスを可能とするための処理を実行する。
【0085】
続いてステップS5で全パーティションについてOSの処理が終了したか否かチェックし、終了していなければステップS2に戻り、残りのパーティションについて同様な処理を繰り返す。
一方、特定のパーティションについてステップS3でフォーマットが不明かあるいは未フォーマットであった場合には、ステップS6に進み、フォーマットを行うか否か判定し、セットアップメニュー等によってフォーマット処理が指示された場合には、ステップS7で、指示されたフォーマット処理を実行する。もちろんフォーマットの指示がなければ、そのパーティションについては未フォーマットのまま次の処理に移行する。
【0086】
尚、上記の実施形態は、リムーバブル媒体の処理装置としてMOドライブを例にとるものであったが、本発明はこれに限定されず、磁気テープ装置、CDドライブ、DVDドライブ、FDドライブ等のリムーバブル媒体を使用する装置について、そのまま適用することができる。
またMOドライブのインタフェースとしてATAインタフェース及びATAPIインタフェースを例にとるものであったが、これ以外にIDE、SCSI、UBS、IEEE1394等の各種のインタフェースをサポートできるようにしてもよいことはもちろんである。
【0087】
更に、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の目的と利点を損わない範囲の適宜の変形を含み、更に実施形態の数値による限定は受けない。
【0088】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、コンピュータにリムーバブル媒体を使用したドライブを内蔵した場合については、装置電源投入時に、記録再生装置となる内蔵したドライブ側で少なくともフォーマット種別を含む媒体情報が作成され、ブートアップ処理を実行する前の上位装置からの媒体情報の要求コマンドに対し作成した媒体情報が送られ、上位装置での媒体情報の読出し解析等の特別な操作を行うことなく、容易に媒体情報が取得でき、媒体側の多種多様なフォーマットに対し確実にブート処理を実行することで、上位装置が容易に対応できる。
【0089】
またコンピュータ本体に対し記録再生装置としてのドライブをコネクタケーブル等によりプラグインして使用する場合については、プラグインしたドライバの電源を投入してリムーバブル媒体を挿入した時に、少なくともフォーマット種別を含む媒体情報が作成され、プラグインしたドライバの接続通知を受けた上位装置からの媒体情報の要求コマンドに対し、作成した媒体情報が送られ、ドライブ内蔵の場合と同様、上位装置で媒体の読出解析等の特別な操作を必要とすることなく容易に媒体情報を取得でき、媒体側の多種多様なフォーマットに対し上位装置のアクセス可能状態が確立され、上位装置で容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】ドライブ内蔵タイプの装置構成の説明図
【図3】図2のハードウェア構成のブロック図
【図4】図3のMOドライブのブロック図
【図5】図4の装置内部構造の説明図
【図6】図2のドライブ内蔵タイプの機能ブロック図
【図7】図6のドライブ側で読み出した論理ブロックアドレスLBA0の説明図
【図8】図7のブートインジケータの説明図
【図9】図7のシステムインジケータに格納するコマンド番号とフォーマット形式名を定義したフォーマット形式テーブルの説明図
【図10】図6のドライブ側で作成する媒体情報の説明図
【図11】図6のMOドライブの処理動作のフローチャート
【図12】図6の上位BIOSの処理動作のフローチャート
【図13】プラグインタイプのドライブを使用した装置構成の説明図
【図14】図13のハードウェア構成のブロック図
【図15】プラグインタイプのドライブを使用した図13の機能ブロック図
【図16】図15のドライブ側で作成するシステム情報の説明図
【図17】図15のMOドライブの処理動作のフローチャート
【図18】図15の上位OSの処理動作のフローチャート
【符号の説明】
10:パーソナルコンピュータ(上位装置)
12:パソコン本体
14:ディスプレイ
16:キーボード
18:マウス
20:光磁気ディスクドライブ(MOドライブ:記録再生装置)
22:MOカートリッジ(リムーバブル媒体)
24:フロッピーディスクドライブ(FDドライブ)
26:CPU
28:ROM
30:RAM(主記憶)
32:基本入出力システム(BIOS)
34:バス
36:HDDインタフェース
38:ハードディスクドライブ(HDD)
40:MODインタフェース
42:FDDインタフェース
44:システム情報読出部
46,98:媒体情報作成部
48,100:コマンド処理部
50:LBA0読出情報(システム情報)
52,102:媒体情報
54:ブートアップ処理部
56:オペレーティングシステム(OS)
58:ブート処理部
60:アクセス処理部
62−1〜62−4:第1〜第4パーティションテーブル
64:ブートインジケータ
66:パーティション開始アドレス
68:システムインジケータ
70:パーティション終了アドレス
72:パーティション先頭物理セクタアドレス
74:パーティション割当てセクタ総数
76:フォーマット形式テーブル
78:コマンド番号
80:フォーマット形式名
82−1〜82−4,104−1〜104−4:第1〜第4パーティション領域
84:パーティション情報
86:フォーマット情報
88:ブータブル情報
90:光磁気ディスクドライブ(MOドライブ:記録再生装置)
92:コネクタケーブル
94:MODプラグインインタフェース
96:プラグイン検出部

Claims (24)

  1. 複数種類の論理フォーマットをサポート可能なリムーバブル媒体を挿入した際に媒体上に記録されたシステム情報を読出して解析することでブート処理に必要な媒体情報を作成し、上位装置からの媒体情報の要求コマンドに対し前記媒体情報を転送するリムーバブル装置と、
    前記上位装置の電源投入時に、前記リムーバブル装置に媒体情報の要求コマンドを送って前記リムーバブル媒体の前記媒体情報を取得し、取得した媒体情報に基づいてブート処理を実行し、前記リムーバブル装置のアクセス可能状態を確立する上位装置と、
    を備えたことを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  2. 請求項1記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記リムーバブル装置は、
    前記リムーバブル媒体の所定領域から予め記録されたシステム情報を読み出すシステム情報読出部と、
    前記システム情報を解析して上位装置のブート処理に必要な媒体情報を作成する媒体情報作成部と、
    前記上位装置から受信した媒体情報の要求コマンドに対し前記媒体情報を転送するコマンド処理部と、
    を備えたことを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  3. 請求項2記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記システム情報読出部は、前記媒体の論理ブロックアドレスLBA0を読み出してバッファ上にキャッシュし、
    前記媒体情報作成部は、前記バッファにキャッシュされた前記媒体の先頭論理ブロックアドレスLBA0を解析して前記媒体情報を作成することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  4. 請求項3記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記媒体情報作成部は、媒体領域を1又は複数の領域に分割して論理的な仮想媒体を定義したパーティションに分けて前記媒体情報を作成することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  5. 請求項3記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記媒体情報作成部は、装置電源投入時に、パーティション領域を示すパーティション情報、及び前記パーティションのフォーマット種別を示すフォーマット情報を作成することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  6. 請求項3記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記リムーバブル媒体は、PC/AT対応の媒体フォーマットであり、
    前記媒体情報作成部は、前記リムーバブル媒体の先頭論理ブロックアドレスLBA0のパーティション開始アドレス、パーティション終了アドレス、パーティション先頭物理セクタ、及パーティション割当てセクタ総数を解析してパーティション情報を作成し、前記先頭論理ブロックアドレスLBA0のシステムインジケータを解析してフォーマット情報を作成し、更に前記先頭論理ブロックアドレスLBA0のブートインジケータを解析してブート情報を作成することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  7. 請求項1記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記上位装置は、
    装置電源投入時に、前記リムーバブル装置に媒体情報要求コマンドを送って前記媒体情報を取得し、取得した媒体情報に含まれるパーティション情報、フォーマット情報、及びブータブル情報に基づいてブートアップ処理を実行するブートアップ処理部と、
    前記ブートアップ処理部により前記リムーバブル装置からロードされたブートプログラムによりブート処理を実行するブート処理部と、
    前記ブート処理の完了後に前記リムーバブル装置に対し入出力アクセスを実行するアクセス処理部と、
    を備えたことを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  8. 請求項7記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記ブートアップ処理部は、前記上位装置のマザーボードに設けた基本入出力システムBIOSで実現され、前記ブート処理部及びアクセス処理部は前記上位装置のオペレーティングシステムOSで実現されることを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  9. 請求項8記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記リムーバブル装置がATAインタフェースをサポートする場合、装置電源投入時に、前記基本入出力システムBIOSは媒体情報要求コマンドとしてアイデンティファイ・コマンド(Identify Command) を発行することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  10. 請求項8記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記リムーバブル装置がATAPIインタフェースをサポートする場合、装置電源投入時に、前記基本入出力システムBIOSは媒体情報要求コマンドとしてインクアリィ・コマンド(Inquiry Command) を発行することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  11. リムーバブル装置は、複数種類の論理フォーマットをサポート可能なリムーバブル媒体が挿入された際に、媒体上に記録されたシステム情報を読出して解析することで上位装置のブート処理に必要な媒体情報を作成し、上位装置からの媒体情報の要求コマンドに対し前記媒体情報を転送し、
    上位装置は、装置電源投入時に、前記リムーバブル装置に媒体情報のコマンドを送って前記リムーバブル媒体の前記媒体情報を取得し、取得した媒体情報に基づいてブート処理を実行し、前記リムーバブル装置のアクセス可能状態を確立する、
    ことを特徴とするリムーバブル媒体処理方法。
  12. 複数種類の論理フォーマットをサポート可能なリムーバブル媒体が入された際に、媒体の所定領域から予め記録されたシステム情報を読み出すシステム情報読出部と、
    前記システム情報を解析して上位装置のブート処理又はリムーバブル装置へのアクセスに必要な媒体情報を作成する媒体情報作成部と、
    上位装置から受信した媒体情報の要求コマンドに対し前記媒体情報を転送するコマンド処理部と、
    を備えたことを特徴とするリムーバブル装置。
  13. 装置本体に対し外部接続(プラグイン)され、リムーバブル媒体の挿入時に、媒体上に記録されたシステム情報を読出し解析することでリムーバブル装置へのアクセスに必要な媒体情報を作成し、上位装置からの媒体情報の要求コマンドに対し前記媒体情報を転送するリムーバブル装置と、
    ブート処理後の動作状態で前記リムーバブル装置の媒体挿入に基づく接続通知を受領した際に、前記リムーバブル装置に媒体情報の要求コマンドを送って前記媒体情報を取得し、取得した媒体情報に基づいて前記リムーバブル装置のアクセス可能状態を確立する上位装置と、
    を備えたことを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  14. 請求項13記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記リムーバブル装置は、
    媒体挿入時に、媒体の所定領域から予め記録されたシステム情報を読み出すシステム情報読出部と、
    前記システム情報を解析して前記上位装置による前記リムーバブル装置のアクセスに必要な媒体情報を作成する媒体情報作成部と、
    前記上位装置から受信した媒体情報の要求コマンドに対し前記媒体情報を転送するコマンド処理部と、
    を備えたことを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  15. 請求項14記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、
    前記システム情報読出部は、前記媒体の先頭論理ブロックアドレスLBA0を読み出してバッファ上にキャッシュし、
    前記媒体情報作成部は、前記バッファにキャッシュされた前記媒体の先頭論理ブロックアドレスLBA0を解析して前記媒体情報を作成することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  16. 請求項14記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記媒体情報作成部は、媒体領域を1又は複数の領域に分割して論理的な仮想媒体を定義したパーティションに分けて前記媒体情報を作成することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  17. 請求項14記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記媒体情報作成部は、媒体挿入時に、パーティション領域を示すパーティション情報、及び前記パーティションのフォーマット種別を示すフォーマット情報を作成することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  18. 請求項17記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記リムーバブル媒体は、PC/AT対応の媒体フォーマットであり、
    前記媒体情報作成部は、媒体挿入時に、前記リムーバブル媒体の先頭論理ブロックアドレスLBA0のパーティション開始アドレス、パーティション終了アドレス、パーティション先頭物理セクタ、及びパーティション割当てセクタ総数を解析してパーティション情報を作成し、更に前記論理ブロックアドレスのシステムインジケータを解析してフォーマット情報を作成することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  19. 請求項13記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記上位装置は、前記リムーバブル装置の接続を認識した際に、前記リムーバブル装置に媒体情報の要求コマンドを送って前記媒体情報を取得し、取得した媒体情報に含まれるパーティション情報及びフォーマット情報に基づいて、前記リムーバブル装置に対するアクセス可能状態を確立するアクセス処理部を備えたことを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  20. 請求項19記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記アクセス処理部は前記上位装置のオペレーティングシステムOSで実現されることを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  21. 請求項19記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記アクセス処理部は前記媒体情報からアクティブ状態としたパーティションの未フォーマット又は不明なフォーマットを認識した場合、必要に応じてフォーマット処理を実行してアクセス可能状態を確立することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  22. 請求項20記載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記リムーバブル装置がATAインタフェースをサポートする場合、前記オペレーティングシステムOSはリムーバブル装置の接続を認識した時に、前記媒体情報要求コマンドとしてアイデンティファイ・コマンド(Identify Command) を発行することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  23. 請求項20載のリムーバブル媒体処理装置に於いて、前記リムーバブル装置がATAPIインタフェースをサポートする場合、前記オペレーティングシステムOSはリムーバブル装置の接続を認識した時に、前記媒体情報要求コマンドとしてインクアリィ・コマンド(Inquiry Command) を発行することを特徴とするリムーバブル媒体処理装置。
  24. リムーバブル装置は、上位装置に対し外部接続(プラグイン)され、リムーバブル媒体の挿入時に、媒体上に記録されたシステム情報を読出し解析することで上位装置のブート処理に必要な媒体情報を作成し、上位装置からの媒体情報の要求コマンドに対し前記媒体情報を転送し、
    上位装置は、ブート処理後の動作状態で前記リムーバブル装置の媒体挿入に基づく接続通知を受領した際に、前記リムーバブル装置に媒体情報の要求コマンドを送って前記媒体情報を取得し、取得した媒体情報に基づいて前記リムーバブル装置のアクセス可能状態を確立することを特徴とするリムーバブル媒体処理方法。
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