JP4304569B2 - データ記憶装置、データ記憶装置の制御方法、データ記憶装置の制御プログラム及びデータ記憶装置の制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

データ記憶装置、データ記憶装置の制御方法、データ記憶装置の制御プログラム及びデータ記憶装置の制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ記憶装置、データ記憶装置の制御方法、データ記憶装置の制御プログラム及びデータ記憶装置の制御プログラムを記録した記録媒体に関し、例えばハードディスクドライブに適用することができる。本発明は、検索対象ファイルを特定する情報と検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドにより、この検索対象ファイルの記録されたブロックを順次検出して再生し、検索データの有無を判定して通知することにより、特定単語等を有するファイルの検索処理を従来に比して格段的に短い時間で実行することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータのペリフェラルとして使用されるハードディスクドライブにおいては、ランダムアクセス可能であり、近年、小型化、高記録密度化されている。これによりハードディスクドライブをオーディオデータ、ビデオデータ(以下、AVデータと呼ぶ)の記録に適用してホームサーバー、車載用機器等に利用することが種々に提案されるようになされている。
【0003】
このようなハードディスクドライブにおいては、ハードディスクに記録された管理用のデータであるファイルアロケーションテーブル(FAT)により、複数セクタによるクラスタを単位にしてハードディスクに記録されたデータを管理できるようになされており、この管理をホスト装置であるパーソナルコンピュータ等により実行するようになされている。以下、このようなファイルアロケーションテーブルによるファイル管理システムをFATファイルシステムと呼ぶ。
【0004】
すなわち図6は、ハードディスクドライブを示すブロック図である。このハードディスクドライブ1は、ホスト装置2に接続されて、このホスト装置2より出力される各種のデータをハードディスク3に記録する。ここでホスト装置2は、例えばコンピュータである。
【0005】
ここでハードディスク3は、図7に示すように、MS−DOS互換ファイルシステムのフォーマットが適用される。すなわちハードディスク3は、情報記録面を内周側領域と外周側領域とに分割し、外周側領域がシステムエントリエリアに割り当てられる。また内周側領域がデータエリアに割り当てられる。このうちデータエリアは、クラスタに細分化され、所定フレーム数のデータ量を単位にして、各クラスタにユーザーデータが記録される。
【0006】
さらにハードディスク3は、情報記録面が同心円状に複数のゾーンに区切られ、さらに各ゾーンのトラックがそれぞれ円周方向に所定長さで区切られて複数のセクタに分割される。このようにしてセクタ化されてなるハードディスク3は、情報記録面の面番号、情報記録面の外周側より連続して割り当てられるトラック番号、各トラックにおけるセクタを特定するセクタ番号により、物理アドレスが設定され、さらにこの物理アドレスに対応して情報記録面の外周側より順次設定されてなる論理アドレスによりユーザーデータがファイル管理されるようになされている。
【0007】
ここで論理アドレスは、複数の論理セクタの集合によるクラスタを単位にしたクラスタ番号により表される。すなわち論理セクタは、情報記録面における先頭の領域(この場合は最外周である)を0セクタとして設定されるデータの記録単位に対応する領域であり、例えば1の物理セクタが1の論理セクタに対応して、論理セクタ番号=1トラック当たりのセクタ数×(面番号+面の数×トラック番号)+セクタ番号−1の関係式により論理セクタ番号を表すことができるようになされている。なおここで面番号、トラック番号、セクタ番号は、物理アドレスによるものである。
【0008】
ここで論理セクタは、ユーザーデータに換算して1つの論理セクタに512バイトのデータを記録できるように構成され、複数個の論理セクタにより1つのクラスタが構成されるようになされている。なお、1つのクラスタは、一般に2のべき乗個のセクタにより構成され、ユーザーデータを記録するデータエリアにおいて、ファイルエリアの先頭を2とする連番であるクラスタ番号により特定されるようになされている。
【0009】
データエリアは、このようにして設定される各クラスタにクラスタ番号が割り当てられ、このクラスタ番号を基準にしてクラスタ単位でアクセスできるようになされている。なおここでは、クラスタ番号を4桁のヘキサ形式により示す。これにより1つのファイルの最少単位は、1クラスタとなる。
【0010】
これに対してシステムエントリエリアは、さらにブートエリア、FAT(Fail Allocation Table )エリア、ディレクトリエリアに分割され、ブートエリアには、ディスクの構造を定義するデータが記録される。これに対してFATエリア及びディレクトリエリアには、データエリアに記録したユーザーデータのアクセスに必要なアドレス情報等による管理情報が記録される。
【0011】
すなわちディレクトリエリアには、データ領域に記録されたファイルを特定するファイル管理情報が記録される。これに対してFATエリアには、ファイル管理情報と関連付けられて、データ領域の管理単位であるクラスタ毎に、続くデータを記録した管理単位のアドレスを記録した管理用テーブルが記録される。具体的に、FATエリアには、各ファイルの先頭クラスタに連続する各クラスタのクラスタ番号等が記録される。これによりハードディスク3は、所望するファイル名の先頭クラスタ番号をディレクトリエリアから検出した後、この先頭クラスタ番号に続くクラスタ番号を順次FATエリアから検出することにより、1つのファイルを構成する連続するクラスタのアドレスを検出できるようになされている。
【0012】
かくするにつきこの図7においては、データエリアのクラスタ番号1234h〜1240hまでのクラスタにファイル1が記録されている場合に、ファイル1の第1クラスタのクラスタ番号1234hを示すコードがディレクトリエリアに記録され、さらにこのクラスタ番号1234hから続くクラスタ番号がFATエリアの対応する領域に順次記録されるようになされている。なおこの図7においてEOF(End Of File )は、1つのファイルの最終クラスタを示す識別情報である。
【0013】
より詳細には、ディレクトリエリアは、データエリアに記録した各ファイル毎に、図8に示す構成により、データ領域に記録された各ファイルをそれぞれ特定するファイル管理情報が記録される。すなわちファイル管理情報は、先頭8バイトにファイル名が割り当てられ、続く3バイトに各ファイルの拡張子が割り当てられる。さらに続く1バイトにファイルの属性を示すデータが割り当てられ、続く10バイトがリザーブ用のデータに割り当てられる。また続く2バイトが記録開始時刻のデータに、続く2バイトが記録日付のデータに割り当てられ、続く2バイトに先頭クラスタ番号であるクラスタ番号が割り当てられるようになされている。なお最後の4バイトには、ファイル長のデータが割り当てられる。
【0014】
これに対してFATエリアは(図7)、データ領域の管理単位である各クラスタの関連を示す識別データが記録される。すなわちFATエリアは、データエリアのクラスタ番号に対応してクラスタアドレスが割り振られ、各クラスタアドレスに続くクラスタのクラスタ番号が記録されるようになされている。また図9に示すように、これらクラスタ番号に割り当てられていないコードのうち、所定のコードがそれぞれ空き領域、欠陥クラスタ、EOFを示す識別情報に割り当てられるようになされている。
【0015】
これによりハードディスク3は、FATエリアをアクセスしてデータエリアの空き領域を検出できるようになされている。また欠陥セクタを基準にして代替処理を実行できるようになされ、さらには記録時、ライトアンドベリファイによるリトライの処理により欠陥セクタを登録できるようになされている。これらによりハードディスク3は、所定ブロック単位で情報記録面を管理できるようになされている。
【0016】
サーボ回路4は、ハードディスク制御回路5の制御によりモータ(M)6を駆動し、これによりハードディスク3を所定の回転速度により回転駆動する。またサーボ回路4は、同様にしてモータ(M)8を駆動することにより磁気ヘッドをシークさせ、さらにトラッキング制御する。なおこのようなハードディスク3の駆動においては、アクセス速度を優先してCAV(Constant Angular Verocity)方式が一般的ではあるが、最近は、いわゆるゾーンビットレコーディングにより、外周側程、1周当たりのセクタ数が多くなるように設定すると共に、記録周波数を可変し、これにより効率良くデータを記録して記録容量を増大させる方法も採用されるようになされている。なおこのゾーンビットレコーディングにおいては、これにより内周側と外周側とでデータ転送速度が大きく異なることになる。
【0017】
リードライトデータチャンネル部9は、ハードディスク制御回路5の制御により、記録時、ハードディスク制御回路5の出力データを記録再生系の特性に適した方式により符号化処理してビット系列のデータを生成し、このデータにより磁気ヘッドを駆動する。また読み出し時、リードライトデータチャンネル部9は、磁気ヘッドより得られる再生信号を信号処理して再生データを生成し、この再生データをハードディスク制御回路5に出力する。
【0018】
ハードディスク制御回路5は、インターフェース制御回路7の指示によりハードディスク3上のデータを管理する制御回路であり、バッファメモリ10を介して入力されるユーザーデータに応じてサーボ回路4の動作を制御すると共に、このユーザーデータをリードライトデータチャンネル部9に出力することにより、インターフェース制御回路7を介して指示されるクラスタに順次入力されるデータを記録する。また読み出し時、同様にしてサーボ回路4の動作を制御してリードライトデータチャンネル部9の出力データをバッファメモリ10に出力し、これによりインターフェース制御回路7より指示されたクラスタを再生する。
【0019】
インターフェース制御回路(IF制御)7は、例えばSCSI(Small Computer System Interface )コントローラ、IDE(Intelligent Drive Electronics )コントローラ等により形成され、ホスト装置2との間で送受するデータ、制御コマンド等の入出力回路を構成する。すなわちインターフェース制御回路7は、ホスト装置2より入力されるコマンドcommand、このコマンドcommandに設定されたパラメータを解析し、ハードディスク制御回路5等の動作を制御する。また書き込み時にあっては、バッファメモリ10を介して、ホスト装置2から入力されるデータをハードディスク制御回路5に出力し、また読み出し時にあっては、バッファメモリ10を介して、ハードディスク制御回路5より出力されるデータをホスト装置2に出力する。
【0020】
これに対応してホスト装置2においては、システムメモリ11にワークエリアを確保した中央処理ユニット(CPU)12の処理により、ユーザーによる指示に応じてハードディスクドライブ1に種々のコマンド等を送出する。
【0021】
この処理において中央処理ユニット12は、電源起動時、所定の処理手順の実行により、ハードディスク3のシステムエントリエリアに記録されてなる管理情報を再生するようにハードディスクドライブ1にコマンドを発行し、その結果ハードディスクドライブ1から出力されるシステムエントリエリアのデータ(FATエリア、ディレクトリエリアのデータ)をシステムメモリ11に記録する。これにより中央処理ユニット12は、ハードディスク3に記録された管理情報を取得し、この管理情報によりパラメータを設定してハードディスクドライブ1に各種コマンドを出力する。
【0022】
すなわちユーザーによりデータの記録が指示されると、中央処理ユニット12は、システムメモリ11に記録されたFATエリアのデータを順次辿って空き領域を検出し、この空き領域によるクラスタに記録するようにパラメータを設定して書き込みコマンドを発行する。ハードディスクドライブ1は、この書き込みのコマンドに応動して、順次入力されるデータをハードディスク3に記録する。中央処理ユニット12及びハードディスクドライブ1は、所定のデータ長を単位にして、管理情報の記録を順次辿って、このようなコマンドの発行、データの記録を繰り返し、これにより所望するファイルを記録するようになされている。なお、これにより時系列データは、ハードディスク3の外周側トラックから内周側トラックへ順次クラスタ単位で記録されることになる。
【0023】
またこのようにしてファイルの記録を完了すると、このファイルの記録に対応するようにシステムメモリ11の記録を更新し、また所定のタイミングで、システムメモリ11の記録に対応するように、ハードディスクドライブ1にシステムエントリエリアの更新を指示し、これによりこのようにして記録したファイルを改めて再生できるようになされている。
【0024】
これに対してユーザーによりハードディスク3に記録されたファイルの再生が指示されると、中央処理ユニット12は、再生を指示されたファイル名によりシステムメモリ11に記録されたディレクトリエリアのデータを検索し、対応するファイル管理情報を検出し、これによりこのファイルの先頭クラスタアドレスを検出する。さらにこの先頭クラスタアドレスにより、システムメモリ11に記録されたFATエリアのデータを検索し、これによりこのようにして検出した先頭クラスタアドレスからこのファイルが記録されてなるクラスタアドレスを順次検出する。中央処理ユニット12は、このようにしてシステムメモリ11に記録された連続するクラスタアドレスをEOFまで検出する。
【0025】
中央処理ユニット12は、このようなクラスタアドレスの検索と平行して、又はこのようにして連続するクラスタアドレスを検出すると、各クラスタアドレス、転送長をパラメータに設定してハードディスクドライブ1に読み出しコマンドを発行し、ハードディスクドライブ1においては、この読み出しコマンドに応動して、ハードディスク3に記録されたデータを再生してホスト装置2に出力する。中央処理ユニット12及びハードディスクドライブ1は、この読み出しコマンドの発行、再生データの出力を繰り返し、これにより所望するファイルを再生するようになされている。
【0026】
これに対して図10は、このようにして記録したAVデータについて、ホスト装置2のシステムメモリ11に記録した管理情報を基準にした読み出しの処理を示すフローチャートである。この場合、ホスト装置2においては、ステップSP1からステップSP2に移り、システムメモリ11に記録した管理情報を検索し、ディレクトリエリアのデータより読み出しの対象ファイルの先頭クラスタ番号を検出する。
【0027】
この先頭クラスタ番号を検出すると、ホスト装置2は、ステップSP3に移り、この先頭クラスタアドレスと転送長とによりパラメータを設定して読み出しコマンドを発行する。
【0028】
ハードディスクドライブ1は、ホスト装置2からこのようにして読み出しコマンドが発行されると、続くステップSP4で、このコマンドで指定されたデータをハードディスク3から読み出す。また続くステップSP5において、この読み出したデータをバッファメモリ10に一時記録する。また読み出しを完了すると、続くステップSP6で、ホスト装置に割り込みをかける。ホスト装置2においては、この割り込みによりステップSP7に移り、ハードディスクドライブ1にデータの転送を指示し、ハードディスクドライブ1においては、この指示によりバッファメモリ10に一時記録したAVデータをホスト装置2に出力する。
【0029】
ホスト装置2は、このようにして1つの読み出しコマンドに対応するAVデータを入力すると、続くステップSP8において、システムメモリ11をサーチし、FATエリアのデータより連結クラスタ番号による続くクラスタのアドレスを検出する。さらにホスト装置2は、続くステップSP9において、このようにして検出したアドレスによるコードを判定し、EOFか否か判断する。
【0030】
ここで否定結果が得られると、ホスト装置2は、ステップSP3に戻り、ステップSP8で検出したアドレスにより再びパラメータを設定して読み出しコマンドを発行する。これによりホスト装置2は、データ量の大きなファイルについては、繰り返し読み出しコマンドを発行し、ハードディスクドライブ1においては、このコマンドに応動してホスト装置2から指定されるクラスタより順次AVデータを再生するようになされている。
【0031】
これに対してFATエリアのデータよりEOFが検出されると、ステップSP9で肯定結果が得られることにより、ホスト装置2は、ステップSP10に移る。ここでホスト装置2は、このEOFが設定されてなるクラスタまでの残りのAVデータについて、パラメータを設定して読み出しコマンドを発行する。
【0032】
ハードディスクドライブ1は、ホスト装置2からこのようにして読み出しコマンドが発行されると、続くステップSP11において、このコマンドで指定されたデータをハードディスク3から読み出す。また続くステップSP12で、この読み出したデータをバッファメモリ10に一時記録し、読み出しを完了すると、続くステップSP13で、ホスト装置2に割り込みをかける。ホスト装置2においては、この割り込みによりステップSP14に移り、ハードディスクドライブ1にデータの転送を指示し、ハードディスクドライブ1においては、この指示によりバッファメモリ10に一時記録したAVデータをホスト装置2に出力した後、ステップSP15に移ってこの処理手順を終了する。
【0033】
これらにより従来、ホスト装置2側で、FATエリアのデータを検索して連続したデータの記録されてなるクラスタアドレスを検出し、この検出したクラスタアドレスにより読み出しコマンドを繰り返し発行してハードディスク3を再生するようになされている。
【0034】
このようなハードディスクドライブ1のホスト装置2であるコンピュータ等において、いわゆるファイル検索ソフトによりハードディスクドライブ1に記録したファイルから特定の単語等を有しているファイルを検索する場合がある。またウイルス対策ソフトによりウイルスを検索する場合においても、同様に、ハードディスクドライブ1に記録したファイルからウイルスパターンを有しているファイルを検索するようになされている。
【0035】
ホスト装置2においては、このような処理を実行する場合、オペレーションシステムによりハードディスクドライブ1に記録されたファイルを順次読み出し、この読み出したファイルをこの種の処理を実行するアプリケーションプログラムに渡し、このアプリケーションプログラムにより検索に供する単語、ウイルスパターンを発見するようになされている。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの種の記憶装置においては、今後、益々記憶容量が増大すると考えられ、またこれに伴い、記録したファイル数、データ量も多大になると考えられる。
【0037】
このように記録したファイル数、データ量が多大になると、ホスト装置においては、ファイル検索ソフト、ウイルス対策ソフトを実行する際に、ハードディスクドライブから検索対象を順次再生して処理することになり、処理に多大な時間を要することになる問題がある。この種の記憶装置においては、今後、パーソナルコンピュータだけでなく、各種モバイル機器等にも接続されることも考えられ、このような検索に多大な時間を要するようになると、モバイル機器においては、消費電力にも多大な影響を受けることになり、さらに検索中には他の処理を実行できなくなる恐れがある。
【0038】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、特定単語等を有するファイルの検索処理を従来に比して格段的に短い時間で実行することができるデータ記憶装置、データ記憶装置の制御方法、データ記憶装置の制御プログラム及びデータ記憶装置の制御プログラムを記録した記録媒体を提案しようとするものである。
【0039】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、データ記憶装置に適用して、制御手段は、入出力手段を介して得られる、少なくとも検索対象のファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドに応動した検索処理により、管理情報に基づいて、検索対象のファイルが記録されているブロックを順次検出すると共に、該検出したブロックからデータ再生、該再生したデータから検索データを検出し、検出結果を入出力手段を介して通知する。
【0041】
また請求項の発明においては、データ記憶装置の制御方法に適用して、少なくとも検索対象のファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドに応動した検索処理ステップを有し、検索処理ステップは、管理情報に基づいて、検索対象のファイルが記録されているブロックを順次検出するブロック検出ステップと、該検出したブロックからのデータを再生するデータ再生ステップと、該再生したデータから検索データを検出する検索データ検出ステップと、検出結果を通知する検索結果通知ステップとを有するようにする。
【0042】
また請求項15の発明においては、データ記憶装置の制御プログラムに適用して、少なくとも検索対象のファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドに応動した検索処理ステップを有し、検索処理ステップは、管理情報に基づいて、検索対象のファイルが記録されているブロックを順次検出するブロック検出ステップと、該検出したブロックからのデータを再生するデータ再生ステップと、該再生したデータから検索データを検出する検索データ検出ステップと、検出結果を通知する検索結果通知ステップとを有するようにする。
【0044】
また請求項16の発明においては、データ記憶装置の制御プログラムを記録した記録媒体に適用して、データ記憶装置の制御プログラムは、少なくとも検索対象のファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドに応動した検索処理ステップを有し、検索処理ステップは、管理情報に基づいて、検索対象のファイルが記録されているブロックを順次検出するブロック検出ステップと、該検出したブロックからのデータを再生するデータ再生ステップと、該再生したデータから検索データを検出する検索データ検出ステップと、検出結果を通知する検索結果通知ステップとを有するようにする。
【0046】
請求項1の構成によれば、データ記憶装置に適用して、制御手段は、入出力手段を介して得られる、少なくとも検索対象のファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドに応動した検索処理により、管理情報に基づいて、検索対象のファイルが記録されているブロックを順次検出すると共に、該検出したブロックからデータ再生、該再生したデータから検索データを検出し、検出結果を入出力手段を介して通知することにより、このデータ記憶装置を接続するコンピュータ等のホスト装置においては、単に検索対象ファイル、検索データによりパラメータを設定して検索コマンドを出力するだけで、この検索対象ファイルに検索データを有しているか否かを検出することができる。これにより従来に比して特定単語等を有するファイルの検索処理を従来に比して格段的に短い時間で実行することができる。
【0048】
これにより請求項、請求項15又は請求項16の構成によれば、従来に比して特定単語等を有するファイルの検索処理を従来に比して格段的に短い時間で実行することができるデータ記憶装置の制御方法、データ記憶装置の制御プログラム又はデータ記憶装置の制御プログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0050】
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態の構成
図1は、本発明の実施の形態に係るハードディスクドライブをホスト装置と共に示すブロック図である。このハードディスクドライブ21において、図6について上述したハードディスクドライブ1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0051】
このシステムにおいて、ホスト装置22は、コンピュータであり、オペレーションシステム、各種アプリケーションプログラムをハードディスクドライブ(HDD)23に記録して保持する。なおこのアプリケーションシステムにおいては、事前にハードディスクドライブ21にインストールされて提供され、又はインターネット等のネットワークを介してダウンロードしたプログラムのインストールにより、さらには各種の記録媒体により提供されるプログラムのインストールにより、提供されるようになされている。因みにこのような記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク、磁気テープ等の記録媒体を適用することができる。
【0052】
ホスト装置22は、システムメモリ24にワークエリアを確保して中央処理ユニット(CPU)25により、ハードディスクドライブ21に記録したオペレーションシステムを実行する。
【0053】
これらの処理のうち中央処理ユニット25は、電源の起動により、ハードディスクドライブ21に対して、システムエントリエリアのデータの再生、送出を指示し、これによりディレクトリエリア、FATエリアのデータを取得してシステムメモリ24に保持する。これにより中央処理ユニット25は、従来のホスト装置と同様に、このシステムメモリ24の記録に従って、空きクラスタを検出してハードディスクドライブ21にデータの書き込みを指示し、また所望するファイルをハードディスク3より読み出して取得することができるようになされている。
【0054】
さらに中央処理ユニット25は、ユーザーにより所望のアプリケーションプログラムの実行が指示されると、同様にシステムメモリ24にワークエリアを確保してこのアプリケーションプログラムを実行する。中央処理ユニット25は、これらのアプリケーションプログラムのうち、ユーザーによりファイル検索ソフトの実行が指示されると、図2の処理手順を実行する。なおこのファイル検索ソフトは、ユーザーが指定した検索範囲で、ユーザーにより指定されたキーワードを有してなるテキストファイルを検索するソフトである。
【0055】
すなわち中央処理ユニット25は、この処理手順を開始すると、ステップSP21からステップSP22に移り、所定の入力画面を図示しない表示装置を介して表示し、この入力画面におけるフォルダ名の入力により検索範囲の入力を受け付ける。続いて中央処理ユニット25は、ステップSP23に移り、同様にして入力画面を表示し、この表示画面におけるキーワードの入力により、文字列による検索データの入力を受け付ける。
【0056】
続いて中央処理ユニット25は、ステップSP24に移り、このようにして入力した検索範囲、検索データによりハードディスクドライブ21に検索を指示する検索コマンドを生成する。ここで図3に示すように、この検索コマンドは、9×8バイトにより形成され、先頭1バイトに検索コマンドであることを示すコード(Search)が設定されるようになされている。また続く4バイトに検索対象ファイルの先頭クラスタアドレスがMSBより順次記録され、残り4バイトに検索対象のキーワードのコードが順次記録されるようになされている。これによりこの検索コマンドにおいては、1バイトコードによる4文字のキーワードを1つのコマンドで検索できるようになされている。
【0057】
中央処理ユニット25は、システムメモリ24に保持したディレクトリエリアのデータより、ユーザーが指定した検索範囲のフォルダに属するファイルを検出し、さらにこのようにして検出したファイルよりテキストファイル、各テキストファイルの先頭クラスタアドレスを検出する。中央処理ユニット25は、このようにして検出した検索範囲のファイルの1つについて、先頭クラスタアドレス、検索データを設定してこの検索コマンドを生成する。
【0058】
中央処理ユニット25は、続くステップSP25において、このようにして生成した検索コマンドをオペレーションシステムに渡し、ハードディスクドライブ21に出力する。また続くステップSP26において、検索コマンドによる検索結果をオペレーションシステムを介してハードディスクドライブ21から取得する。ここでこの検索結果においては、検索コマンドにより指定した検索ファイルについて、検索データが存在する場合、検索データが検出されてなるクラスタアドレスが、対応する検索データと共に通知されるようになされている。
【0059】
中央処理ユニット25は、続くステップSP27において、この検索範囲のテキストファイルについて、全てのファイルの検索を完了したか否か判断する。ここで否定結果が得らると、中央処理ユニット25は、ステップSP24に戻り、残りのファイルについて、検索コマンドを生成して同様の処理を繰り返す。これに対して検索範囲の全てのテキストファイルについて、検索コマンドの出力を完了した場合、ステップSP27で肯定結果が得られることにより、ステップSP27からステップSP28に移る。
【0060】
中央処理ユニット25は、ステップSP26でクラスタアドレスが通知されてなるファイルについて、ファイル名と対応する検索データとを表示画面に表示し、これにより検索結果をユーザーに通知した後、ステップSP29に移ってこの処理手順を終了する。なお中央処理ユニット25は、ユーザーの選択により、このように検索データが検出されたクラスタの再生をハードディスクドライブ21に指示し、このクラスタに記録されたデータを取得して該当箇所を表示することもできるようになされている。
【0061】
これによりホスト装置22においては、いちいち再生コマンドを出力して検索対象のファイルをハードディスクドライブ21から取得しなくても、検索対象のファイルを特定するデータと検索に供するデータである検索データとによる検索コマンドをハードディスクドライブ21に出力して、検索結果を取得できるようになされている。
【0062】
ハードディスクドライブ21においては、このホスト装置22から出力される検索コマンドに対応して、この検索コマンドで指定されたファイルに検索データが含まれているか否か検索し、その検索結果をホスト装置22に通知するようになされている。
【0063】
すなわちハードディスクドライブ21において(図1)、インターフェース制御回路(IF制御)27は、例えばSCSIコントローラ、IDEコントローラ、ATAコントローラ等により形成され、ホスト装置22との間で送受するデータ、制御コマンド等の入出力回路を構成する。インターフェース制御回路27は、内部バスを介して、これらデータ、制御コマンド、アドレス等をハードディスクドライブ21の各回路ブロックに出力するようになされている。
【0064】
さらにインターフェース制御回路27は、検索コマンドにより設定された検索データを記録して保持する検索データメモリ28、検索データが検出されたクラスタアドレスを検索データ検出回路29から取得して保持するレジスタ30を有し、レジスタ30に記録したクラスタアドレスを中央処理ユニット31の制御によりホスト装置22に通知するようになされている。
【0065】
ここで検索データ検出回路29は、ハードディスク制御回路5に対して再生を指示するクラスタアドレスを一時保持するレジスタ、ハードディスク制御回路5から順次出力される再生データを検索データメモリ28に保持した検索データと比較する比較回路等により構成され、ハードディスク制御回路5から順次出力される再生データに検索データが検出されると、レジスタに保持したクラスタアドレスをレジスタ30に出力するようになされている。
【0066】
中央処理ユニット(CPU)31は、システムメモリ32にワークエリアを確保して図示しないプログラムメモリに事前にインストールされてなる制御プログラムを実行することにより、このインターフェース制御回路27の内部バスに出力されるホスト装置22からのコマンド等を解析し、この解析結果に従ってインターフェース制御回路27の内部バスに各種制御データ等を出力し、またホスト装置22に応答等を送出し、これによりこのハードディスクドライブ21全体の動作を制御する。かくするにつきシステムメモリ32は、この中央処理ユニット31の処理に必要な各種のデータを一時記録して保持する。なおこの中央処理ユニット31の制御プログラムにおいては、事前のインストールに代えて、インターネット等のネットワークを介してダウンロードしたプログラムのインストールにより、さらには各種の記録媒体により提供されるプログラムのインストールにより、提供することができる。因みにこのような記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク、磁気テープ等の記録媒体を適用することができる。
【0067】
中央処理ユニット31は、この処理手順の実行により、電源が立ち上げられると、ホスト装置22からの指示により、ハードディスク3からシステムエントリエリアのデータを再生してホスト装置22に出力し、またこのシステムエントリエリアのデータをシステムメモリ32に記録して保持する。またホスト装置22から順次書き込みコマンドが入力されると、続いてホスト装置22から出力されるデータをバッファメモリ10に一時記録するように、またこのバッファメモリ10に記録したデータをこのコマンドに設定されたクラスタアドレスに係るクラスタに記録するように、ハードディスクドライブ21の各部を制御する。またホスト装置22から読み出しのコマンドが得られると、図10について上述したと同様にして、対応するデータをハードディスク3から再生してホスト装置22に出力する。
【0068】
これに対して中央処理ユニット25は、ホスト装置22から検索コマンドが入力されると、この検索コマンドに設定された検索データを検索データメモリ28に記録する。またこの検索コマンドに設定された先頭クラスタアドレスより、システムメモリ32に記録されたFATエリアのデータを順次辿ることにより、検索対象のファイルが記録されているクラスタアドレスを順次検出し、レジスタ30の内容を初期化した後、この検出したクラスタアドレスによる再生をハードディスクドライブ21の各部に指示する。またこの再生の指示により、ハードディスク制御回路5から順次出力される再生データと、検索データとの比較を検索データ検出回路29に指示し、さらに一連の検索処理が完了すると、検索結果をホスト装置22に通知する。
【0069】
これによりハードディスクドライブ21では、ホスト装置22に代えて検索コマンドにより検索の処理を実行するようになされ、その分、ホスト装置22の負担を軽減するようになされている。
【0070】
すなわち図4は、この1つの検索ファイルについて、この一連の検索処理に供する処理手順を示すフローチャートである。このシステムにおいては、ホスト装置22において、ユーザーにより検索が指示されると、ステップSP31からステップSP32に移り、ホスト装置22の中央処理ユニット12において、システムメモリ32に記録されてなる検索対象ファイルの先頭クラスタアドレスが検出される。さらに続くステップSP33において、この先頭クラスタアドレス、検索データにより検索コマンドが出力される。
【0071】
中央処理ユニット31においては、この検索コマンドを受信することにより、続くステップSP34において、検索データを検索データメモリ28にセットする。また続くステップSP35において、検索コマンドにより指定されたクラスタアドレスのデータを再生するようにハードディスク制御回路5に動作を指示し、また続くステップSP36において、その結果ハードディスク制御回路5より出力される再生データと検索データとの比較を検索データ検出回路29に指示する。
【0072】
中央処理ユニット31は、このようにして検索を指示すると、検索データ検出回路29の処理により、続くステップSP37において、検索データが検出されたか否か判断し、ここで肯定結果が得られると、ステップSP38に移り、検索データ検出回路29により読み出しに係るクラスタアドレスをレジスタ30に記録した後、ステップSP39に移る。これに対してステップSP37で否定結果が得られると、中央処理ユニット31は、レジスタ30の内容を初期値に設定したまま、ステップSP37から直接ステップSP39に移る。
【0073】
中央処理ユニット31は、このステップSP39において、システムメモリ32に記録したFATエリアのデータを検索することにより、検索に供したクラスタに続くデータが記録されてなるクラスタを検出し、続くステップSP40において、この検索結果によりEOFが検出されたか否か判断する。
【0074】
ここで否定結果が得られると、中央処理ユニット31は、ステップSP40からステップSP35に戻り、この続くクラスタについて、同様の検索データの検索処理を指示するのに対し、ステップSP40で肯定結果が得られると、ステップSP41に移る。これにより中央処理ユニット31は、ステップSP35−SP36−SP37−SP38−SP39−SP40−SP35の処理手順を繰り返し、検索コマンドに設定された先頭クラスタアドレスにより特定されるファイルについて、順次、連続するデータが記録されてなるクラスタを再生し、検索データを検索するようになされている。
【0075】
またこのようにして1つのファイルについて検索を完了すると、ステップSP40で肯定結果が得られることにより、ステップSP40からステップSP41に移り、ここでホスト装置22に割り込みをかけ、検索の終了を通知する。
【0076】
中央処理ユニット31は、この割り込みにより、ホスト装置22から検索結果の通知が指示されると、レジスタ30に記録されたクラスタアドレスを検索結果としてホスト装置22に通知した後、ステップSP43に移ってこの処理手順を終了する。なお、何ら検索データを検出できない場合、中央処理ユニット31は、初期値に設定されてなるレジスタ30の内容を通知することにより、検索データの未検出を通知することになる。
【0077】
これによりこの実施の形態においては、何ら、ホスト装置22には負担をかけることなく、所望の検索データを有してなるファイルを検出できるようになされている。
【0078】
かくするにつき中央処理ユニット25は、ホスト装置22において、複数のキーワード、検索対象ファイルが指定された場合、これら複数のキーワード、検索対象ファイルについて、ホスト装置22からの指示により、この処理手順を繰り返し、これによりこれら複数の検索対象ファイルについて、それぞれ検索データを有してなるファイルを検出するようになされている。
【0079】
(1−2)第1の実施の形態の動作
以上の構成において、ハードディスクドライブ21は(図1)、例えばコンピュータ等のホスト装置22に接続されて、このホスト装置22より書き込みのコマンドが入力されると、このコマンドに続いて入力されるデータがハードディスク制御回路5を介してリードライトデータチャンネル部9に入力され、ここで記録に適したフォーマットにより変調されて磁気ヘッドが駆動され、これによりハードディスク3に記録される。
【0080】
またこれらのホスト装置22に接続された状態で、またこれらのホスト装置22より取り外されて他のホスト装置22に装着された状態で、読み出しのコマンドが入力されると、磁気ヘッドより得られる再生信号がリードライトデータチャンネル部9により処理されてハードディスク3に記録されたデータが再生され、この再生されたデータがハードディスク制御回路5、インターフェース制御回路27を介してホスト装置2に出力される。
【0081】
このようにして各種のデータを記録再生するにつき、ハードディスクドライブ21では、起動時、ホスト装置22からの通知により、ディレクトリエリア、FATエリアのデータによる管理情報がハードディスク3より再生され、これらのデータがホスト装置22に通知される。ホスト装置22においては、この管理情報がシステムメモリ24に記録され、これによりこのシステムメモリ24の管理情報に従って順次空き領域を検出し、この空き領域によるクラスタに記録するようにパラメータを設定して書き込みコマンドを発行することにより、ハードディスクドライブ21において、対応する空き領域にホスト装置22から出力されるデータが記録され、これにより従来と同様に管理情報によりホスト装置22で情報記録面を管理して順次所望のデータがハードディスク3に記録される。
【0082】
またこのようにして所望のデータの記録を完了すると、この記録に対応するように、ホスト装置22のシステムメモリ24の記録が更新され、またこの更新に対応するようにハードディスク3のシステムエントリエリアの更新が指示され、これによりこのようにして記録したデータの再生が可能となる。すなわちファイルの再生時においては、ホスト装置22において、再生の指示されたファイルが順次記録されてなるクラスタアドレスがシステムメモリ24の記録より検出され、この検出したクラスタアドレス、転送長をパラメータに設定した読み出しコマンドがホスト装置22から順次出力される。またこれに対応してハードディスクドライブ21においては、この読み出しコマンドに応動して対応するクラスタアドレスより順次データが再生され、この再生したデータがホスト装置22に出力される。これによりこの読み出しの場合においても、従来と同様に管理情報によりホスト装置22で情報記録面を管理して順次所望のデータがハードディスク3より再生される。
【0083】
これらの書き込み、読み出しの処理に対して、この実施の形態においては、起動時、ホスト装置22からの通知によりディレクトリエリア、FATエリアのデータによる管理情報をハードディスク3に通知する際に、これらのデータがハードディスクドライブ21のシステムメモリ32に併せて記録されて保持される。
【0084】
またファイル検索ソフトの起動により、ユーザーが特定単語等を有してなるファイルの検索を指示すると、ホスト装置22において、ユーザーにより指示された検索対象ファイルを特定する情報にこの検索対象ファイルの先頭クラスタアドレスを設定して、この検索対象ファイルを特定する情報、検索に供する検索データにより検索を指示する検索コマンドが生成され、この検索コマンドがホスト装置22からハードディスクドライブ21に出力される。
【0085】
ハードディスクドライブ21においては、これにより検索コマンドに設定された先頭クラスタアドレスを基準にして、システムメモリ32に記録されたFATエリアのデータより、この検索対象ファイルのデータが記録されたクラスタアドレスが順次検出される。また検索データが検索データメモリ28に記録され、このようにして検出したクラスタアドレスの再生が指示され、またこの再生により得られる再生データが検索データメモリ28に記録された検索データと検索データ検出回路29で比較される。ハードディスクドライブ21では、このようにして何れかのクラスタの再生で検索データが検出されると、このクラスタアドレスがレジスタ30に記録され、検索コマンドにより指示された検索対象ファイルについてこれら検索データの検出処理が完了すると、レジスタ30の記録が検索結果としてホスト装置22に通知される。
【0086】
これによりホスト装置22においては、この検索結果により検索対象ファイルの何れの箇所に検索データを有しているか、さらには検索データを何ら有していないとの検索結果を得ることができ、このような検索対象ファイル、検索データをパラメータに設定した検索コマンドの繰り返しの出力により、ユーザーにより指示された検索範囲について、特定単語を有してなるファイルを検出することができる。
【0087】
これらの検索の処理において、この実施の形態においては、ハードディスク3からデータを読み出して検索データの有無を判定する処理を、検索コマンドの発行によりハードディスクドライブ21側に委ねることにより、ホスト装置22においては、従来に比してこの種の検索に要する負担を格段的に低減することができ、これにより必要に応じて他の処理等を実行して機能を有効に利用することができる。
【0088】
また1つの検索コマンドの発行によりハードディスクドライブ21で順次検索対象ファイルが記録されているクラスタアドレスが検出され、さらにこの検出したクラスタアドレスに記録されたデータが読み出されて検索データが検索され、その検索結果がホスト装置22に通知されることにより、ホスト装置22においては、従来のような、1クラスタ毎の、ハードディスクドライブ21への読み出しコマンドを発行、読み出されたデータのハードディスクドライブ21からの受信を省略することができ、これにより従来に比して格段的にこの種の検索に要する時間を短くすることができる。またその分、消費電力も少なくすることができる。
【0089】
これに対してハードディスクドライブ21においては、検索データメモリ28に検索データを格納し、検索データ検出回路29で再生データから検索データを検出し、また検出結果をレジスタ30に格納することにより、再生データから検索データを検索して検索結果を保持する一連の機構が、ハードウエアにより構成され、これにより中央処理ユニット31における演算処理によりこの種の処理を実行する場合に比して、格段的に短い時間によりこれら検索処理を実行することができる。この実施の形態においては、これによっても従来に比して格段的にこの種の検索に要する時間を短くすることができるようになされている。
【0090】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、検索対象ファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドにより、この検索対象ファイルの記録されたブロックを順次検出して再生し、検索データの有無を判定して通知することにより、特定単語等を有するファイルの検索処理を従来に比して格段的に短い時間で実行することができる。
【0091】
またこの検索対象のファイルを特定する情報が、検索対象のファイルが記録されているブロックであるクラスタのうちの、先頭のブロックを示す先頭クラスタアドレスであることにより、ハードディスクドライブ21側においては、システムメモリ32にFATエリアのデータを保持するだけで、この検索対象ファイルが記録されているブロックを順次検出して検索データを検索することができ、その分、ハードディスクドライブ21の構成を簡略化することができる。
【0092】
またこの検索データを有してなるブロックを示すクラスタアドレスを検索結果として通知することにより、ホスト装置22の検索ソフトにおいては、必要に応じてこのクラスタアドレスの再生を指示して、検索結果の確認等を実行することができる。
【0093】
(2)第2の実施の形態
この実施の形態においては、第1の実施の形態について上述した先頭クラスタアドレスにより検索対象ファイルの特定に代えて、ファイル名により検索対象ファイルを特定して検索コマンドを発行する。またこれに対応してハードディスクドライブ21においては、システムメモリ32にディレクトリエリア、FATエリアのデータを保持し、検索コマンドに設定されたファイル名により先頭クラスタアドレス、続くクラスタアドレスを順次検出する。
【0094】
なおこのこの実施の形態においては、この検索対象ファイルの特定に係る構成が異なる点を除いて、第1の実施の形態に係る構成と同一に構成される。
【0095】
この実施の形態のように、検索対象のファイルを特定する情報に、検索対象のファイルのファイル名を示す情報を割り当てて検索コマンドを発行するようにしても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0096】
(3)第3の実施の形態
この実施の形態においては、ウイルス検索ソフトにより上述した検索コマンドを順次発行する。なおこの実施の形態においては、この検索コマンドを発行するアプリケーションプログラムが異なる点を除いて、第1の実施の形態に係る構成と同一であることにより、重複した説明は省略する。
【0097】
すなわちこの実施の形態において、ホスト装置22は、ウイルス検索ソフトの実行により、ユーザーよりウイルス検査の範囲を受け付ける。ここでホスト装置22においては、検索コマンドにおける検索対象ファイルを特定する先頭クラスタアドレスに、クラスタアドレス以外の特定値(例えば値0)を設定することにより、ハードディスクドライブ21の全データ領域を検索範囲に設定する。これによりこの実施の形態では、ハードディスクドライブ21のルートディレクトリを検索範囲として指示できるようになされている。
【0098】
また検索コマンドにおいては、データ長の長い検索データを複数個設定できるようになされ、ホスト装置においては、ウイルス検出に供するウイルスパターンをこれら検索データに設定して検索コマンドを発行する。
【0099】
ハードディスクドライブ21においては、このようなデータ長の長い検索データを複数個設定した検索コマンドに対応するように、検索データメモリ28にこれら複数個の検索データを格納できるように構成され、またこのような複数個の検索データと再生データとを検索データ検出回路29で比較できるようになされている。
【0100】
この実施の形態においては、検索対象のファイルを特定する情報が、検索対象のファイルが属するディレクトリを示す情報であることにより、複数ファイルを検索対象とする場合に、1つのコマンドの発行によりこれら複数の検索対象ファイルについて検索データを検索して、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0101】
またこの検索データにウイルスパターンを適用して、ウイルス検出に利用することができ、これによりウイルス検出に要する処理を従来に比して短い時間により実行することができる。
【0102】
(4)第4の実施の形態
この実施の形態においては、第1の実施の形態について図3で説明した検索コマンドに代えて、図5に示す検索コマンドによりホスト装置22からハードディスクドライブ21に検索コマンドを発行する。
【0103】
ここでこの検索コマンドにおいては、先頭1バイトに検索コマンドであることを示すコード(Search)が設定される。また続く1バイトがこの検索コマンドに設定した検索対象ファイルのファイル数を示す情報に割り当てられ、また続く1バイトがこの検索コマンドに設定した検索データの数を示す情報に割り当てられる。また続いて4バイト単位で、この検索コマンドにより検索を指示する検索対象ファイルの先頭クラスタアドレスが順次割り当てられ、またこのような先頭クラスタアドレスによる検索対象ファイルの特定に続いて、所定バイト単位で、検索コマンドにより検索を指示する検索データが順次割り当てられる。
【0104】
ハードディスクドライブ21においては、この検索コマンドに対応して、検索データメモリ28にこれら複数個の検索データを格納できるように構成され、またこのような複数個の検索データと再生データとを検索データ検出回路29で比較できるようになされている。
【0105】
またこの検索コマンドにより指示される複数の検索対象ファイルについて、順次クラスタアドレスを検出して再生し、レジスタ30に記録された検索結果をファイル単位で中央処理ユニット31が取得して一時保持し、検索コマンドに対応してこの保持した検索結果をまとめてホスト装置22に通知するようになされている。
【0106】
この実施の形態のように、検索対象ファイル、検索データを複数設定して検索コマンドを発行し、またこの複数の設定に対応するように検索処理を実行するようにすれば、その分、繰り返しの検索コマンドの送受を省略することができ、さらに一段と処理に要する時間を短くすることができる。
【0107】
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、ハードディスクドライブとホスト装置とを別体に構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一体に構成する場合にも広く適用することができる。
【0108】
また上述の実施の形態においては、検索ソフト、ウイルス検出ソフトにより検索コマンドを発行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々のアプリケーションプログラムにより検索コマンドを出力する場合に広く適用することができる。
【0109】
また上述の実施の形態においては、単に検索データを有するクラスタアドレスを検出して通知する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば2種類の検索データによる検索結果より論理和、論理積による演算結果を検索結果として出力する場合等にも広く適用することができる。なおこの場合、ハードディスクドライブにおいては、各検索データで検出したクラスタアドレスについて、それぞれ対応する処理を実行することになる。
【0110】
また上述の実施の形態においては、検索データを有するクラスタアドレスを検出して通知する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、検索データを有するファイル名の通知等により検索結果を通知するようにしてもよい。
【0111】
また上述の実施の形態においては、ハードディスクドライブにおけるハードウエア構成により検索データの有無を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、中央処理ユニットの処理により検索データの有無を検出するようにしてもよい。
【0112】
また上述の実施の形態においては、FATファイルシステムによるファイル管理システムを適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々のファイル管理システムによる場合に広く適用することができる。
【0113】
また上述の実施の形態においては、本発明をリムーバブルのハードディスク装置に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、相変化型光ディスク装置、熱磁気記録による光ディスク装置等のディスク装置、さらには不揮発性固体半導体メモリを記録媒体としたデータ処理装置等、種々のデータ処理装置に広く適用することができる。
【0114】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、検索対象ファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドにより、この検索対象ファイルの記録されたブロックを順次検出して再生し、検索データの有無を判定して通知することにより、特定単語等を有するファイルの検索処理を従来に比して格段的に短い時間で実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るハードディスクドライブを示すブロック図である。
【図2】図1のハードディスクドライブに接続されるホスト装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図2の処理手順により発行される検索コマンドを示す図表である。
【図4】図1のハードディスクドライブにおける検索処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係るハードディスクドライブに適用される検索コマンドを示す図表である。
【図6】従来のハードディスクドライブを示すブロック図である。
【図7】図6のハードディスクにおける記録フォーマットを示す図表である。
【図8】図6のディレクトリエリアに記録されるデータを示す図表である。
【図9】図6のFATエリアに記録されるコードを示す図表である。
【図10】図6のハードディスクドライブにおける読み出しの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、21……ハードディスクドライブ、2、22……ホスト装置、3……ハードディスク、7、27……インターフェース制御回路、12、25、31……中央処理ユニット、11、24、32……システムメモリ、28……検索データメモリ、29……検索データ検出回路、30……レジスタ

Claims (16)

  1. 記録媒体に所定のブロック単位で設定されたアドレスを基準にしたFATファイルシステムによる管理情報により前記記録媒体を管理し、少なくとも前記アドレスにより記録位置を指定した読み出しコマンドに応動して、前記記録媒体に記録されたデータを再生して再生データを出力するデータ記憶装置において、
    前記読み出しのコマンドを入力すると共に、前記再生データを出力する入出力手段と、
    前記再生データを一時保持するバッファメモリと、
    前記再生データを前記記録媒体より再生する再生手段と、
    前記再生データを処理するデータ処理手段と、
    全体の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記入出力手段を介して得られる、少なくとも検索対象のファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドに応動した検索処理により、
    前記管理情報に基づいて、前記検索対象のファイルが記録されている前記ブロックを順次検出すると共に、該検出したブロックからのデータを再生し、該再生したデータから前記検索データを検出し、検出結果を前記入出力手段を介して通知する
    ことを特徴とするデータ記憶装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記記録媒体から前記管理情報を再生してメモリに保持し、
    前記メモリに保持した前記管理情報に基づいて、前記検索対象のファイルが記録されている前記ブロックを順次検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装置。
  3. 前記検索対象のファイルを特定する情報が、前記検索対象のファイルが記録されている前記ブロックのうちの、先頭のブロックを示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装置。
  4. 前記検索対象のファイルを特定する情報が、前記検索対象のファイルのファイル名を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装置。
  5. 前記検索対象のファイルを特定する情報が、前記検索対象のファイルが属するディレクトリを示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装置。
  6. 前記検索コマンドは、
    前記検索対象のファイル及び又は前記検索データが複数設定され、
    前記制御手段は、
    前記複数の検索対象のファイル及び又は前記検索データについて、前記検索処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記検索データを有してなる前記ブロックを前記検索結果として通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装置。
  8. 記録媒体に所定のブロック単位で設定されたアドレスを基準にしたFATファイルシステムによる管理情報により前記記録媒体を管理し、少なくとも前記アドレスにより記録位置を指定した読み出しコマンドに応動して、前記記録媒体に記録されたデータを再生して再生データを出力するデータ記憶装置の制御方法において、
    少なくとも検索対象のファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドに応動した検索処理ステップを有し、
    前記検索処理ステップは、
    前記管理情報に基づいて、前記検索対象のファイルが記録されている前記ブロックを順次検出するブロック検出ステップと、
    該検出したブロックからデータを再生するデータ再生ステップと、
    該再生したデータから前記検索データを検出する検索データ検出ステップと、
    検出結果を通知する検索結果通知ステップとを有する
    ことを特徴とするデータ記憶装置の制御方法。
  9. 前記記録媒体から前記管理情報を再生してメモリに保持するステップを有し、
    前記ブロック検出ステップは、
    前記メモリに保持した前記管理情報に基づいて、前記検索対象のファイルが記録されている前記ブロックを順次検出する
    ことを特徴とする請求項8に記載のデータ記憶装置の制御方法。
  10. 前記検索対象のファイルを特定する情報が、前記検索対象のファイルが記録されている前記ブロックのうちの、先頭のブロックを示す情報である
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ記憶装置の制御方法。
  11. 前記検索対象のファイルを特定する情報が、前記検索対象のファイルのファイル名を示す情報である
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ記憶装置の制御方法。
  12. 前記検索対象のファイルを特定する情報が、前記検索対象のファイルが属するディレクトリを示す情報である
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ記憶装置の制御方法。
  13. 前記検索コマンドは、
    前記検索対象のファイル及び又は前記検索データが複数設定され、
    前記データ記憶装置の制御方法は、
    前記複数の検索対象のファイル及び又は前記検索データについて、前記検索処理ステップを実行する
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ記憶装置の制御方法。
  14. 前記検索結果通知ステップは、
    前記検索データを有してなる前記ブロックを前記検索結果として通知する
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ記憶装置の制御方法。
  15. 記録媒体に所定のブロック単位で設定されたアドレスを基準にしたFATファイルシステムによる管理情報により前記記録媒体を管理し、少なくとも前記アドレスにより記録位置を指定した読み出しコマンドに応動して、前記記録媒体に記録されたデータを再生して再生データを出力するデータ記憶装置の制御プログラムにおいて、
    少なくとも検索対象のファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドに応動した検索処理ステップを有し、
    前記検索処理ステップは、
    前記管理情報に基づいて、前記検索対象のファイルが記録されている前記ブロックを順次検出するブロック検出ステップと、
    該検出したブロックからデータを再生するデータ再生ステップと、
    該再生したデータから前記検索データを検出する検索データ検出ステップと、
    検出結果を通知する検索結果通知ステップとを有する
    ことを特徴とするデータ記憶装置の制御プログラム。
  16. 記録媒体に所定のブロック単位で設定されたアドレスを基準にしたFATファイルシステムによる管理情報により前記記録媒体を管理し、少なくとも前記アドレスにより記録位置を指定した読み出しコマンドに応動して、前記記録媒体に記録されたデータを再生して再生データを出力するデータ記憶装置の制御プログラムを記録した記録媒体において、
    前記データ記憶装置の制御プログラムは、
    少なくとも検索対象のファイルを特定する情報と、検索に供する検索データとをパラメータに設定した検索コマンドに応動した検索処理ステップを有し、
    前記検索処理ステップは、
    前記管理情報に基づいて、前記検索対象のファイルが記録されている前記ブロックを順次検出するブロック検出ステップと、
    該検出したブロックからデータを再生するデータ再生ステップと、
    該再生したデータから前記検索データを検出する検索データ検出ステップと、
    検出結果を通知する検索結果通知ステップとを有する
    ことを特徴とするデータ記憶装置の制御プログラムを記録した記録媒体。
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