JP3681710B2 - 調理データ提供装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットに代表される通信ネットワークなどを介して、レシピ等の調理データを提供するサービスに関する技術に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの急速な普及と発展に伴って、各種の情報を利用者に送信するサービスが様々な形態で実現され、レシピなどの調理データもネットワーク等を介して豊富に提供されている。
【0003】
上記のようにネットワーク等を介して提供される調理データは、一般に、旧来の書籍やテレビ放送などで提供されているのと同様に、標準的な分量や材料を前提にしているものが多い。このため、例えば多様な家族構成に合わせて調理する場合には、各自で分量や調理時間等を調整することになる。また、健康に対する意識の高まりなどに伴って、材料やカロリーなどを重要視する利用者が増えているが、そのような場合にも、各自で材料を変更したり、調理方法を調整したりするか、または所望の条件を満たす調理データのみを絞りこむことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように各自で分量や材料などをその都度アレンジするのは面倒であるうえ、例えば加熱時間は必ずしも分量に対して線形でないため、調理データを有効に活用できないことにもなる。特に、近年、レシピと共に提供される制御データが電子レンジ等の調理機器を制御するために用いられることもあるが(例えば特開2000−246366号公報)、そのような制御データは、定められた分量など以外では役に立たないことになる。
【0005】
このような問題に対して、情報の提供者側で種々の分量や材料などの組み合わせごとに調理データを用意することも考えられるが、これは、同一の料理に対して分量や材料などの異なる複数の調理データを作成、管理しなくてはならないため、提供者側の負担が大きくなるうえ、情報の提供を受ける側では多量の同種の調理データの中から自分に適した条件のものを選び出す手間が繁雑になり、また、データに重複する部分が発生し、不必要にデータ量が増えるためにデータの転送に時間がかかったり、記憶装置に必要とされる容量が大きくなったりするという問題が生じる。
【0006】
前記の問題に鑑み、本発明は、少ないデータ量でも、調理分量や材料などが多様な調理データを容易に得ることができる調理データ提供方法、調理データ提供装置、および調理機器の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本願発明は、ネットワーク又は記録媒体を介して少なくとも調理材料、上記調理材料に応じた調理機器の加熱制御及び調理分量に関するデータを含む調理に関する調理データを入力する調理データ入力手段と、上記調理データのうち少なくとも調理材料を変更するための変更条件を入力する変更条件入力手段と、上記調理データの変更情報を格納する変更データベースと、上記変更条件に基づいて、上記変更データベースから取得した変更情報に含まれる調理変更された調理材料の比熱に応じた加熱定数と、上記調理データ入力手段から取得した調理分量から調理機器の加熱制御に関するデータを変更する調理データ変更手段と、上記変更された調理機器の加熱制御に関するデータを出力する出力手段とを備え、上記調理機器の加熱制御は、加熱温度及び加熱時間を制御する調理データ提供装置である。
【0008】
好ましくは、上記調理データ変更手段は、調理データ内において変更する調理材料を選択し、上記調理材料がクラス付けて分類して蓄積する変更データベースから上記調理材料が分類されているクラスの他の調理材料と上記選択した調理材料とを入れ替えるものである。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0036】
まず、以下の各実施の形態が適用される情報通信システムの全体構成について、図1に基づいて説明する。図1において、101は調理データの提供等のサービスを司るサーバ、102はインターネットに代表される通信ネットワーク、103はパーソナルコンピュータ(パソコン)や携帯電話、または簡易情報端末等の端末装置、104は記録媒体としての例えばSDカード等の半導体メモリカード、105は調理機器としての電子レンジである。
【0037】
上記電子レンジ105は、半導体メモリカード104を装着可能に構成されており、かつ、調理データに基づいて調理手順等を表示するための液晶画面110、および調理分量(人数)などの調理条件(変更条件)を入力する操作パネル111が設けられている。半導体メモリカード104は、端末装置103によって受信された調理データを電子レンジ105に供給する役割を果たす。
【0038】
(実施の形態1)
本発明の調理データ提供装置が上記サーバ101に適用される例について説明する。
【0039】
図2はサーバ101の要部の機能構成を示すブロック図である。図2において、データ受信部201(変更条件入力手段)は通信ネットワーク102を介して、利用者等により指定された調理条件を受信するようになっている。上記調理条件としては、例えば調理分量(人数)や、材料制限(アレルギ品目)、カロリー制限(ローファットにするかどうか)、塩分や糖分の制限(控えめにするかどうか)などの条件が用いられ、これらの調理条件に応じて、後述するように材料や材料の分量、加熱時間等の調理機器制御データ(調理機器を制御する情報)などが変更される。ここで、上記調理機器制御データには、例えば電子レンジ105による加熱時間や、加熱温度、加熱出力、加熱形態(レンジ加熱かオーブン加熱か)、また、これらの時間変化などの情報が含まれる。調理データDB202(調理データ保持手段)(DB:データベース)には、例えば、調理材料や分量、調理手順などのレシピを示すテキストデータ、そのレシピの完成イメージや調理アドバイスのためのイメージを示す画像データ、調理時における調理機器の温度設定や出力、加熱時間等に関する制御データなどを含む調理データが格納されている。具体的には、例えば図3(a)に示すような材料一覧を表示するために、図3(b)に示すようなデータが格納されている。変更ルールDB203には上記調理データを変更するための変更ルール(具体的には、例えば後述する図6(a))が格納され、変更データDB204には変更のために用いられる、例えば代替え材料のリストなどの変更データ(より具体的には、例えば後述する図6(b))が格納されている。調理データ変更部205(調理データ変更手段)は、データ受信部201に受信された調理条件に基づき、上記変更ルール、および変更データを用いて、調理データDB202から図示しないインタフェイス(調理データ入力手段)を介して入力される調理データを変更し、データ送信部206(出力手段)は、変更された調理データを通信ネットワーク102を介して利用者等に送信するようになっている。
【0040】
次に、調理データの変更について説明する。
【0041】
図4は、利用者等から指定される調理条件と、それに対して変更される調理データの項目との例を説明するための図である。同図に示すように、例えば調理分量が指定されると、材料の分量を変更する必要があり、それに伴って、加熱時間などの調理機器制御データを変更する必要がある。また、アレルギ品目などの材料制限が指定されると、材料を変更する必要があり、材料の比熱が異なる場合には、やはり加熱時間などを変更する必要がある。
【0042】
図5は、変更項目ごとの変更方法の例を説明するための図である。同図に示すように、例えば材料の変更は、代替え材料との入れ替えや、複数の材料からの選択により行うことができる。ここで、上記入れ替えと選択とは、同様の結果を得ることができるものであるが、後述するように調理データDB202、変更ルールDB203、および変更データDB204に格納される内容が異なる。また、分量や調理機器制御データは、上記と同様に入れ替えや選択によって変更することができるほか、演算による補正によって変更することもできる。
【0043】
以下、具体的な変更方法の例について説明する。
【0044】
(入れ替えによる調理データの変更)
調理データの内容の入れ替えによって調理データが変更される例として、調理条件によりカロリー制限が指定され、図3(b)の調理データにおける「牛肉」が「鶏肉」に変更される例を説明する。この場合には、例えば、変更ルールDB203に格納された、図6(a)に示すような変更ルールと、変更データDB204に格納された、図6(b)に示すような変更データ(入れ替えテーブル)とが用いられる。調理データ変更部205では、上記変更ルールの各行によって、次のような動作が行われる。
(1)利用者から指定された調理条件におけるカロリー控えめのフラグがセットされている場合には、
(2)例えば図3(b)の「<tr>」「</tr>」で囲まれた各行(item)について、
(3)その行に含まれる材料名(item.itemName)のカロリーが、図6(b)の入れ替えテーブルによって"HI"と示されている場合には、(例えば「牛肉」)
(4)同テーブルによって、上記材料名(item.itemName)の分類であるクラス(ClassName)を調べ、(「牛肉」の場合には「肉類」)
(5)同テーブルの各項目(itemName)について、
(6)その項目についてのクラス(getClassName)が上記材料名(item.itemName)のクラスと同じで、かつ、カロリー(getCalorie(itemName))が"LO"であるかどうかを調べ、そうであれば、(例えば「鶏肉」の場合)
(7)材料名を入れ替え、(「牛肉」から「鶏肉」)
(8)また、材料の比熱に応じた加熱定数と分量とから調理機器制御データ(例えば加熱時間)を求める。より具体的には、例えば材料の分量と加熱時間とが線形関係にあると見なせるような場合には、加熱定数と分量の比とを乗算することによって、変更された材料および分量に応じた加熱時間を求めることができる。また、材料の分量と加熱時間との関係を示す関数やテーブルなどによって、加熱時間等を求めるようにしてもよい。
【0045】
上記(6)で該当しなければ、さらに入れ替えテーブル(図6(b))の他の項目について同様に調べ、また、図3(b)の各材料について、上記(3)〜(8)を繰り返す。
【0046】
このような変更がなされることにより、図3(a)に代えて図6(c)に示すような材料の一覧が表示されるようになるとともに、図示しない加熱時間が材料の変更に応じて変更される。
【0047】
なお、例えば加熱時間の変更は、上記のように材料の比熱に応じた加熱定数と分量とから求めるのに限らず、元の材料についての加熱時間、および元の材料と変更する材料との比熱の比から求めるなどしてもよい。
【0048】
また、例えば図7に示すような材料名と代替え材料名などとを対応させた変更データを変更データDB204に格納して、材料や調理機器制御データを変更するようにすることもできる。
【0049】
(選択による調理データの変更)
調理データの内容における複数の選択肢が調理データ自体に含まれ、調理条件のパラメータである調理分量(人数)の値に応じて材料の分量が選択される例を説明する。
【0050】
この例の調理データは、図8(a)に示すように、「<sel>」「</sel>」で囲まれた2つの選択肢を含んでいる。そこで、例えば図8(b)に示すように、調理条件として調理分量が3人分と指定されると、調理データ変更部205によって図8(c)に示すように2行目の「大さじ1/2」が選択された調理データに変更されて送信され、端末装置103や電子レンジ105では図8(d)に示すように表示される。
【0051】
なお、後述するように端末装置103や電子レンジ105で調理データの変更が行われる場合には、必ずしも、一旦、図8(c)のような形式のデータが生成されるのに限らず、直接、表示に用いられる形式のデータに変更されるようにしてもよい。
【0052】
また、上記のような選択に伴って、前記入れ替えによる変更の例で説明したように調理機器制御データなどの他の項目も変更する必要がある場合には、その旨を示す情報をコメントなどの形で調理データに埋め込んだり、調理条件に追加の条件として付加したりするようにしてもよい。
【0053】
(補正による調理データの変更)
調理データの内容が、演算などによる補正によって変更し得る場合には、例えば、図9(a)に示すような変更ルールと、図9(b)に示すような変更データ(属性テーブル)とが用いられる。調理データ変更部205では、上記変更ルールの各行によって、次のような動作が行われる。
(1)利用者から指定された調理条件における塩分控えめのフラグがセットされている場合には、
(2)例えば図3(b)の「<tr>」「</tr>」で囲まれた各行(item)について、
(3)その行に含まれる材料名(item.itemName)の分類であるクラス(getClassName)が「塩分」であるかどうかを調べ、そうであれば、
(4)その行に含まれる分量を0.5倍したものに補正する。
【0054】
上記(2)〜(4)を図3(b)の各材料について繰り返す。
【0055】
このような変更がなされることにより、図9(c)に示すように「しょうゆ」と「オイスターソース」の分量だけが変更された調理データが生成され、図9(d)に示すような材料の一覧が表示されるようになる。また、必要に応じて、前記入れ替えによる変更と同様にして(図6(a)の(8))、加熱時間等も上記変更に応じて変更されるようにしてもよい。
【0056】
上記のような変更方法は、四則演算など比較的簡単な演算を一律に行うことによって変更内容を求められる場合や、調理条件のパラメータと調理データの値とが線形関係にある場合などに特に容易に適用できるが、これに限らず、関数やシミュレーションなどを用いて調理データを変更するなどしてもよい。
【0057】
なお、上記の例では、データ受信部201で受信された調理条件が調理データ変更部205に入力される例を示したが、これに限らず、一旦、記憶装置に保持されるなどした調理条件が入力されるようにしてもよい。
【0058】
上記のようにサーバ101で変更された調理データが端末装置103に送られる場合には、容易にデータの伝送容量を小さく抑えることができる。
【0059】
(実施の形態2)
本発明の調理データ提供装置が、端末装置103であるパソコンに適用される例について説明する。なお、以下の実施の形態において、前記実施の形態1等と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
【0060】
端末装置103には、図10に示すように、前記実施の形態1(図1)と同様の調理データDB202、変更ルールDB203、変更データDB204、および調理データ変更部205が設けられている。上記調理データDB202等には、サーバ101から通信ネットワーク102およびデータ受信部201(調理データ入力手段)を介してダウンロードされた調理データ、変更ルール、および変更データが格納されるようになっている。また、調理データ変更部205には、調理条件が入力されるキーボード等の入力部211と、調理データ変更部205によって変更され、図示しないインタフェイス(出力手段)を介して出力された調理データが入力されて、その内容を表示する表示部212(表示手段)と、同様に調理データ変更部205によって変更され、図示しないインタフェイス(出力手段)を介して出力された調理データを保持する半導体メモリカード104(記録媒体)とが接続されている。
【0061】
上記のように構成された端末装置103では、調理データ等がサーバ101から送られてくる点、調理条件が入力部211から入力される点、および変更された調理データが表示部212に出力される点は前記実施の形態1と異なるが、調理データ変更部205による調理データの変更動作自体は同じである。それゆえ、種々の調理条件に応じた調理データをダウンロードしたり選択したりしなくても、所望の調理条件に応じた調理データを容易に表示部212に表示させることができる。また、サーバ101は各データを送出するだけでよいので、サーバ101の負荷を小さく抑えることができる。
【0062】
なお、変更された調理データは、上記のように表示部212に表示するのに代えて、または表示部212に表示するのとともに、半導体メモリカード104等を介して電子レンジ105などに転送し、これらの機器で表示させたり機器の制御に使用させたりするようにしてもよい。
【0063】
また、端末装置103としては、上記のようなパソコンに限らず、いわゆるセットトップボックスなどを用いて、同様の機能が得られるようにすることもできる。
【0064】
(実施の形態3)
本発明の調理データ提供装置が、調理機器である電子レンジ105に適用される例について説明する。
【0065】
電子レンジ105には、図11に示すように、調理データ変更部205が設けられている。上記調理データ変更部205には、調理条件が入力される操作パネル111(変更条件入力手段)と、調理データ変更部205によって変更され、図示しないインタフェイス(出力手段)を介して出力された調理データが入力されて、その内容を表示する液晶画面110(表示手段)と、図示しないインタフェイス(出力手段)を介して入力される調理データに基づいて加熱時間などを制御する調理制御部221(制御手段)とが設けられている。一方、半導体メモリカード104は、調理データDB202、変更ルールDB203、および変更データDB204として機能し、端末装置103によりサーバ101からダウンロードされるなどした調理データ、変更ルール、および変更データが図示しないインタフェイス(調理データ入力手段)を介して調理データ変更部205に与えられるようになっている。なお、このように半導体メモリカード104を介さず、直接、端末装置103や通信ネットワーク102に接続されるなどしてもよいし、また、データ放送受信機などを通じて調理データ等が入力されるようにしてもよい。
【0066】
上記のように調理データ変更部205が調理機器に設けられた場合も、調理データの変更動作自体は前記実施の形態1と同様であり、やはり、所望の調理条件に応じた調理データを容易に表示部212に表示させたり、加熱時間を制御したりすることができる。
【0067】
なお、調理条件や変更項目、変更方法は、図4、5に示したものは一例であり、これらに限らず、例えば好みの料理の種類や材料、味つけなどの嗜好を調理条件に含めたりしてもよい。具体的には、例えば、図12に示すように、調理条件が利用者の好みの食材を示す情報を含んでいる場合に、これに基づいて食材や分量等が変更されるようにしたりしてもよい。また、図13に示すように、地域を示す情報など、間接的に調理内容に関する変更条件を示す情報に基づいて食材や味つけのし方等が変更されるようにしてもよい。上記地域などを示す情報としては、調理に関連する情報として設定されているものに限らず、種々の目的のためにパーソナルコンピュータ等に保持されている個人情報としての住所や郵便番号、電話番号などの情報が利用されるようにしてもよい。さらに、例えば図14に示すように、いわゆる電子カルテや健康管理情報などから得られる健康状態等に基づいて調理データが変更されるようにしてもよい。また、図15に示すように、利用者が所有している調理機器に関する情報(オーブンが使用されるかまたは電子レンジが使用されるか、またこれらの出力の大きさやこれらが有する機能、諸元等の調理機器に関する条件)に基づいて、調理方法や調理機器制御データ等が変更されるようにすることもできる。さらに、図16に示すように、利用者が通常購入している食材に関する情報(例えばよく購入する米の種類が「コシヒカリ」であるか、「ササニシキ」であるかなど)を電子商取引(EC:Electronic Commerce)やクレジットカードによる食材の購入情報などから取得し、これに基づいて、調理方法や調理機器制御データ等が変更されるようにしてもよい。
【0068】
また、上記調理条件における調理分量は人数である例を示したが、さらに、年齢や性別などの家族構成や、生活習慣(例えば小食であるかどうか)などを調理条件として、分量をきめ細かに変更し得るようにしてもよい。
【0069】
また、カロリー制限や塩分制限等は、説明の便宜上、2段階の条件("HI"または"LO"や、塩分を控えめにするか否か)である例を示したが、これに限らず多段階にしたり、具体的な数値(カロリーの数値や塩分量)で指定するなどしてもよいし、また、1回の調理についての制限に限らず、1日または所定の期間内での累積値を条件とするなどしてもよい。具体的には、例えば図17に示すように、朝食での摂取カロリーが500kcal以上かどうかに応じて、調理する肉の分量が変更されるなどするようにしてもよい。
【0070】
また、上記の例では説明の簡単化のために各調理条件によって各変更内容が一意に決まる例を示したが、例えば材料の変更にあたって、材料制限とカロリー制限とを総合的に判断して材料が変更されるようにしてもよいし、何れかの条件が優先的に適用されるようにしたり、また、材料の変更は材料制限を優先し、カロリー制限は材料の分量を変更することによって満足するようにするなどしてもよい。具体的には、例えば図18に示すように、好みの食材に応じて肉の種類が決定され、その肉について、カロリー制限によって分量が決定されるなどしてもよい。
【0071】
また、調理データの変更は、調理内容自体に関する変更に限らず、調理手順の表現をていねいにするか簡潔にするかや、表示する文字の大きさなどを利用者の属性や指定などに応じて変更するようにしたりしてもよい。すなわち、例えば図19に示すように、利用者が調理の熟練者であるか初心者であるかに応じて説明の詳しさを異ならせたり、より詳細な説明への(ネットワークを介するなどした)リンクを設けるなどしたり、また、図20に示すように、利用者の年齢に応じて表示文字の大きさなどの書式を異ならせるようにしてもよい。さらに、表示画面の大きさや表示する機器の種類(電子レンジなどの調理機器や、パーソナルコンピュータ、セットトップボックス等の何れで表示されるか)など、種々の変更条件に応じて、説明の簡潔さや文字の大きさ等が変更されるようにしてもよい。
【0072】
また、上記の例では主として変更ルールや変更データが調理データ変更部205に入力されて調理データが変更される例を説明したが、上記選択の例(図8)と同様に、入れ替えや補正などの場合でも、変更ルールや変更データを調理データ自体に含めるようにしてもよい。また、例えば調理データ変更部205としての処理を実行するプログラムに実質的に上記のような変更ルールや変更データが含まれるようにしてもよい。すなわち、変更ルールや変更データを独立させて設ける場合には、これらを汎用のルール等として取り扱うことが容易になる一方、調理データに含ませる場合には、端末で調理データの変更をするなどの際に調理データをダウンロードするだけでよいので、転送管理などが容易になる。また、変更処理プログラムに含ませる場合には、変更処理プログラムなどの管理が容易になる。
【0073】
また、調理データの変更はサーバ101、端末装置103、または電子レンジ105の何れかだけで行うのに限らず、例えば変更処理の負荷が比較的小さいものは、端末装置103や電子レンジ105で行うようにして、非線形な加熱時間のシミュレーションを必要とするような処理をサーバ101で行うようにしたり、転送されるデータ量によって、何れの装置で変更処理をするか決定したり、また、家族構成などの(プライベート性の高い)処理条件に関するものについては端末装置103側で変更するようにしたりしてもよい。
【0074】
また、上記各実施の形態の各構成要素は、それぞれ上記のような機器に設けられるのに限らず、種々の機器に設けられて、データの入力や変更、表示等が行われるようにしてもよい。すなわち、例えば、前記図11における調理制御部221以外の構成要素を備えた携帯情報端末や、ビューア(携帯型レシピ表示装置等)、テレビ、セットトップボックス(およびテレビ)、パソコンなどによって、調理データの変更や表示がなされるようにしてもよい。また、電子レンジ105で調理データの変更等が行われる場合に、図21に示すように、他の家電機器301(家庭用電化機器)等において入力や取得、保持された調理条件が家庭内ネットワーク等を介して電子レンジ105に転送されるようにしてもよい。すなわち、例えば図22に示すように、電子商取引を行う他の家電機器に食材の購入実績等を問い合わせ、その応答に応じて(または電子商取引の際などに上記他の家電機器から自発的に通知され、電子レンジ105に蓄積されるなどした情報に基づいて)、食材の変更などを行うようにしてもよい。また、逆に、図23に示すように、電子レンジ105で入力された調理条件が、調理データ変更部205等を備えたビューア302などに転送されるようにしてもよい。すなわち、例えば図24に示すように、家族構成(人数)や、カロリー制限、年齢、性別、所有調理機器の種類などの調理条件について、電子レンジ等にあらかじめ設定されているものを家庭内ネットワーク等を介して問い合わせ、取得するようにしてもよい。また、上記図23に示すように電子レンジ105とビューア302など複数の機器がネットワーク等で接続されている場合には、何れかの半導体メモリカード104が装着された機器から調理データなどが転送されるようにしてもよい。一方、図25に示すように、電子レンジ105とビューア302とがネットワーク等で接続されていない場合などでも、半導体メモリカード104に調理条件記憶部303を設けて、電子レンジ105で入力された調理条件を保持させ、ビューア302では調理条件を入力することなく、調理データの変更、表示を行えるようにしてもよい。
【0075】
また、調理データがテレビなどのように大きな画面に表示されるなど場合には、図26に示すように、変更前の標準的なデータによる表示も併せて行うなどしてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、調理分量や調理材料などの調理条件等ごとに調理データを作成しなくても、多様な調理条件等に応じた調理データを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報通信システムの全体構成を示す概略図である。
【図2】実施の形態1におけるサーバの機能構成を示すブロック図である。
【図3】変更前の調理データ例および表示例を示す説明図である。
【図4】調理条件と変更項目との関係の例を示す説明図である。
【図5】変更項目ごとの変更方法の例を示す説明図である。
【図6】入れ替えによる変更ルールおよび変更データの例を示す説明図である。
【図7】入れ替えによる変更データの他の例を示す説明図である。
【図8】選択による変更ルールおよび変更データの例を示す説明図である。
【図9】演算補正による変更ルールおよび変更データの例を示す説明図である。
【図10】実施の形態2における端末装置の機能構成を示すブロック図である。
【図11】実施の形態3における電子レンジの機能構成を示すブロック図である。
【図12】変更ルールおよび変更データの他の例を示す説明図である。
【図13】変更ルールおよび変更データの他の例を示す説明図である。
【図14】変更ルールおよび変更データの他の例を示す説明図である。
【図15】変更ルールおよび変更データの他の例を示す説明図である。
【図16】変更ルールおよび変更データの他の例を示す説明図である。
【図17】変更ルールおよび変更データの他の例を示す説明図である。
【図18】変更ルールおよび変更データの他の例を示す説明図である。
【図19】変更ルールおよび変更データの他の例を示す説明図である。
【図20】変更ルールおよび変更データの他の例を示す説明図である。
【図21】変形例の電子レンジ等の機能構成を示すブロック図である。
【図22】変形例の電子レンジ等の動作を示すフローチャートである。
【図23】他の変形例の電子レンジ等の機能構成を示すブロック図である。
【図24】他の変形例の電子レンジ等の動作を示すフローチャートである。
【図25】さらに他の変形例の電子レンジ等の機能構成を示すブロック図である。
【図26】画面表示の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 サーバ
102 通信ネットワーク
103 端末装置
104 半導体メモリカード
105 電子レンジ
110 液晶画面
111 操作パネル
201 データ受信部
202 調理データDB
203 変更ルールDB
204 変更データDB
205 調理データ変更部
206 データ送信部
211 入力部
212 表示部
221 調理制御部
301 家電機器
302 ビューア
303 調理条件記憶部

Claims (2)

  1. ネットワーク又は記録媒体を介して少なくとも調理材料上記調理材料に応じた調理機器の加熱制御及び調理分量に関するデータを含む調理に関する調理データを入力する調理データ入力手段と、
    上記調理データのうち少なくとも調理材料を変更するための変更条件を入力する変更条件入力手段と、
    上記調理データの変更情報を格納する変更データベースと、
    上記変更条件に基づいて、上記変更データベースから取得した変更情報に含まれる調理変更された調理材料の比熱に応じた加熱定数と、上記調理データ入力手段から取得した調理分量から調理機器の加熱制御に関するデータを変更する調理データ変更手段と、
    上記変更された調理機器の加熱制御に関するデータを出力する出力手段とを備え、
    上記調理機器の加熱制御は、加熱温度及び加熱時間を制御するものである調理データ提供装置。
  2. 上記調理データ変更手段は、調理データ内において変更する調理材料を選択し、上記調理材料がクラス付けて分類して蓄積する変更データベースから上記調理材料が分類されているクラスの他の調理材料と上記選択した調理材料とを入れ替える請求項1記載の調理データ提供装置。
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