JP3681498B2 - 竪型ボイラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝熱管群の直上に自立式に配置した排気筒に係わり、燃焼ガスの流れを阻害することなく雨水の侵入を防止できる竪型ボイラに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3、図4に示すように伝熱管1を水平又は水平方向に対して若干の傾斜を持たせて設置し、燃焼ガスをボイラ下方より上方に流す竪型ボイラの上部に排気筒2を設置する場合、排気筒出口3より雨水が侵入するが、図3、図4に示す従来技術では次のような対策が採用されている。
【0003】
図3は排気筒2の上部をクランク状に曲げ、排気筒出口3から侵入する雨水は排気筒出口3の直下のダクト底部で受けて雨水排出口4より外部へ排出する構造である。この構造では排気筒2の排気筒出口3を支持するために排気筒サポート5が必要であるとともに、燃焼ガスはボイラ出口で150℃〜200℃程度あり、熱伸びが生じるため、この熱伸びを吸収するために排気筒2と排気筒出口3の間に伸縮継ぎ手6を設ける必要がある。
【0004】
また、図4はボイラ直上に自立式の排気筒2を設置し、その内部中央に雨水受け樋7を設ける構造である。排気筒出口3から侵入する雨水は雨水受け樋7で受け、雨水排出口4より排出される。この構造では排気筒2の内部に燃焼ガスの流れに対して障害物となる大きな雨水受け樋7があるため圧力損失が100mmH20程度増加することになる。また、横なぐりの強い雨の場合、少量ではあるが雨水が伝熱管1側に侵入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記図3に示す従来技術では排気筒2の上部にクランク状に曲げるがボイラ排ガスの温度は150℃〜200℃程度であり、排気筒2は熱伸びするため、その熱伸びを吸収するための伸縮継手6および伸縮継手6より出口側の排気筒2を支持するための特別な排気筒サポート5が必要であった。
【0006】
また図4に示す従来技術ではボイラの直上部に排気筒2が設置されるため排気筒サポート5および伸縮継手6は不要であるが、燃焼ガス流路内に設置された大きな雨水受け樋7により燃焼ガスの流れが乱れ、燃焼ガスの圧力損失が100mmH2O程度増加する問題があった。更に、横なぐりの強い雨の場合、少量ではあるが雨水が伝熱管1側に侵入するという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、特別な排気筒サポートを使用せず排気筒を構成し、更に排気筒での圧力損失を増加させることなく竪型ボイラへの雨水の侵入を防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は次の構成によって解決される。
すなわち、伝熱管を水平方向または水平方向に対して傾斜を持たせて設置し、燃焼ガスを下方の導入口より入れて頂部の出口より排出する竪型ボイラにおいて、前記竪型ボイラ出口にある排気筒部に燃焼ガス流れを迂回させるための断面が略菱形状雨水侵入防止案内板と断面が略三角形状の雨水侵入防止案内板を組み合わせて配置した竪型ボイラである。
ここで、排気筒部は竪型ボイラ出口の真上に自立して配置されるものであり、例えば図1、2に示すように、その基部から出口開口に向けて先細り状のものが望ましい。
【0009】
本発明の自立式の排気筒を用いると、図3に示すような従来技術の排気筒3のサポート5および伸縮継手6が不要となる。
また、本発明の排気筒部の出口開口と前記いずれかの雨水侵入防止案内板との間および略菱形状雨水侵入防止案内板と略三角形状雨水侵入防止案内板との間には上下方向に所定長さのオーバラップ部分を設けておくことで、雨がボイラ内部に侵入する度合いを小さくすることがでぎる。
【0010】
また、略三角形状雨水侵入防止案内板と略菱形状雨水侵入防止案内板の配置位置は燃焼ガスの流れ方向に燃焼ガスが排気筒内部で迂回路を形成して排出されるように間隔を設けて配置されるが、両者の案内板の内のいずれを燃焼ガスの流れ方向上流側に配置するかは適宜決めることができる。しかし、前記略三角形状雨水侵入防止案内板は前記略菱形状雨水侵入防止案内板より燃焼ガス流れの上流側の排気筒壁面に一対取り付け、該略三角形状雨水侵入防止案内板の排気筒壁面の取付基部には雨水受け樋を設けることで、排気筒内に侵入した雨を略三角形状雨水侵入防止案内板に案内させて雨水排出口に流入させる事ができる。
【0011】
本発明の略菱形状雨水侵入防止案内板とは、その縦断面が略菱形状のものをいい、略三角形状雨水侵入防止案内板とは、その縦断面が略三角形状のものをいい、これらは燃焼ガスが排気筒内で迂回しながら整流され、また排気筒内に侵入した雨が流れ落ち易くなるような傾斜面を上面側に有するものであれば、厳密に断面が菱形状または三角形状である必要はなく、ほぼこのような断面形状をしていれば良いという程度のことを意味する。
【0012】
このように本発明によれば、排気筒内部に前記二種類の雨水侵入防止案内板を設置することにより、燃焼ガスの流れを整流し、圧力損失を増加させることなく、雨水の侵入を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について以下説明する。
図1に本発明による排気筒2を具備した竪型ボイラの内部構造図を、図2にその排気筒2部分の詳細斜視図を示す。
【0014】
伝熱管1を水平方向または水平方向に対して若干の傾斜を持たせてボイラ内に設置するが、燃焼ガスはボイラ下方の入口ダクトからボイラ内部に導入され、竪型ボイラの上方に向けて流れる間に前記伝熱管1内の給水が加熱される。燃焼ガスはボイラ上部に設置される排気筒2から排出する。
【0015】
排気筒2は竪型ボイラ真上の出口部に自立させ、その内部には中央部に縦断面が略菱形状雨水侵入防止案内板8を、またその下部両サイドに略三角形状雨水侵入防止案内板9を2個設置する。排気筒出口3および略雨水侵入防止案内板8の間および略菱形状雨水侵入防止案内板8と略三角形状雨水侵入防止案内板9の間には上下方向に250〜350mmの長さ分だけ上下方向にラップ10させ雨水が下方のボイラ本体へ侵入する事を防いでいる。
また、雨水侵入防止案内板8、9のサイドには捕集した雨水を排出するための傾斜をつけた雨水排出口4を設けている。
【0016】
ボイラ下方より導入された燃焼ガスは排気筒2の入口で二つに分かれ、略三角形状雨水侵入防止案内板9の間を上昇し、その上部にある略菱形状雨水侵入防止案内板8の両サイドを通過した後、排気筒出口3より大気に排出される。
ここで2種類の雨水侵入防止案内板8、9は燃焼ガスの整流機能を有するボックス形状をしているため、圧力損失は60mmH2O程度という小さな値である。
【0017】
また、降雨時には排気筒出口3から雨水が侵入するが、その大部分は中央部の略菱形状雨水侵入防止案内板8で受け、これで捕集できなった雨水はその下部両サイドにある略三角形状雨水侵入防止案内板9で捕集される。排気筒出口3および雨水侵入防止案内板8の間と略菱形状雨水侵入防止案内板8と略三角形状雨水侵入防止案内板9には上下方向に約250〜350mmの幅のラップ10をそれぞれ設けているので雨水がボイラ本体側に侵入することは少なくなる。
また、雨水侵入防止案内板8、9で捕集された雨水はその端部に傾斜をもって設置された雨水排出口4で集水され、排気筒2の外に排出される。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、燃焼ガスの圧力損失を増加させることなく雨水の侵入を防止でき、更にサポートおよび伸縮継手が不要な自立型の竪型ボイラ用排気筒が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による竪型ボイラの排気筒配置である。
【図2】 本発明による竪型ボイラ用排気筒内部構造である。
【図3】 従来の竪型ボイラの排気筒配置(その1)である。
【図4】 従来の竪型ボイラの排気筒配置(その2)である。
【符号の説明】
1 伝熱管 2 排気筒
3 排気筒出口 4 雨水排出口
8 菱形状雨水侵入防止案内板 9 三角形状雨水侵入防止案内板

Claims (4)

  1. 伝熱管を水平方向または水平方向に対して傾斜を持たせて設置し、燃焼ガスを下方の導入口より入れて頂部の出口より排出する竪型ボイラにおいて、
    前記竪型ボイラ出口にある排気筒部に燃焼ガス流れを迂回させるための断面が略菱形状雨水侵入防止案内板と断面が略三角形状の雨水侵入防止案内板を組み合わせて配置したことを特徴とする竪型ボイラ。
  2. 排気筒部は竪型ボイラ出口の真上に自立して配置されたことを特徴とする請求項1記載の竪型ボイラ。
  3. 排気筒部の出口開口と前記いずれかの雨水侵入防止案内板との間および略菱形状雨水侵入防止案内板と略三角形状雨水侵入防止案内板との間には上下方向に所定長さのオーバラップ部分を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の竪型ボイラ。
  4. 前記略三角形状雨水侵入防止案内板は前記略菱形状雨水侵入防止案内板より燃焼ガス流れの上流側の排気筒壁面に一対設けられ、該略三角形状雨水侵入防止案内板の排気筒壁面の取付基部には雨水排出口を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の竪型ボイラ。
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