JPH05680Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH05680Y2 JPH05680Y2 JP8167189U JP8167189U JPH05680Y2 JP H05680 Y2 JPH05680 Y2 JP H05680Y2 JP 8167189 U JP8167189 U JP 8167189U JP 8167189 U JP8167189 U JP 8167189U JP H05680 Y2 JPH05680 Y2 JP H05680Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chimney
- exhaust gas
- rainwater
- gas boiler
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 9
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 39
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 11
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Chimneys And Flues (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、たて形排ガスボイラの雨水流入防止
装置に関するものである。
装置に関するものである。
第２図に従来の雨水流入防止対策の第１の例の
斜視図を示す。図において、１は排ガスボイラ本
体、２は排ガスの入口ダクト、３は排ガスボイラ
本体内の下部に設けられた熱交換部、４は触媒、
５は排ガスボイラ本体内の上部に設けられた熱交
換部である。符号１〜５を付した部分が排ガスボ
イラを構成する。６Ａは排ガスボイラ本体の上部
側方にオフセツト状に設けられ、同ボイラ本体と
連通する煙突、矢印Ｇは排ガスの流れ、矢印Ｒは
雨水の流入方向である。
斜視図を示す。図において、１は排ガスボイラ本
体、２は排ガスの入口ダクト、３は排ガスボイラ
本体内の下部に設けられた熱交換部、４は触媒、
５は排ガスボイラ本体内の上部に設けられた熱交
換部である。符号１〜５を付した部分が排ガスボ
イラを構成する。６Ａは排ガスボイラ本体の上部
側方にオフセツト状に設けられ、同ボイラ本体と
連通する煙突、矢印Ｇは排ガスの流れ、矢印Ｒは
雨水の流入方向である。
ガスタービン等の排ガスを有効に熱回収するた
めの排ガスボイラでは排ガス中のNOXを除去す
る目的で脱硝装置等の触媒４が、排ガスボイラ本
体１内に設置される。この際排ガスボイラの形式
がたて形で、排ガスを排ガスボイラ上方の煙突か
ら放出する構造の場合には、設備の運転停止中に
雨水が煙突の出口から入り込み直接または本体壁
面等を伝わつて触媒に達することがある。このよ
うな場合には、脱硝装置等の触媒は雨水によつて
腐食する。
めの排ガスボイラでは排ガス中のNOXを除去す
る目的で脱硝装置等の触媒４が、排ガスボイラ本
体１内に設置される。この際排ガスボイラの形式
がたて形で、排ガスを排ガスボイラ上方の煙突か
ら放出する構造の場合には、設備の運転停止中に
雨水が煙突の出口から入り込み直接または本体壁
面等を伝わつて触媒に達することがある。このよ
うな場合には、脱硝装置等の触媒は雨水によつて
腐食する。
このため第２図に示した例では、煙突６Ａは排
ガスボイラの上部において、煙突６の中心線を排
ガスボイラ本体１の中心線に対して側方へずらし
て、オフセツト状に取付けられている。この装置
では、煙突の出口から煙突の中へ降込み煙突の内
壁を伝つて流化したり、直接煙突下部に達する雨
水を煙突下部から排出し、排ガスボイラの内部へ
は雨水が流入しないようにしている。
ガスボイラの上部において、煙突６の中心線を排
ガスボイラ本体１の中心線に対して側方へずらし
て、オフセツト状に取付けられている。この装置
では、煙突の出口から煙突の中へ降込み煙突の内
壁を伝つて流化したり、直接煙突下部に達する雨
水を煙突下部から排出し、排ガスボイラの内部へ
は雨水が流入しないようにしている。
第３図に、上記目的の従来の雨水流入防止対策
の第２の例の斜視図を示す。６は排ガスボイラ本
体の上端に連る鉛直な煙突、１１は同煙突６の出
口上方に保持固定されている陣笠である。この陣
笠は煙突出口において雨水を直接さえぎつて、そ
の流入を防止するものである。
の第２の例の斜視図を示す。６は排ガスボイラ本
体の上端に連る鉛直な煙突、１１は同煙突６の出
口上方に保持固定されている陣笠である。この陣
笠は煙突出口において雨水を直接さえぎつて、そ
の流入を防止するものである。
図には示していないが、従来の雨水流入防止対
策には第３の例がある。それは、煙突の中にダン
パー装置を設置するものであり、設備が運転され
ていない時にはこのダンパーを閉鎖して雨水の流
入を防止するものである。
策には第３の例がある。それは、煙突の中にダン
パー装置を設置するものであり、設備が運転され
ていない時にはこのダンパーを閉鎖して雨水の流
入を防止するものである。
前述した雨水流入防止対策にはそれぞれ次のよ
うな欠点がある。
うな欠点がある。
(1) オフセツト状に取付けられた煙突：
煙突の高さが高い場合は、排ガスボイラの支
持鉄骨を利用して煙突を支えることができなく
なるので、設備コストが大となる。
持鉄骨を利用して煙突を支えることができなく
なるので、設備コストが大となる。
(2) 煙突吹出口上方の陣笠：
煙突から吹き上げられる排ガスが陣笠に衝突
するので、排ガスは上方へ十分に拡散しない。
するので、排ガスは上方へ十分に拡散しない。
(3) 煙突内ダンパー：
ダンパーが運転中に誤つて閉じてしまつた場
合には、排ガスボイラの上流機器がトリツプす
るばかりか、ガスタービン等では未燃ガスの滞
溜により火災を引き起こす場合がある。
合には、排ガスボイラの上流機器がトリツプす
るばかりか、ガスタービン等では未燃ガスの滞
溜により火災を引き起こす場合がある。
本考案は、上述の従来技術の欠点を解消し、ダ
ンパー等の装置や陣笠等を用いず、また煙突の取
付け位置を変えること無く、煙突から入り込む雨
水が触媒に達しない安価な方法を提供しようとす
るものである。
ンパー等の装置や陣笠等を用いず、また煙突の取
付け位置を変えること無く、煙突から入り込む雨
水が触媒に達しない安価な方法を提供しようとす
るものである。
本考案は前記課題を解決したものであつて、そ
の上端から上方へ鉛直に連る煙突を有するたて形
排ガスボイラにおいて、前記煙突の下部内壁に設
けられた環状の樋、同樋の内部から前記煙突の外
部へ連る排水口、前記ボイラの本体内上部の前記
煙突の真下の位置に設けられた雨水受けプレー
ト、および同雨水受けプレートの内部から前記ボ
イラの本体外部へ連る排水口を具備したことを特
徴とするたて形排ガスボイラ雨水流入防止装置に
関するものである。
の上端から上方へ鉛直に連る煙突を有するたて形
排ガスボイラにおいて、前記煙突の下部内壁に設
けられた環状の樋、同樋の内部から前記煙突の外
部へ連る排水口、前記ボイラの本体内上部の前記
煙突の真下の位置に設けられた雨水受けプレー
ト、および同雨水受けプレートの内部から前記ボ
イラの本体外部へ連る排水口を具備したことを特
徴とするたて形排ガスボイラ雨水流入防止装置に
関するものである。
本考案の装置において、煙突の出口から降込ん
だ雨水のうち、煙突の内面を伝つて流下した雨水
は樋によつて受け止められて外部へ排出される。
また煙突の中心部を通過して排ガスボイラ本体の
中へ降込んだ雨水は雨水受けプレートによつて受
け止められて外部へ排出される。したがつて煙突
の出口から降込んだ雨はすべて外部へ排出される
ので、触媒に達することが防止される。また本考
案の装置は構造が簡単で特別な強度等を要しない
ので安価である。
だ雨水のうち、煙突の内面を伝つて流下した雨水
は樋によつて受け止められて外部へ排出される。
また煙突の中心部を通過して排ガスボイラ本体の
中へ降込んだ雨水は雨水受けプレートによつて受
け止められて外部へ排出される。したがつて煙突
の出口から降込んだ雨はすべて外部へ排出される
ので、触媒に達することが防止される。また本考
案の装置は構造が簡単で特別な強度等を要しない
ので安価である。
第１図に本考案の一実施例の斜視図を示す。図
において、符号１〜５を付した部分は排ガスボイ
ラであり、従来技術において説明したものと同じ
である。６は排ガスボイラ本体の上端に連る鉛直
な煙突、７は同煙突６の下部内壁に設けられた環
状の樋（とい）であり、同樋を含む面は水平面に
対して傾斜させてある。８は樋の内部の最低位置
において煙突の壁面を貫通して外部へ連るように
設けられた排水口、９は排ガスボイラ本体内上部
の煙突の真下の位置に設けられたＶ字形断面の雨
水受けプレートである。このプレートは煙突下端
部の横断面の下方投影を十分カバーする大きさを
有し、かつＶ字形の頂点が形成する稜線は水平面
に対して傾斜させてある。１０は前記雨水受けプ
レートの内部の最低位置において排ガスボイラ本
体の壁面を貫通して外部へ連るよう設けられた排
水口である。
において、符号１〜５を付した部分は排ガスボイ
ラであり、従来技術において説明したものと同じ
である。６は排ガスボイラ本体の上端に連る鉛直
な煙突、７は同煙突６の下部内壁に設けられた環
状の樋（とい）であり、同樋を含む面は水平面に
対して傾斜させてある。８は樋の内部の最低位置
において煙突の壁面を貫通して外部へ連るように
設けられた排水口、９は排ガスボイラ本体内上部
の煙突の真下の位置に設けられたＶ字形断面の雨
水受けプレートである。このプレートは煙突下端
部の横断面の下方投影を十分カバーする大きさを
有し、かつＶ字形の頂点が形成する稜線は水平面
に対して傾斜させてある。１０は前記雨水受けプ
レートの内部の最低位置において排ガスボイラ本
体の壁面を貫通して外部へ連るよう設けられた排
水口である。
上述の装置において煙突６の出口から降込んだ
雨水のうち、同煙突の内面を伝つて流下した雨水
は樋７によつて受け止められて、低い方へ集めら
れ、排水口８から外部へ排出される。また煙突の
中心部を通過して直接排ガスボイラ本体の中へ降
込んだ雨水は雨水受けプレート９によつて受け止
められ、その底の低い方へ集められ、排水口１０
から外部へ排出される。したがつて煙突出口から
降込んだ雨水はすべて外部へ排出されてしまい、
触媒に達することはないので、触媒の腐食が防止
される。
雨水のうち、同煙突の内面を伝つて流下した雨水
は樋７によつて受け止められて、低い方へ集めら
れ、排水口８から外部へ排出される。また煙突の
中心部を通過して直接排ガスボイラ本体の中へ降
込んだ雨水は雨水受けプレート９によつて受け止
められ、その底の低い方へ集められ、排水口１０
から外部へ排出される。したがつて煙突出口から
降込んだ雨水はすべて外部へ排出されてしまい、
触媒に達することはないので、触媒の腐食が防止
される。
なお雨水受けプレートは、その断面形がＶ字形
となつているので、同プレートの下方から吹上が
る排ガスの流れをスムーズにし、熱交換部５にお
ける排ガスの偏流を防止している。
となつているので、同プレートの下方から吹上が
る排ガスの流れをスムーズにし、熱交換部５にお
ける排ガスの偏流を防止している。
また本実施例の装置は構造簡単で、特別な強度
等を必要としないので、製作費は安価である。
等を必要としないので、製作費は安価である。
本考案のたて形排ガスボイラ雨水流入防止装置
においては、煙突の下部内壁に設けられた環状の
樋、同樋の内部から前記煙突の外部へ連る排水
口、ボイラの本体内上部の前記煙突の直下の位置
に設けられた雨水受けプレート、および同雨水受
けプレートの内部から前記ボイラの本体外部へ連
る排水口を備え、煙突出口から降り込む雨水を受
けて外部へ排出するので、低コストの設備によつ
て、雨水がボイラ内の主要部、特に触媒の部分へ
流入することを防ぎ、触媒の腐食を防止すること
ができる。
においては、煙突の下部内壁に設けられた環状の
樋、同樋の内部から前記煙突の外部へ連る排水
口、ボイラの本体内上部の前記煙突の直下の位置
に設けられた雨水受けプレート、および同雨水受
けプレートの内部から前記ボイラの本体外部へ連
る排水口を備え、煙突出口から降り込む雨水を受
けて外部へ排出するので、低コストの設備によつ
て、雨水がボイラ内の主要部、特に触媒の部分へ
流入することを防ぎ、触媒の腐食を防止すること
ができる。
第１図は本考案の一実施例の斜視図、第２図は
従来の雨水流入防止対策の第１の例の斜視図、第
３図は同第２の例の斜視図である。 １……排ガスボイラ本体、２……入口ダクト、
３……熱交換部、４……触媒、５……熱交換部、
６，６Ａ……煙突、７……樋、８……排水口、９
……雨水受けプレート、１０……排水口、Ｇ……
排ガス、Ｒ……雨水。
従来の雨水流入防止対策の第１の例の斜視図、第
３図は同第２の例の斜視図である。 １……排ガスボイラ本体、２……入口ダクト、
３……熱交換部、４……触媒、５……熱交換部、
６，６Ａ……煙突、７……樋、８……排水口、９
……雨水受けプレート、１０……排水口、Ｇ……
排ガス、Ｒ……雨水。
Claims (1)
- その上端から上方へ鉛直に連る煙突を有するた
て形排ガスボイラにおいて、前記煙突の下部内壁
に設けられた環状の樋、同樋の内部から前記煙突
の外部へ連る排水口、前記ボイラの本体内上部の
前記煙突の直下の位置に設けられた雨水受けプレ
ート、および同雨水受けプレートの内部から前記
ボイラの本体外部へ連る排水口を具備したことを
特徴とするたて形排ガスボイラ雨水流入防止装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8167189U JPH05680Y2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8167189U JPH05680Y2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0321641U JPH0321641U (ja) | 1991-03-05 |
| JPH05680Y2 true JPH05680Y2 (ja) | 1993-01-11 |
Family
ID=31627815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8167189U Expired - Lifetime JPH05680Y2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05680Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030026607A (ko) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | 주식회사 경동보일러 | 열확산커버를 이용한 상향연소식 콘덴싱가스보일러 |
| JP4636602B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2011-02-23 | バブコック日立株式会社 | 排熱回収ボイラ |
| JP5357224B2 (ja) * | 2011-08-26 | 2013-12-04 | アマノ株式会社 | 脱臭装置 |
| JP2018132279A (ja) * | 2017-02-17 | 2018-08-23 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 排熱回収ボイラ及びその飛散物回収方法 |
| TWI664375B (zh) * | 2018-07-06 | 2019-07-01 | 富瑞科技有限公司 | 排氣之管體管末套件 |
-
1989
- 1989-07-13 JP JP8167189U patent/JPH05680Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0321641U (ja) | 1991-03-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2856837A (en) | Chimney top | |
| JPH05680Y2 (ja) | ||
| CN201445885U (zh) | 一种脱硫除尘装置 | |
| CN2405643Y (zh) | 冲激式高效烟气净化装置 | |
| CN209800066U (zh) | 一种排气烟囱防雨装置 | |
| CN111265980A (zh) | 一种高效脱硫塔 | |
| KR100479390B1 (ko) | 벤틸레이터 | |
| CN216223686U (zh) | 二氧化碳捕集系统 | |
| US6488899B1 (en) | Low pressure drop inlet design to promote good gas flow patterns in high velocity absorbers | |
| JPS6355604B2 (ja) | ||
| JP3007805B2 (ja) | 排気ライン中の凝縮水排出構造 | |
| CN220955788U (zh) | 燃油火车用尾气净化装置的排气烟囱 | |
| JPS6354515A (ja) | スタツクレイン防止装置 | |
| CN205760403U (zh) | 一种用于脱硫技术除尘除雾装置 | |
| CN2725727Y (zh) | 水洗式烟气净化器 | |
| JPS623648Y2 (ja) | ||
| CN217431107U (zh) | 一种烟道降尘降水设备 | |
| JP3681498B2 (ja) | 竪型ボイラ | |
| JPH0722240U (ja) | ボイラの煙道構造 | |
| CN217000670U (zh) | 一种排烟气道风帽 | |
| CN215062649U (zh) | 防倒灌风帽 | |
| CN219964466U (zh) | 一种有效防止串液/泛液的升气盘结构 | |
| CN216769459U (zh) | 一种烟囱顶端用防尘盖帽 | |
| CN201978659U (zh) | 烟气换热器顶置式烟气脱硫吸收塔 | |
| US1068257A (en) | Chimney-cap. |