JP3679666B2 - 溶接用電極棒研磨機 - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、TIG溶接やプラズマアーク溶接等に用いるタングステン、モリブデン、クロム銅等の溶接用電極棒の先端を所定の形状に研磨加工するための研磨機の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】
TIG溶接等に於ける電極棒先端の形状は、溶接部の電流密度や電流分布、冷却効果等と密接な関係があり、溶接作業の能率や溶接製品の品質に大きな影響を及ぼすものである。その為、電極棒の先端は、溶接する母材の材質、板厚及び溶接条件等に応じて適宜の形状、例えば先端をシャープな円錐形状にしたり、或いは先端をテーパ面と平坦面とから成る二段カット形の形状(所謂栽頭円錐形状)に仕上げられる。また、所定の形状に仕上げられた電極棒先端の外表面は、高度な平滑面に研磨される。例えば、図10に示すような先端を半径R=0.08〜0.1mm程度の球面状の頭部A0 とした直径D=0.5〜2.0mmφ程度のTIG溶接用タングステン電極棒Aにあっては、球面状の頭部A0 の外表面をテーパー部B0 の外表面よりもより平滑な面に研磨し、所謂鏡面状の外表面とするのが望ましい。球面状の頭部A0 の外表面を鏡面状とすることにより、アークの発生が一層容易になると共に、アークの指向性や安定性が大幅に向上するからである。
【0003】
ところで、前記電極棒Aの先端の研磨加工は、通常専用の電極棒研磨機を用いて行なわれている。具体的には、実開平4−60386号や特開平7−276211号等に開示されている図11の如き構造の電極棒研磨機を用い、▲1▼先ず比較的粒度の粗い研磨盤B1 (例えば#170番程度の研磨盤)をモータ駆動軸M1 に取り付けし、電極棒Aの先端を所定の形状に整形したあと、研磨盤B1 を粒度の細かい研磨盤B2 (例えば#500番程度の研磨盤)に取り替え、この研磨盤B2 によって整形した電極棒先端部を再研磨する方法(第1方法と呼ぶ)や、▲2▼粒度の粗い研磨盤B1 を取り付けした電極棒研磨機と、粒度の細かい研磨盤B2 を取り付けした電極棒研磨機を2台準備し、前者の電極棒研磨機で先端部を所定の形状に整形したあと、後者の電極棒研磨機で電極棒先端部を研磨する方法(第2方法と呼ぶ)が、多く採用されている。
【0004】
尚、図11に於いて、Cはケース本体、Mは研削モータ、Dは研磨盤固定ねじ、Eは防塵カバー、Fは電極棒ガイドである。
【0005】
しかし、前記第1の方法にあっては、二種の研磨盤B1 、B2 を取り替えしなければならないため、研磨作業を能率よく迅速に行なえないと云う問題がある。また、第2の方法にあっては、2台の電極棒研磨機が必要とするため、経済性に欠けるうえ、保守等の手数が増えることになる。
更に、粗い粒度の研磨盤B1 による研磨から細かい粒度の研磨盤B2 による研磨へ切り替えした場合に、電極棒Aの軸芯の位置がずれることが多くあり、所謂電極棒Aの同芯性を保持することが難しい。その結果、先端部を鏡面状に研磨するのに時間がかかるだけでなく、先端部の形状そのものが変化すると云う問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従前のこの種溶接用電極棒先端の研磨に於ける上述の如き問題、即ち▲1▼粒度の粗い研磨盤と粒度の細かい研磨盤を取り替え使用する場合には、研磨盤の取り替えに手数がかかるうえ、研磨盤の取り替えの前後に於ける電極棒の同芯性の保持が難くなること、▲2▼2台の研磨機を使用する場合には、経済性に欠けるうえ、両研磨機の使用時に於ける電極棒の同芯性の保持が難しくなること等の問題を解決せんとするものであり、一台の電極棒研磨機でもって、極く短かい電極棒であっても簡単な操作によりその先端部を所定の形状に高能率で形成でき、しかも電極棒の頭部のみを鏡面状に研磨できるようにした溶接用電極棒研磨機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1の発明は、箱型の本体1と、本体1内に水平に固定した研磨モータ2と、研磨モータ2の水平なモータ駆動軸2aに対して垂直状に取付けされ、半径方向の内側に位置する粗い砥粒よりなる第1研磨部3aと当該第1研磨部3aの外側に位置する細かい砥粒より成る第2研磨部3bを備えた円盤状の研磨盤3と、研磨盤3の上方に位置して本体1の上壁の上に前記モータ駆動軸2aの軸線φと直交する方向に配設され、基端側を本体1の上壁へ回転自在に軸支することにより、その中間部に穿設したブッシング取付孔4bの中心を、モータ駆動軸2aの軸線φとほぼ同じ方向へ移動可能に支持したスイングプレート4と、スイングプレート4の前記フィッシング取付孔4bに前記軸線φと垂直方向に且つその中心軸線がモータ駆動軸2aの軸線φと合致若しくは軸線φの近傍に位置する状態で縦向き姿勢で回転自在に支持され、その下方部を本体1内の研磨盤3の上方へ突出させた筒状のホルダガイド6と、ホルダガイド6内へ同心状に垂直姿勢で着脱自在に且つ下方向へ一定距離だけ下降自在に挿着され、電極棒先端を研磨盤3の第1研磨部3a又はスペーサ16を介設して第2研磨部3bへ接当させた状態で電極棒Aを着脱可能に固定する電極棒ホルダ7と、本体1内に水平に固定され、電極棒ホルダ7を挿着したホルダガイド6を回転させる電極棒回転モータ8と、前記スイングプレート4の先端部を前記軸線φとほぼ同じ方向へ移動させることにより、前記ブッシング取付孔4bの中心をモータ駆動軸2aの軸線φとほぼ同じ方向へ一定距離Iだけ移動させるスイングプレート移動装置9と、本体1内に水平に配設された研磨モータ2及び電極棒回転モータ8の運転を制御する電気制御装置11とより成り、前記電極棒Aを、その軸芯がモータ駆動軸2aの軸線φと直交若しくは軸線φの近傍に位置する状態で垂直の方向に配設すると共に、前記研磨盤3の第1研磨部3aを、電極棒Aの先端部を逆円錐形に整形する垂直線に対して傾斜角度α1傾斜した縦傾斜面3a′と水平線に対して角度α2 傾斜した横傾斜面3a″と前記縦傾斜面3a′と横傾斜面3a″との境界面に形成した電極棒Aの先端頭部を球面状に形成する曲面とを備えた構成とし、電極棒Aの先端部を頭部が半球状の鏡面をなす逆円錐形に整形研磨することを、発明の基本構成とするものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明に於いて研磨盤3を、電極棒Aの先端部を逆円錐形に整形する第1研磨部を円盤の前面側に、また、逆円錐形に整形した電極棒の先端頭部A0 を鏡面状に研磨するV字形の研磨溝3b′を外周面に設けた第2研磨部3bを円盤の外周面に、夫々備えた構成としたものである。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1の発明に於いてスイングプレート4を、その一端側を本体1の上壁へ回動自在に軸支し、他端側をモータ駆動軸2aの軸芯φの方向へ移動自在な構成としたものである。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1の発明に於いて電極棒ホルダ7を、筒状のチャックガイド7aと、チャックガイド7aの先端側に挿入するコレットチャック7bと、チャックガイド7aの基端側から挿入されて先端部がコレットチャック7bbに螺合される筒状のチャックネジ7cとから構成するようにしたものである。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1の発明に於いて、電極棒ホルダ7を挿着したホルダガイド6を丸ゴムベルト15を介して電極棒回転モータ8により回転させる構成としたものである。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1の発明に於いてスイングプレート移動装置9を、移動用ハンドル9aと当該ハンドル9aにより回転されてスイングプレート4に設けたねじ4cと噛み合うウオームギヤ9bとから構成するようにしたものである。
【0013】
請求項7の発明は、請求項1又は請求項4の発明に於いて、電極棒ホルダ7のチャックガイド7aに所定の厚さhを有するスペーサ16を挿着し、電極棒Aの先端頭部A0 を第2研磨部3bの研磨溝3b′内へ位置させるようにしたものである。
【0014】
請求項8の発明は、請求項1又は請求項6の発明に於いて、スイングプレート移動装置9による電極棒ホルダ7の移動距離lを、スイングプレート4に設けたゲージストッパ4bに連動する駆動体10aを備えたダイヤルゲージ10により表示する構成としたものである。
【0015】
請求項9の発明は、請求項1の発明に於いて研磨盤3を、電極棒Aの先端部を逆円錐形に整形する第1研磨部3aと逆円錐形に整形した電極棒の先端頭部AO を鏡面状に研磨する第2研磨部3bとを円盤の前面側に夫々備えた構成としたものである。
【0016】
請求項10の発明は、請求項9の発明に於いて、研磨盤3の第1研磨部3aを円盤の半径方向の内側で且つ厚み方向の外方位置に設けると共に、第2研磨部3bを円盤の半径方向の外側で且つ厚み方向の内方位置に設けるようにしたものである。
【0017】
請求項11の発明は、請求項9の発明に於いて、研磨盤3の第1研磨部3a並びに第2研磨部3bを夫々形成する縦傾斜面の角度α1 、横傾斜面の角度α2 及び両傾斜面の円弧状接続部の半径Rを、両研磨部3a、3bに於いて同一としたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る溶接用電極棒研磨機の平面図、図2は側面図、図3は正面図、図4は縦断側面概要図、図5は縦断正面概要図である。
【0019】
本発明の溶接用電極棒研磨機は、箱型の本体1と、本体1の内部に収納した研磨モータ2と、研磨モータ2により高速回転される研磨盤3と、本体1の前部上方に配設したスイングプレート4と、スイングプレート4の中央部に縦向きに固定した筒状のブッシング5と、ブッシング5内へ回転自在に挿入した筒状のホルダガイド6と、ホルダガイド6内へ縦向き姿勢で着脱自在に挿入した電極棒ホルダ7と、ホルダガイド6を介して電極棒ホルダ7を回転させる電極棒回転モータ8と、前記電極棒ホルダ7を支持するスイングプレート6の一端側を移動させるスイングプレート移動装置9と、スイングプレート6に挿着した電極棒ホルダ7の移動量を表示するダイヤルゲージ10と、研磨モータ2及び電極棒回転モータ8等の駆動を制御する電気制御装置11等から構成されており、電極棒の研磨量を設定する研磨量設定ゲージ12や研磨盤3の研磨面を清掃するドレッサ(図示省略)等が、本体1に付属品として備えられている。
【0020】
前記本体1は箱型に形成されており、前面を開放した鋼板又はプラスチック製のケース本体1aと、前面開口を覆う透明プラスチック製の防塵カバー1bとから形成されており、前記防塵カバー1bの固定具1c、把手1d、ブッシング1e等を備えている。
また、ケース本体1aの内部は仕切板1fによって区画されており、前方部の区画の下方にはダストケース1gが出し入れ可能に挿着されている。
更に、ケース本体1aの後方部の区画内には各モータ2、8等の固定用支持部材1hが設けられている。
【0021】
前記ケース本体1aの前方区画の上壁の中央部には後述する筒状のブッシング5やホルダガイド6等を挿入するための長孔1iが設けられており、また後方の区画の一側の側壁には、研磨量設定ゲージ12の収納用孔1jが設けられている。
【0022】
前記研磨モータ2は、支持部材1hに水平状態で取付けされており、モータ駆動軸2aは仕切板1fを貫通して、ケース本体1aの前面側のダストケース1gの上方まで突出されている。
また、前記モータ駆動軸2aには、研磨盤ホルダ2bが固定されており、更に、この研磨盤ホルダ2bへ研磨盤3が固定ねじ13により着脱自在に固定されている。
【0023】
尚、本実施形態では、研磨モータ2としてAC100V、50/60Hz、100Wの単相交流モータが使用されており、研磨モータ用スイッチ14をonにすることにより、電気制御装置11を介して予かじめ定めた一定時間運転され、その後はタイマースイッチにより自動的に停止される。
【0024】
前記研磨盤3は、図6に示すように、直径約60mmφ、厚さ約8.2mmの円盤形に形成されており、研磨盤ホルダ2bの前端部の段部へ嵌合され、研磨盤固定ねじ13により固定されている。
当該研磨盤3は、比較的粗いダイヤモンド砥粒から成る第1研磨部3aと、比較的細かいダイヤモンド砥粒から成る第2研磨部3bとから形成されており、前記第1研磨部3aは、モータ駆動軸2aの軸線φと垂直な線に対して角度α1 =約10°の傾斜を有する縦傾斜面3a′と、軸線φに対して角度α2 =約20°の傾斜を有する横傾斜面3a″とから形成されており、両者の交点Pは半径R=約0.08mmの曲面に形成されている。
【0025】
また、研磨盤3の第2研磨部3bは、前記第1研磨部3aの外周端部に形成されており、その外周面には、軸線φと垂直な線に対して傾斜角α3 =約10°の開き角度を有する深さ約1.2mmのV型の研磨溝3b′が設けられている。
【0026】
尚、本実施形態では、前記第1研磨部3aは所謂#170程度の比較的粗いダイヤモンド砥粒により、また第2研磨部3bは#500程度の比較的細かいダイヤモンド砥粒により形成されている。
更に、前記交点Pと研磨溝3b′の中心間の距離lは約2.5mmに、また交点Pと研磨溝3b′の底面との間の距離hは約3.8mmに夫々設定されている(電極棒Aの外径2.0mmφの場合)。
【0027】
前記スイングプレート4はケース本体1aの前方の上壁上に設けられており、一端側が支軸4aにより図1の矢印方向へ移動自在に軸支されている。
また、スイングプレート4の他端側には、ゲージストッパ4bが立設されており、これにダイヤルゲージ10の駆動体10aの先端が接当している。
更に、スイングプレート4の他端側の端面にはねじ4cが形成されており、このねじ4cが後述するスイングプレート移動装置9のウオームギヤ9bと噛み合っている。
【0028】
当該スイングプレート4の中心部にはブッシング取付孔4dが穿設されており、この孔4d内へ電極棒ホルダ7を回転自在に支持するための短筒状のブッシング5が挿入されている。また、当該筒状のブッシング5は、その上端部がスイングプレート4へ固定されている。
【0029】
前記短筒状のブッシング5の内方へは、短筒状のホルダガイド6が、上方より回動自在に挿入されている。即ち、当該ホルダガイド6は、その上端部の鍔部6aをブッシング5の上端面へ係合させた状態で、縦向き姿勢でもって回動自在に支持されている。
【0030】
当該ホルダガイド6は、電極棒ホルダ7を着脱自在に固定するためのものであり、図4に示すように筒状を呈している。そして、このホルダガイド6は、前述の通りブッシング5を介してスイングプレート4に縦向き姿勢で回転自在に支持されており、当該ホルダガイド6内へ電極棒ホルダ7が着脱自在に挿入され、固定される。
【0031】
また、当該ホルダガイド6の下方部には従動プーリ6bが形成されており、この従動プーリ6bと電極棒回転モータ8の駆動軸8aに取付けた駆動プーリ17との間に、ゴムベルト15が巻回されている。
【0032】
前記電極棒ホルダ7は電極棒Aを着脱自在に保持固定するためのものであり、先端側が研磨盤3の第1研磨部3aへ当接する状態で、電極棒Aを保持固定する。
【0033】
当該電極棒チャック体7は、図7に示すように、ホルダガイド6に着脱自在に挿入される筒状のチャックガイド7aと、チャックガイド7aの先端側に挿入されたコレットチャック7bと、チャックガイド7aの基端側から挿入されてコレットチャック7bに螺合される筒状のチャックネジ7cとから成り、コレットチャック7bに電極棒Aを通してチャックネジ7cを締め付けると、コレットチャック7bが縮径し、電極棒Aがコレットチャック7bに保持固定される。
【0034】
尚、当該コレットチャック7bは、電極棒挿入孔の内径の異なるものが数種類用意されて居り、本実施例ではコレットチャック7bを交換することにより、外径が1.0mm〜2.6mmの電極棒Aに対応することができるようになっている。
【0035】
また、前記チャックガイド7aには、図7に示すようにスペーサ16が着脱自在に挿着されるようになっており、後述するように、電極棒Aの先端の整形後に、その先端頭部AO を第2研磨部3bによって鏡面状に研磨する場合に、前記スペーサ16が使用される。
【0036】
前記電極棒回転モータ8は、本体ケース1a内の後方部に配設されており支持部材1hへ固定されている。
また、当該電極棒回転モータ8の駆動軸8aには駆動プーリ17が固定されており、当該駆動プーリ17と前記ホルダガイド6の従動プーリ6bとの間に、丸ゴムベルト15が巻回されている。
即ち、モータ8を回転させることにより、丸ゴムベルト15を介してホルダガイド6が回転駆動され、その結果、ホルダガイド6に着脱自在に固定された電極棒ホルダ7及びこれに固定された電極棒Aが回転駆動される。
【0037】
前記スイングプレート移動装置9は、移動用ハンドル9aと、ねじ9aにより回転されるウオームギヤ9bと、ウオームギヤ9bに噛み合うスイングプレート4の先端部のねじ4cと、ウオームギヤボックス9c等から形成されており、移動用ハンドル9aを回動させることにより、ウオームギヤ9bを介してスイングプレート4が、支軸4aを支点として矢印方向へ移動される。
また、前記スイングプレート4が矢印方向へ移動すると、スイングプレート4に固定した電極棒ホルダ7も一体的に移動し、電極棒Aの先端位置がモータ駆動軸2aの軸線φの方向へ移動することになる。
【0038】
前記移動用ハンドル9aの回動によるスイングプレート4の移動量は、ダイヤルゲージ10によって読み取られる。即ち、スイングプレート4上のゲージストッパ4bに当接するダイヤルゲージ駆動体10aが矢印方向へ移動することにより、スイングプレート4の移動量が、ダイヤルゲージ10上に表示されることになる。
尚、ダイヤルゲージ10そのものの構成は公知であるため、ここではその説明を省略する。
【0039】
前記電気制御装置11は研磨モータ2や電極棒回転モータ8の起動・停止等を制御するためのものであり、研磨モータ用スイッチ14をonにすることにより予かじめ定めた一定時間、所定の速度で両モータ2、8を回転する。
また、研磨盤3の第2研磨部3bを用いて電極棒Aの先端を鏡面状に研磨する場合には、切換リミットスイッチ18の作動によって両モータ2、8の回転数が高速側に切換えられ、予かじめ定めた一定時間、所定の速度で両モータ2、8を回転させる。
【0040】
前記電極研磨量設定ゲージ12は、電極棒ホルダ7に保持された電極棒Aの突出量を調整し、電極棒Aの研磨量を設定するものであり、ケース本体1aの側壁に着脱自在に収納されている。
当該研磨量設定ゲージ12は、図8に示す如く、筒状のゲージ本体12aと、ゲージ本体12aの先端部に固着されたナット12bと、ナット12bに螺挿されたセット用ボルト12cとから構成されて居り、電極棒ホルダ7をゲージ本体12a内へ挿入して電極棒Aの先端をボルト12cに当接させることによって、電極棒ホルダ7からの電極棒Aの突出量を調整する。
【0041】
尚、研磨量設定ゲージ12によって研磨量を設定する場合には、先ず、電極棒ホルダ7に、先端部を所定長さだけ突出させた状態で電極棒Aを保持固定する。次に、電極棒ホルダ7をホルダガイド6へ挿入し、研磨盤3の第1研磨部3aにより試し研磨を行い、電極棒Aの先端が完全な円錐形状に研磨されているか否かを確認する。そして、電極棒Aが完全に研磨されていたら、電極棒Aを保持固定した電極棒チャック体7をゲージ本体12a内へ挿入し、電極棒Aの先端とセット用ボルト12cの先端との間隙が、所定の値(例えば0.5mm)になるようにセット用ボルト12cを移動調整する。次回からの電極棒Aの研磨量は、前記間隙長さに規制されることになる。
【0042】
次に、本発明の電極棒研磨機を用いて電極棒Aを研磨加工する場合について説明する。
先ず、電極棒Aの直径及び研磨すべき先端形状に適応した研磨盤3を選定し、これをモータ駆動軸2aへ固定する。
次に、電極棒Aを電極棒ホルダ7のコレットチャック7b内へ挿入し、電極棒Aをコレットチャック7bの先端から所定長さ(45mm〜50mm)だけ突出させた後、チャックネジ7cを軽く締め付け、電極棒Aを摺動自在な状態に保持する。
そして、電極棒Aを保持した電極棒ホルダ7を研磨量設定ゲージ12のケース本体12a内へ挿入し、電極棒Aの先端をセット用ボルト12cに当接させてコレットチャック7b内へ押し込み、電極棒ホルダ7がケース本体12a内へ完全に嵌め合わされた時点で、チャックネジ7cを完全に締め込み、電極棒Aを固定する。これによって、電極棒Aの突出量及び研磨量が設定される。尚、研磨量設定ゲージ12のセット用ボルト12cの位置は、前述したように、予かじめ電極棒Aの試験研磨を行なうことにより、所定の位置に調整されていることは勿論である。
【0043】
引き続き、ホルダガイド6内へ電極棒ホルダ7を挿入し、電極棒Aの先端部を研磨盤3の第1研磨部3aへ当接させたあと、スイッチ14をonにする。
これにより、電極棒Aは、回転しながらその先端部が研磨盤3の第1研磨部3aと接触し、順次研磨されて行く。このとき電極棒Aの研磨が進行すると、これに伴なって、電極棒チャック体7がホルダガイド6内を自重により降下し、その結果、電極棒Aの先端部は自動的に円錐形に研磨されて行く。尚、電極棒ホルダ7は、一定量降下すると、チャックガイド7aの摘み部がホルダガイド6の上面に当接し、下降が規制される。
【0044】
一定時間整形研磨が行われると、タイマーによりモータ2、8が自動的に停止し、整形研磨が完了する。また整形研磨が完了すると、電極棒ホルダ7をホルダガイド6から引き抜くと共に、電極棒ホルダ7にスペーサ16を挿着する。
【0045】
次に、スイングプレート移動装置9の移動用ハンドル9aを回転させ、ダイヤルゲージ10を見乍ら所定距離lだけホルダガイド6の中心軸線の位置を本体1の内方へ移動させる。これにより、ホルダガイド6内へ電極棒ホルダ7を挿着した場合に、これに保持した電極棒Aの先端が、研磨盤3の第2研磨部3bの真上に位置することになる。
【0046】
スイングプレート4の移動が終ると、電極棒ホルダ7のチャックガイド7aにスペーサ16を挿着し、当該スペーサ16を挿着した電極棒ホルダ7をホルダガイド6内へ挿着する。
前記スペーサ16の厚みは前述の通り寸法hに設定されている。その結果、電極棒ホルダ7に保持された整形済みの電極棒Aの先端は、第2研磨部3bのV型研磨溝3b′の上に乗ることになる。
この状態下で、モータ用スイッチ14を再度onにすると、研磨盤3及びホルダガイド6が所定の速度で一定時間高速回転されると共に、電極棒ホルダ7が自重によって約1.2mm程度下降する。その結果、電極棒Aの先端の球面状部の近傍が細かい粒度の第2研磨部3bにより鏡面状に研磨される。
【0047】
尚、前記スイングプレート4の移動時に、切換リミットスイッチ18が作動され、両モータ2、8の回転数は自動的に高速運転に切換えられ、これによって、電極棒Aの先端の球面状部はより高能率で鏡面状に仕上げられる。
【0048】
[研磨盤の第2実施例]
図9は、研磨盤3の第2実施例を示すものである。当該第2実施例に係る研磨盤3は、図6に示した第1実施例の研磨盤3と同様に直径約60mmφ、厚さ約8.2mmの円盤形に形成されており、研磨盤ホルダ2bの前端部の段部へ嵌合され、固定ねじ13により研磨盤ホルダ2bへ締付け固定される。
【0049】
図9からも明らかなように、当該研磨盤3は、♯170程度の比較的粗いダイヤモンド砥粒から成る第1研磨部3aと、♯500程度の比較的細かいダイヤモンド砥粒からなる第2研磨部3bとから形成されており、第1研磨部3aと第2研磨部3bの両方が円盤の前面側に夫々段違い状に設けられている。
【0050】
即ち、前記第1研磨部3aは、円盤の前面側の半径方向の内側で且つ厚み方向の外方に位置して設けられており、モータ駆動軸2aの軸線φと垂直な線に対して角度α1 =約10°の傾斜を有する縦傾斜面3a′と、軸線φに対して角度α2 =約20°の傾斜を有する横傾斜面3a″とから形成されていて、両傾斜面の円弧状接続部Pは半径R=約0.08mmの曲面に形成されている。
【0051】
また、前記第2研磨部3bは、第1研磨部3aより半径方向の外側で且つ厚み方向の内方に位置して設けられており、角度α1 =約10°の縦傾斜面3b′と、角度α2 =約20°の横傾斜面3b″とから形成されていて、両者の円弧状接続部Qは、半径R=約0.08mmの曲面に形成されている。
【0052】
尚、第1研磨部3aの円弧状接続部Pと第2研磨部3bの円弧状接続部Q間の円盤厚み方向(研磨モータの駆動軸方向)の距離lは約2.5mmに、また、円盤半径方向の距離hは約3.8mmに夫々設定されている(電極棒Aの外径が2.0mmφの場合)。
また、当該第2実施例に於いては、第1研磨部3aと第2研磨部3bの前記角度α1 、α2 及び半径Rを夫々同一にしているが、両研磨部3a、3bの角度α1 、α2 及び半径Rを夫々異なる値としてもよいことは勿論である。
更に、当該第2実施例に於いては、前記距離l及び距離hを第1実施例の場合と同一としているが、第2実施例の各距離l、hを適宜に変更してもよいことは勿論である。
【0053】
当該第2実施例の研磨盤3を用いた電極棒A研磨方法は、前記第1実施例の研磨盤3を用いた場合と全く同様である。従って、ここではその詳細な説明を省略するものとする。
また、当該第2実施例の研磨盤3の場合には、第2研磨部3bが第1実施例の場合のようにV形溝でなくて前面が広く開放されているため、第2研磨部3bに目詰りを生ずることは殆んどない。その結果研磨盤3の保守管理に要する手数を大幅に削減することができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明に於いては、研磨盤3を粒度の粗い第1研磨部3aと粒度の細かい第2研磨部3bとを備えた複合型の研磨盤3とすると共に、スイングプレート移動装置9によって電極棒ホルダ7を回転自在に支持するスイングプレート4を移動させ、電極棒Aの先端を前記第1研磨部3a及び第2研磨部3bの両方により研磨する構成としている。
その結果、比較的粗い砥粒の第1研磨部3aにより電極棒先端の整形を行なうと共に、比較的細かい砥粒の第2研磨部3bにより先端頭部A0 のみを鏡面研磨することができ、極めて高能率で電極棒の先端を研磨加工することができる。
また、電極棒Aを同じ電極棒ホルダ7に保持したままで、しかも同じ電極棒研磨機を使用して電極棒先端の整形研磨と、先端頭部A0 の鏡面研磨とを行なうため、整形研磨から鏡面研磨に切り替えしたときも、電極棒Aの軸芯位置に狂いを生ずることがなく、高能率で先端頭部A0 の正確な鏡面研磨を行なうことができる。
【0055】
また、スイングプレート移動装置9によって、ダイヤルゲージ10を見ながら電極棒ホルダ7を正確に所定距離lだけ移動させることができると共に、電極棒Aの回転駆動力の伝達に丸ゴムベルト15を使用しているため、その伸縮によって前記距離lの変動分がうまく吸収される。その結果、電極棒ホルダ7は円滑に回転駆動されることになる。
【0056】
更に、電極棒ホルダ7にスペーサ16を挿着するだけで、鏡面研磨を行なう場合の電極棒Aの先端頭部A0 の高さ位置を所定の位置に調整することができ、先端頭部A0 のみを正確に鏡面状に研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶接用電極棒研磨機の平面図である。
【図2】溶接用電極棒研磨機の側面図である。
【図3】溶接用電極棒研磨機の正面図である。
【図4】溶接用電極棒研磨機の要部を示す縦断側面図である。
【図5】溶接用電極棒研磨機の要部を示す縦断正面図である。
【図6】研磨盤の断面図である。
【図7】電極棒チャック体の断面図である。
【図8】電極研磨量設定ゲージの説明図である。
【図9】第2実施例に係る研磨盤の断面図である。
【図10】TIG溶接用タングステン電極棒の先端部の形状の一例を示すものである。
【図11】従前の電極棒研磨機の一例を示すものである。
【符号の説明】
A…電極棒、φ…モータ駆動軸の軸芯、φa …電極棒の軸芯、A0 …電極棒の先端頭部、1a…ケース本体、1b…防塵カバー、1c…固定具、1d…把手、1e…ブッシング、1f…仕切板、1g…ダストケース、1h…支持部材、1i…長孔、1j…収納孔、2…研磨モータ、2a…駆動軸、2b…研磨盤ホルダ、3…研磨盤、3a…第1研磨部、3b…第2研磨部、3a′…縦傾斜面、3a″…横傾斜面、3b′…研磨溝、4はスイングプレート、4a…支軸、4b…ゲージストッパ、4c…ねじ、4d…ブッシング取付孔、5…筒状ブッシング、6…ホルダガイド、6a…鍔部、6b…プーリ、7…電極棒ホルダ、7a…チャックガイド、7b…コレットチャック、7c…チャックネジ、8…電極棒回転モータ、8a…駆動軸、9…スイングプレート移動装置、9a…移動用ハンドル、9b…ウオームギヤ、9c…ウオームギヤボックス、10…ダイヤルゲージ、10a…駆動体、11…電気制御装置、12…研磨量設定ゲージ、12a…ケース本体、12b…ナット、12c…セット用ボルト、13…研磨盤固定ねじ、14…研磨モータ用スイッチ、15…丸ゴムベルト、16…スペーサ、17…駆動プーリ、18…切換リミットスイッチ。

Claims (9)

  1. 箱型の本体(1)と、本体(1)内に水平に固定した研磨モータ(2)と、研磨モータ(2)の水平なモータ駆動軸(2a)に対して垂直状に取付けされ、半径方向の内側に位置する粗い砥粒よりなる第1研磨部(3a)と当該第1研磨部(3a)の外側に位置する細かい砥粒より成る第2研磨部(3b)を備えた円盤状の研磨盤(3)と、研磨盤(3)の上方に位置して本体(1)の上壁の上に前記モータ駆動軸(2a)の軸線(φ)と直交する方向に配設され、基端側を本体(1)の上壁へ回転自在に軸支することにより、その中間部に穿設したブッシング取付孔(4b)の中心をモータ駆動軸(2a)の軸線(φ)とほぼ同じ方向へ移動可能に支持したスイングプレート(4)と、スイングプレート(4)の前記フィッシング取付孔(4b)に前記軸線(φ)と垂直方向に且つその中心軸線がモータ駆動軸(2a)の軸線(φ)と合致若しくは軸線(φ)の近傍に位置する状態で縦向き姿勢で回転自在に支持され、その下方部を本体(1)内の研磨盤(3)の上方へ突出させた筒状のホルダガイド(6)と、ホルダガイド(6)内へ同心状に垂直姿勢で着脱自在に且つ下方向へ一定距離だけ下降自在に挿着され、電極棒先端を研磨盤(3)の第1研磨部(3a)又はスペーサ(16)を介設して第2研磨部(3b)へ接当させた状態で電極棒(A)を着脱可能に固定する電極棒ホルダ(7)と、本体(1)内に水平に固定され、電極棒ホルダ(7)を挿着したホルダガイド(6)を回転させる電極棒回転モータ(8)と、前記スイングプレート(4)の先端部を前記軸線(φ)とほぼ同じ方向へ移動させることにより、前記ブッシング取付孔(4b)の中心をモータ駆動軸(2a)の軸線(φ)とほぼ同じ方向へ一定距離(I)だけ移動させるスイングプレート移動装置(9)と、本体(1)内に水平に配設された研磨モータ(2)及び電極棒回転モータ(8)の運転を制御する電気制御装置(11)とより成り、前記電極棒(A)を、その軸芯モータ駆動軸(2a)の軸線(φ)と直交若しくは軸線(φ)の近傍に位置する状態で垂直の方向に配設すると共に、前記研磨盤(3)の第1研磨部(3a)を、電極棒(A)の先端部を逆円錐形に整形する垂直線に対して傾斜角度(α1 )傾斜した縦傾斜面(3a′)と水平線に対して角度(α2 )傾斜した横傾斜面(3a″)と前記縦傾斜面(3a′)と横傾斜面(3a″)との境界面に形成した電極棒(A)の先端頭部を球面状に形成する曲面とを備えた構成とし、電極棒(A)の先端部を頭部が半球状の鏡面をなす逆円錐形に整形研磨することを特徴とする溶接用電極棒研磨機。
  2. 研磨盤(3)を、電極棒(A)の先端部を逆円錐形に整形する第1研磨部(3a)を円盤の前面側に、また、逆円錐形に整形した電極棒の先端頭部(Ao )を鏡面状に研磨するV字形の研磨溝(3b′)を外周面に設けた第2研磨部(3b)を前記第1研磨部(3a)の円盤後部側の外周面に、夫々備えた構成とした請求項1に記載の溶接用電極棒研磨機。
  3. 電極棒ホルダ(7)を、筒状のチャックガイド(7a)と、チャックガイド(7a)の先端側に挿入するコレットチャック(7b)と、チャックガイド(7a)の基端側から挿入されて先端部がコレットチャック(7b)に螺合される筒状のチャックネジ(7c)とから構成した請求項1に記載の溶接用電極棒研磨機。
  4. 電極棒ホルダ(7)を挿着したホルダガイド(6)を丸ゴムベルト(15)を介して電極棒回転モータ(8)により回転させる構成とした請求項1に記載の溶接用電極棒研磨機。
  5. スイングプレート移動装置(9)を、移動用ハンドル(9a)と当該ハンドル(9a)により回転されてスイングプレート(4)に設けたねじ(4c)と噛み合うウオームギヤ(9b)とから構成した請求項1に記載の溶接用電極棒研磨機。
  6. 電極棒ホルダ(7)のチャックガイド(7a)に所定の厚さ(h)を有するスペーサ(16)を挿着し、電極棒(A)の先端頭部(Ao )を第2研磨部(3b)の研磨溝(3b′)内へ位置させる構成とした請求項1に記載の溶接用電極棒研磨機。
  7. スイングプレート移動装置(9)による電極棒ホルダ(7)の移動距離(1)を、スイングプレート(4)に設けたゲージストッパ(4b)に連動する駆動体(10a)を備えたダイヤルケージ(10)により表示する構成とした請求項1に記載の溶接用電極棒研磨機。
  8. 研磨盤(3)を、電極棒(A)の先端部を逆円錐形に整形する第1研磨部(3a)を円盤の半径方向の内側で且つ厚み方向の前方位置に設けると共に、逆円錐形に整形した電極棒の先端頭部(A o )を鏡面状に研磨する第2研磨部(3b)を円盤の半径方向の外側で且つ厚み方向の後方位置に設けるようにした請求項1に記載の溶接用電極棒研磨機。
  9. 第2研磨部(3b)を形成する縦傾斜面の角度α1 、横傾斜面の角度α2 及び両傾斜面の円弧状接続部の半径Rを、第1研磨部(3a)の場合と同一とした請求項1に記載の溶接用電極棒研磨機。
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