JP3679435B2 - 画像取扱装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、画像取扱装置に関し、特に複数種類の記録媒体の有効活用及び複数のフォーマットでの使用を可能とし、操作性を改善した画像取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のCCD等の撮像素子を用いた電子的撮像装置(デジタルスチルカメラ)では、携帯性の面で、記録媒体としてはICメモリカードが使用されることが多い。一方、記録媒体として記憶容量がICメモリカードと比較して格段に大きいハードディスクカードを用いる装置も提案されている。
【0003】
ICメモリカードは、媒体を回転駆動する必要があるフロッピィディスクやカードディスク更にはハードディスクに比して、消費電力が非常に小さく、また高速アクセスが可能となるため、画像の連続高速記録及び再生が可能となる。したがって、ICメモリカードを用いた電子的撮像装置は、消費電力が非常に小さく、小型化も容易であるため、屋外での撮像等には操作性が良好で好適である。
【0004】
しかしながら、ICメモリカードは、現状では記憶容量が比較的小さく、大容量データを必要とする画像データを多数枚記憶することは難しい。そこで、画像データを圧縮して、記憶可能な画像枚数を増やしている。また、記憶容量の大きなSRAMを使ったメモリカードの使用により、この問題は若干解決されるが、SRAM自体が高価格であることが依然問題として残る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のようなカメラでは、再生信号は、通常、テレビモニターに表示されるため、ビデオ系の出力形態で出力されるとともに、当該信号形態で画像データを圧縮する必要がある。その結果、ICメモリカードに記憶されている画像ファイルはパソコン系で取扱い可能であるが、圧縮画像データはパソコン系では扱えず、したがって、パソコン系で使用するときには、ビデオ系の信号形態からパソコン系の信号形態に変換しなければならず、カメラとしての機能を優先すると、パソコン系では不便なデータ扱いになってしまう。
【0006】
一方、記録媒体として極めて大容量の媒体が開発されれば、大量の枚数の画像を撮影、記憶可能となるが、カメラ内でこれら大量の画像を管理することは困難である。例えば、カメラの場合、キースイッチ数はできるだけ最小限としているので、画像選択は、少ないキースイッチを用いて行わなければならず、操作性の問題が生ずる。
【0007】
また、大容量記録媒体として、パソコン系で広く用いられているハードディスクを用いることもできる。ハードディスクは、安価で且つ圧縮処理しない生データをそのまま記録できるが、携帯性の面での問題を生ずるだけでなく、ディスクの回転やピックアップの移動等、機械的駆動部があるため消費電流が大きくなるという問題、更には、記録動作状態で振動が加わると媒体を破壊してしまう恐れがあるという問題を生ずる。
【0009】
そこで、本発明の目的は、大容量記録媒体と携帯に便利な比較的小容量の記録媒体の両媒体の適宜使い分けを可能とする画像取扱装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明による画像取扱装置は、
画像データを記録するための記録手段としてそのデータ記録フォーマットが互いに異なる少なくとも2つの第1の記録手段と第2の記録手段を適用可能とし、
前記第1又は第2の記録手段に対して画像データを記録するに際し、各記録手段に対応したデータ記録フォーマットに従って記録動作を行なうための制御手段と、
画像データを送信及び受信するための画像伝送手段を有し、
当該装置に供給される電源の種類に応じて、第1の記録手段乃至は第2の記録手段に記録されている画像データを選択的に送信するようにしたようにした画像取扱装置。
【0018】
【作用】
本発明では、画像データを記録するための記録手段としてそのデータ記録フォーマットが互いに異なる少なくとも2つの第1の記録手段と第2の記録手段に対して画像データを記録する際、各記録手段に対応したデータ記録フォーマットに従って記録動作を行っており、また、装置に供給される電源の種類に応じて、第1の記録手段乃至は第2の記録手段に記録されている画像データを選択的に送信するようにしている。
【0019】
【実施例】
次に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明は、ICメモリカードとハードディスクカードの両記録媒体を装着可能な構造とし、屋内等のAC電源を使用することができる環境下ではハードディスクカードを一次記録媒体として使用できるが、基本的には、ICメモリカードに画像データを順次記憶しておき、実際にシステム使用環境下では、ハードディスクカードを装着し、ICメモリカードから読み出したビデオ系の画像ファイルフォーマットをパソコン系の画像ファイルフォーマットに変換して当該ハードディスクカードに記録する。
【0020】
このように、ビデオ系での処理においては、ICメモリカードに対する記録、再生だけで良く、パソコン系での処理においては、画像データをビデオ系からパソコン系のフォーマットに変換してハードディスクに記録する。かかる変換処理は、別途専用の変換ICやソフトウェアを設けることなく、通常の例えばカメラに内蔵されているデータ圧縮/伸張回路を用いて簡単に行なうことができる。
【0021】
図1(A)と(B)には、ビデオ系の信号フォーマットとパソコン(PC)系の信号フォーマット例が示されている。
【0022】
ビデオ系信号は、図1(A)に示すような構成を有し、テレビモニターへの即時再生可能な信号フォーマットを有する。画像の画素の色表現はY/C(色差信号)、アスペクト比はテレビモニターのアスペクト比4:3、データ圧縮方式はJPEGが用いられ、また、非圧縮の場合も色差信号が用いられる。更に、ビデオ系の場合、画像信号の種類により、フィールド画像、フレーム画像等、種々の情報をヘッダーに記述する。
【0023】
一方、パソコン系の画像信号については、図1(B)に示すように、画素の色表現はY/C、パソコン画面に合わせたアスペクト比1:1を用い、JPEG方式でデータ圧縮された信号が、非圧縮の場合は、RGB信号が用いられた信号構成となる。この場合には、ビデオ系のようなヘッダーはもたない。
【0024】
以上の説明は、カメラから取り外した記録媒体をパソコンに装着した状態でのデータの授受についてのものであるが、同様に、カメラ同士、またはカメラとパソコン同士のデータ転送も可能となる。
【0025】
カメラ間での伝送は、ビデオ系の信号形態の画像ファイルをそのまま伝送することにより、受信側のカメラのモニター画面にそのまま再生できる。
【0026】
ところが、カメラからパソコンへの伝送の場合は、ビデオ系とパソコン系間でのデータ変換が必要であり、つまり受信側であるパソコン系の信号フォーマットに変換する必要がある。本発明では、この変換後の信号を伝送することにより、パソコン系での即時処理を可能とせしめる。
【0027】
具体的には、カメラからの伝送の際、通信の初期段階で相手先の確認(相手側の機種がパソコン系かビデオ系かのチェック、ビデオ系でのフィールドやフレーム等の種別、パソコン系での画像ファイルの種別等のチェック等)を行なう。このチェックは、相手先からの要求信号を受信することによっても行なうことができる。こうして、相手側でそのままで扱える画像ファイルを事前に把握して、当該画像ファイルに伝送側で変換して伝送する。
【0028】
尚、相手先がビデオ系かパソコン(PC)系かが予め判明している(固定されている)場合には、上記事前チェックを行わずに適合する固定モードでの伝送により高速処理が可能となる。
【0029】
図2は、本発明による画像取扱装置の一実施例を示し、カメラへの適用例を示す構成ブロック図である。
レンズ1を介してCCD2に結像された被写体像は、電気信号に変換された後、撮像プロセス回路3でγ補正等の所定の処理が施され、A/Dコンバータ(ADC)4でデジタル信号に変換される。セレクタ5は、記録時、A/Dコンバータ4からのデジタル画像データをフレームメモリ(RAM)6に記録するような経路を設定する。フレームメモリ6から読み出されたブロックデータ(1画面を複数個のブロックに分割したときの各分割ブロックについてのデータ)は、セレクタ7を介して圧縮・伸長ユニット8に供給される。圧縮・伸長ユニット8のDCT/IDCT回路81は、離散コサイン変換/逆離散コサイン変換回路であり、上記ブロックデータをデータ圧縮のため、直交変換処理する。直交変換されて得られた変換係数は、量子化/逆量子化回路82で量子化された後、符号化/復号化部83で符号化される。
【0030】
この圧縮・伸長ユニット8における符号化等の処理は、システム制御回路12からの指示に基づいて符号化制御回路13により制御される。すなわち、上記各分割ブロック毎の情報に基づいてシステム制御回路12は、当該分割ブロックに対する適切なQテーブルを選択設定して、符号化制御回路13を介して圧縮・伸長ユニット8における圧縮処理を制御する。こうして得られた画像データは、カードインタフェース(I/F)回路10に供給され、ICカード11に記録される。また、他のカードインタフェース回路21を介してハードディスクカード22にデータを記録することができる。
【0031】
再生時には、ICカード11からカードインタフェース10を介して読み出されたデータがセレクタ9に送出される。セレクタ9を介して読み出された画像データは、圧縮・伸長ユニット8で伸長され、セレクタ7を介してフレームメモリ6に書き込まれる。フレームメモリ6から読み出された画像データは、セレクタ5を通り、再生プロセス部15で上記再生処理が施された後、D/Aコンバータ16でアナログ信号に変換されてEVF17にモニター出力される。LCD18は、そのときの動作モード等が表示される。
【0032】
システム制御回路12は、フレームメモリ6、セレクタ5,7,9、符号化制御回路13、圧縮・伸長ユニット8、カードインタフェース回路10,21及び通信制御回路19の動作を制御するもので、操作部14からの信号を受けて、カメラ全体の各種制御を行なっている。また、システム制御回路12は、後述する各種スイッチが接続された操作部14からの操作情報を受け、対応する制御を行なうとともに、LCD等よりなる表示部18を制御し、また、通信制御部19と接続され、シリアルインタフェース回路20との間で通信制御動作を行なう。シリアルインタフェース回路20には、モデムまたは伝送相手側のカメラ乃至パソコンが公衆回線乃至専用のラインを介して接続されている。
【0033】
操作部14には、AFやAE動作のためのシャッタートリガ1スイッチ14A、記録動作のためのトリガ2スイッチ14B、再生時の再生画像の変更を行なうための左方向及び右方向コマ送りのためのスイッチ14C及び14D、カメラモードとして記録/再生モードを切り換えるスイッチ14E、カメラから通信回線を介してデータの送信、受信を行なうときの伝送モードを設定する伝送スイッチ14F、カメラモード/伝送モードを設定するためのカメラ/伝送モードスイッチ14Gと、記録モードを設定する記録モードスイッチ14H、伝送モードを設定する伝送モードスイッチ14I、及び記録媒体を選択するための媒体選択スイッチ14Jが設けられている。
【0034】
検出スイッチ25は、システム制御回路12を含む本システムへの電源供給をバッテリー24か外部AC電源によるDC電源(DC)のいずれで行なっているかを検出するスイッチで、外部DC電源用のDCジャックかバッテリー装着状態を判別することにより検出している。こうして供給されたDC電源を受けたDC/DCコンバータ23により所定のDC電圧がシステム制御回路12に供給される。
【0035】
図3は、本発明の他の実施例を示し、画像取扱装置として記録再生装置への適用例の構成ブロック図である。本実施例の基本構成は、図2のカメラと同様であるが、本例では、レンズ1やCCD2がなく、代わりに、外部入力としてのRGB端子、S端子、NTSC端子が設けられ、セレクタ26により、いずれかの端子が選択され、選択された端子への映像信号が増幅器27で増幅された後、A/Dコンバータ4でデジタルデータに変換されて、図2と同様な以後の処理回路部に送出される。
【0036】
図2に示すように、本例の電子スチルカメラは、その画像情報の記録媒体として固体メモリカード(ICメモリカード)を用いており、この種の電子スチルカメラは、、SMC(Solidstate Memory Camera)とも称される。SMCにおいては、一画面毎の撮像画像データは、データファイルとしてメモリカードに格納される。このようにしてデータファイルとしてメモリカードに格納された撮像画像データは、DOS(Disk Operating System)によりサポートされるファイル構造上の位置付け情報たるディレクトリにより識別され、記録・再生その他の管理がなされ得るようになる。このSMCで、一般的なパソコンとの対比において特徴的であることは、ディレクトリの各ファイル情報たる画像データが、静止画像の一コマ一コマに対応したものとして取り扱われ得るようになされていることである。
【0037】
すなわち、各ファイルのデータは、通常のスチルカメラの一コマ一コマの画像におけると同時に、コマ番号によって特定され、呼称され、管理され、乃至はモニター等に表示される。当該一コマの画像としてモニター画面に映出される画像自体を表わすデータたる主データには、この主データに関係する種々の情報が即ち、撮影日付、撮影時のシャッタースピード等の条件、画像のデータフォーマット等が副情報として付帯しており、この主データ及び副データを含んで一つ一つの「コマデータ」、即ち、各ファイルのデータが構成されている。
【0038】
尚、上記のファイルの構成以外に、例えば、各画像データを含んだ個々のファイル間の関係、即ち、例えば、一連の連写撮影の中の画像データであることを関係付けるための関連情報を主データとして含む等、一個の独立した画像ファイルと等価な管理ファイル的なリレーションファイルを一つのコマデータとして構成することも含まれる。
【0039】
本実施例の電子スチルカメラの外観図である図4及び図5には、操作部14等の各種操作スイッチの配設状態が示されている。
【0040】
図示のように、カメラ本体上部の中央部には、LCD表示部18が配設されており、後述する各操作状態や動作状態等が表示される。LCD表示部18の一側方には、テレ(T)、ワイド(W)モード選択用のズームスイッチ(ZOOMスイッチ)31、32が配設されている。また、ZOOMスイッチ31、32の下方にはアップスイッチ(UPスイッチ)33、ダウンスイッチ(DOWNスイッチ)34が配設されている。これらのスイッチ33、34は、カメラが記録モード時にあるときには、モードの調整、例えば、ホワイトバランスの微調整、シャッタースピードの変更、露出補正値の変更、パワーフォーカスのフォーカシング等に使用され、また、再生モード時には、コマ送り、コマ戻しに使用される。
【0041】
ホワイトバランススイッチ(以下、WBスイッチ)35は、記録モード時に、ホワイトバランスモードを変更する。ビューイレーズスイッチ(VIEW/ERASEスイッチ)36は、記録モード時には、押している直前に記録された画像が再生され、再生モード時には、コマ消去スイッチとして使用される。
【0042】
+/−スイッチ37は、記録モード時に、露出モードを変更する。フォーカススイッチ(FCSスイッチ)38は、記録モード時に、オートフォーカスあるいはパワーフォーカスモードを変更するために使用される。ストロボスイッチ(STBスイッチ)39は、記録モード時のストロボモード変更時に使用される。フルオート/マニュアルスイッチ(F−AUTO/MANUALスイッチ)40は、条件設定を自動的に行なうモードと、手動で設定するモードとを切り換える。ドライブスイッチ(DRVスイッチ)41は、連写等の記録スピードモードの変更に使用され、再生モード時には、再生スピードを変更する。
【0043】
モードスイッチ(MODEスイッチ)42は、記録モード時に、圧縮モード、非圧縮モードを設定し、再生モードでは、外部端子から出力されるビデオ信号にキャラクタ表示信号を重畳するオンスクリーンモードの指示等を行なう。タイムスイッチ(TIMEスイッチ)43は、時間の設定やブザーのオンオフ操作するために使用される。パワースイッチ(POWERスイッチ)44は、カメラのオンオフ操作に使用される。トリガスイッチ45は、撮影動作を指示したり、画像送信時の送信開始用に使用される。
【0044】
上記各操作スイッチ群の更に下方の、カメラ本体縁部には、画像伝送時の送信(SEND)モードと受信(RECEIVE)モードとの切り換えに使用される送信/受信切り換えスイッチ46と、送信時に用いる伝送モードと記録時に用いるカメラモードとを切り換える伝送/カメラ切り換えスイッチ47とが配設されている。この切換スイッチ47がカメラ側に設定されていると、切換スイッチ46の送信/受信に対応してそれぞれ再生/記録モードが設定されることになる。また、カメラのEVF17のための接眼部48が配設されている。
【0045】
以上の構成において、本発明は操作部14から入力される各種指令に基づいてシステム制御回路12が各部を制御し、シリアルインタフェース回路20を介して、例えば、電話回線を用いて画像情報等の授受を行なう機能を有する。以下、本発明による画像取扱装置の実施例の動作を上述電子スチルカメラに適用した例について説明する。
【0046】
カメラで撮像して得られた画像情報を送信する場合には、図5の伝送/カメラ切換スイッチ47を電話マーク側に設定した状態で、送信(SEND)/受信(RECEIVE)切換スイッチ46を送信側にセットして、送信モードに設定される。カメラは、後述するように、自動ダイヤル送信モードと自動応答モードに設定することができる。
【0047】
図6(A)と(B)には、伝送機能の送信モードと受信モードにおける表示例が示され、画面上の矢印の向きで送信モードと受信モードが表示されている。
【0048】
図7(A)と(B)には、ICメモリカードの画像をビデオ系のまま伝送する場合の送信画像選択時の表示例が示されている。図7(A)において、現在再生されている1コマ目の画像がモニター表示画面の背景(図示せず)に表示され、上部の表示:“SELECT PIC.”が送信コマ選択動作であることを示す。コマ送りのためのスイッチ14Cと14Dを操作して1コマ毎のコマ送りを行ない、送信画像を選択する。選択された画像が画面下部に一覧表示されている。
【0049】
図7(B)に示すLCD表示部18においては、上部に電話機マークに向かう矢印によって送信モード(TRANSMITと表示)であることが示され、中央部の枠内に現在選択、再生されているコマ番号“1”が、また、右端部には、コマ番号1の上記コマデータ量が“64”(キロバイト)として表示されている。送信したいコマを変更するときには、UPスイッチ33やDOWNスイッチ34を操作すれば良い。
【0050】
送信先選択動作におけるEVF17または外部モニターとLCD表示部18の画面表示例が図8(A)と(B)に、それぞれ示されている。送信先は、予め登録されており、登録送信先の中から、必要な送信先を選択する。
【0051】
図8(A)において、“SEND TO C−1”が登録番号1の送信先C−1を、“NAME:NIFTY”が当該送信先C−1の名前を、“HOST:NIF2”が送信先のシステムを、“LINT:TONE”がトーン回線であることを、また、“NO:0,223141”が送信先の電話番号を、それぞれ示している。このとき、図8(B)に示すように、表示部18の枠内には送信先“C−1”が表示されている。送信先の変更は、UPスイッチ33やDOWNスイッチ34の操作で行なわれる。
【0052】
図9(A)には、カメラからパソコンへの送信モードにおいて、変換されたPC系画像ファイルを送信する際、送信画像ファイルの選択時のファインダー内または外部モニターでの表示例を示し、*が選択画像を示し、相手先がパソコンであることを判別し、後述するサムネイル(THM)、JPEGファイルを送信する。送信モードとしては、図9(B)に示すように、JPEG圧縮ファイル/サムネイルファイル、JPEG圧縮ファイル/RGB非圧縮ファイル/RGB非圧縮ファイル、JPEG圧縮のモードがある。
【0053】
また、図10(A)には、カメラからカメラ(ビデオ機器)への送信モードで、記録したままのビデオ系の画像ファイルを送信する際の図9(A)と同様なファインダー内または外部モニターでの表示例を示す。相手先がビデオ機器であることを判別し、J6Iのファイルを送信する。図10(B)には、送信モードとしてJ6I圧縮ファイルが示されている。
【0054】
図11は本発明の実施例の記録モードでの動作処理手順を示すフローチャートである。先ず、トリガ1がONされるのを待って、つまり、レリーズボタンの1段目の押下を待って(ステップS1)、AF動作(ステップS2)及びAE動作を実行し(ステップS3)、媒体を確認する(ステップS4)。尚、本図以降のフローチャートの各処理ブロックの2辺部が太書され、影がつけてあるブロックはサブルーチンを示す。本例では、ICメモリカードとハードディスクカードの2枚のカードが装着可能とされているので、いずれのカードが装着されているかを確認する処理である。
【0055】
続いて、トリガ2がONされる(撮像されて画像信号が得られる)のを待って(ステップS5)、得られた画像信号をフレームメモリに書き込む(ステップS6)。次に、フレームメモリから読み出された画像データを圧縮処理等を施して、記録媒体カードに記録し(ステップS7)、DOS等での記録のためのファイル管理処理を実行した後(ステップS8)、カードの電源をOFFにして(ステップS9)、1枚の画像の記録が完了する。
【0056】
ステップS4における媒体の確認のサブルーチンは、図12のフローチャート手順に従って実行される。この確認は、ACアダプタ動作時のみ消費電源の大きなハードディスクカード(カードNo.2)への記録を許可し、バッテリー動作時にはICメモリカード(カードNo.1)への記録動作を行なわせるために必要である。
【0057】
先ず、図2の検出スイッチ25により、電源がACアダプタ動作かバッテリー動作かの確認を行ない(ステップS11)、バッテリ動作時には、ICメモリカードとしてのカードNo.1がアクティブ(装着されている)か否かが判断され(ステップS19)、アクティブでなければ、警告を発し(ステップS20)、アクティブであれば、電源VCC1(+5V)をONしてカードに供給して(ステップS21)、記録モードを確認する(ステップS22)。
【0058】
ステップS22において、記録モードが通常の記録モード(ビデオ系)であると判断されたときは、ビデオ系フォーマットを設定し(ステップS23)、確認処理が完了する。一方、ステップS11において、ACアダプタ動作であると判断された場合には、カードNo.2がアクティブか否かを判定する(ステップS12)。
【0059】
ここで、カードNo.2がOFFであれば(アクティブでなければ)、警告を行ない(ステップS13)、アクティブであれば、電源VCC2(+5V)をONしてカードに供給し(ステップS14)、記録モードを確認する(ステップS15)。ステップS15において、通常のPC系モードであれば、また、ステップS22において、記録モードが逆設定されていると判断されると、PC系フォーマットを設定し(ステップS16)、ハードディスクカードにPC系のフォーマットでの記録準備を行ない、ドライブを駆動(ON)し(ステップS17)、一定時間待って(ステップS18)、確認動作を完了する。尚、ステップS15において、記録モードが逆設定されている場合には、ステップS23の処理に移行する。こうして、充分にハードディスクカードが立ち上がった状態で、次の画像ファイルの記録を待つことになる。
【0060】
図13にはICメモリカードからハードディスクカードへのコピー処理手順のフローチャートガ示されている。
先ず、適用されている電源がAC電源かバッテリーかを判断し(ステップS31)、バッテリーであれば、ハードディスクカードへのコピー処理動作は行わないのでコピーモード不可表示を行ない(ステップS32)、処理を完了する。また、ステップS31において、AC電源であると判断されると、コピー動作が可能であるのでコピーモードをPC系ファイルへの変換後に行なうのかビデオ系ファイルのまま行なうかを判断する(ステップS33)。
【0062】
ステップS33において、変換後に行なうと判断されると、PC系のファイルに変換しながらハードディスクカードにコピーして(ステップS34)、処理を完了し、そのままコピーすると判断されると、ビデオ系ファイルのままハードディスクカードにコピーし(ステップS35)、処理を完了する。
【0063】
図14には、図13のステップS34におけるPC系のファイルへの変換を行ないながらのコピー動作のフローチャートが示されている。
先ず、ICメモリカードに記録されている各ファイルの形式を読み取り(ステップS41)、ファイルデータをロードして(ステップS42)、画像データは圧縮モードの画像データか否かを判断する(ステップS43)。ここで、圧縮モードであれば、JPEGで圧縮されているデータを伸張してY、Cr、Cbを得て(ステップS44)、ステップS45の処理に移行する。
【0064】
ステップS43において、圧縮モードでないと判断されると、そのままステップS45の処理に移行して、カメラ内蔵の圧縮伸張回路と専用ICにより、実際上のPC系の変換処理、PC系の画像ファイルへの変換処理(Y、Cr、CbをRGBに、また、アスペクト比を4:3から1:1に変換)を実行し、PC系ファイルとしてハードディスクカードにデータを記録する(ステップS46)。続いて、DOSフォーマットでの記録のため、ファイル管理処理を実行し(ステップS47)、指定ファイルについての変換処理が完了したか否かを判断する(ステップS48)。このとき、完了していなければ、ステップS41の処理に戻り、完了したと判断されると処理を終了する。複数ある場合には、上記処理を繰り返すことになる。
【0065】
次に、上記コピーモード処理を図15のフローチャートを参照して説明する。本コピー処理は、単純なコピーであり、ICメモリカードから読み取ったデータの各ファイルの形式を読み(ステップS51)、ファイルデータをロードし(ステップS52)、ビデオ系のファイルとしてハードディスクカードにデータを記録し(ステップS53)、ハードディスクカード内にサブディレクトリを作ったり、カードの分類等を行なうDOSファイル管理処理を実行してコピーを行なう(ステップS54)。最後に、指定されたファイルのコピーが全て完了したか否かを判断し(ステップS55)、完了していないと判断されると、ステップS51の処理に戻り、完了していると判断されると処理を終了する。
【0066】
次に、上記伝送モード処理を図16に示すフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、適用電源がAC電源であるかバッテリであるかを判断し(ステップS61)、AC電源であると判断されると、送信相手がパソコンかビデオ機器かを判断する(ステップS63)。ここで、パソコンであると判断されると、PC系のファイルに変換されているハードディスクカード内のパソコン系ファイルに変換された画像ファイルを相手側に送信して(ステップS64)、また、送信相手がビデオ機器であると判断されると、ビデオ系ファイルのままICメモリカードから相手のビデオ機器に送信して処理を終了する(ステップS65)。一方、ステップS61において、バッテリ電源を使用していると判断されると、ハードディスクカードへのアクセスは行わないのでパソコンへの送信は不可である旨を表示して(ステップS62)、ステップS65の処理に移行する。
【0067】
図16のステップS64のパソコンへの送信処理を図17のフローチャートを参照しながら説明する。
最初に、送信する画像を選択し(ステップS71)、選択された画像データをメモリに記憶する(ステップS72)。次に、相手側との通信で、相手側が圧縮データを要求しているか、非圧縮データを要求しているか、つまり、送信モードを判断する(ステップS73)。ここで、圧縮データが要求されている場合には、圧縮ファイルをハードディスクカードの中から検索し(ステップS74)、PC系ファイルとして画像ファイルを相手側に送信する(ステップS76)。
【0068】
また、ステップS73において、非圧縮データが要求されていると判断されると、ハードディスクカードの中から非圧縮ファイルを検索し(ステップS75)、PC系の画像ファイルを送信する(ステップS76)、続いて、上述と同様にDOSファイル管理処理を実行し(ステップS77)、指定されているファイルが全部伝送完了されたか否かを判断し(ステップS78)、完了していなければステップS76の処理に戻り、完了していれば処理を終了する。
【0069】
ビデオ機器への送信は、図18にそのフローチャートを示すように、ICメモリカード内の画像ファイルをそのまま送信することになるが、画像選択後(ステップS81)、選択された画像ファイル(情報)をメモリに記憶し(ステップS82)、記憶された画像ファイルをビデオ系のファイルとしてICカードメモリから送信する(ステップS83)。その後、上述と同様にファイル管理処理を実行し(ステップS84)、指定されている全てのファイルの送信が完了したか否かを判断し(ステップS85)、完了していなければ、ステップS83の処理に戻り、完了していれば、処理を終了する。
【0070】
図19には、本発明の実施例において、ICメモリカード11とハードディスクカード22の2つの記録媒体を実装する場合(2スロット構成)の付加回路例が示されている。付加回路としては、従来のICメモリカードを装着する装置に対して、ハードディスクカードをアクセスするためのバスバッファ100を一つ追加するだけで基本的には足りる。すなわち、通常、両方のメモリカード11と22を同時にアクセスすることはないので、どちらかのカードのみをアクセスするためのバスバッファ100を設けるだけで2スロット構成のカメラや記録再生装置が実現できる。
【0071】
以下、パソコンの画像ファイルとビデオ系の画像ファイルの構造を説明する。ビデオ系画像ファイルは、図20に示すように、ファイルヘッダーと画像データ本体から構成されている。アドレス0200hから画像ファイルの終わりまでが画像データ本体で、JPEGの圧縮された画像データである。。また、0000h〜0200hまでがビデオ系の信号形態の種類を表わすための情報等を入れるためのヘッダー部分で、フレーム記録、フィールド記録の種別、画像データの画素数、符号化方式、記録画像に関する情報等が書き込まれている。したがって、このヘッダーを見ることによって画像データの構成が判別され、高速再生が可能となる。非圧縮のデータは、0200hから画像データ本体が始まり、マーカーがなく、ファイルの終わりまでが圧縮されないY色差の画像データそのものである。
【0072】
実際の画像データの細かい映像信号系としての規格値の例が図21に示されている。画像モードの構成:Y/Cb/Cr、白レベルが213、黒レベルが0、コンポーネント格納順番:Y−Cb−Cr、水平画素数:768ドット、垂直画素数:480または240ドットである。尚、フレーム記録が480ドットで、フィールド記録が240ドットとされる。また、γが0.45、JPEGのハフマンテーブル推奨テーブルを使うという内容が、ヘッダー情報として格納されている。JPEGデータ本体も上述規則に基づいて書き込まれている。
【0073】
図22は、非圧縮データの配置例を示す。水平及び垂直画素数が最も少ないコンポーネントの画素をサンプル比に応じた個数の画素とを組み合わせて一つの単位とする。例えば、Y/Cb/Crの3個のコンポーネントで、水平のY/C比が2:1で、垂直が1:1の場合には、図22(A)に示すような配置となる。このような画像の場合、図22(B)に示すような順番でデータは並べて記録される。
【0074】
次に、パソコン系画像ファイルの構成について説明する。
パソコン側の表示は、ノンインタレースであるためビデオ系のような画像構成(走査)の種類やビデオ系のようなヘッダーもなく、データの先頭に必要な情報が埋め込まれる。データそのものは、圧縮/非圧縮、RGB/JPEG/YMCK等の種類がある。
【0075】
図23(A)に示すように、圧縮画像データは、Y色差で構成されたデータをアスペクト比1:1でJPEGで圧縮したファイル(ファイルの拡張子がJPEG)となる。また、図23(B)に示すような非圧縮の場合は、RGBのアスペクト1:1の非圧縮画像データファイル、または図23(C)に示すような非圧縮でYMCKで構成されたアスペクト比1:1での画像データがパソコン系の標準的な画像データである。
【0076】
尚、パソコン系で画像データを使用する場合、画像データは非常に大きなデータであるため、パソコン系での扱いもかなり大変となる。そこで、例えば、圧縮画像データを高速表示する場合、圧縮データそのものを伸長して表示しているのでは時間がかかるために、前記サムネイルという代表画像という概念が使われる。これは、画像データサイズの1/10程度の画像データを、本来の画像データから間引いて作成して、いわゆる子画面として表示できるようなファイル形態にしたものである。
【0077】
したがって、伝送時、このサムネイルの画像ファイルと実際の圧縮データファイルの両方を送信することによりパソコン系では、このサムネイルの画像ファイルを見るだけで、この圧縮されているデータの画像ファイルがどんなものであるかを簡単且つ高速に表示できる。
【0078】
図24(A)にその例を示しており、圧縮データ以外にサムネイルのデータを付加したり、圧縮データと非圧縮データとサムネイルを組み合わして送信することも可能である。
【0079】
代表的なファイルフォーマットとしては、図24(B)に示すようなファイルフォーマットがある。TIFFは、DOSとMAC(アップルコンピュータ(株)社製オペレーテイングシステム)で使用されるファイルフォーマットで、BMP、DIBともいい、ウィンドウズで使用される。JPEG(JFIF)は、DOS、MACで使用される。また、RGBはDOSとMACで使用される。更に、PICTはMACで使用され、EPSはDOSとMACで使用されるような画像ファイルである。
【0080】
このような代表的な画像フォーマットにカメラが変換できるような構成にしておけば、伝送先でパソコンは何も処理を行なわなくても、送信したデータをそのまま画像として再生することできることになる。
【0081】
上述実施例の要旨構成のもつ効果を従来との比較のもとで以下列挙する。
(1)画像データを記録するための記録手段としてそのデータ記録フォーマットが互いに異なる少なくとも2つの第1の記録手段と第2の記録手段を適用可能とし、 前記第1又は第2の記録手段に対して画像データを記録するに際し、各記録手段に対応したデータ記録フォーマットに従って記録動作を行なうための制御手段を有する画像取扱装置。
一つの記録フォーマットにしか対応しないと、一つの系でしか記録した映像を扱えないが、本構成によれば、目的に合わせた記録フォーマットを選択して記録を行なうことで異なる再生系にて画像データを扱うことが可能となる。
【0082】
(2) 前記第1の記録手段及び第2の記録手段がそれぞれ機械的駆動系を有さない記録手段及び機械的駆動系を有する記録手段である(1)の画像取扱装置。記録手段によって消費電力が異なり同様には使用できないが、本構成によれば、記録手段の特徴を生かした使用方法が設定できる。
【0083】
(3)前記第1の記録手段及び/又は第2の記録手段は当該装置に対して着脱可能である(1)の画像取扱装置。
両方の記録手段を固定的に持つと、大きな装置になってしまうが、本構成によれば、着脱可能とすることで、片方は使用しなければ外しておける。
【0084】
(4)前記第1の記録手段に記録された画像データを前記第2の記録手段に記録するためのコピーモード設定手段と、
該コピーモード設定手段によりコピーモードが設定された際には前記画像データの記録フォーマットをコピー先のデータの記録フォーマットに変更して記録を行なうデータフォーマット変換手段とを有する(1)の画像取扱装置。
同じ記録フォーマットでコピーするだけでは他の装置で扱えないが、本構成によれば、他の装置で扱えるフォーマットに変換しながら第2の記録手段にコピーすることで様々な装置にて扱うことが可能となる。
【0085】
(5)前記第1の記録手段におけるデータ記録フォーマットが通常のビデオ系フォーマットであり、前記変換された第2の記録手段におけるデータ記録フォーマットがパソコンに適用可能なフォーマットである(4)の画像取扱装置。 ビデオ系フォーマットだけでは、パソコンでデータを扱えないが、本構成によれば、ビデオ系パソコン系両方のフォーマットを持つことで、様々な装置で扱うことが可能となる。
【0086】
(6)前記データフォマット変換手段により変換されるフォーマットの種類を複数種備え、前記複数種のフォーマットの中から一つのフォーマットを選択する選択手段を有する(4)の画像取扱装置。
パソコンのフォーマットが一つでないため一つのフォーマットでしか記録できないと扱える範囲が制限されてしまうが、本構成によれば、パソコンで使われる複数のフォーマットに対応することで幅広い使用が可能となる。
【0087】
(7)前記複数種のフォーマットの中から一つのフォーマットを指定するフォーマット指定モードと予め準備されている固定のフォーマットを設定するフォーマット固定モードとを選択切換するためのフォーマットモード切換手段を有する(6)の画像取扱装置。
色々なフォーマットを選択できるようになっているといつも選択操作をしなくてはならないが、本構成によれば、選択するモードと、代表的に使用するフォーマットを切り替えられれば操作が容易になる。
【0088】
(8)前記選択手段により選択されたフォーマットに係る情報を表示するための表示手段を有する(6)の画像取扱装置。
現在どのフォーマットに対応しているかわからないが、本構成によれば、フォーマットの情報を表示することで、操作が容易になる。
【0089】
(9)前記第1の記録手段の使用時と前記第2の記録手段の使用時とで、当該装置に供給される電源を異にする(1)または(2)の画像取扱装置。
一つの電源からしか動作しないと使い方が制限されてしまうが、本構成によれば、記録媒体によって電源を選択できることにより、有効な使用が可能となる。
【0090】
(10)前記第1の記録手段が一次又は二次電池で駆動され、前記第2の記録手段が交流商用電源で駆動される(1)または(2)の画像取扱装置。
記録媒体を電池でしか動作させられないと、消費電流の多い媒体が使用できないが、本構成によれば、バッテリ(BATT)とAC電源の両方で、駆動できるようにすることで、誤った使用方法を防ぐことが可能となる。
【0091】
(11)交流商用電源の接続を検出する接続検出手段と、
該接続検出手段の検出結果に基づいて前記第1の記録手段としての機械的駆動系を有さない記録手段から前記第2の記録手段としての機械的駆動系を有する記録手段に画像データの記録が行なわれることを許可する動作判別手段とを更に有する(1)の画像取扱装置。
メカ駆動の記録手段をバッテリ(BATT)で動作させるとすぐ消耗してしまうが、本構成によれば、交流電源の場合のみメカ駆動の記録手段を動作させるように制限することで誤った使用方法を防ぐことが可能となる。
【0092】
(12)前記画像取扱装置は、更に、画像データを送信及び受信するための画像伝送手段を有し、画像データ受信側のデータ記録フォーマットに対応した画像データを送信するための送信フォーマット指定手段を含む(1)の画像取扱装置。通常、記録側の記録したデータをそのまま送信するため、相手側は変換しないと扱えないが、本構成によれば、画像データの受信側に合わせたデータを送ることで、受信側は、そのまま扱うことが可能となる。
【0093】
(13)前記画像取扱装置は、更に、画像データを送信及び受信するための画像伝送手段を有し、画像データ受信側からの要求フォーマットを認識するためのフォーマット認識手段と、該認識手段により認識されたデータ記録フォーマットで画像データを送信する手段を含む(1)の画像取扱装置。
画像データを受信する側での最適なフォーマットが送信側では解からないが、本構成によれば、通信の開始時に、受信側にて最適なフォーマットを認識することにより、必要なフォーマットデータのみを送信することができる。
【0094】
(14)前記画像取扱装置は、更に、画像データを送信及び受信するための画像伝送手段を有し、画像データ受信側のデータ記録フォーマットに対応したフォーマットを複数種の中から一つまたは複数を指定するための指定モードと予め準備されている固定のフォーマットを設定するための固定モードとを選択切換するための切換手段を含む(1)の画像取扱装置。
いつも、相手とフォーマットのチェックを行なうと処理が遅くなるが、本構成によれば、予め相手の要求するフォーマットが明らかな場合は、確認せずに、データを送信することで、処理を単純にできる。
【0095】
(15)前記固定モードは、更に、予め準備されている全てのフォーマットが設定される全フォーマット固定モードと、特定の一つのフォーマットが自動的に設定される単一フォーマット固定モードを有する(14)の画像取扱装置。
相手が要求するフォーマットが、一つの場合と複数の場合とがあり、設定に時間がかかるが、本構成によれば、予め一つのフォーマットと、全部のフォーマットを切り替えられるようにすることで操作を容易にする。
【0096】
(16)前記画像取扱装置は、更に、画像データを送信及び受信するための画像伝送手段を有し、当該装置に供給される電源の種類に応じて、第1の記録手段乃至は第2の記録手段に記録されている画像データを選択的に送信するようにした(1)の画像取扱装置。
記録手段によって、消費電力が異なるため、電源の容量が少ないと伝送できなくなることがあるが、本構成によれば、電源の容量によって、記録手段の使用を制限し、誤った操作を防ぐ。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による画像取扱装置によれば、ビデオ系やパソコン系等の複数の処理系での高速処理が容易に行なえるとともに、大容量記録媒体と携帯に便利な比較的小容量の記録媒体の両媒体の適宜の使い分けが可能となるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオ系の信号フォーマットとパソコン(PC)系の信号フォーマット例を示す図である。
【図2】本発明による画像取扱装置の一実施例を示し、カメラへの適用例を示す構成ブロック図である。
【図3】本発明による画像取扱装置の他の実施例を示し、記録再生装置への適用例の構成ブロック図である。
【図4】本実施例の電子スチルカメラの外観図である。
【図5】本実施例の電子スチルカメラの操作部等の各種操作スイッチの配設状態を示す図である。
【図6】本発明の実施例における送信先選択動作における表示部の表示例を示す図である。
【図7】ICメモリカードの画像をビデオ系のまま伝送する場合の送信画像選択時の表示例を示す図である。
【図8】送信先選択動作における画面表示例を示す図である。
【図9】カメラからパソコンへの送信モードにおいて、変換されたPC系画像ファイルを送信する際の送信画像ファイルの選択時の表示例を示す図である。
【図10】カメラからカメラ(ビデオ機器)への送信モードにおいて、記録したままのビデオ系の画像ファイルを送信する際の表示例を示す図である。
【図11】本発明の実施例の記録モードでの動作処理手順を示すフローチャートである。
【図12】媒体の確認処理手順を示すフローチャートである。
【図13】ICメモリカードからハードディスクカードへのコピー処理手順を示すフローチャートである。
【図14】図13におけるPCファイルへの変換を行ないながらのコピー動作処理手順を示すフローチャートである。
【図15】コピーモード処理手順を示すフローチャートである。
【図16】伝送モード処理手順を示すフローチャートである。
【図17】パソコンへの送信処理手順を示すフローチャートである。
【図18】ビデオ機器への送信処理手順を示すフローチャートである。
【図19】ICメモリカード11とハードディスクカード22の2つの記録媒体を実装する場合(2スロット構成)の付加回路例を示す図である。
【図20】ビデオ系画像ファイルの構成を示す図である。
【図21】映像信号系としての規格値の例を示す図である。
【図22】非圧縮データの配置例を示す図である。
【図23】パソコン系画像ファイルの構成例を示す図である。
【図24】サムネイルを用いた代表的ファイルフォーマットの例を示す図である。
【符号の説明】
1 レンズ
2 CCD
3 撮像プロセス回路
4,25 A/Dコンバータ
5,7,9,26 セレクタ
6 RAM
8 圧縮・伸長ユニット
10,21 カードインタフェース回路
11 ICカードメモリ
12 システム制御回路
13 符号化制御回路
14 操作部
15 再生プロセス回路
16 D/Aコンバータ
17 EVF
18 LCD
19 通信制御回路
20 シリアルインタフェース回路
22 ハードディスクカード
23 DC/DCコンバータ
24 バッテリ
25 検出スイッチ
27 増幅器
31,32 ZOOMスイッチ
33 UPスイッチ
34 DOWNスイッチ
35 ホワイトバランススイッチ
36 VIEW/ERASEスイッチ
37 +/−スイッチ
38 フォーカススイッチ
39 ストロボスイッチ
40 FーAUTO/MANUALスイッチ
41 ドライブスイッチ
42 モードスイッチ
43 タイムスイッチ
44 パワースイッチ
45 トリガスイッチ
46 送信/受信スイッチ
47 電話/カメラスイッチ
48 接眼部
100 バスバッファ

Claims (1)

  1. 画像データを記録するための記録手段としてそのデータ記録フォーマットが互いに異なる少なくとも2つの第1の記録手段と第2の記録手段を適用可能とし、
    前記第1又は第2の記録手段に対して画像データを記録するに際し、各記録手段に対応したデータ記録フォーマットに従って記録動作を行なうための制御手段と、
    画像データを送信及び受信するための画像伝送手段を有し、
    当該装置に供給される電源の種類に応じて、第1の記録手段乃至は第2の記録手段に記録されている画像データを選択的に送信するようにしたことを特徴とする画像取扱装置。
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