JP3679429B2 - ファイル資源管理システムおよびその方法 - Google Patents

ファイル資源管理システムおよびその方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はファイル資源管理システムおよびその方法に関し、例えば、複数のコンピュータが接続されたネットワークにおいて、そのファイル資源を更新,新規配布,削除するファイル資源管理システムおよびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数のコンピュータなどが接続されたコンピュータネットワークが普及し、このネットワークを使用して情報のやり取りが行われている。この情報には、例えば文書,画像,数値データなどが含まれ、これらはネットワーク上ではファイルとして扱われる。また、これらの情報以外に、コンピュータネットワークを運用するためのデータや、各コンピュータがネットワークにアクセスするためのデータなどもファイルとして扱われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例においては、次のような問題点があった。
図1に示すようなコンピュータネットワークにおいて、それぞれのコンピュータが使用するファイル資源を管理する作業は非常に繁雑である。例えば、あるファイル資源が変更され、それを必要とするコンピュータの該当する資源を更新する場合や、新たなファイル資源が作成されて、それを必要とするコンピュータにそれを追加する場合など、資源管理者は、コンピュータ毎にそのファイル資源が必要か否かを確かめて、必要なコンピュータ毎にそれを更新する作業が必要になる。また、あるファイル資源が不要になり、そのファイル資源を削除する必要がある場合など、資源管理者は、コンピュータ毎にそのファイル資源があるか否かを確かめて、あれば削除する作業が必要になる。
【0004】
これらの問題を整理すると次のようになる。
(1)ファイル資源管理作業が増大する問題
上記のようなファイル資源管理方式においては、コンピュータ毎にファイル資源を配布または削除する作業は多大な工数を必要とし、操作ミスも生じやすい。これはファイル資源が多くなるほど、またファイル資源を使用するコンピュータが増加するほど、管理上の大きな問題になる。
【0005】
(2)ファイル資源管理の正確性の問題
次のような場合はファイル資源の配布および削除ができない。
・配布または削除先のコンピュータがオフまたはネットワークから分離されている
・配布または削除先のコンピュータが該当するファイル資源を使用している
・更新されたファイル資源サイズが元のファイル資源サイズより大きく、配布先コンピュータのハードディスクなどの空きスペースが、該当ファイル資源のサイズ増加分より少ない
上記のような場合、配布または削除先のコンピュータをオンしてもらったり、該当ファイル資源を必要とするすべてのユーザにその使用を中断してもらう、などの処置をとる必要がある。
【0006】
(3)ネットワーク運営上の問題
複数のコンピュータ一つ一つに対して、ファイル資源の配布または削除を行うのは、ネットワークの利用効率の観点から好ましくない。また、ネットワークの利用頻度が高い時間帯に、多量のファイル資源を転送することも運営上問題である。しかも、ファイル資源を使用するコンピュータの増加に従って、ネットワーク上を転送されるデータが増加する問題もある。
【0007】
(4)ファイル資源更新の問題
共通のファイル資源を使用するコンピュータ間で、ファイル資源の内容に差異が生じる場合がある。このような場合、資源管理者は、直ちにファイル資源を正しいものに更新する必要がある。
【0008】
本発明は、上述の問題を個々にあるいはすべて解決するためのものであり、例えば、ファイル資源管理作業の軽減および増大防止、ファイル資源管理の正確性の向上、ネットワーク利用効率の低下防止、ファイル資源更新の迅速化などを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0010】
本発明にかかるファイル資源管理システムは、資源管理手段および複数の中継管理手段を有し、ネットワークによって接続された複数のコンピュータのファイル資源を管理するファイル資源管理システムであって、前記資源管理手段は、前記複数の中継管理手段それぞれが管理するファイル資源の格納領域に関する情報を含む中継情報、および、前記複数の中継管理手段それぞれが必要とするファイル資源に関する情報を含む中継用資源管理情報を管理する第一の管理手段と、管理ユーザの前記ファイル資源の変更に関する指示に応じて、前記第一の管理手段が管理する前記中継用資源管理情報に基づき、前記複数の中継管理手段それぞれが変更すべきファイル資源に関する第一の更新情報を作成する第一の作成手段前記第一の更新情報が作成されると、その第一の更新情報および前記第一の管理手段が管理する前記中継情報に基づき、前記中継管理手段の第一の格納手段に格納されたファイル資源を変更する第一の変更手段と、前記第一の変更手段によってファイル資源を変更した中継管理手段に関して作成した前記第一の更新情報を、その中継管理手段に送信する送信手段とを有し、前記中継管理手段は、前記複数のコンピュータそれぞれが必要とするファイル資源に関するコンピュータ用資源管理情報を管理する第二の管理手段と、前記ファイル資源を格納する前記第一の格納手段と、前記資源管理手段から前記第一の更新情報を受信すると、その第一の更新情報および前記第二の管理手段が管理する前記コンピュータ用資源管理情報に基づき、前記複数のコンピュータそれぞれが変更すべきファイル資源に関する第二の更新情報を作成する第二の作成手段とを有し、前記複数のコンピュータはそれぞれ、前記ファイル資源を格納する第二の格納手段と、対応する前記中継管理手段が、当該コンピュータ用に前記第二の更新情報を作成したか否かを判定し、当該コンピュータ用に前記第二の更新情報が作成された場合は、その第二の更新情報および前記中継管理手段の前記第一の格納手段に格納されたファイル資源に基づき、前記第二の格納手段に格納したファイル資源を変更する第二の変更手段とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明にかかるファイル資源管理方法は、資源管理手段および複数の中継管理手段を有し、ネットワークによって接続された複数のコンピュータのファイル資源を管理するファイル資源管理方法であって、前記管理手段において、前記複数の中継管理手段それぞれが管理するファイル資源の格納領域に関する情報を含む中継情報、および、前記複数の中継管理手段それぞれが必要とするファイル資源に関する情報を含む中継用資源管理情報を管理し、管理ユーザの前記ファイル資源の変更に関する指示に応じて、前記中継用資源管理情報に基づき、前記複数の中継管理手段の更新情報を作成し、前記第一の更新情報が作成されると、その第一の更新情報および前記中継情報に基づき、前記中継管理手段の第一の格納手段に格納されたファイル資源を変更し、前記ファイル資源を変更した中継管理手段に関して作成した前記第一の更新情報を、その中継管理手段に送信し、前記中継管理手段において、前記複数のコンピュータそれぞれが必要とするファイル資源に関するコンピュータ用資源管理情報を管理し、前記資源管理手段から前記第一の更新情報を受信すると、その第一の更新情報および前記コンピュータ用資源管理情報に基づき、前記複数のコンピュータそれぞれが変更すべきファイル資源に関する第二の更新情報を作成し、前記複数のコンピュータそれぞれは、対応する前記中継管理手段が当該コンピュータ用に前記第二の更新情報を作成したか否かを判定し、当該コンピュータ用に前記第二の更新情報が作成された場合は、その第二の更新情報および前記中継管理手段の前記第一の格納手段に格納されたファイル資源に基づき、当該コンピュータの第二の格納手段に格納したファイル資源を変更することを特徴とする。
【0014】
【実施例】
以下、本発明にかかる一実施例のファイル資源管理システムを図面を参照して詳細に説明する。
図2は本実施例を説明するためのネットワークの構成例を示す図で、1はネットワークAに接続され資源管理者用に設定された資源管理者用コンピュータである。
【0015】
5aは中継管理用コンピュータで、ネットワークBに接続され、ネットワークBに接続されユーザ用に設定されたユーザ用コンピュータ2a,…,2nのファイル資源の中継管理を行う。
5nは中継管理用コンピュータで、ネットワークNに接続され、ネットワークNに接続されユーザ用に設定されたユーザ用コンピュータ3a,…,3nのファイル資源の中継管理を行う。
【0016】
なお、これらのコンピュータは同一のものであっても、種類の異なるものであってもよく、その用途は稼働するソフトウェアによって設定されるものである。また、図2に示すネットワークにはファイルサーバ,クライアントコンピュータ,リーダ・プリンタなどが接続されることは言うまでもないし、これら複数のネットワークA,B,…,Nがリピータ,ルータ,ブリッジなどが介して相互に接続される場合もある。また、相互に接続されたネットワークが異なるプロトコルの場合は、そのネットワーク間にゲートウェイを配置する場合もあるが、これらは本実施例の説明に直接必要ないので省略する。
【0017】
次に、本実施例の各プロセスを説明する。
図3は資源管理者用コンピュータにおけるファイル資源の更新,新規配布,削除指示の一例を示すフローチャートで、資源管理者の指示によって、資源管理者用コンピュータ1が実行するものである。
また、図4は中継管理用コンピュータ名が登録された中継情報の一例を示す図で、中継管理用コンピュータ名に対応してその中継管理用コンピュータが、ファイル資源を格納する領域名と、中継管理するユーザ用コンピュータのCPU種別とが登録されている。図5は中継管理用コンピュータが必要とするファイル資源が登録された資源管理情報の一例を示す図である。これらの情報は資源管理者用コンピュータ1が管理している。
【0018】
また、図6は資源管理者用コンピュータ1が作成する中継管理用コンピュータ更新情報の一例で、中継管理用コンピュータそれぞれに対応する配布情報と削除情報とを含む。
ステップS1で、資源管理者から更新,新規配布または削除するファイル名の指定を受ける。なお、指定するファイル名は、一つでも複数でも、あるいはディレクトリやフォルダ名などでもよいが、以下ではすべて「更新ファイル名」と呼ぶ。
【0019】
次に、ステップS2で、更新ファイル名に誤りがないかチェックして、誤りがあればステップS3でエラーメッセージを表示した後、この処理を終了する。
更新ファイル名に誤りがなかった場合はステップS4で、図4の中継情報から中継管理用コンピュータ名を取出し、ステップS5で、取出した中継管理用コンピュータ名と図5の資源管理情報とに基づいて、その中継管理用コンピュータに更新ファイル名のファイル資源が必要か否かを判定して、図6の中継管理用コンピュータ更新情報を作成する。なお、図6の更新情報は、ファイル名aaa,ccc,ddd,hhh,kkkの配布が指定され、ファイル名lll,ppp,qqqの削除が指定された場合の例である。
【0020】
次に、ステップS6で中継情報を調べて、すべての中継管理用コンピュータの更新情報を作成したか否かを判定し、未了であればステップS4へ戻り、完了であればこの処理を終了する。
なお、以上の説明では、資源管理者が更新ファイル名だけを指示する例を示したが、更新ファイル名に加えて、特定の中継管理用コンピュータやユーザ用コンピュータ名も指定することもできる。
【0021】
図7は中継管理用コンピュータのファイル資源更新処理の一例を示すフローチャートで、資源管理者用コンピュータ1が実行するものである。
まず、ステップS11で図4の中継情報によって中継管理用コンピュータ名を取出し、ステップS12で取出した中継管理用コンピュータ名に対応する更新情報(図6)が存在するか否かを判定して、存在しない場合はステップS20へ進む。
【0022】
対応する更新情報が存在する場合はステップS13で、その更新情報にファイル資源の削除が指示されているかチェックして、指示されていればステップS14で中継管理コンピュータのそのファイル資源を削除する。
続いて、ステップS15で、更新情報にファイル資源の更新または新規配布が指示されているかチェックして、指示されていなければステップS21へ進む。
【0023】
ファイル資源の更新または新規配布が指示されている場合、ステップS16で、中継管理コンピュータの資源格納領域にそれらのファイル資源を格納することができるか否かをチェックして、例えば空き容量が少なくて格納できない場合などはステップS17でエラーメッセージを表示した後、ステップS11へ戻る。ファイル資源の更新または新規配布が可能な場合はステップS18で、ファイル資源のカスタマイズが必要か否かを調べて、必要であればファイル資源をカスタマイズする。これは、例えば、更新情報(図6)にファイル名とともに登録されたCPU種別に応じて、転送するファイル資源の形式、例えば文字コード(例えば漢字コードのシフトJISやEUCなど)や制御コード(例えば改行コードやEOFコードなど)などを変更するものである。
【0024】
続いて、ステップS19で中継管理用コンピュータへファイル資源を転送する。ここで、ファイル資源を転送された中継管理用コンピュータは、例えば、転送されたファイル資源のサイズと、資源管理者用コンピュータ1から通知された同ファイル資源のサイズとを比較して、サイズが異なるファイル資源は転送が失敗したものと判断して、そのファイル名を資源管理者用コンピュータ1へ通知する。なお、この判断はSUMやCRCによって行えることは言うまでもない。
【0025】
資源管理者用コンピュータ1は、ステップS20で中継管理用コンピュータからの応答を判定して、ファイル名が通知された場合はステップS19へ戻り、そのファイル名のファイル資源を再度転送する。
ファイル資源の転送や削除が終了すると、ステップS21で中継管理コンピュータへそのコンピュータの更新情報を転送し、ステップS22ですべての中継管理用コンピュータのファイル資源更新処理が終了したか否かを判定して、未了であればステップS11へ戻り、完了であればこの処理を終了する。
【0026】
図8は中継管理用コンピュータが実行するユーザ用コンピュータの更新情報作成処理の一例を示すフローチャートである。
また、図9はユーザ用コンピュータ名が登録されたユーザ情報の一例を示す図で、ユーザ用コンピュータ名に対応してそのユーザ用コンピュータのファイル資源を格納する領域名およびCPU種別が登録されている。図10はユーザ用コンピュータが必要とするファイル資源が登録されたユーザ用資源管理情報の一例を示す図である。これらの情報は中継管理用コンピュータが管理している。
【0027】
また、図11は中継管理用コンピュータが作成するユーザ用コンピュータ更新情報の一例で、ユーザ用コンピュータそれぞれに対応する配布情報と削除情報とを含む。
中継管理用コンピュータは、ステップS31でユーザ情報(図9)からユーザ用コンピュータ名を取出し、ステップS32で、ユーザ用資源管理情報(図10)および資源管理者用コンピュータ1から転送された更新情報(図6)に基づいて、取出したユーザ用コンピュータ名に対応する更新情報(図11)を作成する。なお、このとき、図3に示したプロセスで同じファイル名が重複して指定されていた場合、重複するファイル名を削除するので、ユーザ用コンピュータへ同一ファイル資源が重複して転送されたり、同一ファイル資源を繰返し削除しようとするようなことは起きない。
【0028】
続いて、ステップS33で、すべてのユーザ用コンピュータの更新情報の作成が終了したか否かを判定して、未了であればステップS31へ戻り、完了であればステップS34で、資源管理者用コンピュータ1から転送された更新情報を削除した後、この処理を終了する。
図12はユーザ用コンピュータのファイル資源更新処理の一例を示すフローチャートで、ファイル資源を使用するプロセスを実行する前に、ユーザ用コンピュータが実行するものである。
【0029】
ユーザ用コンピュータは、ステップS41で、自分のファイル資源を中継管理する中継管理用コンピュータに自分の更新情報があるか否かをチェックして、更新情報がなければこの処理を終了する。
自分の更新情報がある場合はステップS42で、その更新情報にファイル資源の削除が指示されているかチェックして、指示されていればステップS43でそのファイル資源を削除する。
【0030】
続いて、ステップS44で、更新情報にファイル資源の更新または新規配布が指示されているかチェックして、指示されていなければステップS49へ進む。ファイル資源の更新または新規配布が指示されている場合、ステップS45で、自分の資源格納領域にそれらのファイル資源を格納することができるか否かをチェックして、例えば空き容量が少なくて格納できない場合などはステップS46で、エラーメッセージを表示するとともに、資源管理者用コンピュータ1へエラーメッセージを送った後、この処理を終了する。
【0031】
ファイル資源の格納が可能な場合はステップS47で、更新情報に基づいて、中継管理用コンピュータからファイル資源を読込んで自分の資源格納領域に保存し、ステップS48で、例えば、読込んだファイル資源のサイズと、中継管理用コンピュータから通知された同ファイル資源のサイズとを比較して、ファイル資源の読込みが正常に行われたかを判定し、正常でない場合はステップS47へ戻って、正常に読込めなかったファイル資源を再度読込む。なお、この判断はSUMやCRCによって行えることは言うまでもない。
【0032】
ファイル資源の読込みや削除が終了すると、ステップS49で中継管理コンピュータに格納された自分の更新情報を削除した後、この処理を終了して、ファイル資源を使用するプロセスを実行することになる。勿論、ファイル資源の更新が失敗した場合はそのプロセスを実行せずに、資源管理者などによって適切な処置が施されるのを待つことになる。
【0033】
図13は更新情報およびファイル資源の流れの具体的例を示す図である。なお、説明を簡略化するために、同図には、資源管理者用コンピュータ1、中継管理用コンピュータ5aおよびユーザ用コンピュータ2aだけを示した。同図において、資源管理者用コンピュータ1は、中継情報21および資源管理情報22から中継管理用コンピュータの更新情報23を作成する。そして、この更新情報23に基づいて、例えば中継管理用コンピュータ5aのファイル資源を更新する。具体的には、外部記憶装置15などに格納されたファイル資源から指示されたファイル資源を削除させ、外部記憶装置11などに格納されたファイル資源から指示されたファイル資源を転送し、さらに、更新情報23中の中継管理用コンピュータ5aに対応する部分23'だけを転送する。
【0034】
ファイル資源の更新が施され、更新情報23'を受信した中継管理用コンピュータ5aは、更新情報23',ユーザ情報24およびユーザ資源管理情報25からユーザ用コンピュータの更新情報26を作成する。
例えばユーザ用コンピュータ2aは、中継管理用コンピュータ5aに格納された更新情報26を調べて、自分に対応する更新情報がある場合は、その更新情報に基づいて、外部記憶装置12などに格納されたファイル資源から指示されたファイル資源を削除し、さらに、外部記憶装置15などに格納されたファイル資源から指示されたファイル資源を読込んで、外部記憶装置12などへ格納する。
【0035】
なお、中継情報21,資源管理情報22および更新情報23などは、図3や図7に示した処理などを実行する資源管理者用プログラムとともに、資源管理者用コンピュータ1に接続された外部記憶装置11などに格納される。また、ユーザ情報24,ユーザ資源管理情報25および更新情報23'などは、図8に示した処理などを実行する中継管理用プログラムとともに、各中継管理用コンピュータに接続された外部記憶装置などに格納される。また、図9に示した処理などを実行するユーザ資源管理用プログラムは、各ユーザ用コンピュータに接続された外部記憶装置などに格納される。
【0036】
このように、本実施例によれば、ファイル資源管理を行うコンピュータの更新情報の作成および更新と、ファイル資源を使用するコンピュータの更新情報の作成と、ファイル資源を使用するコンピュータのファイル資源の更新とを、それぞれ別のプロセスで実行することができる。具体的には、ファイル資源管理者用コンピュータは、中継管理用コンピュータの更新情報を作成し、そのファイル資源を更新する。中継管理用コンピュータはユーザ用コンピュータの更新情報を作成する。ユーザ用コンピュータは、中継管理用コンピュータが作成した更新情報に基づいて、自分のファイル資源を更新することになる。
【0037】
従って、ファイル資源を管理する情報(更新情報)は、資源管理者用コンピュータと各中継管理用コンピュータとに階層化されて管理されることになり、資源管理者用コンピュータは、中継管理用コンピュータさえ管理すればよく、ユーザ用コンピュータを管理する必要はない。また、中継管理用コンピュータはユーザ用コンピュータだけを管理すればよい。
【0038】
このようなファイル資源の管理方法は、上述したような三階層に限定されるものではなく、任意の階層数に容易に拡張することができる。図14はファイル資源管理を四階層に拡張したファイル資源管理システムおよびその方法の一例を示す図である。詳細な説明は省略するが、資源管理者用コンピュータは第一次中継管理用コンピュータを、第一次中継管理用コンピュータは第二次中継管理用コンピュータを、第二次中継管理用コンピュータはユーザ用コンピュータをそれぞれ管理する。また、ユーザ用コンピュータを例えば第三層と第五層などのように、異なる階層に配置することができるのは言うまでもない。
【0039】
以上説明したように、本実施例によれば次のような効果を得ることができる。
(1)ファイル資源の更新,削除ツールを完全に自動化することができ、ファイル資源管理作業を大幅に軽減することができる
(2)中継管理用コンピュータを設けることにより、ファイル資源管理がより細分化され、ユーザ用コンピュータにおけるファイル資源の利用を中断することなく、ファイル資源管理が可能になる
(3)ユーザ用コンピュータの増加に比例して、ファイル資源管理に関する作業量が増加することはない
(4)ユーザ用コンピュータの増加に比例して、ファイル資源管理に関するトラッフィクがネットワーク全体で増加することはない
(5)ファイル資源管理作業中に、すべてのユーザ用コンピュータの電源が投入されている必要はなく、ファイル資源管理の正確性が向上する
(6)更新情報作成プロセスと更新プロセスとを分離することにより、更新ファイル名の指定や更新情報の作成は通常の時間帯に行い、ファイル転送などを伴う作業はネットワークのトラフィックが低下する例えば夜間や休日に行うことができ、資源管理者は日時を選ばずに作業ができ、ネットワーク運営上の問題を解決することができる
(7)ユーザ用コンピュータ毎の更新情報を作成し、ファイル資源を利用するプロセスを開始する前に、その更新情報に基づいて自動的に更新を行うので、各ユーザ用コンピュータの更新漏れがなく、すべてのユーザ用コンピュータ上で同一バージョンのファイル資源を管理できる
(8)ファイル資源の転送に先立って、ファイル資源格納領域の空き状態を調べるので、格納容量不足によるトラブルを避けることができる
(9)必要に応じてファイル資源を自動的にカスタマイズするので、ファイル資源変更作業が不要であり、ファイル資源更新作業中の変更ミスによるトラブルを避けることができる
(10)ファイル資源の転送が正常に行われたかを検査するので、転送ミスによるトラブルを避けることができる
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0040】
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、例えば、ファイル資源管理作業の軽減および増大防止、ファイル資源管理の正確性の向上、ネットワーク利用効率の低下防止、ファイル資源更新の迅速化などを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピュータネットワークの一例を示す図である。
【図2】本発明にかかる一実施例のファイル資源管理システムおよびその方法を説明するためのネットワークの構成例を示す図である。
【図3】資源管理者用コンピュータにおけるファイル資源の更新,新規配布,削除指示の一例を示すフローチャートである。
【図4】中継管理用コンピュータ名が登録された中継情報の一例を示す図である。
【図5】中継管理用コンピュータが必要とするファイル資源が登録された資源管理情報の一例を示す図である。
【図6】資源管理者用コンピュータが作成する中継管理用コンピュータ更新情報の一例である。
【図7】中継管理用コンピュータのファイル資源更新処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】本実施例の中継管理用コンピュータが実行するユーザ用コンピュータの更新情報作成処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】ユーザ用コンピュータ名が登録されたユーザ情報の一例を示す図である。
【図10】ユーザ用コンピュータが必要とするファイル資源が登録されたユーザ用資源管理情報の一例を示す図である。
【図11】中継管理用コンピュータが作成するユーザ用コンピュータ更新情報の一例である。
【図12】ユーザ用コンピュータのファイル資源更新処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】更新情報およびファイル資源の流れの具体的例を示す図である。
【図14】ファイル資源管理を四階層に拡張したファイル資源管理システムおよびその方法の一例を示す図である。

Claims (10)

  1. 資源管理手段および複数の中継管理手段を有し、ネットワークによって接続された複数のコンピュータのファイル資源を管理するファイル資源管理システムであって、前記資源管理手段は、
    前記複数の中継管理手段それぞれが管理するファイル資源の格納領域に関する情報を含む中継情報、および、前記複数の中継管理手段それぞれが必要とするファイル資源に関する情報を含む中継用資源管理情報を管理する第一の管理手段と、
    管理ユーザの前記ファイル資源の変更に関する指示に応じて、前記第一の管理手段が管理する前記中継用資源管理情報に基づき、前記複数の中継管理手段それぞれが変更すべきファイル資源に関する第一の更新情報を作成する第一の作成手段
    前記第一の更新情報が作成されると、その第一の更新情報および前記第一の管理手段が管理する前記中継情報に基づき、前記中継管理手段の第一の格納手段に格納されたファイル資源を変更する第一の変更手段と
    前記第一の変更手段によってファイル資源を変更した中継管理手段に関して作成した前記第一の更新情報を、その中継管理手段に送信する送信手段とを有し、前記中継管理手段は、
    前記複数のコンピュータそれぞれが必要とするファイル資源に関するコンピュータ用資源管理情報を管理する第二の管理手段と、
    前記ファイル資源を格納する前記第一の格納手段と、
    前記資源管理手段から前記第一の更新情報を受信すると、その第一の更新情報および前記第二の管理手段が管理する前記コンピュータ用資源管理情報に基づき、前記複数のコンピュータそれぞれが変更すべきファイル資源に関する第二の更新情報を作成する第二の作成手段とを有し、前記複数のコンピュータはそれぞれ、
    前記ファイル資源を格納する第二の格納手段と、
    対応する前記中継管理手段が、当該コンピュータ用に前記第二の更新情報を作成したか否かを判定し、当該コンピュータ用に前記第二の更新情報が作成された場合は、その第二の更新情報および前記中継管理手段の前記第一の格納手段に格納されたファイル資源に基づき、前記第二の格納手段に格納したファイル資源を変更する第二の変更手段とを有することを特徴とするファイル資源管理システム。
  2. 前記第一の変更手段は、前記ファイル資源を変更する前記中継管理手段に応じて、その中継管理手段の前記第一の格納手段に格納されたファイル資源をカスタマイズしてから、前記ファイル資源を変更することを特徴とする請求項1に記載されたファイル資源管理システム。
  3. 前記第一の変更手段によるファイル資源の変更は、前記中継管理手段の前記第一の格納手段に格納されたファイル資源の削除および更新、並びに、前記第一の格納手段への新たなファイル資源の追加のうち少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載されたファイル資源管理システム。
  4. 前記第一の変更手段は、前記第一の格納手段のファイル資源の変更が不可能な場合はエラー情報を出力することを特徴とする請求項1に記載されたファイル資源管理システム。
  5. 前記第二の変更手段は、前記第二の格納手段のファイル資源変更が不可能な場合エラー情報を出力することを特徴とする請求項1に記載されたファイル資源管理システム。
  6. 資源管理手段および複数の中継管理手段を有し、ネットワークによって接続された複数のコンピュータのファイル資源を管理するファイル資源管理方法であって、前記管理手段において、
    前記複数の中継管理手段それぞれが管理するファイル資源の格納領域に関する情報を含む中継情報、および、前記複数の中継管理手段それぞれが必要とするファイル資源に関する情報を含む中継用資源管理情報を管理し、
    管理ユーザの前記ファイル資源の変更に関する指示に応じて、前記中継用資源管理情報 に基づき、前記複数の中継管理手段の更新情報を作成し、
    前記第一の更新情報が作成されると、その第一の更新情報および前記中継情報に基づき、前記中継管理手段の第一の格納手段に格納されたファイル資源を変更し、
    前記ファイル資源を変更した中継管理手段に関して作成した前記第一の更新情報を、その中継管理手段に送信し、前記中継管理手段において、
    前記複数のコンピュータそれぞれが必要とするファイル資源に関するコンピュータ用資源管理情報を管理し、
    前記資源管理手段から前記第一の更新情報を受信すると、その第一の更新情報および前記コンピュータ用資源管理情報に基づき、前記複数のコンピュータそれぞれが変更すべきファイル資源に関する第二の更新情報を作成し、前記複数のコンピュータそれぞれは、
    対応する前記中継管理手段が当該コンピュータ用に前記第二の更新情報を作成したか否かを判定し、
    当該コンピュータ用に前記第二の更新情報が作成された場合は、その第二の更新情報および前記中継管理手段の前記第一の格納手段に格納されたファイル資源に基づき、当該コンピュータの第二の格納手段に格納したファイル資源を変更することを特徴とするファイル資源管理方法。
  7. 前記資源管理手段による前記ファイル資源の変更は、前記ファイル資源を変更する前記中継管理手段に応じて、その中継管理手段の前記第一の格納手段に格納されたファイル資源をカスタマイズしてから、前記ファイル資源を変更することを特徴とする請求項6に記載されたファイル資源管理方法。
  8. 前記資源管理手段による前記ファイル資源の変更は、前記中継管理手段の前記第一の格納手段に格納されたファイル資源の削除および更新、並びに、前記第一の格納手段への新たなファイル資源の追加のうち少なくとも一つであることを特徴とする請求項6に記載されたファイル資源管理方法。
  9. さらに、前記資源管理手段において、前記第一の格納手段のファイル資源の変更が不可能な場合はエラー情報を出力することを特徴とする請求項6に記載されたファイル資源管理方法。
  10. さらに、前記複数のコンピュータそれぞれにおいて、前記第二の格納手段のファイル資源変更が不可能な場合はエラー情報を出力することを特徴とする請求項6に記載されたファイル資源管理方法。
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