JP2008192058A - ファイルのリモートコピー装置、方法およびプログラム - Google Patents

ファイルのリモートコピー装置、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが任意のコピー元ホストから、複数の任意のコピー先ホストへファイルをリモートコピーする場合に、コピー元ホストに負荷が集中せず、かつ、高速なリモートファイルコピー方式を提供すること。
【解決手段】ファイルをコピー元のホスト0から複数台のコピー先のホストi(i=1〜n)へリモートコピーする方法であって、前記コピー元のホスト0において前記ファイルを複数の断片ファイルに分割する工程と、前記断片ファイルを前記ホストiから前記ホストi+1(i=0〜n−1)へバケツリレーによってコピーする工程と、前記コピー先のホストi(i=1〜n)において前記断片ファイルを結合する工程と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明はファイルのリモートコピー装置、方法およびプログラムに関し、特に1つのホストから複数のホストに対してファイルをリモートコピーする装置、方法およびプログラムに関する。
ファイルを1つのホストから複数のホストへコピーする場合の方式として、ユニキャスト方式またはマルチキャスト方式がある。
ユニキャスト方式においては、サイズの大きいファイルをネットワーク接続された複数のホストへ同時にコピーする場合、コピー元ホストからコピー先の各ホストに対し、それぞれ接続を張らねばならないため、コピー元ホストに負荷が集中する問題がある。
一方、マルチキャスト方式においては、ネットワークおよびホスト上のソフトウェアがマルチキャスト通信に対応している必要があり、導入コストが高いという問題がある。
ファイルのリモートコピー処理の際の負荷を分散する技術として、特許文献1において開示されているように、記憶装置自体にリモートコピーの仕組みを備える方式がある。
また、マスタファイルを分割してコピーした際に、コピーが正しく行われたか否かについて容易に検証する目的で、ファイルのリモートコピーの際にファイルの分割と結合を行う方法が、特許文献2において開示されている。
特開2004−145855号公報 特開2000−259470号公報
特許文献1において開示された方式は、記憶装置自体にリモートコピーの仕組みを備えるものであって、ユーザがコピー元ホストおよびコピー先ホストを、自在に指定することができない。
したがって、ユーザが任意のコピー元ホストから、複数の任意のコピー先ホストへファイルをリモートコピーする場合に、コピー元ホストに負荷が集中せず、かつ、高速なリモートファイルコピー方式を提供することが課題となる。
本発明の第1の視点に係るリモートファイルコピー方法は、ファイルをコピー元のホスト0から複数台のコピー先のホストi(i=1〜n)へリモートコピーする方法であって、(a)前記コピー元のホスト0において前記ファイルを複数の断片ファイルに分割する工程と、(b)前記断片ファイルを前記ホストiから前記ホストi+1(i=0〜n−1)へバケツリレーによってコピーする工程と、(c)前記コピー先のホストi(i=1〜n)において前記断片ファイルを結合する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の第2の視点に係るリモートファイルコピープログラムは、ファイルをコピー元のホスト0から複数台のコピー先のホストi(i=1〜n)へリモートコピーする処理をコンピュータに実行させるリモートコピープログラムであって、(a)前記コピー元のホスト0において前記ファイルを複数の断片ファイルに分割する処理と、(b)前記断片ファイルを前記ホストiから前記ホストi+1(i=0〜n−1)へバケツリレーによってコピーする処理と、(c)前記コピー先のホストi(i=1〜n)において前記断片ファイルを結合する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第3の視点に係るリモートファイルコピー装置は、ファイルをコピー元のホスト0から複数台のコピー先のホストi(i=1〜n)へリモートコピーする装置であって、前記ファイルを複数の断片ファイルに分割する手段と、前記断片ファイルを前記ホストiから前記ホストi+1(i=0〜n−1)へバケツリレーによってコピーする手段と、前記断片ファイルを結合する手段と、を備えたことを特徴とする。
第1の展開形態のリモートファイルコピー方法は、前記第1の視点における前記コピー工程(b)において、前記断片ファイルのバケツリレーによるコピーがパイプライン式に行われることを特徴とする。
第2の展開形態のリモートファイルコピー方法は、前記第1の視点における前記コピー工程(b)において、前記ホストj(j=i+1〜n)のリストを送付する工程と、
前記リストを参照して前記断片ファイルをコピーする工程と、を含むことを特徴とする。
第3の展開形態のリモートファイルコピー方法は、前記第1の視点における前記コピー工程(b)において、前記断片ファイルの結合先ファイルにおける結合位置を示す情報を送付する工程を含み、前記第1の視点における前記結合工程(c)において、前記断片ファイルの結合位置情報と、前記結合先ファイルのサイズが一致することを確認する工程を含むことを特徴とする。
本発明に係るファイルのリモートコピー方法によって、ユーザが任意のコピー元ホストから複数の任意のコピー先ホストへサイズの大きなファイルを同時にリモートコピーする場合であっても、コピー元のホストに負荷が集中することがなく、かつ、複数のホストへのリモートコピーを高速に行うことができる。
また、本発明に係るファイルのリモートコピー方法は、コンピュータのOS上のソフトウェアとして、提供することができる。
また、本発明に係るファイルのリモートコピー方法では、ユーザからの要求に応じて、ファイルがリモートコピーされるため、ディスクを浪費しない。
さらに、本発明に係るファイルのリモートコピー方法は、オーバーヘッドの少ない、効率のよいファイルコピーを実現する。
さらに、本発明に係るファイルリモートコピー法では、ユーザがコマンド実行時において、コピー先のホストを都度指定する使い方が可能となる。
なお、本発明に係るファイルのリモートコピー方法は、ホスト間でファイルをストリームとして送受信するのではなく、元ファイルをいくつかの小さなファイルに分割して、通常のリモートファイルコピー手段を用いるため、特別なサーバプログラムを開発し、事前にポートを空けるなどの準備の必要もない。
次に、本発明の実施の形態に係るファイルリモートコピー装置および方法について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置の構成図である。
ここでは、一例として、コピー先のホストの台数を3台とする。
リモートファイルコピー装置は、図1を参照すると、ネットワーク20に接続されたコピー元ホスト10、コピー先のホスト11、12、13、各ホストにインストールされたソフトウェア30および各ホストの作業ディレクトリ40、41、42、43で構成される。
ソフトウェア30は、デーモンプログラム31、インタフェースプログラム32、タグファイル出力33およびタグファイル読込34を備える。
また、ソフトウェア30はOSが提供するOSコマンド群50を内部で利用する。利用されるOSコマンド群50には、リモートコピー51、ファイル削除52、ファイル分割53、ファイル連結54、ファイルサイズ取得55およびディレクトリ内のファイル一覧取得56が含まれる。
図2は、本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置における構成要素間の関連を示す。
図3は、本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー方法を説明するための図であり、コピー元ホスト10上のコピー元ファイル60を3台のコピー先ホスト11、12、13へリモートコピーする様子を示している。
図2、3を参照して、実施の形態に係るリモートファイルコピー装置の動作を説明する。
ユーザ100がコピー元ホスト10に備えたインタフェースプログラム32を起動する。インタフェースプログラム32は、コピー元ファイル60をファイル分割53のコマンドによって分割し、分割された断片ファイル80を、先頭から順番にコピー先ホスト11の作業ディレクトリ41へリモートコピーする。1つの断片ファイルのリモートコピーが完了するとインタフェースプログラム32は、続いて、いまコピーした断片ファイル80に対応するタグファイル70をタグファイル出力33によって出力し、出力したタグファイル70をコピー先ホスト11の作業ディレクトリ41に向けて、リモートコピーする。
タグファイル70には断片ファイル80のファイル名、コピー先ホストおよびパスの一覧に関する情報が含まれる。
断片ファイル80およびタグファイル70は、リモートコピーが完了した時点で、ファイル削除52のコマンドによって削除する。
インタフェースプログラム32による処理は、全ての断片ファイル80およびタグファイル70のコピー先ホスト11への送付が完了した時点で終了する。
コピー先ホスト11のOS上にはデーモンプログラム31が常駐している。デーモンプログラム31は作業ディレクトリ41にタグファイル71が存在しているかどうかを一定の時間間隔で監視し、新たなタグファイル71を発見するたびに処理を行うイベント駆動式のプログラムである。
デーモンプログラム31はタグファイル71を発見するとその内容を参照するとともに、その内容にしたがって、断片ファイル81をローカルのコピー先ファイル61へ連結し、併せて、断片ファイル81を次のコピー先ホスト12へリモートコピーする。
デーモンプログラム31は、断片ファイル81を送付した後、タグファイル71のコピー先リモートパスのリストからコピー先ホスト12を消去したタグファイル72をコピー先ホスト12の作業ディレクトリ42へ送付する。
断片ファイル81のコピー先ファイル61への連結および次のコピー先ホスト12へのコピーが完了したら、断片ファイル81およびタグファイル71を消去し、デーモンプログラム31はメインループに戻る。
コピー先ホスト12においても、コピー先ホスト11における処理と同様の処理が行われる。
コピー先ホスト13は、最後のコピー先ホストであるため、次のホストへのリモートコピーおよびタグファイル送付は行わないものの、それ以外の処理は、コピー先ホスト11および12における処理と同様である。
以上、説明したことから、コピー先ホスト12に対してはコピー元ホスト10から直接のリモートコピーを行わず、コピー先ホスト11を経由して間接的にコピーが行われる。同様にコピー先ホスト13に対するコピー処理は、コピー先ホスト12によって実行される。したがって、コピー元ホスト10や、途中のコピー先ホスト(今の例では、コピー先ホスト11および12)において、コピー処理の負荷が集中する事態を避けることができる。
また、上記の実施の形態においては、断片ファイルのコピーが完了したコピー先ホスト名をタグファイルのリストから消去しながら、タグファイルをリレーしていくことにより、リモートコピーが行われる。
次に、図4ないし図11を参照して、本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー方法における、処理をさらに詳細に説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー方法を説明するための構成図である。
図5を参照すると、ネットワーク20に、コピー元ホスト10およびコピー先ホスト11、12、13が接続されており、IPアドレスは、一例として、順に192.168.10.1、192.168.10.2、192.168.10.3、192.168.10.4であるものとする。
各ホストはそれぞれ作業ディレクトリ40、41、42、43を備える。
初期状態において、作業ディレクトリはいずれも空であるものとする。
事前の準備として、ホスト10ないし13のリモートコピー用のアクセスアカウントの登録や権限の設定などを適切に行っておく。また、ホスト10ないし13のいずれについても、本発明の実施の形態に係るデーモンプログラム31を導入する。この際、デーモンプログラム31の実行時におけるアクセス権限についても、適切に設定しておく。
ユーザ100がコピー元ホスト10においてインタフェースプログラム32を実行することにより、ファイルのリモートコピーが開始される。
インタフェースプログラム32に与える引数の例を図5に示した。
ここでは、例として、コピー元ファイル60のパスは/home/hoge/bigfileとし、サイズは300メガバイトであるものとする。コピー先ホスト11ないし13のIPアドレス(192.168.10.2、192.168.10.3、192.168.10.4)は、コピー先のリモートパスのホスト部分に、それぞれ指定されている。
コピー先ホスト11ないし13において、コピー先ファイル61ないし63が格納されるパスもそれぞれ異なっており、それぞれ、/var/foo/bigfile、/var/bar/bigfile、/var/baz/bigfileであるものとした。ファイルの分割数の指定は省略されている。
分割数が省略された場合は、コピー先ホストの個数(ここでは3)を分割数のデフォルト値として用いることが好ましい。ちなみに、図3に示した例は、分割数を4と明示的に指定した場合に相当する。
図5の引数にもとづいて、インタフェースプログラム32を実行すると、図6の状態を得る。
図6はコピー元ホスト10において、300MBのファイルbigfileが作業ディレクトリ40中で、100MBのサイズの3つの断片ファイルbigfile.1、bigfile.2、 bigfile.3へ分割された状況を示している。
断片ファイルの命名規則は、OSが提供するファイル分割(図1の53)コマンドの仕様に依存する。ここでは、一例として「ピリオド+連番の数字」とした。
図6の状態から、インタフェースプログラム32の処理を続けると、図7の状態を得る。
図7は、1番目の断片ファイルbigfile.1のコピー先ホスト11へのリモートコピーが完了し、タグファイルの送付も完了した直後の状態を示している。
コピー先ホスト11のデーモンプログラム31は、まだ、このタグファイルを発見していない。なお、図7に示すように、タグファイルが置かれるパスは、一例として、「作業ディレクトリ/tag/断片ファイル名」とした。
本動作例における、タグファイルの一覧を図4に示す。
図7の、コピー先ホスト11の作業ディレクトリ41におけるタグファイル”/var/work/tag/bigfile.1”の内容は、図4のタグファイル71aに対応している。
タグファイル71aの内容は、図4を参照すると、上から順に、断片ファイルのパス(/var/work/bigfile.1)、開始サイズ(=0)、コピー先リモートパスのリストである。
リモートパスのリストには、その先頭(192.168.10.2:/var/foo/bigfile)部分に自ホストのパスが含まれており、パス(/var/foo/bigfile)が元ファイルを復元すべきローカルパスを指し示している。
図7に戻り、コピー先ホスト11のデーモンプログラム31がタグファイル71aを発見した後の動作を説明する。
デーモンは断片ファイルをコピー先のローカルパス(/var/foo/bigfile)の示すファイルへ連結する前に、開始サイズが一致しているか否かをチェックする。
図4のタグファイル71aは開始サイズ=0であり、図7のホスト11をみると/var/foo/bigfile=(無し)となっているので、サイズゼロで一致している(ファイルが無い場合、ファイルサイズはゼロとする。)。チェックに成功したため、ホスト11のデーモンプログラム31は、続いて、断片ファイル(/var/work/bigfile.1)をコピー先パス(/var/foo/bigfile)におけるファイルへ連結する(ファイル連結54コマンドは、連結先にファイルが存在しないときは、新たにサイズゼロのファイルを作成してから連結を行う。)。
なお、サイズチェックにおいて値が一致しなかった場合は、タグファイル71aを削除し、ファイル連結は行わない。ただし、例外として図4のタグファイル71a、72a、73aのように、タグファイル中の開始サイズの値がゼロの場合は、最初の断片ファイルを表すタグであるから無条件にサイズが一致したものとみなす。この例外が必要である理由は、上書きコピーを可能とするためである。
ところで、本動作例のリモートコピーが全て完了する前に、ユーザによってさらに同じファイルのリモートコピーが起動された場合、サイズチェック処理によって、原則的に、ファイルの整合性は保たれる。ただし、稀な場合ではあるが、分割数が同じであって、断片ファイルの到着順序が前後した場合には、ファイルの整合性が失われる。
ファイルの連結が完了すると、デーモンプログラム31は、ホスト12へ断片ファイルをリモートコピーし、タグファイルも送付して図8の状態を得る。このとき送付されたタグファイルを図4の72aに示す。タグファイル72aを参照すると、コピー先のリモートパス一覧からホスト11の行が消去されていることが分かる。
さらに、図8の作業ディレクトリ41に示すように、コピー元ホスト10からコピー先ホスト11へ2番目の断片ファイルbigfile.2が送られて来ている。これはコピー先ホスト11から12への断片ファイルbigfile.1がコピーされるのと同時に行われたものである。本発明の特徴の一つは、このように、複数の断片ファイルのリモートコピーが同時にパイプライン処理される点にある。
図8の状態から、コピー先ホスト11および12において、上記の説明と同様の処理が行われ、図9の状態を得る。
図9の時点で、コピー元ホスト10は断片ファイルを全て送出し終えている。したがって、ユーザ100が実行したインタフェースプログラム32は、この時点で処理が終了している。一方、コピー先ホスト11ないし13においては、まだ断片ファイルのコピーが完了していないため、デーモンプログラム31による処理は続行する。
さらに、同様の処理を進めた結果、図10の状態が得られる。この時点で、コピー先ホスト11、12へのコピーは完了しており、コピー先ホスト13へのコピーを残すのみとなっている。
最終的には図11の状態となって、リモートコピーの処理は完了する。
本発明の実施の形態に係る、インタフェースプログラム32のフローチャートを図13に示す。また、デーモンプログラム31のフローチャートを図14および15に示す。図15は、図14のタグファイル処理の詳細を示すフロー図である。
インタフェースプログラム32、タグファイル出力33、タグファイル読込34の入出力パラメータを図12に示す。インタフェースプログラム32の引数として、コピー元のファイルのパスおよび1以上のコピー先のリモートパスが指定されるが、分割数の指定は任意である。分割数は、例えば、コピー先のリモートパスの個数をデフォルト値とすることが好ましい。
一方、タグファイル出力33およびタグファイル読込34の引数として、タグファイルのパス、断片ファイルのパス、開始サイズおよび1以上のコピー先のリモートパスが指定される。
図13ないし図15に含まれるworkdir(作業ディレクトリのパス)およびwaittime(タグファイル監視間隔)は、プログラム作成者が適当な値をプログラム中にハードコーディングしてもよいし、ユーザによる設定値としてもよい。一例として、waittimeは1ないし5秒程度とするとよい。また、フローチャートに含まれる、「要素数(配列名)」は配列の要素数を取り出す関数を示し、「ファイルサイズ(パス名)」は、パスで指定されたファイルのサイズを返す関数である。また「変数名[]」の記号は、配列型の変数であることを示す。
図13を参照して、インタフェースプログラム32の処理のフローを説明する。はじめに、引数として指定されたコピー元およびコピー先のファイルのパスならびに分割数を変数に格納する(ステップS1)。次に、コピー先のファイルのパスが指定されたか否かを判定し(ステップS2)、指定されている場合は、ファイルを分割数に応じて分割し、断片ファイルのパスを変数partに格納する(ステップS3)。最初のコピー先ホストのパスを変数next_hostへ格納し、断片ファイルのインデックスcounterおよび断片ファイルのコピー先ファイルにおける連結位置sizeを初期化する(ステップS4)。断片ファイルの1つを、コピー先ホストの作業ディレクトリへリモートコピーする(ステップS5)。次に、タグファイルのパスtagpathを設定してタグファイルを出力するとともに、タグファイルをコピー先ホストの作業ディレクトリへリモートコピーする(ステップS6)。不要となった、断片ファイルとタグファイルを削除し、断片ファイルのインデックスを1つ増分するとともに、断片ファイルのコピー先のファイルにおける連結位置sizeを更新する(ステップS7)。すべての断片ファイルの処理が完了したか否かを判定し(ステップS8)、未完の場合には上記のステップS5へ戻り、上記の処理を繰り返す。
次に、図14を参照して、デーモンプログラム31の処理のフローを説明する。デーモンプログラム31は、イベント駆動型のプログラムである。はじめに、作業ディレクト内のタグファイル一覧を取得して、変数fileへ格納する(ステップS9)。タグファイルが存在するか否かを判定し(ステップS10)、存在しない場合には、一定時間待機し(ステップS11)、上記のステップS9へ戻る。タグファイルが存在した場合には、タグファイルのインデックスcounterを初期化する(ステップS12)。図15を参照して後述するように、タグファイルに基づく断片ファイルの処理を実施する(ステップS13)。タグファイルのインデックスを1つだけ増分し(ステップS14)、すべてのタグファイルの処理が完了したか否かを判定する(ステップS15)。未処理のタグファイルがある場合には上記のステップS13に戻り、ない場合には上記のステップS11に戻る。
次に、図15を参照して、デーモンプログラム31中における、タグファイルに基づく断片ファイルの処理の詳細フローを説明する。はじめに、タグファイルへのパスを変数tagpathへ格納し、タグファイルを読み込んだ後、不要となったタグファイルを削除する(ステップS16)。デーモンプログラム31によって、断片ファイルに対する処理(すなわち、リモートコピーまたはファイル結合)が必要であるか否かを判定し(ステップS17)、処理が必要と判断した場合には、コピー先ファイルのパスを変数pathへ格納する(ステップS18)。断片ファイルが先頭の断片ファイルであるか否かを判定し(ステップS19)、先頭の断片ファイルの場合であって、pathにファイルが存在したときには、ファイルへの上書き処理を行うために、pathに位置するファイルを削除する(ステップS20)。次に、断片ファイルのコピー先ファイルにおける連結位置が正しいか否かを判定し(ステップS21)、正しい場合に限り、コピー先ファイルに断片ファイルを連結する(ステップS22)。次に、断片ファイルをリモートコピーすべき、コピー先のホストが有るか否かを判定し(ステップS23)、無ければ断片ファイルを削除して、処理を終える。コピー先のホストがある場合には、変数next_hostへコピー先のホスト名を格納し、分割ファイルをコピー先のホストの作業ディレクトリへリモートコピーした後、断片ファイルを削除する(ステップS24)。次に、タグファイルに指定された自ホストおよびコピー先ホストのリストから先頭要素(すなわち自ホスト)を除いた、新たなタグファイルを出力するとともに次のコピー先ホストへリモートコピーし、コピー済みのタグファイルは削除する(ステップS25)。
なお、図1のタグファイル出力33は、「引数で与えられた変数の内容に従って1行ずつファイルに書き出す」処理を行い、タグファイル読込34は、「ファイルから読み込んで引数で指定された変数に格納する」処理を行う。
本発明は、比較的小規模のネットワークでかつ各コンピュータがローカルのディスクしか持たないような環境において大きなファイルを各コンピュータに配布するような場合に利用することができる。
例えば、OSのアップデートプログラムを多くの台数のクライアントコンピュータに配布する場合に利用することができる。
またバックアップイメージファイルを2台以上のリモートホストに退避させておきたい場合になどにも本発明は有効である。バックアップサーバを増設したり2重化したりといったことが手軽に行えるという利点がある。
本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置における構成要素間の関連を示す図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー方法におけるタグファイルを示す図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置の構成図およびインタフェースプログラムの引数の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置の動作を説明するための第1の図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置の動作を説明するための第2の図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置の動作を説明するための第3の図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置の動作を説明するための第4の図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置の動作を説明するための第5の図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置の動作を説明するための第6の図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置におけるインタフェースプログラム、タグファイル出力およびタグファイル読込の引数を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置におけるインタフェースプログラムのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置におけるデーモンプログラムのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るリモートファイルコピー装置におけるデーモンプログラムの一部(タグファイルに基づく断片ファイルの処理)のフローチャートである。
符号の説明
10 コピー元ホスト
11、12、13 コピー先ホスト
20 ネットワーク
30 ソフトウェア
31 デーモンプログラム
32 インタフェースプログラム
33 タグファイル出力
34 タグファイル読込
40、41、42、43 作業ディレクトリ
50 OSコマンド群
51 リモートコピー
52 ファイル削除
53 ファイル分割
54 ファイル連結
55 ファイルサイズ取得
56 ファイル一覧取得
60 コピー元ファイル
61、62、63 コピー先ファイル
70、71、71a、71b、71c、72、72a、72b、72c、73、73a、73b、73c タグファイル
80、81、82、83 断片ファイル
100 ユーザ

Claims (6)

  1. ファイルをコピー元のホスト0から複数台のコピー先のホストi(i=1〜n)へリモートコピーする方法であって、
    (a)前記コピー元のホスト0において前記ファイルを複数の断片ファイルに分割する工程と、
    (b)前記断片ファイルを前記ホストiから前記ホストi+1(i=0〜n−1)へバケツリレーによってコピーする工程と、
    (c)前記コピー先のホストi(i=1〜n)において前記断片ファイルを結合する工程と、を含むことを特徴とするリモートファイルコピー方法。
  2. 前記コピー工程(b)において、前記断片ファイルのバケツリレーによるコピーがパイプライン式に行われることを特徴とする、請求項1に記載のリモートファイルコピー方法。
  3. 前記コピー工程(b)において、前記ホストj(j=i+1〜n)のリストを送付する工程と、
    前記リストを参照して前記断片ファイルをコピーする工程と、を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のリモートファイルコピー方法。
  4. 前記コピー工程(b)において、前記断片ファイルの結合先ファイルにおける結合位置を示す情報を送付する工程を含み、
    前記結合工程(c)において、前記断片ファイルの結合位置情報と、前記結合先ファイルのサイズが一致することを確認する工程を含むことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のリモートファイルコピー方法。
  5. ファイルをコピー元のホスト0から複数台のコピー先のホストi(i=1〜n)へリモートコピーする処理をコンピュータに実行させるリモートコピープログラムであって、
    (a)前記コピー元のホスト0において前記ファイルを複数の断片ファイルに分割する処理と、
    (b)前記断片ファイルを前記ホストiから前記ホストi+1(i=0〜n−1)へバケツリレーによってコピーする処理と、
    (c)前記コピー先のホストi(i=1〜n)において前記断片ファイルを結合する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とするリモートファイルコピープログラム。
  6. ファイルをコピー元のホスト0から複数台のコピー先のホストi(i=1〜n)へリモートコピーする装置であって、
    前記ファイルを複数の断片ファイルに分割する手段と、
    前記断片ファイルを前記ホストiから前記ホストi+1(i=0〜n−1)へバケツリレーによってコピーする手段と、
    前記断片ファイルを結合する手段と、を備えたことを特徴とするリモートファイルコピー装置。
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