JP3677789B2 - 半導体集積回路のトリミング方法 - Google Patents

半導体集積回路のトリミング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3677789B2
JP3677789B2 JP17368994A JP17368994A JP3677789B2 JP 3677789 B2 JP3677789 B2 JP 3677789B2 JP 17368994 A JP17368994 A JP 17368994A JP 17368994 A JP17368994 A JP 17368994A JP 3677789 B2 JP3677789 B2 JP 3677789B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trimming
zener diode
constant voltage
integrated circuit
semiconductor integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17368994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0818073A (ja
Inventor
千広 荒井
康昭 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP17368994A priority Critical patent/JP3677789B2/ja
Publication of JPH0818073A publication Critical patent/JPH0818073A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3677789B2 publication Critical patent/JP3677789B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、半導体集積回路を電気的にトリミングする、半導体集積回路のトリミング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路では、抵抗やキャパシタのトリミングを行うことによって、回路特性値が所定の範囲内に収まるようにしている。
そのトリミング方法としては、大きく分類して、電気的プログラミングによるトリミングとレーザプログラミングによるトリミングとに分類される。
【0003】
電気的プログラミングによるトリミング方法の一つにツェナーダイオードを用いてトリミングする方法がある。この方法は、降伏電圧以下の逆方向電圧が印加されて開放状態になっているツェナーダイオードに対して、必要に応じて逆方向に過電流を印加する。そしてそのツェナーダイオードを破壊して短絡状態に移行させる、いわゆるツェナーザップトリミングを行う方法である。
【0004】
上記ツェナーザップトリミング法は、通常のバイポーラトランジスタを有するプロセスであれば、工程増になることなくツェナーダイオードを形成することができ、また従来の電気的テスタが使えるので、付加コストが小さいという長所がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記ツェナーザップトリミング法は、ツェナーザップ時には、ツェナーダイオードの両端に瞬時に過電圧が発生するため、その過電圧による周辺回路への影響を防止する回路設計を行う必要がある。
【0006】
本発明は、ツェナーザップ時にツェナーダイオード両端に発生する過電圧の周辺回路への影響を無くすのに優れた半導体集積回路のトリミング方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされた半導体集積回路のトリミング方法である
【0008】
の方法としては、複数個の抵抗のうちの少なくとも一つの抵抗に対してツェナーダイオードを並列に接続した抵抗ネットワークを含む半導体集積回路で、上記ツェナーダイオードを用いて抵抗のトリミングを行う際に、ツェナーダイオードのアノード側を第1定電圧状態とし、そのツェナーダイオードのカソード側から少なくとも一つの抵抗を介した位置に設けられた端子を第2定電圧状態として、そのカソード側に電流または電圧を印加する。
またトリミングを行う際に、半導体集積回路が搭載されている半導体基板を第3定電圧状態にする。
【0009】
の方法としては、複数個の抵抗のうちの少なくとも一つの抵抗に対してツェナーダイオードを並列に接続した抵抗ネットワークを含む半導体集積回路で、上記ツェナーダイオードを用いて抵抗のトリミングを行う際に、抵抗ネットワークの両端を第1定電圧状態とし、上記ツェナーダイオードのアノード側を第2定電圧状態として、そのツェナーダイオードのカソード側に電流または電圧を印加する。
またトリミングを行う際に、半導体集積回路が搭載されている半導体基板を第3定電圧状態にする。
【0010】
上記方法でトリミングを行う際に、各第1,第2,第3定電圧状態のうちの少なくとも一つの定電圧状態を接地状態とする。
【0011
【作用】
の方法としては、抵抗のトリミングを行う際に、ツェナーダイオードのアノード側を第1定電圧状態とし、そのツェナーダイオードのカソード側から少なくとも一つの抵抗を介した位置に設けられた端子を第2定電圧状態として、そのカソード側に電流または電圧を印加することから、ツェナーダイオード両端に発生した過電圧の影響はトリミング回路内に限定される。したがって、周辺回路には過電圧の影響が及ばない。
またトリミングを行う際に、半導体集積回路が搭載されている半導体基板を第3定電圧状態にすることから、測定装置のハード上の制約で半導体基板を定電圧状態にしなければならない場合にも対応する。
【0012
の方法としては、抵抗のトリミングを行う際に、抵抗ネットワークの両端を第1定電圧状態とし、ツェナーダイオードのアノード側を第2定電圧状態として、そのツェナーダイオードのカソード側に電流または電圧を印加することから、ツェナーダイオード両端に発生した過電圧の影響は抵抗ネットワークの両端間に限られるのでトリミング回路内に限定される。したがって、周辺回路には過電圧の影響が及ばない。さらに抵抗ネットワーク内のどの抵抗をトリミングする際にも抵抗ネットワークの両端が定電圧状態になる。
またトリミングを行う際に、半導体集積回路が搭載されている半導体基板を第3定電圧状態にすることから、測定装置のハード上の制約で半導体基板を定電圧状態でしなければならない場合にも対応する。
【0013
上記方法でトリミングを行う際に、各第1,第2,第3定電圧状態を接地状態とすることから、測定プログラムが簡単になる。および測定装置のハード上の制約で半導体基板を定電圧状態にしなければならない場合にも対応する。
【0014
【実施例】
本発明の実施例を図1により説明する。図1では、(1)でトリミング回路の構成を示し、(2)でトリミング方法を示す。
【0015
図1の(1)に示すように、トリミング回路1は以下のように構成されている。
すなわち、抵抗11,12,13,14を直列に接続した抵抗ネットワーク2が設けられている。各抵抗11,12,13,14の抵抗値はそれぞれR1,R2,R3,R4になっている。
上記抵抗12,13,14には、それぞれに対応してツェナーダイオード22,23,24が並列に接続されている。
またトリミング回路1およびそれに接続する内部回路(図示省略)のうちの少なくとも1か所に接続するパッドとして、例えばG点に接続するパッド30が設けられている。さらに上記抵抗ネットワーク2の両端にはパッド31,32が接続されている。また上記抵抗12,13,14とそれらに並列に接続されている上記ツェナーダイオード22,23,24との各両端にはパッド34,35,36,(32)が接続されている。ここでパッド(32)は抵抗ネットワーク2に接続されている上記パッド32と同じものである。
【0016
また、上記トリミング回路1の両端A,Bは、半導体集積回路(図示省略)に通じている。そして半導体集積回路の内部には接地線Cおよびそれに接続する接地線を取り出すためのパッド33が形成されている。
【0017
次に上記構成のトリミング回路1の動作を説明する。
トリミング回路1の初期状態は、トリミング部分のツェナーダイオード22,23,24に逆バイアスが印加された状態になっている。このため、ツェナーダイオード22,23,24はOFF状態のスイッチとして作用し、抵抗ネットワーク2の総抵抗値はR1+R2+R3+R4になる。
【0018
続いてトリミングを行う場合の一例を図1の(2)を用いて説明する。
ここでは、抵抗13(抵抗値R3)に並列に接続したツェナーダイオード23をON状態に移行させるものとする。
まず、ツェナーダイオード23をON状態にすると、抵抗ネットワーク2の総抵抗値はR1+R2+R4になる。ツェナーダイオード23の破壊は、ツェナーダイオード23のアノード側のパッド36を定電圧状態、例えばGND(接地状態)にする。そしてツェナーダイオード23のカソード側のパッド35に、ツェナーダイオード23の破壊レベル以上の電流Iforce (または電圧)として、例えばIforce =50mAを印加する。
その結果、瞬時的にツェナーダイオード23の両端には過電圧、例えば25Vが生じる。そしてツェナーダイオード23は破壊されて短絡状態に移行する。
【0019
ここで、瞬時的にツェナーダイオード23の両端に過電圧が生じた場合を考える。ツェナーダイオード23の両端以外のパッド32,34がオープン状態であれば、F点がGNDで、E点が過電圧が生じた状態になる。そしてF点からBを介して他の回路を経てAからE点というパスでも過電圧が生じる。このことを考慮してトリミング回路1の両端A,Bに接続する周辺回路は設計される。
【0020
そこで、上記ツェナーダイオード23の両端に生じた過電圧の影響を解消する方法を説明する。
【0021
次に第の方法を説明する。この方法では、上記ツェナーダイオード23のアノード側のパッド36を第1定電圧状態とする。またトリミング回路1の一端で同ツェナーダイオード23のカソード側から少なくとも一つの抵抗12を介した位置に設けられた端子を選択する。その端子として、例えばパッド31を選択し、それを第2定電圧状態とする。そして、同ツェナーダイオード23のカソード側のパッド35に電流または電圧を印加してトリミングを行う。
この場合には、A−E点間にはF点−E点間と同等の電圧が生じる。一方、A−E点間に挿入されている素子は、抵抗11,12と順方向のツェナーダイオード22のみである。そのため、特に過電圧による悪影響は受けない。そして、トリミング時に、例えばツェナーダイオード23の両端に生じる過電圧によって周辺回路には悪影響が及ばない。
またトリミングを行う際に、半導体集積回路が搭載されている半導体基板を第3定電圧状態にする。
【0022
次いで第の方法を説明する。この方法では、抵抗ネットワーク2の両端に接続するパッド31,32を第1定電圧状態とする。また上記ツェナーダイオード23のカソード側に接続するパッド35に電流または電圧を印加する。さらに同ツェナーダイオード23のアノード側に接続するパッド36を第2定電圧状態とする。上記状態では、トリミング時にツェナーダイオード23の両端に生じる過電圧は周辺回路に影響を一切与えない。このことは、上記第の方法と同様になる。
またトリミングを行う際に、半導体集積回路が搭載されている半導体基板を第3定電圧状態にする。
【0023
また上記第1〜第例で説明した第1定電圧状態、第2定電圧状態および第3定電圧状態のうち、少なくとも一つの定電圧状態を接地状態にして、トリミングを行ってもよい。例えば、半導体基板(図示省略)に接地状態を選択する。
その場合には、トリミング時にツェナーダイオード23の両端に生じる過電圧の周辺回路に対する影響は、上記第1〜第の方法で説明したのと同様になる。
【0024
【発明の効果】
以上、説明したように請求項の発明によれば、抵抗のトリミングを行う際に、ツェナーダイオード両端に発生した過電圧の影響を解消するパッドが、抵抗ネットワークの内部、すなわち、トリミング回路内にあるので、トリミング回路に接続する周辺回路を完全に自由に設計することができる。
【0025
請求項の発明によれば、抵抗のトリミングを行う際に、ツェナーダイオード両端に発生した過電圧の影響を解消するパッドが、抵抗ネットワークの両端、すなわち、トリミング回路内にあるので、トリミング回路に接続する周辺回路を完全に自由に設計することができる。さらに抵抗ネットワーク内のどの抵抗をトリミングする際にも抵抗ネットワークの両端が定電圧状態になる。そのため、トリミング時の測定プログラムが簡単になる。
【0026
請求項3の発明によれば、抵抗のトリミングを行う際に半導体基板を定電圧状態に設定しているので、測定装置のハード上の制約で半導体基板が定電圧状態でなければならない場合にも対応することができる。したがって、測定装置上の制約を受けることが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 トリミング回路
2 抵抗ネットワーク
11 抵抗
12 抵抗
13 抵抗
14 抵抗
22 ツェナーダイオード
23 ツェナーダイオード
24 ツェナーダイオード
30 パッド
31 パッド
32 パッド
33 パッド
34 パッド
35 パッド
36 パッド

Claims (3)

  1. 複数個の抵抗のうちの少なくとも一つ以上の抵抗に対してツェナーダイオードを並列に接続した抵抗ネットワークを含む半導体集積回路で、該ツェナーダイオードを用いて抵抗のトリミングを行う際に、
    前記ツェナーダイオードのアノード側を第1定電圧状態とし、該ツェナーダイオードのカソード側から少なくとも一つの抵抗を介した位置に設けられた端子を第2定電圧状態として、該カソード側に電流または電圧を印加することを特徴とする半導体集積回路のトリミング方法。
  2. 複数個の抵抗のうちの少なくとも一つ以上の抵抗に対してツェナーダイオードを並列に接続した抵抗ネットワークを含む半導体集積回路で、該ツェナーダイオードを用いて抵抗のトリミングを行う際に、
    前記抵抗ネットワークの両端を第1定電圧状態とし、前記ツェナーダイオードのアノード側を第2定電圧状態として、該ツェナーダイオードのカソード側に電流または電圧を印加することを特徴とする半導体集積回路のトリミング方法。
  3. 請求項記載の半導体集積回路のトリミング方法において、
    前記半導体集積回路が搭載されている半導体基板を第3定電圧状態にして前記トリミングを行うことを特徴とする半導体集積回路のトリミング方法。
JP17368994A 1994-06-30 1994-06-30 半導体集積回路のトリミング方法 Expired - Fee Related JP3677789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17368994A JP3677789B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 半導体集積回路のトリミング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17368994A JP3677789B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 半導体集積回路のトリミング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0818073A JPH0818073A (ja) 1996-01-19
JP3677789B2 true JP3677789B2 (ja) 2005-08-03

Family

ID=15965289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17368994A Expired - Fee Related JP3677789B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 半導体集積回路のトリミング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3677789B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0818073A (ja) 1996-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69122419T2 (de) Schutzschaltung für eine Halbleiteranordnung
JP3691554B2 (ja) 静電放電対策用保護回路
EP0215493A1 (en) Protected MOS transistor circuit
US6725436B2 (en) Resistor circuit
US20040201936A1 (en) Power supply device having overcurrent protection function and method for controlling the same
EP0081864A1 (en) Polarity guard circuit
JPS6030140B2 (ja) 電話機用回路
JP3677789B2 (ja) 半導体集積回路のトリミング方法
JPH10126959A (ja) 通信用保護回路装置
US6717416B2 (en) Circuit configuration for the voltage supply of a two-wire sensor
EP0789398B1 (en) Semiconductor device having power MOS transistor including parasitic transistor
EP0697757A1 (en) Electrostatic discharge protection circuit for an integrated circuit device
US11108227B2 (en) Methods and apparatus for a battery
JP3667232B2 (ja) 低エラーな切り替え可能な測定リード検出回路
JPH0327575A (ja) 半導体素子駆動回路
JP3228165B2 (ja) トリミング方法
CN219268835U (zh) 元器件选择电路和电子设备
KR880702003A (ko) 전기적 매개변수 변화 장치
JPH0714130B2 (ja) 信号線路に生じる障害電圧に対するモノリシック集積化された保護回路装置
JP2004096036A (ja) 抵抗装置、該抵抗装置のトリミング方法、及び電源回路
KR890003159Y1 (ko) 과 전압 제한 회로
JPS62115856A (ja) 半導体集積回路装置
JPS6348979Y2 (ja)
JPH06223027A (ja) 切替回路
JPS5958858A (ja) 調整回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050502

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110520

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120520

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees