JP3676700B2 - タンクの穴明け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はタンクの穴明け装置に関するものであり、特に、自動車等の燃料タンクに所定の穴を開穿したとき、切り抜かれた切断片或いは切屑等が該タンク内に落下しないように構成された合成樹脂製タンクの穴明け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種タンクの穴明け装置1について図6及び図7に従って説明する。図に於いて、該穴明け装置1はドリルユニット2を備え、該ドリルユニット2のボディ中心部に配設された回転軸3にプーリ4を軸着し、更に、該プーリ4とモータ5の軸に軸着したプーリ4aとの間にベルト6を懸架して該モータ5の回転を前記回転軸3に伝達し、更に、該回転軸3の下端部に取り付けられているチャック7に、ドリル8及びバイト9を取り付けた枠体10の上端部をチャッキングし、そして、前記モータ5の回転駆動を該枠体10に伝達して前記ドリル8及び該ドリル8を回転中心として回転するバイト9に伝達するように構成されている。
【0003】
一方、ゲージやセンサ等の所定部品を取り付けるために穴明けされるべきタンク11は一般に合成樹脂にて成形される。図示例のタンク11は主として自動車の燃料タンクとして用いられる。図に於いてタンク11は台座12上に固定具13,13にて固定される。そこで、該タンク11の所定個所に所定の径を有する穴14を開穿するのであるが、該穴14の径は取り付けられるべき部品によって任意に採択される。而も、該所定の径は前記ドリル8とバイト9との距離によって決定されることは当然である。
【0004】
そこで、先ず、図6に示すように、台座12上に固定された前記タンク11の所定個所に前記穴を開穿するために、該所定個所の中心位置に前記ドリル8の下端部を当接し、そして、前記モータ5の回転駆動に基づいて前記ドリルユニット2の回転軸3が回転する。然るときは、該回転軸3に取り付けられているチャック7にチャッキングされている前記ドリル8及びバイト9を取り付けてある枠体10が回転し乍ら該ドリルユニット2が下降する。このとき、該ドリル8は開穿せられるべき穴14の中心位置を穿孔して前記バイト9の回転中心を保持する。更に、該バイト9が該ドリル8を回転中心として回転囲繞し乍ら該タンク11に所定の穴14を開穿する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例はバイト9の回転中心をとるためにドリル8で穴相当部位の中心部を穿孔し、そして、該ドリル8を回転中心として該ドリル8の廻りを回転囲繞し乍ら穴14を開穿するように構成されているため、図7に示すように該ドリル8の回転穿孔動作時に、該ドリル8による切屑V,V…が該タンク11内に落下し、更に、前記バイト9による開穿時にも該切屑V,V…が飛散して周囲の環境を汚染する。更に又、該バイト9によって切り抜かれた穴相当部の切断片が該タンク11内に落下する。
【0006】
然るに、該タンク11内に落下した前記切屑V,V…及び切断片15を該タンク11内から取り除く作業が極めて困難であり、且つ、該タンク11内の清掃も容易でない。
そこで、タンクの所定個所に穴を開穿するとき、切屑の発生を可及的に防止し、且つ、切り抜かれた切断片が該タンク内に落下しないようにするために解決せられるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するために提案せられたものであり、台座上に載置されたタンクの所定個所に各種部品を装着するための穴を開穿すべく、該タンク上にドリルユニットを配設し、該ドリルユニットにて該タンクに所定の穴を明けるように構成されたタンクの穴明け装置であって、前記ドリルユニットの下端部に設けられているチャックに回転刃の回転中心を兼ねた螺子を取り付け、該螺子から所定距離を隔てて前記回転刃を設け、回転刃の回転により前記螺子を前記タンクの所定個所に螺入し、更に、該螺子を回転中心として前記回転刃を回転させ乍ら該タンクに穴を開穿したとき、切り抜かれた切断片が前記螺子によって保持されているタンクの穴明け装置に於いて、
上記タンクの所定個所に各種部品を装着するための穴を開穿するにあたり、前記タンクの所定個所は該タンクの上面における所定個所であり、上記螺子から所定距離を隔てて前記回転刃を設けるにあたり、該回転刃はナイフ様の刃物によって形成され、下端面は前記螺子の下端面より少し上方部に位置するように配設されて、該螺子の螺入及び回転刃の回転による切屑の発生を可及的に防止するように構成してなり、且つ、自動車等の合成樹脂製燃料タンクの用に供せられるタンクの穴明け装置を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図5に従って詳述する。尚、説明の都合上、本発明の穴明け装置1′と従来例が共通している構成部分については同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
【0009】
図1乃至図5は穴明けせられるべきタンク11の所定個所に穴14を開穿する手順を示すものであるが、本発明は従来例のドリルに代えて螺子16を採択し、更に、従来例のバイトに代え回転刃17を採択している。即ち、従来は金属板或いは此種合成樹脂製のタンク11に穴明けする際には、固定観念としてバイトが用いられていたのであるが、このバイトによって穿孔するときには図7に示すように、どうしても、切屑V,V…が飛散して周囲の環境を汚染することになる。そこで、本発明はこのバイトに代えナイフ様の刃物によって形成された回転刃17を採択したのである。
【0010】
又、本発明は前述したように、ドリルに代え螺子16を採択しているので、該螺子16がタンク11の所定個所に螺入されたときには、該螺子16の喰い込みにより前記回転刃17によって切り抜かれた切断片15がタンク11内に落下することはない。
【0011】
そこで、本発明の穴明け装置1′を用いて合成樹脂製タンク11の所定個所に穴14を開穿する手順を図に従って説明する。
図1に示すように、固定具13,13によって台座12上に固定されたタンク11上に本発明の穴明け装置1′を臨ませる。該穴明け装置1′には前述したように従来例のドリルに代え螺子16が採択されているので、該螺子16の下端部を該タンク11の穴明け個所の中心点上に当接させる。このとき、前記回転刃17の下端面は該螺子16の下端面より少し上方部に位置するように配設されるを可とする。然るときは、図2に示すように、ドリルユニット2の回転軸3がモータ5の駆動によって回転し、且つ、該ドリルユニット2が下降するとき、先ず、該螺子16がタンク11の所定個所に螺入する。更に、該ドリルユニット2の前記回転軸3が回転し乍ら該ドリルユニット2が下降することにより、前記回転刃17が該螺子16を回転中心として回転囲繞し乍ら穴14相当部位を切り抜くことになる。このとき、図3に示すように切り抜かれた切断片15は、前記螺子16の螺合によって該螺子16に保持されており、従って、タンク11内に落下することはない。又、従来例と異なり、螺子16及び前述の回転刃17を採択しているので、切屑V,V…等が発生してタンク11内に落下したり、或いは周囲の環境を汚染するようなこともない。
【0012】
斯くして、切り抜かれた前記切断片15は図4に示すように、前記螺子16に保持された状態で開穿された穴14の位置から上方へ取り除かれ、そして、前記ドリルユニット2を側方へ移動させることにより、該切断片15はタンク11の位置から離れた場所へ運ばれる。更に、図5に示すように、該切断片15を保持している前記螺子16を逆回転させる等の手段によって該切断片15を該螺子16から離脱させ、排出板18を介して該切断片15を排出できる。
【0013】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態にて詳述したように、従来のタンクの穴明け装置に用いられているドリルに代え螺子を採択し、更に、バイトに代えナイフ様の回転刃を用いているので、先ず、螺子がタンクの上面の所定個所に螺入し、そして、該螺子を回転中心として前記回転刃が回転し乍ら該タンクの所定個所を切り抜き、所定の穴明け加工が実行される。このとき、穴を開穿するにあたり、タンクの所定個所は該タンクの上面における所定個所であるから、開穿の作業を視認できると共に、前記螺子の螺入動作時及び前記回転刃の回転切断動作時には、従来のドリル或いはバイトによる場合と異なり切屑は殆ど発生せず、従って、周囲の環境を汚染することは回避せられ、更に、回転刃によって切り抜かれた切断片も前記螺子の螺入によって保持されているため、該切断片は切り抜かれた後、該タンク内に落下すると言うこともなくなる。
而も、タンクの上面における所定個所を、該タンク上にドリルユニットを配設して、該ドリルユニットで上方から開穿しているにもかかわらず、従来例では、前記切屑及び切断片がタンク内に落下し、該切断片及び切屑を該タンク内から取り除くための清掃作業が極めて困難であるが、本発明によって之等の清掃作業は不要となる。
【0015】
又、該切断片は該螺子に保持された状態でタンクの側方へ運ばれ、そして、該螺子を逆回転する等の手段のみで前記切断片を取り去ることができるので、切断片除去の他の部材を使用することなく連続加工が可能となり、依って量産に適し、コストダウンにも寄与する等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は本発明の一実施の形態を示し、穴明け装置をタンク上面に配置したときの正面図。
【図2】図1の穴明け装置の螺入をタンクの所定個所に螺入し、更に、該螺子を回転中心として回転する回転刃によって該タンクに穴が開穿されている状態を示す一部切欠正面図。
【図3】図2の状態で穴明け加工が終了した後、切断片を穴から上方へ取り出している状態を示す一部切欠正面図。
【図4】図3の状態から切断片を螺子によって保持したまま、タンクの外方へ運ばれている状態を示す一部切欠正面図。
【図5】図4の状態から切断片を螺子より取り除いて排出している状態を示す一部切欠正面図。
【図6】従来例を示し、穴明け装置をタンク上面に配置した状態を示す正面図。
【図7】従来例の穴明け装置によってタンクに穴を開穿している状態を示す一部切欠正面図。
【符号の説明】
1′ 穴明け装置
2 ドリルユニット
3 回転軸
7 チャック
11 タンク
12 台座
14 穴
15 切断片
16 螺子
17 回転刃
V 切屑

Claims (1)

  1. 台座上に載置されたタンクの所定個所に各種部品を装着するための穴を開穿すべく、該タンク上にドリルユニットを配設し、該ドリルユニットにて該タンクに所定の穴を明けるように構成されたタンクの穴明け装置であって、前記ドリルユニットの下端部に設けられているチャックに回転刃の回転中心を兼ねた螺子を取り付け、該螺子から所定距離を隔てて前記回転刃を設け、回転刃の回転により前記螺子を前記タンクの所定個所に螺入し、更に、該螺子を回転中心として前記回転刃を回転させ乍ら該タンクに穴を開穿したとき、切り抜かれた切断片が前記螺子によって保持されているタンクの穴明け装置に於いて、
    上記タンクの所定個所に各種部品を装着するための穴を開穿するにあたり、前記タンクの所定個所は該タンクの上面における所定個所であり、上記螺子から所定距離を隔てて前記回転刃を設けるにあたり、該回転刃はナイフ様の刃物によって形成され、下端面は前記螺子の下端面より少し上方部に位置するように配設されて、該螺子の螺入及び回転刃の回転による切屑の発生を可及的に防止するように構成してなり、且つ、自動車等の合成樹脂製燃料タンクの用に供せられることを特徴とするタンクの穴明け装置。
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