JP3675993B2 - 放熱板を有する電気機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放熱板を有する充電器や電源装置等の電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は放熱板を有する一般的な電気機器を示している。41は本体ケース、42は本体ケース41内に収納されるプリント基板、43はプリント基板42の上面の略中央に設けられたトランス、44A、44Bはプリント基板42の上面に立設された放熱板であり、これら放熱板44A、44Bはアルミ板や鉄板等をコ字状に折曲してなり、トランス43を挾んでプリント基板42の上面を覆うように、プリント基板42の縁部に取り付けられている。45A、45Bはプリント基板42の端部を載置するように、本体ケース41の底面内部に突設された脚部である。
【0003】
斯る電気機器において、その駆動時にプリント基板42上に配された電子部品(図示していない)やトランス43による発熱は、プリント基板42上に立設された放熱板44A、44Bを介して効率よく放熱されることにより、トランス43や前記電子部品が熱的悪影響を受けないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プリント基板42上に設けられたトランス43や放熱板44A、44Bは、かなりの重量物である。従って、落下による衝撃等が加わると、プリント基板42は、図4に示すように、大きく湾曲して振動し、特に脚部45A、45Bと接触している部分に応力が集中して、クラックが発生することがある。
【0005】
斯るクラックの発生を防止するために、プリント基板42を載置するための脚部を多く形成することが考えられるが、その場合、却ってプリント基板42へのダメージが増大してしまうことが分かった。これは、脚部を多く設けたことによってプリント基板42が全く湾曲できず、その結果、衝撃力を吸収することができずに、プリント基板42への応力集中が大きくなることに起因するものであると考えられる。
【0006】
一方、充電器や電源装置等の電気機器は、年々、小型化が要求されているが、この場合に注意すべき点は、プリント基板上に設けられるトランス、電子部品又は電気接点等の絶縁対策を十分に行うことである。
【0007】
そこで、本発明の第1の目的は、落下衝撃等によるプリント基板の損傷を防止することにある。
【0008】
更に、本発明の第2の目的は、プリント基板上に設けられるトランス、電子部品又は電気接点等の絶縁対策を十分に行うことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による第1の電気機器は、プリント基板に放熱板を立設し、これを本体ケース内に収納した電気機器において、前記本体ケースの上方内面より下方に向けて、前記放熱板の側部と対向しかつ近接するようにリブを突設したことを特徴としている。
【0010】
また、本発明による第2の電気機器は、トランスを備えるプリント基板に放熱板を立設し、これを本体ケース内に収納した電気機器において、前記本体ケースの上方内面より下方に向けて、前記トランスを収納すると共に、前記放熱板の側部と対向しかつ近接するようにリブを突設したことを特徴とする。
【0011】
更に、本発明による第3の電気機器は、プリント基板に放熱板及び電気接点を保持する保持板を立設し、これを本体ケース内に収納した電気機器において、前記プリント基板に、前記放熱板の側部と対向しかつ近接するように前記保持板を突設したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施例であり、同図(A)は一部を破断した斜視図、同図(B)は同図(A)のB−B線断面図を夫々示している。1は2分割された樹脂ケースを一体化して矩形状に形成した本体ケース、2は本体ケース1内に収納されたプリント基板、3はプリント基板2の上面の略中央に設けられたトランス、4A、4Bはプリント基板2の上面に立設された放熱板であり、これら放熱板4A、4Bはアルミ板や鉄板等をコ字状に折曲してなり、トランス3を挾んでプリント基板2の上面を覆うように、プリント基板2の縁部に取り付けられている。5A、5Bはプリント基板2の端部を載置するように、本体ケース1の底面内部に突設された脚部である。
【0013】
6A、6Bは本発明の特徴であるリブであり、これらリブ6A、6Bは、本体ケース1の上壁内面より下方に向けて、放熱板4A、4Bの夫々の側部と対向しかつ近接するように突設されている。
【0014】
斯る電気機器に関して、落下等による衝撃力が印加されると、プリント基板2は湾曲するが、プリント基板2に取り付けられた放熱板4A、4Bの側部が、プリント基板2の湾曲の途中でリブ6A、6Bに当接する。従って、プリント基板2の湾曲は途中で制限され、大きく湾曲しない。
【0015】
一方、プリント基板2はその側部がリブ6A、6Bに当接するまで湾曲するため、この湾曲がプリント基板2に印加される衝撃力を吸収する。
【0016】
このように、本体ケース1の上壁内面より下方に向けて、放熱板4A、4Bの夫々の側部と対向しかつ近接するように突設されたリブ6A、6Bにより、プリント基板2は湾曲するものの、その度合いが適宜に制限される一方、プリント基板2は湾曲によって衝撃力を吸収し、かつ不所望な応力の集中を抑制する。その結果、プリント基板2にクラックが発生することがない。
【0017】
図2は本発明の第2実施例であり、同図(A)は一部を破断した斜視図、同図(B)は同図(A)のB−B線断面図を夫々示している。図1と同一部分には同一番号を付して説明を割愛する。26は本体ケース1の上壁内面より下方に向けて突設されたリブであり、このリブ26は、放熱板4A、4Bの側部と対向しかつ近接するように設けられていると共に、トランス3を収納するように形成されている。
【0018】
この実施例にあっては、リブ26は、前述と同様に、プリント基板2の湾曲を許容するもののその湾曲度合いを制限するという作用に加えて、トランス3による発熱を遮蔽して熱的影響を防止する。更に、リブ26は、トランス3の周囲を包囲することから、トランス3とプリント基板2上に設けられているその他の電子部品(図示していない)とを確実に絶縁する。
【0019】
図3は本発明の第3実施例を示す要部斜視図である。この図面では、図1や図2に示されている本体ケース1を省略している。32はプリント基板、33はプリント基板32の上面の略中央に設けられたトランス、34A、34Bはプリント基板32の上面に立設された放熱板である。これら放熱板34A、34Bはアルミ板や鉄板等をコ字状に折曲してなり、トランス33を挾んでプリント基板32の上面を覆うように、プリント基板32の縁部に取り付けられている。
【0020】
35はプリント基板32に立設された電気接点36を保持する保持板である。この保持板35は樹脂成形品からなり、トランス33と対向する反対側の面に、電気接点36を確実に保持するための保持溝を備えている。また、この保持板35は、放熱板34A、34Bに挾まれて、放熱板34A、34Bの夫々の側部と対向しかつ近接するように、プリント基板32の縁部に立設されている。具体的には、保持板35は、その底部に形成された嵌合爪をプリント基板32の嵌合孔に嵌合することにより立設されている。
【0021】
この実施例にあっては、保持板35が、前述と同様に、プリント基板2の湾曲を許容するもののその湾曲度合いを制限する。更に、保持板35は、トランス33やその他の電子部品と、電気接点36との絶縁を確実に保つので、トランス33や電子部品と電気接点36との間の距離を短くして、装置全体の小型化を図ることができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、落下衝撃等によるプリント基板の損傷を防止することができる。
【0023】
更に、本発明によれば、装置の小型化を図りながら、プリント基板上に設けられるトランス、電子部品又は電気接点等の絶縁対策を十分に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示しており、同図(A)は一部を破断した斜視図、同図(B)は断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示しており、同図(A)は一部を破断した斜視図、同図(B)は断面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す要部斜視図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 プリント基板
3 トランス
4A、4B 放熱板
6A、6B、26 リブ
Claims (3)
- プリント基板に放熱板を立設し、これを本体ケース内に収納した電気機器において、前記本体ケースの上方内面より下方に向けて、前記放熱板の側部と対向しかつ近接するようにリブを突設したことを特徴とする放熱板を有する電気機器。
- トランスを備えるプリント基板に放熱板を立設し、これを本体ケース内に収納した電気機器において、前記本体ケースの上方内面より下方に向けて、前記トランスを収納すると共に、前記放熱板の側部と対向しかつ近接するようにリブを突設したことを特徴とする放熱板を有する電気機器。
- プリント基板に放熱板及び電気接点を保持する保持板を立設し、これを本体ケース内に収納した電気機器において、前記プリント基板に、前記放熱板の側部と対向しかつ近接するように前記保持板を突設したことを特徴とする放熱板を有する電気機器。
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JP29070696A JP3675993B2 (ja) | 1995-11-28 | 1996-10-31 | 放熱板を有する電気機器 |
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JP7-309533 | 1995-11-28 | ||
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Publications (2)
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JPH09214156A JPH09214156A (ja) | 1997-08-15 |
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JP29070696A Expired - Fee Related JP3675993B2 (ja) | 1995-11-28 | 1996-10-31 | 放熱板を有する電気機器 |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE69839900D1 (de) | 1997-02-18 | 2008-10-02 | Canon Kk | Transformator und seine Verwendung, und Transformatormontageverfahren. |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP29070696A patent/JP3675993B2/ja not_active Expired - Fee Related
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