JP2585630Y2 - 電子部品の冷却構造 - Google Patents

電子部品の冷却構造

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JP2585630Y2
JP2585630Y2 JP1095093U JP1095093U JP2585630Y2 JP 2585630 Y2 JP2585630 Y2 JP 2585630Y2 JP 1095093 U JP1095093 U JP 1095093U JP 1095093 U JP1095093 U JP 1095093U JP 2585630 Y2 JP2585630 Y2 JP 2585630Y2
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cooling structure
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insulating adhesive
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芳彦 菊地
稔 出田
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケ−ス蓋部の着脱可能
な電子部品の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板等の回路基板に、
トランス等の巻線部品、半導体部品、その他の能動部品や
受動部品などの電子部品を搭載して電気回路を構成し、
金属ケ−スに収容した電子回路装置が広く実用化されて
いる。
【0003】又、電源機器等をはじめ、比較的、電力処
理容量の大なる電子回路装置においては、内蔵する電子
部品の発熱が問題となる。例えば、トランス等の巻線部
品が特に顕著であり、種々の放熱手段がほどこされてい
る。
【0004】図1は、従来の電子部品の冷却構造を例示
する断面図である。1はプリント配線板、2は金属ケ−
スの底部、3は金属ケ−スの蓋部、4は電子部品、5
(2)は電気絶縁性接着剤、6はその他の部品、Aは電
子部品4の頂部である。
【0005】電子部品4への通電による発熱を有効に放
散させるために、電子部品4の頂部Aと金属ケ−スの蓋
部3の内面を電気絶縁性接着剤5により固着し、ケ−ス
への熱伝導効果を上げるように構成している。
【0006】このような構成では、ケ−ス蓋部3を装着
後、点検、修理等のため、再びケ−ス蓋部3を離脱しよ
うとしても接着剤5で固着されているため、不可能であ
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、金属ケ−ス蓋部内面に電気絶縁性接着剤で電子部
品の頂部を固着した構成では、金属ケ−ス蓋部の離脱が
困難となり、製造上、及び使用上、不便となることが主
たる点である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、金属ケ−スの
蓋部内面に電気絶縁性接着剤によって電子部品の頂部を
固着するように構成した電子部品の冷却構造において、
金属ケ−スの蓋部内面にネジ止め等により着脱可能に固
定した中間金属板と電子部品の頂部を電気絶縁性接着剤
で固着したことを特徴とする電子部品の冷却構造。又、
電子部品を巻線部品としたもの、中間金属板の少なくと
も一辺に折り曲げ部を設けたもの、中間金属板を非磁性
材としたものを含む電子部品の冷却構造。
【0009】
【作用】金属ケ−スの蓋部内面にネジ止め等により着脱
可能に中間金属板を固定して、さらにその中間金属板を
電子部品の頂部に電気絶縁性接着剤で固着することによ
って、点検、修理等のため、金属ケ−スの蓋部を取りは
ずす場合、中間金属板とのネジ止め等の固定を解くこと
により、容易に離脱できる。又、(3)電子部品とし
て、巻線部品のように頂部が平面でない場合、中間金属
板と頂部間を電気絶縁性接着剤により空隙なく固着でき
るので、特に有効である。又、中間金属板に非磁性材を
選択することにより、巻線部品から金属ケ−ス側への磁
気回路形成を遮断でき、磁気損失を低減する。又、中間
金属板の少なくとも一辺に折り曲げ部を設けることによ
り、電気絶縁性接着剤の被着時のひろがりがケ−ス蓋部
内面に及ぶことを抑制できる。
【0010】
【実施例】図2は本考案の実施例を示す断面図であり、
図1と同一符号は同等部分をあらわす。7は中間金属
板、7−1は中間金属板7の折り曲げ部、8は金属ケ−
スの蓋部3と中間金属板7をネジ止め固定するビスであ
る。
【0011】まず、中間金属板7を金属ケ−スの蓋部3
にビス8で固定し、電子部品4の頂部Aに被着した電気
絶縁性接着剤5上に中間金属板7の内面を接するように
設けて金属ケ−スの蓋部3と底部2を閉成する。
【0012】電気絶縁性接着剤5としては、硬化前に形
状維持性を有し、硬化後にゴム弾力性、耐熱性、熱伝導
性の良好な、例えばシリコン樹脂系接着剤を用いる。
【0013】電子部品4をトランス等の巻線部品とした
場合、中間金属板7としては、アルミ、銅などの非磁性
材を用いることにより、巻線部品からの洩れ磁束による
磁気損失の発生を低減できる。
【0014】中間金属板7には、折り曲げ部7−1を少
なくとも7の一辺に設けることにより、その方向への電
気絶縁性接着剤5のはみだしを抑制し、ケ−ス蓋部3側
への被着を防止する。
【0015】図3は、他の実施例における中間金属板と
電子部品(巻線部品を例示する)(4)との結合関係を
示す構造図で、(a)は平面図、(b)は正面図であ
り、前図までと同一符号は同等部分をあらわす。図3で
は金属ケ−スとの結合関係を示していないので、8′は
ビス8の取付け穴を図示している。折り曲げ部7−1は
中間金属板7の四辺共に設けており、電気絶縁性接着剤
5のはみだしは、いずれの方向にも防止できる。又、金
属ケ−スの蓋部と中間金属板7の固定は、図2では7の
右端に近い側でビス8によりネジ止めしていたが、図3
では7の中央部、即ち、二つの電子部品4の中央部に取
付け穴8′がくるようにしている。
【0016】実施例による金属ケ−スの蓋部3と中間金
属板7の固定はビス8によるネジ止めを示したが、差し
込みなど他の固定手段を用いてもよい。しかし、いずれ
の固定手段であっても蓋部3と中間金属板7の着脱を点
検、修理等のときに、比較的容易になし得る手段とすべ
きである。
【0017】実施例の各図では要部のみを示したが、電
子回路装置の構成においては、各部の変形、他部品の付
加、等価的変換などの変更を本考案の要旨の範囲で必要
に応じてなし得るものである。
【0018】
【考案の効果】以上、説明のとおり、電子部品の発熱を
電気絶縁性接着剤を介して金属ケ−スの蓋部に熱伝導に
より有効に放散すると共に、点検、修理等のための蓋部
の開閉はネジ等の固定手段の着脱により可能となる。
又、構成部品である中間金属板に折り曲げ部を設けて電
気絶縁性接着剤の蓋部への被着ミスを防止できる。又、
その中間金属板を非磁性材とすることにより、巻線部品
の適用において、磁気損失の発生を低減する。さらに放
熱孔のない全密閉型金属ケ−スによる低ノイズ設計も可
能とする。従って、本考案の電子部品の冷却構造によ
り、電源機器をはじめ、各種用途の電子回路装置を構成
し、産業上の利用効果大なるものである。(5)
【図面の簡単な説明】
【図1】従来構造を例示する断面図である。
【図2】本考案の実施例を示す断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す結合関係構造図で、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 プリント配線板 2 金属ケ−スの底部 3 金属ケ−スの蓋部 4 電子部品 5 電気絶縁性接着剤 6 その他の電子部品 7 中間金属板 7−1 折り曲げ部 8 ビス 8′ 取り付け穴 A 電子部品の頂部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ケ−スの蓋部内面に電気絶縁性接着
    剤によって電子部品の頂部を固着するように構成した電
    子部品の冷却構造において、金属ケ−スの蓋部内面にネ
    ジ止め等により着脱可能に固定した中間金属板と電子部
    品の頂部を電気絶縁性接着剤で固着したことを特徴とす
    る電子部品の冷却構造。
  2. 【請求項2】 電子部品を巻線部品とした請求項1の電
    子部品の冷却構造。
  3. 【請求項3】 中間金属板の少なくとも一辺に折り曲げ
    部を設けた請求項1又請求項2の電子部品の冷却構造。
  4. 【請求項4】 中間金属板を非磁性材とした請求項1、
    請求項2、又は請求項3の電子部品の冷却構造。
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