JP3674574B2 - ショートアーク型放電ランプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ショートアーク型放電ランプに係り、例えば、光変調素子に光を当てて、反射された光によって映像を映し出す投影装置等の光源に好適なショートアーク型放電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からプロジェクタ等の投影装置の光源として、図15に示すような、発光管内にキセノンを封入したショートアーク型放電ランプが知られている。
このランプは、輝度を上げるために点灯中は発光管の内圧が非常に高くなることから、高い内圧でもランプ封止部が破損しないように設計する必要があるため、また、ランプに大電流を流すことから、放電電極を支持するリード棒を発光管に続く封止部から外部に突出させる必要があるために、封止管とリード棒間の封止に、段継ぎガラスが採用されている。
【0003】
ところで、近年は、このようなショートアーク型放電ランプを組み込んだ投影装置を持ち運んで、様々な場所で利用する傾向にある。そのため、投影装置のコンパクト化、小型化が求められ、ランプの小型化が必要とされている。
ランプを小型化するためには、ランプ長を短くする必要があるが、図15に示すような従来のショートアーク型放電ランプについて言えば、放電電極の後端部と段継ぎガラスとによってリード棒とが封着される封着部間の距離Lを短くする必要がある。しかし、この距離Lを短くすると、段継ぎガラスの封着部と放電電極とが近接することとなり、封着部の温度が上昇し、封着部が破損する問題が起きる。
【0004】
従来、このようなショートアーク型放電ランプの封着部の温度上昇を防止するために、実用新案登録公報第2532712号によれば、封着部外に突出しているリード棒に冷却フィン等の冷却部材を設けて冷却し、封着部の温度上昇を防止する手段等が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の公報に示されるような冷却手段では、リード棒に放熱フィンが取り付けられるために、その重さでリード棒と段継ぎガラスとの封着部に負荷がかかり、封着部が破損する恐れがある。
【0006】
また、上述のごとく、従来技術のものでは、封着部を十分冷却することができないので、上記距離Lをそれ程短くすることができないという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、上記の種々の問題点に鑑みて、段継ぎガラスとリード棒との封着部に何等の負荷をかけずに、リード棒と段継ぎガラスとの封着部を確実に冷却して、ランプの小型化、高出力化を図ったショートアーク型放電ランプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。
第1の手段は、発光管に続く封止管と発光管内に配置される電極を支持するリード棒とが段継ぎガラスによって封着され、前記封止管に冷却風を通す通風口を有する口金が取付られたショートアーク型放電ランプにおいて、前記リード棒が貫通する前記段継ぎガラスの外方に形成される前記口金の内部空間に、前記リード棒または前記リード棒に接続されたリード線から間隙を介して設けられ、前記通風口から導入された冷却風を前記間隙に導風する導風板を設けたことを特徴とする。
【0009】
第2の手段は、第1の手段において、発光管に続く封止管と発光管内に配置される電極を支持するリード棒とが段継ぎガラスによって封着されたショートアーク型放電ランプにおいて、前記リード棒が貫通する前記段継ぎガラスの外方に形成される空間に、前記リード棒またはリード棒に接続されたリード線から間隙を介して設けられ、導入された冷却風を前記間隙に導風する導風板を設けたことを特徴とする。
【0010】
第3の手段は、第1の手段または第2の手段において、前記導風板は、該導風板の前記リード棒または前記リード線に対向する部分が180度以内の角度を有するように形成されていることを特徴とする。
【0011】
第4の手段は、第1の手段ないし第3の手段のいずれか1つの手段において、前記導風板は、前記リード棒からの放射方向に複数枚配置されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態を図1ないし図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るショートアーク型放電ランプ1の構成を示す断面図、図2はショートアーク型放電ランプ1の軸方向から見た通風口51,52におけるリード棒と導風板との位置関係を示す図である。
【0013】
同図において、1はショートアーク型放電ランプ、11は放電電極2が配置されるショートアーク型放電ランプの発光管、12は発光管11の両端側に続いて形成される封止管、2は放電電極、3は放電電極2を支持するリード棒、4は封止管12とリード棒3を封着する段継ぎガラス、41はリード棒3を封着する段継ぎガラス4の封着部、5は封止管12の両端部の外側に設けられる口金、51は口金に設けられ冷却風を流入させるために開口された流入側通風口、52は口金に設けられ冷却風を流出させるために開口された流出側通風口、6はリード棒3以外の箇所に取り付けられ、かつリード棒3と所定の間隙Kを介して複数枚配置された、流入側通風口51から流入した冷却風を間隙Kに導風する導風板である。上記間隙Kの間隔は、導風板6によって導風された冷却風が間隙Kを通過する際、流速を高められるリード棒3ないしリード線を冷却するのに最適な間隔に定められる。
【0014】
ここでは、4枚の板状の導風板6が、封止管12から外部に突出したリード棒6またはリード棒6に接続された図示されていないリード線から所定の間隙Kを介して、放射状に互いに離間して設けられる。即ち、図2に示すように、各導風板6は、リード棒3からの放射方向に、隣接する各導風板6とが所定の角度を持って配置される。
【0015】
図3は図1に示すショートアーク型放電ランプを用いたプロジェクタ等の投影装置の一例を示す図である。
【0016】
同図において、7はショートアーク型放電ランプ1から放射された光を所定方向に反射する反射鏡、8は投影装置の筐体、81は反射鏡7から反射された光を放射する放射窓、82は冷却風を筐体8内に導入する冷却風導入口、83は冷却後の風を排出する排出口である。なお、ここでは冷却風導入口82側に位置するショートアーク型放電ランプの一方の口金5は内部が開示して示されている。
【0017】
これらの図に示すように、本実施形態のショートアーク型放電ランプ1では、ランプ点灯時、図示していない冷却装置から冷却風が、冷却風導入口82から筐体8内に導入され、さらにショートアーク型放電ランプ1の口金5に設けられた流入側通風口51から口金5内に導入される。導入された冷却風は導風板6の傾斜面に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらに導風板6とリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流通し、リード棒3またはリード線を冷却する。
【0018】
即ち、導風板によって導風された冷却風は、導風板6とリード棒3またはリード線間の狭い間隙Kを流通する際に流速が高められるので、流入された冷却風の流速、流量が小さくても、リード棒3ないしリード線を効果的に冷却することができ、その結果、段継ぎガラス4とリード棒3との封着部41を確実に冷却することができる。
【0019】
以下に、本実施形態の発明に係るショートアーク型放電ランプの具体的構成例を図1に基づいて説明する。
ショートアーク型放電ランプの両端(口金5,5)間の寸法Aは240mm、電極2と口金5間の寸法Bは120mm、電極2と封着部41間の寸法Cは65mm、封着部41と段継ぎガラスの外方の開口部間の寸法Dは20mm、開口部と口金5端部間の寸法Eは20mm、電極間寸法Fは3mm、封止管の外径φは50mmである。
このショートアーク型放電ランプにおいては、点灯時のランプ電圧30V、ランプ電流83A、入力電力2500Wにおいて、封着部分の温度が450℃となり、従来のものの550℃に比べて100℃近い温度低下が見られた。
【0020】
なお、本実施形態では、図2に示すように、リード棒3またはリード線に対して所定の間隙Kを介して4枚の導風板6を放射状に配置する例について説明したが、導風板はこのような構成に限定されるものではない。
【0021】
図4および図5は、それぞれ本実施形態の導風板6と設置枚数が異なる第2および第3の実施形態に係るショートアーク型放電ランプのリード棒と導風板との位置関係を示す図である。
【0022】
図4に示すショートアーク型放電ランプでは、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して1枚の導風板6を放射状に配置した場合であり、本実施形態のショートアーク型放電ランプでは、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1の流入側通風口51から口金5内に導入されると、冷却風は、導風板6に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することができる。なお、図4においては、導風板6とリード棒3またはリード線間に間隙Kを介在させるように構成したが、間隙Kを設けることなく、導風板6とリード棒3またはリード線とを接触ないし近接して配置してもよい。この場合は、導入された冷却風は導風板6によってリード棒3またはリード線に導風されて冷却される。
【0023】
図5に示すショートアーク型放電ランプでは、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して2枚の導風板6を放射状に配置した場合であり、本実施形態のショートアーク型放電ランプによれば、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1の流入側通風口51から口金5内に導入されると、冷却風は、2枚の導風板6に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することができる。なお、図5においても、一方の導風板6とリード棒3またはリード線間に間隙Kを介在しないように配置してもよい。この場合は、冷却風は一方の間隙Kを介在しない導風板6によってリード棒3またはリード線に導風され、他方の間隙Kを介して配置された導風板6によっては間隙Kに通風され、リード棒3またはリード線が冷却される。
【0024】
なお、上記第1の実施形態ないし第3の実施形態に係るショートアーク型放電ランプは口金5を有し、口金5には所定の位置に流入側通風口51、流出側通風口52が設けられているので、各導風板6は、流入側通風口51や流出側通風口52の位置に対して互いに最適な位置、角度で設ける必要がある。
【0025】
このように上記の第1ないし第3の実施形態の発明によれば、段継ぎガラス4とリード棒3との封着部に何等の負荷をかけずに、リード棒3を冷却することができ、それに伴い、段継ぎガラス4の封着部41も冷却することができるので、電極2と封着部41との間の距離が短くなり、ランプ長を短くすることができるので、ランプの小型化や高出力化が可能となる。またランプを小型化しない場合であっても、冷却風を送る冷却装置の小型化や冷却ファンの静穏化等が可能となる。
【0026】
次に、本発明の第4ないし第6の実施形態をそれぞれ図6ないし図8を用いて説明する。
図6ないし図8は、それぞれ第1ないし第3の実施形態に係る口金を有するショートアーク型放電ランプに対して、口金を有しないショートアーク型放電ランプのリード棒と導風板との位置関係を示す図である。
【0027】
図6に示すショートアーク型放電ランプでは、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して4枚の導風板6を放射状に配置した場合を示すものであり、各導風板6は封止管12に取り付けられる。
【0028】
本実施形態の発明によれば、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1に導入されると、冷却風は、導風板6に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することができる。さらに、本実施形態の発明では、4枚の導風板6を放射状に配置した場合について説明したが、少なくとも、3枚以上の導風板を用いる場合は、リード棒3に対して各導風板の取付角度を適切に設定することにより、ショートアーク型放電ランプの投影装置等の装置への取付角度に拘わらず、常にリード棒3ないしリード線を安定的に冷却することが可能である。
【0029】
図7に示すショートアーク型放電ランプでは、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して1枚の導風板6を放射状に配置した場合を示すものであり、導風板6は封止管12に取り付けられる。
【0030】
本実施形態の発明によれば、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1に導入されると、冷却風は、導風板6に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することができる。なお、図7においては、導風板6とリード棒3またはリード線間に間隙Kを介在させる場合について示しているが、間隙Kを設けることなく、導風板6とリード棒3またはリード線と接触ないし近接するように配置してもよい。この場合は、導入された冷却風は導風板6によってリード棒3またはリード線に導風されて冷却される。
【0031】
図8に示すショートアーク型放電ランプでは、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して2枚の導風板6を放射状に配置した場合を示すものであり、導風板6は封止管12に取り付けられる。
【0032】
本実施形態によれば、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1に導入されると、冷却風は、2枚の導風板6に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することができる。なお、図8においても、一方の導風板6とリード棒3またはリード線間に間隙Kを介在しないように配置するようにしてもよい。この場合は、冷却風は一方の間隙Kを介在していない導風板6によってリード棒3またはリード線に導風され、他方の間隙Kを介して配置された導風板6によっては間隙Kに通風され、リード棒3またはリード線を冷却することが可能である。
【0033】
次に、本発明の第7ないし第9の実施形態をそれぞれ図9ないし図11を用いて説明する。
図9ないし図11は、それぞれ第1ないし第3の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおける導風板と異なる形状を有する導風板6を用いた場合のショートアーク型放電ランプのリード棒3と導風体6との位置関係を示す図である。
【0034】
図9に示すショートアーク型放電ランプでは、断面形状がリード棒3に対向する部分61が鋭角を有する3枚のブロック状の導風板6を、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して放射状に配置した場合を示すものである。
【0035】
本実施形態の発明によれば、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1の流入側通風口51から口金5内に導入されると、冷却風は、導風板6の傾斜面に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することができる。
図10に示すショートアーク型放電ランプでは、断面形状がリード棒3に対向する部分61が鋭角を有するブロック状の1個の導風板6を、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して放射状に配置した場合を示すものである。
【0036】
本実施形態によれば、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1の流入側通風口51から口金5内に導入されると、冷却風は、導風板6の傾斜面に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することができる。なお、図10においては、導風板6とリード棒3またはリード線間に間隙Kを介在させるように構成しているが、間隙Kを設けることなく、導風板6とリード棒3またはリード線と接触ないし近接するように配置してもよい。この場合は、導入された冷却風は導風板6によってリード棒3またはリード線に導風されて冷却される。
【0037】
図11に示すショートアーク型放電ランプでは、断面形状がリード棒3に対向する部分61が鋭角を有するブロック状の2個の導風板6を、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して放射状に配置した場合を示すものである。
【0038】
本実施形態によれば、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1の流入側通風口51から口金5内に導入されると、冷却風は、各導風板6の傾斜面に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することができる。なお、図11においても、一方の導風板6とリード棒3またはリード線間に間隙Kを介在しないように配置するようにしてもよい。この場合は、冷却風は一方の導風板6によってリード棒3またはリード線面に導風され、間隙Kを介して配置された他方の導風板6によっては間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することが可能である。
【0039】
次に、本発明の第10ないし第12の実施形態をそれぞれ図12ないし図14を用いて説明する。
図12ないし図14は、それぞれ第7ないし第9の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおいて口金5を用いない場合のショートアーク型放電ランプのリード棒と導風板との位置関係を示す図である。
【0040】
図12に示すショートアーク型放電ランプでは、断面形状がリード棒3に対向する部分61が鋭角を有するブロック状の3個の導風板6を、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して放射状に配置した場合を示すものである。
【0041】
本実施形態によれば、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1に導入されると、冷却風は、導風板6の傾斜面に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を冷却することが可能となる。
【0042】
図13に示すショートアーク型放電ランプでは、断面形状がリード棒3に対向する部分61が鋭角を有するブロック状の1個の導風板6を、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して放射状に配置した場合を示すものである。
【0043】
本実施形態によれば、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1に導入されると、冷却風は、導風板6の傾斜面に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することができる。なお、図13においては、導風板6とリード棒3またはリード線間に間隙Kを介在させるように構成しているが、間隙Kを設けることなく、導風板6とリード棒3またはリード線と接触ないし近接するように配置してもよい。この場合は、導入された冷却風は導風板6によってリード棒3またはリード線に導風されて冷却される。
【0044】
図14に示すショートアーク型放電ランプでは、断面形状がリード棒3に対向する部分61が鋭角を有するブロック状の2個の導風板6を、リード棒3またはリード線に対して間隙Kを介して放射状に配置した場合を示すものである。
【0045】
本実施形態によれば、ランプ点灯時、冷却風がショートアーク型放電ランプ1に導入されると、冷却風は、各導風板6の傾斜面に沿ってリード棒3またはリード線に向かって導風され、さらにリード棒3またはリード線間に形成された間隙Kを介して流速が速められて通風されるので、リード棒3またはリード線を効果的に冷却することができる。
【0046】
上述のごとく、図14においても、先に述べたと同様に、一方の導風板6とリード棒3またはリード線間に間隙Kを介在しないように配置するようにしてもよい。
【0047】
なお、第7ないし第12の実施形態に係る導風板6は、断面形状がリード棒3に対向する部分61が鋭角を有するブロック状の導風板を用いる場合について説明したが、前記対向する部分61が鋭角に限定されず、少なくとも180度以内の角度を有するものでも適用可能であり、また、前記ブロック状の導風板に限定されず、略「く」字状の板状体を用いることも可能である。
【0048】
このように第4ないし第12の実施形態の発明においても、段継ぎガラス4とリード棒3との封着部に何等の負荷をかけずに、リード棒3を冷却することができ、リード棒3を効果的に冷却することができ、それに伴い、段継ぎガラス4の封着部41も効果的に冷却することができるので、電極2と封着部41間の距離を短くして、ランプ長を短くすることができ、ランプの小型化や高出力化が可能となる。またランプを小型化しない場合であっても、冷却風を送る冷却装置の小型化や冷却ファンの静穏化等が可能となる。
【0049】
なお、本発明は外部リード棒と外部リード棒に接続されるリード線を効率良く冷却するためのものであり、上述したように、外部リード棒が段継ぎガラスによって封着されているショートアーク型放電ランプについて説明したが、それ以外に、外部リード棒が金属箔に接続され、その金属箔が圧着封止されている構造のショートアーク型放電ランプにも適用できる。この場合、圧着封止から外部に突出した外部リード棒、あるいは外部リード棒に接続されたリード線を冷却することができるものである。
【0050】
【発明の効果】
請求項1および請求項3に記載の発明によれば、リード棒が貫通する段継ぎガラスの外方に形成される口金の内部空間に、リード棒またはリード線から間隙を介して設けられ、通風口から導入された冷却風を前記間隙に導風する導風板を設けたので、段継ぎガラスとリード棒との封着部に何等の負荷をかけずに、封着部を冷却することができる。その結果、電極と封着部間の距離を短くして、ランプ長を短くすることができ、ランプの小型化や高出力化が可能となり、またランプを小型化しない場合であっても、冷却風を供給する冷却装置の小型化や冷却ファンの静穏化等が可能となる。
【0051】
請求項2および請求項3に記載の発明によれば、リード棒が貫通する段継ぎガラスの外方に形成される空間に、リード棒またはリード線から間隙を介して設けられ、導入された冷却風を前記間隙に導風する導風板を設けたので、段継ぎガラスとリード棒との封着部に何等の負荷をかけずに、封着部を冷却することができる。その結果、電極と封着部間の距離を短くして、ランプ長を短くすることができ、ランプの小型化や高出力化が可能となり、またランプを小型化しない場合であっても、冷却風を送る冷却装置の小型化や冷却ファンの静穏化等が可能となる。
【0052】
請求項4記載の発明によれば、導風板を、リード棒から放射状に複数枚配置したので、請求項1および請求項2に記載の発明の効果に加えて、リード棒またはリード棒に接続されたリード線をより確実に冷却することができ、より一層封着部を冷却することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るショートアーク型放電ランプの構成を示す断面図である。
【図2】図1に示すショートアーク型放電ランプの軸方向から見た通風口におけるリード棒と4枚の導風板との位置関係を示す図である。
【図3】図1に示すショートアーク型放電ランプを用いたプロジェクタ等の投影装置の一例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るショートアーク型放電ランプの軸方向から見た通風口におけるリード棒と1枚の導風板が設けられた導風板との位置関係を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るショートアーク型放電ランプの軸方向から見た通風口におけるリード棒と2枚の導風板が設けられた導風板との位置関係を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおけるリード棒と4枚の導風板との位置関係を示す斜視図である。
【図7】本発明の第5の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおけるリード棒と1枚の導風板との位置関係を示す斜視図である。
【図8】本発明の第6の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおけるリード棒と2枚の導風板との位置関係を示す斜視図である。
【図9】本発明の第7の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおけるリード棒と3枚の導風板との位置関係を示す斜視図である。
【図10】本発明の第8の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおけるリード棒と1枚の導風板との位置関係を示す斜視図である。
【図11】本発明の第9の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおけるリード棒と2枚の導風板との位置関係を示す斜視図である。
【図12】本発明の第10の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおけるリード棒と3枚の導風板との位置関係を示す斜視図である。
【図13】本発明の第11の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおけるリード棒と1枚の導風板との位置関係を示す斜視図である。
【図14】本発明の第12の実施形態に係るショートアーク型放電ランプにおけるリード棒と2枚の導風板との位置関係を示す斜視図である。
【図15】従来技術に係るショートアーク型放電ランプの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ショートアーク型放電ランプ
11 発光管
12 封止管
2 放電電極
3 リード棒
4 段継ぎガラス
41 封着部
5 口金
51 流入側通風口
52 流出側通風口
6 導風板
61 導風板のリード棒に対向する部分
K 間隙

Claims (4)

  1. 発光管に続く封止管と発光管内に配置される電極を支持するリード棒とが段継ぎガラスによって封着され、前記封止管に冷却風を通す通風口を有する口金が取付られたショートアーク型放電ランプにおいて、
    前記リード棒が貫通する前記段継ぎガラスの外方に形成される前記口金の内部空間に、前記リード棒または前記リード棒に接続されたリード線から間隙を介して設けられ、前記通風口から導入された冷却風を前記間隙に導風する導風板を設けたことを特徴とするショートアーク型放電ランプ。
  2. 発光管に続く封止管と発光管内に配置される電極を支持するリード棒とが段継ぎガラスによって封着されたショートアーク型放電ランプにおいて、
    前記リード棒が貫通する前記段継ぎガラスの外方に形成される空間に、前記リード棒またはリード棒に接続されたリード線から間隙を介して設けられ、導入された冷却風を前記間隙に導風する導風板を設けたことを特徴とするショートアーク型放電ランプ。
  3. 前記導風板は、該導風板の前記リード棒または前記リード線に対向する部分が180度以内の角度を有するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のショートアーク型放電ランプ。
  4. 前記導風板は、前記リード棒からの放射方向に複数枚配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つの請求項に記載のショートアーク型放電ランプ。
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