JP3948319B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具に関するものであり、特には、アマルガムタイプの片口金型蛍光灯ランプを用いてなる照明器具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
照明器具のうちには消費電力の低減が可能な片口金型蛍光灯ランプ(以下、蛍光灯ランプという)を用いて構成されたものがあり、図17で示すように、縦型の種の照明器具は、蛍光灯ランプ1と、これのランプ部1aを取り囲んで配設された反射板2、つまり、一端面が略閉塞され、かつ、他端面が開放されたテーパ形状を有する反射板2とを備えている。すなわち、この反射板2の略閉塞された一端面には、蛍光灯ランプ1の口金部1bを挿通させるランプ挿入孔3が形成されており、このランプ挿入孔3を挿通して反射板2の裏面側へと突出した蛍光灯ランプ1の口金部1bはソケット4に差し込んで連結されている。
【0003】
これらの蛍光灯ランプ1にあっては、ランプ特性の決定要因が異なる2種類のタイプが存在しており、その1つは最冷点の温度によりランプ特性が決定されるノーマルタイプ、他の1つは水銀蒸気供給源であるアマルガムの温度によりランプ特性が決定されるアマルガムタイプである。そして、アマルガムタイプの蛍光灯ランプ1は、ノーマルタイプのものに比して、より広い温度範囲で最適となる特性を保ち、特に、高温域での特性が良好となる特徴を有している。
【0004】
ところで、蛍光灯ランプ1がアマルガムタイプである場合、図17中に付記しているように、そのランプ特性決定部としてのアマルガム部5は口金部1bに設けられているのが一般的である。なお、近年においては、蛍光灯ランプ1のより一層の小型化が要望されているが、このような小型化を実現するに際しては、点灯中のランプ周囲温度が上昇し、かつ、水銀蒸気圧が高くなり過ぎて発光効率が悪くなることを防止する必要があるため、ノーマルタイプよりもアマルガムタイプの蛍光灯ランプ1の方が多用されつつあるのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の照明器具にあっては、蛍光灯ランプ1の口金部1bとソケット4とが共に開放された状態にあり、外気にさらされたままとなっていることが多い。そのため、プレナムリターン等の空調方式が採用された室内に設置されて照明器具内に強制的な対流が生じる場合や室外に設置されて外気流が蛍光灯ランプ1に吹き付ける場合には、蛍光灯ランプ1の口金部1bに設けられたアマルガム部5が急激に冷却されて著しい温度低下をきたすことになり、ランプ特性が変化する結果として明るさが大幅に低下してしまうことが起こる。
【0006】
本発明は、上述の事実に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、アマルガムタイプの蛍光灯ランプを備えているにも拘わらず、空気の流れによってアマルガム部が急激な温度低下をきたし、著しい照度低下が生じることを未然に防止できる構成とされた照明器具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る照明器具は、口金部にアマルガム部が設けられた蛍光灯ランプと、この蛍光灯ランプのランプ部を取り囲んで配設される反射板とを備えてなる照明器具であって、蛍光灯ランプのアマルガム部近傍を流れる空気の流量を低減させる流量低減手段が設けられており,反射板のランプ挿入孔から突出した蛍光灯ランプの口金部はソケットに連結されており、口金部及びソケットの周囲には流量低減手段となる空気流路の屈曲部が設けられており,屈曲部は,ソケット取付板の周縁部と,ソケットを取り囲んで配設されたソケットカバーの外端部との幅狭の隙間に形成されてなるものであることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明に係る照明器具は請求項1に記載したものであって、口金部及びソケットカバーが空気流路を構成していることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明に係る照明器具は請求項1記載のものであって、空気流路には、空気流入口及び空気流出口よりも断面積が大きくて大容量である減流速空間が設けられていることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る照明器具の全体構造を示す断面図であり、図2はその要部構造を示す斜視図である。なお、実施の形態1に係る照明器具は縦型であり、その基本的な構造は従来の形態と異ならないので、図1及び図2において図17と互いに同一となる部品、部分には同一符号を付している。
【0025】
実施の形態1に係る縦型照明器具は、図1及び図2で示すように、蛍光灯ランプ1と、これのランプ部1aを取り囲んで配設された反射板2、つまり、一端面(図では上面)が略閉塞され、かつ、他端面(図では下面)が開放されたテーパ形状を有する反射板2とを備えている。なお、ここでの蛍光灯ランプ1はアマルガムタイプであり、その口金部1bにはアマルガム部5が設けられている。
【0026】
そして、反射板2の一端面には、アマルガム部5が設けられた蛍光灯ランプ1の口金部1bを外方へと向かって突出させるランプ挿入孔3が形成されており、このランプ挿入孔3から反射板2の裏面側へと突出した蛍光灯ランプ1の口金部1bはソケット4に差し込んで連結されている。また、蛍光灯ランプ1の口金部1b、つまり、アマルガム部5が設けられた口金部1bの内端面と、反射板2の一端面に形成されたランプ挿入孔3の周縁部との間には、これらの双方と略密着し、これらの間を略閉塞する口金カバー7が取り付けられている。
【0027】
そこで、反射板2の内部からランプ挿入孔3を通過して蛍光灯ランプ1の口金部1bの周囲へと向かう空気の流れは口金カバー7でもって阻止されることになり、アマルガム部5近傍を流れる空気の流量は口金カバー7で低減させられる。なお、この口金カバー7の少なくとも内面については、光の反射効率を確保するため、反射板2の内面と同様の鏡面とされていることが好ましい。
【0028】
すなわち、このような構成とされた照明器具であれば、口金カバー7が、蛍光灯ランプ1のアマルガム部5の近傍を流れる空気の流量を低減させる流量低減手段として機能する。そのため、実施の形態1に係る照明器具では、蛍光灯ランプ1のアマルガム部5近傍を流れる空気の流量を低減させる流量低減手段が設けられていることとなり、蛍光灯ランプ1の口金部1bに設けられたアマルガム部5が空気の流れによって急激に冷却されて著しい温度低下をきたすことがなくなる結果、蛍光灯ランプ1の明るさが低下することも起こらない。
(実施の形態2)
図3は実施の形態2に係る照明器具の全体構造を示す断面図であり、図4はその平面図である。なお、実施の形態2に係る照明器具は蛍光灯ランプが反射板の開放面と平行に配設された横型であり、この点では実施の形態1に係る縦型照明器具と構造が異なるが、このことに伴う基本的な差異がある訳ではないので、図3及び図4において図1及び図2と互いに同一となる部品、部分には同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0029】
また、実施の形態2を含む他の実施の形態、すなわち、以下に説明する他の実施の形態においても、横型または縦型のいかんに拘わらず、蛍光灯ランプ1がアマルガムタイプとされており、かつ、アマルガム部5が口金部1bに設けられていることは全て同じであるから、アマルガム部の図示については省略する。
【0030】
実施の形態2に係る横型照明器具は、図3及び図4で示すように、蛍光灯ランプ1と、これのランプ部1aを取り囲んで配設された反射板2、つまり、一端面(図では上面)が略閉塞され、かつ、他端面(図では下面)が開放されたテーパ形状を有する反射板2とを備えている。そして、反射板2の側面には、アマルガム部が設けられた蛍光灯ランプ1の口金部1bを外部へと突出させるランプ挿入孔3が形成されており、このランプ挿入孔3から突出した蛍光灯ランプ1の口金部1bは、ソケット取付板8に取り付けられたソケット4へと差し込んで連結されている。
【0031】
また、この際、反射板2の側面には、蛍光灯ランプ1の口金部1b及びソケット4の周囲を取り囲んで配設されるソケットカバー9、つまり、両端が開放された筒形状を有するソケットカバー9が取り付けられている。さらに、このとき、ソケット取付板8の周縁部8aは、ソケットカバー9の外端部へと向かって傾斜させられており、傾斜させられたソケット取付板8の周縁部8aは、幅狭の隙間S1を介したうえでソケットカバー9の外端部と対向させられている。
【0032】
このような構造である場合、反射板2の内部からランプ挿入孔3を通過して蛍光灯ランプ1の口金部1b、つまり、アマルガム部が設けられた口金部1bの周囲へと向かう空気Aの流れは、ソケットカバー9内を流通したうえで隙間S1を流通しなければならない。そこで、この際には、蛍光灯ランプ1の口金部1b及びソケット4の周囲を流れる空気Aの空気流路がソケットカバー9によって構成されており、しかも、ソケット取付板8の周縁部8aとソケットカバー9とによって空気流路の屈曲部が構成されているため、空気Aは口金部1bの周囲へと流れ込みがたくなる。
【0033】
すなわち、実施の形態2に係る構造では、ソケット取付板8の周縁部8a及びソケットカバー9によって空気流路の屈曲部が構成されており、この空気流路の屈曲部が流量低減手段として機能する。そして、蛍光灯ランプ1のアマルガム部近傍を流れる空気Aの流量を低減させる流量低減手段が設けられているため、アマルガム部が空気Aによって急激に冷却されることはなくなる。また、このような構造に限られず、蛍光灯ランプ1の口金部1b及びソケット4の周囲をソケットカバー9で取り囲んでおくだけでも、ソケットカバー9が空気Aの流れを規制する空気流路となり、この空気流路が流量低減手段として機能するため、空気Aが口金部1bの周囲へと流れ込みがたくなる。
(実施の形態3)
図5は実施の形態3に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図、図6はその平面図であり、図7は縦型照明器具の全体構造を示す断面図、図8はその要部構造を示す斜視図である。なお、これら照明器具の構造は実施の形態1,2と基本的に異ならないので、図5〜図8において図1〜図4と互いに同一となる部品、部分には同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0034】
実施の形態3に係る横型照明器具は、図5及び図6で示すように、蛍光灯ランプ1と、これのランプ部1aを取り囲んで配設された反射板2とを備えており、この反射板2の側面に形成されたランプ挿入孔3から外部へと突出した蛍光灯ランプ1の口金部1b、つまり、アマルガム部(図示省略)が設けられた口金部1bはソケット4と連結されている。そして、反射板2の側面には外端面が閉塞されたソケットカバー10が取り付けられており、内径Xとされたソケットカバー10は、蛍光灯ランプ1の口金部1b及びソケット4の周囲を取り囲んだうえで配設されている。
【0035】
すなわち、ここでのソケットカバー10は口金部1b及びソケット4の周囲に設けられた空気流路を構成しており、このソケットカバー10によっては、空気流入口である内径Yのランプ挿入孔3と、空気流出口である反射板2及びソケットカバー9間の隙間S2とのいずれよりも空気Aの通過する断面積が大きくて大容量である減流速空間が構成されている。そして、ソケットカバー10によって空気流路の減流速空間が構成されているため、反射板2の内部からランプ挿入孔3を通過して蛍光灯ランプ1の口金部1bの周囲へと流れ込んだ空気Aは、一旦大きく流れを拡大した後、反射板2及びソケットカバー10間の隙間S2を通過するのに伴って流れが大きく縮小されてしまう。
【0036】
そこで、ソケットカバー10からなる空気流路の減流速空間へは空気Aが流れ込みがたくなり、このソケットカバー10がアマルガム部の設けられた蛍光灯ランプ1の口金部1b近傍を流れる空気Aの流量を低減させる流量低減手段として機能する。すなわち、蛍光灯ランプ1のアマルガム部近傍を流れる空気Aの流量を低減させる流量低減手段が設けられているため、空気Aの流れによってアマルガム部が急激に冷却されることは起こらない。なお、外端面が閉塞されたソケットカバー10で蛍光灯ランプ1の口金部1b及びソケット4の周囲を取り囲んだだけでも、空気Aが流れ込みがたくなるため、アマルガム部が急激に冷却されることはなくなる。
【0037】
一方、実施の形態3に係る縦型照明器具では、図7及び図8で示すような構造が採用される。すなわち、この縦型照明器具は、蛍光灯ランプ1と、これのランプ部1aを取り囲んで配設された反射板2とを備えており、この反射板2の一端面に形成されたランプ挿入孔3から突出した蛍光灯ランプ1の口金部1bはソケット4と連結されている。そして、反射板2の一端面には外端面が閉塞されたソケットカバー10が取り付けられ、内径Xとされたソケットカバー10は、蛍光灯ランプ1の口金部1b及びソケット4の周囲を取り囲んでいる。
【0038】
ここでのソケットカバー10も口金部1b及びソケット4の周囲における空気流路を構成しており、このソケットカバー10によっても、空気流入口である内径Yのランプ挿入孔3と、空気流出口である反射板2及びソケットカバー9間の隙間S2とのいずれよりも空気Aの通過する断面積が大きくて大容量である減流速空間が構成されている。そこで、ソケットカバー10によって構成された空気流路の減流速空間へは空気Aが流れ込みがたくなり、このソケットカバー10がアマルガム部の設けられた蛍光灯ランプ1の口金部1b近傍を流れる空気Aの流量を低減させる流量低減手段として機能する結果、アマルガム部が空気Aの流れで急激に冷却されることは起こらなくなる。
(実施の形態4)
図9は実施の形態4に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図であり、図10は縦型照明器具の全体構造を示す断面図である。なお、横型または縦型のいかんに拘わらず、実施の形態4に係る照明器具の構造は実施の形態1〜3と基本的に異ならない。従って、図9及び図10において、図1〜図8と互いに同一となる部品、部分については同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0039】
実施の形態4に係る縦型照明器具及び横型照明器具は、図9及び図10で示すように、蛍光灯ランプ1と、これのランプ部1aを取り囲んで配設された反射板2とを備えており、この反射板2に形成されたランプ挿入孔3を介しては、アマルガム部(図示省略)の設けられた蛍光灯ランプ1の口金部1bとソケット4とが連結されている。なお、この際におけるランプ挿入孔3の内径Yは口金部1bの外径Zよりも小さく設定されており、これらの間には幅狭の隙間S3が形成されている。
【0040】
そして、蛍光灯ランプ1の口金部1bの外端面とランプ挿入孔3の周縁部との間にも幅狭の隙間S4、例えば、5mm程度の間隔とされた隙間S4が設けられている。そのため、反射板2の内部からソケット4の周囲へと向かう空気Aの流れは、隙間S4を通過したうえで隙間S3を通過しなければならず、これらの隙間S3,S4で空気Aの流れが縮小されるため、空気Aはソケット4の周囲へと流れ込みがたいことになる。
【0041】
すなわち、これらの隙間S3,S4は空気縮流部として機能することになり、このような空気縮流部が存在するために蛍光灯ランプ1の口金部1b近傍における空気Aの流動、つまり、対流は発生しがたくなる。従って、空気縮流部となる隙間S3,S4は空気Aの流量を低減させる流量低減手段としても機能していることになり、蛍光灯ランプ1のアマルガム部近傍を流れる空気Aの流量を低減させる流量低減手段が設けられている結果、アマルガム部が急激に冷却されて著しい温度低下をきたすことは起こらない。
(実施の形態5)
図11は実施の形態5に係る縦型照明器具の全体構造を示す断面図であり、図12は横型照明器具の全体構造を示す断面図である。なお、横型または縦型のいかんに拘わらず、実施の形態4に係る照明器具の構造は実施の形態1〜4と基本的に異ならない。従って、図11及び図12において、図1〜図10と同一となる部品、部分については同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0042】
実施の形態5に係る縦型照明器具及び横型照明器具は、図11及び図12で示すように、蛍光灯ランプ1と、これのランプ部1aを取り囲んで配設された反射板2とを備えており、反射板2に形成されたランプ挿入孔3から外部へと突出した蛍光灯ランプ1の口金部1b、つまり、アマルガム部(図示省略)が設けられた口金部1bはソケット4に連結されている。そして、この際におけるランプ挿入孔3の周縁部は、蛍光灯ランプ1のランプ部1aへと向かって屈曲させられている。
【0043】
そこで、反射板2の内部から口金部1a及びソケット4の周囲へと向かう空気Aの流れはランプ挿入孔3の周縁部、つまり、内向きへと屈曲させられたランプ挿入孔3の周縁部に衝突して反射板2の内部へと戻されることになり、空気Aは口金部1a及びソケット4の周囲へと流れ込みがたくなる。すなわち、この実施の形態5に係る縦型照明器具及び横型照明器具では、屈曲させられたランプ挿入孔3の周縁部が空気縮流部として機能する。
【0044】
そこで、蛍光灯ランプ1の口金部1bと反射板2に形成されたランプ挿入孔3の周縁部との間には、流量低減手段となる空気縮流部が設けられていることになり、空気縮流部である流量低減手段によって蛍光灯ランプ1のアマルガム部近傍を流れる空気Aの流量は低減させられてしまう。従って、蛍光灯ランプ1の口金部1bに設けられたアマルガム部が、空気Aの流れによって急激に冷却されてしまうことはなくなる。
(実施の形態6)
図13は実施の形態6に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図、図14はその第1の変形例に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図であり、図15はその第2の変形例に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図である。なお、実施の形態6に係る横型照明器具の構造は実施の形態2〜5と基本的に異ならないので、図13〜図15において、図2〜図12と同一となる部品、部分については同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0045】
実施の形態6に係る横型照明器具は、図13で示しているように、蛍光灯ランプ1と、これのランプ部1aを取り囲んで配設された反射板2とを備えており、反射板2の側面には、アマルガム部(図示省略)が設けられた蛍光灯ランプ1の口金部1bを外部へと突出させるランプ挿入孔3が形成されている。そして、このランプ挿入孔3から外部へと突出した蛍光灯ランプ1の口金部1bは、ソケット取付板8に取り付けられたソケット4へと差し込んで連結されている。
【0046】
また、反射板2の外部には補助反射板11が取り付けられており、この補助反射板11はソケット取付板8と連結されている。さらに、この際、反射板2の略閉塞された一端面(図では上面)には空気Aの流通する開口部12がランプ挿入孔3から離間した位置を選択して形成されており、補助反射板11の開口部12と対向する位置にも開口部13が形成されている。すなわち、実施の形態6に係る横型照明器具の反射板2及び補助反射板11には、互いに対向して外部と連通する開口部12,13が形成されており、これらの開口部12,13が主たる空気流路、つまり、蛍光灯ランプ1の口金部1bにとっては流量低減手段として作用することになる空気流路を構成している。
【0047】
このような構造である場合、反射板2の内部から外部へと流れる空気Aは、反射板2の側面に形成され、蛍光灯ランプ1の口金部1bが挿通している小面積のランプ挿入孔3ではなく、流量低減手段となる空気流路を構成している大面積の開口部12,13を通過して流れることとなる。そこで、蛍光灯ランプ1のアマルガム部近傍を流れる空気Aの流量を低減させる流量低減手段が設けられていることとなり、ランプ挿入孔3から突出している蛍光灯ランプ1の口金部1b、つまり、アマルガム部の近傍を空気Aが流れることはなくなる。
【0048】
その結果、アマルガム部が空気Aの流れによって急激に冷却されてしまうことも起こらないこととなる。なお、本実施の形態に係る照明器具においては、開口部13が形成された補助反射板11を取り付けるとしているが、このような補助反射板11がなくても差し支えないことは勿論である。
【0049】
さらに、実施の形態6に係る横型照明器具にあっては、図14で示す第1の変形例のように、反射板2の開口部12と補助反射板11の開口部13とを互いに位置ずれさせておくことが好ましい。このような構造であれば、空気流路を確保しながらも、反射板2の開口部12を通過した光を補助反射板11によって反射できるからである。
【0050】
さらにまた、図15で示す第2の変形例のような構造、つまり、蛍光灯ランプ1の口金部1b及びソケット4の周囲を反射板2及びソケット取付板8によって密閉した構造を採用することも可能である。すなわち、このような構造を採用していれば、反射板2の内部からランプ挿入孔3を通って蛍光灯ランプ1の口金部1bの周囲へと空気Aが流れ込むことを有効に阻止し得るからである。
(実施の形態7)
図16は、実施の形態7に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図である。なお、実施の形態7に係る横型照明器具の基本的な構造は実施の形態2〜6とならないので、図16において、図2〜図15と同一となる部品、部分には同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0051】
実施の形態7に係る横型照明器具も、図16で示しているように、蛍光灯ランプ1と、これのランプ部1aを取り囲んで配設された反射板2とを備えている。そして、反射板2の側面にはランプ挿入孔3が形成されており、ランプ挿入孔3から外部へと突出した蛍光灯ランプ1の口金部1b、つまり、アマルガム部(図示省略)が設けられた口金部1bはソケット4に連結されている。また、反射板2の外部には補助反射板11が取り付けられており、これらの反射板2及び補助反射板11には互いに対向しあう開口部12,13が形成されている。
【0052】
さらに、このとき、反射板2に形成された開口部12それぞれの端部は、蛍光灯ランプ1のランプ部1aに向かって傾斜させられている。このような構造であれば、空気Aの流れが開口部12の端部によって導かれることになり、反射板2及び補助反射板11に形成された開口部12,13が反射板2の内部から外部へと流れる空気Aの主たる空気流路であり、この空気流路が蛍光灯ランプ1の口金部1bにとっての流量低減手段として作用する。
【0053】
すなわち、蛍光灯ランプ1のアマルガム部近傍を流れる空気Aの流量を低減させる流量低減手段が設けられている結果、ランプ挿入孔3から突出した蛍光灯ランプ1の口金部1b、つまり、アマルガム部の近傍を空気Aが流れることは起こらず、アマルガム部が空気Aの流れによって急激に冷却されることもなくなる。さらにまた、開口部12それぞれの端部が蛍光灯ランプ1のランプ部1aへと傾斜させられている場合には、これらの端部によって蛍光灯ランプ1のランプ部1aから照射された光Lが反射されるため、照明器具における配光状態が改善されるという利点も確保される。
【0054】
【発明の効果】
請求項1〜請求項に記載の照明器具にあっては、蛍光灯ランプの口金部に設けられたアマルガム部の近傍を流れる空気の流量を低減させる流量低減手段が設けられているので、照明器具内に強制的な対流が生じる場合や室外に設置されて外気流が蛍光灯ランプへと吹き付ける場合であっても、空気の流れによってアマルガム部が急激な温度低下をきたす結果として著しい照度低下が生じることを未然に防止できるという効果が得られる。
【0055】
また、請求項1〜請求項に記載の照明器具であれば、アマルガム部の設けられた蛍光灯ランプの口金部が外気にさらされないため、外気温度の低下に伴うランプ特性の変化が発生しがたいという利点も確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る縦型照明器具の全体構造を示す断面図である。
【図2】実施の形態1に係る縦型照明器具の要部構造を示す斜視図である。
【図3】実施の形態2に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図である。
【図4】実施の形態2に係る横型照明器具の全体構造を示す平面図である。
【図5】実施の形態3に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図である。
【図6】実施の形態3に係る横型照明器具の全体構造を示す平面図である。
【図7】実施の形態3に係る縦型照明器具の全体構造を示す断面図である。
【図8】実施の形態3に係る縦型照明器具の要部構造を示す斜視図である。
【図9】実施の形態4に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図である。
【図10】実施の形態4に係る縦型照明器具の全体構造を示す断面図である。
【図11】実施の形態5に係る縦型照明器具の全体構造を示す断面図である。
【図12】実施の形態5に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図である。
【図13】実施の形態6に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図である。
【図14】実施の形態6に係る横型照明器具の第1の変形例を示す断面図である。
【図15】実施の形態6に係る横型照明器具の第2の変形例を示す断面図である。
【図16】実施の形態7に係る横型照明器具の全体構造を示す断面図である。
【図17】従来の形態に係る照明器具の全体構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 蛍光灯ランプ
1a ランプ部
1b 口金部
2 反射板
3 ランプ挿入孔
4 ソケット
5 アマルガム部
7 口金カバー
8 ソケット取付板
9 ソケットカバー
10 ソケットカバー
11 補助反射板
12 開口部(反射板)
13 開口部(補助反射板)

Claims (3)

  1. 口金部にアマルガム部が設けられた蛍光灯ランプと、この蛍光灯ランプのランプ部を取り囲んで配設される反射板とを備えてなる照明器具であって、
    蛍光灯ランプのアマルガム部近傍を流れる空気の流量を低減させる流量低減手段が設けられており,反射板のランプ挿入孔から突出した蛍光灯ランプの口金部はソケットに連結されており、口金部及びソケットの周囲には流量低減手段となる空気流路の屈曲部が設けられており,屈曲部は,ソケット取付板の周縁部と,ソケットを取り囲んで配設されたソケットカバーの外端部との幅狭の隙間に形成されてなるものであることを特徴とする照明器具。
  2. 口金部及びソケットカバーが空気流路を構成していることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 空気流路には、空気流入口及び空気流出口よりも断面積が大きくて大容量である減流速空間が設けられていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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