JP2006134863A - 環形蛍光ランプ、ランプソケットおよび照明器具 - Google Patents

環形蛍光ランプ、ランプソケットおよび照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】装着性を向上できる環形蛍光ランプ11およびランプソケット41を提供する。
【解決手段】環形蛍光ランプ11の口金13のランプピン26が配置される溝部22を、発光管12の環平面の径方向に平行な長手方向にわたって略同一幅に設ける。ランプソケット41のランプピン挿入孔57を有する凸部54を、環形蛍光ランプ11の口金13の溝部22の形状に対応した形状に設ける。ランプソケット41に対して環形蛍光ランプ11の口金13を斜め方向から装着する場合、凸部54の長手方向の一側部に対して口金13の溝部22の長手方向の一側部が係合する。凸部54と溝部22との係合で、ランプソケット41と環形蛍光ランプ11の口金13との位置が決まり、環形蛍光ランプ11の装着性を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、環形蛍光ランプ、この環形蛍光ランプを接続するランプソケット、これら環形蛍光ランプおよびランプソケットを備えた照明器具に関する。
従来、環形蛍光ランプでは、環形の発光管のバルブをその環平面の径方向に二重に並べて配置した構成が知られている。
この環形蛍光ランプの口金の口金本体はバルブが二重に並ぶ環平面の径方向の幅が広く設けられ、この口金本体の環平面に臨む面の中央部にランプピンが配置される正方形の窪み部が設けられ、環平面の径方向に対応した窪み部の両側に窪み部より幅の狭い溝部が設けられている。
また、この環形蛍光ランプを装着するランプソケットのソケット本体は口金本体に対応して幅が広く設けられ、このソケット本体の中央部に口金の窪み部に差し込み嵌合される略正方形のソケット部が設けられ、このソケット部の両側に口金の溝部に嵌合される突出部が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−247572号公報(第2−4頁、図1−5)
ところで、例えば天井に設置される照明器具に配設されたランプソケットおよびランプホルダに対して環形蛍光ランプを装着する際、ランプソケットに対して環形蛍光ランプの口金を装着してから、発光管をランプホルダに装着することが多く、ランプソケットに対して環形蛍光ランプの口金を斜め方向から装着しやすい。
しかしながら、従来の環形蛍光ランプの口金およびランプソケットの構成では、口金の窪み部およびランプソケットのソケット部の幅より、口金の窪み部の両側の溝部およびランプソケットのソケット部の両側の突出部の幅が狭く設けられているため、ランプソケットに対して環形蛍光ランプの口金を斜め方向から装着しようとした場合、ランプソケットの幅の広いソケット部に口金の幅の狭い溝部の両側縁が当たり、ランプソケットの突出部に対して口金の溝部が嵌らないために、ランプソケットと口金との位置が決まりにくく、環形蛍光ランプの装着性が悪い問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、例えばランプソケットに対して環形蛍光ランプの口金を斜め方向から装着する場合でも、ランプソケットと口金との位置が決まりやすく、環形蛍光ランプの装着性を向上できる環形蛍光ランプ、ランプソケット、および照明器具を提供することを目的とする。
請求項1記載の環形蛍光ランプは、両端部を有する発光管と;発光管の環平面の径方向に平行な長手方向にわたって略同一幅に設けられた溝部を有する口金本体、および溝部内に設けられたランプピンを備え、発光管の両端部間に設けられた口金とを具備しているものである。
環形蛍光ランプとは、円環形の環形蛍光ランプや、四角形などの多角形環形の環形蛍光ランプも含む。また、発光管の環平面とは、環形蛍光ランプの環形の面に平行な面である。また、発光管とは、環平面の径方向に一重のバルブや、二重などの複数重なりに並べて配置したバルブを含み、さらに、バルブの内面に蛍光体を形成し、バルブの内部に放電媒体を封入し、バルブの両端部にフィラメントを封装したものを含む。また、口金本体の溝部は、長手方向の両側部が開口している場合や、壁部があって閉じている場合を含む。
請求項2記載の環形蛍光ランプは、請求項1記載の環形蛍光ランプにおいて、口金の口金本体の溝部には、長手方向の両側部に壁部が設けられているものである。
請求項3記載のランプソケットは、請求項1または2記載の環形蛍光ランプの口金の溝部に対応した形状でその溝部に挿入可能とし、先端面に口金の溝部内に設けられたランプピンが挿入されるランプピン挿入孔が設けられた凸部を有するソケット本体と;ソケット本体のランプピン挿入孔に挿入されるランプピンを接続する端子とを具備しているものである。
請求項4記載のランプソケットは、請求項3記載のランプソケットにおいて、ソケット本体の凸部には、長手方向の両側部に段差部が設けられているものである。
段差部とは、凸部の表面から窪んだ部分である。
請求項5記載の照明器具は、請求項1または2記載の環形蛍光ランプと;請求項3または4記載のランプソケットが設けられる器具本体とを具備しているものである。
請求項6記載の照明器具は、請求項5記載の照明器具において、器具本体に配置される環形蛍光ランプの内側位置に対応して器具本体から突出して設けられた中央反射体と;中央反射体の内側に配置された点灯装置と;を具備しているものである。
中央反射体は、器具本体に対して別体でも一体に設けてもよい。また、点灯装置は、例えば点灯回路を用いた電子安定器であり、ランプソケットに接続された環形蛍光ランプを点灯させる。
請求項7記載の照明器具は、請求項5または6記載の照明器具において、環形蛍光ランプの最冷部を覆うカバーを具備しているものである。
環形蛍光ランプの最冷部は、管平面の径方向に二重に並べて配置する発光管では電極が配置される一端部に対して他端部側にあって、口金内側や口金近傍に位置する。また、カバーは、環形蛍光ランプの発光管が通過可能な断面U字形や断面コ字形で、非透明や透明であり、非透明な場合には器具本体と同色が好ましい。カバーは、環形蛍光ランプや器具本体に対して着脱可能とし、環形蛍光ランプの交換を可能とする。
請求項1記載の環形蛍光ランプによれば、口金のランプピンが配置される溝部を、発光管の環平面の径方向に平行な長手方向にわたって略同一幅に設けたことにより、例えばランプソケットに対して環形蛍光ランプの口金を斜め方向から装着する場合でも、ランプソケットに対して口金の溝部の長手方向の一側部を係合させることができて、ランプソケットと口金との位置が決まりやすく、環形蛍光ランプの装着性を向上できる。
請求項2記載の環形蛍光ランプによれば、請求項1記載の環形蛍光ランプの効果に加えて、口金の溝部の長手方向の両側部に設けた壁部により、ランプソケットと口金との径方向の位置が決まりやすく、環形蛍光ランプの装着性を向上できる。
請求項3記載のランプソケットによれば、ランプピン挿入孔を有する凸部を、請求項1または2記載の環形蛍光ランプの口金の溝部に対応した形状に設けたことにより、ランプソケットに対して環形蛍光ランプの口金を斜め方向から装着する場合でも、凸部の長手方向の一側部に対して口金の溝部の長手方向の一側部を係合させることができて、ランプソケットと環形蛍光ランプの口金との位置が決まりやすく、環形蛍光ランプの装着性を向上できる。
請求項4記載のランプソケットによれば、請求項3記載のランプソケットの効果に加えて、凸部の長手方向の両側部に設けた段差部により、口金を着脱しやすくできるとともに、口金の装着状態で溝部との間に隙間を形成できて、この隙間を通じて口金の熱を逃がしやすくでき、放熱性を向上できる。
請求項5記載の照明器具によれば、請求項1または2記載の環形蛍光ランプと、請求項3または4記載のランプソケットとを備えたことにより、環形蛍光ランプの装着性を向上できる。
請求項6記載の照明器具によれば、請求項5記載の照明器具の効果に加えて、中央反射体によって環形蛍光ランプの中央部分が暗くなるのを防止し、この中央反射体の内側に点灯装置を配置できる。しかも、器具本体の中央部に点灯装置を配置できるため、器具本体の周縁部に配置する反射体などの部品には熱的な影響を考慮しなくて済むことで樹脂材料を用いることができて軽量化できたり、器具本体の周縁部の任意の位置に器具本体を設置するための取付孔を設けることができて器具本体の設置した状態でのバランスをよくできたり、点灯装置とソケットとの距離を短くできて雑音特性を向上できる。
請求項7記載の照明器具によれば、請求項5または6記載の照明器具の効果に加えて、環形蛍光ランプの最冷部をカバーで覆うことにより、例えば点灯時における環形蛍光ランプの周囲温度が低い開放形照明器具でも環形蛍光ランプの最冷部の温度が過度に低くなるのを防止し、光出力を向上させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はランプソケットに対して環形蛍光ランプの口金を斜め方向から装着する状態の断面図、図2はランプソケットに対して環形蛍光ランプの口金を装着した状態の断面図、図3は環形蛍光ランプの口金の平面図、図4は環形蛍光ランプの口金の側面図、図5は環形蛍光ランプの口金の断面図、図6はランプソケットの側面図、図7はランプソケットの正面図、図8はランプソケットの断面図、図9は環形蛍光ランプおよびランプソケットを用いた照明器具の底面図、図10は照明器具の断面図である。
図3ないし図5、図9および図10において、11は四角形環形の環形蛍光ランプで、この環形蛍光ランプ11は、多重管構造の発光管12、およびこの発光管12の両端部間にまたがって設けられる口金13を有している。
発光管12は、この発光管12の管平面の径方向に二重に並んで配置される外側のバルブ15および内側のバルブ16を有し、これらバルブ15,16の一方の端部15a,16aおよび他方の端部15b,16bが口金13に挿入されている。これらバルブ15,16の他方の端部15b,16b近傍が連結部17にて連結され、外側のバルブ15の一方の端部15aと内側のバルブ16の一方の端部16aとの間で1本の連続した放電路が形成されている。バルブ15,16および連結部17は透光性ガラス製で、図示していないが、バルブ15,16の内面には蛍光体が形成されているとともにバルブ15,16の内部に放電媒体が封入され、バルブ15,16の一方の端部15a,16aに一対の電極がそれぞれ封装されている。
口金13は、絶縁性を有する材料で形成された口金本体19を有している。この口金本体19は、発光管12のバルブ15,16が二重に並ぶ環平面の径方向の幅が広く設けられていて、その一方の環平面側をランプソケット側に装着する口金面19aとされている。口金本体19の両端部にはバルブ15,16の一方の端部15a,16aおよび他方の端部15b,16bをそれぞれ収容するバルブ収容部20がそれぞれ形成され、これらバルブ収容部20間の中央部で一方の環平面側である口金面19aに口金部21が形成されている。
口金部21には口金本体19に一方の環平面側である口金面19aに臨んで溝部22が設けられ、この溝部22は環平面の径方向に長い長方形で、溝部22の短手方向の幅が長手方向の全域にわたって同一幅に形成されている。溝部22の長手方向の両側部には、壁部23が形成されているとともに、この壁部23の内側に突状の段差部24が形成されている。したがって、溝部22は、両側の壁部23間に形成される第1の溝部としての開口側溝部22aと、両側の段差部24間で開口側溝部22aより幅が狭く形成される第2の溝部としての奥側溝部22bとで構成されている。
溝部22の内底部にはランプピン突出面部25が形成され、このランプピン突出面部25から環平面に対して垂直に4本のランプピン26が突設され、これら各ランプピン26に発光管12の各電極がそれぞれ電気的に接続されている。
壁部23の外側位置に対応した口金本体19の両側には係止溝部27が形成され、これら係止溝部27の中間部に係止段部28が形成されている。
次に、図1および図2、図6ないし図8において、41はランプソケットで、このランプソケット41は、ソケット本体42、このソケット本体42に装着された口金13を保持する保持ばね43、口金13の各ランプピン26を接続する端子44を取り付けた端子保持体45を備えている。
ソケット本体42は、絶縁性を有する材料で形成され、一面が照明器具の器具本体に取り付けられる取付面48とされ、この取付面48に対して反対面に環形蛍光ランプ11の口金13が装着される口金装着面49が形成されている。
口金装着面49の両端部には口金13の口金面19aの両端部つまりバルブ収納部20が嵌合される口金嵌合部50が形成され、これら口金嵌合部50には器具本体にねじ止め固定するための取付孔51が形成されている。取付面48には、器具本体に設けられる位置決め孔に差し込まれる位置決め用の突起52、各取付孔51が形成されたボス53が突設されている。
口金装着面49の中央部には口金13の溝部22に嵌合される凸部54が突出形成され、この凸部54は、長方形の溝部22の形状に対応してその溝部22に嵌合可能とする長方形で、凸部54の短手方向の幅が凸部54の長手方向の全域にわたって同一幅に形成されている。凸部54の長手方向の両側部には窪み状の段差部55が形成されている。したがって、凸部54は、溝部22の両側の壁部23間すなわち開口側溝部22aに嵌合される第1の凸部としての基端側凸部54aと、溝部22の両側の段差部24間すなわち奥側溝部22bに嵌合される第2の凸部としての先端側凸部54bとで構成されており、先端側凸部54bの長手方向の長さが基端側凸部54aより短く形成されている。凸部54の先端面つまり先端側凸部54bの先端面56の長手方向中央位置には、口金13の各ランプピン26が挿入される各ランプピン挿入孔57が形成されている。
凸部54の長手方向の両側部とソケット本体42と両側部との間には保持ばね43が挿通される挿通部58が形成されている。
また、保持ばね43は、ばね性を有する金属材料で形成され、ソケット本体42と端子保持体45との間に挟み込まれて保持される基部61、この基部61の両側からソケット本体42の各挿通部58を通じて凸部54の長手方向の両側方域に突出配置される一対の保持部62を有している。基部61には端子保持体45の外周部に嵌合する開口部63が形成され、各保持部62には係止段部28に係脱可能に係止する係止部64が形成されている。
また、端子保持体45は、絶縁性を有する材料で形成され、ソケット本体42の裏面側に保持ばね43を挟み込んで装着されて係止されている。端子保持体45には保持ばね43の開口部63が嵌合する枠部67が形成され、この枠部67の内側には各ランプピン挿入孔57に対応して各端子44を収納する端子収納部68が形成されている。各端子収納部68には、各ランプピン挿入孔57の内側に位置するランプピン挿入空間69と、このランプピン挿入空間69の側部つまり凸部54の長手方向の両側部に位置する電線挿入空間70とが形成されている。端子保持体45の各電線挿入空間70に臨む裏面側に電源供給用の電線を挿入する電線挿入孔71が形成されている。
また、各端子44は、各端子収納部68のランプピン挿入空間69に収納されてランプピン26を電気的に接続するランプピン端子部74、および電線挿入空間70に収納されて電線を電気的に接続する電線端子部75を一体に有している。ランプピン端子部74には、ランプピン挿入孔57に挿入されるランプピン26を挟み込んで接続する一対の接続片76が設けられている。電線端子部75には、電線挿入孔71からの電線の挿入時に弾性変形して電線の挿入を許容するとともに挿入された電線に先端部が食い付いて抜け止め係止した状態で電気的に接続する鎖錠片77が設けられている。
次に、図9および図10において、81は照明器具で、この照明器具81は、天井に設置する天井埋込形または天井取付形で、かつ下面を開口した開放形のタイプであり、器具本体82、この器具本体82に取り付けられたランプソケット41および複数のランプホルダ83、これらランプソケット41およびランプホルダに装着される環形蛍光ランプ11などを有している。
器具本体82は、金属板にて、四角板状の基板85、この基板85の周縁部の各辺から下方に向けて折曲された側板部86、これら側板部86の下部から外側方に向けて折曲された縁部87を有している。基板85の周縁部で四隅位置には器具本体82を天井に設置するための4つの取付孔88が形成されている。なお、取付孔88が2つの場合には、図9に2点鎖線で示すように、器具本体82の対向する縁部の中央位置にそれぞれ形成される。
基板85には、基板85の中央部に環形蛍光ランプ11が対向して配置されるように、環形蛍光ランプ11の口金13を装着するランプソケット41が取り付けられているとともに、環形蛍光ランプ11の発光管12の口金13が設けられた辺に対して対向する辺の部分を着脱可能に保持する複数のランプホルダ83が取り付けられている。ランプホルダ83は、発光管12の外側のバルブ15の外面側および内側のバルブ16の内面側に係合する断面略C字形の板ばねで、下方から発光管12を着脱可能としている。
器具本体82の周縁部には、環形蛍光ランプ11の周囲に対向して環形蛍光ランプ11の光を制御する外側反射体90が取り付けられている。この外側反射体90には、白色の塗装鋼板などが用いられている。外側反射体90は、器具本体82の取付孔88を覆うが、器具本体82に対して着脱可能としていて、器具本体82から外すことにより、取付孔88を利用して器具本体82を天井側に設置することが可能となっている。
器具本体82の中央部には、環形蛍光ランプ11の内側に対向して中央反射体91が取り付けられている。この中央反射体91は、中心部を頂点として環形蛍光ランプ11の発光管12の各辺に対向する三角形状の反射面92を有する三角錐形状に形成され、器具本体82の基板85から下方へ突出して配置されている。
中央反射体91の内側には、環形蛍光ランプ11を点灯制御する点灯装置94が配置されている。点灯装置94は、プリント配線基板95に点灯回路を構成する電子部品を装着した電子安定器で、商用電源を入力する入力部、この商用電源を変換した高周波電力を出力する出力部を有し、入力部と出力部とはプリント配線基板95の異なる辺にそれぞれ設けられている。例えばプリント配線基板95の入力部はランプソケット41と離反した辺に設けられ、プリント配線基板95の出力部はランプソケット41に近い辺に設けられ、この出力部とランプソケット41とが図示しない配線によって接続されている。そして、この配線は、中央反射体91の反射面92と器具本体82との間に配線される。
また、環形蛍光ランプ11には、この環形蛍光ランプ11の最冷部11aを覆うカバー101が着脱可能に取り付けられている。
環形蛍光ランプ11の最冷部11aは、バルブ15,16の電極が封装される一方の端部15a,16aに対して放電路上、最も離れていて放電路の外側に位置する他方の端部15b,16bである。この他方の端部15b,16bは口金13の内側に位置しており、カバー101は環形蛍光ランプ11の口金13およびこの口金13の周辺部を覆う。
カバー101は、例えば合成樹脂製で、環形蛍光ランプ11の口金13を囲んで覆うととともに発光管12が挿通可能な断面略U字形に形成され、ランプホルダ83と同様の板ばねで構成された取付ホルダ102によって環形蛍光ランプ11に着脱可能に取り付けられている。カバー101は、非透明または透明であり、非透明な場合には、器具本体82、外側反射体90および中央反射体91の反射面などと同色の白色とすれば、外観を向上でき、また、透明な場合には、口金13の付近の発光管12から出る光を遮ることがない。
次に、天井に設置された照明器具81に環形蛍光ランプ11を装着する場合について説明する。
図1に示すように、環形蛍光ランプ11の口金13をランプソケット41に先に係合させて位置合わせするために、口金13を上方とする斜め方向から装着しようとした場合、ランプソケット41の凸部54の長手方向の一側部に対して口金13の溝部22の長手方向の一側部を係合させることができる。
これら凸部54と溝部22との係合により、ランプソケット41に対して環形蛍光ランプ11の環平面の周方向の位置を位置決めでき、また、凸部54の長手方向の両側部に段差部55が設けられているために、一側部の段差部55によって形成される空間部分に口金13の溝部22の一側外側部分が嵌まり込んで、凸部54に口金13の一側部の壁部23や段差部24が当接し、凸部54と保持ばね43の一側部の保持部62との間で口金13の溝部22の一側外側部分を位置規制し、ランプソケット41に対して環形蛍光ランプ11の環平面の径方向の位置を位置決めできる。したがって、ランプソケット41に対して環形蛍光ランプ11の口金13の位置が決まり、ランプソケット41のランプピン挿入孔57に口金13のランプピン26の先端を位置決めできる。
環形蛍光ランプ11の発光管12を押し上げて水平にしつつ、口金13をランプソケット41に対して押し上げることにより、図2に示すように、ランプソケット41の各ランプピン挿入孔57に口金13の各ランプピン26を挿入できて、各ランプピン挿入孔57の内側に配置された各端子44に口金13の各ランプピン26を接続できる。さらに、ランプソケット41の凸部54に対して口金13の溝部22に嵌まり込み、ランプソケット41の保持ばね43の両側の保持部62が口金13の両側の係止溝部27に嵌まり込んで、各保持部62の係止部64が各係止溝部27の係止段部28に係合し、ランプソケット41に対して口金13を装着状態で保持する。
このように、環形蛍光ランプ11の口金13のランプピン26が配置される溝部22を、環平面の径方向に長い長方形でその短手方向の幅を長手方向の全域にわたって同一幅に設けたことと、ランプソケット41のランプピン挿入孔57を有する凸部54を、環形蛍光ランプ11の口金13の溝部22の形状に対応した長方形でその短手方向の幅を長手方向の全域にわたって同一幅に設けたこととにより、ランプソケット41の凸部54の長手方向の一側部に対して口金13の溝部22の長手方向の一側部を係合させることができて、ランプソケット41と環形蛍光ランプ11の口金13との位置が決まりやすく、環形蛍光ランプ11の装着性を向上できる。
しかも、ランプソケット41の凸部54の長手方向の両側部に段差部55を設けたことにより、口金13を装着しやすくできる。さらに、口金13の溝部22の長手方向の両側部に設けた壁部23により、ランプソケット41と口金13との環平面の径方向の位置が決まりやすく、環形蛍光ランプ11の装着性を向上できる。
また、ランプソケット41に口金13を装着した状態では、凸部54の基端側凸部54aおよび先端側凸部54bが溝部22の開口側溝部22aおよび奥側溝部22bに嵌まり込み、ランプソケット41に対して環形蛍光ランプ11の環平面の周方向および径方向の位置を位置決めできる。
凸部54の先端面56が溝部22のランプピン突出面部25に当接し、凸部54の段差部55と溝部22の段差部24との間に隙間111が形成され、この隙間111を通じて口金13側からの熱を外部に逃がしやすくでき、放熱性を向上できる。
また、この隙間111は、環形蛍光ランプ11を斜め方向から取り外す際にも、壁部23の先端側とランプソケット41の側部との逃げ空間となるので、取外作業性を向上できる。
また、中央反射体91によって環形蛍光ランプ11の中央部分が暗くなるのを防止し、この中央反射体91の内側に点灯装置94を配置できる。
この器具本体82の中央部に点灯装置94を配置できるため、器具本体82の周縁部に配置する外側反射体90などの部品には点灯装置94からの熱的な影響を考慮しなくて済み、金属製に比べて製造性がよく軽量な樹脂製の部品を用いることができ、照明器具81の軽量化も図れる。さらに、器具本体82の周縁部の任意の位置に器具本体82を設置するための取付孔88を設けることができ、器具本体82を設置した状態でのバランスをよくできる。さらに、点灯装置94とランプソケット41とのリード線による接続距離を短くでき、雑音特性を向上できる。
点灯装置94のプリント配線基板95の出力部とランプソケット41とを接続する配線が、中央反射体91の反射面92の内側で配線されるので、外部に露出せず、外観を向上できる。
点灯装置94のプリント配線基板95の入力部と出力部とをプリント配線基板95の異なる辺にそれぞれ設けているので、プリント配線基板95の入力部に接続される配線と出力部に接続される配線とが交わらず、雑音が入力線に載るのを防止できる。
また、下面開放形の照明器具81では、照明器具81の下面にルーバやセードなどの制光体を配置する場合に比べて、冷房の冷気などの流れも影響して環形蛍光ランプ11の周囲温度が低くなり、最冷部11aの温度が光出力効率の最もよい適正温度範囲より低下して光出力が低下するが、環形蛍光ランプ11の最冷部11aをカバー101で覆うことにより、冷気の影響を遮断するとともに保温効果によって、環形蛍光ランプ11の最冷部11aの温度が適正温度範囲より低くなるのを防止し、光出力を向上させることができる。
カバー101を用いない場合と用いる場合とで、光束が7100lmの環形蛍光ランプ11を用いた照明器具81の直下方向の光束を測定する試験をしたところ、カバー101を用いない場合には6500lmであったが、カバー101を用いた場合には6600lmになり、光束の向上が確認できた。
なお、カバー101は、器具本体82側に着脱可能に構成してもよい。
また、環形蛍光ランプは、四角形などの多角形環形の環形蛍光ランプほか、円環形の環形蛍光ランプでもよい。
本発明の一実施の形態を示すランプソケットに対して環形蛍光ランプの口金を斜め方向から装着する状態の断面図である。 同上ランプソケットに対して環形蛍光ランプの口金を装着した状態の断面図である。 同上環形蛍光ランプの口金の平面図である。 同上環形蛍光ランプの口金の側面図である。 同上環形蛍光ランプの口金の断面図である。 同上ランプソケットの側面図である。 同上ランプソケットの正面図である。 同上ランプソケットの断面図である。 同上環形蛍光ランプおよびランプソケットを用いた照明器具の底面図である。 同上照明器具の断面図である。
符号の説明
11 環形蛍光ランプ
11a 最冷部
12 発光管
13 口金
19 口金本体
22 溝部
23 壁部
26 ランプピン
41 ランプソケット
42 ソケット本体
44 端子
54 凸部
55 段差部
57 ランプピン挿入孔
81 照明器具
82 器具本体
91 中央反射体
94 点灯装置
101 カバー

Claims (7)

  1. 両端部を有する発光管と;
    発光管の環平面の径方向に平行な長手方向にわたって略同一幅に設けられた溝部を有する口金本体、および溝部内に設けられたランプピンを備え、発光管の両端部間に設けられた口金と;
    を具備していることを特徴とする環形蛍光ランプ。
  2. 口金の口金本体の溝部には、長手方向の両側部に壁部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の環形蛍光ランプ。
  3. 請求項1または2記載の環形蛍光ランプの口金の溝部に対応した形状でその溝部に挿入可能とし、先端面に口金の溝部内に設けられたランプピンが挿入されるランプピン挿入孔が設けられた凸部を有するソケット本体と;
    ソケット本体のランプピン挿入孔に挿入されるランプピンを接続する端子と;
    を具備していることを特徴とするランプソケット。
  4. ソケット本体の凸部には、長手方向の両側部に段差部が設けられている
    ことを特徴とする請求項3記載のランプソケット。
  5. 請求項1または2記載の環形蛍光ランプと;
    請求項3または4記載のランプソケットが設けられる器具本体と;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
  6. 器具本体に配置される環形蛍光ランプの内側位置に対応して器具本体から突出して設けられた中央反射体と;
    中央反射体の内側に配置された点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする請求項5記載の照明器具。
  7. 環形蛍光ランプの最冷部を覆うカバーを具備している
    ことを特徴とする請求項5または6記載の照明器具。
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