JP2002365729A - プロジェクタ用ランプハウス - Google Patents

プロジェクタ用ランプハウス

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JP2002365729A
JP2002365729A JP2001176040A JP2001176040A JP2002365729A JP 2002365729 A JP2002365729 A JP 2002365729A JP 2001176040 A JP2001176040 A JP 2001176040A JP 2001176040 A JP2001176040 A JP 2001176040A JP 2002365729 A JP2002365729 A JP 2002365729A
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Japan
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lamp
cooling air
projector
lamp house
reflecting mirror
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JP2001176040A
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English (en)
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Yuka Nakahito
由佳 中人
Makoto Ijiri
良 井尻
Akira Takushima
朗 多久島
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、発熱部分に冷却風を集中的に誘導す
ることで、内部の温度上昇を効率よく防ぐことができる
プロジェクタ用ランプハウスを提供する。 【解決手段】このランプハウス1には、光源であるラン
プ11と、このランプ11から発光された放射光を集光
する凹面反射鏡12とが設けられ、このランプハウス1
の一側面には外気を流入する流入孔13が形成され、他
側面には流入された外気を外部に流出する流出孔14が
形成されている。また、ランプハウス1の後壁からラン
プ11の光軸と略平行に仕切板16が延出されている。
この仕切板16は流出孔14近傍に流出孔14と並設さ
れ、一端がランプハウス1の筐体後壁に固着され、先端
が凹面反射鏡12の頚部121近傍まで延設され、高さ
がランプハウス1の内部の高さと同等に形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロジェクタ用ラ
ンプハウスに関する。特に、内部の温度上昇を防ぐプロ
ジェクタ用ランプハウスに関する。
【0002】
【従来の技術】ランプハウスとは被写体を後方から照ら
すバックライトの役割を果たすものであり、現在、LC
D(Liquid Crystal Display)
プロジェクタなどに用いられている。
【0003】従来のプロジェクタ用ランプハウスに、図
5に示すプロジェクタ用ランプハウスがある。なお、図
5は、従来のランプハウスを側面後方から見た、ランプ
ハウスの概略斜視図である。
【0004】このプロジェクタ用ランプハウス(以下、
ランプハウスと略す)8には、光源であるランプ81
と、このランプ81から発光された放射光を集光する凹
面反射鏡82とが設けられている。
【0005】前記凹面反射鏡82の頭部には光学レンズ
(図示省略)が備えられ、凹面反射鏡82の尾部には、
ランプ81を配する頚部821が設けられ、図5に示す
ようにランプ81が頚部821に配されている。また、
凹面反射鏡82の頭部に備えられた光学レンズが、ラン
プハウス8の前面に係合されている。
【0006】前記ランプ81から発光された放射光は凹
面反射鏡82において集光され、集光された放射光は光
学レンズを用いて照度が均一になるように調整され、調
整された放射光はランプハウス8の前面から外部に発光
される。
【0007】現在、前記ランプ81にはメタルハライド
ランプや超高圧水銀ランプなどの放電ランプが用いられ
ているが、これらの放電ランプは最良のランプではな
く、これらの放電ランプには様々な問題がある。
【0008】超高圧水銀ランプを例に挙げると、超高圧
水銀ランプは高圧の水銀を封入した石英ガラスで形成さ
れる発光部から構成されている。この発光部の内部には
一対の電極が備えられ、この発光部の両端には金属箔を
蒸着した封止部が形成されている。
【0009】この超高圧水銀ランプでは、ランプ点灯
時、発光効率の低下を防ぐために発光部の温度を所定の
温度、例えば1050℃に維持しなければならない。発
光部の温度が所定の温度以上になると、石英ガラスが失
透してしまったり、クラックが発生してしまったりして
破損してしまうことがある。
【0010】また、封止部の金属箔温度が所定の温度、
例えば350℃を越える高温になると、金属箔は酸化を
起こして、あるいは膨張して封止部内でクラックを発生
させることがある。さらに、発光部もしくは封止部の温
度が高温になると、その影響を受けて超高圧水銀ランプ
を配する凹面反射鏡の鏡面温度も高温になる。凹面反射
鏡の鏡面温度が高温になることで、凹面反射鏡の内側面
に蒸着されている蒸着膜が耐熱温度以上の高温になった
り、または凹面反射鏡の内側面と外側面との間で大きな
温度差が生じたりする。この場合、蒸着膜がひび割れた
り、凹面反射鏡が破損したりするので、発熱による凹面
反射鏡の劣化が生じる。
【0011】現在、上述した問題を解決するために、ラ
ンプハウスの内部において、発光部を冷却するとともに
放電ランプの封止部を冷却して金属箔の酸化を防止する
ことや、凹面反射鏡を冷却して蒸着膜の熱劣化や破損を
防止することなど、さまざまな冷却方法が提案されてい
る。図5に示されたランプハウス8にも次のような冷却
方法が用いられている。
【0012】図5において、ランプハウス8の一側面に
は、冷却風を流入する流入孔83が形成され、他側面に
は、流入した冷却風を外部に流出する流出孔84が形成
されており、外部から冷却風が流入孔83を通じて流入
され、この冷却風が、発熱するランプ81および凹面反
射鏡82の周囲を通過することで、ランプ81および凹
面反射鏡82を冷却し、流出孔84から外部に流出され
る。
【0013】図6は、上記図5に示されたランプハウス
8を収納するプロジェクタを示す概略平面図である。こ
のプロジェクタ9の内部には、液晶パネル91が設けら
れるとともに、この液晶パネル91の背後にランプハウ
ス8が配されている。プロジェクタ9の筐体の一側面に
は、液晶パネル91の側方に位置して、冷却風を流入す
る冷却風取込孔92が形成されている。また、該一側面
において、ランプハウス8の流出孔84が配された箇所
には、冷却風取込孔92から取り込んだ冷却風を外部に
排気するダクト93の基部が連結されている。このダク
ト93の先端部には排気ファン931が設けられてい
る。
【0014】次に、上記のプロジェクタ9の内部におけ
る冷却風の風路について、図6を用いて詳説する。
【0015】排気ファン931を稼動させることで、外
部から冷却風が冷却風取込孔92を通じてプロジェクタ
9の内部に流入される(W1)。流入された冷却風は、
冷却風取込孔92近傍にある液晶パネル91を冷却しな
がら、プロジェクタ9の後部に流れる。後部に流れた冷
却風は、ランプハウス8の流入孔83を通ってランプハ
ウス8の内部に流入される。この流入された冷却風は、
ランプ81および凹面反射鏡82を冷却しながら流出孔
84から流出される(W2)。流出された冷却風は、ダ
クト93を通って排気ファン931により外部に排気さ
れる。
【0016】このように、このプロジェクタ9は、冷却
風をプロジェクタ9の内部に流入させてプロジェクタ9
の内部を冷却することができる。そのため、プロジェク
タ9に設けられたランプハウス8の内部に設けられたラ
ンプ81および凹面反射鏡82も同時に冷却することが
できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ランプハウス
8の内部において、冷却風の全てがランプ81および凹
面反射鏡82の冷却に関わっているわけではない。例え
ば、図6に示すように、ランプハウス8後部に流れる冷
却風W6が存在する。この冷却風W6は、ランプ81お
よび凹面反射鏡82を介さずにそのまま流出孔84に流
れて排気されるため、ランプ81および凹面反射鏡82
の冷却には関わっていない。
【0018】すなわち、ランプハウス8の内部に流入さ
れる冷却風の全てが、ランプ81および凹面反射鏡82
を冷却しているわけではなく、ランプ81および凹面反
射鏡82の冷却を行っていない冷却風も存在する。
【0019】また、ランプハウス8の内部では、冷却風
は流入孔83から流入されて流出孔84から流出される
のが通常であるが、図7に示すように、凹面反射鏡82
の外表面から気流が剥離する冷却風W3も存在する。こ
の冷却風W3は、発熱するランプ81および凹面反射鏡
82の熱を吸収しても流出孔84から円滑に流出しない
ため、ランプハウス8の冷却の妨げとなっていた。な
お、図7は、ランプハウス8の図6におけるA−A線断
面図を示す。
【0020】そこで、上記課題を解決するために本発明
は、発熱部分に冷却風を集中的に誘導することで、内部
の温度上昇を効率よく防ぐことができるプロジェクタ用
ランプハウスを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るプロジェクタ用ランプハウスは、ランプの
反射鏡を収納し、この反射鏡を冷却するための冷却風を
外部から流入する流入孔と、この冷却風を外部へ流出さ
せる流出孔とが形成されたプロジェクタ用ランプハウス
において、内部適所に、冷却風を発熱部分に集中的に誘
導する冷却風誘導手段が設けられたことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、冷却風誘導手段が設け
られているので、冷却風を発熱部分に集中的に誘導する
ことで発熱部分を冷却させることができ、その結果、プ
ロジェクタ用ランプハウスの内部における温度上昇を効
率よく防ぐことが可能となる。
【0023】上記流入孔は反射鏡の頭部の一側方に配さ
れる一方、上記流出孔は反射鏡の尾部の他側方に配さ
れ、上記冷却風誘導手段は、プロジェクタ用ランプハウ
スの後壁から前記ランプの光軸と略平行に延出された仕
切板で構成されたことを特徴としてもよいこの場合、冷
却風誘導手段が仕切板で構成されているので、この仕切
板によって冷却風を発熱部分に集中的に誘導させること
ができ、その結果、冷却の効率を上げることが可能とな
る。
【0024】上記仕切板は、上記反射鏡と流出孔との間
であって、且つ、先端が反射鏡の頸部近傍に位置するよ
う設けられたことを特徴としてもよい。
【0025】この場合、反射鏡と流出孔との間であっ
て、且つ、先端が反射鏡の頸部近傍に位置するように上
記仕切板が設けられているので、ランプおよび反射鏡の
外表面から冷却風が剥離するようなことが生じても、ラ
ンプおよび反射鏡を流通せずに流出孔に流れる冷却風を
仕切板に沿って誘導させることで該冷却風を剥離した冷
却風に合流させ、ともに流出孔から外部に流出させるこ
とが可能となる。
【0026】また、上記仕切板は、上記反射鏡と流入孔
との間であって、且つ、先端が前記ランプの口金近傍に
位置するよう設けられたことを特徴としてもよい。
【0027】この場合、上記反射鏡と流入孔との間であ
って、且つ、先端が前記ランプの口金近傍に位置するよ
うに上記仕切板が設けられているので、発熱したランプ
および反射鏡を流通せずに流出孔に流れる冷却風を、仕
切板によって誘導させることで、この誘導させた冷却風
をランプおよび反射鏡に流通させて、流出孔から外部に
流出させることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0029】<実施の形態1>図1および図2に実施の
形態1にかかるプロジェクタ用ランプハウス(以下、ラ
ンプハウスと略す)1を示す。図1は、ランプハウスを
側面後方から見た、ランプハウスの概略斜視図であり、
図2は、ランプハウスの概略平面図である。
【0030】このランプハウス1には、光源であるラン
プ11と、このランプ11から発光された放射光を集光
する凹面反射鏡12とが設けられている。
【0031】前記凹面反射鏡12の頭部には光学レンズ
(図示省略)が備えられ、凹面反射鏡12の尾部にはラ
ンプ11を配する頚部121が設けられ、図1および図
2に示すようにランプ11が頚部121に配されてい
る。
【0032】前記ランプハウス1の前面には、凹面反射
鏡12の頭部に備えられた光学レンズが係合され、ラン
プハウス1の一側面には外気を流入する流入孔13が形
成され、他側面には流入された外気を外部に流出する流
出孔14が形成されている。
【0033】前記流入孔13は凹面反射鏡12の頭部の
一側方に配され、前記流出孔14は凹面反射鏡12の尾
部の他側方に配されている。
【0034】流出孔14には遮光板15が設けられてい
る。この遮光板15を設けることで、ランプ11から放
射される放射光が外部に漏れることを防ぐ。そのため、
ランプハウス1の外部に配される設備に放射光が照射す
ることで、この設備が発熱することを防止したり、また
はランプハウス1を操作する使用者の目に放射光が入射
することを防止したりする。
【0035】また、このランプハウス1には、内部適所
に、冷却風を発熱部分に集中的に誘導する冷却風誘導手
段が設けられている。この冷却風誘導手段は、ランプハ
ウス1の後壁から前記ランプ11の光軸と略平行に仕切
板16が延出されることで構成されている。
【0036】仕切板16は流出孔14近傍に流出孔14
と並設され、一端がランプハウス1の筐体後壁に固着さ
れ、先端が凹面反射鏡12の頚部121近傍まで延設さ
れ、高さがランプハウス1の内部の高さと同等に形成さ
れている。
【0037】さらに、図2に示すように、このランプハ
ウス1には、前記流入孔13から流入した冷却風を外部
に排気するダクト17が付加されている。このダクト1
7の基部が、ダクト17と流出孔14とを連結させるよ
うに流出孔14の外側から前記流出孔14に係合されて
いる。また、ダクト17の端部に排気ファン171が設
けられている。
【0038】次に、このランプハウス1の内部における
冷却風の風路について、図2を用いて詳説する。
【0039】排気ファン171を稼動させることで、外
部から冷却風が流入孔13を通じてランプハウス1 の内
部に流入される(W1)。流入された冷却風は、三通り
の風路を有する冷却風から構成される。これらの冷却風
は、直接流出孔14に流れる冷却風W2と、内部を循環
する冷却風W3と、仕切板16により誘導される冷却風
W5とであり、これらの冷却風について以下詳述する。
【0040】前記直接流出孔14に流れる冷却風W2
は、ランプ11および凹面反射鏡12を冷却しながら流
出孔14に流される。
【0041】前記循環する冷却風W3は、ランプ11お
よび凹面反射鏡12を流通しながら(W4)、ランプ1
1および凹面反射鏡12を冷却した後、凹面反射鏡12
の外表面から気流が剥離され、ランプ11と仕切板16
との間の空間を循環し続ける。
【0042】前記誘導される冷却風W5は、ランプハウ
ス1後部に流れ(W6)、仕切板16に沿ってランプハ
ウス1の前方に仕切板16に沿って誘導される(W
5)。
【0043】この誘導される冷却風W5は、循環する冷
却風W3と合流して(W7)、仕切板16に沿って流出
孔14に誘導される。この合流した冷却風W7は、直接
流出孔14に流れる冷却風W2と合流する(W8)とと
もに流出孔14から流出される。流出された冷却風は、
ダクト17を通って排気ファン171から外部に排気さ
れる。
【0044】このように、仕切板16が、凹面反射鏡1
2と流出孔14との間であって、且つ、先端が凹面反射
鏡12の頸部121近傍に位置するように設けられてい
るので、このランプハウス1後部に流れる冷却風W6が
仕切板16に沿って誘導される。このため、誘導された
冷却風W5に、ランプ11および凹面反射鏡12の熱を
吸収して温度上昇した循環する冷却風W3を合流させ
て、流出孔14から循環する冷却風W3を流出させるこ
とができる。その結果、ランプハウス1の内部における
温度上昇を効率よく防ぐことができる。
【0045】また、実施の形態1では、図1および図2
に示したように、流出孔14を形成した側面と凹面反射
鏡12との間に仕切板16を設けたが、特に、仕切板1
6を凹面反射鏡12に近づけて設けるほど冷却効果があ
がる。
【0046】<実施の形態2>図3および図4に実施の
形態2にかかるプロジェクタ用ランプハウス(以下、ラ
ンプハウスと略す)2を示す。図3は、ランプハウスを
側面後方から見た、ランプハウスの概略斜視図であり、
図4は、ランプハウスの概略平面図である。
【0047】この実施の形態2は、上記実施の形態1
と、仕切板の配設位置の点で異なるだけであり、他の構
成は同じである。したがって、実施の形態1と同様の構
成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0048】この実施の形態2にかかるランプハウス2
には、ランプ11と、凹面反射鏡12と、仕切板26と
が設けられ、この凹面反射鏡12には、光学レンズ(図
示省略)と、頚部121とが設けられている。
【0049】このランプハウス2の一側面には流入孔1
3が形成され、他側面には流出孔14が形成され、この
流出孔14には遮光板15が設けられている。
【0050】前記仕切板26は流入孔13近傍に流入孔
13と並設されており、一端がランプハウス2の筐体後
壁に固着され、先端がランプの口金111近傍まで延設
され、高さがランプハウスの2内部の高さと同等に形成
される。
【0051】次に、仕切板26が設けられたランプハウ
ス2の内部での冷却風の風路について、図4を用いて詳
説する。
【0052】排気ファン171を稼動させることで、外
部から冷却風W1が流入孔13を通じてランプハウス2
の内部に流入される。流入された冷却風は、二通りの風
路を有する冷却風から構成される。これらの冷却風は、
直接流出孔14に流れる冷却風W2と、仕切板26によ
り誘導される冷却風W5とである。これらの冷却風につ
いて以下詳述する。
【0053】前記直接流出孔14に流れる冷却風W2
は、ランプ11および凹面反射鏡12を冷却しながら流
出孔14に流される。
【0054】前記誘導される冷却風W5は、ランプハウ
ス1後部に流れ(W6)、仕切板26よってランプの口
金111近傍に誘導される。
【0055】この誘導される冷却風W5は、直接ランプ
の口金111近傍を流れる冷却風W9と合流して、流出
孔14に流れる。この合流した冷却風W10と直接流出
孔14に流れる冷却風W2とは、ともに流出孔14から
流出される。流出された冷却風は、ダクト17を通って
排気ファン171から外部に排気される。
【0056】このように、仕切板26が、凹面反射鏡1
2と流入孔13との間であって、且つ、先端がランプの
口金111近傍に位置するように設けられているので、
冷却に関わっていないランプハウス2後部に流れる冷却
風W6が仕切板26によってランプの口金111近傍に
誘導される。このため、ランプの口金111に流れる冷
却風の風量が増加し、ランプの口金111近傍の温度を
ランプの口金111近傍に流れる冷却風の風量に比例し
て下げることができる。すなわち、冷却に関わる冷却風
の量を増加させることができ、その結果、ランプハウス
2の内部における温度上昇を効率よく防ぐことができ
る。
【0057】実施の形態2では、流入孔13を形成した
ランプハウス2の一側面と仕切板26との間に空間が生
じており、この空間は断熱作用も有している。すなわ
ち、ランプから発光される放射光の熱がランプハウス2
の外部に漏れることを防ぐことができる。
【0058】また、実施の形態2では、図3および図4
に示したように、流入孔13を形成した側面とランプ1
1の間に仕切板26を設けたが、特に、ランプ11に近
づけるほど冷却効果があがる。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、発熱部分に冷却風を集中的に誘導することで、内部
の温度上昇を効率よく防ぐことができるプロジェクタ用
ランプハウスを提供することができる。
【0060】詳しくは、プロジェクタ用ランプハウスの
内部において、従来冷却に関わっていなかった冷却風を
発熱部分に集中的に誘導することで、効率よく発熱部分
の冷却を行うことができる。また、発熱部分の熱を吸収
しても流出孔から流出しないでプロジェクタ用ランプハ
ウスの内部に残存する冷却風の発生をなくすことができ
る。
【0061】また、本発明によれば、プロジェクタ用ラ
ンプハウスの冷却効率が向上するので、プロジェクタ用
ランプハウスに付加されるファンの小型化や、プロジェ
クタ用ランプハウスの省エネルギー化を図ることがで
き、低騒音のプロジェクタ用ランプハウスの製造が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す仕切板を設けたプ
ロジェクタ用ランプハウスを側面後方から見た、プロジ
ェクタ用ランプハウスの概略斜視図。
【図2】本発明の実施の形態1を示す仕切板を設けたプ
ロジェクタ用ランプハウスの概略平面図。
【図3】本発明の実施の形態2を示す仕切板を設けたプ
ロジェクタ用ランプハウスを側面後方から見た、プロジ
ェクタ用ランプハウスの概略斜視図。
【図4】本発明の実施の形態2を示す仕切板を設けたプ
ロジェクタ用ランプハウスの概略平面図。
【図5】従来のプロジェクタ用ランプハウスを側面後方
から見た、プロジェクタ用ランプハウスの概略斜視図。
【図6】従来のプロジェクタ用ランプハウスを備えたプ
ロジェクタの概略平面図。
【図7】従来のプロジェクタ用ランプハウスの図6にお
けるA−A線断面図。
【符号の説明】
1、2 プロジェクタ用ランプハウス 11 ランプ 111 ランプの口金 12 凹面反射鏡 121 頸部 13 流入孔 14 流出孔 16、26 仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 101:00 F21M 7/00 L (72)発明者 多久島 朗 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3K042 AA01 AC06 BA08 BB03 BC01 CC10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプの反射鏡を収納し、この反射鏡を冷
    却するための冷却風を外部から流入する流入孔と、この
    冷却風を外部へ流出させる流出孔とが形成されたプロジ
    ェクタ用ランプハウスにおいて、 内部適所に、冷却風を発熱部分に集中的に誘導する冷却
    風誘導手段が設けられたことを特徴とするプロジェクタ
    用ランプハウス。
  2. 【請求項2】前記流入孔は反射鏡の頭部の一側方に配さ
    れる一方、前記流出孔は反射鏡の尾部の他側方に配さ
    れ、前記冷却風誘導手段は、プロジェクタ用ランプハウ
    スの後壁から前記ランプの光軸と略平行に延出された仕
    切板で構成されたことを特徴とする請求項1に記載のプ
    ロジェクタ用ランプハウス。
  3. 【請求項3】前記仕切板は、前記反射鏡と流出孔との間
    であって、且つ、先端が反射鏡の頸部近傍に位置するよ
    う設けられたことを特徴とする請求項2に記載のプロジ
    ェクタ用ランプハウス。
  4. 【請求項4】前記仕切板は、前記反射鏡と流入孔との間
    であって、且つ、先端が前記ランプの口金近傍に位置す
    るよう設けられたことを特徴とする請求項2に記載のプ
    ロジェクタ用ランプハウス。
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Cited By (6)

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