JP3674513B2 - ディスク作製システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データが記録されていないディスク状記録媒体にデータ記録及びレーベル印刷が自動的に行えるディスク作製システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、情報記録媒体としては種々のメディアが普及し、その中でもディスク状記録媒体は記憶容量が大きい等の理由から注目を浴びており、このようなディスク状記録媒体として従来個別ユーザによるデータ記録できないCD−ROMが一般的であったが、近年追記可能なCD−R、書換可能なCD−RW等が普及し始めている。
【0003】
このような状況にあって、例えば企業が作製したソフトウェアの評価版として、所謂α版やβ版等を作製する場合、CD−RやCD−RWによる作製が経済的で有効である。以下、これらを単にCDと記載する。
【0004】
しかし、このような用途に用いるCDの枚数は、例えば50枚、100枚単位となるため、これを1枚ずつ作製したのでは制作者の拘束時間が多大になるので、この程度の枚数のCDを自動作製するディスク作製システムが提案されている。
【0005】
図11は、米国特許公報第5734629号公報に開示されているディスク作製システムの構成図で、当該ディスク作製システム100は、データをCDに記録すると共に記録が適正に行われたか否かを検査するレコーダ130、CDのレーベルに印刷処理を行なうレーベルプリンタ120、記録用CDが収納される記録用CDスタッカ151、データが正しく記録されたCDを収納する記録済CDスタッカ152、記録が正しく行われなかったCDを収納する不良CDスタッカ153及びCDを搬送するアーム141を備えた搬送装置140等により構成されている。
【0006】
そして、外部接続されたパーソナルコンピュータ等から記録データや印刷データを受信してCDのデータ記録及びレーベル印刷を自動作製するようになっている。
【0007】
このような作製は、以下の手順で行われる。先ず、記録用CDスタッカ151に所望枚数の記録用CDを収納する。これにより、搬送装置140が記録用CDスタッカ151から記録用CDを1枚取出し、レコーダ130の記録用トレイ131に載置し、パーソナルコンピュータから記録データが送られてきて記録が行われる。
【0008】
なお、記録用CDスタッカ151、記録済CDスタッカ152、不良CDスタッカ153は、回転テーブルに設けられて搬送装置140の動きに同期して回転するようになっている。
【0009】
次に、記録が行われたCDのデータを読出し、記録したデータとの照合を行って、当該データ記録が正しく行われたか否かの検査を行う。
【0010】
正しく記録されていた場合には、搬送装置140が当該CDをレコーダ130からレーベルプリンタ120に搬送し、当該レーベルプリンタ120でパーソナルコンピュータからの印刷データに基づき印刷が行われる。その後、搬送装置140は、レーベルプリンタ120から当該CDを取出し記録済CDスタッカ152に収納する。
【0011】
一方、CDにデータが正しく記録されなかった場合には、当該CDはレーベルプリンタ120に搬送されず、そのまま不良CDスタッカ153に搬送される。
【0012】
このような処理が所望する枚数のCDに対して順次自動的に行われ、全て終了するとユーザは作製したCDを取出して、例えばCDケース等に1枚ずつ詰める。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成では、記録用CDスタッカ151が装置に固定された構成であるためCDを収納する際にはユーザが記録用デスクを1枚ずつ又は複数枚づつ該記録用CDスタッカ151に収納しなければならず、かかるディスク作製システム100が事務所のように埃りの多い場所に設置されていると記録用CDに埃が付着しやすい問題があった。
【0014】
無論、当該記録用CDスタッカ151を出入れできるようにして、埃のない部屋で当該スタッカに記録用品CDを収納し、それをディスク作製システム100にセットする構成にすることも可能であるが、この場合はセット時にスタッカに振動を与えたりすると、CDがスタッカ内で踊ってしまい傷が付いたりする恐れがある。
【0015】
また、この場合にスタッカをディスク作製システム100に載置するだけの構成とすると、例えば地震等の振動により当該スタッカが位置ずれを起こしてしまい、それ以降のCDの取出等が行えなくなって記録処理等が中断してしまう恐れがある。
【0016】
通常、このようにスタッカを出入れする構成に形成する場合には、セット位置を決めるために何らかの位置決機構を設けることは容易に考えられるが、この場合にはセットするスタッカが当該位置決機構に当たらないようにしなければならずセット作業等に注意が必要となり面倒である。
【0017】
そこで、本発明は、CDが収納されたスタッカに振動を与えることなく容易に出入れができ、かつ、当該スタッカのセット後に外部から振動が加わってもスタッカが動いたりしないようにしたディスク作製システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、装置筐体内に設けられてディスク状記録媒体にデータ記録し、また記録した内容を再生して記録状態の適否を検査するレコーダと、該ディスク状記録媒体のレーベルに印刷を行うレーベルプリンタと、ディスク状記録媒体を収納するスタッカを備えた収納装置と、レコーダ、レーベルプリンタ、収納装置の間でディスク状記録媒体の搬送を行う搬送装置とを有して、記録用のディスク状記録媒体にデータ記録及びレーベル印刷を自動的に行うディスク作製システムにおいて、スタッカの底面に半球状の半球脚を円周上に少なくとも3以上設け、かつ、当該スタッカが収納される収納装置の底板に半球脚が適宜嵌る小穴と、全体が嵌る大穴と、該小穴と大穴とを滑らかに連結して半球脚が摺動することにより該小穴と大穴との間を移動できるようにする連結穴とにより形成された摺動穴を設けて、ディスク状記録媒体が収納されたスタッカに振動を与えることなく容易に出入れができ、かつ、当該スタッカのセット後に外部から振動が加わってもスタッカが動いたりしないようにしたことを特徴とする。
【0019】
請求項2にかかる発明は、底板が、該スタッカを出入れする際に当該スタッカと当接する凸部を持たないように形成されると共に係合穴が設けられ、かつ、スタッカの底面に係合穴に係合する係合爪が設けられて、該スタッカを底板に位置決めして固定できるようにしたことを特徴とする。
【0020】
請求項3にかかる発明は、係合爪が半球脚に隣接して設けられると共に、大穴に係合穴が連結して形成されて、半球脚が大穴に嵌った後にスタッカを揺動させることにより係合爪が係合穴と係合してスタッカの位置決め及び固定が行なわれるようにしたことを特徴とする。
【0021】
請求項4にかかる発明は、スタッカの底面中心に先端がテーパ状に形成されたスタッカ位置決ガイドを設けると共に、底板に当該スタッカ位置決ガイドが挿嵌される基準位置穴を設けて、テーパ状の先端部分でスタッカ位置決ガイドと基準位置穴との挿嵌位置調整が行われるようにし、かつ、半球脚が摺動穴を滑らかに摺動する際にスタッカ位置決ガイドが基準位置穴に挿嵌されて当該スタッカの揺動中心を規定するようにしたことを特徴とする。
【0022】
請求項5にかかる発明は、スタッカ位置決ガイドの高さが、少なくとも半球脚の高さより低いことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は、本発明にかかるディスク作製システム10の外観斜視図を示している。図2〜図5は筐体ケースを取り除いた際の内部構成を示す図で、図2は斜視図、図3は上面図、図4は正面図、図5は右側面図である。
【0024】
なお、後述するようにスタッカ21は透明部材により形成されているが、構成を分かりやすくするために不透明部材と同様に図示していることを敢えて注記する。
【0025】
当該ディスク作製システム10は、開閉自在な前面扉12が設けられた筐体11を有し、前面パネルには収納庫14,15,16の開口が設けられると共に、動作状態を表示する各種の表示器13が設けられている。
【0026】
収納庫14には、データ記録されていない記録用CDが収納される記録用CDスタッカ21aが設置され、収納庫15にはデータ記録及びレーベル印刷が正常に行われたCDを収納する記録済CDスタッカ21bが設置され、さらに収納庫16にはデータ記録が正常に行われなかったCDを回収収納する回収箱22が設置されるようになっている。
【0027】
なお、以下の説明では、記録用CDスタッカ21aと記録済CDスタッカ21bとは、後述するように同じ構成であるので、これらを特に区別する必要がない場合には適宜スタッカ21と総称して記載する。
【0028】
筐体11内部にはCDにデータを記録し、また記録した内容を再生して記録の適否を検査するレコーダ17、CDのレーベルに印刷を行うレーベルプリンタ18、スタッカ21や回収箱22が収納される収納装置19、CDをレコーダ17やレーベルプリンタ18び収納装置19の間で搬送する搬送装置20等により構成されている。
【0029】
前面扉12は、収納庫14,15,16の開口を1枚の扉で覆うように形成されて、室内の埃等が当該開口から装置内部に進入するのを防止するために設けられている。
【0030】
後述するようにCDへのデータ記録及びレーベル印刷はバッチ処理で行われ、スタッカ21や回収箱22の出入は処理開始時と終了時だけである。従って、各収納庫14,15,16の開口に扉を個別に設けるとその開閉が煩わしくなるので1枚扉としている。
【0031】
さらに、当該前面扉12は透明な樹脂により形成されて、スタッカ21等の設置状況や処理の進捗状況が一目で確認できるようになっている。
【0032】
これにより、例えば記録用スタッカ21aから搬出されたCD量に比べ、記録済スタッカ21bのCD量が異常に少ないような場合(即ち、回収箱22に多量のCDが収納されている場合)には、記録用のCDに欠陥ある等の何らかのトラブルが発生していると考えられ、処理を継続するか中断して調査するかの判断情報が容易に得られるようになっている。
【0033】
無論、パーソナルコンピュータでかかる判断情報を取得して判断することは可能であるが、この場合はディスプレーの表示内容から状況を判断する必要があるため、操作員が不在の時には判断できなかったりする不都合がある。
【0034】
搬送装置20は、CDをチャッキングする搬送チャック23を備えた水平アーム24、該水平アーム24を上下動させる昇降部25、該昇降部25を水平面内で揺動させることにより水平アーム24を当該水平面内で揺動させる揺動部26とにより構成されている。
【0035】
昇降部25は、スライダ26が挿嵌された主柱27を備え、該主柱27の上端に設けられたプーリ28と当該主柱27の下端に設けられた昇降用モータ29との間に架設された図示しないベルト又はワイヤを当該スライダ26に連結することで、当該昇降用モータ29を回転させてスライダ26を上下動させるようになっている。
【0036】
そして、スライダ26には上述した水平アーム24が固着されているので、昇降用モータ29が動くことにより水平アーム24が上下動する。
【0037】
揺動部26は、回転中心に主柱27が固着された主柱揺動ギヤ51及び当該主柱揺動ギヤ51を回転させる揺動用モータ45が設けられている。
【0038】
レコーダ17は、レコーダケース30を有し、ディスク作製システム10内の所定位置に当該レコーダ17が位置するようにレコーダ支持部材31により支持されている。
【0039】
当該レコーダケース30内には、記録用トレイ32を出入れする図示しないローディング機構が設けられると共に、CDを高速回転させてレーザスポットを照射することによりデータ記録し、また記録されたデータを再生する図示しない記録再生機構が設られている。
【0040】
レーベルプリンタ18は、インクヘッド46、印刷するCDが載置される印刷用トレイ47、該印刷用トレイ47の位置移動を行う図示しない記録用トレイ移動機構、インクヘッド46の位置移動を行うインクヘッド移動機構48等を有している。
【0041】
このインクヘッド移動機構48は、インクヘッド46をCDのレーベル面に対して平行に往復運動させ、また記録用トレイ移動機構はインクヘッド46が1往復するたびに所定ピッチずつ記録用トレイ32をインクヘッド46の移動方向と直交する方向に移動させるようになっている。
【0042】
なお、記録用トレイ32及び印刷用トレイ47には、CDの外径に対応した円形の凹部49,50が設けられて、記録用トレイ32における凹部49の中心位置は、当該記録用トレイ32がローディングされた際にターンテーブルチャックの位置に対向するようになっており、また印刷する際には印刷用トレイ47における凹部50に対して印刷位置が決められる。
【0043】
収納装置19は、上述したように収納庫14,15,16を有し、各収納庫14にはデータ記録されていない記録用CDが収納される記録用CDスタッカ21aが設置され、収納庫15にはデータ記録及びレーベル印刷が正常に行われたCDを収納する記録済CDスタッカ21bが設置され、さらに収納庫16にはデータ記録が正常に行われなかったCDを回収収納する回収箱22が設置されるようになっている。
【0044】
スタッカ21は、透明な樹脂部材(例えば、ポリカーボネート)により形成され、軽量化が図られると共に収納されたCDが視認できるようになっている。
【0045】
スタッカ21は図6〜図9に示すような構成となっている。図6はCDを収納した際の斜視図であり、図7は当該スタッカ21の底面側斜視図を示している。また図8は上面図、図9は側面図である。また、このスタッカ21が収納される収納庫14,15の底板70は、図10に示すような構成となっている。図10は上面図である。
【0046】
スタッカ21は、上述したように透明部材により形成され、側面に取手54が形成されると共に、水平アーム口56が形成されたカップ形状を有し、内壁側面の円周方向3個箇所には、収納されたCDの収納位置決めを行う収納位置決めリブ55を有するリブ枠53が設けられている。
【0047】
収納位置決めリブ55は、CDの外周と点接触して当該CDのスタック位置を規制する。このような構成にすると、CDは当該収納位置決めリブ55と点接触して位置決めされるので、レコーダ17に搬出する際等においてCDに無用な力が働かないようになり搬出が容易に行える利点がある。
【0048】
また、CDの外周とスタッカ21の内壁側面との間には等間隔に空間Sが生じるため、CDを水平にしてスタッカ21内に落込んでスタックするような場合でも、空気が等方的に逃げるため水平を保ちながら収納することが可能になる。従って、落込んだCDが、先にスタックされているCDに当たり傷等を生じさせることが防止できる。
【0049】
なお、当該収納位置決めリブ55は、リブ枠53内に設けられて、当該リブ枠53により支持されている。これは以下のような理由による。即ち、スタッカ21には多数のCD(例えば、50枚)がスタックされるため比較的重くなり、相応の強度を確保する必要がある。
【0050】
特に、スタッカ21の側壁が開口されて水平アーム口56が設けられていると共に、当該水平アーム口56と対向する位置に取手54が設けられているので、CDの荷重により当該水平アーム口56が著しく変形する傾向にある。かかる変形は、スタッカ21の底が完全に変形しなければ生じず、またスタッカ21の側壁が完全に変形しなければ生じない。
【0051】
しかし、このような完全に変形を防止することは材質が樹脂であることから現実的に困難であるので、本発明では、リブ枠53を設けることにより、枠の部分で荷重を吸収して側壁の変形を防止するようにしている。
【0052】
また、スタッカ21の底面には、先に述べたと同様の作用をする複数の底面補強リブ59が設けられると共に、中心位置に先端がテーパ状に形成されたパイプ状のスタッカ位置決ガイド60が設けられ、その回りに3つの係合爪61及び半球状の半球脚62が設けられている。さらに、当該スタッカ21の底面には、スイッチ当接突起63が設けられている。
【0053】
このスタッカ位置決ガイド60の先端に形成されたテーパは、外周側から中心側に向かって形成されている。
【0054】
スタッカ位置決ガイド60及び係合爪61の先端位置は、半球脚62の先端位置より少し底面側に位置するように設けられて、当該スタッカ21をテーブルの上に置いた場合でも、スタッカ位置決ガイド60及び係合爪61がテーブルと接触しないようになっている。即ち、スタッカ位置決ガイド60の高さが、半球脚62の高さより低くなっている。
【0055】
一方、図10に示すように収納庫14,15の底板70は凸部のない平板で、スタッカ位置決ガイド60が挿通する基準位置穴71、半球脚62が摺動可能に設けられた揺動穴72、係合爪61が係合する係合穴76、スイッチ当接突起63が侵入するスイッチ穴64が設けられている。
【0056】
なお、スイッチ穴64には、図示しないスイッチが設けられて、スイッチ当接突起63が当該スイッチ穴64に侵入してこのスイッチを押すことにより、スタッカ21が適正に設置されていることを検出できるようになっている。
【0057】
揺動穴72は、スタッカ21の半球脚62が少し嵌る大きさの小穴73、半球脚62が全て嵌る大きさの大穴74、小穴73と大穴74とが連続的に繋がるように形成された連結穴75により構成され、大穴74に係合穴76が連通している。
【0058】
小穴73と大穴74とが連続的に繋がるように連結穴75が形成されているため、スタッカ21を底板70に載置して半球脚62を小穴73に宛い、その後当該スタッカ21を大穴74方向に揺動させると、半球脚62は連結穴75に導かれるようになる。
【0059】
このとき、半球脚62と連結穴75との嵌り度合いが小さいため、スタッカ21の半径方向の力が作用していると半球脚62が連結穴75から外れてしまう場合がある。このような状況で無理に揺動させると、スタッカ21を所定位置に固定することができない。
【0060】
そこで、半球脚62が小穴73に嵌るとスタッカ位置決ガイド60が、基準位置穴71に嵌る直前の状態となっている。無論、この状態ではスタッカ位置決ガイド60の先端がテーパ状に形成されているので、この先端が基準位置穴71の略真上に位置した状態となる。
【0061】
このような状態でスタッカ21を揺動させると半球脚62は連結穴75を摺動し、その揺動量に応じて半球脚62は徐々に連結穴75に嵌り込むようになると共に、スタッカ位置決ガイド60が基準位置穴71に嵌込むようになる。
【0062】
従って、スタッカ21に半径方向の力が作用してもスタッカ位置決ガイド60が基準位置穴71に挿嵌するため半球脚62が連結穴75から外れてしまうことが無くなる。
【0063】
そして、半球脚62が大穴74まで嵌込むと、係合爪61が係合穴76と対峙するようになるので、この状態からさらにスタッカ21を揺動させることにより係合爪61と係合穴76とを容易に係合させることができるようになる。
【0064】
次に、上述した構成のディスク作製システム10における動作手順を説明する。先ず、装置の前面扉12を開き、各収納庫14,15,16からスタッカ21回収箱22を取出す。
【0065】
そして、処理枚数に相当する記録用CDを記録用スタッカ21aにスタック収納して収納庫14にセットし、また空の記録済スタッカ21b及び回収箱22をそれぞれ収納庫15,16にセットする。
【0066】
記録用スタッカ21aに記録用CDをセットする際には、1枚づつ又は所定枚数づつ水平アーム口56から手で押さえながらゆっくりと収納する。
【0067】
このようにしてCDが収納された記録用スタッカ21aを収納庫14に差入れゆっくりと底板70に載置する。底板70は、凸部のない平板なのでCDが収納されて重くなり、また底板70側が見えなくてもスタッカ21に衝撃を与えることなく容易に挿入できる。
【0068】
スタッカ21を底板70に載置すると半球脚62が揺動穴72の小穴73又はその近傍に載置されるので、載置後は殆ど持上力を働かすことなくゆっくり当該スタッカ21を揺動させる。
【0069】
これにより、半球脚62が小穴73から連結穴75に滑らかに摺動し、スタッカ位置決ガイド60が先端に形成されたテーパによりガイドされて基準位置穴71に挿入されてスタッカ21の位置の揺動中心を規制するようになる。
【0070】
さらに、スタッカ21を揺動させると半球脚62が連結穴75から大穴74に滑らかに摺動して、係合爪61が係合穴76に係合する。
【0071】
従って、スタッカ21をゆっくり回すだけで、CDに衝撃等を与えることなく、スタッカ21の載置位置及び支持が確実に行え、かつ、当該スタッカ21に収納されたCDは位置決めリブにより位置決めされているので、収納されたCDは底板70に対して位置決めされるようになる。
【0072】
なお、半球脚62が連結穴75を摺動するにつれ、スタッカ21の底面と底板70の上面との距離が小さくなり、スイッチ当接突起63がスイッチ穴64に侵入する。そして、係合爪61が係合穴76に係合すると、スイッチ当接突起63はスイッチ穴64に設けられているスイッチを押し、これによりスタッカ21が適正に設置されたことが検出される。
【0073】
図10においては、半球脚62が小穴73及び大穴74に嵌った状態、係合爪61が係合穴76に係合した状態、さらにスイッチ当接突起63がスイッチ穴64に侵入した状態を仮想線により示している。
【0074】
このようにしてスタッカ21が収納されると、前面扉12を閉じてデータ記録及びレーベル印刷の処理を開始する。なお、記録データ及び印刷データはパーソナルコンピュータから順次送信されてくる。
【0075】
処理が開始されると、先ず昇降用モータ29が回転して、水平アーム24を記録用スタッカ21aにおける水平アーム口56の適宜上部位置まで移動させる。
【0076】
その後、揺動用モータ45が所定量回転して、水平アーム24を水平アーム口56からスタッカ21に進入させ、搬送チャック23をCDのチャック穴に挿嵌させる。
【0077】
このとき、搬送チャック23はチャック穴が所定位置にあるものとして動作し、当該チャック穴の位置確認を行わない。
【0078】
上述したように、CDは収納位置決めリブ55によりスタッカ21に対して位置決めされ、このスタッカ21は係合爪61が係合穴76に係合することにより底板70に対して位置決めされ、また搬送チャック23は底板70に対して位置決めされている。
【0079】
従って、チャッキング時にチャック穴の位置確認を行わなくても、搬送チャック23とチャック穴との位置ずれが生じる恐れがなく、確実にCDをチャッキングすることができるようになる。
【0080】
このようにしてCDをチャッキングした後、水平アーム24は昇動して水平アーム口56から抜出たところで停止し、チャッキングしたCDがレコーダ17やスタッカ21等の他の部材に当たらない位置に位置するように揺動用モータ45が回転して水平アーム24を揺動させる。
【0081】
その後、チャッキングしたCDが記録用トレイ32より適宜高い位置になるように昇降用モータ29が回転し、昇降用モータ29の回転が停止すると、記録用トレイ32がエジェクトされてCDが載置される。
【0082】
その後、記録用トレイ32はローディングされて、パーソナルコンピュータからのデータを記録し、正しく記録が行われたかの検査が行われる。
【0083】
正しく記録されない場合には、搬送装置20は当該CDを回収箱22に搬送するが、正しく記録が行われた場合には当該CDをレーベルプリンタ18に搬送する。
【0084】
レーベルプリンタ18は、レコーダ17より上に設けられているので、水平アーム24は記録されてエジェクトされたCDをチャッキングし、そのまま昇動して印刷用トレイ47より適宜高い位置で停止する。
【0085】
水平アーム24が停止すると、印刷用トレイ47がエジェクトされて、CDのチャッキングが解除されることにより当該印刷用トレイ47の凹部50に載置される。
【0086】
CDが印刷用トレイ47に載置されると、パーソナルコンピュータから印刷データが送信されて、インクヘッド46が往復運動すると共に、当該往復運動に同期して印刷用トレイ47が一方方向に移動して、当該CDのレーベルにインクを吹き付けて所望の印刷が行なわれる。
【0087】
このようにして印刷が完了すると搬送装置20は当該CDを記録済スタッカ21bに搬送して収納し、このような処理が記録用スタッカ21aに収納された記録用CD全てに対して自動的に行われる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1にかかる発明によれば、スタッカの底面に半球状の半球脚を円周上に少なくとも3以上設け、かつ、当該スタッカが収納される収納装置の底板に半球脚が適宜嵌る小穴と、全体が嵌る大穴と、該小穴と大穴とを滑らかに連結して半球脚が摺動することにより該小穴と大穴との間を移動できるようにする連結穴とにより形成された摺動穴を設けたので、ディスク状記録媒体が収納されたスタッカを装置にセットする際に振動を与えることなく容易に位置決しながらセットすることができるようになり操作性及び信頼性が向上する。
【0089】
請求項2にかかる発明によれば、スタッカを出入れする際に当該スタッカと当接する凸部を持たないように底板を形成すると共に係合穴を設け、かつ、スタッカの底面に係合穴に係合する係合爪を設けたので、該スタッカを底板に位置決めして固定できるようにしたので、ディスク状記録媒体が収納されたスタッカに振動を与えることなく容易に出入れができ、かつ、当該スタッカのセット後に外部から振動が加わってもスタッカが動いたりしないので信頼性が向上する。
【0090】
請求項3にかかる発明によれば、係合爪が半球脚に隣接して設けられると共に、大穴に係合穴を連結して形成したので、半球脚が大穴に嵌った後にスタッカを揺動させることにより係合爪が係合穴と係合してスタッカの位置決め及び固定が行なわれるようになり信頼性が向上する。
【0091】
請求項4にかかる発明によれば、スタッカの底面中心に先端がテーパ状に形成されたスタッカ位置決ガイドを設けると共に、底板に当該スタッカ位置決ガイドが挿嵌される基準位置穴を設けて、テーパ状の先端部分でスタッカ位置決ガイドと基準位置穴との挿嵌位置調整が行われるようにし、かつ、半球脚が摺動穴を滑らかに摺動する際にスタッカ位置決ガイドが基準位置穴に挿嵌されて当該スタッカの揺動中心を規定するようにしたので、スタッカに振動等を与えることなく容易に固定することができるようになり信頼性が向上する。
【0092】
請求項5にかかる発明によれば、スタッカ位置決ガイドの高さが、少なくとも半球脚の高さより低くしたので、例えばスタッカをテーブルにおいても当該スタッカ位置決ガイドが損傷を受けたりすることが無くなり信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用されるディスク作製システムの外観斜視図である。
【図2】ディスク作製システムの内部構成を示す斜視図である。
【図3】ディスク作製システムの内部構成を示す上面図である。
【図4】ディスク作製システムの内部構成を示す正面図である。
【図5】ディスク作製システムの内部構成を示す右側面図である。
【図6】スタッカにCDが収納された状態を示す斜視図である。
【図7】スタッカの底面側斜視図である。
【図8】スタッカの上面図である。
【図9】スタッカの側面図である。
【図10】底板の上面図である。
【図11】従来の技術の説明に適用されるディスク作製システムの分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ディスク作製システム
11 筐体
12 前面扉
14,15,16 収納庫
17 レコーダ
18 レーベルプリンタ
19 収納装置
20 搬送装置
21a(21) 記録用スタッカ
21b(21) 記録済スタッカ
22 回収箱
24 水平アーム
32 記録用トレイ
49 凹部
53 リブ枠
54 取手
55 リブ
56 水平アーム口
59 底面補強リブ
60 スタッカ位置決ガイド
61 係合爪
62 半球脚
70 底板
71 基準位置穴
72 揺動穴
73 小穴
74 大穴
75 連結穴
76 係合穴
Claims (5)
- 装置筐体内に設けられてディスク状記録媒体にデータ記録し、また記録した内容を再生して記録状態の適否を検査するレコーダと、該ディスク状記録媒体のレーベルに印刷を行うレーベルプリンタと、前記ディスク状記録媒体を収納するスタッカを備えた収納装置と、前記レコーダ、レーベルプリンタ、収納装置の間で前記ディスク状記録媒体の搬送を行う搬送装置とを有して、記録用のディスク状記録媒体にデータ記録及びレーベル印刷を自動的に行うディスク作製システムにおいて、
前記スタッカの底面に半球状の半球脚を円周上に少なくとも3以上設け、かつ、当該スタッカが収納される収納装置の底板に前記半球脚が適宜嵌る小穴と、全体が嵌る大穴と、該小穴と大穴とを滑らかに連結して前記半球脚が摺動することにより該小穴と大穴との間を移動できるようにする連結穴とにより形成された摺動穴を設けたことを特徴とするディスク作製システム。 - 前記底板が、該スタッカを出入れする際に当該スタッカと当接する凸部を持たないように形成されると共に係合穴が設けられ、かつ、前記スタッカの底面に前記係合穴に係合する係合爪が設けられて、該スタッカを前記底板に位置決めして固定できるようにしたことを特徴とする請求項1記載のディスク作製システム。
- 前記係合爪が前記半球脚に隣接して設けられると共に、前記大穴に前記係合穴が連結して形成されて、前記半球脚が大穴に嵌った後に前記スタッカを揺動させることにより前記係合爪が前記係合穴と係合して前記スタッカの位置決め及び固定が行なわれるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のディスク作製システム。
- 前記スタッカの底面中心に先端がテーパ状に形成されたスタッカ位置決ガイドを設けると共に、前記底板に当該スタッカ位置決ガイドが挿嵌される基準位置穴を設けて、前記テーパ状の先端部分で前記スタッカ位置決ガイドと基準位置穴との挿嵌位置調整が行われるようにし、かつ、前記半球脚が前記摺動穴を滑らかに摺動する際に前記スタッカ位置決ガイドが基準位置穴に挿嵌されて当該スタッカの揺動中心を規定するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3いづれか1項記載のディスク作製システム。
- 前記スタッカ位置決ガイドの高さが、少なくとも前記半球脚の高さより低いことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載のディスク作製システム。
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