JP2001067763A - 記録媒体用格納設備の入出庫装置 - Google Patents

記録媒体用格納設備の入出庫装置

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JP2001067763A
JP2001067763A JP23886199A JP23886199A JP2001067763A JP 2001067763 A JP2001067763 A JP 2001067763A JP 23886199 A JP23886199 A JP 23886199A JP 23886199 A JP23886199 A JP 23886199A JP 2001067763 A JP2001067763 A JP 2001067763A
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JP23886199A
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Yasuhiro Yamamoto
康博 山本
Takahiro Yoneoka
隆博 米岡
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数枚のディスクを格納できる棚装置と、ディ
スクを駆動するドライブと、棚装置とドライブとの間に
ディスクを移しかえる第1移載装置とを備えたディスク
オートチェンジャー設備において、新たなディスクを入
庫したり、不要又は不良のディスクを取り出したりする
ことを、安全かつ容易に行えるようにする。 【手段】入出庫口3に設ける入出庫用トレー31を、入
出庫口3から取り外しできるカートリッジ式に構成す
る。入出庫用トレー31を広い場所に移動させて、そこ
で入出庫用トレー31にディスクDの出し入れを行える
ため、ディスクDの落下事故を防止又は著しく抑制でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクオートチ
ェンジャー設備のような記録媒体格納設備において、デ
ィスク状等の記録媒体(記憶媒体)を入出庫する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録媒体用格納設備の一例として、本願
出願人は、特開平11−25564号公報において、デ
ィスクオートチェンジャー設備を開示した。
【0003】すなわちこのディスクオートチェンジャー
設備は、ボックス状の格納庫の内部に、CDやMO等の
ディスクを多数枚収納できる棚装置と、ディスクのドラ
イブ(駆動装置)と、棚装置の任意の部位とドライブと
の間にディスクを移し換えるための移載装置とを設け、
更に、格納庫のうち棚装置の上方に位置した部位に、新
たるディスクを入庫したり、不要又は不良のディスクを
取り出したりするための入出庫部を設けたものであっ
た。
【0004】この先行技術においては、入出庫部に、入
出庫口を塞ぐ跳ね上げ回動式の扉を設け、この扉の裏側
の部位に、複数枚のディスクを間口方向に並べた状態で
収納できる仮保持部を設けており、蓋を空けると、格納
棚の外側から仮保持部にディスクを出し入れすることが
できる一方、蓋を閉じると、前記移載装置によってディ
スクを棚装置と仮保持部との間に移し換えることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクの
入出庫に際しては、人がディスクの外周の箇所を指先で
軽く掴んで、ディスクを入出庫部の仮保持部に抜き差し
することなる。
【0006】しかるに、従来のように仮保持部を蓋に一
体的に設けた構成では、ディスクを掴んでいる指が入出
庫口の縁に当たるなどして、仮保持部へのディスクの抜
き差しがしにくくなる虞があった。
【0007】また、ディスクの入出庫に際しては、入庫
前及び出庫後のディスクはケースやホルダーに収納しな
ければならず、作業者は、格納設備の前に立ったまま
で、ケースやホルダーと仮保持部との間に1枚ずつディ
スクを移し換えなければならず、狭いスペースでディス
クの移し換えをしなければならないため、ディスクを落
とすなどのトラブルが発生しやすいという問題もあっ
た。
【0008】特に、一度に多数枚のディスクを入出庫す
る場合、先に仮保持部に収納していたディスクに手が触
れて当該ディスクが落下してしまうといったトラブルが
発生しやすくなる。
【0009】本発明は、このような実情を改善すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体の入
出庫部を備えた格納庫の内部に、一つの記録媒体を収納
できる単位収納部が多数形成された棚装置と、棚装置に
おける任意の単位収納部と入出庫部との間に記録媒体を
移し換えできる移載装置とを設け、前記入出庫部に、複
数の記録媒体を整列した状態で収納できる入出庫用トレ
ーを、当該入出庫用トレーと前記移載装置との間に記録
媒体を自在に移し換えできる状態で配置してなる格納設
備において、前記入出庫用トレーを、格納棚の外側に取
り外しできるカートリッジ式としていることを特徴とす
る。
【0011】請求項2の発明はより好適な構成であり、
この発明では、前記入出庫用トレーには、一つの記録媒
体を収納できる仮保持部が、適当な間隔を空けて間口方
向に沿って複数並設されており、入出庫用トレーの底部
のうち平面視で少なくとも各記録媒体の左右側部に位置
した各部位に開口穴を形成している。
【0012】他方、格納庫の入出庫部には、入出庫用ト
レーの入出庫口を塞ぐ回動式の蓋と、蓋が開き回動する
と入出庫用トレーの底から離反する方向に下降動し、蓋
が閉じ回動すると入出庫用トレーの底に接近する方向に
上昇動するセンサーユニットを設け、このセンサーユニ
ットに、入出庫用トレーに収納した各記録媒体を検知す
るためのセンサー群を、センサーユニットが上昇動する
と入出庫用トレーにおける開口穴から上向きに突出して
記録媒体を検出し得る高さとなり、センサーユニットが
下降動すると入出庫用トレーよりも下方に位置するよう
に設けている。
【0013】
【発明の作用・効果】本発明によると、入出庫用トレー
を格納庫から取り外しできるカートリッジ式としている
ため、入出庫用トレーへの記録媒体の出し入れは、例え
ば机の上のような広々とした場所で、障害物のない状態
で、記録媒体を安定した状態で掴んで安全に行うことが
できる。
【0014】また、ケースやホルダーと入出庫用トレー
との間に記録媒体を移し換えるにおいても、それらケー
ス又はホルダーと入出庫用トレーとは互いに邪魔になら
ないように配置できるため、移し換えに際してディスク
を落とすような事故も防止又は著しく抑制できる。
【0015】従って、本発明によると、記録媒体がCD
やMO,或いはDVD等のディスクのような扱いにくい
ものであっても、入出庫用トレーを介しての入出庫を安
全かつ容易に行うことができる。特に、多数枚の記録媒
体を一度に入出庫する場合、特に有益である。
【0016】ところで、入出庫用トレーを入出庫部にセ
ットしてから移載装置によって記録媒体を取り出す場
合、入出庫用トレーにおける複数の保持部のうちどの保
持部に記録媒体が収納されているかを確認する必要があ
る。
【0017】これについては、例えば、移載装置に記録
媒体を検知するセンサーを設けて、入出庫用トレーにお
ける全ての保持部に移載装置を順番に移行させて、各保
持部での記録媒体の有無を確認することが考えられる。
しかし、これでは、全ての保持部に移載装置を移動させ
ななければならないため、空の保持部が存在する場合、
記録媒体の取り出し能率が良くないという問題がある。
【0018】この点、請求項2のように構成すると、セ
ンサーによって各保持部での記録媒体を有無を検知でき
るため、移載装置は記録媒体が収納されている保持部の
みに移動させれば足り、しかも、扉の開き動によってセ
ンサーは入出庫用トレーと干渉しない状態になるため、
入出庫用トレーの着脱作業に支障をきたすこともない。
【0019】すなわち請求項2によると、入出庫用トレ
ーの着脱の確実性を損なうことなく、記録媒体の取り出
し能率を向上することができる。特に、ディスク状の記
録媒体の場合、その厚さが薄いことから、投光部と受光
部とからなる光電式のセンサーを使用するのが好ましい
が、この場合は、センサーは側面視で記録媒体と重なる
ように位置させなければならないため、請求項2の構成
は、ディスク状等の薄い記録媒体を格納する設備に特に
有益である。
【0020】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。本実施形態は、前記したディスクオー
トチェンジャー設備に適用しており、図1はディスクオ
ートチェンジャー設備の外観斜視図である。
【0021】この図1に示すように、ディスクオートチ
ェンジャー設備は格納庫1を備えており、格納庫1の前
面の上部には、ディスクを出し入れするための入出庫部
2を設けている。入出庫部2には入出庫口3が空いてお
り、入出庫口3は跳ね上げ回動式の蓋4で塞がれてい
る。格納庫1のうち入出庫部2よりも下方の部位は保守
・点検等のために開口しており、これを扉5で塞いでい
る。
【0022】格納庫1の前面のうち入出庫部2の隣の部
位には、蓋4をロックしたりロック解除したりするため
の操作パネル6を設けている。
【0023】≪内部構造の概要≫次に、内部構造の概要
を図2に基づいて説明する。格納庫1の内部には、多数
枚のディスクDを収納できる棚装置7が相対向して配置
されており、各棚装置7は上下に適当な間隔で配置した
複数段の棚ユニット8からなっている。
【0024】両棚装置7の間の通路に第1移載装置9を
配置している。前後棚装置7は入出庫部2よりも下方に
配置されており、手前がわの棚装置7の上方に入出庫部
2を設けており、奥側の棚装置7の上方のうち一部に、
複数のドライブ(駆動装置)10を間口方向に並設して
いる。
【0025】第1移載装置9は、左右一対の支柱11に
昇降自在に装着した昇降フレーム12と、昇降フレーム
11に支持されて間口方向に水平動自在で且つ水平旋回
自在なピッキングユニット13とを備えている。昇降フ
レーム12は、天井部に設けたモータ14で駆動される
タイミングベルト15によって昇降動される。
【0026】ピッキングユニット13はピッカー16を
備えており、ピッカー16を棚ユニット8の内部に進入
させてから下向き回動させることによってディスクDを
周方向からクランプし、それからピッカー16を後退さ
せるという動作により、ディスクDを棚ユニット8から
ピッキングユニット13に移し換えることができる。逆
の動作により、ピッキングユニット13から棚ユニット
8にディスクDを移し換えることができる。
【0027】前後棚装置7の通路の上方には、第1移載
装置9とドライブ10との間にディスクDを移し換える
ための第2移載装置17を配置している。第2移載装置
17は、格納庫1の天井部に設けたレール(図示せず)
に沿って間口方向に自在に移動することができ、ディス
クDの穴に挿入するクランプ体(図示せず)を設けてい
る。
【0028】他方、各ドライブ10は突出・後退自在な
トレー18を設けており、トレー18を前進させた状態
で、ディスクDをクランプした第2移載装置17を前進
させてからクランプ解除することにより、ディスクDを
トレー18に投入することができ、逆の操作でトレー1
8からディスクDを取り出すことができる。
【0029】≪棚ユニット≫各棚ユニット8は、ディス
クDの半周程度を囲う本体枠19と、下方及び斜め下方
ならびに斜め上方からの三点支持の状態でディスクDを
支持するディスク受け20とを備えており、各ディスク
受け20には、ディスクDが嵌まる収納溝21を等間隔
で多数形成している。従って、各収納溝21の箇所が単
位収納部となっている。
【0030】本体枠19は軽合金の押し出し加工によっ
て製造されており、中空部を形成してこれに補強部材2
2を挿入している。また、棚ユニット8は、ディスクD
の抜け落ちを防止するための落下防止バー23を設けて
いる。落下防止バー23の両端はアーム24に固定され
ており、アーム24は、棚ユニット8の側板25にピン
26によって回動自在に取付けられている。また、落下
防止バー23はばね27で下向きに付勢されている。
【0031】棚装置7の左右両側部には作動杆28が昇
降自在に配置されており、この作動杆28に、各段の棚
ユニット8に応じて、落下防止バー23の端部を支持し
得る支持片29を設けている。図示しないモータや電磁
ソレノイド等のアクチェータによって上昇させると、一
つの棚装置7の落下防止バー23が各支持片29によっ
て一斉に上昇して、ディスクDを出し入れできる状態に
なる。
【0032】≪入出庫装置の入出庫用トレー≫次に、図
4以下の図に基づいて、入出庫装置について説明する。
【0033】図4は蓋4を空けた状態で入出庫部2を一
方方向から見た概略斜視図、図5は蓋4を空けた状態で
入出庫部2を別方向から見た斜視図であり、図5に示す
ように、入出庫装置は、入出庫部2から取り外しできる
入出庫用トレー31を備えている。まず、入出庫用トレ
ー31について、図6〜図9も参照して説明する。
【0034】図6は入出庫用トレー31を裏側から見た
斜視図、図7は入出庫用トレーの背面図、図8は部分的
な斜視図、図9のうち(A)は図7の IXA-IXA視断面
図、(B)は図7の IXB-IXA視断面図である。
【0035】入出庫用トレー31は、左右側板31aと
前面板31bとを備えており、背面と上面とは完全に開
口している。また、底部には、その略全幅に近い長さの
開口穴32が開口している。更に、図5に明示するよう
に、前面には把っ手33を設けている。
【0036】入出庫用トレー31の内部のうち底部の後
端部には下部ディスク受け34を、前面板31bの上下
2か所の高さ位置には前部ディスク受け35をそれぞれ
ねじ止め等の適宜手段で固着し、これらのディスク受け
34,35に、ディスクDが嵌まる収納溝36を等間隔
で適宜数(図では10個)形成している。従って、この
収納溝36の箇所が、1枚のディスクDを仮保持できる
単位保持部となっている。
【0037】ディスク受け34,35における収納溝3
6の間隔(換言すると単位保持部の間隔)は、人がディ
スクDの外周を掴んだ状態で収納溝36に抜き差しする
に際して、隣のディスクDに指が干渉しない程度の寸法
に設定している。また、前部ディスク受け35の収納溝
36は、ディスクDの挿入を容易ならしめるためテーパ
状に形成されており、更に、下部ディスク受け34の収
納溝36の開口縁も上向きに溝幅が拡大するテーパ状に
形成されている。
【0038】入出庫用トレー31の上面には、下面にデ
ィスク受け37を固着した柵体38を配置している。柵
体38は入出庫用トレー31からディスクDが抜け落ち
ることを防止するもので、入出庫用トレー31における
左右内側板31bの内面に沿って延びる左右一対のアー
ム部38aを備えており、左右アーム部38aは、その
後端部を中心に上下回動するようにねじ(ピンでも良
い)39で入出庫用トレー31に取付けられている。
【0039】柵体38のディスク受け37にも、前記各
ディスク受け34,35と同様に収納溝36が形成され
ている。また、アーム部38aには、入出庫用トレー3
1の側板に上方から当たるフランジ39bを設けてお
り、これにより、柵体38の下向き回動位置が規制され
ている。また、柵体38を略180度回動した姿勢を保
持できるように、入出庫用トレー31にはストッパー用
の段部40を形成している。
【0040】更に、入出庫用トレー31の内部のうち前
ディスク受け34,35よりも外側の部位に、柵体38
を閉じ姿勢に付勢する引っ張りばね41を設けている。
図9(B)に示すように、柵体38を完全に開くと、ば
ね41はアーム部38aの回動中心よりも下方に位置す
るいわゆる支点超えの状態となり、このため柵体38を
開いた状態が保持される。柵体38を閉じ方向に付勢す
る手段としては、ねじりばねや圧縮ばね、ゴム等の他の
ばね手段を使用することも可能である。
【0041】ところで、CD等のディスク状記録媒体の
場合、記録面は片面だけであり、表裏を間違えて入出庫
用トレー31に収納すると、第1移載装置9での取り出
しに際して不良として排除され、再度収納し直さなけれ
ばならない。
【0042】そこで、ディスクDの表裏を間違わないよ
うな表示手段を設けることが好ましい。表示手段として
は、例えば、入出庫用トレー31の一方の側板31bの
内面に、「こちらが記録面」と注意書きを施すというよ
うに、注意を喚起する文字を記載したり、或いは、表裏
を正しい姿勢としたダミーのディスクを固定して設ける
など、様々の態様をとることができる。
【0043】≪入出庫部の内部構造≫次に、入出庫部2
の内部構造を、図4,図5に加えて図10以下の図面を
参照して説明する。図10は蓋を仮想線で示した正面
図、図11は図10のXI−XI視平断面図、図12は図1
0のXI−XI視断面図、図13のうち(A)は図10の X
IIIA-XIIIA視断面図、(B)は(A)のB−B視図、図
14〜図16は作用を示す図である。
【0044】図4及び図5から容易に理解できるよう
に、入出庫部2の内部には、入出庫用トレー31が載る
支持フレーム42と、支持フレーム42から立ち上がっ
た左右一対のサイドフレーム43,44とが配置されて
おり、これらのフレーム42,43,44で囲われて部
位に入出庫用トレー31が嵌め込まれる。
【0045】これら各フレーム42,43,44には、
入出庫用トレー31の押し込み位置を規制するため、入
出庫用トレー31の背面に当たるストッパー片45を折
曲げ形成している。また、支持フレーム42には、入出
庫用トレー31の開口穴32と重なり合うくり抜き穴4
6を形成している。
【0046】また、図5や図11に示すように、蓋4の
裏面には、入出庫用トレー31を奥方向に押さえるばね
片(弾性板)47を設けている。このため、入出庫用ト
レー31の前後位置が正確に位置決めされる。なお、ば
ね片47に代えて、コイルばねやゴム等の他の弾性的押
さえ手段を採用しても良い。
【0047】図4や図11に示すように、一方のサイド
フレーム43には、入出庫用トレー31の側板に弾性的
に当接する押さえ片48を切り起こし形成している。こ
のため、入出庫用トレー31は他方のサイドフレーム4
4に押さえ付けられ、その結果、入出庫用トレー31の
左右位置が正確に位置決めされる。
【0048】この場合も、押さえ片48に代えてゴム等
の他の弾性的押さえ手段を採用しても良い。また、押さ
え片48はサイドフレーム43に切り起こし形成するこ
とには限らず、別途、板ばね等の弾性板で製造したもの
をサイドフレーム43等に取付けても良い。
【0049】図5に示すように、他方のサイドフレーム
44には透穴49が空けられており、図10に示すよ
う、この透穴49の外側の箇所に、支持フレーム42に
固定された第1ブラケット50を介してリミットスイッ
チ51を配置している。リミットスイッチ51は、入出
庫用トレー31の有無を検知するためのもので、その検
出アーム51aが透かし穴49を介して入出庫用トレー
31に当たると、ONとなる。
【0050】≪蓋及びディスク検知ユニット≫図10〜
図12に示すように、蓋4の裏面のうち下端寄りの左右
両側部には、裏向きに延びる第2ブラケット52をスポ
ット溶接やねじ止め等の適宜手段で一体に設ける一方、
支持フレーム42には、第2ブラケット52に左右外側
から重なる一対の第3ブラケット53をねじ止め等の適
宜手段で固着し、この第3ブラケット54に、第2ブラ
ケット52の下端部を第1ピン54で回動自在に取付け
ている。
【0051】支持フレーム42の下方には、平面視でく
り抜き穴46と重なるように延びるセンサーユニット5
5を配置している。センサーユニット55はベース板5
6を備えており、ベース板56の左右両端には、正面視
で前記第2ブラケット52と重なり合う足部56aを折
曲げ形成し、この足部56aを、前記第3ブラケット5
3に第2ピン57にて回動自在に取り付けている。
【0052】そして、ベース板56の足部56aと第2
ブラケット52とに、互いに噛み合うギア部58,59
を形成することにより、蓋4を開くとセンサーユニット
55が下向き動し、蓋4を閉じるとセンサーユニット5
5が上向き動するように設定している。
【0053】図13に示すように、センサーユニット5
5におけるベース板56の上面には、支持フレーム42
のくり抜き穴46に入り込む回路基板(単なる板材でも
良い)60を固着し、この回路基板60に、ディスクD
を挟むように延びる支持板61の群を立設し、各支持板
61に、ディスクDの有無を検知するための光電式等の
センサー62を設けている。
【0054】蓋4を閉じた状態では、図13のように、
センサー62はディスクDを検知し得る高さに位置して
おり、蓋4を空けてセンサーユニット55が下向き回動
すると、図16に示すように、センサー62及び支持板
61は支持フレーム42よりも下方に下降動する。
【0055】なお、センサーユニット55は回動式には
限らず、蓋4の回動に連動して単に上下動する構成であ
っても良い。また、支持フレーム42には必ずしも大き
なくり抜き穴46を空ける必要はなく、センサー62及
び支持板61だけが支持フレーム42の上方に露出する
場合は、各センサー62に応じて個別に穴を空けても良
い。要は、センサー62が支持フレーム42の上下に移
動することができれば良い。
【0056】≪落下防止用柵体の駆動≫図10〜図12
に示すように、他方のサイドフレーム44の上部の外側
には、格納庫1の天板の補強フレーム64等に固着する
等した第4ブラケット65を配置しており、この第4ブ
ラケット65に、入出庫用トレー31の側面に向けて延
びる回転軸66を有するロータリーソレノイド(或いは
モータ)等のアクチェータ67を固着している。
【0057】アクチェータ67の回転軸66にはボス体
68を固着し、このボス体68に、入出庫用トレー31
におけるアーム部31aのフランジ31bよりも下方に
位置するカム板69と、入出庫用トレー31の外側にお
いて上下反対方向に突出した一対のドグ板70,71と
を固着している。第4ブラケット65には、ドグ板7
0,71を検出するため、光電式や反射式等のセンサー
72を設けている。
【0058】カム板69は偏芯しており、図12のよう
にカム板69が下方に向いた姿勢では、入出庫用トレー
31の柵体38ばねが41によって閉じ姿勢に保持され
ている。また、センサー72が一方のドグ板70を検知
していることにより、入出庫用トレー31の柵体38が
閉じていることが確認される。
【0059】アクチェータ67を駆動して、図14に矢
印Aで示すようにカム板69を約180度程度回動させ
ると、アーム部38aのフランジ38bがカム板69で
上向きに押されることにより、柵体38は大きく跳ね上
げ回動し、これにより、図15に示すように、柵体38
の下方にピッキングユニット13のピッカー16が入り
込むことが可能となる。
【0060】なお、柵体38の開閉駆動手段は図示のよ
うな偏芯カムを使用したものには限らない。また、柵体
38は回動式には限らず、単なる上下動式であっても良
い。
【0061】図10及び図12に示すように、入出庫口
3の上部には、蓋4の開閉を検知するセンサー(リミッ
トスイッチ)73と、蓋4を閉じた状態に保持する錠前
74とを設けている。図示してないが、蓋4の上部内面
には、錠前74に係合する部材を設けている。錠前74
は電磁式であり、操作パネル6のキーを操作することに
より、ロックを解除することができる。
【0062】≪まとめ≫上述の説明から容易に理解でき
るように、ディスクDを入庫するに当たっては、入出庫
部2から入出庫用トレー31を取り出して、机の上のよ
うな広くて安全な場所で入出庫用トレー31にディスク
Dを収納し、次いで、入出庫用トレー31を入出庫部2
にセットしてから蓋4を閉じれば良い。
【0063】すると、センサーユニット55によってど
の位置の保持部にディスクDが収納されているかが判る
ため、第1移載装置9は、センサーユニット55からの
検知信号に基づいて、ディスクDが収納されている保持
部だけにピッキングユニット13を移動させて、ディス
クDを取り出すことができる。
【0064】取り出したディスクDは、予め設定されて
いる格納順序に基づいて、棚装置7に収納されていく。
この場合、所望のディスクDを棚装置7から取り出して
ドライブ10にかけるためには、どの番地のディスクD
にどのような内容が記録されているかを記憶装置に記憶
させておく必要がある。
【0065】この点は、例えばディスクDにバーコード
等の何らかの識別手段を設けておく一方、ピッキングユ
ニット13に、識別手段の読み取り装置を設けておくと
いう方法も考えられる。しかし、これでは読み取り装置
を設けるぶんだけピッキングユニット13の構造が複雑
化し、しかも、記憶装置には、個々のディスクに記録さ
れている内容のタイトル等を別途インプットしておかな
ければならない不具合がある。
【0066】これに対して本実施形態では、第1移載装
置9によって入出庫用トレー31からディスクDを取り
出したら、いったん、第2移載装置17を介してドライ
ブ10に装填することにより、記録されている内容のタ
イトル名やフォルダー名などを読み取り、このタイトル
名等と収納番地とを対のデータとして記憶装置に記憶さ
せるという制御方法を採用している。
【0067】この制御方式によると、ディスクDにバー
コード等の識別手段を設けたり、ピッキングユニット1
3に読み取り装置を設けたりする必要はなく、また、デ
ィスクDに記録されている内容のタイトル等を一々記憶
装置にインプットする手間も省くことができる。
【0068】≪その他≫本発明は、上記の実施形態の他
にも様々の態様に具体化できる。例えば、入出庫用トレ
ーの形状は、記録媒体の形態に応じて適宜変更できる。
第1移載装置におけるピッキング機構や棚装置の具体的
態様なども、記録媒体の形態等に応じて変更することが
できる。
【0069】また、請求項2の構成の場合、蓋の開閉と
センサーユニットとを連動させる手段は、例えばリンク
機構を使用したりタイミイグベルトを使用したりという
ように、様々の連動機構を採用できる。また、入出庫用
トレーを蓋の裏面に着脱する構成として、蓋を閉じると
所定の位置にセットされるように構成しても良いのであ
り、このような形態も請求項の構成に含まれる。
【0070】更に、蓋は下向き動によって開く方式には
限らず、上向きにはね上げることによって開く方式でも
良いし、左右方向にスライドさせて開閉する構成であっ
ても良い。また、蓋自体も格納庫から取り外しできる構
成としても良いのである。
【0071】また、本発明は、記録媒体の駆動装置を備
えていない単なる格納装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクオートチェンジャー設備の外観斜視図
である。
【図2】ディスクの内部構造を大雑把に示す斜視図であ
る。
【図3】(A)は図1の IIIA-IIIA視断面図、(B)は
(A)のB−B視断面図である。
【図4】入出庫口を一方方向から見た概略斜視図であ
る。
【図5】入出庫部を他方方向から見た概略斜視図であ
る。
【図6】入出庫用トレーを背面方向から見た斜視図であ
る。
【図7】入出庫用トレーの背面図である。
【図8】入出庫用トレーの部分斜視図である。
【図9】(A)は図7の VIIA-VIIA視断面図、(B)は
図7の VIIB-VIIB視断面図である。
【図10】入出庫部の正面図である。
【図11】図10のXI−XI視平断面図である。
【図12】図10のXI−XI視断面図である。
【図13】(A)は図10の XIIIA-XIIIA視断面図、
(B)は(A)のB−B視図である。
【図14】柵体を上向きに回動させた状態での側面図であ
る。
【図15】ディスクの取出し状態を示す図である。
【図16】蓋を空けて入出庫用トレーを出し入れしている
状態の側面図である。
【符号の説明】
1 格納庫 2 入出庫部 3 入出庫口 4 蓋 7 棚装置 9 第1移載装置 10 ディスクドライブ 13 ピッキングユニット 16 ピッカー 31 入出庫用トレー 32 開口穴 34,35,37 ディスク受け 36 ディスク収納溝 38 柵体 42 支持フレーム 43,44 サイドフレーム 46 くり抜き穴 55 センサーユニット 56 支持板 60 回路基板 61 支持板 62 センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の入出庫部を備えた格納庫の内部
    に、一つの記録媒体を収納できる単位収納部が多数形成
    された棚装置と、棚装置における任意の単位収納部と入
    出庫部との間に記録媒体を移し換えできる移載装置とを
    設け、 前記入出庫部に、複数の記録媒体を整列した状態で収納
    できる入出庫用トレーを、当該入出庫用トレーと前記移
    載装置との間に記録媒体を自在に移し換えできる状態で
    配置してなり、 更に、前記入出庫用トレーを、格納棚の外側に取り外し
    できるカートリッジ式としていることを特徴とする記録
    媒体用格納設備の入出庫装置。
  2. 【請求項2】前記入出庫用トレーには、一つの記録媒体
    を収納できる仮保持部が、適当な間隔を空けて間口方向
    に沿って複数並設されており、入出庫用トレーの底部の
    うち平面視で少なくとも各記録媒体の左右側部に位置し
    た各部位に開口穴を形成する一方、 前記格納庫の入出庫部には、入出庫用トレーの入出庫口
    を塞ぐ回動式の蓋と、蓋が開き回動すると入出庫用トレ
    ーの底から離反する方向に下降動し、蓋が閉じ回動する
    と入出庫用トレーの底に接近する方向に上昇動するセン
    サーユニットを設け、このセンサーユニットに、入出庫
    用トレーに収納した各記録媒体を検知するためのセンサ
    ー群を、センサーユニットが上昇動すると入出庫用トレ
    ーにおける開口穴から上向きに突出して記録媒体を検出
    し得る高さとなり、センサーユニットが下降動すると入
    出庫用トレーよりも下方に位置するように設けているこ
    とを特徴とする記録媒体用格納設備の入出庫装置。
JP23886199A 1999-08-25 1999-08-25 記録媒体用格納設備の入出庫装置 Withdrawn JP2001067763A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018141483A1 (de) * 2017-02-06 2018-08-09 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg Steckbarer datenspeicher

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