JP3672045B2 - 冷温水機のコック注水装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は水や液体飲料などを冷却または加温する冷温水機のコック注水に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコック注水装置としては実開昭63−82180号公報に示されているものがある。以下、冷温水機に設けられた従来のコック注水装置の構成について図4及び図5に従い説明する。
【0003】
図4は流体が静止している状態を示す断面概略図であり、図5は注水時の流体が流れ出ている状態を示す断面概略図である。
【0004】
図において、1は流体を制御するゴムバルブ、2は注水を行うためのコックレバー、2aは注水時指で押す操作部、3は一端をゴムバルブ1に挿嵌し他端をコックレバー3に軸承しているシャフトである。4は流体の通路であるコック、5はコイルバネで、このコイルバネ5の付勢により常時はゴムバブル1をコック4に押し当てて流体の流出を止めている。6は流体の開閉口であり、7は流体の注水口である。
【0005】
そして流体を注水する場合、図5に示したようにコックレバー2と操作部2aを押し下げる。するとシャフト3が引き寄せられ、ゴムバルブ1とコック4の間に隙間ができ、流体が開閉口6を通って注水口7から注水される。また注水を止める場合は、今押し下げている操作部2aから指を放せばよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、流体に混入する小さな異物や果汁飲料の繊維などが開閉口6につまった場合、シールが不完全となり、結果として注水口7から流体が滴下するという欠点があった。また、流体が高温であれば火傷を負う危険性もあった。
【0007】
本発明は、従来の課題を解決するもので流体のシール性を同上させたコック注水装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、コイルバネの付勢により流体の開閉口をシールするゴムバルブと、注水のため指で押すコックレバーと、一端を前記ゴムバルブに挿嵌し他端を前記コックレバーに軸承したシャフトと、前記ゴムバルブで開閉を行い流体の通路となるコックとからなり、前記コックが、流体を入れておくタンクの底面から伸びたパイプとつながっている水平通路部と、該水平通路部におけるコックレバー側の端部と一体成形された垂直壁部と、該垂直壁部の下端部に一体成形されて下方に突出した注出口とを備えている冷温水機のコック注水装置において、前記ゴムバルブのシール面は、前記水平通路部側へ向けて半円状に膨出された膨出部と、該膨出部の外周縁上に前記水平通路部側へ向けて突出形成された突出部とを設け、コック注水装置の静止時に前記ゴムバルブの膨出部の一部が前記コックの水平通路部内に臨んで内面に当接し、前記突出部が垂直壁部に当接することで二重のシール面が形成される構成としたところに特徴を有する。
【0009】
【作用】
本発明のコック注水装置は、押し下げているコックレバーから指を放すことにより、コイルバネの付勢でゴムバルブとコックとが二重にシールされ、流体が静止する。一方シール面が小さな異物や果汁飲料の果汁繊維などでつまり不完全な場合でも、もう一方のシール面でシールを行う。
【0010】
【実施例】
以下、本発明によるコック注水装置の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0011】
図1は、本発明の実施例によるコック注水装置を具備した冷温水機の要部断面概略図である。
【0012】
8は流体を入れておくタンク、9は流体を冷やすための冷却パイプ、10は流体を加温するためのヒータである。11はコック注水装置でタンク8の底面から伸びたパイプとつながっている。
【0013】
図2は、本発明の実施例によるコック注水装置の静止時における断面図である。1は複数のシール面を持つゴムバルブである。常時は、コイルバネ5の付勢によりゴムバルブ1とコック4の流体通路の一部である開閉口6は閉じられている。コック4は、タンク8の底面から伸びたパイプとつながっている水平通路部と、水平通路部のコックレバー2側の端部と一体成形された垂直壁部と、垂直壁部の下端部に一体成形されて下方に突出した注出口7とを備えている。ゴムバルブ1のシール面は、水平通路部側へ向けて半円状に膨出された膨出部と、膨出部の外周縁上に水平通路部側へ向けて突出形成された突出部とから形成される。図2に示されるように静止時においては、膨出部の一部が水平通路部内に臨んで内面に当接し、突出部が垂直壁部に当接することでシールしている。
【0014】
ところで、近年健康志向の高まりなどで100%果汁飲料が多く販売されるようになり、これら飲料の中には果汁繊維を含んだものもある。この果汁繊維がゴムバルブ1の、一方のシール面につまりシールが不完全になっても、もう一方のシール面でシールすることができる。
【0015】
そして、流体を注水する場合は、図3に示したようにコックレバー2の操作部2aを押し下げる。するとシャフト3がコイルバネ5に抗して引き寄せられ、二重のシール面を持つゴムバルブ1とコック4の間に隙間ができ、流体が開閉口6を通って注水口7から注水される。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明にコック注水装置によると、果汁飲料などの注水時その中に含まれる果汁繊維で一方のシール面が不完全な場合でもシール面が複数個あるので、もう一方のシール面でシールすることができ、シール性の向上が図れる。また、水道水の加熱で発生するすケースなどの小さな異物によるシール不良も向上でき、その結果高温水の滴下による火傷も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコック注水装置を具備した冷温水機の要部断面概略図
【図2】本発明の一実施例を示すコック注水装置の静止時における断面図
【図3】本発明の一実施例を示すコック注水装置の静止時における断面図
【図4】従来のコック注水装置の静止時における断面図
【図5】従来のコック注水装置の注水時における断面図
【符号の説明】
1 ゴムバルブ
2 コックレバー
3 シャフト
4 コック
Claims (1)
- コイルバネの付勢により流体の開閉口をシールするゴムバルブと、注水のため指で押すコックレバーと、一端を前記ゴムバルブに挿嵌し他端を前記コックレバーに軸承したシャフトと、前記ゴムバルブで開閉を行い流体の通路となるコックとからなり、前記コックが、流体を入れておくタンクの底面から伸びたパイプとつながっている水平通路部と、該水平通路部におけるコックレバー側の端部と一体成形された垂直壁部と、該垂直壁部の下端部に一体成形されて下方に突出した注出口とを備えている冷温水機のコック注水装置において、
前記ゴムバルブのシール面は、前記水平通路部側へ向けて半円状に膨出された膨出部と、該膨出部の外周縁上に前記水平通路部側へ向けて突出形成された突出部とを設け、
コック注水装置の静止時に前記ゴムバルブの膨出部の一部が前記コックの水平通路部内に臨んで内面に当接し、前記突出部が垂直壁部に当接することで二重のシール面が形成されることを特徴とする冷温水機のコック注水装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP03830495A JP3672045B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 冷温水機のコック注水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03830495A JP3672045B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 冷温水機のコック注水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08233118A JPH08233118A (ja) | 1996-09-10 |
JP3672045B2 true JP3672045B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=12521568
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3672045B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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JP7328775B2 (ja) * | 2019-03-26 | 2023-08-17 | 株式会社キッツエスシーティー | ダイヤフラムバルブ |
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1995
- 1995-02-27 JP JP03830495A patent/JP3672045B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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