JP3669931B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業装置を駆動する油圧アクチュエータに対する作動油の供給量を、所定の作動電流によって供給することのできる油量が決定される油量―電流特性を備えた電磁比例制御弁によって調整するとともに、前記油圧アクチュエータに対する目標作動量を設定する設定器からの設定信号と、前記油圧アクチュエータの作動位置を検出する動作位置検出センサからの検出信号とが入力する制御装置を備え、前記設定器からの目標作動量に基づいて作動油量を設定し、前記作動油量から前記油量―電流特性に基づいて、前記制御装置で前記電磁比例制御弁の動作電流値を算出するように構成してある作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁比例制御弁における、動作電流値と電磁比例制御弁を通じて供給される作動油量とは、制御弁の個体差、油温、作業装置の重量、コントロールユニットの制御電流誤差等により、電磁比例制御弁個々に異なる特性になっている。したがって、図3に示すように、油量―電流特性は基準となる特性線cに対してある一定の幅を形成する特性線dで示されるヒステリシスを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、設定器からの目標作動量に基づいて作動油量を設定し、作動油量から油量―電流特性に基づいて、制御装置で電磁比例制御弁の動作電流値を算出した場合に、動作電流値が前記したバルブの個体差等を見込んだ電流値には成っていないので、目標流量と実際に流れている流量とに差が生じ、実流量が大きい場合には停止時に大きなショックが発生し、実流量が少ない場合には動きが遅く、動かない場合もある。
特に、流量が5リットル以下の低流量時においては、必要とする流量の絶対量が少ないので、ヒステリシスの影響が出やすく、適正な流量を設定するのが困難であった。
本発明の目的は、制御弁の個体差等を吸収し、停止ショックを抑え、適切な速度で移動できる流量を供給できる制御構造を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[構成]
本発明の第1の特徴(請求項1)は前記油量―電流特性に基づいて算出した前記動作電流値よりも前記油圧アクチュエータの作動速度が遅くなる動作電流値を目標電流値として選定し、前記目標電流値によって前記油圧アクチュエータの作動量を想定するとともに前記目標電流値によって駆動された前記油圧アクチュエータが実際に作動した作動量を前記動作位置検出センサで検出し、前記想定作動量と前記検出作動量とを比較して、
前記検出作動量が前記想定作動量より小さなものである場合には、前記目標電流値に対して補正電流値を加えて補正を施し、補正された補正後目標電流値によって電磁比例制御弁を制御する補正手段を備えている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0005】
[ 作用]
先ず、制御を開始する際に電磁比例制御弁に投入される目標電流値を設定する。この目標電流値は、電磁比例制御弁の油量―電流特性を表示する図3における実線cで示されている動作電流値よりも前記したヒステリシス内で、前記油圧アクチュエータの作動速度が遅くなる動作電流値をいう。
この目標電流値を投入した際に、電磁比例制御弁が油圧アクチュエータに油量―電流特性に基づいた作動油量を流入させて、その作動油の流入を受けて油圧アクチュエータの作動量を想定する。
一方、前記目標電流値に基づいて実際に油圧アクチュエータを駆動し、油圧アクチュエータの実際の作動量を動作位置検出センサで検出する。
実際の作動量と想定した作動量とを比較検討し、実際の作動量が想定した作動量に達しない場合には、目標電流値に補正電流値を加えて補正後の目標電流値によって次に制御を行う。次に、補正後の目標電流値に基づいて、再び、油圧アクチュエータの作動量を想定するとともに実作動量を検出して、両者を比較し、補正の必要があれば補正電流値によって補正後の目標電流値を更に補正する。
以上の手続を逐次繰り替えすことによって、目標電流値に補正を加えていく。
【0006】
[ 効果]
したがって、補正を施す前の目標電流値は個体差を見込んだ十分小さな電流値を動作電流値として採用しているので、停止時のショックを低減できるとともに、油圧アクチュエータの実際の作動量を検出しながら補正を加えていくので、動作速度が遅い、又は、全く作動しないということを回避でき、円滑な油圧アクチュエータの作動を期待できる。
このような制御形態の採用によって、電磁比例制御弁の固体差の影響を抑えることができ、低流量域での制御に有効である。
【0009】
[構成]
本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項1において、補正電流値は、目標電流値に対応した目標供給油量が多く成る程、その補正電流値が逆に少なくなるように予め設定した補正制限電流を越えないように選定される点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0010】
[作用効果]
目標電流値を補正する際のその目標電流値として採用するものは、油量―電流特性に基づいて算出することになっているが、何らかの制御系の不都合によって、有り得ない補正電流値が算出されることもあることを想定して、補正電流値としては補正制限電流を越えない範囲で設定できるようにしてある。しかも、この補正制限電流は、目標電流値に対応した目標供給油量が多く成る程、その補正電流値が逆に少なくなるように設定してあるので、低流量域での補正による効果を顕著にし、低流量域での油圧アクチュエータの作動特性を円滑にするようにしてある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には作業車としての農用トラクタの後部が示されている。この農用トラクタの車体の後部にはリフトシリンダ1(油圧アクチュエータの一例)の駆動力で昇降作動する左右一対のリフトアーム2を備え、単一のトップリンク3と、左右一対のロアーリンク4とで成る3点リンク機構を介してロータリ耕耘装置5(作業装置の一例)が連結支持されている。ロアーリンク4とリフトアーム2とをリフトロッド6を介して吊り下げ支持することで、リフトシリンダ1の駆動力でロータリ耕耘装置5の昇降を行えるよう構成してある。右側のリフトロッド6に介装した複動型のローリングシリンダ7の伸縮作動によってロータリ耕耘装置5のローリング作動を行えるよう構成してある。
【0012】
図2に示すように、リフトシリンダ1、及び、ローリングシリンダ7に対する油圧系が形成されている。
つまり、エンジンEで駆動される油圧ポンプPからの作動油をフロープライオリティ弁10を介して分流し、一定量の制御流を電磁操作型のローリング制御弁11に供給すると共に、フロープライオリティ弁10からの余剰流を電磁比例型の昇降制御弁Vに供給する油路系が構成されている。ローリング制御弁11は電気信号に基づいてローリングシリンダ7を収縮作動させる収縮位置と、伸張作動させる伸張位置と、伸縮を阻止する中立位置とに切換自在に構成されている。
昇降制御弁Vは、リフトシリンダ1に対して作動油を供給する上昇制御弁12と、この上昇制御弁12をパイロット圧で開閉操作する上昇用パイロット弁12Pと、リフトシリンダ1から作動油を排出する下降制御弁13と、この下降制御弁13をパイロット圧で開閉操作する下降用パイロット弁13Pとを備えて構成されている。上昇用パイロット弁12P及び下降用パイロット弁13Pは夫々の電磁ソレノイド12S,13Sに供給される電流値に正比例して開度が変化してパイロット圧を変化させ、上昇制御弁12、下降制御弁13夫々の開度を調節できるよう構成されている。つまり、昇降制御弁Vは電磁比例制御弁に構成されているのである。
【0013】
このように構成されているので、ロータリ耕耘装置5を上昇させる場合には上昇用パイロット弁12Pの電磁ソレノイド12Sに対して電流を供給し、この電流の電流値を調節することで上昇用パイロット弁12Pの開度が電流値に正比例して変化して、この上昇用パイロット弁12Pから上昇制御弁12に作用するパイロット圧が変化して上昇制御弁12の開度が電流値と比例した値に設定される結果、リフトシリンダ1に対して開度に比例した量の作動油が供給されてロータリ耕耘装置5の上昇速度が決まるものとなる。これと同様にロータリ耕耘装置5を下降させる場合には下降用パイロット弁13Pの電磁ソレノイド13Sに対して電流を供給し、この電流の電流値を調節することで下降用パイロット弁13Pの開度が電流値に正比例して変化して、この下降用パイロット弁13Pから下降制御弁13に作用するパイロット圧が変化して下降制御弁13の開度が電流値と比例した値に設定される結果、リフトシリンダ1から開度に比例した量の作動油が排出されてロータリ耕耘装置5の下降速度が決まるものとなっている。
上記したロータリ耕耘装置5の昇降作動にかかる昇降制御弁Vにおける昇降作動に要する昇降流量と、その昇降流量を流す為に必要となる昇降制御弁Vの開度を設定する作動電流との特性を示した図を第4図として掲げてある。
【0014】
図1 及び図13に示すように、マイクロプロセッサを備えた制御装置16に対して車体に備えたポジションレバー17(目標作動量を設定する設定器の一例)の操作位置を計測するポテンショメータ型のレバーセンサ17Sと、前記リフトアーム2の揺動量を計測するポテンショメータ型のリフトアームセンサ2S(油圧アクチュエータの作動位置を検出する動作位置検出センサの一例)と、ロータリ耕耘装置5の耕深を設定するようダイヤル18で操作されるポテンショメータ型の耕深設定器18S(目標作動量を設定する設定器の一例)と、前記ロータリ耕耘装置5の後カバー5Aの揺動量を計測して該ロータリ耕耘装置5の耕深を計測するポテンショメータ型のカバーセンサ5S(油圧アクチュエータの作動位置を検出する動作位置検出センサの一例)との信号がA/D変換器19を介して入力する系を形成すると共に、この制御装置16から前記上昇用パイロット弁12P、下降用パイロット弁13P夫々の電磁ソレノイド12S,13Sに電流を供給するための電力系を形成してある。
【0015】
この農用トラクタではレバーセンサ17Sで設定されたロータリ耕耘装置5の対車体高さと、リフトアームセンサ2Sで計測されるロータリ耕耘装置5の対車体高さが略一致するまでロータリ耕耘装置5の昇降を行うポジション制御と、耕深設定器18Sで設定された耕深と、カバーセンサ5Sで計測されるロータリ耕耘装置5の耕深とが略一致するようロータリ耕耘装置5の昇降を行う自動耕深制御との2種のフィードバック制御を行う。
【0016】
これらの制御時には、図5及び図6に示すように、先ず作動ショックを起こさないように、零状態より順次流量が増大する特性のスタート流量QS で制御を開始するとともに、一定流量を供給するまではスタート流量QS で制御を行う。制御の途中からは、スタート流量QS と後記する偏差流量QH とが逆転して偏差流量QH が小さくなると、その偏差流量QH で制御を行う。つまり、レバーセンサ17S、耕深設定器18Sで成る設定系と、リフトアームセンサ2S、カバーセンサ5Sで成るフィードバック系との偏差が大きいほど偏差と比例した速度(又は予め設定された速度)でロータリ耕耘装置5(又はプラウ作業機)を昇降させ(例えば、比例制御や比例積分制御)、設定系の設定値を基準に形成される不感帯の域内に、フィードバック系の計測値が達するとロータリ耕耘装置5の昇降を停止させるよう制御装置16の基本的な制御動作が設定されている。
【0017】
次に、昇降制御弁Vに対する制御形態について説明する。昇降制御弁Vに投入する作動電流とリフトシリンダ1に対する昇降流量との関係については比例関係にあると述べたが実際のテスト結果においては、図3に示すように、5リットル近傍で折れ曲がる折れ線状の油量―電流特性を示す。この油量―電流特性は、昇降制御弁Vの個体差、油温、ロータリ耕耘装置等の作業装置の重量に起因するリフトシリンダ1の内圧の相違等によって、図3に示すように、実線cを挟む二列の点線d,dで囲む一定の幅内で変動するヒステリシスを持っている。そして、昇降制御弁Vにおいて、リフトシリンダ1へ作動油を供給する上げ操作時の油量−電流特性と下げ操作時の油量―電流特性とは図4に示すように僅かにズレを生じている。上記したような油量―電流特性を持つ昇降制御弁Vは、前述のように偏差に基づく偏差流量QH と予め設定されたスタート流量QS とを比較して、小さな方の流量をリフトシリンダ1に供給するように制御される。
【0018】
スタート流量QS は、図9に示すように、時間に応じて流量が増大する特性線に沿って選定され、偏差流量QH は、図10に示すように、レバーセンサ18S等の設定系における設定信号と、リフトアームセンサ2S等で成るフィードバック系の検出信号とに基づいて、偏差が大きくなる程大容量となるように特性線に沿って選定される。これら二つの流量によって基本的制御を行うには、図5において昇降制御を行う部分を拡大した図6に示すように、制御開始時においては、スタート流量QS は零値から僅かに大きな流量であり、ポジションレバー17等の設定値とリフトアームセンサ2Sの検出値との偏差は大であるので、スタート流量QS で制御を開始することになる。
図5について説明すると、横軸に運転時間を採っており、運転開始後25秒と50秒経過時点で、ポジションレバーセンサでの設定値とリフトアームセンサでの検出値との間に偏差が出て、ポジション制御が行われたことを示しており、運転開始後25秒時点での制御の状態を拡大してしめしたものが、図6である。
【0019】
つまり、図5及び図7のフローチャートに示すように、ポジションレバーセンサ17Sの設定値(信号値)Lo とリフトアームセンサ2Sの検出値(信号値)LS との間に偏差が生じた場合には、まず、スタート流量QS で制御を開始する(#1〜#4)。スタート流量QS で制御を開始して1秒強の経過でスタート流量QS と偏差流量QH とが同一流量になり、以後は、偏差流量QH によって制御は行われることになる。ポジションレバーセンサ17Sの設定値とリフトアームセンサ2Sの検出値とが一致すると昇降制御弁Vは供給を停止する。図5及び図6におけるQe は、スタート流量QS と偏差流量QH とのいずれか小さな方の流量を選定して実際にリフトシリンダ1に投入される最終昇降流量を示す(#5)。
上記したように、ポジションレバーセンサ17Sの設定値Lo とリフトアームセンサ2Sの検出値LS とに食い違いが出た場合に上記した制御が行われるが、その食い違いが出る現象としては、リフトシリンダ1内からの油の流失か又はポジションレバー17への操作によって起こる。
【0020】
次に、本願発明に相当する部分について説明する。
昇降制御弁Vは前記したように、同じ作動電流を与えても個体差等により供給する昇降流量にある幅のヒステリシスを有しているので、昇降流量が多く成りすぎてショックが出ることを避ける見地より、リフトシリンダ1に作動油を供給する場合には、ショックが出難い油量(昇降流量)を投入して制御を開始する。この場合の昇降流量を現出する作動電流量は図3における昇降流量が5リットル以下の実線c' で示される。次に、ショックが出難い昇降流量つまりスタート流量QS によってリフトアーム2が昇降する昇降量を想定する。つまり、スタート流量QS に基づいて目標電流値Io を図3より選定し、昇降制御弁Vを駆動するデューティ比Dを決める(#6)。
【0021】
スタート流量QS に必要な昇降制御弁Vに対する駆動電流値Iとして前記目標電流値Io を与え、前記目標電流値Io に対応するリフトアーム2の伸縮量を想定する。その想定伸縮量をリフトアームセンサ2Sの検出値(信号値)LS における変化量の予測値LS ' として算出し(#7)、この予測値LS ' とリフトアームセンサ2Sが検出した検出値、つまり、リフトアームセンサ2sの信号値LS との実変化量LS ''を比較して、リフトアーム2の移動量( 実変化量LS '') が想定量(予測値LS ' )を下回る場合には補正を施すようにする(#9)。
【0022】
補正を施すには、最初に投入した昇降流量値に比例定数kを乗じ、更に、その比例定数kを乗じた昇降流量kQS を積分し、積分値∫kQS に対して更に積分定数αを掛け合わせた値α∫kQS を補正電流値Io ' とする。補正電流値Io ' が決まるとその電流値に目標電流値Io を加えて補正駆動電流Iを算出する。この補正駆動電流Iで駆動する(#10)。尚、補正電流値Io ' は図8に示すように、昇降流量Qと相関関係を持っており、昇降流量5リットルと最大補正電流Io ''150mAとを結ぶ流量―最大補正電流特性線に示される値を越えない値に設定される。最大補正電流Io ''は補正電流値Io ' を制限する補正制限電流の一つである。
又、目標電流値Io に対して補正電流値Io ' は必ず加えられるものであり、減算されることはない。これにより、電流値の増減による供給油量の増減をなくし、作業装置のショックを低減できる。
【0023】
リフトアーム2の移動量( 実変化量LS '') が想定量(予測値LS ' )と同一であるならば、駆動電流Iを目標電流値Io とする(#14〜#15)。
スタート流量QS に対して偏差流量QH が大きくなると、フローチャート#6、#7で述べたように、偏差流量QH に基づいて目標電流値Io 及び駆動デューティ比Dを設定し(#11)、リフトアーム2の移動予測値LS ' を算出し(#12)、リフトアーム2の実移動量の検出値LS ''との比較に移行する(#8)。
【0024】
以上のように、目標電流値Io に補正を加えて運転する状態を示したものが図11及び図12であり、目標電流値Io に対する補正電流値Io ' 、その補正電流値Io ' に対する最大補正電流の採り得る値Io ''の一例が示されており、目標電流値Io と補正電流値Io ' との合計した電流値で昇降制御弁Vが駆動される。
図11について説明すると、横軸に運転時間を記しており、運転開始後40秒と85秒の時点で、リフトアームセンサの検出値が目標値より外れて制御が開始されたことを示しており、運転開始後40秒時点での部分を拡大して表示したものが図12である。
【0025】
〔別実施の形態〕
イ. 本発明は上記実施の形態以外に、例えば、自動耕深制御や、ローリング制御に適用することが可能であり、又、プラウ等の作業装置の昇降を行うドラフト制御に適用することも可能である。このドラフト制御を行う場合には、操縦部に設けたポテンショメータ型のドラフト設定器8の設定値と、プラウ等の作業装置に作用する作業抵抗を検出すべく、ロアーリンク4に設けたドラフトセンサ9の検出値とが一致するようにプラウ作業装置を昇降させる制御を行う。
ロ. 上記実施例においては、リフトシリンダ1に供給する作動油の流量を、スタート流量QS と偏差流量QH とのいずれか小さい方の流量を採用することにしていたが、偏差流量QH だけで制御を行ってもよい。
ハ. 補正電流値Io ' を算出する際に、図3に示す油量―電流特性線より算出された目標電流値Io に基づいて算出したが、前記した油量―電流特性線に基づく目標電流値Io に対応する目標流量を使用してもよい。
二. 油圧アクチュエータ1の動作位置を検出するセンサとしては、そのアクチュエータ1で駆動されるリフトアーム2の動きを捉えるようにしてあるが、油圧アクチュエータ1そのものの動きを捉えるストロークセンサ等を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクタ後部の斜視図
【図2】油圧回路図
【図3】電流比例制御弁における油量―電流特性におけるヒステリシス状態を示す図
【図4】電磁比例制御弁における油量―電流特性を示す図
【図5】ポジションレバーセンサとリフトアームセンサとに偏差が生じた場合のポジション制御におけるリフトアームに投入される油量を示す図
【図6】図5における制御部分の拡大図
【図7】ポジション制御における電磁比例制御弁に投入される動作電流の補正状態を示すフローチャート
【図8】補正電流を制限する補正制限電流と昇降流量との関係を示す図
【図9】スタート流量の時間的変化を示す図
【図10】偏差流量と偏差との関係を示す図
【図11】ポジションレバーセンサとリフトアームセンサとに偏差が生じた場合のポジション制御における電磁比例制御弁に対する補正電流値を示す図
【図12】図11における制御部分の拡大図
【図13】制御ブロック図
【符号の説明】
1 油圧アクチュエータ
2S,5S 動作位置検出センサ
16 制御装置
17S,18S 設定器
V 制御弁
Io 目標電流値
Io ' 補正電流値
Io '' 補正制限電流
Claims (2)
- 作業装置を駆動する油圧アクチュエータに対する作動油の供給量を、所定の作動電流によって供給することのできる油量が決定される油量―電流特性を備えた電磁比例制御弁によって調整するとともに、前記油圧アクチュエータに対する目標作動量を設定する設定器からの設定信号と、前記油圧アクチュエータの作動位置を検出する動作位置検出センサからの検出信号とが入力する制御装置を備え、前記設定器からの目標作動量に基づいて作動油量を設定し、前記作動油量から前記油量―電流特性に基づいて、前記制御装置で前記電磁比例制御弁の動作電流値を算出するように構成してある作業車であって、
前記油量―電流特性に基づいて算出した前記動作電流値よりも前記油圧アクチュエータの作動速度が遅くなる動作電流値を目標電流値として選定し、前記目標電流値によって前記油圧アクチュエータの作動量を想定するとともに前記目標電流値によって駆動された前記油圧アクチュエータが実際に作動した作動量を前記動作位置検出センサで検出し、前記想定作動量と前記検出作動量とを比較して、 前記検出作動量が前記想定作動量より小さなものである場合には、前記目標電流値に対して補正電流値を加えて補正を施し、補正された補正後目標電流値によって電磁比例制御弁を制御する補正手段を備えている作業車。 - 補正電流値は、目標電流値に対応した目標供給油量が多く成る程、その補正電流値が逆に少なくなるように予め設定した補正制限電流を越えないように選定される請求項1記載の作業車。
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