JPH0566801A - 電磁式アクチユエータの制御装置 - Google Patents

電磁式アクチユエータの制御装置

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JPH0566801A
JPH0566801A JP22666291A JP22666291A JPH0566801A JP H0566801 A JPH0566801 A JP H0566801A JP 22666291 A JP22666291 A JP 22666291A JP 22666291 A JP22666291 A JP 22666291A JP H0566801 A JPH0566801 A JP H0566801A
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JP
Japan
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current
deviation
duty ratio
control
proportional
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Pending
Application number
JP22666291A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Nakai
章平 仲井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH0566801A publication Critical patent/JPH0566801A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比例積分制御作動において、駆動開始時の過
渡状態における偏差の大きさに起因して発生するオーバ
ーシュート現象を抑制する。 【構成】 電磁式アクチュエータSLに対する制御目標
電流と実供給電流の偏差を演算する偏差演算手段Aと、
前記電流偏差から比例積分制御に基いて、前記電磁式ア
クチュエータSLに対する駆動パルス電流のディーティ
比を演算するディーティ比演算手段Bとを備えた電磁式
アクチュエータの制御装置であって、前記電磁式アクチ
ュエータSLに対する駆動開始時点から所定時間経過す
る間のみ、前記ディーティ比演算手段Bにおける積分要
素のゲインを零もしくは定常時用の設定値よりも小さく
させる演算補正手段Cを備えてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁式アクチュエータ
に対する制御目標電流と実供給電流の偏差を演算する偏
差演算手段と、前記電流偏差から比例積分制御に基い
て、前記電磁式アクチュエータに対する駆動パルス電流
のディーティ比を演算するディーティ比演算手段とを備
えた電磁式アクチュエータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記電磁式アクチュエータの制御装置に
おいて、従来では、前記制御目標電流と実供給電流の偏
差に基く比例積分制御動作は、常に、予め設定された一
定の演算式に基いて制御が実行されるように構成されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような制御
は、所謂フィードバック系自動制御により、被制御対象
の駆動電流と制御目標電流とを合致させるように構成し
たものであり、ハンチングを起こさず、残留偏差を少な
くすることができる比例積分制御を用いるようにしたも
のである。ところが、上記したような比例積分制御を電
磁式アクチュエータの制御に用いた場合、特に、電磁式
アクチュエータに対する起動時においては、上記制御目
標値と実駆動電流との偏差が大であるから、このような
過渡状態では、積分要素が大きくなって、ディーティ比
が過大に設定されることがあり、例えば、図に示すよう
に、アクチュエータに対する駆動電流が定常状態に到る
までに、制御目標値をオーバーするオーバーシュート現
象が発生するおそれが高く、このようなオーバーシュー
トに起因して、電磁式アクチュエータが過剰駆動にな
り、被駆動装置の駆動ショックが発生するという弊害が
生じることがあった。本発明は上記不具合点を解消する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した電磁式アクチュエータの制御装置におい
て、前記電磁式アクチュエータに対する駆動開始時点か
ら所定時間経過する間のみ、前記ディーティ比演算手段
における積分要素のゲインを零もしくは定常時用の設定
値よりも小さくさせる演算補正手段を備えてある点にあ
る。
【0005】
【作用】電磁式アクチュエータの駆動開始時点における
ような過渡的な制御時には、目標電流値と実駆動電流と
の間の偏差が大であるから、ディーティ比を演算するに
あたり、演算式のうち大きな割合で効く積分要素の項
を、通常制御の割合よりも少なくさせて、もしくは、無
くして、比例要素の項だけで演算するので、その後の電
流増加においてオーバーシュートが発生するのを極力抑
制できて、円滑な制御駆動が行えることになる。
【0006】
【発明の効果】従って、フィードバック系の自動制御に
おいて、通常の制御では、ハンチングの発生が少なく、
かつ、残留偏差の発生の少ない比例積分制御を用いた場
合であっても、電磁アクチュエータの起動時等の過渡的
な状態におけるオーバーシュート現象を抑制できて、円
滑な電流立ち上げ駆動が行えるものとなり、電磁アクチ
ュエータによる被駆動装置の駆動ショックが生じるのを
抑制できるようになった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図2
に農用トラクタに備えられる油圧系を示している。この
油圧系では、エンジン1で駆動される油圧ポンプ2、流
量制御用のフロープライオリティ弁3、ローリング制御
用の電磁弁4、ローリングシリンダ5によりローリング
制御系を構成するとともに、フロープライオリティ弁3
からの余剰流を電磁比例流量制御弁Vを介してリフトシ
リンダ6に供給する昇降制御系を構成してある。前記リ
フトシリンダ6は、左右リフトアーム7,7を駆動し、
このリフトアーム7,7には、ロータリー耕耘装置8を
連結支持する左右一対のリンク9,9が左右ロフトロッ
ド10,10を介して吊り下げ支持され、この一対のリ
フトロッド10,10の一方にローリングシリンダ5を
介装してある。
【0008】前記電磁比例流量制御弁Vは、上昇制御用
の第1弁11、この第1弁11に対するパイロット圧を
制御する第2弁12、下降制御用の第3弁13、この第
3弁13に対するパイロット圧を制御する第4弁14及
びリリーフ弁15で構成され、リフトアーム7,7を上
昇側に制御する場合には、第2弁12のソレノイドSL
に対して電流を供給するとともに、この電流の電流値を
調節することで、第2弁12は電流値に対応してパイロ
ット圧を変化させる結果、第1弁11の開度がパイロッ
ト圧と比例して変化し、油圧ポンプ2からの圧油の流量
が制御が可能となるよう構成してある。又、リフトアー
ム7,7を下降側に制御する場合には、第4弁14のソ
レノイドSLに対する電流を供給するとともに、この電
流値を調節して第4弁14からのパイロット圧を変化さ
せ、第3弁13の開度が変化してリフトシリンダ6から
流出する作動油の流量の制御が可能となるよう構成して
ある。
【0009】前記各ソレノイドSL〔電磁式アクチュエ
ータの一例〕に対する電流供給制御系は、図1に示すよ
うに、マイクロコンピュータを備えた制御装置16を備
え、耕耘装置8の対車体レベルを設定する第1ポテンシ
ョメータPM1、耕耘の対車体レベルをフィードバック
するためのリフトアーム7,7の揺動角を検出する第2
ポテンショメータPM2、これらの信号をデジタル化し
て制御装置16に入力するA/D変換器17で入力系が
構成され、制御装置16には、ソレノイドSLに電力を
供給するパワートランジスタ18に対する出力系を有
し、又、各ソレノイドSLに供給されるパルス電流の電
流値を求めるために、ソレノイドSLからの電流が流れ
る経路に抵抗器19を介装し、この抵抗器19によって
得られる電圧信号が平滑回路20を介してA/D変換器
17でデジタル信号化して制御装置16にフィードバッ
クするよう構成してある。
【0010】次に、ポジション制御作動について説明す
る。図3に示すように、第1、第2ポテンショメータP
M1,PM2の出力を読み込むとともに、各出力の偏差
ΔXを演算して、この偏差ΔXの絶対値が設定値Mより
も大きい場合に、偏差ΔXに基いてリフトシリンダ6に
対する駆動条件、つまり、前記電磁比例流量制御弁Vに
開度を、いずれかのソレノイドSLに供給すべき目標電
流値Ioとこの電流値Ioを得るためのディーティ比D
oとを求める(ステップ1〜3)。そして、この得られ
たディーティ比Doに基いて電磁比例流量制御弁Vのい
ずれかのソレノイドSLに電流を供給する(ステップ
4)。次に、前記抵抗器19の電圧値から実供給電流I
rを読み込み、この実供給電流Irと前記目標電流値I
oとの偏差ΔIを演算して(ステップ5,6)、この電
流偏差ΔIが不感帯幅Nよりも大きい場合には、前記ソ
レノイドSLにおける制御駆動前の電流値Iroが零で
あるか否かが判断され、零でなければ通常作動であると
判断して、前記電流偏差ΔIに基いて比例積分制御によ
りソレノイドSLに対するディーティ比D2を演算し
(ステップ7,8)、このディーティ比D1により、電
流偏差ΔIが零になるまでソレノイドSLに電流を供給
する(ステップ9〜11)。又、前記ソレノイドSLに
おける制御駆動前の電流値Iroが零である場合には、
ソレノイドSLの起動開始時であると判断して、比例制
御によってディーティ比D2を演算してそのディーティ
比D2により電流を供給する(ステップ12,13)。
そして、駆動開始時点から約数十ミリ秒経過すると、ス
テップ8に戻り、比例積分作動によるディーティ比演算
作動に移行する(ステップ14)。そして、このような
制御がリセットされるまで繰り返し実行される(ステッ
プ15)。前記ステップ5により偏差演算手段Aを構成
し、ステップ12〜14により演算補正手段Cを構成す
る。尚、ステップ8,12によりデューティ比演算手段
Bを構成する。このように制御することで、ソレノイド
SLに対する駆動電流が緩やかに増加し、オーバーシュ
ートが生じることがないのである。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】油圧回路図
【図3】制御フローチャート
【符号の説明】
A 偏差演算手段 B ディーティ比演算手段 C 演算補正手段 SL 電磁式アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁式アクチュエータ(SL)に対する
    制御目標電流と実供給電流の偏差を演算する偏差演算手
    段(A)と、前記電流偏差から比例積分制御に基いて、
    前記電磁式アクチュエータ(SL)に対する駆動パルス
    電流のディーティ比を演算するディーティ比演算手段
    (B)とを備えた電磁式アクチュエータの制御装置であ
    って、前記電磁式アクチュエータ(SL)に対する駆動
    開始時点から所定時間経過する間のみ、前記ディーティ
    比演算手段(B)における積分要素のゲインを零もしく
    は定常時用の設定値よりも小さくさせる演算補正手段
    (C)を備えてある電磁式アクチュエータの制御装置。
JP22666291A 1991-09-06 1991-09-06 電磁式アクチユエータの制御装置 Pending JPH0566801A (ja)

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JP22666291A JPH0566801A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 電磁式アクチユエータの制御装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07234705A (ja) * 1994-02-25 1995-09-05 Kobe Steel Ltd 制御方法
JP2006170259A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Hitachi Ltd ソレノイドの制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57100503A (en) * 1980-12-16 1982-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Process control method
JPS621001A (ja) * 1985-06-26 1987-01-07 Kubota Ltd 作業機の作業装置用駆動制御機構

Patent Citations (2)

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