JP3669059B2 - 車両のサイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のサイドエアバッグ装置に関し、特にエアバッグユニットに展開信号を伝達するためのハーネスを保護するものの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エアバッグユニットを操舵ハンドルに配設して車両の正面衝突時に乗員の安全を図ることはよく知られている。一方、近年、例えば特開平6−64491号公報に示されているように、シート内の側部にエアバッグユニットを配設し、車両側部への衝突時に乗員の側方でエアバッグを展開させ、その展開したエアバッグで側突のエネルギを吸収して乗員を保護するようにすることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、エアバッグユニットは、通常、シート内の該シートに近いサイドドア側の側部に配設される。すなわち、エアバッグを乗員とその乗員に近いサイドドアとの間に展開させることで乗員がサイドドアに衝突するのを防止するようにしている。このようにエアバッグユニットをシートに近いサイドドア側の側部に配設する場合、そのエアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するためのハーネスをそのエアバッグユニットと同じサイドドア側に配索するのが簡単である。しかし、この場合、シートのそのサイドドア側の側部が車両の左右方向中央側に変形するような側突が起こった際、そのシートの変形に伴ってハーネスが引張られる虞れがあり、このような側突に対するハーネスの保護性をさらに向上させ得る余地がある。
【0004】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エアバッグユニットをシート内の該シートに近いサイドドア側の側部に配設する場合に、ハーネスの配索方法を改良することによって、シートのそのサイドドア側の側部が車両の左右方向中央側に変形するような側突が生じても、ハーネスに張力が作用しないようにして、ハーネスの保護性をより一層向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、ハーネスをエアバッグユニットからシート内において車両の左右方向中央側に配索するようにした。
【0006】
具体的には、請求項1の発明では、シートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置を前提とする。
【0007】
そして、上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びるように配索されているものとする。
【0008】
このことにより、シートの該シートに近いサイドドア側の側部が車両の左右方向中央側に変形するような側突が生じた場合でも、ハーネスに張力がかかるのを防止することができる。よって、ハーネスの保護性をより一層向上させることができる。
【0009】
請求項2の発明では、シートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、シートバックから上記シートのシートクッションに入って該シートクッション内において車両前方に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッション下方にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続されているものとする。このことで、請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0010】
請求項3の発明では、シートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから下方に向けて延びた後、該シートバック内下部において車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びるように配索されているものとする。
【0011】
この発明により、ハーネスはシートバック内を車両の左右方向中央側に延びるように配索されているので、シートにおけるシートバックの該シートに近いサイドドア側の側部が車両の左右方向中央側に変形するような側突が生じた場合でも、ハーネスはシートバック内下部を車両の左右方向中央側に延びるようにされているので、乗員がシートバックに凭れても、その荷重がハーネスにかかることはない。よって、通常使用時におけるハーネスの保護性をも向上させることができる。
【0012】
請求項4の発明では、請求項の発明において、ハーネスは、シートバック内下部において車両の左右方向に延びるハーネス取付部材に対し、該ハーネス取付部材の上側を車両の左右方向中央側に向けて延びるように取り付けられているものとする。
【0013】
請求項5の発明では、車両前後方向にスライド可能に構成されたシートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、シートバックから上記シートのシートクッションに入って該シートクッション内において車両前方に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッション下方にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続され、上記起爆制御装置側から延びるハーネスは、上記エアバッグユニットから延びるハーネスとの接続部から上記シートクッション下方のフロア内に延びて上記起爆制御装置に接続されるようになっており、上記起爆制御装置側から延びるハーネスのフロア内への進入部分は、上記シートの上記スライドによる前後位置が前側位置であるときも後側位置であるときも、シートクッション下方に位置しているものとする。
【0014】
請求項6の発明では、シートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、上記シートのシートクッションにおける車両の左右方向中央側の側部に沿って車両前方に向けて延び、かつ該シートクッション前部においてシートクッションの左右方向中央側に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッションの左右方向中央部にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続されているものとする。
【0015】
請求項7の発明では、車両前後方向にスライド可能に構成されたシートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、上記シートのシート クッションにおける車両の左右方向中央側の側部に沿って車両前方に向けて延び、かつ該シートクッション前部においてシートクッションの左右方向中央側に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッションの左右方向中央部にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続され、上記起爆制御装置側から延びるハーネスは、上記エアバッグユニットから延びるハーネスとの接続部から上記シートクッション下方のフロア内に延びて上記起爆制御装置に接続されるようになっており、上記起爆制御装置側から延びるハーネスのフロア内への進入部分は、上記シートの上記スライドによる前後位置が前側位置であるときも後側位置であるときも、シートクッション下方に位置しているものとする。
【0016】
これら請求項5〜7の発明により、請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0017】
請求項8の発明では、シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記エアバッグユニットから上記シートのシートクッション後部における車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、該側部から車両前方に向けて延びるように配索されているものとする。
【0018】
請求項9の発明では、シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記エアバッグユニットから上記シートのシートクッション後部における車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、該側部から車両前方に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッション下方にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続されているものとする。
【0019】
請求項10の発明では、シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記エアバッグユニットから上記シートのシートクッション後部における車両の左右方向中央側の側部まで延びるように配索されていて、該シートのシートバック内下部において車両の左右方向に延びるハーネス取付部材に対し、該ハーネス取付部材の上側を車両の左右方向中央側に向けて延びるように取り付けられているものとする。
【0020】
請求項11の発明では、シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記エアバッグユニットから上記シートのシートクッション後部における車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、該側部からシートクッションにおける車両の左右方向中央側の側部に沿って車両前方に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッション下方にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続されているものとする。
【0021】
請求項12の発明では、車両前後方向にスライド可能に構成されたシート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記シート内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて延びるように配索さ れているとともに、該シートのシートクッション下方にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続され、上記起爆制御装置側から延びるハーネスは、上記エアバッグユニットから延びるハーネスとの接続部から上記シートクッション下方のフロア内に延びて上記起爆制御装置に接続されるようになっており、上記起爆制御装置側から延びるハーネスのフロア内への進入部分は、上記シートの上記スライドによる前後位置が前側位置であるときも後側位置であるときも、シートクッション下方に位置しているものとする。
【0022】
これら請求項8〜12の発明により、請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0023】
請求項13の発明では、シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記シート内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて、該シートのシートクッションの下面に取り付けられたカプラーまで延びるように配索されているとともに、該カプラーによって、上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続されているものとする。
【0024】
このようにすることで、請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。また、ハーネスはシートと離れた箇所に配置されている起爆制御装置と接続されるが、その途中にカプラーが設けられているので、予めシートに組付けられたエアバッグユニット側から延びるハーネスとカプラーとを接続した状態でそのカプラーをシートに取付けておき、シートの車両への組付時に、起爆制御装置側から延びるシート外のハーネスをそのカプラーに接続すればよい。そして、そのカプラーはシートクッションの下面前部に設けられているので、起爆制御装置側から延びるハーネスを容易にカプラーに接続することができる。しかも、そのシートの直ぐ後側のシートに座っている乗員が足を伸ばしたときにその足がカプラーに触ることはない。よって、通常使用時におけるハーネス及びカプラーの保護性を向上させつつ、シートやハーネスの組付性を向上させることができる。
【0025】
請求項14の発明では、シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部のパッドよりも内側に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、上記ハーネスは、上記シート内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて延びるように配索され、上記エアバッグユニットは、開口が上記所定の方向を向くように配設されたリアクションカンと、該リアクションカン内の奥側に収容されたインフレータと、リアクションカン内の開口側に収容されたエアバッグとを備え、上記パッドのシート内側表面部の上記エアバッグユニットに対応した部位に、切込溝部が形成されており、上記切込溝部は、上記リアクションカンの開口が向く方向に対してオフセットした位置に形成されているものとする。
【0026】
この発明により、請求項1の発明と同様の作用効果が得られるとともに、パッドが切込溝部から拡開破断して、その箇所よりエアバッグがシート外部に展開する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の実施形態1に係る車両のサイドエアバッグ装置におけるエアバッグユニット21が配設された自動車の前席左側のシート1を示し(尚、以下の説明では、自動車の前後左右を単に前後左右という)、このシート1は、シートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4を有する。上記シートクッション2の左右両端部の下部には、前後方向に延びるスライダ7,7がそれぞれ設けられ、この各スライダ7は、前後部でレール取付部材10,10を介してフロアに固定した左右の各案内レール8に係合されてシート1の前後位置を調節することができるようになっている。また、シートクッション2の後部には、ナックル部材9が左右方向に延びる回転軸11を中心として回転可能に設けられ、このナックル部材9を介してシートバック3がシートクッション2に対して上記回転軸11回りに回転可能に連結されて、シートバック3の角度調整を行うことができるようになっている。
【0028】
上記ヘッドレスト4は略コ字状とされたフレーム5を有し、そのフレーの両端部がヘッドレスト4の下端面から突出しており、このヘッドレスト4は、そのフレーム5の両端部が上記シートバック3の上端面に形成した2つの穴にそれぞれ差し込まれてシートバック3に取付けられている。
【0029】
上記シートバック3内の後部外周部には、鋼製パイプ材からなる枠状のシートバックフレーム13が設けられ、このシートバックフレーム13の上部には、上記ヘッドレスト4の下端面から突出したフレーム5両端部とそれぞれ嵌合してヘッドレスト4の上下方向の位置を調節することができる2つのヘッドレスト調節部材14,14が取付固定されている。
【0030】
上記シートバックフレーム13の左右両側部間には、図3及び図4に示すように、シートバックフレーム13よりも細い径の線材からなる左右方向に延びる5本のワイヤフレーム18,18,…が設けられている。この各ワイヤフレーム18は、その両端部がシートバックフレーム13の左右両側部前側にそれぞれ溶接により取付固定されている。
【0031】
上記各ワイヤフレーム18よりも前側にはパッド15が設けられ、このパッド15は、乗員がシートバック3に凭れたときに後方に逃げないように各ワイヤフレーム18によって支持されている。また、このパッド15は、その端部がシートバックフレーム13の外側から後方に回り込むようにされてそのシートバックフレーム13に支持されている。上記パッド15は、発泡ウレタン層17とその発泡ウレタン層17のシート外側表面側の発泡ウレタン層17よりも柔らかいウレタン層16とからなる。このパッド15におけるウレタン層16のシート外側表面は、薄い布地からなる表皮材19で覆われている。尚、ワイヤフレーム18の後方には、シートバックフレーム13近傍を除いてパッド15はなく、シートバック3の後部は表皮材19で覆われているだけである。
【0032】
上記シートクッション2の左右両端部には上方に膨らんだサイドサポート部2a,2aが、またシートバック3の左右両端部には前方に膨らんだサイドサポート部3a,3aがそれぞれ設けられ、乗員が左右方向に動かないようにサポートする役目をしている。
【0033】
上記シートバック3においてそのシート1に近いサイドドア側の側部つまり左側のサイドサポート部3a内にエアバッグユニット21が配設されている。エアバッグユニット21は、図6に示すように、断面U字状のリアクションカン22を有し、このリアクションカン22内には、奥側に点火部と爆薬とを内蔵した円筒缶状のインフレータ23と、また開口側に折り畳まれたエアバッグ24とがそれぞれ収容されている。上記リアクションカン22の開口はエアバッグの展開により容易に破れる紙25で塞がれている。上記インフレータ23の点火部には第1ハーネス51が接続され、その第1ハーネス51は、後述の如く、起爆制御装置としての左側サイドエアバッグ制御装置61と接続されるようになっている。この左側サイドエアバッグ制御装置61は、加速度センサ(図示せず)と接続されており、その加速度センサが自動車の左側部への側突を検知すると制御装置61は点火信号を上記インフレータ23に供給するようになっており、その点火信号により点火部が点火して爆薬が高速燃焼し、そのとき発生する多量のガスによりエアバッグ24が膨脹展開するようになっている。
【0034】
上記エアバッグユニット21は、そのリアクションカン22の開口方向が前方に対して左側に傾きかつその長手方向がシートバック3の上下方向に略一致するように配置されている。また、上記シートバック3内におけるエアバッグユニット21よりも外側には、シートバック3の側部に沿って上下方向に延びるブラケットフレーム部材30が設けられ、このブラケットフレーム部材30はその後部が上記シートバックフレーム13に取付固定されている。そして、上記エアバッグユニット21は、そのリアクションカン22の側面に設けた取付部材26を介して上下2組のボルト27,27及びナット28,28で上記ブラケットフレーム部材30に締結されている。また、上記ブラケットフレーム部材30は、その下部にて上記シートクッション2に設けられたナックル部材9に2組のボルト及びナットで締結されている。
【0035】
上記パッド15のシート内側表面部におけるエアバッグユニット21に対応した部位つまりエアバッグユニット21におけるリアクションカン22開口の略前方部位には、エアバッグ24の展開圧を受けて上記パッド15が拡開破断し始める起点部となる切込溝部33が設けられ、この切込溝部33が他の部分よりも脆弱となるようにされている。この切込溝部33は、エアバッグユニット21のリアクションカン22とシートバック3の上下方向において略同じ高さの位置でかつ略同じ長さに亘って設けらている。
【0036】
一方、上記表皮材19における上記切込溝部33の略延長線上の箇所には、破断し易い縫目が形成されている。そして、エアバッグ24が展開するとき、その展開圧によってパッド15がその切込溝部33から破断し始め、その切込溝部33と表皮材19の縫目とを結ぶ線に沿ってパッド15及び表皮材19が破断拡開され、その箇所よりエアバッグ24がシートバック3の外部に展開するようになっている。
【0037】
上記エアバッグ24は、図7及び図8に示すように、展開されたとき上下方向に長い略矩形状をなし、乗員と左側サイドドア40との間で乗員の腹部から頭部に亘って展開するようになっている。
【0038】
尚、パッド15のシート内側表面における上記切込溝部33からエアバッグユニット21側方には、フェルト部材38がパッド15の発泡ウレタン層17と一体的に成形されており、エアバッグ24が展開してパッド15が拡開破断されたときにそのパッド15が飛散するのを防止すると共に、エアバッグユニット21におけるリアクションカン22が振動等によりパッド15の発泡ウレタン層17と擦れることによって異音が発生するのを防止する役目をしている。
【0039】
上記シートバックフレーム13の下部の上方近傍には、左右方向中央部50aがそのシートバックフレーム13下部と略平行に左右方向に延びるハーネス取付部材50が設けられ、このハーネス取付部材50は、その左右両端近傍部にそれぞれ左右方向に向かって斜め上方に延びる傾斜部50b,50bを有し、上記エアバッグユニット21の下方近傍位置に相当する高さの箇所で、上記各ワイヤフレーム18と同様に、シートバックフレーム13の左右部前側に取付固定されている。
【0040】
上記エアバッグユニット21におけるインフレータ23に接続されている第1ハーネス51は、そのインフレータ23の下部から上記ハーネス取付部材50の左端部(図4では右端部)近傍の傾斜部50bに沿って下方に延びた後、シートバック3内下部をハーネス取付部材50の中央部50aに沿って自動車の左右方向中央側側部(右側側部)まで延びるように配索されている。すなわち、上記第1ハーネス51は、シート1のシートバック3内においてエアバッグユニット21から車両の左右方向中央側に向けて延びるように配索されている。尚、上記第1ハーネス51は、ハーネス取付部材50の中央部50aと傾斜部50bとに、樹脂製のバンド55,55によって取付けられている。
【0041】
上記第1ハーネス51は、シートバック3の右側側部で下方に延びてそのシートバック3からシートクッション2内に入り、図5に示すように、そのシートクッション2内の右側側部を上記右側スライダ7に沿って前方に延びるように配索されている。そして、この第1ハーネス51は、シートクッション2下面の前部で左側に曲げられてシートクッション2の下面前部における左右方向略中央部に取付固定したカプラー53に接続されるようになっている。上記カプラー53は、上記左側サイドエアバッグ制御装置61の側から延びる第2ハーネス52と上記第1ハーネス51とを接続するためのもので、略矩形箱状をなしている。尚、上記第1ハーネス51は、シートクッション2の側部における右側スライダ7と下面とに樹脂製のクリップ55,55を差込むことによってシートクッション2に取付けられている。
【0042】
上記第2ハーネス52は、その一端部が上記カプラー53の第1ハーネス51が接続されている側面と反対側の側面に接続されてシートクッション2下方のフロア内に延び、他端部が上記左側サイドエアバッグ制御装置61に接続されるようになっている。尚、この第2ハーネス52におけるカプラー53とフロアとの間の部分は、シート1の前後位置が前側となったときでも第2ハーネス52に張力が生じないようにシート1の前後位置が後側のときに円弧状に弛むようにされている。
【0043】
図9は、この自動車に搭載されている全エアバッグ装置の配置及び接続関係を模式的に示し、図の上側が自動車の前側である。上記サイドエアバッグ装置が前席左側シート1と同様に右側シートにも設けられており、この右側のサイドエアバッグ装置は右側サイドエアバッグ制御装置61によって制御される。これら左右両側のサイドエアバッグ制御装置61,61は、それぞれ前席左右のシート近傍に設けられている。62は、自動車の前突時に左右両側のシートに座っている乗員の前方でエアバッグを展開させるように制御するフロントエアバッグ制御装置であり、自動車の前部の左右方向略中央部に設けられている。これら各制御装置61,62は、それぞれ右側最前部に配置したバッテリー63と左側前部に配置したフューズボックス64を介して各電源ライン65で接続されて電源が供給されるようになっている。上記フューズボックス64と左右両側のサイドエアバッグ制御装置61,61とを接続する電源ライン65は、上記フューズボックス64から右側に延びた後、自動車の左右方向中央部を後方へ延び、左右に別れて各サイドエアバッグ制御装置61に接続されている。また、左右両側のサイドエアバッグ制御装置61,61同士及び左側サイドエアバッグ制御装置61とフロントエアバッグ制御装置62が互いに通信ライン66,66で接続され、左右両側のサイドエアバッグ制御装置61,61の故障診断結果がこの各通信ライン66によってフロントエアバッグ制御装置62に送られるようになっている。そして、いずれかの制御装置61,62で故障と診断されたとき、フロントエアバッグ制御装置62はワーニングランプ67を点灯させてその旨を表示するようになっている。上記左側サイドエアバッグ制御装置61とフロントエアバッグ制御装置62とを接続する通信ライン66も、上記電源ライン65と同様に、自動車の左右方向中央部に配索され、その中央部にて電源ライン65と通信ライン66とが互いに束ねられている。
【0044】
以上の構成からなる車両のサイドエアバッグ装置において、側突によりエアバッグ24が展開するときの動作について説明する。先ず、自動車の左側部への側突を加速度センサが検知すると、左側サイドエアバッグ制御装置61が点火信号を第2ハーネス52、カプラー53及び第1ハーネス51の順にインフレータ23の点火部に供給して点火部が点火する。このことで、インフレータ23内の爆薬が高速燃焼してエアバッグ24に多量のガスが供給され、エアバッグ24が膨脹展開しようとする。そして、このエアバッグ24は、その展開圧によりリアクションカン22開口を塞いでいる紙25を破ってパッド15をシート外側に押す。このため、パッド15はその脆弱な部分すなわち切込溝部33から拡開破断し始め、切込溝部33と表皮材19の縫目とを結ぶ線に沿ってパッド15及び表皮材19が拡開破断され、その箇所よりエアバッグ24がシートバック3外部における乗員とサイドドア40との間に展開する。
【0045】
このとき、第1ハーネス51は、シートバック2内においてエアバッグユニット21から下方に延びた後、シートバック3内下部を右側に延びるように配索されているので、シートバック3の左側側部における下部やシートクッション2の左側側部が右側に変形するような側突が生じた場合でも、第1ハーネス51は、シート1の変形に伴って緩むように変形し、第1ハーネス51に張力がかかることはない。しかも、第1ハーネス51はシートバック3下部に配索されているので、乗員がシートバック3に凭れても、その荷重がその第1ハーネス51にかかることはない。よって、通常使用時における第1ハーネス51の保護性を向上させることができると共に、側突時における第1ハーネス51の保護性のさらなる向上化を図ることができる。
【0046】
また、上記フューズボックス64と左右両側のサイドエアバッグ制御装置61,61とを接続する電源ライン65及び左側サイドエアバッグ制御装置61とフロントエアバッグ制御装置62とを接続する通信ライン66が自動車の左右方向略中央部に配索されているので、これら電源ライン65及び通信ライン66の断線も確実に防止することができ、しかも、これら電源ライン65及び通信ライン66は互いに束ねられているので、配線を削減することもできる。
【0047】
したがって、上記実施形態では、エアバッグユニット21がシートバック3内のそのシート1に近いサイドドア側つまり左側のサイドサポート部3aに配設され、第1ハーネス51が、エアバッグユニット21からシートバック3内において右側に向けて延びるように配索されているので、自動車の左側部への側突によりシート1の左側部が右側に変形するような場合でも、第1ハーネス51に張力がかかるのを防止することができる。よって、側突時における第1ハーネス51の保護性をより一層向上させることができる。
【0048】
また、エアバッグユニット21が、シートバック3のサイドサポート部3a内に配設され、そのサイドサポート部3a内には比較的大きな空間を形成することができるので、エアバッグユニット21を容易にシート1内に配設することができる。よって、乗員の座り心地性を犠牲にすることなくエアバッグユニット21をシート1内に収容することができる。
【0049】
さらに、シートクッション2の下面前部に、エアバッグユニット21側から延びる第1ハーネス51と左側サイドエアバッグ制御装置61側から延びる第2ハーネス52とを接続するためのカプラー53が設けられているので、予めシート1に組付けられたエアバッグユニット21側から延びる第1ハーネス51とカプラー53とを接続した状態でそのカプラー53をシート1に取付けておき、シート1の自動車への組付時に、制御装置61側から延びる第2ハーネス52をそのカプラー53に接続すればよい。そして、そのカプラー53はシートクッション2の下面前部に設けられているので、第2ハーネス52を簡単にカプラー53に接続することができる。しかも、そのシート1の直ぐ後側のシートに座っている乗員が足を伸ばしたときにその足がカプラー53に触ることはない。よって、通常使用時において第1ハーネス51、第2ハーネス52及びカプラー53の保護性を向上させつつ、シート1や第1及び第2ハーネス51,52の組付性を向上させることができる。
【0050】
尚、上記実施形態では、エアバッグユニット21を前席左側シート1におけるシートバック3の左側サイドサポート部3a内に配設したが、そのシート1におけるシートクッション2の左側サイドサポート部2a内にエアバッグユニット21をそのリアクションカン22の開口が略上方を向くように配設する場合も、本発明を適用することができ、第1ハーネス51をエアバッグユニット21からシートクッション2内における右側に配索して、カプラー53と接続すればよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の車両のサイドエアバッグ装置によると、シートの該シートに近いサイドドア側の側部が車両の左右方向中央側に変形するような側突が生じた場合でも、ハーネスに張力がかかるのを防止することができ、ハーネスの保護性のより一層の向上化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る車両のサイドエアバッグ装置におけるシートを示す斜視図である。
【図2】 シートの左側部を示す側面図である。
【図3】 シートバックの要部を示す一部破断正面図である。
【図4】 図2のIV−IV線断面図である。
【図5】 シートクッションを示す上面図である。
【図6】 エアバッグユニットを示す斜視図である。
【図7】 エアバッグの展開状態を示す側面図である。
【図8】 エアバッグの展開状態を示す正面図である。
【図9】 自動車に搭載されている全エアバッグ装置の配置及び接続関係を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 シート
2 シートクッション
3 シートバック
13 シートバックフレーム
15 パッド
21 エアバッグユニット
24 エアバッグ
30 ブラケットフレーム部材
33 切込溝部
50 ハーネス取付部材
51 第1ハーネス
52 第2ハーネス
53 カプラー
61 サイドエアバッグ制御装置(起爆制御装置)

Claims (14)

  1. シートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びるように配索されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  2. シートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、シートバックから上記シートのシートクッションに入って該シートクッション内において車両前方に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッション下方にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  3. シートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから下方に向けて延びた後、該シートバック内下部において車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びるように配索されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  4. 請求項記載の車両のサイドエアバッグ装置において、
    ハーネスは、シートバック内下部において車両の左右方向に延びるハーネス取付部材に対し、該ハーネス取付部材の上側を車両の左右方向中央側に向けて延びるように取り付けられていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  5. 車両前後方向にスライド可能に構成されたシートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、シートバックから上記シートのシートクッションに入って該シートクッション内において車両前方に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッション下方にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続され、
    上記起爆制御装置側から延びるハーネスは、上記エアバッグユニットから延びるハーネスとの接続部から上記シートクッション下方のフロア内に延びて上記起爆制御装置に接続されるようになっており、
    上記起爆制御装置側から延びるハーネスのフロア内への進入部分は、上記シートの上記スライドによる前後位置が前側位置であるときも後側位置であるときも、シートクッション下方に位置していることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  6. シートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、上記シートのシートクッションにおける車両の左右方向中央側の側部に沿って車両前方に向けて延び、かつ該シートクッション前部においてシートクッションの左右方向中央側に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッションの左右方向中央部にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  7. 車両前後方向にスライド可能に構成されたシートのシートバック内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記シートバック内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて該シートバックにおける車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、上記シートのシートクッションにおける車両の左右方向中央側の側部に沿って車両前方に向けて延び、かつ該シートクッション前部においてシートクッションの左右方向中央側に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッションの左右方向中央部にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続され、
    上記起爆制御装置側から延びるハーネスは、上記エアバッグユニットから延びるハーネスとの接続部から上記シートクッション下方のフロア内に延びて上記起爆制御装置に接続されるようになっており、
    上記起爆制御装置側から延びるハーネスのフロア内への進入部分は、上記シートの上記スライドによる前後位置が前側位置であるときも後側位置であるときも、シートクッション下方に位置していることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  8. シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記エアバッグユニットから上記シートのシートクッション後部における車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、該側部から車両前方に向けて延びるように配索されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  9. シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記エアバッグユニットから上記シートのシートクッション後部における車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、該側部から車両前方に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッション下方にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  10. シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記エアバッグユニットから上記シートのシートクッション後部における車両の左右方向中央側の側部まで延びるように配索されていて、該シートのシートバック内下部において車両の左右方向に延びるハーネス取付部材に対し、該ハーネス取付部材の上側を車両の左右方向中央側に向けて延びるように取り付けられていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  11. シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記エアバッグユニットから上記シートのシートクッション後部における車両の左右方向中央側の側部まで延びた後、該側部からシートクッションにおける車両の左右方向中央側の側部に沿って車両前方に向けて延びるように配索されているとともに、該シートクッション下方にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  12. 車両前後方向にスライド可能に構成されたシート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記シート内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて延びるように配索されているとともに、該シートのシートクッション下方にて上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続され、
    上記起爆制御装置側から延びるハーネスは、上記エアバッグユニットから延びるハーネスとの接続部から上記シートクッション下方のフロア内に延びて上記起爆制御装置に接続されるようになっており、
    上記起爆制御装置側から延びるハーネスのフロア内への進入部分は、上記シートの上記スライドによる前後位置が前側位置であるときも後側位置であるときも、シートクッション下方に位置していることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  13. シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記シート内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて、該シートのシートクッションの下面に取り付けられたカプラーまで延びるように配索されているとともに、該カプラーによって、上記起爆制御装置側から延びるハーネスと接続されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  14. シート内の該シートに近いサイドドア側の側部近傍部のパッドよりも内側に所定の方向に向けて配設されたエアバッグユニットと、
    上記エアバッグユニットに起爆制御装置からの展開信号を伝達するために配索されるハーネスとを備えた車両のサイドエアバッグ装置において、
    上記ハーネスは、上記シート内において上記エアバッグユニットから車両の左右方向中央側に向けて延びるように配索され、
    上記エアバッグユニットは、開口が上記所定の方向を向くように配設されたリアクションカンと、該リアクションカン内の奥側に収容されたインフレータと、リアクションカン内の開口側に収容されたエアバッグとを備え、
    上記パッドのシート内側表面部の上記エアバッグユニットに対応した部位に、切込溝部が形成されており、
    上記切込溝部は、上記リアクションカンの開口が向く方向に対してオフセットした位置に形成されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
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