JP3668027B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents
映像信号処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3668027B2 JP3668027B2 JP36113898A JP36113898A JP3668027B2 JP 3668027 B2 JP3668027 B2 JP 3668027B2 JP 36113898 A JP36113898 A JP 36113898A JP 36113898 A JP36113898 A JP 36113898A JP 3668027 B2 JP3668027 B2 JP 3668027B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video signal
- screen
- circuit
- video
- memory means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Studio Circuits (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の監視用カメラからの映像信号を処理し、時分割多重記録や画面分割表示を行うマルチプレクサ等の映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マルチプレクサは、複数の映像信号を所定期間毎に切り換えて、ビデオテープレコーダにフルサイズで時分割出力する時分割回路と、複数の映像信号を所定期間毎に切り換えて圧縮し、画面分割して一度にモニタに出力する画面分割回路を有している。
【0003】
そして、時分割回路には、画面上に設けられた所定の領域内の映像信号の時間的変化を検出することにより、被写体の動きの有無を検出する画像センサーが設けられ、画面分割回路には、画面上に設けられた所定の領域内の映像信号を抜取り拡大して表示するズーム機能が設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマルチプレクサでは、画像センサーで使用する画面上の領域を設定する回路と、ズーム機能にて拡大表示する画面上の領域を設定する回路を、それぞれ別々に設けていたため、回路規模が大きくなり、よって安価に提供することができなかった。
【0005】
本発明は、映像信号の動きを検出する画像センサーと、映像信号の所定の範囲を抜き取って出力する手段を有する映像信号処理回路の構成を、簡素化することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、複数の映像信号を所定期間毎に切り換えて出力する時分割出力回路と、複数の映像信号を画面分割して出力する画面分割出力回路とを具備する映像信号処理装置において、画面上の任意点における水平位置および垂直位置を記憶するメモリ手段と、前記メモリ手段に記憶された画面上の水平位置および垂直位置を基点として設定される第1の領域内の映像信号の時間変化を検出する検出手段と、前記メモリ手段に記憶された画面上の水平位置および垂直位置を基点として設定される第2の領域内の映像信号を抜き取って出力する出力手段とを具備し、時分割出力回路が動作するときには、前記メモリ手段が映像信号の画面上の第1の任意点を記憶し前記検出手段が前記第1の領域内の時間変化を検出し、画面分割出力回路が動作するときには、前記メモリ手段が映像信号の画面上の第2の任意点を記憶し前記出力手段が前記第2の領域内の映像信号を抜き取って出力する、ことを特徴とする映像信号処理装置を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面に従い、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施例である映像信号処理装置を示した機能ブロック図であり、時分割回路1および画面分割回路2を含んでいる。時分割回路1は、入力映像信号の輝度信号および色信号を時間圧縮して多重し、ビデオテープレコーダに出力する出力端子3を含む。また、画面分割回路2は、複数の入力映像信号をフィールド毎にメモりに記憶し、画面を分割してモニタに出力する出力端子を含む。
【0009】
入力端子5a、5b、5c、5dから入力された複数の映像信号、つまりカメラ6a、6b、6c、6dからの映像信号は、セレクタ7に入力される。セレクタ7はマイクロコンピュータで構成された制御回路8からの切換信号に応じて制御され、所定間隔毎に(例えば1秒毎に)、入力された複数の映像信号の一つを選択的に出力する。そして、選択された映像信号は、AD変換器9によってデジタル変換される。
【0010】
時分割回路1では、AD変換器9によってデジタル変換された映像信号を、フルサイズで第1ビデオRAM10に書き込み、DA変換器11によってアナログ変換し出力端子3より出力される。なお、セレクタ7に入力される複数の映像信号は、互いに非同期であるが、第1ビデオRAM10により同期のずれが吸収される。
【0011】
また、画面分割回路2では、AD変換器9によってデジタル変換された映像信号を、フィルタ回路12にて間引き処理により縦2分の1、横2分の1である4分の1のサイズに縮小ズームする。そして、図2に示すように、4つの映像信号が1つの画面を構成するように第2ビデオRAM13に書き込み、DA変換器14によってアナログ変換し出力端子4より出力される。
【0012】
一方、15は時分割回路1に設けられた画像センサーであり、AD変換器9によってデジタル変換された映像信号のある部分を数フィールド分にわたって演算し、差分をとることにより被写体の動きを検出し、検出結果に応じて出力端子16より警告信号を出力するものである。図3に示すように、画像センサー15が動きを検出する検出領域30は画面上に設けられ、その位置は検出領域開始位置Aの水平位置をメモリ17に、垂直位置をメモリ18に設定することによって任意の位置に設定される。
【0013】
先ず制御回路8は、セレクタ7の選択状況、ずなわちAD変換器9から出力されている映像信号が検出領域30が設けられたものであることを画像センサー15知らせる。AD変換器9から出力されている映像信号が検出領域30が設けられたものであるときにのみ、画像センサー15は動作する。そして、セレクタ7から出力される映像信号から同期分離回路19にて水平同期信号および垂直同期信号を分離し、映像信号の画面上の位置を示す水平カウンタ20と垂直カウンタ21を動作させ、比較回路22は各カウンタの値がメモリ17、18の値とそれぞれの一致するのを検出し、一致したタイミングでパルスを画像センサー15に出力する。画像センサー15では、そのパルスを拠点として、所定範囲、例えば水平5ドット垂直2ラインの範囲で動き検出を行う。
【0014】
画像センサー15は、比較回路22からのパルスを基にAD変換器9の出力より前記所定範囲の映像信号を通過させるゲート15aを有し、ゲート15aを通過した映像信号は、同期分離回路19からの垂直同期信号を入力し、数フィールド毎に切り替わるスイッチ15bを通り、積分回路15c、15dに入力させる。積分回路15c、15dでは、それぞれ前記数フィールド分にわたって映像信号を積算し、比較回路15eにて2つの積算結果を比較し、その差が所定値よりも大きければ動きがあると検出し、出力端子16より警告信号を出力する。
【0015】
また、画面分割回路2には、画像センサーの機能はないが、各画面を分割して出力する際に、画面上に設けられた所定の領域内の映像信号を抜取り拡大して表示するズーム機能が設けられている。通常はフィルタ回路12にて間引き処理により縦2分の1、横2分の1である4分の1のサイズに縮小ズームされるが、図4に示すように4つの映像信号の内の1つ(図4ではカメラ6aからの映像信号)に縦2分の1、横2分のズーム表示領域50が設けられ、該領域内の映像信号をフィルタ回路12にて間引き処理を行うことなく第2ビデオRAM13に書き込むことにより拡大ズーム表示が行われる。ズーム表示領域50の位置は、ズーム表示領域開始位置Bの水平位置をメモリ17に、垂直位置をメモリ18に設定することによって任意の位置に設定される。
【0016】
具体的に説明すると、先ず制御回路8は、セレクタ7の選択状況、ずなわちAD変換器9から出力されている映像信号がズーム表示領域50が設けられたものであることをフィルタ12及び書込制御回路23に知らせる。AD変換器9から出力されている映像信号がズーム表示領域50が設けられたものであるときは、フィルタ12は間引き処理を行わない。そして、制御回路8は入力端子5a、5b、5c、5dの内、いづれか1つにズーム表示領域50を設けるために、セレクタ7からその映像信号が出力される時にのみ該映像信号から同期分離回路19にて水平同期信号および垂直同期信号を分離し、映像信号の画面上の位置を示す水平カウンタ20と垂直カウンタ21を動作させ、比較回路22は各カウンタの値がメモリ17、18の値とそれぞれの一致するのを検出し、一致したタイミングでパルスを書込制御回路23に出力する。書込制御回路23は、第2ビデオRAM13がそのパルスを拠点として特定されるズーム表示領域50内の映像信号を書き込む様制御する。よって、ズーム表示領域50が設定された映像信号は、縦横2倍に拡大ズームされて表示される。
【0017】
なお、本実施例では、フィルタ12の間引き処理を禁止することによりズーム倍率を縦横2倍としたが、フィルタ12の間引き処理及び補間処理の設定により、任意のズーム倍率が設定できるということは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、映像信号の動きを検出する画像センサーと、映像信号の所定の範囲を抜き取って出力する手段とで、水平および垂直位置を記憶したメモリを共用することにより、映像信号処理回路の構成を簡素化することができるので、低コストで映像信号処理回路を提供することができ、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した機能ブロック図である。
【図2】図1に示した本発明の実施例の動作を説明する説明図である。
【図3】図1に示した本発明の実施例の動作を説明する説明図である。
【図4】図1に示した本発明の実施例の動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 時分割回路
2 画面分割回路
7 セレクタ
10 第1ビデオRAM
12 フィルタ
13 第2ビデオRAM
15 画像センサー
17、18 メモリ
19 同期分離回路
20 水平カウンタ
21 垂直カウンタ
22 比較回路
23 書込制御回路
Claims (1)
- 複数の映像信号を所定期間毎に切り換えて出力する時分割出力回路と複数の映像信号を画面分割して出力する画面分割出力回路とを具備する映像信号処理装置において、
画面上の任意点における水平位置および垂直位置を記憶するメモリ手段と、
前記メモリ手段に記憶された画面上の水平位置および垂直位置を基点として設定される第1の領域内の映像信号の時間変化を検出する検出手段と、
前記メモリ手段に記憶された画面上の水平位置および垂直位置を基点として設定される第2の領域内の映像信号を抜き取って出力する出力手段とを具備し、
時分割出力回路が動作するときには、前記メモリ手段が映像信号の画面上の第1の任意点を記憶し前記検出手段が前記第1の領域内の時間変化を検出し、
画面分割出力回路が動作するときには、前記メモリ手段が映像信号の画面上の第2の任意点を記憶し前記出力手段が前記第2の領域内の映像信号を抜き取って出力する、ことを特徴とする映像信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36113898A JP3668027B2 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 映像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36113898A JP3668027B2 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 映像信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000184371A JP2000184371A (ja) | 2000-06-30 |
JP3668027B2 true JP3668027B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=18472354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36113898A Expired - Fee Related JP3668027B2 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 映像信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3668027B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5072103B2 (ja) * | 2008-06-24 | 2012-11-14 | パナソニック株式会社 | 画角制御装置及び画角制御方法 |
-
1998
- 1998-12-18 JP JP36113898A patent/JP3668027B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000184371A (ja) | 2000-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR940013203A (ko) | 나란한 화상 디스플레이를 위한 자동 동기화 스위치 | |
JPH03138595A (ja) | 監視システム | |
JPH0438081A (ja) | ビデオ信号切換装置 | |
JP3668027B2 (ja) | 映像信号処理装置 | |
KR100235249B1 (ko) | 캐릭터 제네레이터를 이용한 화상변화 검출장치및 방법 | |
KR20020037640A (ko) | 복수의 영상을 처리하는 카메라 | |
JPH0636020A (ja) | 撮像監視装置 | |
KR100189055B1 (ko) | 감시 카메라 | |
JP3605862B2 (ja) | テレビジョン受像機 | |
KR100206784B1 (ko) | 영상기기의 수퍼임포즈 장치 및 방법 | |
JP3690628B2 (ja) | パノラマ画像表示装置 | |
JP2942373B2 (ja) | テレビモニタ装置 | |
JPH05191721A (ja) | テレビモニタ装置 | |
JP5102481B2 (ja) | 画像処理システム | |
JPS6390281A (ja) | 監視映像複合表示方法 | |
JPH0514894A (ja) | 画像記録再生装置 | |
JP3743275B2 (ja) | 映像信号処理装置 | |
JPH09284724A (ja) | 監視装置 | |
JP3642094B2 (ja) | 撮像システム及びその制御方法 | |
JPS62299189A (ja) | 映像信号切換装置 | |
KR200254361Y1 (ko) | 경보 수단을 갖는 다중출력 화면분할기 | |
JP2598778B2 (ja) | 内視鏡用テレビ表示装置 | |
JP3774282B2 (ja) | 電子カメラ装置 | |
JPH03106286A (ja) | 多数カメラ同時表示装置 | |
JPH0832875A (ja) | ビデオカメラ用スイッチャ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050407 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |