JP3667949B2 - ボイラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、石油給湯機、石油焚き温水暖房熱源機等のボイラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のボイラは、例えば、特開平6−288652号公報に開示されているように、内胴と外胴との間に液室を形成するとともに、内胴の内側に燃焼室を形成した缶体と、この缶体に設けられ、内胴から外胴の外方へ貫通したバーナ取付筒と、このバーナ取付筒に取り付けられたバーナとを備えており、また、前記内胴には内胴側貫通口が設けられるとともに、この内胴側貫通口には内向きの立ち上がり口縁が形成され、この内向き立ち上がり口縁にバーナ取付筒を内嵌めして、バーナ取付筒の端部と立ち上がり口縁とを溶接にて接合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来構成のボイラにおいては、互いに溶接にて接合される内胴の内向き立ち上がり口縁とバーナ取付筒の端部とが、燃焼室に突出しているため、その突出部がバーナの火炎で焙られて局部過熱され、この局部過熱される突出部近傍の液室で局部沸騰が起き、その沸騰音にて釜鳴りが生じる場合があった。
【0004】
本発明は上述の実情に鑑みてなされたものであり、バーナ取付筒の局部過熱を抑制し、釜鳴りの発生を防止できるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明では、内・外胴間に液室を形成するとともに、内胴の内側に燃焼室を形成した缶体と、この缶体に設けられ、内胴から外胴の外方へ貫通したバーナ取付筒と、このバーナ取付筒に取り付けられたバーナとを備えたボイラにおいて、前記内胴に外向きの立ち上がり口縁を有する内胴側貫通口を設け、この内胴側貫通口の外向き立ち上がり口縁にバーナ取付筒の端部を内嵌めして、そのバーナ取付筒の端部を内胴側貫通口の燃焼室側の周縁に溶接にて接合する構成である。
【0006】
請求項2に記載の本発明では、前記バーナ取付筒の内側に断熱材を付設した構成である。
【0007】
請求項3に記載の本発明では、前記バーナ取付筒の内側及びバーナの先端部の内側にそれぞれ断熱材を付設した構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態例について、図1ないし図5に基づき説明する。図1において、1はボイラ、2はこのボイラ1の外装ケースであり、この外装ケース2内には、固定台3、この固定台3の上に載置固定された缶体4、この缶体4を加熱する石油気化式のバーナ5、循環ポンプ6、リサーブタンク7、定油面器8及び燃料ポンプ9等が収容されている。
【0009】
前記缶体4は、内胴10、外胴11、下板12、上板13及び複数の煙管14、14等から構成され、前記内胴10の内側には燃焼室15が形成されるとともに、内胴10と外胴11との間には熱媒液を貯溜する液室16が形成され、また、前記燃焼室15の底部には耐火材17が配置されている。18は前記缶体4の上部に連結したマフラ、19はマフラ18に設けられた排気管であり、この排気管19は外装ケース2の天面部2Aを貫通して外部に臨ませるとともに、排気トップ20を接続している。そして前記液室16で加熱された熱媒液は、循環ポンプ6の駆動により行き管21、循環ポンプ6及び行き配管22を通って床暖房パネル等の外部放熱器(図示せず)に供給され、そこで熱交換された後、再び液室16に戻される。
【0010】
前記バーナ5は、バーナケース23、バーナケース23内に収容された気化筒24、バーナケース23に連結され、気化筒24の内部及び気化筒24の外周の二次空気室25に燃焼空気を供給するバーナ送風機26、気化筒24よりも前方のバーナケース23内に設けられた二次空気噴出リング27、点火プラグ28及びフレームロッド29等から構成され、前記気化筒24内で気化された気化ガスと燃焼空気との混合ガスは気化筒24に設けられたバーナヘッド30より噴出して燃焼する。23Aは前記バーナケース23の先端部に一体形成された環状の取付フランジ23Aである。
【0011】
前記缶体4には、内胴10から外胴11の外方へ貫通した円筒状のバーナ取付筒31が設けられ、このバーナ取付筒31の外方側端部の外周に装着した環状の固定フランジ32に、前記バーナ5の取付フランジ23Aをボルト33及びナット(図示せず)を介して締着することにより、前記バーナ5をバーナ取付筒31に取り付ける構成としている。
【0012】
次に、缶体4へのバーナ取付筒31の取付構造について説明する。図5に示すように、前記缶体4の内胴10と外胴11の双方に内胴側貫通口34と外胴側貫通口35を対向してそれぞれ設け、これら内胴側貫通口34と外胴側貫通口35には、それぞれ外向きに形成された立ち上がり口縁37、38を設けている。そして、バーナ取付筒31を前記立ち上がり口縁37、38に内嵌めし、図4に示すように、バーナ取付筒31の内方側端部を内胴側貫通口34の燃焼室15側の周縁に溶接にて接合して、その接合部分イを燃焼室15側に突出させないようにしており、また、前記外胴11側の立ち上がり口縁38は、バーナ取付筒31の中間位置の外周に溶接にて接合している。
【0013】
39は前記気化筒24よりも前方のバーナケース23の内側に付設したセラミックスファイバー等にてなる第1の断熱材、40は前記バーナ取付筒31の内側に付設したセラミックスファイバー等にてなる第2の断熱材、41は前記バーナ取付筒31に設けられた前記第1及び第2の断熱材40、41を固定保持するための固定金具である。
【0014】
本実施形態例によれば、内胴10に外向きの立ち上がり口縁37を有する内胴側貫通口34を設け、この内胴側貫通口34の外向きの立ち上がり口縁37にバーナ取付筒31の内方側端部を内嵌めして、そのバーナ取付筒31の内方側端部を内胴側貫通口34の燃焼室15側の周縁に溶接にて接合する構成としたことにより、立ち上がり口縁37やバーナ取付筒31の内方側端部を、燃焼室18に突出させないようにでき、しかも、立ち上がり口縁37やバーナ取付筒31は液室16の熱媒液との接触により冷却されるため、立ち上がり口縁37やバーナ取付筒31の端部が局部過熱されることがなくなり、その結果、局部過熱が原因での沸騰音による釜鳴りを防ぐことができる。
【0015】
また、前記バーナ取付筒31の内側に第2の断熱材40を付設するとともに、気化筒24よりも前方のバーナケース23の内側に第1の断熱材39を付設しているので、バーナ取付筒31やバーナケース23がバーナ5の火炎Fで焙られて高温となるのを防止でき、その結果、バーナ取付筒31が局部過熱されるのを一層抑制できるとともに、バーナケース23が異常高温となるのを防止できる。
【0016】
また、断熱材が第1及び第2の断熱材39、40に2分割されているので、バーナ5の取付作業性も良好となせる。
【0017】
また、バーナ取付筒31に前記第1及び第2の断熱材39、40を固定保持するための固定金具41を設けたことにより、断熱材39、40が燃焼室15側に抜け落ちることもない。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、内・外胴間に液室を形成するとともに、内胴の内側に燃焼室を形成した缶体と、この缶体に設けられ、内胴から外胴の外方へ貫通したバーナ取付筒と、このバーナ取付筒に取り付けられたバーナとを備えたボイラにおいて、前記内胴に外向きの立ち上がり口縁を有する内胴側貫通口を設け、この内胴側貫通口の外向き立ち上がり口縁にバーナ取付筒の端部を内嵌めして、そのバーナ取付筒の端部を内胴側貫通口の燃焼室側の周縁に溶接にて接合する構成としたことにより、バーナ取付筒の端部を燃焼室に突出させないようにできるため、バーナ取付筒の局部過熱を抑制することが可能となり、沸騰音による釜鳴り現象を未然に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示すボイラの構成図である。
【図2】同じく要部の一部切欠正面図である。
【図3】同じく要部の拡大図である。
【図4】同じくバーナ取付筒からバーナ等を外した状態を説明する説明図である。
【図5】同じく缶体にバーナ取付筒を溶接する前の状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
4 缶体
5 バーナ
10 内胴
11 外胴
15 燃焼室
16 液室
31 バーナ取付筒
34 内胴側貫通口
37 立ち上がり口縁
39 第1の断熱材
40 第2の断熱材

Claims (3)

  1. 内・外胴間に液室を形成するとともに、内胴の内側に燃焼室を形成した缶体と、この缶体に設けられ、内胴から外胴の外方へ貫通したバーナ取付筒と、このバーナ取付筒に取り付けられたバーナとを備えたボイラにおいて、前記内胴に外向きの立ち上がり口縁を有する内胴側貫通口を設け、この内胴側貫通口の外向き立ち上がり口縁にバーナ取付筒の端部を内嵌めして、そのバーナ取付筒の端部を内胴側貫通口の燃焼室側の周縁に溶接にて接合する構成としたことを特徴とするボイラ。
  2. 前記バーナ取付筒の内側に断熱材を付設したことを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  3. 前記バーナ取付筒の内側及びバーナの先端部の内側にそれぞれ断熱材を付設したことを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
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