JPH0228361Y2 - - Google Patents

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JPH0228361Y2
JPH0228361Y2 JP1986125154U JP12515486U JPH0228361Y2 JP H0228361 Y2 JPH0228361 Y2 JP H0228361Y2 JP 1986125154 U JP1986125154 U JP 1986125154U JP 12515486 U JP12515486 U JP 12515486U JP H0228361 Y2 JPH0228361 Y2 JP H0228361Y2
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JP
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heat exchanger
combustion
combustion tube
fins
circumferential surface
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JP1986125154U
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JPS6332258U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は熱交換器を備えた燃焼式ヒータに関す
る。
(従来技術及びその問題点) 一般に、車両の車室内を暖房する手段として、
エンジン冷却水の熱を利用した温水式ヒータが使
用される。ところが、温水式ヒータによる暖房
は、特に寒冷地等におけるエンジン始動時にエン
ジン温度が低いので熱量が不足し、車室内が所望
の温度になるのに時間がかかるきらいがある。こ
のため燃焼式ヒータが使用されている(実公昭37
−32938号)。
ところで、熱交換器を備えた燃焼式ヒータが車
両等に搭載された場合、車両の走行等に伴う振動
によつて燃焼管の外周面と熱交換器本体の内周面
のフインとが互いに衝打することにより打音を発
生し、さらには該衝打によつてフイン等が破損す
るという不具合があつた。かかる不具合を防止す
るために、従来の燃焼式ヒータは、燃焼管の外周
面と熱交換器本体の内周面のフインとの間隔を必
要以上に広くしたり、また、燃焼管を燃焼器側に
必要以上に強固に取り付けていた。このため、燃
焼管と熱交換器本体との間の燃焼ガス通過断面積
が大きくなつて、熱交換器の熱交換効率が低下し
てしまつたり、これらの部材の肉厚が厚く重量が
嵩む等の不具合があつた。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、振
動により燃焼管の外周面と熱交換器本体の内周面
のフインとが互いに衝打することによる打音の発
生を防止すると共に熱交換器の熱交換効率の向
上、及び生産性の向上を図つた燃焼式ヒータを提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため本考案においては、
筒状部材の内外周面に複数のフインを夫々設けて
なる熱交換器本体内に燃焼管を収容してなる熱交
換器を備えた燃焼式ヒータにおいて、前記燃焼管
の周壁の一部に膨出部を設け、該膨出部と前記熱
交換器本体の内周面のフイン先端面とを互いに接
触させたことを特徴とするものである。
(作用) 熱交換器本体の内周面のフイン先端面と燃焼管
の外周面の膨出部とを互いに接触させたので、車
両運転時の振動によつて打音が発生することがな
いことに加え、熱交換器の組立て時、熱交換器本
体及び燃焼管の寸法精度をあまり高くせずとも後
者の前者への嵌入がスムーズに行われるので生産
性の向上が図れる一方、熱交換器本体と燃焼管と
の間の燃焼ガス通過断面積が小さくなり熱交換効
率の向上が図れる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳
述する。
まず、第1図及び第2図を基に本考案の一実施
例を説明する。第1図は本考案の燃焼式ヒータの
構成説明図で、同図中1は燃焼器を示し、該燃焼
器1は燃焼ポンプ3を介装した管路4を介して図
示しない燃料タンクと接続され、燃料タンクから
送られる燃料を気化する気化プラグ5、該気化し
た燃料に着火する着火プラグ6、及びその着火状
態を検知する着火センサ7をそれぞれ備えてい
る。前記燃焼器1は気化燃料を空気供給口14か
ら供給される空気と混合して燃焼させ、高温の燃
焼ガスを熱交換器2へ送る。該熱交換器2は一端
開口の円筒状部材(筒状部材)8の内外周面に複
数のフインを夫々設けてなる熱交換器本体9と、
該熱交換器本体9内に収容された燃焼管10とか
らなる。この熱交換器本体9はアルミニユーム等
の材料で構成され、前記円筒状部材8には第2図
に示すようにその外周面に周方向に等間隔を存し
て軸方向に所定長さに亘る放射方向の複数のフイ
ン8aが突設され、該円筒状部材8の内周面には
周方向に等間隔を存して軸方向に所定長さに亘る
放射方向の長いフイン8bと短いフイン8cとが
交互に複数設けられている。また、この円筒状部
材8の外端面8dにはフイン8eが設けられてい
る。尚、前記フイン8aの表面は、前記熱交換器
本体9の表面積を大きくするため、ローレツト加
工が施されている。
前記燃焼管10は円筒形状をなし、これの外周
面と前記熱交換器本体9の内周面に設けられた長
いフイン8bの先端面とを互いに接触させた状態
で燃焼管10は熱交換器本体9内に収容されてい
る。
そして、前記燃焼器1から送られる燃焼ガス
は、燃焼管10内を第1図中左方から右方へ通過
し、円筒状部材8の内端面8fに当り、該内端面
8fで反転し、円筒状部材8の内周面の複数の長
いフイン8b同士の間を図中右方から左方へ通過
し、円筒状部材8の所定箇所に突設された排出口
8gから排出されるようになつている。この結
果、熱交換器本体9は内部から加熱される。
また、熱交換器本体9はケース11内に収納さ
れている。車室内又は車室外の空気は前記ケース
11の一端側の所定箇所に設けられた吸気口11
aからブロア12によつて該ケース11内へ送ら
れ、熱交換器本体9の外周面の複数のフイン8a
相互間を例えば図中左方から右方へ通過し、ケー
ス11の他端側の所定箇所に設けられた排気口1
1bから車室内へ送られるようになつている。こ
の結果、車室内が暖房される。
前記熱交換器2の温度を検出する温度センサ1
3は、熱交換器2に直接取り付けられている。
温度センサ13からの検出信号、着火センサ7
からの検出信号及びヒータスイツチ21からのス
イツチ信号は第1図に示すようにコントロールユ
ニツト20に入力される。コントロールユニツト
20は各入力信号に基づいて燃料ポンプ3、気化
プラグ5、着火プラグ6、ブロア12及び熱交換
器加熱状態表示用警報器22へこれらに対する制
御信号を出力する。
上述のように構成された燃焼式ヒータは、熱交
換器本体9の内周面の長いフイン8bの先端面と
燃焼管の外周面とを互いに接触させたから、振動
により打音を発生せず、従つてこれらの部材の薄
肉化、従つて軽量化を図ることができ、また、熱
交換器本体9と燃焼管10との間の燃焼ガス通過
断面積が小さくなるため、熱交換器2の熱交換効
率を向上させると共に小型化することが出来る。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、前
記燃焼管10の周壁の外周面に周方向に略120度
の等間隔を存して軸方向に所定長さに亘つて膨出
した凸部(膨出部)10aが設けられ、該凸部1
0aと前記熱交換器本体9の内周面に設けられた
長いフイン8bの先端面とを互いに接触させた状
態で燃焼管10は熱交換器本体9内に収容されて
いる。従つて、本実施例では上述の一実施例の効
果に加えて、燃焼管10は、その凸部10aのみ
がフイン8bの先端面と接触しているので、熱交
換器の組立て時、熱交換器本体9に燃焼管10を
スムーズに嵌入することができ、これら部材の寸
法精度をあまり高くする必要がなく、従つて燃焼
式ヒータの生産性が向上する。
(考案の効果) 以上詳述したように本考案の燃焼式ヒータは筒
状部材の内外周面に複数のフインを夫々設けてな
る熱交換器本体内に燃焼管を収容してなる熱交換
器を備えた燃焼式ヒータにおいて、前記燃焼管の
周壁の一部に膨出部を設け、該膨出部と前記熱交
換器本体の内周面のフイン先端面とを互いに接触
させたことを特徴とするものである。
従つて、車両の走行等により振動が発生して
も、熱交換器本体の内周面のフイン先端面と燃焼
管の外周面とを互いに接触させたので打音を発生
することがなく、且つこれら部材が衝打によつて
破損することがなく、これら部材の薄肉化、従つ
て軽量化を図ることができる。また、前記打音を
発生させないようにするため、前記熱交換器本体
の内周面のフイン先端面と前記燃焼管の外周面と
の間に広い間隙を設ける必要がないから、この間
の燃焼ガス通過断面積を小さくすることができ熱
交換器の熱交換効率を向上させることができ、も
つて燃焼式ヒータの小型化が可能である。さら
に、燃焼管の外周面の膨出部のみがフインの先端
面と接触しているので、熱交換器の組立て時、熱
交換器本体に燃焼管をスムーズに嵌入することが
でき、これら部材の寸法精度をあまり高くする必
要がなく、従つて燃焼式ヒータに生産性の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す燃焼式ヒータ
の構成説明図、第2図は同要部断面図、第3図は
本考案の他の実施例を示す要部断面図である。 2…熱交換器、8…円筒状部材(筒状部材)、
8a,8b,8c…フイン、9…熱交換器本体、
10…燃焼管、10a…凸部(膨出部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状部材の内外周面に複数のフインを夫々設け
    てなる熱交換器本体内に燃焼管を収容してなる熱
    交換器を備えた燃焼式ヒータにおいて、前記燃焼
    管の周壁の一部に膨出部を設け、該膨出部と前記
    熱交換器本体の内周面のフイン先端面とを互いに
    接触させたことを特徴とするものである。
JP1986125154U 1986-08-14 1986-08-14 Expired JPH0228361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986125154U JPH0228361Y2 (ja) 1986-08-14 1986-08-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986125154U JPH0228361Y2 (ja) 1986-08-14 1986-08-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6332258U JPS6332258U (ja) 1988-03-02
JPH0228361Y2 true JPH0228361Y2 (ja) 1990-07-30

Family

ID=31017812

Family Applications (1)

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JP1986125154U Expired JPH0228361Y2 (ja) 1986-08-14 1986-08-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS542435U (ja) * 1977-06-09 1979-01-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS542435U (ja) * 1977-06-09 1979-01-09

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JPS6332258U (ja) 1988-03-02

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