JP3667555B2 - 電池ホルダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲームソフトや事務機器など各種電子機器のメモリーバックアップ用として使用される電池ホルダーの構造に関し、特に扁平型電池の収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電池ホルダー、例えば扁平型電池の電池ホルダー構造としては、特開平10−154493号がある。この従来の扁平型電池の電池ホルダー構造を図10乃至図12に示す。図10は電池ホルダーを示す斜視図、図11は電池ホルダーを示す平面図、図12は電池ホルダーに扁平型電池を収納した状態を示す断面図である。
【0003】
図において、ケース11は合成樹脂などの成形材からなり、上下が開口された略円筒状に形成されている。このケース11には、扁平型電池12の周面12aに対応する周部11aが設けられ、上面には前記扁平型電池12を挿脱自在に挿入可能な開口部11bが形成されている。また、前記ケース11の周部11aには、前記開口部11bからの前記扁平型電池12の離脱を阻止する阻止部11cが設けられており、前記周部11aの対向する両端部からは後述する第1、および第2の端子部が保持される保持部11d、11eが突出されて形成されたものとなっている。
【0004】
第1、および第2の端子部13、14は、ステンレス鋼板などのばね性のある金属板から形成され、表面にニッケルメッキが施されている。前記第1の端子部13には、前記ケース11の周部11a内に配設され、前記扁平型電池12の周面12a(正極面)に接触する一対からなる第1の接点部13aが設けられており、また、前記第2の端子部14には、前記ケース11の周部11a下面側に配設され、前記扁平型電池12の下面12b(負極面)に接触する第2の接点部14aが設けられている。また、前記第1、および第2の端子部13、14の他端側は、前記ケース1の保持部11d、11eから外方へ突出されて、プリント基板15の導電パターン(図示せず)に接続されるものとなっている。
【0005】
次に、前記電池ホルダーへ前記扁平型電池12を収納するには、前記プリント基板15上に前記電池ホルダーを実装し、前記第1、および第2の端子部13、14を前記導電パターン(図示せず)に半田付けした後、前記扁平型電池12を前記ケース11の開口部11bから挿入する。この時、前記扁平型電池12は、その上面が前記周部11aに設けられた阻止部11cにより係止され、下面12b(負極面)が前記周部11a下面側に配設された前記第2の接点部14aと当接されることで保持され、前記扁平型電池12の周面12a(正極面)は、一対の前記第1の接点部13aと接触することで、前記ケース11内に収納されるものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の扁平型電池の電池ホルダーの構造においては、ケース11の周部11a上面には、扁平型電池12を挿脱自在に挿入可能な開口部11bが設けられ、周部11a内に、扁平型電池12の周面12aに接触する一対からなる第1の接点部13aが配設されており、開口部11bから扁平型電池12を挿入する際、厚さ方向に挿入するため、傾きやすく、曲がって収納されてしまうという問題があった。
【0007】
また、扁平型電池12が電池ホルダーに収納される際、下面は第2の接点部14aと当接されるが、扁平型電池12の周面12aが、第1の接点部13aと接触する構成となっているため、第1の接点部13aと第2の接点部14aの弾圧方向が、各々直交する方向に作用することから上下、左右方向に動き易く、このため接触が不安定となってしまうという問題があった。
【0008】
また、ケース11の周部11aの上面が、扁平型電池12を挿入する開口部11bとなって解放されており、開口部11bからの扁平型電池12の離脱を阻止するための阻止部11cは、この開口部11bに爪状に一体的に形成されていることから弾性に乏しく、また、成形材で形成されているため破損し易く、このために扁平型電池12が電池ホルダーから脱落してしまうという問題があった。
【0009】
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、電池ホルダーに扁平型電池を挿入する場合に、傾くことなく確実に収納できると共に、挿入後の扁平型電池の電極への安定した接触が得られ、扁平型電池を収納した後の不用意な脱落を防止することができる、扁平型電池の電池ホルダーの構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では第1の手段として、扁平型電池の収納部を有するケースと、このケースの前記収納部に配設された第1の接点部を有する第1の電極板と、前記ケースに取り付けられた第2の接点部を有する第2の電極板とを備え、前記第2の電極板は、前記ケースに取り付けられた基部と、この基部から延設され、第2の接点部が設けられた翼部とを有し、前記基部と翼部とが、前記ケースの前記収納部を覆うように前記ケースに装着されると共に、前記第1と第2の電極板間に収納された前記扁平型電池が、前記第1の接点部と第2の接点部とに接触して挟持されていることを特徴とする。
【0011】
また、第2の手段として、前記第2の電極板は、前記ケースの両側部に設けられた係止突部に係合される係止孔を有する基部と、この基部に設けられた幅広の平面部と、この平面部から延設され、前記第1の電極板側へ向けて先端側が傾斜された前記翼部と、この翼部の先端に設けられた前記第2の接点部とからなり、前記扁平型電池が、前記翼部のばね性により、前記第1の電極板側へ付勢されていることを特徴とする。
【0012】
また、第3の手段として、前記第1、および第2の接点部は、互いに対向する側へ突出して形成された突起で構成されていることを特徴とする。
【0013】
また、第4の手段として、前記第1の接点部の突起の近傍には、対向した一対の切り溝が形成され、かつ、前記ケースの前記収納部には前記第1の接点部の撓みを許容する逃げ部が形成されていることを特徴とする。
【0014】
また、第5の手段として、前記第2の電極板の前記翼部には、この翼部とは直交して前記収納部の方向に屈曲されたストッパー片が形成されていることを特徴とする。
【0015】
また、第6の手段として、前記第2の電極板の前記翼部は、前記基部に設けられた幅広の前記平面部の両側から延設して一対形成されており、この一対の翼部の先端に設けられた一対の前記第2の接点部と、前記第1の接点部との間に前記扁平型電池が挟持されていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の1実施例を図1乃至図9に示す。図1は本発明の電池ホルダーを示す平面図、図2は同じく側面図、図3は同じく下面図、図4は同じく底面図、図5は本発明のケースと第1の電極板の配設状態を示す平面図、図6は本発明の電池ホルダーに扁平型電池を挿入する場合の初期状態図、図7は同じく挿入途中の状態図、図8は同じく挿入完了時の状態図、図9は同じく挿入途中の扁平型電池と第1の電極板との相関図である。
【0017】
図において、ケース1は、合成樹脂などの絶縁材で略平板状に形成されており、その中央には扁平型電池2が収納される収納部1aが形成されている。この収納部1a底面の中央部には、後述する第1の電極板の第1の接点部が配設され、取り付けられる取付孔1bが設けられ、この取付孔1bの中央部は前記第1の接点部が撓んだ場合の逃げ部1cを形成している。また、前記収納部1aの一側部には、前記第1の電極板の第1の端子部が配設され、この第1の端子部が前記ケース1の外部へと導出される切り欠き部1dが形成されている。
【0018】
また、前記収納部1aの前記切り欠き部1dと、前記取付孔1bを挟んで対向する他の一側部には、前記扁平型電池2の挿入部1eが設けられ、この挿入部1eには、前記扁平型電池2を挿入する場合に挿入を案内して挿入し易くするための傾斜面部1fが形成されたものとなっている。また、前記挿入部1eには前記傾斜面部1fに連続して、さらに突出部1gが形成されており、この突出部1gは、前記挿入部1eから挿入される前記扁平型電池2の初期挿入時に、前記扁平型電池2の先端が前記第1の接点部にぶつからないようにするため、前記第1の電極板の前記第1の接点部の取付高さよりも上方に突出させて形成されたものとなっている。
【0019】
また、前記ケース1の前記挿入部1eとの反対側には、前記切り欠き部1dを挟んで対向する一対の壁部1hが形成されており、この壁部1hに、前記挿入部1eから挿入された前記扁平型電池2が当接し、前記ケース1の収納部1aに収納保持されるものとなっている。また、前記ケース1の両側部には、後述する第2の電極板が係止される係止突部1iが形成されている。
【0020】
第1の電極板3は、ステンレス鋼板などのばね性のある金属板から形成され、必要に応じて表面にニッケルなどのメッキ処理が施されている。この第1の電極板3は、その中央に突出した突起からなる第1の接点部3aが形成され、この第1の接点部3aの両側には一対の細長い切り溝3bが設けられている。この切り溝3bが設けられたことにより、前記第1の接点部3aは上下方向に撓むことが可能となっている。また、この切り溝3bの外側には一対の取付腕部3cが設けられ、この取付腕部3cが、前記ケース1に設けられた取付孔1bに係止されることによって前記第1の電極板3が前記ケース1に取り付けられるものとなっている。
【0021】
また、前記第1の電極板3の一端部には、前記第1の接点部3aから延設された第1の端子部3dが形成されており、この第1の端子部3dは、前記ケース1に設けられた切り欠き部1dに配設され、その先端部が前記ケース1の外部へ導出されたものとなっている。また、前記第1の端子部3dの先端部は、その途中において、前記ケース1の前記収納部1aの形成側と反対側へ延出されると共に、前記ケース1の下面側へ折り曲げられており、前記ケース1の外形より外側へ突出しないように形成されている。
【0022】
第2の電極板4は、同じくステンレス鋼板などのばね性のある金属板から形成され、必要に応じて表面にニッケルなどのメッキ処理が施されている。この第2の電極板4は、平面視、略六角形をしており、その内の1つで、対向する2つの辺部には、前記ケース1の両側部に設けられた前記係止突部1iに係合される、折り曲げ部に係止孔4aを有する基部4bが形成されている。この基部4bの平面上には、幅広の平面部4cが設けられ、この平面部4cの両側からは、前記第1の電極板3側へ向けて先端側が傾斜された翼部4dが延設して一対形成されている。また、この翼部4dの先端には、突出された突起からなる第2の接点部4eが各々設けられている。また、前記基部4bの折り曲げ部の先端側には、さらに前記ケース1の下面側へ折り曲げられ、前記ケース1の外形より外側へ突出しないように設けられた、第2の端子部4fが形成されており、その折り曲げられた面と前記第1の端子部3dの先端部とは同一平面となるように各々形成されている。
【0023】
また、前記第2の電極板4の前記翼部4dの一方には、この翼部4dとは直交して前記ケース1の前記収納部1aの方向に屈曲された一対のストッパー片4gが形成されており、このストッパー片4gが形成された前記翼部4dは、前記ケース1に設けられた前記扁平型電池2の挿入部1eに対応して、同じ側に位置するように前記ケース1に取り付けられるものとなっている。
【0024】
次に、上述した本発明の電池ホルダーへ前記扁平型電池2を収納するには、図示しないプリント基板上に前記電池ホルダーを実装し、前記第1、および第2の端子部3d、4fの導出部分を、図示しない導電パターンにリフローなどの方法で半田付けをする。この場合、前記第1、および第2の端子部3d、4fの導出部分が前記ケース1の外形より内側に形成されていることから、前記電池ホルダーの小型化が可能で、前記プリント基板の導電パターンの設計に自由度が広がり、実装密度が向上される。
【0025】
次に、前記扁平型電池2を前記ケース1の挿入部1eから挿入する。この時、前記扁平型電池2は、その先端部が前記ケース1の挿入部1eに設けられた傾斜面部1fによって案内され、スムーズに挿入されることとなる。また、前記傾斜面部1fに連続してさらに突出部1gが形成されていることから、この突出部1gにより前記扁平型電池2の先端部が持ち上げられて、前記挿入部1eから挿入される前記扁平型電池2の先端の正極面2aと負極面2bとの接合面の近傍が、同時に前記第1の接点部3aにぶつからないようになっている。
更に、前記第2の電極板4には、ばね性を有する一対の翼部4dが形成されており、この一対の翼部4dの一方が、前記突出部1gを挟んで位置する前記第1の接点部3aとは反対側の前記扁平型電池2の正極面2aの上面を付勢することにより、前記挿入部1eから挿入される前記扁平型電池2の先端の正極面2aと負極面2bとの接合面の近傍が、同時に前記第1の接点部3aにぶつからないようにしている。
【0026】
次に、前記扁平型電池2が前記ケース1の挿入部1e内に挿入されると、前記扁平型電池2は、前記ケース1の挿入部1eの反対側に設けられた一対の前記壁部1hに当接され、それ以上の挿入ができなくなり、また、前記挿入部1e側の前記第2の電極板4の一対の翼部4dの一方に設けられた一対のストッパー片4gによって、前記扁平型電池2の挿入後の飛び出しも阻止される。この状態で、前記扁平型電池2は、前記第1の電極板3の第1の接点部3aと第2の電極板4の第2の接点部4eとの間に挟持されるものとなり、前記ケース1内に収納されるものとなる。
【0027】
上述した、本発明の電池ホルダーの構成においては、前記ケース1の前記扁平型電池2の挿入部1eを一側部に形成し、この挿入部1eに、前記扁平型電池2の挿入を案内する傾斜面部1fを設けたので、スムーズな挿入が可能となる。また、前記傾斜面部1fに連続して突出部1gを設けたことから、この突出部1gにより前記扁平型電池2の先端部が持ち上げられて、前記挿入部1eから挿入される前記扁平型電池2の先端の正極面2aと負極面2bとの整合面の近傍が同時に前記第1の接点部3aにぶつかることがないため、前記扁平型電池2の挿入途中に各電極間がショートするという弊害を未然に防止できる。
【0028】
また、前記第1、および第2の端子部3d、4fの先端部を、前記ケース1の外形より内側に位置するように折り曲げて形成したことから、前記ケース1の小型化が可能となりプリント基板上への実装密度が向上される。また、前記第2の電極板4に前記平面部4cを形成し、前記ケース1の前記収納部1aを覆うように前記ケース1上に装着したことから、前記ケース1の前記収納部1a上を覆うカバーなどの別部品の使用を不要とし、小型化、薄型化が可能となり、自動機による自動装着も可能となる。
【0029】
また、前記扁平型電池2を前記第1の電極板3の第1の接点部3aと、前記第2の電極板4の一対の翼部4dに形成した第2の接点部4e間の上下の3箇所で、ばね性をもたせて挟持して収納する構成としたことから、押圧保持力が増し、前記第1、第2の電極板3、4と前記扁平型電池2との安定した接触が得られ、前記扁平型電池2の収納後の不用意な脱落を防止できる。
【0030】
尚、上述した本発明の実施例においては、前記第2の電極板4に設けた翼部4dを一対とし、この各々の先端に突出した突起からなる前記第2の接点部4eを形成したが、本発明はこれに限るものではなく、前記翼部4dは1個でもよく、この場合には前記第2の接点部4eも1個設ければよい。
また、前記扁平型電池2を前記ケース1の収納部1aに収納保持するための当接部として、前記ケース1に一対の壁部1hを設けたが、これに限らず、当接部は前記第2の電極板4の翼部4dに設けても良く、この場合には前記扁平型電池2の挿入部1e側に設けられた一対のストッパー片4gと同じものを、これとは対向する位置にさらに一対設ければよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電池ホルダーは、第2の電極板はケースに取り付けられた基部と、この基部から延設され、第2の接点部が設けられた翼部とを有し、基部と翼部とが、ケースの収納部を覆うようにケースに装着されると共に、第1と第2の電極板間に収納された扁平型電池が、第1の接点部と第2の接点部とに接触して挟持されていることから、扁平型電池は第1の電極板と第2の電極板との間に上下方向から挟み込まれて保持されているため、ケースの収納部に確実に保持され、収納後の不用意な脱落を防止できる。
【0032】
また、第2の電極板は、第1の電極板側へ向けて先端側が傾斜された翼部と、この翼部の先端に設けられた第2の接点部とを備え、扁平型電池が、翼部のばね性により、第1の電極板側へ付勢されていることから、第1の接点部と第2の接点部の弾圧方向が、各々対向する方向に作用するため、扁平型電池との安定した接触が得られる。
【0033】
また、第1、および第2の接点部は、互いに対向する側へ突出して形成された突起で構成されているため、扁平型電池との接触が確実となり、接触の安定性が向上する。
【0034】
また、第1の接点部の突起の近傍には、対向した一対の切り溝が形成され、かつ、ケースの収納部には第1の接点部の撓みを許容する逃げ部が形成されているため、簡易な構造で第1の電極板のばね性が向上され、押圧保持力が向上する。
【0035】
また、第2の電極板の翼部には、この翼部とは直交して収納部の方向に屈曲されたストッパー片が形成されているため、前記扁平型電池の収納後の不用意な脱落を防止できる。
【0036】
また、第2の電極板の翼部は、基部から延設して一対形成されており、この一対の翼部の先端に設けられた一対の第2の接点部と、第1の接点部との間に扁平型電池が挟持されていることから、扁平型電池は上下の3箇所で、ばね性をもたせて挟持して収納する構成となっているため、第1、および第2の接点部間に確実に保持されると共に、安定した接触が得られ、扁平型電池の収納後の不用意な脱落をも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である電池ホルダーを示す平面図である。
【図2】本発明の1実施例である電池ホルダーを示す側面図である。
【図3】本発明の1実施例である電池ホルダーを示す下面図である。
【図4】本発明の1実施例である電池ホルダーを示す底面図である。
【図5】本発明の1実施例であるケースと第1の電極板の配設状態を示す平面図である。
【図6】本発明の1実施例である電池ホルダーに扁平型電池を挿入する場合を示す初期状態図である。
【図7】本発明の1実施例である電池ホルダーに扁平型電池を挿入する場合の挿入途中を示す状態図である。
【図8】本発明の1実施例である電池ホルダーに扁平型電池を挿入する場合の挿入完了時を示す状態図である。
【図9】本発明の1実施例である電池ホルダーに扁平型電池を挿入する場合の挿入途中の扁平型電池と第1の電極板との関係を示す相関図である。
【図10】従来の電池ホルダーを示す斜視図である。
【図11】従来の電池ホルダーを示す平面図である。
【図12】従来の電池ホルダーに扁平型電池を収納した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケース
1a 収納部
1b 取付孔
1c 逃げ部
1d 切り欠き部
1e 挿入部
1f 傾斜面部
1g 突出部
1h 壁部
1i 係止突部
2 扁平型電池
2a 正極面
2b 負極面
3 第1の電極板
3a 第1の接点部
3b 切り溝
3c 取付腕部
3d 第1の端子部
4 第2の電極板
4a 係止孔
4b 基部
4c 平面部
4d 翼部
4e 第2の接点部
4f 第2の端子部
4g ストッパー片
Claims (6)
- 扁平型電池の収納部を有するケースと、このケースの前記収納部に配設された第1の接点部を有する第1の電極板と、前記ケースに取り付けられた第2の接点部を有する第2の電極板とを備え、前記第2の電極板は、前記ケースに取り付けられた基部と、この基部から延設され、第2の接点部が設けられた翼部とを有し、前記基部と翼部とが、前記ケースの前記収納部を覆うように前記ケースに装着されると共に、前記第1と第2の電極板間に収納された前記扁平型電池が、前記第1の接点部と第2の接点部とに接触して挟持されていることを特徴とする電池ホルダー。
- 前記第2の電極板は、前記ケースの両側部に設けられた係止突部に係合される係止孔を有する基部と、この基部に設けられた幅広の平面部と、この平面部から延設され、前記第1の電極板側へ向けて先端側が傾斜された前記翼部と、この翼部の先端に設けられた前記第2の接点部とからなり、前記扁平型電池が、前記翼部のばね性により、前記第1の電極板側へ付勢されていることを特徴とする請求項1記載の電池ホルダー。
- 前記第1、および第2の接点部は、互いに対向する側へ突出して形成された突起で構成されていることを特徴とする請求項1、または2記載の電池ホルダー。
- 前記第1の接点部の突起の近傍には、対向した一対の切り溝が形成され、かつ、前記ケースの前記収納部には前記第1の接点部の撓みを許容する逃げ部が形成されていることを特徴とする請求項1、または2、または3記載の電池ホルダー。
- 前記第2の電極板の前記翼部には、この翼部とは直交して前記収納部の方向に屈曲されたストッパー片が形成されていることを特徴とする請求項1、または2、または3、または4記載の電池ホルダー。
- 前記第2の電極板の前記翼部は、前記基部に設けられた幅広の前記平面部の両側から延設して一対形成されており、この一対の翼部の先端に設けられた一対の前記第2の接点部と、前記第1の接点部との間に前記扁平型電池が挟持されていることを特徴とする請求項1、または2、または3、または4、または5記載の電池ホルダー。
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